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て 終 わった おまけに 日 照 時 間 の 少 なさは 東 京 では 1977 年 以 来 37 年 ぶり 記 録 の 残 る 過 去 4 番 目 の 短 さだったと 言 う 人 間 もふうふう 青 息 吐 息 だったが 温 度 と 日 照 時 間 に 敏 感 に 反 応 する 植 物 たちに と

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近岡

勝夫

さん 相変わらず暑さと雨が続く 8 月の初旬、合間をぬって久しぶりにそうか公園を訪れる。湿気が多い なか蚊かに刺さされながらも、シーズン初めてのツツドリ(写真①)を見られたのは収穫であった。まだ 渡来したばかりなので、この時期は人の気配を感じるとすぐに移動してしまう。帰り際にツミ雌(写 真②)の姿も確認できた。 8 月中旬、そうか公園の草むらに一際ひときわ大きい蛾が、その名はオオウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜 科)開張 45~50mm、類似はウンモンクチバやニセウンモンクチバがあるが、個体によって見分けが つかないようだ。翅はね模も様ようが雲のように見えるので「ウンモン=雲紋」と付いたようようだが、自分には どう見てもそのように見えない。オオウンモンクチバを見分けるポイントは、翅模様の中に左右「ム ーミン」の顔がある(写真③○印の中)。幼虫(成虫と合成写真③)の食草はヌスビトハギ、フジ、 クズ、ダイズ、その他のマメ科。 8 月下旬、公園に早くも秋の気配が感じられる。池付近には彼岸花が咲き、その蜜を求めてクロアゲ ハ(写真④)がやって来た。毎年ここの彼岸花は他の場所より早く咲く。付近の芝生広場ではベニシ ジミが恋の真最中(写真⑤)、この状態では雄、雌の区別は難しいが左が雌、右が雄だろう。ちなみ に雄は後ろの羽に青い斑点がある(合成写真⑤下)。 サンコウチョウが数日前から渡来していると情報をもらう。昨年は9/3 に初見しており例年より早い 渡来に驚く。数回通いやっと確認したのが月末であった(写真⑥)。 その他、そうか公園及び付近の野鳥と昆虫(仲間の M さんより協力願う) 野鳥…カワラヒワ、ムクドリ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、オナガ、…ムシクイ、 キビタキ雌、キジ、カイツブリ、ゴイサギ、ホシゴイ、カルガモ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カ ワセミ、カワウ 昆虫…アジアイトトンボ、オオシオカラトンボ、オオヤマトンボ、ギンヤンマ、コシアキトンボ、 コノシメトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ハグロトンボ、 アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ、イチモンジセセリ、イチモンジチョウ、ウラギンシジミ、キア ゲハ、キタキチョウ、ゴマダラチョウ、コミスジ、コムラサキ、サトキラダラヒカゲ、チャバネセセ リ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、ヒメジャノメ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、モンシ ロチョウ、ヤマトシジミ、シロオビノメイガ、ヒメネジロコヤガ、ミノムシ、モモノゴマダラノメイ ガ、モモクロシャチホコ(桜の木などにつく毛虫)、ワモンノメイガ、アオメアブ、アミガサハゴロ モ、エサキモンキノカメムシ、オオスズメバチ、オオフタオビドロバチ、オオクロアナバチ、カナブ ン、カブトムシ、キイロスズメバチ、キンケハラナガツチバチ、クロアナバチ、コガタスズメバチ、 コバネイナゴ、サクラコガネ、シオヤアブ、ショウリョウバッタ、シロテンハナムグリ、セグロアシ ナガバチ、マガリケムシヒキ、ミカドジガバチ、ムモントックリバチ、他セミ 4 種

緑花文化士 河野

省子

さん 松原団地周辺 ○ 連日最高気温が 35℃を超えて猛暑と言うよりも酷暑こくしょと言ったほうが良いような暑さから始まった 今年の 8 月は、月末になると一転して最高気温が 25℃と 10 月中旬並だという肌寒いほどの日が続い

