火山作用と関係ある無定形ケイ酸の性質とその応用
的研究 −第33報 オパール状物質の合成(その1 )
−
著者
島田 欣二, 福重 安雄, 中島 博之
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
24
ページ
115-122
別言語のタイトル
STUDIES ON THE PROPERTIES OF AMORPHOUS SILICA
HAVING SOME CONNECTION WITH VOLCANIC ACTION
AND ITS INDUSTRIAL APPLICATION -REPORT XXXIII
SYNTHESIS OF OPAL-LIKE MATERIAL
火山作用と関係ある無定形ケイ酸の性質とその応用
的研究 −第33報 オパール状物質の合成(その1 )
−
著者
島田 欣二, 福重 安雄, 中島 博之
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
24
ページ
115-122
別言語のタイトル
STUDIES ON THE PROPERTIES OF AMORPHOUS SILICA
HAVING SOME CONNECTION WITH VOLCANIC ACTION
AND ITS INDUSTRIAL APPLICATION -REPORT XXXIII
SYNTHESIS OF OPAL-LIKE MATERIAL
火山作用と関係ある無定形ケイ酸の性質と
そ の 応 用 的 研 究
一 第 3 3 報 オ パ ー ル 状 物 質 の 合 成 ( そ の 1 ) −
島 田 欣 二 ・ 福 重 安 雄 ・ 中 島 博 之
(受理昭和57年5月31日) STUDmSONTIⅢPROPERTIESOFAMORPHOUSSILICA HAVINGSOMECONNECTIONWITHVOLCANICACTION ANDITSINDUSrRIALAPPLICATION REPORTXXXⅢSYNTIⅢSISOFOPAL-LIKEMAIEⅢAL(1) KinjiSHlMADA,YasuoFuKusHIcEandHiroyukiNAKASHIMA Amorphoussilicasphereswithnarrowsizedistributionwerepreparedbymeansofhydrolysisof tetraethylsilicatefromtheSi(OC2Hs)4−NR3−H20−R'OHsystem(R=H,C2H5,R'=C2Hs,C3H7)where ammoniaortriethylamineisthemorphologicalcatalystfbrthesilicaparticles・ Thegeometricstandarddeviationsofsilicaspheresobtainedweresmallerfbrthereactionsystem contai、ingpropylalcoholassolventthanthatcontainingethylalcoholasone・Particlesizeofsilica spheresdecreasedwithanincreaseintheageingtemperatureandwithadecreaseintheamountof morphologicalcatalyst、GrowthrateofthesilicaparticlesintheSi(OCzHs)4-(C2H5)3N-H20-C3H70H systemwasveryslowincomparisonwiththatintheSi(OC2Hs)4−NH3−H20−C2HsOHsystem. 1 . ま え が き ダ イ ヤ モ ン ド を 初 め と し て ル ビ ー , サ フ ァ イ ア , エ メラルドなどほとんどの宝石が現在では合成可能なも のとなっている.