可能自己の筆記が精神的健康とレジリエンスに及ぼす影響
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(2) 藤・安田,2001)を使用した。実験条件として. 下,NA)を従属変数とした三要因分散分析を. は,可能自己群では可能自己について筆記し,. 行った。その結果,筆記1回目と筆記3回目に. 予定群では,実験終了後の予定を筆記した。. おいて,条件と時期の有意な交互作用が見られ. 皿.結果. た。条件と時期の交互作用が認められたため単. 1.筆記条件と時期による精神的健康とレジリ. 純主効果の検定を行った結果,可能自己群にお. エンスヘの影響. いて,筆記直後の方が筆記直前よりもPAが高. 筆記条件と時期を独立変数とし,人生に対す. いといえる。予定群においては,筆記直前と筆. る満足度尺度・GHQ28・精神的回復力尺度の合. 記直後に差は認められなかった。. 計点及ぴ下位尺度得点を従属変数とした二要因. IV.考察. 分散分析を行った結果,人生に対する満足度尺. 本研究では,可能自己の筆記が精神的健康と. 度・GHQ28・精神的回復力尺度の合計点及び下. レジリエンスに及ぼす影響について検討した。. 位尺度得点で有意差は見られなかった。. その結果,人生に対する満足度尺度の合計点及. 2.筆記条件とうつ傾向の程度と時期による精. び下位尺度得点に有意差は見られなかった。こ. 神的健康とレジリエンスヘの影響. の結果から,仮説①は支持されなかった。しか. Pennebaker&Seaga1(1999)は,比較的重. し,精神的回復力尺度の下位尺度であるr新奇. 度の抑うつ傾向にあるものは筆記の恩恵を得に. 性追求」において,うつ傾向低の低い可能自己. くいと述べていることから,PreのGHQ28の. 群でPostの方がPreよりも高くなっていたが,. 下位尺度「うつ傾向」の平均点を基準にして,. うっ傾向高い可能自己群ではPostとPreに差. 平均点以上を島群,平均点未満を低群に分けた。. は見られなかった。予定群では,うつ傾向の程. そして,筆記条件とうつ傾向の程度と時期を独. 度や時期によって差はないことが明らかになっ. 立変数とし,人生に対する満足度尺度・精神的. た。このことから,この結果から仮説②は一部. 回復力尺度の合計点及ぴ下位尺度得点を従属変. 支持された。うつ傾向が低い状態であれば,可. 数とした三要因分散分析を行った。その結果,. 能自己を筆記することで新奇性追求が高まると. 精神的回復力尺度の下位尺度である「新奇性追. 考察される。. 求」において,筆記条件とうつ傾向の程度と時. 筆記条件と時期による即時的な影響について. 期の交互作用が見られたため,単純主効果の検. は,PAにおいて筆記1回目と筆記3回目に条. 定を行った。うつ傾向低い可能自己群はPost. 件と時期の交互作用が見られたことから,可能. の方がPreよりも高くなっていたが,うつ傾向. 自己の筆記がPAを高めるといえる。この結果. 高い可能自己群ではPostとPreに差は見られ. から,仮説③は支持され,可能自己の筆記がポ. なかった。予定群では,うっ傾向の程度や時期. ジティブな内容であるためにPAが高まったと. によって差は見られなかった。. 推測する。. 3、筆記条件による即時的な影響 筆記の即時的な影響においても,筆記条件と うつ傾向の程度と時期を独立変数とし,ポジテ. 主任指導教員 大野裕史. ィブな感情(以下,PA)とネガティブな感情(以. 指導 教員 大野裕史.
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