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2 て終わった。おまけに日照時間の少なさは、東京では1977 年以来 37 年ぶり、記録の残る過去 4 番目 の短さだったと言う。人間もふうふう青息吐息だったが、温度と日照時間に敏感に反応する植物たちに とっては、それこそ死活問題であったに違いない。開花時期などが、例年に比べて大きく変化したもの がかなりありはしないか、気になるところである。 ○ 先月号で触れたクシゲメヒシバのことだが、原色日本植物図鑑・下巻(昭和39 年保育社刊) のメヒシバ属の説明の註に次のような記述を見つけた「メヒシバの小穂の縁に開出した毛を生ずるもの がクシゲメヒシバであるが、同一個体または同一花序内にクシ毛の小穂と普通形とが混じってつく事す らあり、分類単位であるか否か疑わしいので区別しない」。今月は特に注意してメヒシバを観察してみ たが、場所によって多少の違いはあるが、どこでもかなりの頻度でクシゲが混じっていた。伝右川沿い の草地にはびこったベニバナマメアサガオの群落の中に生えていたメヒシバは、同じ花序の中に小穂に 毛が生えているクシゲと毛の生えていない通常のものとが混生していて、まさに図鑑の説明の通りだっ た。 ○ 新入居者の引越しも終わって生活の場として動き始めたコンフォール14~20 号棟の区域はすっか り整備されて自然観察の場としてはいささか 趣おもむきに欠けて見える。14~16 号棟南面の芝生には盛大に 野草が繁茂していたが、月末には除草が行われて、柵に絡み付いてたくさん花を咲かせていたアイノコ ヒルガオや棘の痛いワルナスビ、ボタンクサギ、アキノエノコログサやメヒシバ、オヒシバもすっかり 姿を消してしまった。だが、根から抜き取られたわけではなく草の上部を刈り取られただけのようなの で、時間が経てばまた伸びだしてくるのではないか。きちんと造園された植え込みの中にも、やがて野 草が芽を出してくるだろう、どんな植物が出てくるか、自然を愛好する者としては、公団管理者には申 し訳ないが、この後のたくましい植物たちの変化の様子を楽しみに見守っている。 ○ 下旬、外環の側道(旭町 5 丁目浄水場北側)を歩いていてガガイモが蔓を伸ばして白い花を咲か せているのを見つけた。だがガガイモの花は紫のはずである、どう見てもこの草はガガイモに違いない のだが。帰宅すると早速家中の図鑑をひっくり返してみた。だがどれを見てもガガイモの花は紫、と書 いてある。諦めかけて、ふと最近買った「雑草と野草がよーく分かる本」を開いてみたら載っていた。 シロバナガガイモとある、学名から見てガガイモの亜種のようだ。最近は新しいものが見つかったり、 外来種があったり、分布範囲が広がったり、などで、普段お目にかからない珍しい種類に出くわすこと があって、ちょっと旧い図鑑には載っていないものも多く、同定が非常に難しくなった。ちなみにこの シロバナガガイモは、昨年発行された「植物検索ハンドブック・埼玉 2824 種類」「植物分類表 2011 年版」「埼玉県植物誌1998 年版」には載っていない。 ○ 団地の旧A地区の南側、伝右川右岸の空き地に群生したベニバナマメアサガオを昨年見つけた。今 年も今月半ばから咲き始めた。早速蔓を取ってきて空き瓶に挿して窓際のガラス室の上に載せておいた のだが、枯れもせずにずっと花を咲かせ続けている。だいぶ長いこと楽しんだので、月末に整理しよう としたら、なんと発根してかなり長い根が伸びていた。その生命力に脱帽。 8月の松原団地周辺の開花種(木本を含む) ● 野生のもの、逸出して野生化したもの (双子葉類) きく科 ノゲシ、オニノゲシ、ウラジロチチコグサ、ヒメジョオン、ハキダメギク、 ハルシャギク、チチコグサモドキ、オオアレチノギク、ヒメムカシヨモギ、

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3 アメリカオニアザミ(残花) ごまのはぐさ科 ツタバウンラン なす科 ワルナスビ、イヌホウズキ しそ科 クサギ、アメリカハッカ あかね科 ヘクソカズラ ひるがお科 コヒルガオ、アイノコヒルガオ、ヒルガオ、アメリカアサガオ、 タイワンアサガオ、ベニバナマメアサガオ ががいも科 シロバナガガイモ あかばな科 ユウゲショウ、ヒルザキツキミソウ、コマツヨイグサ、マツヨイグサ、 メマツヨイグサ とうだいぐさ科 コニシキソウ、エノキグサ ぶどう科 ヤブカラシ かたばみ科 アカカタバミ、カタバミ、オッタチカタバミ まめ科 シロツメクサ けし科 タケニグサ あかざ科 シロザ、ゴウシュウアリタソウ すべりひゆ科 スベリヒユ ざくろそう科 クルマバザクロソウ おしろいばな科 オシロイバナ たで科 ヒメツルソバ、オオケタデ、イヌタデ (単子葉類) かやつりぐさ科 ハマスゲ、カヤツリグサ いね科 エノコログサ、オオエノコロ、ムラサキエノコロ、アキノエノコログサ、 セイバンモロコシ、シマスズメノヒエ、メヒシバ、コメヒシバ、オヒシバ、 イヌビエ つゆくさ科 ツユクサ ● 植栽されている植物 (双子葉類) きく科 ユリオプスデイジー、ガザニア、オステオスペルマム、マリーゴールド、 ハルシャギク、ルドベキア、ダリア、ヒャクニチソウ、コスモス、ヒマワリ、 キバナコスモス ききょう科 キキョウ すいかずら科 アベリア のうぜんかずら科 アメリカノウゼンカズラ なす科 ペチュニア、キダチチョウセンアサガオ、タマサンゴ しそ科 宿根サルビア、ラベンダー、ムラサキサルビア、クサギ くまつづら科 ランタナ、バーベナ、コムラサキシキブ ひるがお科 モミジバルコウソウ、アサガオ、ソライロアサガオ きょうちくとう科 キョウチクトウ、ニチニチソウ みつがしわ科 アサザ いそまつ科 ルリマツリ

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4 みそはぎ科 サルスベリ うり科 ニガウリ しゅうかいどう科 ベゴニア・センパフローレンス あおい科 ウキツリボク、タチアオイ、モミジアオイ、ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、 オクラ ふうろそう科 ゼラニウム ばら科 バラ まめ科 エンジュ ふうちょうそう科 ハリフウチョウソウ きんぽうげ科 シュウメイギク ひゆ科 センニチコウ すべりひゆ科 マツバボタン、ハナスベリヒユ つるな科 マツバギク、ハナズルソウ (単子葉類) かんな科 カンナ いね科 シバ ひがんばな科 サフランモドキ、タマスダレ ゆり科 アルストロメリア、アガパンサス、タカサゴユリ、フイリヤブラン