これらは宝石として魅力あるばかり でなく,エレクトロニクスや精密機械工業への応用に おいても価値あるものであったことが研究開発の推進 力となったものと思われる. これらの宝石に比較してオパールは硬度が低いので キズがつき易く,乾燥にも弱く,わずかの衝撃でも割 れるなど工業材料としては多くの欠点をもっており, 工業的利用が期待できないことがオパールの人工合成 が遅れた原因の一つと考えられる. オパールは和名を蛋白石といい,その成因は火山作 用と関係が深く,著者らのうち島田は本邦産蛋白石を 成因により(1)温泉沈殿物として生成したもの')'2), (2)火山岩質岩石が主として温泉作用により変質して 生成したもの3),(3)火山岩質岩石が主として硫気作 用により変質して生成したもの4)の3種に類別して, その物理的,化学的および熱的性質などについて報告 した.オパールの成分は含水ケイ酸(SiO2・nH20)で あり,鉱物として地球上に広く分布しており,わが国 を 初 め と し ア ジ ア , ヨ ー ロ ッ パ , オ ー ス ト ラ リ ア や ア メリカ大陸の各地に産出する.オパールは常に若干の 水分を含み,微量の鉄,アルミニウム,アルカリなど が検出される.X線回折図形はシリカゲルのそれと類 似 し , 主 と し て 非 晶 質 ケ イ 酸 か ら な る が , カ ル セ ド ニー,トリジマイトまたはクリストバライトの結晶相 が含まれているものもある5),6). このようにオパールは豊富に産出するが,宝石的価 値を有するものはプレシァスオパール,ノーブルオ パールなどと呼ばれており,これらは奥深い虹色の輝 きをもち,その気品と神秘に満ちた美しさは宝石の中 でも最高のものの一つとして珍重されている.これに 対 し 虹 の 輝 き を も た ぬ も の は コ ン モ ン オ パ ー ル と 呼 ば れ宝石として扱われない. オパールの虹色の輝きの発色機構については,長い 間オパール中に潜在する無数の「ひび」による薄膜 の干渉効果として信じられていた.しかし,1968年116 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) J、V、Sanders7)は電子顕微鏡を用い,オパールをエッ チング法で観察した結果,プレシアスオパールは粒子 径の良くそろった球状無定形シリカ球の規則的三次元 構造からなることを報告し,それまでの薄膜による干 渉効果説を否定した. オパールの破断面を走査型電子顕微鏡で観察すると, Fig.1に示すように,直径2000ないし4000Aの球が 面心立方最密充填で配列し,空隙を同質の物質で小さ な気孔を残して,充填した組織となっている.直径約
数十Aの気孔が2000ないし4000Aの間隔で規則正
しく配列している7).すなわち,オパールの虹の輝き のなぞはシリカ球の規則的三次元配列構造による「可 視光のプラッグ反射_,であることが解明された.蕊慧妻
Fig.1Electronmicrographofnaturalopa17). フランスのGilson社は天然オパールと全く同じ組 成のオパールの合成に成功し,1973年頃から人工オ パールとして市販するに至ったが,その作り方は秘密 と さ れ , オ パ ー ル の 生 成 機 構 は 明 ら か に さ れ て い な い8). オパール状物質を合成するには,天然オパールの電 子顕微鏡による観察から推測されるように,まず良く 粒子のそろった単分散非晶質シリカ球を合成すること であり,次いでこの単分散シリカ球からなる最密充填 組織構造をつくりだし,この組織をこわすことなく, 天然オパール程度の強度の発現を工夫することである. さらに虹色の輝きを発色させるには粒子間の空隙の大 きさおよび配列の精密な制御,結合鯵質物質の探索等, 深いコロイド科学の知識が必要と思われる. 単分散シリカ球,すなわち粒径のよく揃ったシリカ の微小球体を合成することはオパール状物質合成の第 一段階であるばかりでなく,学問的にも興味ある問題 になっている.単分散微小球体の自然沈降によって形 成される集合体組織は,六方型あるいは立方型の最密 充填構造を示すことがある.このようなコロイド粒子 の二次的形成による擬結晶は,結晶内部の欠陥の生成 および動きなどを解釈するときのモデルとして利用さ れる可能性があり,また焼結技術の面からみても,粒 成 長 の 制 御 に よ っ て 均 一 な 組 織 の 新 し い 機 能 性 セ ラ ミックス焼結体の出発原料となることが期待される. 