演習問題
第 3 章 ポルトランドセメント / 第 10 章 特殊なセメント
1. 各種セメントの用途に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H17]
(1) 早強ポルトランドセメントは、プレストレストコンクリートに適している。
(2) 中庸熱ポルトランドセメントは、マスコンクリートに適している。
(3) 高炉セメントは、海水の作用を受けるコンクリートに適している。
(4) フライアッシュセメントは、寒中コンクリートに適している。
2. JIS R 5210(ポルトランドセメント)の規定に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。[H17]
(1) ポルトランドセメントは、全アルカリの上限値が規定されている。
(2) ポルトランドセメントは、塩化物イオンの上限値が規定されている。
(3) 中庸熱ポルトランドセメントは、ケイ酸三カルシウムの上限値が規定されている。
(4) 低熱ポルトランドセメントは、ケイ酸二カルシウムの上限値が規定されている。
3. セメントに関する次の一般的な記述のうち、誤っているものはどれか。[H16]
(1) フライアッシュセメント B 種は、高炉セメント B 種より混合材の分量が多い。
(2) 高炉セメント B 種は、普通ポルトランドセメントより比表面積が大きい。
(3) 早強ポルトランドセメントは、早期に高い強度が得られるため、プレストレスト
コンクリートに適している。
(4) 中庸熱ポルトランドセメントは、水和熱が少ないため、大規模なマスコンクリー
トに適している。
4. 右図は、普通・早強・低熱の各ポ
ルトランドセメントおよび高炉セ
メント B 種の圧縮強度を、JIS R
5201(セメントの物理試験方法)
によって試験した結果を模式的に
示したものである。曲線 C のセメ
ントとして適当なものはどれか。
[H15 改]
5. セメントの水和熱に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H15]
(1) JIS R 5203(セメントの水和熱測定方法)では、未水和セメントの溶解熱と水和セ
メントの溶解熱との差から、水和熱を求める方法を規定している。
(2) セメント中のケイ酸二カルシウム(C
2S)を少なくし、ケイ酸三カルシウム(C
3S)
を多くすれば、水和熱は小さくなる。
(3) JIS R 5210(ポルトランドセメント)では、中庸熱ポルトランドセメントおよび低
熱ポルトランドセメントに対して、水和熱の上限値を規定している。
(4) 高炉セメント中の高炉スラグの分量を多くすると、水和熱が小さくなる。
6. 各種セメントの一般的用途に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H14]
(1) 低熱ポルトランドセメントは、高流動コンクリートに適している。
(2) 中庸熱ポルトランドセメントは、舗装用コンクリートに適している。
(3) 高炉セメント B 種は、緊急工事用のコンクリートに適している。
(4) フライアッシュセメント B 種は、マスコンクリートに適している。
7. JIS R 5210(ポルトランドセメント)に規定されている普通・早強・中庸熱・低熱
ポルトランドセメントの組成化合物の割合の例を、下図の(a)~(d)に示す。それぞれ
に対応するポルトランドセメントの種類を答えよ。[H13 改]
8. 以下の各記述が、正しいか誤っているかを判定せよ。
(1) フライアッシュセメントおよび高炉セメントの密度は、普通ポルトランドセメン
トに比べて小さい。
(2) ポルトランドセメントのクリンカーの主要な組成化合物は、ケイ酸三カルシウム
(C
3S)
、ケイ酸二カルシウム(C
2S)
、アルミン酸三カルシウム(C
3A)および鉄ア
ルミン酸四カルシウム(C
4AF)であり、これらの含有量によってセメントの性質が
変わる。
(3) セメント中のケイ酸三カルシウム(C
3S)は、海水や土壌中の硫酸塩と反応してコ
ンクリートを膨張破壊させる原因となる。
(4) セメント中のケイ酸二カルシウム(C
2S)は、長期にわたって水和が進行し、コン
クリートの強度を増大させる効果を有する。
第 4 章 コンクリート用骨材
1. コンクリート用骨材に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。[H16]
(1) 粒形判定実積率が大きくなると、コンクリートのスランプは小さくなる。
(2) 安定性試験の損失量が小さいほど、コンクリートの耐凍害性が低下する。
(3) 有機不純物が多く含まれると、コンクリートの凝結や硬化が遅れる。
(4) 微粉分量試験で失われる量が多くなると、コンクリートの単位水量は減少する。
2. 骨材の性状がコンクリートの性状に与える一般的な影響に関する次の記述のうち、
適当なものはどれか。[H15]
(1) 吸水率が小さいほど、コンクリートのスランプの経時変化は大きくなる。
(2) 表面水が多いほど、コンクリートの透水性は低下する。
(3) 安定性試験の損失量が多いほど、コンクリートの凍結融解抵抗性は低下する。
(4) 粗骨材の粒度が適当であれば、最大寸法が大きいほど、コンクリートの単位水量
