通貨ペア 基調 ページ数
ドル/円
ドバイ発の混乱は収束するか
2-4 予想レンジ: 85.00 ~ 89.20 円カナダドル/円
金・原油の急落にも注意
5-6 予想レンジ: 80.60 ~ 83.60 円香港ドル/円
20日移動平均線までの戻りも
7 予想レンジ: 11.00 ~ 11.50 円経済指標
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8-9 2009/11/30 本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。 投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された 意見や予測 等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株「ドバイの火種」が波乱要因に
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11/23
Monday 日本が祝日で参加者・材料共に尐ない中、夕方に乱高下する場面もみられた。夜になると、 NYダウ平均が序盤に大幅に上昇すると、ドル/円は89円台まで円安・ドル高が進行した。11/24
Tuesday 本邦の大手金融機関の増資ラッシュを受け、日経平均株価が金融株主導で下落すると、ド ル/円は円高で推移。さらに、22時30分に発表された米第3四半期個人消費が市場予想を下 回ったことからドル/円相場では円高・ドル安の進行に拍車が掛かり、一時88.35円まで円高・ ドル安が進行した(①)。11/25
Wednesday 日経平均株価が続落したことから、朝から円高・ドル安が進行。さらに、夕方に欧州勢が参加 し、ドルが全面安になると、ドル/円でもドルが急落し、18時30分頃に88.57円のドル安値をつ けた。その後もNY勢が参加するに伴い、さらにドル/円はドルの下値を試す展開となり、22時11/26
Thursday 午前中は87円台前半でもみ合っていたが、正午過ぎの取引量が尐ない時間にドル/円が1月 21日の安値87.10円を割り込むと、ストップロスを巻き込みながら円高・ドル安が急激に進行。 14時前には約14年ぶりの円高水準となる86.28円の安値を付けた(②)。さらに、夕方にドバイ の政府系持ち株会社ドバイワールドと、その系列不動産関連会社ナキールが債務の返済猶 予を要請したことから、この2社の債権の大半を持つ英系・欧州系銀行に対する懸念が台頭 すると、クロス円(ユーロ/円、ポンド/円など)で円高が急速に進み、ドル/円もそれに合わせ てジリジリと円高基調をたどった。11/27
Friday 早朝の取引量の尐ない時間に86.00円を割り込むと、ストップロスを巻き込みながらドル/円相 場では円が急騰。一時84.79円まで円高・ドル安が進行した(③)。しかし、その後に日本の政 府要人から円高懸念発言が相次いだことで、円安・ドル高基調へ反転。一時86.99円までドル は値を戻した。ドル/円 11/23~27の主な推移
※4時間足USD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー ① ② ③ http://gaitamesk.comPage 3
上昇要因(ドル高・円安)
下落要因(ドル安・円高)
・米長期金利の上昇 ・米金融緩和策の巻き戻し観測 ・本邦通貨当局による円売り介入観測の高まり ・クロス円経由の円売り・ドル買い 今週のドル/円は、先週に起こったドバイ発の金融不安「ドバイ・ショック」を受けた円急騰相場の収拾をど のような形でつけるか、という点が焦点になりそうだ。 ドバイ発の金融不安については、アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行が29日にUAEの銀行と国内の外銀 を「支援する」と発表した。具体的な対策は執筆時点では明らかになっていないが、この発表などを受けて 市場は一旦落ち着きを取り戻した格好だ。しかし、今後も混乱の火種が残る公算が大きく、関連の報道には 気を付けたいところである。 一方、日本については、先週後半に起こった急激な円の上昇を受けて、鳩山総理は、菅副総理や藤井財 務相などと29日に会談し、年明け後の通常国会に提出する2009年度第2次補正予算案に、急激な円高や 株価下落に対応した経済対策を盛り込むことで一致した。