単分散シリカ球の合成法には水ガラスからイオン交 換や透析などの処理によって得られたケイ酸を微小な シリカ粒子に付着させる方法9)あるいはアンモニアを 触媒としてアルコール溶液中でケイ酸エステルを加水 分解する方法'0)などがある.前者は後者にくらべて操 作が繁雑である上,得られるシリカ球の粒径を揃える ことが難しい.下平ら'1)は後者の方法により,アル コールーアンモニアー水一ケイ酸エステル系からケイ 酸エステルの加水分解により均一な粒径をもつシリカ 球を合成した. 著者らは下平らの研究の追試を行うとともに,アル コールーアミンー水一ケイ酸エステル系からケイ酸エ ステルの加水分解による単分散シリカ球の合成を試み た。さらに,単分散シリカ球の粒径と粒径分布に合成 条件がどのような影響を及ぼすかを検討した. 2 . 実 験 方 法 実験に用いた試薬はいずれも市販品で,エタノール C2H50H,プロパノールC3H70H,ケイ酸エチルSi (OCzHs)4およびトリエチルアミン(C2Hs)3Nは和光純薬k、k・製特級である。アンモニアーアルコール溶
液は市販一級アンモニア水よりアンモニアガスを分離 し,乾燥カラムを通してアルコール中に泡立て飽和し た溶液を所定のアンモニア濃度になるようにアルコー ルを加えて使用した. 2.1単分散シリカ球の合成 シリカ球の合成は±0.5.Cに制御されたインキュ ベーター中で行い,試薬の撹梓はマグネチックスター ラーを使用し,撹伴速度はほぼ一定になるように調節 した. 300mノ硬質三角フラスコに入れた一定量のエタ ノール,アンモニア水を撹伴し,数分後所定の合成温 度に達したことを確認した後少量のケイ酸エチルを滴 下ロートから徐々に加え,さらに60分間撹伴を続け た.溶液のNH3の濃度は2N-H2SO4の滴定により, またH20濃度は計算により求めた.L 117 3 0 ︵Eユ︶①N︻の 本 実 験 で は 溶 液 総 量 を 8 0 m ノ と し , 標 準 の 溶 液 組成は1.5mol/ノNH3,8.0mol/ノH20,0.11mol/ノ Si(OC2Hs)4である.この液組成で合成したシリカ球 の粒径と粒傑分布の再現性または合成時の温度がそれ らに及ぼす影響について検討した.さらに,シリカ球 成長の経時変化を観察するためケイ酸エチルを加えた 時点から60分間2.2に述べる方法で電子顕微鏡試料 をサンプリングし,各時間における粒径と粒径分布を 測定した. (C2Hs)3N−H20−C3H70H系によるシリカ球の合成 は前述のNH3−H20−CzOsOH系の合成条件に準じて 行った. ルおよび水の蒸発速度の制御がSi(OH)4またはSiO2 の網目構造の形成に重要である. 3.1反応時間がシリカ球の粒径に及ぼす影響 溶液総量を80mノとし,2.3mol/ノNH3,8.6mol/ノ H20,0.11mol/ノSi(OCzOs)4をエタノールを溶媒に用 い,合成温度20.Cの条件でシリカ球の合成を行った. ケイ酸エチルを滴下してから60分間撹伴をつづけて 反 応 さ せ た . 滴 下 直 後 か ら 5 分 間 ご と に サ ン プ リ ン グ を行い,生成シリカ球の粒径を2.2の方法で測定し, 反 応 時 間 が シ リ カ 球 の 粒 径 に お よ ぼ す 影 響 に つ い て 調 べた. シリカ球の粒径はFig.2に示すように,反応時間 とともに増大するが,ケイ酸エチル添加後,約15分 間で最終粒径の0.361mに達した. Fig.3はシリカ球の成長過程を示した電子顕微鏡写 真で,いずれも真球に近い,よく粒径のそろった単分 散シリカ球であることを示している. 2.2電子顕微鏡観察および粒径分布の測定 溶液にケイ酸エチルを滴下後60分間撹伴した後, または撹梓中所定の時間にサンプリングしたシリカ球 分散液中に,コロジオン膜をはった銅メッシュを2∼ 3秒間浸し,これを炉紙上にのせて空気中で乾燥した ものをクロムおよびカーボン蒸着して透過型電子顕微 鏡用試料とした.使用した透過型電子顕微鏡は日立製 作所製HU-125D-Sで電子顕微鏡写真の撮影は加速 電圧75KV,ビーム電流30/‘Aの条件で行った.得ら れた電子顕微鏡写真についてシリカ球の粒径を定方向 径で20個測定し,個数積算ふるい下%を算出し,結 果を正規確率紙にプロットした.このグラフから幾何 平均粒径Dg(以下平均粒径と呼ぶ)および幾何標準
