帝塚山大学現代生活 学部子 育て支 援センター紀要 第4号 49 ∼57 (2019)
幼小連携につながる保育実践プログラムの開発
一 絵本から「遊び」に発展させる事例を通してー
Development of childcare practice program leading from kindergarten
to elementary school : Through a case of developing from a picture
book to play
徳 永 加 代・・
Kayo Tokunaga
岡 澤 哲 子 ‥
Tetsuko Okazawa本 研 究 で は 、 平 成29 年 に 改 訂 さ れ た 幼 稚 園 教 育 要 領 が 求 め る 幼 小 連 携 に つ な が る 「 幼
児 教 育 に お い て 育 み た い 資 質 ・ 能 力 」 に つ い て 焦 点 を あ て る 。 絵 本 か ら 「 遊 び 」 に 発 展
さ せ た 保 育 プ ロ グ ラ ム を 試 行 し 、 子 ど も の 姿 か ら そ の 有 効 性 に つ い て 考 察 し た。 そ の 結
果 、
「 知 識 及 び 技 能 の 基 礎 」「 思 考 力 、 判 断 力 、 表 現 力 等 の 基 礎 」「 学 び に 向 か う力 、 人 間
性 等 」 が 育 ま れ 、 言 葉 の 広 が り が うか が え る 事 例 が 観 察 さ れ 、 絵 本 か ら 「 遊 び 」 に 発 展
さ せ る プ ロ グ ラ ム の 有 効 性 が 認 め ら れ た 。
1。幼児教育の共通性と小学校教育との接続
平成29 年に「幼稚園教育要領」
「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園・保育要
領」
(以下、「幼稚園教育要領等」
)が改訂され、平成30 年 4月から施行された。今回の
改訂では、幼稚園、保育所、幼保連携型認定こども園は幼児教育施設として位置付けら
れ、「幼児教育において育みたい資質・能力」が定義づけられた。幼児教育施設に共通す
る「幼児教育のおり方」として、「環境を通した教育」「乳児期からの発達と学びの連続
性」「小学校教育との接続のおり方」が明示されている。
凵
また、幼稚園教育要領等においては、健康、人間関係、環境、言葉、表現の5領域の
ねらいお よび内容に基づいた具体的な姿である「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
(①健康な心と体②自立心③協同性①道徳性・規範意識の芽生え⑤社会生活との関わり⑥
思考力の芽生え⑦自然との関わり・生命尊重⑧数量・図形、文字等への関心・感覚⑨言
葉による伝え合い ⑩豊かな感性と表現)」の10 項目が示された。
さらに、小学校学習指導要領においては、幼児教育の学びの成果 が小学校と共有され
るよう工夫・改善を行 うことを通して、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿をふまえ
た指導を工夫すること」が求められてい る。つまり、幼児期の教育と小学校教育の円滑
な接続を行 うことにより、3つの「資質・能力」を確かに育むことが求められてい ると
いえよう。
2。幼児教育において育みたい資質・能力 の3つ の柱
上に述べたように、小学校教育につながる幼児教育には、乳児からの発達の連続性や
小学校以上の学校教育において共通する「資質・能力 」の育成が求められている。「幼稚
啻 吻吻こ ど も 学 科
こ ど も 学 科
准 教 授
教 授
園教育において育みたい資質・能力」について、
「幼稚園教育要領」には、次のように示
されている。
凵
( 1 ) 豊 か な 体 験 を 通 じ て 、 感 じ た り 、 気 付 い た り 、 分 か っ た り 、 で き る よ う に なっ
た り す る 「 知 識 及 び 技 能 の 基 礎 」
( 2 ) 気 付 い た こ と や 、 で き る よ うに な っ た こ と な ど を 使 い 、 考 え た り 、 試 し た り 、
工 夫 し た り 、 表 現 し た り す る 「 思 考 力 、 判 断 力 、 表 現 力 等 の 基 礎 」
