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「くふうしよう!かしこい生活」

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Academic year: 2021

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第5学年家庭科学習指導案

指導者 1 単元名 「くふうしよう!かしこい生活」 2 指導観 ○児童観 本学級の児童は、家庭科の学習を楽しみにしており、特に裁縫や調理等の実習には進んで取 り組み、家庭で実践した子どもも多い。また、「見つめよう!家庭生活」の学習を通して、家庭 の中には、衣・食・住にかかわる多くの仕事があることに気づき、家族の一員としての自分が 果たしていくべき役割にも気づいている。さらに、生活の振り返りからは、自分は家族にして 世話をもらうことの方が多いことにも気づいている。そして、家庭生活をよりよくするには主 体的に家庭生活にかかわり、家族で協力することが大切であると考えるようになってきている。 しかし、実際の生活では身の回りの整理や日常的なお手伝いすらできていない児童が多く、 自分の部屋や机・持ち物の使い方を工夫したり整理している児童はわずかである。また、金銭 の使い方においても、必要だから買うのではなくほしいから買うという意識で、持ち物の種類 も数も多く、大きな筆箱に普段あまり使わない筆記用具などを入れて持ち歩いている児童もい る。また、落とし物をしてもあまり気にせず、物を大切に使おうとする意識も薄い。 ○単元観 ○方法観 児童を取り巻く社会は、高品質の商品が 本単元の指導では、実践的・体験的な活動 豊富で、欲しいものを容易に購入できる恵 を重視し、日常生活をよりよく改善しようと まれた状況にある。この生活状況を振り返 する態度を育てたい。そこで自分の持ち物を らせ、物の有効な使い方を考えたり無駄の 整理し、必要な物とそうでない物に分ける活 ない消費生活を工夫したりすることの大切 動から、必要な物を整頓し快適な生活するた さに気づかせ、賢い消費者・生活者を目指 めの掃除の工夫をさせる。次に整理して出て した実践意欲を高めることが必要である。 きた不用品の再利用を工夫するとともに、活 本単元では、自分の身の回りの物を見直 用できない物の適切な処理方法を学習する。 す活動を契機として、学習課題を見つけさ これらの学習を通して、買い方に問題がなか せるため整理・整頓と掃除に取組ませる。 ったかを考え、賢い買い方を考えさせる。 まず、自分の持ち物を本当に必要な物とそ 「つかむ」段階では、自分が毎日使っている うでないものに整理させる。次に持ち物の 物を充分に活用できているか調べ、問題点を 種類と量の多さに気づかせ必要な物を使い 挙げさせる。その中で、不必要な物やゴミと やすい状態に整頓させる。さらに整理した して処理しなければならないものが多いこと 際に出てきた不要品の活用を工夫し、活用 に気づかせ、自分の生活をより快適にするた できない物の処理について考えさせる。こ めの方策を考えさせ、課題をつかませる。 の2つの活動をもとに品物の買い方に目を 次に「深める」段階では、 整頓の方法や汚 向けさせ、買い物の仕方を学習する。 れに応じた掃除の仕方、さらにごみ処理の仕 児童は本単元を通して自分の消費生活を 方やゴミの減らし方について考えさせる。 見直し、よりよい消費生活を実践しようと 「表す」段階では、考えたことを家庭での する意識が高まると考えられる。さらに整 実 践 に 反 映 さ せ る 。 ま た 、「 い か す 」 段 階 で 理・整頓、ゴミ処理、買い物等、一連の活 食料品・文房具・衣料品などの買い物シミュ 動を経験することで、資源や環境の問題を レーションを行い、計画的な物の使い方や買 自分の生活と関連づけて考えることができ い方を理解させる。これらの活動を通して消 るようになる。また自らできることを発見 費生活に目を向けさせ、よりよい消費生活を し実践することが日常生活や社会生活の改 実践できるようにするとともに、健全な金銭 善に繋がることを実感させることができる。 感覚と賢い消費者意識を養っていきたい。