偏差ぴど(以下標準偏差と呼ぶ)を求め,合成された
シリカ球の特性はこの二つの数値をもって比較検討さ れた. O‘4 2 0 ①﹃U一︺﹂ロ。10
0 0 ①ロロ﹄のン江 島田・福重・中島:火山作用と関係ある無定形ケイ酸の性質とその応用的研究 2 0 4 0 6 0 Ageingtime(min) ParticlesizeofsilicaspheresasafUnction ofageingtimeat20oC,obtainedbyreact-ingO,11mol/ノSi(OCzHs)4with2.3mol/ノ NH3and8,6mol/ノH20. 0 I − I O j l I I O −O I O O O O 0 Fig.2 3.2シリカ球合成の再現性 シリカ球の形状,粒径および粒径分布の再現性を検 討するため,溶液の組成を2.1の標準溶液に一定とし, エタノールとプロパノールを溶媒として用い,15℃, 撹伴時間60分の条件でシリカ球の合成を行い,2.2の 方法により合成シリカ球の平均粒径と標準偏差を求め た.同一条件で合成したシリカ球の粒径と粒度分布の 再現性はFig.4に示す通りであった.この結果によ ると,標準偏差すなわち均一性という点では,その再 03.結果および考察
シリカ球の合成は基本的には(1)式で示されるケイ 酸エチルの加水分解反応である'2). nSi(OC2H5)4+2nH20−→nSiO2 +4nC2HsOH(↑)……(1) この反応式は,中間生成物としてSi(OH)4ができる ので(2),(3)式のように示される. nSi(OC2Hs)4+4nH20−−→nSi(OH)4 +4nC2HsOH(↑)……(2) および,nSi(OH)4−→nSiO2+2nH20(↑)……(3) これらの式で示されるように加水分解し,アルコール を蒸発し,ゲル化,収縮固化過程で水を蒸発させ,Si− O−Siの網目構造を形成してゆく.従って,アルコー1 .、jJ
⑧に
118齢
(b)鏡卜
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3 . 4 シ リ カ 球 の 粒 径 に 及 ぼ す ア ン モ ニ ア お よ び 水 濃 度 の 影 響 溶液総載を80mZとし,ケイ酸エチルの膿度を0.11 mol//,合成温度20.C,反応時間60分と一定とし, 溶媒にエタノールあるいはプロパノールを用い,アン モニアおよび水濃度を変化させた場合,生成シリカ粒 子の粒径におよぼす影響について検討した. 溶媒にエタノールあるいはプロパノールのいずれを 用いても,Fig.6に示すようにアンモニアの挫度の増 加とともにシリカ球の平均粒径は増大した.また, H20の湛度が8mol//程度まではH20の泌度の助加 現性はいずれの溶媒を使用した場合も満足できる.す なわち,エタノールを溶媒として用いた場合,‘g= 1.03∼1.06,プロパノールの場合。g=1.02∼1.04であ る.しかし,平均粒径は溶媒にエタノールを用いた場 合には,かなりバラツキが認められる.溶媒にプロパ ノールを用いると粒径分布と均一性が向上する. l灘蕊
{晶奇鴬
慰霊韓蟻
, 鶴 3.3シリカ球の粒径に及ぼす合成温度の影響 溶液の組成を2・1の標準捲液に一定とし,エタノー ルとプロパノールを溶媒として用い,合成温度を1.5, 5,10,1sおよび20.Cに変化させてシリカ球を合成 した.各温度で4回同一条件で合成を行い,2.2の方 法で平均粒径と標準偏差を求め,各温度におけるそれ ぞれの平均値をFig.5に示した.Fig.5に示すよう に,いずれの場合も合成洲度の上昇とともに平均粒径 は減少した.すなわち,1.5.Cの場合平均粒径は約 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 )齢:︾
0.7/』mであったものが20.Cでは約0.5/4mに減 少した.標準偏差ぴ鱒は溶媒がエタノールの場合平均 1.25∼1.08,プロパノールの場合平均1.02∼1.05で小 さい価を示した.鯵酔
I鰯職種I
癖灘懲穆鋒
織鯵鍵鯵.
