みよし市市街化調整区域の
地区計画
ガイドライン
市街化調整区域の地区計画ガイドライン 目次
1 背景・目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2 市街化調整区域における土地利用の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・1 3 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・1 4 地区計画策定の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 5 地区計画の不適地・留意すべき区域・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 6 地区計画の適用要件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 7 地区施設等に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 8 建物の用途の制限・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 9 地区計画策定手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 10 附則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 参考 地区計画のタイプ別の運用基準 (1) 住居系駅近接型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・・・・・13 (2) 住居系拠点地区型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・・・・14 (3) 住居系大規模既存集落型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・15 (4) 住居系市街化区域隣接型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・16 (5) 住居系跡地利用型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・・・・17 (6) 住居系既存集落保全型タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・・18 (7) 工業系タイプにおける地区計画の運用基準・・・・・・・・・・・・・・・・191 背景・目的
このたび、これまでの拡大成長を前提とするまちづくりのあり方を転換し、人口減 少・超高齢社会に対応したまちづくりを実現するために都市計画法が改正(平成18 年5月31日公布)され、開発許可制度が大きく見直されました。 この開発許可制度の見直しにより、市街化調整区域における相当程度の開発行為に 対する開発許可は、地区計画(市町村決定)に定められた内容に適合する場合に許可 できる基準(都市計画法(以下「法」という。)第34条第10号)によることとな りました。 このため、愛知県では区域区分の趣旨を踏まえ、法第34条第10号に基づく開発許可 の前提となる市街化調整区域内地区計画について、広域的な視点から「市街化調整区 域内地区計画ガイドライン」を平成19年10月に策定し、同年11月30日より適用して います。 これを受け、本市においても市街化調整区域内地区計画の適正な運用を図ることを 目的として、みよし市の地域特性を考慮した「みよし市市街化調整区域の地区計画ガ イドライン」を策定しました。 今後、法第34条第10号に基づく開発許可の前提となる地区計画を定める場合は、法 及び法施行令、及び都市計画運用指針やその他関係法令等を遵守するとともに、以下 に掲げる項目に適合するものとします。2 市街化調整区域における土地利用の基本的な考え方
「市街化を抑制すべき区域」という市街化調整区域の基本理念は、地区計画の策定 によってその性格が変わるものではありません。社会・経済活動の現状及び将来見通 しを踏まえ、みよし市まちづくり基本計画(都市計画マスタープラン、以下略。)に おいて示される土地利用方針の考えに沿って、周辺環境に及ぼす影響を十分に考慮し て計画的なまちづくりを図ります。3 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方
(1) 基本的方針
市街化調整区域における地区計画の適用について基本的な方針を以下に示します。 市街化調整区域において地区計画を定めようとする場合は、当該地区計画が次の各 号に該当するものでなければなりません。なお、本ガイドラインに基づいて開発行為 が完了した市街化区域に隣接した地区については、原則として市街化区域に編入する ものとします。 ① 愛知県が定める豊田都市計画区域マスタープラン、本市の総合計画、まちづくり基 本計画、みどりと景観計画等に適合すること。 ② 地区計画を定めようとする地区(以下「計画地区」という。)は、原則として法第 18条の2第1項に基づく市の都市計画に関する基本方針である、「みよし市まちづ くり基本計画」において、住居系としての土地利用を図るべき地区又は工業系として の土地利用を図るべき地区として土地利用の方針が定められ、道路、河川、及び水路等により計画地区の区域界が明示されることが確実な地区であること。 ③ 地区計画の内容は、市街化調整区域は市街化を抑制すべき区域であるという区域区 分の趣旨を踏まえ、市街化区域における計画的な市街地整備に支障がないものである とともに、当該地区周辺においていたずらに開発を促進することがないものであるこ と。 ④ 公共施設の整備状況、土地利用の動向等からみて、都市の健全な発展と秩序ある整 備を図り、地区計画の区域の特性に応じて地域のまちづくりに寄与できる計画である ものとし、周辺における自然環境、生活環境等の保全に十分配慮したものであること。 ⑤ 計画地区の規模については、周辺における市街化の動向や、地域の実情に応じたも ので、良好な環境の街区を整備及び保全する合理的な土地利用となるように設定する ものであること。 ⑥ 市街化区域内での計画的な市街地形成や都市構造への影響に鑑み、計画地区は、大 規模集客施設等の立地及び商業系の開発を目的とするものではないこと。