( 3 )心 情 、意 欲 、態 度 が 育 つ 中 で 、よ り よ い 生 活 を 営 も う と す る「 学 び に 向 か う力 、
人 間 性 等 」
ここでい う「知識・技能」は、周りにあるものやことなどの個別の特徴に気づき、そ
れぞれにふさわしい関わり方ができるようになること、「思考力・判断力・表現力等」は
幼児が工夫や何かを試すところに現れる。「学びに向かう力・人間性等」は、興味を持っ
て粘り強く、難しいことに挑戦し、意欲的に取り組む姿といえる。
小学校以上の「学習指導要領」では、育成すべき「資質・能力」の3つの柱は、「知識
及び技能」「思考力、判断力 、表現力等」「学びに向かう力 、人間性等」となり、高等学
校まで
一
貫して育まれるものとなる。
「知識・技能」では、何を理解してい るか・何かできるか、社会の様々な場面で活用で
きる知識・技能として体系化しながら身に付けていくことが必要である。「思考力 、判断
力 、表現力等」では、理解してい ること・できることをどう使うか、さらにプロセスを
振り返って次の問題発見・解決につなげていく力 が求められる。「学びに向かう力 、人間
性等」では、どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか、互い のよさを生
かして協働する力も重要である。
幼稚園教育おいては、それらの基礎を培 う。心が動かされる豊かな体験をすることに
より、おもしろい、不思議、きれいだな、何だろ うといった思い が意欲を生み、好奇心
が働いて実現してみようと思う動機や態度につながるだろ う。 幼児は、身近な環境に主
体的に関わり、環境との関わりや意味に気づき、こ れらを取り入れようとして試行錯誤
するとい う過程を通して、3つの「資質・能力 」を身につけるといえよう。
3。幼稚園教育要領における領域「言葉」
角 田ら(2018)は、小学校教育とつながる幼稚園教育における「言葉」について、次の
ように述べている。(引用中の下線は論者が添えた。以下同様) 2
)
「言葉」は現実的な実際の場面の中で学ばれ、育まれるようになってい る。 言葉の
発達が著しいこの幼児期に、安心して過ごせる環境、共感し合える人間関係のもと、
多様な経験をし、感性を育てておく とともに、相手の話を聞いたり自分の思ったこ
と な る も の と 考 え て い る
小学校では、どの学習においても、言葉をよく聞いて考え言葉を使って表現し、対話
しながら考えを広げ深めていく。
「相手の話を聞いたり自分の思ったことを伝えようとし
たりする姿勢を育てておくことは、小学校以上の学習全般の基盤となるもの」とあるよ
うに、言葉による伝え合いの力を育てておくこ とは、互い の思いや考えを伝え合い、受
け止めて認 め合いながら、共に活動するために不可欠である。つまり、幼児期の言葉の
育ちは、小学校以上における全ての学習活動の基盤として重要なものであるといえよう。
「言葉」の領域にお ける「ねらい」について、「幼稚園教育要領」では、次のよ うに示
されている。
凵
言葉
経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こ
うとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
1 ねらい
(1 )自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
(2 )人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え
合う喜びを味わう。
(3 )日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語に親しみ、言
一
葉に対する感覚を豊かにし、先生や友達と心を通わせる。
「ねらい」は、幼稚園において育みたい資質・能力を幼児の生活する姿から捉えたも
のである。今回の改訂では、ねらいの(3)に「言葉に対する感覚を豊かにし」とい う文言
が加えられた。またこれに連動して、内容の取扱いにおい ては「(4)幼児が生活の中で、
言葉の響きやリズム、新しい言葉や表現などに触れ、これらを使う楽し さを味わえるよ
うにするこ と。 その際、絵本や物語に親しんだり、言葉遊びなどをしたりすることを通
