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私の原点、島しょ医療

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Academic year: 2021

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島しょ医療研究会誌 第 12 巻 (2020) 20 特別寄稿

私の原点、島しょ医療

都立広尾病院 総合診療科

山藤 光一郎

特別寄稿

 都立広尾病院で島しょ医療と高度医療を結ぶ、 総合診療医として勤務をさせて頂いている中で、 「島しょ医療研究会」という島しょ医療充実のた めの情報交換の場に拙稿にてご挨拶できること を、誠に光栄に思います。私は、2018 年に東京 慈恵会医科大学を卒業し、現在は広尾病院の総合 診療科 2 期生として勤務させて頂いている山藤光 一郎と申します。大学を東京都地域枠で入学・卒 業させていただいたため、東京のへき地医療、す なわち島しょ医療に微力ながら貢献させていただ くことを目標に日々勉強させて頂いております。 改めまして島しょ医療研究会の皆様におかれまし ては、今後とも様々な形で情報交換に参加させて 頂きたく存じますので、何卒宜しくお願い申し上 げます。また、島しょ医療への熱い志からこの研 究会を支えてこられた皆様に、心より敬意を表し ます。  私にとって医道の原点とは、鹿児島のへき地の 小さな医院で総合診療医として働く祖父の姿を見 て育ったことでした。その町には、ほかに病院も ほとんどなく、祖父がおよそ全ての地域住民の健 康管理を担っている状態でした。そのようなあり 方を見て、漠然と「なんでも診られるお医者さん になりたい」と思っていた私にとって、ジェネラ リスト志向の医者を目指すことは必然でした。そ して大学卒業時には、「なんでも診られる」とま では言わないまでも、「どんな主訴・悩みにも対 応できて、適切な初療・外来管理・専門医コンサ ルトができる」医者を目指したいという思いが固 まり、その理想に向けて最も実地で学べるのは島 しょ医療だと考えました。これが、私が島しょ医 療を強く志す思いの端緒です。  広尾病院の総合診療科は、極めて実践的にコモ ンな疾患の初療に携われるほか、島しょへの緊急 ヘリ搬送への同乗もさせていただけるため、日々 とても充実した研修生活を送っております。また 島しょ医療研究会が、広尾病院で会合を開いてお られるということも、当院で働く私にとってささ やかな誇りとなっております。今後私が直接島 しょ医療に従事させて頂いた際には、皆様方にお 世話になることもあるかと存じますので、ぜひお 見知りおきのほどよろしくお願い致します。  改めまして島しょ医療研究会の今後一層ますま すのご発展をお祈り申し上げます。

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