(2) 市街化区域編入等と地区計画の関係
① 市街化区域に隣接した区域で市街地整備が確実な場合 市街化区域に隣接した計画地区は、市街化区域編入について土地利用、都市施設の 整備等に関する事項で必要なものを検討したうえで、詳細な土地利用計画としてその 地区に相応しく、より良好な住環境の維持及び形成が図られるよう地区計画を検討す ることが必要です。 市街化区域編入の要件を満たす計画地区については、市街化区域に編入します。 1 ② の「明示されることが確実な地区」とは、都市計画審議会において計画地区の内 容を説明し、意見を聴き、計画地区の地区計画の決定又は変更の告示がされるまでに、 みよし市まちづくり基本計画に計画地区の区域界が明示される場合をいう。 2 ⑥ の「大規模集客施設等」とは、次に掲げるものとする。 (1) 建築基準法別表第2(か)項に掲げる建築物 劇場、映画館、演芸場若しくは観覧場又は店舗、飲食店、展示場、遊技場、勝馬投票 券発売所、場外車券売場その他これらに類する用途で政令で定めるものに供する建築 物でその用途に供する部分(劇場、映画館、演芸場又は観覧場の用途に供する部分に あっては、客席の部分に限る。)の床面積の合計が1万㎡を超えるもの (2) 医療施設、福祉施設、学校又は庁舎等(ただし、別表―Bの(A)e、(B)e及び(C) eに掲げるものを除く。) 3 ⑥ の「商業系」とは、店舗等の用途で、別表―Bの(A)e、(B)e及び(C)eに掲 げる以外のものとする。4 地区計画策定の内容
地区計画において定める内容は以下のとおりとします。 (1) 地区計画の名称、位置、面積 (2) 地区計画の方針 地区のまちづくりについての全体構想を定めるもので、「地区計画の目標」や「区 域の整備、開発及び保全の方針」を定めます。 地区計画の方針 地区計画の目標 地区計画の目標 区域の整備、開発及び保 全の方針 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備の方針 その他当該地区の整備、開発及び保全に 関する方針 (3) 地区整備計画 地区のまちづくりの内容を具体的に定めるものであり、「地区計画の方針」に従 って、地区計画区域の全部又は一部に、道路、公園などの配置や建築物等に関する 制限などを詳しく定めます。 地 区 整 備 計 画 地区施設の配置及び規模 道路 公園 緑地 広場 その他公共施設 建築物等に関する事項 建築物等の用途の制限 建築物の容積率の最高限度 建築物の建蔽率の最高限度 建築物の敷地面積の最低限度 壁面の位置の制限 建築物等の高さの最高限度 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限 建築物の緑化率の最低限度 垣又はさくの構造の制限 土地の利用に関する事項 現に存する樹林地、草地等で良好な居住環境の 確保に必要なものの保全を図るための制限5 地区計画の不適地・留意すべき区域
市街化調整区域における地区計画を適用する区域等は、以下のとおりとします。 (1) 計画地区は、防災上、農林漁業振興上及び自然環境の保全上、開発が望ましくな い区域として別記1に掲げる区域を原則として含まないこと。 ただし、地区計画の決定又は変更の告示時において当該区域の除外等が確実に行われるもの及び事業の実施等により災害防止のための具体的な措置が講じられるも のについては、当該地区に含めることができる。 (2) 住居系地区計画区域や既存住宅地等の区域と、工業系地区計画区域や既存工場等 の住環境上望ましくない区域とが、互いに接しないよう計画されていること。 (3) 計画地区は、都市計画決定されている区域及び関係他法令に基づく指定区域で、 別記2に掲げる区域を原則として含まないこと。 ただし、都市計画決定権者やその施設の管理者等との調整が図られている場合で、 当該都市計画施設を含めることが妥当な場合は、当該地区に含めることができる。 <別記1> 1 防災上、開発が望ましくない区域 ○建築基準法(昭和25年法律第201号)に規定する災害危険区域 ○地すべり等防止法(昭和33年法律第30号)に規定する地すべり防止区域 ○急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律(昭和44年法律第57号)に規定す る急傾斜地崩壊危険区域 ○土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(平成12年法律 第57号)に規定する土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域 ○溢水、湛水等による災害の発生のおそれがある土地の区域 ○森林法(昭和26年法律第249号)に規定する保安林・保安施設地区・保安林予定森 林・保安施設地区予定地 2 農林漁業振興上、開発が望ましくない区域 ○農業振興地域の整備に関する法律(昭和44年法律第58号)に規定する農用地区域 ○農地法(昭和27年法律第229号)に規定する農地転用が許可されないと見込まれる 農用地 3 自然環境の保全上、開発が望ましくない区域 ○自然公園法(昭和32年法律第161号)に規定する自然公園 ○自然環境保全法(昭和47年法律第85号)に規定する保全地域 ○都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律(昭和37年法律第142 号)に規定する保存樹林 ○希少な野生動植物の生息生育が確認されている区域 <別記2> ○都市計画施設(都市計画において定められた法第11条第1項各号に定める施設) ○流通業務市街地の整備に関する法律(昭和41年法律第110号)の規定による流通業 務団地の都市計画の定められている土地の区域 ○風致地区 ○都市緑地法(昭和48年法律第72号)に規定する緑地保全地域、特別緑地保全地区 ○農村地域への産業の導入の促進等に関する法律(昭和46年法律第112号)に規定す る産業導入地区 ○集落地域整備法(昭和62年法律第63号)に規定する集落地域