今後、政府による円高対策に進捗がみられれ ば、市場のリスクへの警戒感が和らぐ可能性が高く、ドル/円相場においてドルは底堅く推移するとみる。し かし、29日の会談後に藤井財務相は記者の質問に対し、「今の事態は静観しないといけない」などと介入に 対して消極的な態度を示したことが報道される(後にこの報道は本人によって否定されたが)場面もあり、こ うした政府サイドの態度が相場にどのような影響を及ぼすか、今後も注目される。 ただ、基本的には通常通り、主要経済指標や各国要人の発言などを受けた株価・米長期金利の動向が主 な手掛かり材料となろう。今週は米国でも今週は11月雇用統計(4日)を始めとする主要な経済指標や、2 日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表、4日には米連邦連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ 議長の上院銀行委員会の公聴会などが予定されており、これらに注目が集まる。特に、10月に10%台の大 台に乗せた米失業率には注視したい。今回、市場予想では10月と同様の10.2%になると予想されている が、これが予想に反してさらに失業率が高まるようならば、ドル売り材料になるとみられる。 (予想レンジ:85.00~89.20円) ・超低金利政策の長期化観測 ・米長期金利の下落 ・外貨準備通貨としてのドル需要の減退 ・米財政赤字悪化懸念の高まり ・本邦通貨当局による円売り介入観測の後退 ・クロス円経由のドル売り・円買い ・本邦輸出企業による資金回帰今 週 の 見 通 し
USD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービューUSD/
JPY
http://gaitamesk.com●USD/JPY 11/27週足引値:86.44円(日足、移動平均、ボリンジャーバンドから見る相場展開) 先週、ドル/円は年初来安値を更新し、84.79円(11/27)の安値を見た。60日線(90.20円、11/27)や20日 線(89.26円、11/27)から乖離して取引値が下落する推移となった。ドル/円の上値が重たく、週末引値で86 円台となった。先週の相場での88円台から急激にドル/円が下落し、88円を割り込むという事態となったが、 値動きが大きく出る結果となった。 週足チャート(図1)においては、ラインC‘とラインA’に挟まれたゾーンでの取引となる。ラインA‘は現在 83.00円近辺にある。 日足チャート(図2)において、想定するラインをことごとく破って下落する動きとなっている。目先は87~ 88円程度では上値が重く、その後もう一度84~85円水準を見てからでないと89~91円ゾーンに戻れないと 見られる。
テ ク ニ カ ル 分 析
(図2)日足チャート (2009年6月~) (図1)週足チャート (2004年1月~) 外為どっとコム総研 外為ウィークリービューUSD/
JPY
http://gaitamesk.com①
上昇要因(カナダドル高・円安)
下落要因(カナダドル安・円高)
カナダドル/円 11/23~27の主な推移
・世界経済回復期待の高まり →日米株価の上昇、米長期金利の上昇 →リスクを取ることへの積極性が増す →クロス円(ユーロ/円など)の上昇 ・原油、金など資源価格の上昇 ・世界経済の回復期待の後退、先行き懸念 →リスクを取ることに消極的になる →日米(主要国)株価の下落 →クロス円(ユーロ/円など)の下落 ・カナダ要人によるカナダドル高けん制発言 ・原油・金などの資源価格の下落CAD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー ②11/26
Thursday 正午過ぎの取引量が尐ない時間にドル/円がストップロスを巻き込みながら急落すると、カナ ダドル/円でも円高が急激に進行した。その後、ドバイ政府系企業の債務に絡む不安が台頭 するとリスクを警戒するムードが強まり、欧州通貨が下落。これに連れてカナダドル/円もカナ ダドル安・円高基調に拍車が掛った(①)。11/27