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3 金融教育の視点 本題材では、自分の消費生活に目を向けさせ、健全な金銭感覚を養うとともに、よりよい消費 生活が実践できる児童を育てることができる。特に買い物シミュレーションの学習においては、 金銭の価値をしっかりとらえさせたうえで、模擬の買い物を行わせる。これによって必要感・適 正価格・品質・家族の好みなどを考慮できる賢い消費者としての意識を育てる。そして、物とお 金の関係を意識し、金銭や物の計画的で有効な使い方について意識を高めることができる。 4 目標 ○ 身の回りの整理・整頓を通して、物の使い方や買い方に関心を持つ。 ○ 身の回りを快適に整えたり、地域・環境に配慮した生活の仕方を工夫したりする。 ○ 身の回りの整理・整頓や掃除ができる。また、計画的な物の使い方や買い方ができる。 ○ 整理・整頓、掃除の手順、不要品の活用の方法や適切なごみの始末の仕方、計画的な物の使 い方や買い方を理解する。 5 単元の評価規準 関心・意欲・態度 生活を創意工夫する能力 生活の技能 家庭生活についての 知識・理解 ・ 住 ま い 方 に 関 心 ・ 整 理 ・ 整 頓 や 掃 除 の ・身の回りの整理・整 ・ 気 持 ち よ く 快 適 な 住 を 持 ち 、 身 の 回 仕 方 、 不 要 品 の 活 用 頓や場所に応じた掃 ま い 方 の 必 要 性 を 理 り を 快 適 に 整 え 方 法 を 工 夫 し 、 快 適 除の仕方を考え、実 解 し 、 適 切 な ご み 処 ようとしている。 な住まい方を考える。 践できる。 理 や 不 要 品 の 活 用 の ・ 計 画 的 な 物 の 使 い 方 ・計画的な物の使い方 仕方がわかる。 や 適 切 な 買 い 方 に つ や買い方ができる。 ・ 目 的 に あ っ た 物 の 選 い て 考 え 、 自 分 に 合 び 方 や 適 切 な 購 入 方 った方法を工夫する。 法について理解する。 6 単元の指導計画と評価計画(17時間) 学 習 活 動 教師の支援と評価 1 生活している場所(教室・自分の部 ○身の回りが散らかる原因を考えさせ、机や 屋や机)と、そこにある物を調べて、 ロッカー等の整理から気づいたことを話し つ 問題点を探す。 合い持ち物に無駄が多いことに気づかせる。 か 評価規準 む 身の回りの物に関心を持ちに関心を持ち身 ① の回りを快適に整えようとしている。 (関心・意欲・態度) 2 快適に気持ちよく生活するために ○身の回りが散らかって困った経験を話し合 は、どうすればよいかを話し合い、課 い、安全で快適な生活に整理・整頓、掃除、 題を見つける。 不要品処理などが必要なことに着目させる。 評価規準 身の回りの整理・整頓や清潔について関心 を持ち、自分の問題として見直し、解決し ようとしている。 (関心・意欲・態度)

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3 整理・整頓や掃除の計画を立て、実 ○整理・整頓の必要性を十分に理解させ、主 行する。 体的に実践活動に取り組めるようにする。 ふ (1)自分の持ち物や共同で使う物の整 ○机の引き出しやロッカー等を整理・整頓す か 理・整頓の計画を立てる。 る活動を行わせ、整頓した後の気持ちよさ め (2)整理・整頓をし、気づいたことや も実感させる。 る 見つけた工夫について話し合う。 ○日頃掃除の行き届かないところに着目させ、 ・ (3)教室でよごれ調べをし、それぞれ ゴミやほこりが病害虫の発生の原因になる あ の原因について話し合う。 ことも理解させて掃除の必要性に気づかせ ら (4)それぞれのよごれに応じた掃除方 る。 わ 法を考え、実践する。 ○材質や汚れにあった掃除の仕方を確認して す から教室や廊下の掃除にとり組ませる。 ○10 評価規準 場所によって汚れ方に違いがあることに気 づき、それぞれに応じた掃除を工夫して行 うことができる。(技能・創意工夫の能力) 4 不用品の活用方法やゴミの始末の仕 ○必要以上の物を持たないこと、手入れをし 方を調べて、実行する。 て大切に使うことを押さえて、不用品の活 (1)不用品を活用する方法を考え、活 用を考えさせる。 用計画を立てる。 ○ゴミを減らすために家庭や地域で工夫して (2)活用計画に沿って実践する。 いることなどを調べておき、自分たちにも (3)適切なゴミ処理の仕方を考える。 できることを考えさせる。 評価規準 ゴミを減らす工夫や不用品活用の工夫をし ようとしている。 (創意工夫の能力) 5 お金の計画的な使い方を考え、賢い ○事前の課題として家庭では毎日の生活でど 買い方ができるようにする。 んなことにお金を使っているか調査させ、 (1)暮らしの中でどのようにしてお金 お金が使われ方の多様性に気づかせる。 が使われているのかを考える。 ○生活に必要なお金は、家族の労働の対価で (2)計画的に買うための工夫について あることを抑え、限られたお金を計画的に 考える。 使う必要があることを理解させる。 い (3)食料品の買い物シミュレーション ○2学期に行った「野菜炒め」の調理実習を か をするための計画を立てる。 想起させ、家庭で作る場合に必要な種類と す (4)食料品の買い物シミュレーション 量を満たす買い方を計画させる。 ⑥ をし、よりよい買い物の仕方につい ○可能な限り実物を準備し、購入の視点を明 て話し合う。(本時) 確にして買い物ができるようにする。 (5)食料品以外の品物についてもシミ ○文房具や日用品を選ぶときの視点について ュレーションをし、買い方の工夫に も考えさせ、様々なマークや説明表示など ついて話し合う。 から、よい品物を選べるようにする。 評価規準 目的にあった物の選び方や購入の仕方を理 解し、金銭や物を大切に使おうとしている。 (知識・理解 創意工夫の能力) 6 自分の生活を見直し、よりよい消費 ○学習を振り返らせ、無駄のない生活・賢い 生活ができるようにする。 消費生活をするには今後どうしたらよいか 考えさせ、家庭実践に生かすようにする。