6 地区計画の適用要件
(1) 計画地区の開発面積及び形状は、次のいずれかに該当するものであること。 ア 当該地区計画が住居系の場合は、原則として1ha以上で20ha未満の概ね整 形な区域であること。 イ 当該地区計画が工業系の場合は、原則として5ha以上の概ね整形な区域である こと。 (2) 計画地区は、原則として、次のいずれかに該当するものであること。 ア 計画地区における計画が、既存ストックの活用又は新たな開発を計画的に集約や 誘導を図ることにより、当該計画地区の環境の保全や改善又は活力の向上に貢献す ると認められるもの。 イ 人口流出等により活力の低下がみられる地域又は今後低下が予想される地域で あって、計画地区における計画が地域コミュニティの維持、創出に資するもの。 (3) 計画地区の周辺において、円滑な交通処理のできる道路、十分な流下能力を有す る水路・河川、公園・緑地等必要な公共施設が確保されている区域であること、又 は整備により確保できることが確実な区域であること。 1) (1) について (a) 別記1「溢水、湛水等による災害の発生のおそれがある土地の区域」には、みよ し市まちづくり基本計画で定める土地利用誘導区域の防災調整区域である区域を 含むものとする。 (b) 地区計画の区域が、次に掲げる項目に該当する場合は、災害防止のための具体的 な措置について十分な検討を行わなければならない。 ア) 浸水予想区域 イ) 水防法に基づく浸水想定区域 (c) 別記1「自然環境の保全上、開発が望ましくない区域」には、以下に掲げる項目 に該当する地区等も含むものとする。 ア) 都市緑地法に基づく緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画(みどりと景観 計画)に位置づけられた保全配慮地区 イ) 県又はみよし市の条例等に基づき自然、緑地、景観等の保全を図る必要がある地 区 ウ) 史跡、天然記念物、その他国、県及びみよし市において文化財保護上保全を必要 とする区域 (d) 「除外等」には、当該区域指定の目的に反しないものとして管理者等との調整が 整っている場合を含むものとする。 2) (2) について (a) 住環境の保護が確実に図られる緩衝緑地等を設ける場合は、計画地区とすること ができるものとする。 (b) 公害防止のための適当な緩衝緑地等を設ける場合は、計画地区とすることができ るものとする。1) 具体の計画地区の要件は、別表―Aの左欄に掲げる区分に応じ、同表の中欄に掲 げる区域にあること。 2) (2) アの「既存ストック」とは、次に掲げるものとする。 ア 鉄道駅、高速道路のインターチェンジ、大規模既存工業地及び幹線道路等 イ 活用することが効果的である都市機能(支所等)や都市機能が集約された地区 (市街化区域) ウ すでに宅地として土地の区画形質の変更が行われた地区等のうち、地域環境上 そのまま放置することが不適切な土地の区域 エ 大規模既存集落(概ね200戸以上の建築物が連たんしている区域) 3) (2) アの「新たな開発を計画的に集約することや誘導すること」とは、後追い 的な財政負担、環境負荷及び渋滞等の社会的損失が生じないよう、当該地域周辺 の用地需要から適切な規模の開発面積を想定し、効果的に立地を集約できるよう にすることをいう。 4) (3) において、当該対象地区内に必要な雨水調節施設が確実に設置される区域 であれば、水路、河川が確保されているものとみなす。 別表―A 計画地区の要件 区分 要 件 適 用 住 居 系 (ア) 【駅近接型】 ・名鉄三好ヶ丘駅及び名鉄黒笹駅(軌 道を含む。以下同じ。)の徒歩圏(概 ね1km以内)であること。 ○ (ア)及び(イ)について、計画地区全てが徒 歩圏であること。 ○ 「概ね1km以内」とは、当該拠点から概ね1 km以内の半径の円内とする。 ○ (ウ)「大規模既存集落内の区域」とは、20 0戸以上の建築物が連たんしている区域内で あり、かつ当該区域内の戸数密度が6戸/ha 以上の区域とする。なお、連たんとは、建築物 の敷地間の距離が概ね50m以内であること をいう(詳細は都市計画法第34条第14号の 開発許可に係る愛知県開発審査会基準第17号 の運用基準によるものとする)。 ○ (ウ)の「大規模既存集落内の区域」及び(カ) の「既存集落内の区域」において、地区計画の 区域設定を道路、河川等の地形、地物により整 形化する場合、必要最小限の集落外の宅地化し ていない敷地(建築物の連たんするラインより 概ね50m以内)を含むことができることとす る。 ○ (ウ)について、優良田園住宅とは、「優良田 園住宅の建設の促進に関する法律」に基づく認 (イ) 【拠点地区型】 ・みよし市役所及び市民情報サービ スセンター「サンネット」の徒歩圏 (概ね1km以内)であること。 (ウ) 【大規模既存集落型】 ・大規模既存集落内の区域であるこ と。ただし、優良田園住宅について は、大規模既存集落に隣接する区域 等を含めることができる。 (エ) 【市街化区域隣接型】 ・市街化区域に隣接した幹線道路沿 道の区域で、スプロール化の進展が 予想され、計画的な開発を誘導する 必要のある区域であること。 (オ) 【跡地利用型】 ・工場跡地等の既存の宅地