霧勧響魯譲鱗蕊
鱗鱒霊⑳蝿⑭地@秒灘、
13.、●明
輔噌聯俄瀦一
噸津増鎚卿
蝋闇恩鯵慰哩
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l・毒庶寺 一辱酔︾慨︲渉鯉ゆ
Fig.3ElectronmlcrographsshowingthechangelnmorphologyOfsilicaparticles preparedat20oCfromtheSi(OC2H5)4-NH3-H20-CzHsOHsystem、 Ageingtime(min)−(a):5,(b):10,(c):20,(d):30,(e):40,(f):60.0,8 119 島田・福重・中島:火山作用と関係ある無定形ケイ酸の性質とその応用的研究
90000000001
00000
009950000051099997531
︵麗︶ロ①︺ロ。﹃pこ[匡ロー︺﹂の[﹃oEmの①﹃。﹃︺﹄ロロ一○①ロロ︺匡①。﹂のユ 99‘9 ルを用いた方が生成するシリカ球の平均粒径および粒 径分布などが優れていることが判明したので,溶媒に プロパノールを,アンモニアの代りにエチルアミンを とともにシリカ粒子も増大するが,それ以上に高くな ると粒子は増大しないで,かえって減少する傾向が認 められた. 犀︶ロ①]ロ。﹃ロ亡弓匡ロー]﹂の一一pEmの①︷U一︺﹂ロ。﹄○のロロ碧匡①。﹂のユ 99,0 95.0 90,0 70‘0 50‘0 30‘0 10,0 5,0 1,0 0,1 0 , 4 0 0 , 5 0 0 ‘ 6 0 ユ 0 ‘ 4 0 0 ‘ 5 0 0 , 6 0 porticlesize(川)Porticlesize(川) ( A ) ( B ) Log-probabilityplotofthecumulativesizedistributionofsilicaspheresprepared underthefburreproductiveexperimentalatl5oC. (A):TheSi(OCzHs)4-NH3-H20-C2HsOHsystem (B):TheSi(OC2Hs)4-NH3-H20-C3H70Hsystem Fig.4 3.5(C2Hs)3N−HzO−C3H70H系によるシリカ球の 合 成 3.1の実験から溶媒にはエタノールよりプロパノー Fig.6EfTectoftheconcentrationofwaterand ammoniaontheaverageparticlesizeof silicaspheres. −:TheSi(OCzHs)4−NH3−H20−C2HsOHsystem 一一一:TheSi(OC2Hs)4-NH3-HzO-C3H70Hsystem ○,●:0.5mol/ノNH3 △,▲:1.0mol/ノNH3 □,■:2.0mol/INH342
0 ●00
Eユ︶①N[、①一U一︺﹂ロ。①⑥。﹄①ン江 006765A3
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︵ニユ︶①N﹃い①lU−︺﹂ロ。①ロ。﹄①シく ご○一︺ローンのロロ﹄○つ匡。]、。一﹄︺④EC①。 ︵U︹U勺上nU 1−勺上 0 5 1 0 1 5 2 0 Agein9temperoture(。C) erageparticlesizeandgeornetric 0 0 2 4 6 8 1 0 1 2 l 4 H20(mCl/l) Fig.5Averageparticlesizeandgeometrlc standarddeviationofsilicaspheresas afUnctionofageingtemperature. ○:TheSi(OCzH5)4−NH3-HzO-C2HsOHsystem ●:TheSi(OC2Hs)4-NH3-H20-C3H70Hsystem0.467 0.503 0.493 120 1.03 1.06 1.04 TablelFinalmediandiameterandgeometricstandarddeviationofsilicaspheresprepared invariousconcentrationsoftriethylamineatvariousageingtimes.
000
●●●888
○△□
0.5mol//(C2Hs)3N Dgい、)ぴg 1.0mol/ノ(C2Hs)3N D g い 、 ) ぴ g 0.1mol/ノ(C2Hs)3N Dgい、)ぴg ageingtime (hr) 毎にサンプリングを行い,生成シリカ球の平均粒径と 標準偏差を2.2の方法で求め,その結果をTablelお よびFig.7に示した. Tablelに示すように,この系から得られるシリ カ球の標準偏差は0.1mol/ノ(C2Hs)3Nの場合,び窓= 1.06∼1.10,平均1.08,0.5mol/ノでぴg=1.06∼1.09, 平均1.07,1mol//ではぴg=1.03∼1.06,平均1.04で よく揃った粒子群が得られた.また,(C2Hs)3Nの濃50505050500001L223344風04
12
0.083 0.094 0.156 0.182 0.194 0.200 0.222 0.230 0.255 0.249 0.272 0.315肺叫的皿呪い的皿、、的朋
●●●●●●●●●●●●
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365089060600243789203345
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779977876384000000000000