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7 本時の指導 (1)主眼 ○買い物シミュレーションを行うことによって、食品の買い物の仕方を見直し、計画的でむだ のない上手な買い物ができるようにする。 ○決められた予算内で買い物をさせることによって、必要な物をよく考えて限られた金銭を有 効に使うといった健全な金銭感覚を養う。 (2)準備 児童 買い物シート 教師 野菜の実物 (3)展開(15/17時間) 学習活動 支援と評価 1 本時のめあてを確認する。 野菜炒めを作るためのよりよい買い物の仕方を考えよう。 ・買い物シートをもとに必要な物と分量を ○前時に設定した家族構成や家族の好みを確 確認する。 認する。 ・どんな買い物の仕方がよいか考えを出し ○各グループで材料と分量を表にまとめさせ 合い、買い方の約束を確認させる。 ておき、買い物の目的を確認させる。 買い方の約束 ○新鮮な野菜の選び方なども想起させる。 ・必要なものを必要な量そろえる ○むだにならないように買うことや限られた ・妥当な金銭で買う。 お金を有効に使うことを確認させる。 ○購入金額の合計も記入するように知らせる。 2 買い物シミュレーションをする。 ○実物を手にとり比較して選ぶようにさせる。 ・グループ毎に買い物シートに記入する。 ○量・価格・品質など様々な面から考えて購 ・実物をよく見て買う物を決める。 入する物を決定させ理由もはっきりさせる。 ・購入する物が決まったら買い物シートに ○選択の際、確認したことや根拠としたこと 書き、その理由もメモをする。 を明らかにしワークシートに記入させる。 ○選択の理由については、それぞれの意見を 3 各グループごとにどんな買い物をしたか 尊重しながら、自分たちの買い方と比較し 発表する。 てよりよい買い物の仕方に気付かせる。 ・購入した物のカードを表に貼る。 ○子どもから多様な意見が出ない場合は違う ・自分たちが購入した物についてそれぞれ 視点からの買い方を提示し、その違いを考 理由を発表させる。 えさせる。 <確かめたり考えたりすること> ・量 ・価格 ・品質 ・無駄なく使いきることができるか 4 活動を振り返り、感想を話し合う。 ○本時の学習で今後に生かせそうなこと、新 ・それぞれのグループの発表を聞いて、気 たに分かったことなどについてまとめ、実 付いたことや思ったことを出し合う。 践につなげられるようにする。 ・自分の生活に生かす買い方を発表する。 評価基準 品質・価格・量などを吟味し、無駄なく購 入することが物や金銭を大切にすることに つながることがわかる。 (知識・理解) ○次時は、食料品以外の物の買い物シミュレ ーションをすることを告げる。

参照

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