(カ) 【既存集落保全型】 ・既存集落内の区域 定を受ける住宅をいう。 ○ (エ)について、幹線道路とは、(都)豊田知 立線及び(都)三好ヶ丘駒場線をいう。 ○ (オ)について、計画地区内に一部でも工場等 がある場合は、住居系土地利用は図れないもの とする。 ○ (カ)の「既存集落内の区域」とは、以下の全 てに該当するものであること。 ・6(2)イに該当する区域 ・一体的な日常生活圏を構成する集落であって、 小・中学校又はバス停留所のいずれかが存する 区域 ・50戸以上の建築物が連たんしている区域内で あり、かつ当該区域内の戸数密度が6戸/ha 以上の区域。なお、連たんとは、建築物の敷地 間の距離が概ね50m以内であることをいう (詳細は都市計画法第34条第14号の開発 許可に係る愛知県開発審査会基準第17号の運 用基準によるものとする)。 工 業 系 (ア) 【インターチェンジ周辺型】 ・東名高速道路の東名三好インター チェンジの料金徴収所から概ね1k m以内の区域であること。 ○ (ア)の「概ね1km以内」とは、計画地区全 てが概ね1km以内の半径の円内であること をいう。 ○ (ウ)の「幹線道路」とは、一般国道又は道路 法第56条の規定により国土交通大臣が指定す る主要な県道又は4車線以上の道路とする。ま た、幹線道路は、整備されているもの及び地区 計画決定及び変更の告示までに整備されるこ とが確実なものとする。 ○ (ウ)の「近接」とは、計画地区の過半が既存 工場敷地から概ね300m以内にあることを いう。 ○ (ウ)の「渋滞が著しい幹線道路沿道」とは、 混雑度が1.5 を超える幹線道路沿道とする。 (イ) 【既存工業地隣接型】 ・既存工場敷地(5ha以上)に隣 接する区域であること。 (ウ) 【幹線道路沿道型】 ・既存工場敷地(5ha以上)に近 接し、かつ、幹線道路に面する1宅 地の区域 ・ただし、当該地区は渋滞が著しい 幹線道路沿道でないこと。 (エ) 【跡地利用型】 ・工場跡地等の既存の宅地 (共通事項) ○ 計画地区について、上表に掲げる要件の他、法第12条の5第1項第2号イ又はロで示され ている区域に該当するものであること。 ○ 法第12条の5第1項第2号イで示されている区域に該当するものである場合は、事業の実 施にあたり必要な許認可等について関係機関との調整を行い、事業の実施が確実と認められ るものであること。 ○ 「隣接」とは、道路、小規模の公園等の公共施設が介在する場合を想定する。
7 地区施設等に関する事項
地区計画の方針に定める良好な市街地環境の維持・形成、自然環境の保全等を踏ま え、地区計画内の公共施設は以下の基準を満たすように定める必要があります。 (1) 計画地区内の地区施設及び計画地区外の公共施設については、法第33条に規定 する開発許可の基準等に適合するものであるとともに、その整備方法、整備主体、 整備スケジュール等が明らかになっており、整備が確実であること。(2) 地区施設は、次に掲げる条件を満たさなければならない。 ①区画道路の幅員は住居系6m以上、工業系9m以上とすること。 ②雨水調節施設については、排水先の河川管理者等、関係機関と調整を図ること。 ③地区施設の配置については、道路交通騒音等により生活環境に支障が生じないよう、 考慮すること。 ④道路、公園・緑地及び排水先河川等の公共施設については、当該公共施設の管理者 等との調整が図られること。 (3) 計画書には、計画地区内の地区施設を明示するとともに、延長、幅員、面積、容 積等必要な事項を明記すること。
8 建物の用途の制限
地区計画の目標、地区計画のタイプ等に応じて具体の用途の制限を地区整備計画に 定めます。その内容は以下のとおりです。 (1) 地区計画における建築物等に関する事項については、3ページに掲げる建築物等 に関する事項のうちから計画地区における地区計画の目的を達成するために必要な ものを定めるものとする。この場合において、当該事項の内容は、周辺環境との調 和が図られたものでなければならない。 (2) 工業系地区計画は、原則として次のいずれかに該当するものであること。 ①日本標準産業分類に掲げる大分類E-製造業に属する工場施設及びそれに関連す る研究開発施設 ②物流施設 1) 「建築物等に関する事項」の具体的な建築物等の制限については、別表-Bに掲 げるところによる 2) 住居系地区計画は、住宅用地以外(特に商業系)の開発が過大とならないよう、 住宅以外の立地が可能となる地区及びその面積を地区整備計画の「地区の区分(地 区計画の計画書)」に定めることにより、住居系土地利用を適切に誘導するもの とする。 3) (2) の①及び②に掲げる施設に付属するものとして、当該施設の従業員用の売 店や従業員寮も含めることができる。 1) (1) の「地区外の公共施設」について、開発許可基準における接続する道路の幅 員は、住居系は6.5m以上、工業系は9m以上であることとする。 2) (1) の「整備が確実」とは、道路、公園・緑地及び排水先河川等の公共施設管理 者等との調整が完了していることをいう。別表-B 建築物等の制限
制限内容 適 用 住 居 系 (A) 名鉄三好ヶ丘駅及び名鉄黒笹駅の徒歩圏(概 ね1km以内)である区域及び市街化区域に 隣接した幹線道路沿道の区域 a 建蔽率の最高限度60%以下 b 容積率の最高限度200%以下 c 敷地面積の最低限度200㎡以上 d 高さ制限20m以下 e 建築物の用途は、第一種中高層住居専用地域に おいて建築することができる建築物の範囲内と する。(ただし、建築基準法別表第二(い)項 の第四号(幼稚園、小学校、中学校、義務教育 学校及び近隣住民を対象とした集会所を除く)、 第五号及び第七号、(は)項の第二号から第四 号を除く。) ○ 鉄道や幹線道路等に面する区域について は、住環境に十分配慮し、必要に応じて 緑地などの緩衝帯を設けることが望まし い。 ○ (A)e建築物の用途のうち計画地区内の 店舗等については、その用途に供する部 分の床面積は500㎡以内としている が、計画地区の面積が概ね5ha以上の 場合は、1,500㎡以内とすることが できる。 ○ (B)e建築物の用途のうち計画地区内の 店舗等については、その用途に供する部 分の床面積は150㎡以内としている が、計画地区の面積が概ね5ha以上の 場合は、500㎡以内とすることができ る。 ○ 周辺農地と調和を図る地区については、 田園景観に配慮した形態又は意匠等とす ることが望ましい。その他の地区につい ても周辺の景観と調和の図られた形態又 は意匠とすることが望ましい。 ○ 北側の隣地に配慮した適切な斜線制限を 定めることが望ましい。 ○ 計画地区周辺に景観地区がある場合は、 その景観に十分配慮すること。 (B) (A)以外の区域 a 建蔽率の最高限度50%以下 b 容積率の最高限度100%以下 c 敷地面積の最低限度200㎡以上 d 高さ制限10m以下 e 建築物の用途は、第二種低層住居専用地域にお いて建築することができる建築物の範囲内とす る。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の 第四号(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学 校及び近隣住民を対象とした集会所を除く)、 第五号及び第七号を除く。) (C) (B)の内、特に、周辺農地、自然環境との調 和を図る地区(優良田園住宅等) a 建蔽率の最高限度30%以下 b 容積率の最高限度50%以下 c 敷地面積の最低限度300㎡以上 d 高さ制限10m以下 e 建築物の用途は、第一種低層住居専用地域にお いて建築することができる建築物の範囲内とす る。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の 第三号から第七号(近隣住民を対象とした集会 所を除く)を除く。)工 業 系 (D) a 建蔽率の最高限度60%以下 b 容積率の最高限度150%以下 c 敷地面積の最低限度500㎡以上 d 道路及び敷地境界からの壁面後退4m以上 e 建築物の用途は、8ページ8(2)に掲げるも のとする。(当該施設に付属する従業員用の売 店や従業員寮も含めることができる。) ○ 周辺の景観と調和の図られた形態又は意 匠とすることが望ましい。 ○ 計画地区周辺に景観地区がある場合は、 その景観に十分配慮すること。 ○ 計画地区周辺に既存の集落等が存する場 合の建築物の用途は、8ページ8(2) に掲げるもので、準工業地域内において 建築することができる建築物の範囲内と する。(当該施設に付属する従業員用の 売店や従業員寮も含めることができる。) ○ 地域未来投資促進法(※)第4条第2項 第一号に定めた区域で、都市計画マスタ ープランにおいて、工業系拠点として明 示されている地区については、容積率を 200%以下とすることができる。 ○ 地域未来投資促進法第4条第2項第四号 に定めた区域については、dの制限を除 くことができる。 ※地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律
9 地区計画策定手順
地区計画の策定手順は、次ページに示すとおりで、みよし市まちづくり条例に基づ く事前協議と景観計画に基づく届出行為と一体的な手続きとなります。 また、市街化調整区域の地区計画は、以下の表に示すとおり建築物等に関する事項 などにおいて愛知県知事との協議が必要なため、愛知県との事前調整や県知事協議(法 第19条)の手続きが開発許可申請の前提となります。 ■ 地区計画等について定める事項のうち都道府県知事との協議を要するもの 位 置 及 び 区 域 目 標 そ の 他 方 針 地 区 施 設 等 の 配 置 及 び 規 模 建築物等に関する事項 土 地 の 利 用 に 関 す る 事 項 立 体 道 路 の 区 域 に 関 す る 事 項 幅 員 8 m 以 上 の 道 路 建 築 物 等 の 用 途 の 制 限 建 築 物 の 容 積 率 建 築 物 の 建 蔽 率 の 最 高 限 度 建 築 物 の 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 建 築 物 の 建 築 面 積 の 最 低 限 度 壁 面 の 位 置 の 制 限 建 築 物 等 の 高 さ 建 築 物 等 の 形 態 ・ 意 匠 の 制 限 垣 又 は さ く の 構 造 の 制 限 最 高 限 度 最 低 限 度 最 高 限 度 最 低 限 度 地区計画(調整区域以外) ○ ○ ○ ※ ○ ※ ○ 地区計画(調整区域) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○■地区計画策定手順
【地元及び民間事業者から本ガイドラインを用いた 住居系開発・工業系開発の事前相談】 【開発に関する技術指導】 ○愛知県開発基準との適合 ○みよし市都市計画法に基づく委任条 例との適合 【地区計画に関する指導】 〈都市計画課〉 ○ 地区計画の区域に関する指導 ○ 地区施設(道路、公園、調整池等) に関する調整 ○ 建築物等のルール案に関する指導 ○ 愛知県との事前調整 ※「申出書」を提出 【特定開発事業の事前協議】※1 ○ 計画の公告・縦覧(1 ヶ月) ○ 近隣住民等への説明 【景観計画の事前協議】 【愛知県の開発指導要綱に基づく事前 協議】〈愛知県〉(愛知県土地対策会議) 【地区計画の都市計画決定手続き】〈都市計画課〉 地区計画〈案〉県事前打合せ図書提出 【開発許可手続き】〈愛知県建築指導課〉 開発許可申請 → 開発許可 開発行為(造成工事) 開発完了告示 【個別法】 許認可 手続 許可 【市街化区域編入手続】〈都市計画課〉 (愛知県へ申出) (愛知県へ申出) 県 事前打合せ回答(了承) 地元説明会 都計法16条縦覧(条例縦覧) 都計法17条縦覧(法縦覧) みよし市都市計画審議会 県知事協議(都計法第19条) 地区計画決定告示 市街化区域隣接部については原則市街化区域に編入 【景観計画による届出】 行為着手の30 日前ま での届出 【事前調整】〈愛知県〉(市街化調整区 域内地区計画連絡調整会議)10 附則