して、言葉が豊かになるようにすること。」が新設された。
今までの言葉の理解とそれを育てる絵本や物語に接すること、先生や友達と言葉によ
り心を通わせることだけでなく、「言葉の感覚を豊かにする」ことが入っている。言葉の
感覚とは、言葉の響きやリズムに敏感になるこ とである。そのためには、言葉そのもの
への関心を促し、言葉の楽しさや面白さや微妙なニュアンスや音の響きに気付くように
していかなければならない。そのための絵本や物語や言葉遊びなど、どのような児童文
化財を選択するかが重要になってくる。
森川(2018 )は、幼保小接続をより効果的なものとするために「幼稚園・保育園・こ
ども園では、①遊び・生活のなかで、言葉を豊かにし、その言葉を積極的に使う機会を
つく ること②子どもの描写などの遊びに、保育者が働きかけ、子どもの言葉を引き出す
ことを、これまで以上に意識的に取り組むことが重要である」と述べている。 3
)
子どもは、遊びや生活において経験したことについて自分の思いを表現しながら言葉
を獲得し、感じたことや気づいたこ とを言葉として伝え合うことを学んでいく。 子ども
にとって心を動かされるような 体験や喜びが、言葉の発達の基盤にあることを保育者は
改めて確認することが必要である。
4。豊かな言葉を習得する児童文化財としての絵本
幼児教育においては、環境にあるもの全てが教材である。その中でも、心地よい 言葉
のリズムの繰り返しと鮮やかで大胆な絵と色を楽しむ絵本は、言葉に関する感覚を豊か
にするうえで、大きな役割を果たしてい る。 幼児期における絵本は、それを与える大人
の願い(子どもの情操を養う、科学的な知識を養うなど)がつまった児童文化財であり、
言葉の面白さや美しい 日本語を伝え、子どもの言葉と心を育むために欠かせない もので
ある。
絵本の読み聞かせは、聞く力やイ メージする力の促進をけじめとして様々な言葉の発
達を促す。幼児期における絵本との出会いは、絵本と関わってく れた大人との心のふれ
合いを通して言葉の世界を楽しみ創造力 を膨らませ、子どもの情操、探究心、考える力 、
生きる力を育てていく。
近藤(2018)は、絵本の読み聞かせについて、次のように述べているO4)
幼稚園や保育所などの幼児教育における集団での読み聞かせは、絵本の楽しさを友
達と
一
緒に味わい、友達が感じたことを刺激として受けて楽しむ。いろいろな感じ
方を知り、友達と共感し、共通のイメージをもたせ、次の遊びや生活を豊かなもの
としていく。
子どもにとって遊びや体験から生まれるイメージを表現する手段が言葉であり、イ メ
ージの豊かさが言葉の発達を生み出す。「次の遊びや生活を豊かなものとしていく」とあ
るように、絵本からイメージを膨らませて構成する物語作りや劇ごっこなども、言葉の
発達に大きな影響を与える。言葉を使っ て想像の世界を広げていく活動は、小学校にお
ける言葉の学び へとつながるだろう。 様々な児童文化財との出会いや心弾む 体験を保育
者は用意しなければならない。
5。絵本から「遊び」に発展させる保育実践「まほうのでんしレンジ あそび」の考察
以下、論者が、明日香村立明 日香幼稚園において学生6名と行った、幼稚園と大学等
の連携による「3じからのわくわくあそび」とい う預かり保育時間内での絵本『 まほ う
のでんしレンジ』から遊びに発展させる保育実践について、考察を行っていく。
5。1 保 育 実 践 「 ま ほ う の で ん し レ ン ジ あ そ び 」 の 概 要
〔 対 象 〕 明 日香 村 立 明 日 香 幼 稚 園 4歳 児12 名 5歳 児13 名
〔 日時 〕 平 成28 年 6 月11 日 15 時 ∼16 時
〔 場 所 〕 明 日香 村 立 明 日 香 幼 稚 園 体 育 室
〔 ね ら い 〕 好 き な 食 べ 物 を 作 り 発 表 す る こ と を 楽 し む 。
言 葉 の 響 き や リ ズ ム を 楽 し む 。
〔 内 容 〕 意 見 を 出 し 合 い 協 力 し な が ら 好 き な 食 べ 物 を 作 り 発 表 す る 。
〔 記 録 〕 ビ デ オ カ メ ラ に よ る 記 録 ・ 事 後 の 振 り 返 り シ ー ト に よ る 記 録
5。2 絵本『まほうのでんしレンジ』(原案:たかお かまりこ 絵・作: さい とうしのぶ
出版社: ひかりのくに 出版年:2013 年)の「遊び」につながる特徴