彦坂 正治

さん

新栄ビオトープ池の生物

私は、あやせ新栄ビオトープの維持管理活動に参加したり、野鳥観察をしたりしてビオトープには、 よく訪れます。野鳥については、ビオトープを中心とした綾瀬川流域で年間約40 種の野鳥を観察して います。その中には、昨年11 月―12 月に河川敷の池に居たクイナも含まれます。 さて、その池に尾の黄色い魚が泳いでいるのを見つけました。それは 7 月中旬のことでした。その 後気になってましたが、8 月 9 日に再度出会い、掲載けいさいしてるように鮮明な写真が撮れて、それがグッピ ーであることが判明はんめいしました。これを機会にこの池に生息してる生物を予備的ではありますが、自分 なりに調べてみました。その結果、日本の湖沼、河川の全体にも通ずる問題、課題が見えてきました。 アマゾン川になぞらえタマゾン川とも呼ばれる多摩川では、在来魚約50 種に対し 200―300 種もの外 来魚が、生息してると言われています。それは 観 賞かんしょう用、ペットとして飼育されてた外国産の生物が、 川に放たれたことが原因です。近年川の水温上昇により本来熱帯にしか生息しないはずの魚類等が、日 本の河川に繁はんしょく殖して生態系を 脅おびやかしている実態は、相当深刻しんこくであると感じます。 今回、あやせ新栄ビオトープの河川敷の池で確認した生物は、次のとおりです。(実際には、もっと 多くの生物が生息してるものと思われます。) カダヤシ 写真⑴、モツゴ 写真⑵ 、ボラ、コイ、グッピー 写真⑶、 セルフィンモーリー 写真⑷、クロベンケイガニ 写真⑸、 ザリガニ、 ウシガエル 写真⑹、トウキョウダルマガエル(?)、 ミシシッピーアカミミガメ 注)セルフィンモーリーとは、カダヤシ科の観賞魚で繁殖力はあるようです。

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5 クロベンケイガニは子ガニもいたこと、池に巣穴もあるので、ここで繁殖してるようです。やはり外 来種が目につきますが、これも今や普通の状態と言えるのかも知れません。観賞魚がこの池にいるのは、 心無い人が直接放ったのか、綾瀬川から侵入したのかは判明しませんが、いずれにしても、もっと詳し い調査により、池と綾瀬川の生態系がどのようになってるか知ることができればと思ってるところです。 綾瀬川についても在来魚を外来魚が圧倒して、タマゾン川ならぬアヤゾン川となってはいないでし ょうか。 ⑴ カダヤシ ⑵ モツゴ ⑶ グッピー ⑷ セルフィンモーリー ⑸ クロベンケイガニ ⑹ ウシガエル

宮腰

敏幸

さん 宝の川 ? 急に気温が下がってミンミンゼミやツクツクホウシがカネタタキやコ オロギとバトンタッチした、気候に成って来ました。 先日の事に成りますが、松原に用事が有りバス停に向かおうとして、 H建機の方に向かっている途中で古綾瀬川に架かかる小さな橋の上から水 面を見ると、観た事がある水草が揺ゆら揺らしていた、(オオカナダモじ ゃね?)夕方と云う事もあり辺りも暗く成って来たので、後日、観察に 出掛ける事にした。其その場所は、川と言っても両側をコンクリートで固 められ緑の網あみのフェンスで仕切られた用水の形態である。以前は、田ん ぼの用水として活躍かつやくして居たと思うが住宅が建ち並び影の薄い存在に成って ミンミンゼミ

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6 いる。此処こ この場所は、200m位の直線に成って居て流れも速く、S高校前の澱よどんでドブ川の様な場所と 違い、水も澄すんで魚も何匹か泳いで居るのが確認出来る。此の環境だから自生出来るのだろう。カナ ダモは、金魚屋等で30cm位の物を5本位束にして300円位でアナカリスとか言って販売している。此 の川の物は1m位の長さが有り、太くて色も濃く、可か也なりの上物で150m位自生している。これを売れば 一財産等と皮算用かわざんよう、でも冬に成れば枯かれると思う。 アナカリス アナカリス この支流がどこに流れ込んでいるのか以前より気に成っていたので、 下流の方に足を進めると塀へいの所に細長い物が有り、良く観ると 80cm 位のアオダイショウだった。子供の頃は通学時や田んぼや畑、川の土 手等で出くわしたが、自然が無くなり蛇へび等にも住み辛づらい世の中に成っ たと思う。以前は、家の猫が小さいのを銜くわえて来てオモチャにしてた 事が有ったが、もう飽きてしまったのか最近ではカナヘビ等も捕って来 なくなった。此の蛇は日向ぼっこをしてるのか、脱皮の準備をしている のか、捕食の為に居るのか蛇に聞かないと解らないし、聞いても解らな いので、その場を立ち去り、更に下流に向かった。川は、急に曲がりバ ス通りを越えて越戸橋付近のK食品の敷地を通り古綾瀬川の運河に注そそ がれていた。此の川のカナダモが切れて松江のビオトープに流れ着くの だろうと思う。 アオダイショウ 害虫と私 毎年の事ですが、今年もオオスカシバが遣やって来ました。奴は 柑橘類 かんきつるい を中心に辺りかまわず卵を産み付けて行く。多分、高性能 なナビを持っていて毎日遣って来る。追い払っても、又遣って来 る。結局、捕殺するしかない。生き物は、人間と違って何か特殊 なメカを持っている様で家の猫も夕方の4時半頃に成るとニャー (餌)ニャー(早く)と毎日催促さいそくする。多分、正確なデジタル時 計を持って居る様だ。子供の頃に此の蛾を初めて観た時は、蜂か な?ホバリングする様を見てハチドリ(日本には居ないのに)じ ゃないのか?と真剣に思っていた。世の中にはスズメガ好きの人 も居るらしいが、親が死んでも、今度は幼虫退治が待っている。 オオスカシバ