0.461 0.457 0.459 0.486 1.05 1.04 1.03 1.06 0.4881.06 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 )43210000
︵Eユ︶①刷一の①一。一︺﹂ロ。①ロ。﹂。シ江90000000001
0 00 0●● ●0 0●9950000051099997531
こつ28号匡一匡口E﹄①二昌吻忠一U一]﹂gちむg︺匡8﹂①1 用いてシリカ球の合成を行った. NH3−H20−C2HsOH系溶液に準じて,溶媒にプロパ ノールを用い,標準溶液組成は0,11mol/ノSi(OC2Hs)4, 8.0mol/ノH20,0.1∼1.0mol/ノ(C2Hs)3Nとし,合成温 度20℃±0.5℃の条件でシリカ球の合成を行った. ケイ酸エチルを滴下してから撹伴を行いつつ24時間 反応させ,滴下直後30分を第1回として12回30分 0 ‘ 0 6 0 ‘ 1 0 0 . 1 5 0 . 2 0 0 ‘ 3 0 0 , L I O Portlcleslze(似、) Fig.8Log-probabilityplotsofthecumulative sizedistributionsofsilicaspheresob-tainedbyreactingO、11mol/ノSi(OC2Hs)4 with0.10mol/ノ(C2Hs)3N,8.0mol/ノH20 andC3H70H・ Ageingtime(hr)一○:0.5,△:1.0,□:1.5, ①:2.0,▲:2.5,回:3.0,●:3.5,▲:4.0, ■:4.5,①:5.0,▲:10,■.:24. 0.5 0 5 1 0 1 5 2 0 2 5 A9eln9time(hr) Fig.7Averageparticlesizeandgeornetric standarddeviationofsilicaspheresas afUnctionofageingtimeat20oC・ Si(OC2H5)4 (C2Hs)3NH20 Key (mCl/ノ)(mCl/ノ)(mCl〃)111111
●●●000
0.1 0.5 1.0 昼○一︺ローン④ロロ﹂ロロ匡○︺⑳U一﹄]のE○“④ nUnU、Uへ必34nU 勺上14勺上 0癖一 擬溌擁癖蝉藤 121 長を抑制するか,その理111について検討中である. Fig.8は(C2H5)3Nの湛度を0.1mol/ノと一定にし たC3H70H-(CzH5)3N−HzO系標準溶液から合成した シリカ球粒篠および粒度分布の経時変化を示したもの である.実験値はよく粒度分布線上に乗っており,そ の直線の傾きもほぼ一定していて,粒径のバラツキも 少ない.Fig.9はシリカ球の形態および粒径が撹伴時 間により変化する様子を吃子顕微鏡で観察したもので ある.ケイ酸エチル滴 トー後30分では,0.08/4m程度 の微小粒子が多数凝集した状態で出現し,1時Ⅲ経過 すると,そのいくつかが集まり成憂しているのが見ら れる.しかし,粒子はかなり不揃いで,Fig.8の粒度 分布111線の結果もその小尖を示している.1.5時間経 過すると球状の形態が現われ,時間の経過とともに粒 傑は成長し,24時間後には0.3F、程度に達し,その 粒稚は比較的揃っているのが観察される.生成シリカ 度の噌加とともに標準偏差の数値が減少し,粒径が期 大する. 溶媒をアンモニアのかわりにアミンを用いると,シ リカ球の成長速度が極めて遅くなる.すなわち,Fig. 7に示すように,0.5∼1.0mol//(C2H5)3Nの場合,シ リカ球が岐終粒従に達するまで5時間以上かかり, 0.1mol//(CzH5)3Nを用いると24時間経過しても蚊 終粒経に達しない.アルコールーアンモニアー水系で は同一条件で10分間で最終粒従に達することと比較 すると棚めて緩慢な成長速皮である.このことは, アミン類を溶媒として用いることは生成シリカ球の 粒径制御を容易とすることを示唆するものである. 塊在,モノメチルアミンCH3NH2,ジメチルアミン (CH3)2NH,トリメチルアミン(CH3)3N,ジエチルア ミン(C2H5)2NHなどアミンの種類を変えてシリカ球 の合成を実験中で涛媒にアミンを用いると何故粒子成 (C)
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(d) (0) I (f)122 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 球は真球とは云い難く,かなりいびつの球形であるが, これは小さい粒子を吸収併合して成長するためと思わ れる. 4 . む す び アルコールーアンモニアー水一ケイ酸エチル系およ びアルコールーアミンー水一ケイ酸エチル系からケイ 酸エチルの加水分解により均一な粒径をもつシリカ球 を合成し,その再現性も良好であった.合成シリカ球 の粒径は合成温度の上昇とともに減少し,アンモニア あるいはトリエチルアミンの濃度の増加とともに増大 した.アンモニアー水一ケイ酸エチル系において溶媒 にエタノールを用いた場合の正規確率紙上のグラフか ら求めた幾何標準偏差は1.05∼1.12,溶媒にプロパ ノールを用いた場合は1.02∼1.04であり,後者の方 が前者よりもよく粒径のそろった粒子群が得られた. さらに,溶媒にプロパノールを用い,触媒にトリエチ ルアミンを用いたときの幾何標準偏差はトリエチルア ミンの濃度により変化するが,平均1.04∼1.08でよ