Friday 早朝の取引量の尐ない時間にドル/円がストップロスを巻き込みながら急落すると、カナダド ル/円もそれに合わせて急激に円高・カナダドル安が進行し、4カ月以上ぶりに80.00円を割り 込んで79.88円のカナダドル安値をつけた(②)。その後は反発したが、欧州勢の参入とともに カナダドルがドルに対して下落すると、円に対しても軟調な展開となった。金や原油が軒並み 大幅に下落したことも、カナダドルの上値を抑えた。 http://gaitamesk.com今週のカナダドルは、国内外の要因を手掛かりに神経質な展開になりそうだ。 他のクロス円(ユーロ/円など)と同様に、カナダドル/円もドバイ関連の金融不安や、米国のISM製造業 および非製造業景況指数や、雇用関連指標、豪州および欧州の政策金利発表などを手掛かり材料に、「リ スクを積極的に取っていく機運が高まるか」というところが焦点となる。また、カナダ国内に関しても、11月30 日には9月及び第3四半期国内総生産(GDP)、12月4日には雇用統計の発表が予定されており、合わせ て注目される。ただ、カナダ国内の状況については、市場予想から大幅に乖離しない限りは材料視される 可能性は低いとみる。 また、先週末に大幅安となった金や原油など商品価格が再び急落すればカナダドル安要因となるとみら れるため、注意したい。 (予想レンジ:80.60~83.60円)
今 週 の 見 通 し
テ ク ニ カ ル 分 析
CAD/
JPY
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー ●CAD/JPY 11/27週足引値:81.32円(日足、移動平均、ボリンジャーバンドから見る相場展開) 先週、カナダ/円は下落する動きに、11/27には79.88円の安値を見た。 取引値は20日線(84.28円、11/27)や60日線(84.84円、11/27)や200日線(83.53円、11/27)から乖離して下 落する動きとなっている。ボリンジャーバンドは11/27現在、上限:86.81円~下限81.76円であり、上限は上 昇、下限は取引値が押し下げる形で下落しており、バンド幅全体は拡大している。先週は7月以来の久々 の79円台というカナダ/円の安値を見たが、今後も上値が重いなか、徐々に安値を切り下げていく展開が予 想される。 上値ポイントは、①2週間前の高値の86円近辺であり、下値ポイントは①79.31円(68.35円(1/21安値)と 90.27円(8/3高値)の半値)、②7/8安値78.51円近辺である。 http://gaitamesk.com①
HKD/
JPY
香港ドル/円 11/23~27の主な推移
11/26
Thursday 正午過ぎの取引量が尐ない時間にドル/円がストップロスを巻き込みながら急落すると、香港 ドル/円もそれに合わせて香港ドル安・円高が急激に進行し、14時過ぎに11.11円の安値を付 けた(①)。その後は値を戻したものの、11.20円台では上値が重く推移した。11/27
Friday 早朝の取引量の尐ない時間に86.00円を割り込むと、ストップロスを巻き込みながらドル/円相 場で円が急騰すると、香港ドル/円でも円が急激に上昇し、一時10.93円と約14年ぶりの円高 水準をつけた(②)。しかし、その後に日本の政府要人から円高警戒発言が相次いだことで、 円安・香港ドル高に基調が反転した。 ② 外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー 香港ドル/円は今週、米国の主要経済指標やドバイに絡む金融不安の関連報道が手掛かり材料になる見 通しだ。先週末の円急騰劇は一旦沈静化したように見えるが、ドバイ由来の悪いニュースが出れば、再び 11.00円を目指して円高・香港ドル安が進行する可能性もある。 ただ、先週に急激に進行した円高に対する揺り戻しで、20日移動平均線がある11.50円付近(30日、執筆 時点)付近まで香港ドルが値を戻すことも十分に考えられる。相場の方向性をしっかり確認しつつ、ついて いきたいところだ。 (予想レンジ:11.00~11.50円)今 週 の 見 通 し
http://gaitamesk.com経済指標カレンダー
(11/30~12/3)