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7

藤男

さん

★あやせ新栄ビオトープ

・定例作業

8 月 2 日(日)猛暑予報にもかかわらず、午前 9 時に18 名(内新栄中 5 名)が参加、河川敷での作業 は避さけて、木陰のトンボ池と鳥と友だち広場で作業を行いました。トンボ池では排水ポンプで水を抜き 厚く溜まったヘドロをバケツリレーで除去して 8 月末まで日干し、鳥と友だち広場でも池水を抜いて 雨水が溜たまらぬようビニールシートで覆おおいました。作業中は熱中症にならぬよう十分水分を摂とり、10 時30 分頃に切り上げました。(写真A、B) →トンボ池の日干しについて トンボ池の水供給は主に雨水で、周囲の落葉樹から多くの枯葉が池に落ち、落葉は腐ふはい敗して池の底 に溜まりヘドロ化を重ね、最近行った水質検査の結果でも溶出した窒素・リンの蓄積ちくせきと酸素濃度の低 下を示しています。このため池内の生態系も崩壊ほうかいし、水質階級Ⅳの指標生物の類すら発見するのも稀 です。今回は水質悪化の原因である有機物や窒素・リンなどを多く含む「ヘドロ」を取り除いて水質改 善をすすめ、日干しで窒素やリンを減らし酸化状態で泥の腐敗を防ぎます。

・開花情報

8 月中旬、河川敷でナガボノシロワレモコウと実験地内のタコノアシがいずれも白色の花をつけてい ます。シロバナサクラタデは来月のようです。(写真C、D)

★古綾瀬ビオトープ

・水生生物調査続行中!

8 月 16 日(日)午前、7 月に続いて 5 名で水生生物調査を行いました。もんどり 2 個、四手網、カニ 網にそれぞれ餌を入れて仕掛けて待つこと約1時間、Iさんがもんどりを引き上げた途端と た ん、“佃煮つくだにに できそう!”と歓声が上げました。手づかみで観察ケースに入れて覗のぞくと大半がタイリクバラタナゴ で、他にモツゴやフナ、カダヤシが少々。ベンケイガニを期待してカニ網を引き揚げるもアメリカザ リガニ 2 匹、四手網もバラタナゴでした。前日が大潮だったので大漁になったと思われますが、タイ リクバラタナゴが格段に多かったのが気き懸がかりです。 今回は多量のバラタナゴにウンザリして数えませんでした。(写真E、F)

★道端の御三家に会いに行こう

今日もヘラとルーペとカメラを持って家を出ましたが、道端にしゃがんでルーペを使っている姿は我 ながら 頗すこぶる怪あやしいことに気付きました。銀色で目をひくギンゴケの周りで道路やコンクリート塀で見 られるホソウリゴケ(ハリガネゴケ科)とチュウゴクネジクチゴケ(センボンゴケ科)、ハマキゴケ (センボンゴケ科)を道端の御三家と呼ぶ人がいます。先ず自宅の塀下で青々したのがホソウリゴケ (ギンゴケに似るが乾燥しても銀色にならず緑色のままで湿ると葉が茎から離れて開くとか)、次に隣 家の塀に乾いて茶褐色で生えているのがハマキゴケらしいのでルーペを近づける。三つ目のチュウゴ ク・・・はなかなか見つからない。(写真G、H)

★クビアカツヤカミキリ

埼玉県生態系保護協会草加・八潮支部長 加納正行氏の「駆除対策総括」より一部抜粋

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8 今年環境省の「我が国の生態系等に被害を及ぼす惧おそれがある外来種リスト」に掲載けいさいされたこのカミキ リの駆く除じょ・調査活動も 3 年目となりました。今年は発生すると思われる桜に市がネット設置、研究用検 体を除き現地捕殺する事、更に「ネット内のカミキリ採取禁止」の注意看板を掲示、その為昨年の様なト ラブルはありませんでした。尚ネットの密閉が不完全な部分も多く、飛散や多くのマニアに採取されたの は計算外でした。3 月に市役所ロビー、6 月に環境フェア等で被害の実態と駆除活動報告展示を行い、更に 13 名の駆除パトロール(みどり公園課登録)が 6/8 から 50 日間駆除活動を実施した結果、成虫の確認は 67 頭でした。今年の確認数は昨年の約 1/2 で、この原因は、多数のムシヤによる採取、被害木の伐採による 発生減少、発生が少ない周期年等が推測されますが、実態は不明です。 草加での早期情報公開により多数が周知し、愛知、草加に次いで、東京、群馬、徳島、大阪での発生が確 認され、草加における活動がその一助となったものではないかと思い、その成果は、猛暑にもかかわら ず駆除・調査に参加して下さった方々のご協力によると感謝しており、心から御礼申し上げます。最後 に、このカミキリの知見は不十分とされ、更なる被害も出ると思われます(31 本にフラス(8/23))。来 年以降もこの活動は、継続する事になると思われますので、ご協力をお願いいたします

見かけた生き物(あやせ新栄ビオトープ付近)

鳥類

スズメ、カラス、ツバメ、キジバト、ムクドリ、ハクセキレイ、カワウ、カルガモ オナガ、シジュウカラ

昆虫類

モンシロチョウ、モンキチョウ、ツマグヒョウモン、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、 ジャコウアゲハ、クロアゲハ、ベニシジミ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、 イナゴ、コオロギ、オンブバッタ、テントウムシ、アキアカネ、シオカラトンボ♂