(1) 本ガイドラインは、平成23年4月1日から適用する。 (2) 次に掲げる事項に該当するものは、「ガイドライン」の適用除外とする。 ① 法の施行日(平成19年11月30日)の前日までに、法第29条に基づく開 発許可を受けた開発行為の区域(ただし、改正前法第34条第10号イに基づく 開発許可を受けた開発行為について、改正都市計画法の施行日以降に当該基準に 関わる開発計画の変更が生じた場合は除くものとする。) ② 改正前の法第29条第1項第4号に基づく開発許可を要しない開発行為で、法 の施行日(平成19年11月30日)の前日までに開発行為に着手している区域 (3) ガイドラインは、法改正やその他社会状況の変化等により、必要に応じて改訂す る。 (4) 改正 平成23年8月2日 (5) 改正 平成25年4月2日 事業者 市長 近隣住民等 構想の届出 構想届出書の公告・縦覧 (1 ヶ月間) 届出書の縦覧 開発計画書の提出・協議 計画の公告・縦覧(1 ヶ月間)開発計画の協議 開発計画の縦覧 地縁団体等の通知 説明報告書の閲覧 説明報告書の閲覧 →説明等が不十分な時は、 更に説明の実施の要請 意見書の写しを送付 近隣住民等への説明 ・掲示板の設置 説明報告書の提出 意見への対応 意見書の提出 協議後開発計画の届出 1 ヶ 月 以 内 ※1【特定開発事業の事前協議】(参 考)
地区計画のタイプ別の運用基準
市街化調整区域における地区計画のタイプ別の運用基準を以下に示します。(1) 住居系駅近隣型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 名鉄三好ヶ丘駅及び名鉄黒笹駅(軌道を含む。以下同じ。)の徒歩圏(概 ね1km以内)であること。 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第一種中高層住居専用地域において建築することができ る建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四 号(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集 会所を除く)、第五号及び第七号、(は)項の第二号から第四号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は500㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、1,500㎡以内とすることができる。 形態の規制 周辺の集落地等の街並みや景観に調和し、ゆとりある居住環境の形成を目 指して「第1種中高層住居専用地域」並みに相当する形態制限を定める。 容積率の最 高限度 容積率の最高限度200%以下 建蔽率の 最高限度 建蔽率の最高限度60%以下 高さの最高 限度 高さ制限20m以下 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 壁面の 位置の制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の集落地等の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を 検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の集落地等の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限 を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹 林地、草地等の保全) - 備 考 -(2) 住居系拠点地区型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 みよし市役所及び市民情報サービスセンター「サンネット」の徒歩圏(概 ね1km以内)であること。 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第二種低層住居専用地域において建築することができる 建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四号 (幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集会 所を除く)、第五号及び第七号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は150㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、500㎡以内とすることができる。 形態の規制 ゆとりある居住環境の創出を目指して「第二種低層住居専用地域」に相当 する形態制限を定める。 容積率の最高 限度 容積率の最高限度については100%とする。 建蔽率の最高 限度 建蔽率の最高限度については50%とする。 高さの最高限 度 高さの最高限度については10m とする。 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 壁面の位置の 制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹 林地、草地等の保全) - 備 考 -(3)住居系大規模既存集落型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 大規模既存集落内の区域であること。ただし、優良田園住宅については、 大規模既存集落に隣接する区域等を含めることができる ○ 「大規模既存集落内の区域」とは、200戸以上の建築物が連たんして いる区域内であり、かつ当該区域内の戸数密度が6戸/ha以上の区域 とする。なお、連たんとは、建築物の敷地間の距離が概ね50m以内で あることをいう(詳細は愛知県開発審査会基準第17号の運用基準による ものとする)。 ○ 「大規模既存集落内の区域」において、地区計画の区域設定を道路、河 川等の地形、地物により整形化する場合、必要最小限の集落外の宅地化 していない敷地(建築物の連たんするラインより概ね50m以内)を含 むことができることとする。 ○ 優良田園住宅とは、「優良田園住宅の建設の促進に関する法律」に基づ く認定を受ける住宅をいう。 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第二種低層住居専用地域において建築することができる 建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四号 (幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集会 所を除く)、第五号及び第七号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は150㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、500㎡以内とすることができる。 優良田園住宅の建築物の用途は、第一種低層住居専用地域において建築す ることができる建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い) 項の第三号から第七号(近隣住民を対象とした集会所を除く)を除く。) 形態の規制 周辺の街並みや景観に調和したゆとりがある環境を形成するよう形態制限 を定める。 容積率の最高 限度 ・容積率の最高限度については100%とする。 ・優良田園住宅については、容積率の最高限度は50%とする。 建蔽率の最高 限度 ・建蔽率の最高限度については50%とする。 ・優良田園住宅については、建蔽率の最高限度は30%とする。 高さの最高限 度 高さの最高限度については10m とする。 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 優良田園住宅については、一区画の最低敷地規模を300 ㎡以上とする。 壁面の 位置の制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹 林地、草地等の保全) - 備 考 -(4)住居系市街化区域隣接型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 市街化区域に隣接した幹線道路沿道の区域で、スプロール化の進展が予 想され、計画的な開発を誘導する必要のある区域であること。 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第一種中高層住居専用地域において建築することができ る建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四 号(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集 会所を除く)、第五号及び第七号、(は)項の第二号から第四号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は500㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、1,500㎡以内とすることができる。 形態の規制 周辺の集落地等の街並みや景観に調和し、ゆとりある居住環境の形成を目 指して「第1種中高層住居専用地域」並みに相当する形態制限を定める。 容積率の最高 限度 容積率の最高限度200%以下 建蔽率の最高 限 建蔽率の最高限度60%以下 高さの最高限 度 高さ制限20m以下 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 壁面の 位置の制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の集落地等の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を 検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の集落地等の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限 を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹林 地、草地等の保全) - 備 考 -(5)住居系跡地利用型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 工場跡地等の既存の宅地 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第二種低層住居専用地域において建築することができる 建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四号 (幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集会 所を除く)、第五号及び第七号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は150㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、500㎡以内とすることができる。 形態の規制 ゆとりある居住環境の創出を目指して「第二種低層住居専用地域」に相当 する形態制限を定める。 容積率の最高 限度 容積率の最高限度については100%とする。 建蔽率の最高 限 建蔽率の最高限度については50%とする。 高さの最高限 度 高さの最高限度については10m とする。 