外為どっとコム総研 外為ウィークリービュー http://gaitamesk.com 11/30 6:45 (NZ) 10月住宅建設許可 [前月比] +3.3% ―― (月) 8:50 (日) 10月鉱工業生産・速報 [前月比] +2.1% +2.5% 8:50 (日) 10月鉱工業生産・速報 [前年比] -18.4% -13.3% 9:01 (英) 11月GFK消費者信頼感調査 -13 -11 16:45 (仏) 10月生産者物価指数 [前年比] -8.1% -7.3% 17:30 (香港) 10月月次政府財政収支 -143億HKD ―― 18:30 (英) 10月消費者信用残高 -3億GBP ―― 18:30 (英) 10月マネーサプライM4・確報 [前年比] +11.0% ―― 19:00 ○ (ユーロ圏) 11月消費者物価指数・速報 [前年比] -0.1% ―― 19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況 0円 ―― 21:00 (南ア) 10月貿易収支 39億ZAR 10億ZAR 22:30 (加) 10月鉱工業製品価格 [前月比] -0.5% +0.4% 22:30 ○ (加) 9月GDP [前月比] -0.1% --22:30 ○ (加) 第3四半期GDP [前期比年率] -3.4% +1.0% 23:45 ○ (米) 11月シカゴ購買部協会景気指数 54.2 53 未定 ○ (独) 10月小売売上高指数 [前月比] -0.5% +0.5% 未定 ○ (独) 10月小売売上高指数 [前年比] -3.9% ―― 12/1 09:30 豪) 10月住宅建設許可件数 [前月比] +2.7% ―― (火) 12:30 ◎ (豪) RBAキャッシュターゲット 3.50% 3.75% 15:45 (スイス) 第3四半期GDP [前期比] -0.3% +0.1% 15:45 (スイス) 第3四半期GDP [前年比] -2.0% -1.8% 17:30 (香港) 10月小売売上高-価格 [前年比] +2.4% +7.7% 17:30 (スイス) 11月SVME購買部協会景気指数 54 ―― 17:55 ○ (独) 11月失業者数 -2.6万人 -0.5万人 17:55 ○ (独) 11月失業率 8.1% ―― 19:00 ○ (ユーロ圏) 10月失業率 9.7% 9.8% 24:00 ◎ (米) 11月ISM製造業景況指数 55.7 54.8 24:00 (米) 10月建設支出 +0.8% -0.4% 24:00 (米) 10月中古住宅販売保留 [前月比] +6.1% -0.8% 12/2 8:50 (日) 11月マネタリーベース [前年比] +4.4% ―― (水) 19:00 (ユーロ圏) 10月生産者物価指数 [前年比] -7.7% ―― 22:15 ○ (米) 11月ADP全国雇用者数 -20.3万人 -15.5万人 28:00 ○ (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック) ―― ―― 12/3 8:50 (日) 第3四半期法人季節設備投資 [前年比] -21.7% -17% (木) 10:30 (豪) 10月小売売上高 [前月比] -0.2% ―― 16:45 (仏) 第3四半期失業率 9.5% 10% 19:00 ○ (ユーロ圏) 10月小売売上高 [前月比] -0.7% ―― 19:00 ○ (ユーロ圏) 10月小売売上高 [前年比] -3.6% ―― 19:00 (ユーロ圏) 第3四半期GDP・改訂値 [前期比] +0.4% ―― 19:00 (ユーロ圏) 第3四半期GDP・改訂値 [前年比] -4.1% ―― 21:45 ◎ (ユーロ圏) 欧州中銀金融政策発表 1.00% 1.00% 22:30 ○ (米) 11/29までの新規失業保険申請件数 46.6万件 48.3万件 22:30 (米) 第3四半期非農業部門労働生産性・確報 [前期比] +9.5% +8.5% 22:30 (米) 第3四半期単位労働費用・確報 [前期比] -5.2% -4.2% 日付 時刻 注目度 経済指標、 イベント等 前回 予想※発表日時は予告なく変更される場合があります。 ※予定一覧は信頼性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので事 前にご留意くださいますようお願いいたします。