爬虫類

ヤモリ

両生類

トウキョウダルマガエル

植物

シロツメクサ、アカツメクサ、ノゲシ、ヘビイチゴ、ヒメジョオン、ムラサキツユクサ シマツユクサ、ユウゲショウ、タコノアシ、ナガボノシロワレモコウ他

写真A 日干し中のトンボ池 写真B シート掛けした池

写真C

ナガボノシロワレモコウ

写真D タコノアシ

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9

写真E もんどり引き上げ 写真F 大漁バラタナゴ

写真G ホソウリゴケ 写真H ハマキゴケ

清水

ヨシ子

さん 新善町西~国道バイパス外環側道 野草・・・エノコログサ・メヒシバ・コヒルガオ・オシロイバナ・宿根アサガオ・スベリヒユ・クサ ダイオウ・ヘクソカズラ・ヤブガラシ・ヒヨドリジョウゴ・ヤブミヨウガ・キカラスウリ ・セイバンモロコシ・オガルカヤ・カヤツリグサ・ツキミソウ・ツユクサ・ヘラオオバコ ・ヒルガオ・朝鮮アサガオ・ヒメジョオン・ヒメムカシヨモギ・ノブドウ・ノゲシ・ミチ ヤナギ・タケニグサ・ゼニアオイ 樹木・・・アベリア・シモツケ 8 月より築 40 年の我が家改築のため仮住まいをしています。地盤調査で限りなく岩盤が見つからず、 工事費が予算オーバーになりました。沼地より 10mと近く、そして田んぼの中なので、あたり前です。 老後安心な家作りを望むため、お願いしました。 断だんしゃ捨離りをくり返しているが、30 年前市の公募でホタルを飼った資料が出てきた。子供達の観察記録、 そしてボーイスカウトの活動記録である。ホタルを育てて、一生を見ることができた。彼らの記録は、 大切な宝です。 ワースト 1 の綾瀬川、汚名脱皮の願いでイベントが企画されていましたが、今は市民が親しめる綾 瀬川としてイベントも多く、私も楽しませてもらってます。 猛暑が続いた 8 月、今年もオニヤンマとスイマーの共演を楽しみに泳ぎ続けている。先日、水泳帽 にセミがついたまま泳いでいたそうで、セミの気持ちがよくわかった。

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10 新田小プール近くでオニンヤンマが飛んでいたので、もう少しと待ち望んでいる。熱湯プールだった が、今は大会もありしっかり水交換され気分最高である。 ところで、外環フィールドでは水不足で、イネ科の植物も葉をたたんで耐えている。しかし、この 豪 ごう 雨うと長雨で一気に息を吹き返している。 お花は少ないが、サンゴジユの赤い実がグリーンロードに色をそえて、秋を待っている。

草野

美津枝

さん 稲荷五丁目~葛西用水周辺 先月このフィールドでの初観察のイワダレソウは、下げすい水ぶた蓋の緑に沢山生えていた。暑い陽気に白い 小さな水玉の様な花が涼すずしげだ。 ある朝、庭のツタ科植物に多くのコガネムシが居て、葉脈を残しレース状になっていた。動きが鈍にぶ く、捕まえると糞ふんをする。その事からアオドウガネと判明。「葉をたべるなかま」と図鑑にあった。 先月ヒマワリの花ビラをたべていたコガネムシは、シロテンハナムグリ(スケッチ

a )で「花にく るなかま」だそうで花に来るからハナムグリ?こちらは美しいが、どちらも人間にとっては困こまりもの なので捕獲した。 10 日玄関ドアに、今年おなじみ・ ・ ・ ・になったコウチスズメが留とまっていた。今回は107 個の卵を生んだ。 昆虫も発生当たり年があるのか、昨年、一昨年にはアカボシゴマダラをみられたが、今年はまだ見掛け ない。レポートされているのだから、自分だけチャンスが無いのか・・・ 家人が道路で拾ひろって来たカブトムシは、角の先が少し欠けている。前ばねに模様あり、飼われてい たような、庭に放してしまったがどうすれば良かったのか、後になり考えてしまった。 20 日セミの羽音が聞こえ、元を探すとカマキリに捕まったアブラゼミが居た。救出?この場合は、 カマキリの食事と考え自然にまかせた。 25 日セスジスズメ(スズメ科)の終齢幼虫、黒地に赤い紋 5 対、黄色い紋 2 対とカラフルイモムシ が道路に居た。皆がキライなタイプだな、と捕獲したが成虫になれるか・・・ 30 日朝、片翅かたばねが委いしゅく縮して開けないキアゲハが居る。(スケッチ

b )思い起こすと8 月 14 日、イタ リアンパセリにいた2 匹の幼虫か?以前育てた同じアゲハチョウ科のアオスジアゲハは 蛹さなぎの期間が15 日間だったので、そのうちの一匹だろう。飛ぶ事は出来ないが雨が降ると葉の裏に避ひなん難し、高い所に も移動したりと元気だ。仲間が来てくれれば良いと、とても気になっている。 今月は前半の暑さに比べ、後半の涼しさでナツズイセンの 2 度咲き、久しぶりのガガイモ開花、し かし、昨年の花には会えない等、あまりの天候不順で身体にも厳きびしい夏だった。

a シロテンハナムグリ

b キアゲハ

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村木 浩一

さん 今回は、獨協大学の敷地内での観察記録です。 6月に入って、新田小へ向かう途中、近道しようと獨協大校内を通る。グランドそばの芝生広場に ビオトープと小さな田んぼがあったので、10分ほど立ち寄ってみた。オオシオカラトンボ♂が止まっ ていたのでしばらく見ていると、黒い影が横切った。あとを追うと、クロスジギンヤンマとわかる。胸 がワクワクした。初めて見た北本自然観察園での感動が湧わき上がってきた。つい最近、そうか公園で見 たばかり。こんな近くにいたんだ。写真に撮ることはできなかったが、確認できたことで目標が定まっ た。毎朝、このビオトープに立ち寄っては探した。でも、見つけたのは、3回。3度目は、小さな田ん ぼを周回していた。何度もカメラに収めようとにチャレンジしたが、止まってはくれない。飛ひしょう翔して いる姿を連写で撮る。小さく速いのでピントが合わない。飛んでいる生き物は、私には未だ難しいよう だ。 獨協大学のビオトープは東西に流れる小さな清流。ホタル飛び交う小川を願い造られたようで手入れ が行き届いている。通路に沿って流れているので誰でもすぐそばで見ることができる。 ビオトープがあるということは、トンボがいるということ。新田小では、シオカラトンボとノシメト ンボの2種のみ。大学のビオトープでは、クロスジギンヤンマを筆頭に9種。そうか公園の12種に迫 る。そうか公園では、年間通して20種のトンボを撮影している。緑の少ない市街地にあって、生態系 の多様性を広げるには、ビオトープは必須と痛感する。この大学に蝶の種類が少ないのは、樹木や植物 の種類に関係しているのであろう。昆虫の数も少ない。新田小には草むらがあった。獨協大学は芝生。 この違いかも知れない。新田小の良さは、草むらがあること。草むらの管理の大切さを改めて感じる。