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 壁面の 位置の制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹林 地、草地等の保全) - 備 考 -(6)住居系既存集落保全型タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 既存集落内の区域であること。 ○ 「既存集落内の区域」とは、以下のすべてに該当するものであること ・6(2)イに該当する区域 ・一体的な日常生活圏を構成する集落であって、小・中学校、バス停留所 のいずれかが存する区域 ・50戸以上の建築物が連たんしている区域内であり、かつ当該区域内の 戸数密度が6戸/ha以上の区域とする。なお、連たんとは、建築物の 敷地間の距離が概ね50m以内であることをいう(詳細は愛知県開発審 査会基準第17号の運用基準によるものとする)。 ○ 「既存集落内の区域」において、地区計画の区域設定を道路、河川等の 地形、地物により整形化する場合、必要最小限の集落外の宅地化してい ない敷地(建築物の連たんするラインより概ね50m以内)を含むこと ができることとする。 土地利用の方針 主に住居系 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 建築物の用途は、第二種低層住居専用地域において建築することができる 建築物の範囲内とする。(ただし、建築基準法別表第二(い)項の第四号 (幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校及び近隣住民を対象とした集会 所を除く)、第五号及び第七号を除く。) ただし、建築物の用途のうち当該地区内の店舗等については、その用途に 供する部分の床面積は150㎡以内としているが、当該区域の面積が概ね 5ha以上の場合は、500㎡以内とすることができる。 形態の規制 周辺の街並みや景観に調和したゆとりがある環境を形成するよう形態制限 を定める。 容積率の最高 限度 容積率の最高限度については100%とする。 建蔽率の最高 限度 建蔽率の最高限度については50%とする。 高さの最高限 度 高さの最高限度については10m とする。 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度200㎡以上(みよし市都市計画法に基づく委任条例) 壁面の 位置の制限 ゆとりある居住環境の形成を図るため、壁面の位置の制限を検討する。 形態又は 意匠の制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を検討する。 垣又はさくの 構造制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限を検討する。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹 -(7) 工業系タイプにおける地区計画の運用基準
区 分 運 用 基 準 地域的要件 ・東名高速道路の東名三好インターチェンジから概ね1km以内の区域 ・既存工場敷地(5ha以上)に隣接する区域 ・既存工場敷地(5ha以上)に近接し、かつ、幹線道路に面する1宅 地の区域(ただし、当該地区は渋滞が著しい幹線道路沿道でないこと。) ・工場跡地等の既存の宅地 ○ 「概ね1km以内」とは、地区計画を定める区域全てが概ね1km 以内の半径の円内であることをいう。 ○ 「幹線道路」とは、一般国道又は道路法第56条の規定により国土交 通大臣が指定する主要な県道又は4車線以上の道路とする。また、 幹線道路は、整備されているもの及び地区計画決定告示までに整備 されることが確実なものとする。 ○ 「近接」とは、対象地区が既存工場敷地から概ね300m以内にあ ることをいう。 ○ 「渋滞が著しい幹線道路沿道」とは、混雑度が1.5 を超える幹線道 路沿道とする。 土地利用の方針 非住居系(工業系) 地区 施設 道路 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 公園・緑地・ 広場 愛知県開発許可基準及びみよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 調整池 みよし市まちづくり土地利用条例と同等以上 建築 物等 に関 する 事項 用途の制限 ・日本標準産業分類に掲げる大分類E-製造業に属する工業施設及びそ れに関連する研究開発施設 ・物流施設(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律第2条第 1号に定める流通業務の用に供する建築物【配送センター、倉庫等】) ・上記に掲げる施設に付属するものとして、当該施設の従業員用の売店 や従業員寮 形態の規制 周辺の街並みや景観に調和したゆとりがある環境を形成するよう形態 制限を定める。 容積率の最高 限度 容積率の最高限度については150%とする 建蔽率の最高 限度 建蔽率の最高限度については60%とする。 高さの最高限 度 - 敷地面積の 最低限度 敷地面積の最低限度を500 ㎡以上とする。 壁面の 位置の制限 道路及び敷地境界からの壁面後退4m以上とする。 形態又は 意匠の制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、形態又は意匠の制限を検討す る。 垣又はさくの 構造制限 周辺の街並みや景観の調和を図るため、垣又はさくの構造制限を検討す る。 その他土地の利用制 限に関する事項(樹 林地、草地等の保全) - 備 考 -(注記)
この図は、みよし市市街化調整区域の地区計画ガイドライン7ページに記載する「別表 A 計画地区の要件」の 工業系(ア)~(ウ)の参考位置を示したもので、市街化調整区域に工業系の地区計画を定める場合(工業系(エ) は除く)には、この参考図に該当する場合のほか、関連法令及び関連計画等との適合や本ガイドラインの要件等を