day b y day ‑..,油彩とテンペラを併用した制作
教科・領域教育専攻 芸術系コース(美術) 宇 田 幸 正
作品の解説
物質の持つ質感や色味に惹Jがれる。透明感と 不透明感、ざらつきとなめらかさ、やわらかさ と硬さなどを自分の手で表すことができるよう に、これまで取り紅んできた。また、部分的で、
はあるが、物質そのものを写鶏旬、再現的に描 写する作業を行ってきた。
画面上でいろいろなモチーフを構成していく 中で、それらが隣室し合うことにより、二財句 なテーマが発生してきた。これまでは背景に大 きな形の物を置き、手前に言い表したいモチー フを配置していた。(図1参照)
指 導 教 員 鈴 木 久 人
取り組んた(図 2、 3参照)
(図2)
(図1)
その後、より心象的な表現を目指すこととな (図3)
り、背景の物を色面に置き換えた。また、背景 その結果、修了作品 rday by dayJ の色面はできるだけ発色の郎、状態に仕上げた は、今までに覚えた質感による再現員端写と色 かったので練り込みテンペラ(以下テンペラと 面による抽象的表現の組み合わせによって制作 いう)を使用したモチーフには、水やガラス することができた。
のような透明感のある質感を表現できるように rday by dayJにおいて、画面中
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央の青い色面は大地を表している。右下からは 海、水平線、空へと続く空間を大地の害肢も目か ら見えるように描いた。また、右上方から左下 方に向けて風を抽象的な表現で描いた。作品の 主要なモチーフとして、大地や空、海、風を描 いたのは、地球上で絶え間なく有り続けてきた 生命の根源であり、日々自分の存在を成り立た せてくれる大切な要因だからである。また、作 品を自分の想像したイメージに近づけるため、
大地や空、海、風の上層に飛行船制て、水とい った物を描き、主題との関車を持たせた。
描画における材料としては、油絵具とテンペ ラを併用している。そして、それぞれの特徴を 考えつつ、必要な箇所にそれらの特質を持たせ た。
大地を表す色面には、ざらつきのある表情が 欲しかったので、テンペラを使った。また、色 面に深みを持たせるため、絵の具のたらしや、
にじみを利用し丸空ヰ梅を表す色面は、色を 溶かし込み、ぼかしの効果を得たかったので、油 絵具で描いた。風の箇所には下層に主にテンペ ラを使い、上層には含油量を少なくした油絵具 を用いて描いた。油絵具の上にはテンペラをお くことが材質上難しいため、テンペラの発色を 活かしたい空間は、より計画的に進めるように 気をつけた。また油絵具の艶が消失してはい けないと思う箇所にはルツーセなどを敷いて色 調を戻している。木守飛行船の描写部分におい て、描かなくてもいいと感じた箇所は背景に溶 け込ませるようにした。それは、過去の作品に おいて物そのものをすべて描き込んで、固くなっ た失敗を防ぐためである。
描画材料にテンペラが入るため、基尉オiこは 木製ノミネルに綿布を謬張りし、その上に白亜地 を塗布したものを使用している。
fday by dayJの構想段階ではも
っと具体的に物を描き込んでいく箇所が多かっ たと感じている。画面の左下隅にある岩の箇所 から描き始めたのだが、そのまま残している。
どちらかというと、感覚によって絵を描くこと よりも、むしろその材料そ技法の面で絵を考え て描いてきた。ひとつに、きちんと材
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区内技法 に関しての知識を理解しておきたいと考えたか らである。構図に関しては、これまで、直線的な 構成を試みることが多かったが、今回の作品で は、感覚的な取り組みを増やし、躍動的な生命 の力強さを表現するために流動的な形を入れる ことにより修正添えみたこの点に関しては、さらに研究を進めることで角献を図りたい。
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