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獨協大学のトンボ

g クロスジギンヤンマ a ショウジョウトンボ♂ b ショウジョウトンボ♀ e ウスバキトンボ

空中の狩人たち

h アジアイトトンボ♂ i アジアイトトンボ♀ トンボたちは、空中の名ハンター。ウスバキト ンボが止まっているのは希まれだ。いつも忙しそう に空中旋回している。待ち伏せ型の名ハンターは ムシヒキアブの仲間。止まっている写真を撮ると、 虫を抱えていることが多い。体液を吸っていると いう。スズメバチの仲間は、毒針で麻酔をかけて、 肉団子にして運ぶという。 狩りの形もいろいろだ。 獨協大学の生き物たち(6・7・8月) 野鳥 5 種 6 7 8 昆虫(蝶)10 種 6 7 8 1 ツミ♂ ○ 1 ヤマトシジミ ○ ○ 1 ツミ♀ ○ ○ 2 ベニシジミ ○ 2 オナガ ○ ○ 3 モンシロチョウ ○ ○ 3 コゲラ ○ 4 チャバネセセリ ○ 4 ハクセキレイ ○ ○ 5 イチモンジチョウ ○ 5 シジュウカラ ○ 6 ツマグロヒョウモン♂ ○ ○ ○ 昆虫(トンボ)9種 6 ツマグロヒョウモン♀ ○ 1 ショウジョウトンボ♂(写真 a) ○ ○ ○ 7 サトキマダラヒカゲ ○ 1 ショウジョウトンボ♀(写真 b) ○ ○ ○ 8 ナミアゲハ ○ 2 オオシオカラトンボ♂(写真 c) ○ ○ ○ 9 アオスジアゲハ ○ 2 オオシオカラトンボ♀( 〃 ) ○ ○ 10 クロアゲハ ○ ○ 3 シオカラトンボ♂(写真 d) ○ ○ 昆虫(その他)20 種 3 シオカラトンボ♀( 〃 ) ○ 1 アオメアブ(写真 j) ○ ○ 4 ウスバキトンボ(写真 e) ○ 2 シオヤアブ♂(写真 k) ○ ○ 5 ナツアカネ ○ 3 クロバネツリアブ ○ 6 ノシメトンボ(写真 f) ○ 4 トモンハナバチ ○ ○ 7 ギンヤンマ ○ 5 ムモントックリバチ ○ 8 クロスジギンヤンマ(写真 g) ○ 6 コガタスズメバチ(写真 l) ○ 9 アジアイトトンボ♂(写真 h) ○ ○ 7 セイヨウミツバチ ○ 9 アジアイトトンボ♀(写真 i) ○ ○ 8 アブラゼミ ○ ○ 昆虫(蛾)12 種 9 ミンミンゼミ ○ ○ 1 ヒロヘリアオイラガ ○ 10 ニイニイゼミ ○ 2 ビロードハマキ ○ 11 ツクツクボウシ ○ 3 トンボエダシャク ○ 12 ショウリョウバッタ ○ ○ 4 シバツトガ ○ 13 コバネイナゴ ○ ○ 5 不明ネット図鑑で調査中 ○ 14 ハネナガイナゴ ○ 6 不明ネット図鑑で調査中 ○ 15 オンブバッタ ○ 7 キハラゴマダラヒトリ ○ 16 イボバッタ ○ 8 クロシタキヨトウ ○ 17 ハラビロカマキリ ○ 9 シロオビノメイガ ○ 18 マメコガネ ○ 10 ユウグモノメイガ ○ 19 サクラコガネ ○ ○ 11 セスジスズメ(幼虫) ○ 20 ウリハムシ ○ 12モンクロシャチホコ(幼虫) ○

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13 C オオシオカラトンボ d シオカラトンボ f ノシメトンボ j アオメアブ k シオヤアブ♂ l コガタスズメバチ

島田

寿々子

さん 綾瀬川周辺(綾瀬橋~綾瀬川橋) 今河川敷は、セイバンモロコシ覆おおわれている。堤ていぼう防法のり面めんはエノコログサ類とメヒシバ類に占領され、 その上をアレチウリがエネルギッシュに葉を広げている。 マメアサガオの白い花が多いのだが、一箇所にホシアサガオの群落があってピンク色の花を咲かせて いる。 2mにも育ったヨシも花穂を出し始め、オオブタクサも長い雄花に黄色の花粉があふれている。これ はメマスヨイグサかアレチマツヨイグサかと問題になる。アレチマツヨイグサはメマスヨイグサの変種 であるが別々の名前で呼ぶことが多い。花弁の間が離れているかどうかで区別する。このフィールドで はメマツヨイグサが多い。 皆が待っていたセンニンソウも群生して咲き誇ほこっている。この数年姿を消していたゴキヅルが再び 現れて長い蔓つるを伸ばしてヒメガマの葉にからみつき、白い小さな花をつけている。準絶滅危惧種なの で再生したことがうれしい。 立秋も過ぎると、エノコログサ類が数を増やしてくる。エノコログサ オオエノコログサ アエキエ ノコロ キンエノコロ ムラサキエノコロ コツブキンエノコロと。離れた所から見るとキンエノコロ とムラサキエノコロとの区別がはっきりしない。観察会の時も「あれキンエノコロ?それともムラサキ エノコロ?」といい合う。近くで見ればキンエノコロの剛毛ごうもうは黄金色でムラサキエノコロのそれは紫 褐色で判別できる。