子どもだもの好きな食べたことのある食べ物が登場するので親しみやすく、自分たち
も作ってみたいという気持ちを誘い出す。食べ物は本物に近い大きさであり、電子レン
ジのように下に向けてページを開くことにより、子どもだもの想像力を刺激する。空の
お皿を入れて食べたい ものをおまじないのように歌うと料理ができあがる。繰り返しの
リズムが楽しい。子どもたちもすぐに覚えて口ずさむことができる。
5.3「 ま ほ う の で ん し レ ン ジ あ そ び 」 の 実 際
表 1 は 、
「 ま ほ う の で ん し レ ン ジ あ そ び 」に お け る 子 ど も の 活 動 、子 ど も の 姿( 動 き 、
表 情 、 つ ぶ や き )
、 保 育 者 ( 学 生 ・ 大 学 教 員 ) の 援 助 、 考 察 を 示 し た も の で あ る 。
子 ど も は 人 に 話 し た く な る よ うな 経 験 を し て 、 自 分 な り の 言 葉 に よ っ て 表 現 し 、 相 手
に うな ず い て も ら っ た り 言 葉 で 応 答 し て も ら っ た り す る こ と に よ り 言 葉 で 表 現 し よ う と
い う意 欲 が 高 ま っ て い く 。
と は い え 、 自 分 の 感 じ た こ と や 見 た こ と す べ て を 言 葉 に し て
表 現 で き る わ け で は な い 。 た と え 言 葉 を 使 っ て 表 現 で き な く て も 、 具 体 的 な イ メ ー ジ と
し て 心 の 中 に 蓄 積 し て い く こ と は 、言 葉 の 感 覚 を 豊 か に す る た め に は 重 要 な こ と で あ る 。
本 実 践 で は『 ま ほ う の で ん し レ ン ジ 』 の 読 み 聞 か せ を 楽 し ん だ 後 、「 自 分 だ も の 食 べ た
い も の を 作 り 、 作 っ た 食 べ 物 の イ メ ー ジ を 共 有 で き る よ う に み ん な に 発 表 す る 」 場 面 を
設 定 し た。 読 み 手 が 、 コ ッ ク コ ー ト を 着 て 登 場 し た り 、「 チ ー ン 」 と い う 効 果 音 を 鳴 ら し
た り す る こ と に よ り 、 イ メ ー ジ が 広 が る よ う に し た 。 共 通 の 課 題 を もっ て 活 動 す る こ と
の お も し ろ さ や 充 実 感 を 味 わ わ せ る た め に 、 グ ル ー プ で
一
つ の 料 理 を 考 え さ せ た 。
5。4「まほうのでんしレンジ あそび」についての考察
(1)言葉の広がりについて
絵本『まほうのでんしレンジ』は、昨年度も読み聞かせを行っているため、知ってい
る子どももいたが、興味をもって集中していた。絵本の読み聞かせにおいては、何回も
出てくる「はらぺこりんりん はらぺこりんりん ○○がたべたいな」の部分をみんな
で歌い、言葉のリズムを楽しんだ。特に、「チーン」という電子レンジの出来上がりの効
果音の部分を気に入っ て歌っていた。
次に、自分たちが作った食べ物を発表する場面においては、「はらぺこりんりん はら
ぺこりんりん なあにかな たべたいな」と替え歌にして歌った。
ピアノ伴奏の効果も
あって、子どもだらけすぐに覚えて大きな声で歌うことができた。言葉の響きがよく、
なじみやすい「はらぺこりんりん」は、食べ物を作るときにも 囗ずさんでい る子どもも
いた。
絵本は親しみやすい 絵と言葉によってイメージをふくらませ、想像の世界を豊かにす
る。例えば、絵本の中のケチャップ がかかっているオムライスを「おっきい。ケチャッ
プ がお布団みたい」と例えたり、金魚鉢をみて「次は大きいパフェやで」と予想を言っ
たりしながら、想像を広げていることがわかる。何を作るかを考えたとき「宇宙まで届
く大きなケーキを作りたい」と大きさを例えている。絵本の中で金魚鉢の中に巨大パフ
ェが出てくるところかおり、それが印象的であったのだろ う。
そして、他のグループが作ったケーキにのってい るクリームを表現した綿をみて「ふ
わふわしている」と擬態語を使って表現するなど、自分なりの言葉の表現を楽しんでい
ることがうかがえる。
(2)「幼稚園教育において育みたい資質・能力」について
