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Study on angle-resolved sensitivity of SOI photodiode with surface plasmon antenna

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Academic year: 2022

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Study on angle‑resolved sensitivity of SOI photodiode with surface plasmon antenna

著者 Nagarajan Anitharaj

year 2020‑06

出版者 静岡大学

URL http://hdl.handle.net/10297/00027797

(2)

(課程博士・様式9) 審 査 要 旨

専攻 ナノビジョン工学 学籍番号 55745018 学生氏名 Anitharaj Nagarajan 論文題目 Study on angle-resolved sensitivity of SOI photodiode with surface plasmon antenna 表面プラズモンアンテナ付きフォトダイオードにおける角度分解受光感度の研究

(1,000字程度)

本論文は、単眼カメラによる三次元撮像やレンズレス・イメージングに有用な角 度分解光検出器(ASP)の性能向上を目的として、表面プラズモン(SP)アンテナ 付き

SOI(silicon on insulator)フォトダイオードの特性を、理論、電磁界シミュ

レーション及び実験により解析した結果をまとめたものである。

第1章は、光の強度情報のみならず入射角情報も利用したプレノプティック・イ メージングの意義、実現方法とりわけ

ASP

を利用したイメージセンサの有用性と研 究動向、及び

ASP

として期待される

SP

アンテナ付き

SOI

フォトダイオードの研究 経過についてまとめている。

第2章では、提案する SPアンテナ付き

SOI

フォトダイオードのデバイス構造、

検討した

2

種類のアンテナ、すなわち一次元ライン・アンド・スペース(L/S)形と 二次元ホール・アレー(HA)形アンテナ、デバイス作製工程、及びデバイスの測定・

評価系について説明している。

第3章では、提案するフォトダイオードの角度検出の原理と、原理から理論的に 予想される感度が最大となる入射角(方位角φと仰角θ)を論じている。すなわち

SP

アンテナの格子により散乱される光と

SOI

スラブ導波路内を伝搬する光の位相 整合条件により感度が最大となる入射角は決まり、具体的な角度は入射光の自由空 間波長、SOI厚さ、伝搬モード、格子周期等に依存することを明らかにしている。

第4章では、有限差分時間領域(FDTD)シミュレーションと実験による、極座標

(φ、θ)空間における感度(量子効率)の分布(空間パターン)の評価結果を示 している。空間パターンは、1次元

L/S

形アンテナでは

2

回対称となり、2次元

HA

形アンテナでは入射光の偏光角に応じて2回対称もしくは4回対称となった。感度 が最大となる入射角は、用いている光学定数が一致している限り、理論とシミュレ ーションは良い一致を示した。実験により得られた角度は理論に対して約

3

°異なっ ていたが、SOI 厚さが測定値より約

2 nm

薄いと考えることにより説明できること が分かった。提案する

ASP

は、従来の

ASP

より優れた量子効率

45%と角度分解能 2

°を得た。

第5章は本論文を総括しており、研究目的が達成されたことを述べている。

以上のように、本論文では、SP アンテナ付きフォトダイオードの

ASP

として特 性を詳細に解析するとともに、従来の

ASP

を上回る性能が得られることを示してお り、光の入射角情報を利用したイメージングの高度化に有用な知見を与えている。

よって、本論文は博士(工学)の学位論文としてふさわしいものと認められる。

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