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14 午前中にフィールドを歩くと、朝露を含んだツユクサの花が清々しい。鮮やかな青い花弁と黄色い雄 しべが美しい。この頃、このフィールドにもツユクサの仲間が増えている。マルバツユクサ シマツユ クサと。一箇所にこの 2 種とツユクサ シロバナツユクサが一緒に生えている所があって見とれてし まった。マルバツユクサとシマツユクサは昨年あたりから見られ、今年は数を増やしている。南方系の 種なので、これも温暖化の影響であろうか。これらの花は、2 種とも淡紫色で花弁 3 枚とも同色である (ツユクサは 3 枚のうち 2 枚だけ青色)近くの田んぼの中、畔あぜにタウコギが多く見られる。調べてみ ると、これも準絶滅危惧種。市内の他所で見たことがない。この田んぼも宅地化される恐れがあるので、 農家の許可を得てSさんと移植を試みる。5 株ほど堀りとって、長栄ビオトープの実験地に植えた。う まく根づけば良いと思う。タウコギを掘っている時、希少種のトウキョウダルマガエルが一つ二つ水 中にとびこんだ。 今年になって 6 月頃から柿木でも金明町でも見なれない草を多く見るようになった。茎は太く葉も 大きい、ずんぐりした元気な植物。「何だろう?」とずうっと思っていたが、今月末になって花をつけ 出したので、ダンドボロギクと分かった。今は、草丈 1.5mにも伸びて堂々としている。花序は直立し て多数の頭花がついている。花は筒状で両性花、淡黄色でアキノノゲシに1寸ちょっと似にている。初め愛知県 の段戸山で発見されたことからこの名がついた。原産はアメリカである。 下旬になってキチョウが多く発生した。食草であるクサネムの回りをとびまわっている。鮮黄色で 少し大きいのが♂、淡色で小さいのが♀。翅しひょう表がい外縁えんの黒帯が不明瞭なので、もう秋型の蝶だ。♀はク サムネの花の蜜みつを吸ったり産卵したりしている。卵は1.5 ㎜位で非情に小さいので見えにくい。1 箇ず つ産みつけるが、葉表に沢山見られる。 わが家にはスミレ類が多くあるので、ツマグロヒョウモンの訪れが多い。20 日位前に沢山孵化ふ かした のであるが、今は終令になった幼虫が一匹だけ残っている。トリたちの餌になってしまったらしい。盛 んに葉を食べているが、休む時は茎の下の方で静止している。水やりの時は注意しなければならない。 もうすぐ 蛹さなぎになるだろう。 ナガボノシロワレモコウも開花し、ミズワラビも健在である。 今月の開花は 144 種である(7 月は 121 種) キク科 セイヨウタンポポ・ヒメジョオン・ヘラバヒメジョオン・アレチノギク・ヒメムカシヨ モギ・ホウキギク・ヒロハホウキギク・ノゲシ・オニノゲシ・ヨモギ・ダンドボロギク ・キクイモ・ヤブタビラコ・ノボロギク・ハハコグサ・チチコグサモドキ・ウラジロチ チコグサ・タチチチコグサ・オオオナモミ・フユシラズ・ハキダメギク・タカサブロウ ・トキンソウ・アメリカオニアザミ・カントウヨメナ・オオブタクサ・キバナコスモス ゴマノハグサ科 トキワハゼ・アゼナ・アメリカアゼナ・ツタバウンラン シソ科 マルババッカ カタバミ科 カタバミ・アカカタバミ・オッタチカタバミ・ムラサキカタバミ・イモカタバミ バラ科 ヤブヘビイチゴ・ナガボノシロワレモコウ キンポウゲ科 ケキツネノボタン ナデシコ科 ハコベ・ツメクサ・ムシトリナデシコ アブラナ科 イヌガラシ・スカシタゴボウ タデ科 ギシギシ・イヌタデ・オオイヌダテ マメ科 シロツメクサ・アカツメクサ・クサネム・アレチヌスビトハギ・メドハギ ヒユ科 イヌビユ・ホソアゲイトウ・ヒナタイノコズチ ブドウ科 ノブドウ・ヤブガシラ トウダイグサ科 コニシキソウ・ニシキソウ・オオニシキソウ・エノキグサ アカバナ科 ユウゲショウ・メマツヨイグサ・コマツヨイグサ・ヒルザキツキミソウ

(15)