①知識・技能の基礎
子どもだらけ、具体的な色や形を思い浮かべながら、画用紙・毛糸・ストロー・綿な
表 1
「 ま ほ う の で ん し レ ン ジ あ そ び 」 の 実 際
子ど も の 活 動 子 ど も の 姿 ( 動 き 、 表 情 、 つ ぷ や き) 保 育 者 ( 学 生 一大 学 教 員 ) の 援 助 考 察 あ い さ つ ・ 学生 のと こ ろに 集ま っ てく る 。 ・ 大き な 声で 「こ んに ち は」 ・ 質問 に 答え よう と考 え る てい る 。 ・ 大き な 声で 「た まね ぎ 」と い う 。 ・「 カ レ ーカ レー 」と い いな がら 跳 び 跳ね る 。 ・「 ケ ー キ」 ・「 コ ック さ ん? 」 ・ 興味 津々 で 待ち 構え る 。 ・ 少し 驚い た 様子 を 見せ 、喜 ん だ。 大き な 声 で「 こん に ちは 」 ・ 答え るよ う に大 き な 声で 「よ ろ しく お 願い しま す 。 」 ・リ ズ ム室 の の中 心に 立 って 集ま るよ う に 声 掛 けを する 。 ・「 み な さん こ んに ち は」 ・「 昨 日 夜何 食べ たか 、 覚え て る」 ・「 夜 ご 飯」 ・「 た まね ぎ ?」 ・「 カレ ー」「 ケ ーキ 」 とう な ずき なが ら 、 確 認す る ・「 今 日は み んな にお い しい もの を 作 って く れ るコ ック さ んを よん で いま す 。 ・ 出て き てもら い まし よ う」 ・ コ ッ ク コ ート を 着 た 保 育 者 が登 場 す る 。 「 こん にち は 」 ・ 「 お い し い もの を 作 り に き まし た 。 加 代 ち ゃん で す。よ ろ しく お 願い しま す 。 」 一期 待 感を も ちな がら 集 まっ てく る 。楽 し み にし てい る 様 子が うか が える 。 一日 常 生 活の 言葉 であ る「 あ い さつ の言 葉 」 が身 に つい てい る 。 ・料 理 の名 前 を聞 かれ てい る こと に 気 づき 「カ レ ー」 を 強調 して い る。 材料 と 料理 名 の 区 別が でき てい るよ う であ る 。 ・「 コ ック さ ん」 とい う 言葉 に反 応 し想 像 し てい る 。 ・保育者 のあいさつに大きな声で答えている。 ・ 自 然 に あ い さ つ が で き る。 コミ ュ ニ ケ ー ショ ン の基 礎 が身 につ い てい る 。 絵 本 の 読 み 聞 か せ を 聞 く ・「 見 たこ と ある 」「 知 っ てる 」と 言い な が ら 前の 方に 寄 って い く。 ・「 一 緒に … 」の 言 葉に 反応 し 、 楽し そう に う なず きな が ら絵 本を 見 つめ る 。 一一緒 に歌 い だ す。 「 はら ぺこ り んり ん は ら ぺこり ん り ん」 「 オム ラ イス がた べた い な ち− ん 」 ・ 何が でき た かを 真剣 に 見 つめ る 。 ・ 繰り 返し て 読み 手と 一 緒に 歌い 楽し む。 ・オムライスの絵を見て 「おっきい!ケチャッ プがお布団みたい」と言って嬉 しそうに話 す。 ・「 つ ぎ 大き いパ フェ や で」 と 学生 に 教え る 。 「 おめ で とう 」 ・ 絵本『 ま ほ うの でん し レン ジ』 の 表紙 を 見 せ る。 ・「 知 っ てる 人は 一緒 に 歌っ たり し てく だ さ い ね。 」 ・ 絵本 を読 み 始め る ・ 途中「 は ら ぺこ りん り ん はら ぺ こり ん り ん 」「 オム ラ イス がた べ たい な ち− ん 」 の 箇 所を 読む 。 ・ ピア ノ伴 奏 、「 ち− ん 」は ベル の 音を 鳴 ら す 。 最 後の ペ ージ を見 せ て「 みん な でお め でと う を 言っ てあ げ まし よ う」 ・読 み 聞か せ を通 して す でに 知 ってい る 子 ど もも い たが 、 楽し みに し てい るこ と が伝 わ っ てく る 。 一興 味 をも っ て集 中し てい る 。 一言葉 の響 き やリ ズム の 楽し さに 気 づい てい る 。 ・繰 り 返し の 言葉 のお も しろ さを 感 じ てい る 。 ・特 に「 チ ー ン」 とい う 電子 レン ジ の出 来 上 がり の 音の 部 分を 気に 入 って 歌 ってい る よ う であ っ た 。 ・ケ チ ャッ プ がか かっ てい る 絵を み て、 「 お 布団 」 に 例え て表 現し てい る 。 ・以前、 読んだことがあったのか、 次にでてくる食べ 物をつぷやく。 ・この場面における「 おめでとう」の意味 がきちんと 理解できているかは疑問である。 ¬ ま ほ う の で ん し レ ン ジ あ そ び の 遊 び を 理 解 す る ・ 大き な「 電 子レ ンジ 」 が出 て きた こと に 喜 ぶ 。 ・「 熱 いか ら やけ ど する から な 」 ・よ り 一 層大 きな 声 で歌 う。 ・「 は ら ぺこ りん りん はら ぺ こり んり ん なあ に かな 」 「だ べた い な チ ーン 」 ・「 カ レ ーラ イス 」 ・「 に んじ ん 」「 ごは ん 」「 じ ゃが い も」 「ト マ ト」 「 つけ もの 」 「 ふく じん づ け」 「 カレ ール ー 」「 お肉 」 と次 々 に 答え た。 ・「 ケ ー キ」 ・「 ケ ーキ 大 好き !」 と 言 って ケ ーキが で で き たと きと て も喜 ん だ。 ・「 い ちご 」 「ク リ ーム 」「 ブ ル ーベリ ー の って ると き もあ る 」 ・「 ま ほう の 電子 レン ジ 遊び 」の 見 本を 見 せ る ねと 伝え る 。 ・「 ま ほう の 電子 レン ジ をも っ てき たの で み せ まし よう 」 ・「 ま ほう の 電子 レン ジ 」を 子ど も の前 に 運 ぶ 。「 触ら ない 」 ・「 み んな に もお 料理 を つく っ てもら い ま す よ 」 ・「 お 姉 さん に見 本を つ くっ ても らい ま し よ う 。」 ・ お皿 を裏 返 し に し た2 人 が 電 子レ ン ジ の 中 に 入る 。 ・「 み んな で 歌い まし よ う」 ・「 チ ーン 」 のと ころ で 、電 子レ ン ジが あ い て 、2人 が 出 来上 が っ た 料 理 を もっ て電 子 レ ン ジの 中か ら 出て く る。 ・ でき たも の を紹 介し 、 何が 入 ってい る か を た ずね る 。 ・「 あ んな お 姉さ んの は 何で す か」 「( 作 った カレ ー をみ せ なが ら) カレ ーラ イ ス の中 に何 が 入っ てい ま すか 」 ・「 あ みお 姉 さん のは 何 です か 」 ・「 そ う です ね。 ケ ーキ です 。ケ ー キに は 何 が のっ てい ま すか 」 ・「 そ う そう 。今 日は い ちご だけ ど 、ブ ル ー ベリ ー がの っ てい るこ と もあ るね 。 」 ・どのような遊 びになるのかを想像しな がら真剣に 見つめる。 ・「 触らな い」という約束をしたところ「熱い からやけどするから な」と反 応する子どもがおり、すでにイメー ジの世界 に入っていることがうかがえる。 一言葉 の響 き やリ ズム の 楽し さに 気 づい てい る 。 ・何 が でき る のか 期待 し なが ら 待っ てい る 。 ・ カ レ ー ラ イ ス の 材 料 の 名前 を理 解 し て い る 。 ・ でき たこ と に対 する 喜 び・ 達 成感 を表 現 し てい る 。 ・ケ ー キに の ってい る 果 物や クリ ー ムも 理 解 し てい る 。 ・ブルーベリーと答えた子どもは 自分の答えに満足 している。自 分 た ち の 食 べ た い 物 を 作 る ・「 つ くり た い」 何を つ くろ う かと 考え て わ く わく し てい る。 囗ぐ ち に食 べ 物を つ ぷや く 。 ・「 パ フェ 」 「ケ ーキ 」 「 パン ケ ーキ 」 「 ラー メン 」 「ド ーナ ツ 」「 誕 生日 ケ ーキ 」 「 アイ スが 食 べた い」 「 宇宙 ま で届 く 大き な ケ ーキ を 作り たい 」と い う 。 一画用 紙や 毛 糸な どの 材 料を 使 っ て、自 分 た ち の好 きな 食 べ物 を 作る 。 ・ ラー メン の 具材 を 作っ てい た 際「 緑の ス ト ロ ーは ?こ れ 切っ てネ ギ に する ! 」 ・「 豚 卜 」 と答 え 、ス ポン ジ に 茶色の ペ ン で 塗っ てい た 。「 ゆ で卵 もの せよ う 」「 海 苔 も のせ たい 」 ・「 だ んだ ん さく らん ぼ に 見え てき た ∼! 」 と 言い なが ら さく らん ぼ を 作っ てい た 。 ・ 材料 のス ト ロー をみ て 「ろ う そく た てよ う よ 」 ・ 大き な土 台 とは 別に オ リジ ナ ルの ケ ーキ を 作り 、 大き な ケー キの 隣 に つけ る 。 ・「 色 塗っ た ら苺 に 見え るね 。 」と 言っ て 見 せ る。 「 チョ コレ ー ト! 」と 自 慢げ に 答え る 。 ・「 見 て 見 て」 と出 来 上が っ たも のを 自 慢 す る。 ・ 「 今 か ら み んな に 好 き な 食 べた い も の を 作 って もら い ます 。 」 「 食べ 物何 を 作り たい ? 」 ・ 3つ のグ ル ープ に分 か れて 、食 べ たい も の を みん な で一 つ作 る 。 ・ 各グ ル ープ 、学 生2 人 がサ ポ ート す る。 ・ 子ど もた ち の発 想を 生 かし 、協 力 する よ う に 促す 。 ・ 材料 を聞 く こと によ り 、何 を 作っ てい る の か を意 識 させ る。 ・ 茶色 の 毛糸 をも っ てい る子 ども に「 パフ ェ や ったら 茶色 って なん や ろう 」と 聞 く 。 ・ 子ど もの 言 葉を 受け 止 め共 有 する 。「 い い ね 」「 上手 や ね」 ・わくわくした 様子で好きな食 べ物を思い出しながら 発表している。 ・「 パ フェ 」 とい う言 葉 が多 く出 た 。絵 本 の 中 で金 魚鉢 の 中に 巨大 パ フェ が出 て くる と こ ろが あり 、そ れが 印象 的 だっ たと 思 われ る 。 ケ ーキ の 大き さを 自分 なり の 言 葉で 表現 し て いる 。 ・ 作 り た い も の が2 つに な っ た と こ ろ も あ る 。 ・ど ん どん ア イデ アが わい て き て、 次第 に 材 料を とり に い き、 食べ 物 づく りに 没 頭し てい た 。 ・ね ぎ を 緑の スト ロー を 輪切 りし て つく る な ど 、より 正 確 に思い 出 し て再 現し よ うと し て いる 。 ・自 分 の 作っ てい るも の を意 識し な がら 具 材 を 考 え 、 様 々 な 素 材 を 活 用し て、 食 べ 物 を 作っ てい る 。 ・「 こ うし たら おい し そ うに なる 」 など 、 伝 え 合い なが ら 色や 形を 思い 浮 か べ、 食べ 物 を 作っ てい る 。 ・ イメ ージ を 膨ら ませ な がら 食 べ物 を作 っ て いる 。 ・ アイ デ アを 出し 合い な がら 作っ て いる 。 ・作ったものを確認している。 ・し っ かり イ メー ジを し なが ら 作っ てい る 。 ・出 来 上が っ た満 足感 を「 見 て 見 て」 とい う 言葉 で伝 え てい る。 作 っ た 食 べ 物 を 発 表 す る ・ すみ れ1 の 子ど もた ち が 、作 った 食 べ物 を 電 子レ ンジ の 裏に 隠し て グル ー プみ んな で 電 子レ ン ジの 中 に入 る 。 ・ みん な で歌 う。 「 はら ぺこ り んり ん は ら ぺこり ん りん な あ にか な」 「 たべ たい な チ ー ン 」 ・ 電子 レン ジ から 出 てき て 作っ たも のを 見 せ る 。一 人一 人 に見 せ る。 す みれ 1の 子 ども たち が 答え る 。 ・「 ケ ー キ」 「 誕生 日 ケー キ」 「ろ う そく 」「 ブ ル ーベ リ ー」 「 イチ ゴ」 ・ 作っ た 料理 のそ ばに 多 くの 子 ども が興 味 を も って 寄っ て いき 、 後ろ の子 ど もが 「 見え な い 」と い う。 ・「 ふ わ ふわ して る 」 ・ みん なが 大 きな 拍手 を す る。 ・「 作 った も のを みん な に見 せる よ 。 すみ れ 1 さん お 願い しま す 。」 ・「 み んな で 歌う よ 」 ・「 何 かな 」 ・「 ケ ーキ に は何 がの っ てい るの か な 」 ・ 「 ろ う そく のせ た 」 「 ブ ル ーベ リ ー の せ た 」「い ち ご もの せ たの 」 「 お い し そう だと 思 う 人 は 拍 手を し ま し よ う 」 ・ うれ し そう に電 子レ ン ジの 中 に作 った も の を もっ てみ ん なで 入 る。 一言葉 の響 き やリ ズム を 楽し ん でい る。 ・ 電子 レン ジ から 勢い よ く出 て きて みん な に 自 信た っ ぷり に見 せ る。 ・ 「誕 生 日ケ ーキ 」と 言 い直 し てい る。 ・デコレーションケーキをイメージして作ったことがわ かる。 ・ 「○ ○ のせ た」 のよ う に「 のせ た 」を 補 う こ とに より 、 自分 の言 葉 をし っ かり 受け 止 め ら れた こ とを 感じ るこ と がで き る。 ・ ケー キ にの って いる 綿 を見 て 「ふ わふ わ 」 と 表現 し てい る。 ・よさを認め合い、 みんなで出来上がった満足感を 共有している。 ・ すみ れ2 の 子ど もた ち が 、作 った 食 べ物 を 電 子レ ンジ の 裏に 隠し て グル ー プみ んな で 電 子レ ン ジの 中 に入 る 。 ・ みん な で歌 う。 ・「 は ら ぺこ りん りん はら ぺ こり んり ん なあ に かな 」 「た べた い な ち 一ん 」 ・ すみ れ2 の 子ど もた ち が 答え る。 ・「 ラ ー メ ンと パ フェ 」 ・「 肉 」[ チ ヤー シュ ] 「ね ぎ 」 ・「 リ ンゴ と バナ ナと さ くら ん ぼと ア イス 」 「 イチ ゴ」 「 青り んご 」 と自 分 たち の 作っ た も のを 指 さし なが ら 話 す。 ・ みん なが 大 きな 拍手 を す る。 ・「 す みれ 2 さん お 願い しま す 。」 ・「 み んな で 歌う よ 」 ・「 何 が でき たか な 」 ・「 ラ ー メン には 何が の って いる か な 」 ・「 パ フェ に は何 がの っ てい るか な 」 「 お い し そう だと 思 う 人 は 拍 手を し ま し よ う 」 ・う れ し そう に電 子レ ン ジの 中に 作 った も の をも っ てみ ん なで 入る 。 一言葉 の響 き やリ ズム を 楽し ん でい る。 ・自 分 たち の 作っ たも の をは っき り 答え る こ とが で きる 。 ・「 何 がの っ てい るか 」 とい う質 問 に答 え る こと が でき てい る 。 ・自 信 をも っ て作 った も のを 指 さし なが ら 答 え てい る。 材 料を はっ きり 意 識し て 作っ た こ とが 分 かる 。 ・よさを認め合い、 みんなで出来上がった満足感を 共有している。 ・ チュ ウリ ツプの 子ど も たち が 、 作った 食 べ 物 を電 子レ ン ジの 裏に 隠 し てグ ル ープみ ん な で 電子 レン ジ の中 に 入る 。 ・ みん な で歌 う。 「 はら ぺこ り んり ん は ら ぺこり ん りん な あ にか な」 「 たべ たい な ち 一 ん 」 ・ チュ ウリ ツプの 子ど も たち が 答え る。 ・「 パ フェ 」 「イ チ ゴ」 ・ でき たも の をみ よう と 前に 集 まっ てく る 。 ・「 り んご 」 「ブ ドウ 」 ・ 作っ たも の をみ つめ る が何 が のっ てい る の か は答 えら れ ない 。 ・ みん なが 大 きな 拍手 を す る。 ・ チュウ リ ツ プさ んお 願 いし ま す ・「 な にが で きた か な」 ・「 何 がの っ てる か な」 「 お い し そう だと 思 う 人 は 拍 手を し ま し よ う 」 ・う れ し そう に電 子レ ン ジの 中に 作 った も の をも っ てみ ん なで 入る 。 一言葉 の響 き やリ ズム を 楽し ん でい る。 ・自 信 な さそ うに 答え る 。 ・5 歳 児の 子 ども たち は 、何 が でき たの か 興 味 津々 で 見に くる 。 ・何 が のっ てい る のか 、 何と なく 作 った も の はわ か っ てい るよ うで あ るが 、は っ きり 答 え られ な い 。 ・よさを認め合い、 みんなで出来上がった満足感を 共有している。