15 ・チョウジタテ ベンケイソウ科 タコノアシ ヒルガオ科 ヒルガオ・コヒルガオ・マルバアサガオ・マメアサガオ・ホシアサガオ ウリ科 カラスウリ・キカラスウリ・アレチウリ・ゴキヅル ナス科 イヌホオズキ・アメリカイヌホオズキ アカザ科 アカザ・シロザ・ゴウシュウアリタソウ クマツヅラ科 クマツヅラ・ヤナギハナガサ イネ科 スズメノカタビラ・オオクサキビ・イヌムギ・コスズメガヤ・ニワホコリ・ススキ ・ジュズダマ・エノコログサ・オオエノコログサ・アキエノコロ・キンエノコロ ・ムラサキエノコロ・コツブキンエノコロ・ヨシ・シマスズメノヒエ・スカキビ ・オヒシバ・メヒシバ・コメヒシバ・イヌビエ・ケイヌビエ・タイヌビエ ・セイバンモロコシ カヤツリグサ科 カヤツリグサ・コゴメガヤツリ・チャガヤツリ・カンエンガヤツリ・ホソミキンガ ヤツリ・コガネガヤツリ・ヒメクグ・ハマスゲ・メリケンガヤツリ・アオガヤツリ ・ヒメムツオレガヤツリ・ヒデリコ・ホタルイ ユリ科 タカサゴユリ・ニラ オオバコ科 オオバコ・セイヨウオオバコ・ヘラオオバコ アオイ科 ゼニアオイ アカネ科 ヘクソカズラ スベリヒユ科 スベリヒユ・ハゼラン・ヒメマツバボタン ツユクサ科 ツユクサ・マルバツユクサ・シマツユクサ オシロイバナ科 オシロイバナ ヤマゴボウ科 ヨウシュヤマゴボウ クワ科 クワクサ・カナムグラ ガガイモ科 ガガイモ ツルナ科 ザクロソウ セリ科 セリ ヒガンバナ科 ヒガンバナ

小林

春記

さん 他人の持っている知識には思わず感嘆かんたんすることがよくある。普段は口数の少ないMさんのレポート を拝見して、昆虫に関する憧憬どうけいの深さに感心した。我々の同好会に参加するようになって、絶大な力 が加わったように思う。過去にも貴重な知識を持った人が何人もいたが、なぜか我々の活動から去って 行った。ある人はハゼラン(写真

Ⅰ)の花の別名が「サンジノアナタ」と教えてくれた。野の生き物に 対して優しく情緒的な観察をする人でもあった。この花は言われたようにまだ明るい午後の 3 時ごろ に開花し、夕暮れまでの短命な花で、図鑑で調べると意外にもマツバボタンと同じスベリヒユ属である という。 あるとき、Sさんが「こんなツユクサがあるんだよ」と差し出した小型の花はその花弁の 3 枚とも 青い色をしていた。畸き形けいなどではなく、昨年のレポーターだより「8 月号NO223」に報告したように 南方系のシマツユクサ(写真

Ⅱ)である。それが手代町付近の綾瀬川の護岸で大きな群落を作っていた。 本来のツユクサも少しだけ混ざっているが特徴のある小型の花を沢山つけている。茎が長く伸びて横に 這はうので、グランドカバーになるようなコロニーの姿であった。 梅雨明けからまとまった雨の降らない日が1か月近くも続いてストックの水をとうに使い切って、水

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16 道水をケチったら植木鉢のものが大分枯れた。猛暑を避けてプリムラの苗床をあちこち移動してみたが 結果的にはほぼ全滅。その後降った大量の雨は 10 分ほどで 900ℓのタンクが満杯になってやれやれで あった。 雨上がりの日、庭に通じる踏み石の際を小さいアリの群れが引っ越し(?)の長い行列を作っていた (写真

Ⅲ)。苔こけが生えている部分はきれいに切り開かれてどこかの山の登山道のようである南のブロッ ク塀から北の門扉あたりまで延々と10mも続いた。翌日の雨に流されてアリの道はほぼ壊滅かいめつした。 穏 おだ やかな黄昏たそがれ時には何種ものアゲハがねぐらを探して庭にやってくる。クロアゲハは何回か撮影し たが今回はナミアゲハ(写真

Ⅳ)を追った。ヤマブキの枝葉に止まっている 2 頭を同時に画面に収めよ うと近づくと、サッと逃げるが、やがて再び同じ枝にやってくる。2 度 3 度とシャッターを切るが、ピ ントが合う前に逃げられる。手振れもあって巧うまく撮れない。 蝶ちょうのほうはまた戻ってくるから悔くやしくて 諦 あきら められない。ストロボでやっと絵が止まった。夜景写真になってしまったが撮影しながら思うのは この蝶が何で同じ場所にやってくるのか不思議でならなかった。 綾瀬川畔(宮代橋~八条大)---8月22・25日--- オランダハッカ エノコログサ ヤブガラシ シロツメクサ メヒシバ オシロイバナ オヒシバ ノゲシ フウセンカズラ ツユクサ マルバアサガオ ニラ セイバンモロコシ ヒメムカシヨモギ アレチマツヨイグサ ヘクソカズラ コヒルガオ アレチノギク クコ ノブドウ カラスウリ マメアサガオ コニシキソウ ヤナギハナガサ タチスズメノヒエ イヌホオズキ ヒメジョオン ワルナスビ セイヨウハッカ カヤツリグサ ヒルザキツキミソウ ユウゲショウ エノキグサ カタバミ アカメガシワ ヒルガオ コマツヨイグサ キシュウスズメノヒエ アメリカオニアザミ セリ ヘラオオバコ タマスダレ スベリヒユ オオニシキソウ ジュズダマ ヨウシュヤマゴボウ オッタチカタバミ シマスズメノヒエ ヒメマツバボタン ホシアサガオ アブラガヤツリ ホソアオゲイトウ シマツユクサ ハマスゲ アサガオ イヌタデ アメリカマルバアサガオ オオキンケイギク サルスベリ イヌビエ アカツメクサ キンエノコロ コミカンソウ ハゼラン コメヒシバ アレチヌスビトハギ 2015年8月号 NO.235 自然観察レポーターだより 発 行 草加市 市民生活部環境課 電 話 048-922-1519 FAX 048-922-1030 Eメール

kankyoka@city.soka.saitama.jp

インターネットでも自然観察レポーターだよりをご覧になれます。 草加市ホームページ

http://www.city.soka.saitama.jp

参照

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