は増加する。
3. 骨材の性質やその試験に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
[H14]
(1) 混合した骨材の粗粒率は、それぞれの骨材の粗粒率と混合比から算定することが
できる。
(2) 吸水率が大きい骨材ほど、安定性試験の損失質量百分率が大きい。
(3) 粗骨材のすりへり抵抗性の判定には、ロサンゼルス試験機が用いられる。
(4) 骨材の粒度が適当であれば、最大寸法が大きいほど、単位容積質量は小さい。
4. 骨材特性の定義に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。[H13]
(1) 粗骨材の最大寸法は、骨材の全量が通過するふるいのうち、最小寸法のふるいの
呼び寸法に基づいて表したものである。
(2) 絶乾密度は、骨材の絶対乾燥状態の質量を表面乾燥飽水状態の容積で除したもの
である。
(3) 吸水率は、表面乾燥飽水状態の骨材に含まれている全水量を絶対乾燥状態の骨材
質量で除して百分率で表したものである。
(4) 単位容積質量は、所定の締め固め条件で容器に満たした骨材の絶対乾燥状態の質
量を容器の容積で除したものである。
5. ある細骨材と粗骨材のふるい分け試験を行った結果、
以下の表に示すような結果が
得られた。これらの骨材の粒度曲線を描き、粗粒率を計算せよ。
ふるいの 呼び寸法 [mm] 各ふるいにとどまる量の累計 [g] 細骨材 粗骨材 60 50 ○ 40 30 25 ○ 20 15 ○ 10 ○ 5 ○ 2.5 ○ 1.2 ○ 0.6 ○ 0.3 ○ 0.15 受皿 0 9.5 69.0 233.0 490.0 716.0 872.0 140.0 0 1018 3140 8865 12470 14635 15797 17112 18304 18554 質量合計 [g] 1012.0 185546. 骨材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 骨材は粗骨材と細骨材に分けられるが、砕石は一般に粗骨材に属する。
(2) 骨材の吸水率があまり大きいと、耐久性の品質が低下するので、JIS ではコンクリ
ート用砕石の吸水率を規定している。
(3) 骨材の粗粒率が大きいほど、小さい骨材が多く含まれていることを示す。
(4) 骨材の粒度とは、骨材の大小粒が混合している程度のことを言う。
7. 以下の各記述が正しいか誤っているかを判定せよ。
(1) 硫酸ナトリウムによる安定性試験の損失質量百分率の大きい骨材を用いると、コ
ンクリートの耐凍害性は低下する。
(2) 細骨材中の 0.15mm 以下の部分が多いと、AE 剤や AE 減水剤によって連行される
空気泡は、入りにくくなる。
(3) 人工軽量骨材を用いたコンクリートの耐凍害性は、練混ぜ前の骨材を十分に吸水
させることによって改善することができる。
(4) 人工軽量骨材コンクリートをポンプ圧送する場合には、圧送時の圧力吸水による
スランプ低下を防止するため、少なくとも 24 時間吸水率まで吸水させた骨材を用
いるのがよい。
第 6 章 フレッシュコンクリートの性質と施工
1. フレッシュコンクリートに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H13] (1) ワーカビリティーは、コンシステンシーと材料分離に対する抵抗とを合わせた性質であり、 コンシステンシーとは変形または流動に対する抵抗性の程度を表す。 (2) コンシステンシーを測定する方法としては、コンクリートに外力を与えたときの変形量を 測定するものが広く用いられ、スランプ試験が最も一般的である。 (3) 材料分離とは、粗骨材が局部的に集中することや、水の分離であるブリーディングをいい、 前者は主に打込み後に生じ、後者は主に運搬・打込み中に生じる。 (4) プラスティック収縮ひび割れは、コンクリート表面からの水の蒸発速度に比べてブリーデ ィングの速度が小さいほど生じやすい。 2. コンクリートの凝結に関する次の文中の[A]および[B]に該当する語句の組み合わせとして、 適当なものはどれか。[H17] 「コンクリートの凝結は始発時間と終結時間で表され、凝結の[A]時間はコールドジョイント の発生防止の指標とされるが、コールドジョイントの発生を防ぐためには凝結の[A]時間よ りも相当速い時期にコンクリートを[B]のがよい。」 (1) A:始発、B:打ち継ぐ (2) A:終結、B:打ち継ぐ (3) A:始発、B:打ち重ねる (4) A:終結、B:打ち重ねる 3. コンクリートの凝結に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。[H16] (1) 水セメント比が大きいと、凝結は早くなる。 (2) スランプが小さいと、凝結は遅くなる。 (3) 塩分が多いと、凝結は早くなる。 (4) 外気温が高いと、凝結は遅くなる。 4. コンクリートの凝結性状に関する次の一般的な記述のうち、誤っているものはどれか。 [H15] (1) 早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの凝結は、普通ポルトランドセメントを 用いたものよりも早い。 (2) 海砂に含まれる塩分は凝結を早め、山砂に含まれる腐植土などの有機物は凝結を遅らせる。 (3) 遅延形の AE 減水剤を用いたコンクリートの強度発現は遅延するが、凝結は遅延しない。 (4) コンクリートの凝結は、気温が高く湿度が低いほど早くなる。 5. コンクリートの凝結に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 高性能 AE 減水剤を使用すると、凝結が遅延する傾向にある。 (2) コンクリート温度が低いほど、凝結が遅延する傾向にある。(3) スランプが小さいほど、凝結が遅延する傾向にある。 (4) 水セメント比が大きいほど、凝結が遅延する傾向にある。 6. コンクリートの凝結に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H13] (1) コンクリートの凝結時間は、コンクリートから採取したモルタルを試料とし、貫入抵抗試 験により定める。 (2) コンクリートの凝結の終結時間は、再振動締固めが可能な時間の限度を判断する目安とし て使われる。 (3) コンクリートの凝結の始発時間は、水セメント比が小さく、スランプが小さいほど早くなる。 (4) 骨材や練混ぜ水に含まれる成分のうち、海砂や海水中に含まれる塩分は凝結を早め、糖類、 腐植土などの有機物は凝結を遅らせる。 7. 空気量および気泡組織に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) コンクリート中の空気泡には、空気連行性のある混和剤による独立した微細なエントラッ プトエアと、練混ぜ中に自然に取り込まれるエントレインドエアがある。 (2) コンクリートの練上がり温度が高くなると、同一の空気量を得るための AE 剤の使用量は 多くなる。 (3) コンクリートの空気量は、コンクリートの運搬、振動締固めなどにより減少する。 (4) コンクリートの耐凍害性は、硬化したコンクリートの気泡間隔係数が小さいほど大きい。 8. AE 剤の使用量を一定とした場合のコンクリートの空気量に関する次の記述のうち、誤って いるものはどれか。[H16] (1) コンクリートの細骨材率が小さくなると、空気量は減少する。 (2) 細骨材中の 0.3~0.6mm の粒子が少なくなると、空気量は減少する。 (3) コンクリートの温度が低くなると、空気量は減少する。 (4) セメントの比表面積が大きくなると、空気量は減少する。 9. コンクリートの空気量に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 粗骨材の最大寸法が小さいコンクリートほど、空気量を多く必要とする。 (2) スランプと単位セメント量を一定とした場合、AE 剤により空気量を増加させても、強度 はほとんど変わらない。 (3) AE 剤の使用量を一定とした場合、コンクリートの温度が高いほど、空気量は多くなる。 (4) 硬化コンクリート中の空気量が一定の場合、気泡の平均径が小さいほど、気泡間隔係数は 小さくなる。 10. コンクリートの空気量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。[H13] (1) 耐凍害性を確保するために必要な空気量は、粗骨材の最大寸法が大きいほど大きくなる。 (2) コンクリートの締固め中に失われる気泡は、大部分が気泡径の小さいもので、気泡径の大
きいものはあまり減少しない。 (3) コンクリートの練上がり温度が高くなると、同一の空気量を得るための AE 剤の使用量は 多くなる。 (4) エントレインドエアは、コンクリートの流動性やワーカビリティーにほとんど影響しない。 11. コンクリートのブリーディングに関する次の一般的な記述のうち、誤っているものはどれか。[H16] (1) コンクリートの温度が高いほど、ブリーディング量は多くなる。 (2) コンクリートのスランプが大きいほど、ブリーディング量は多くなる。 (3) セメントの比表面積が大きいほど、ブリーディング量は少なくなる。 (4) 細骨材の粗粒率が小さいほど、ブリーディング量は少なくなる。 12. コンクリートのブリーディングに関する次の一般的な記述のうち、誤っているものはどれか。[H15] (1) プレーンコンクリートよりも AE コンクリートの方が、ブリーディングが少ない。 (2) 細骨材率の小さいコンクリートの方が、ブリーディングが少ない。 (3) 単位水量の少ないコンクリートの方が、ブリーディングが少ない。 (4) 水セメント比の小さいコンクリートの方が、ブリーディングが少ない。 13. コンクリートのブリーディングに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 単位セメント量が多いほど、ブリーディング量は多い。 (2) 空気量が少ないほど、ブリーディング量は多い。 (3) 細骨材の粗粒率が大きいほど、ブリーディング量は多い。 (4) コンクリート温度が低いほど、ブリーディング量は多い。 14. 以下の各記述が正しいか誤っているかを判定せよ。 (1) コンシステンシーとは、フレッシュコンクリートなどの変形または流動に対する抵抗性の ことである。 (2) セメントペーストの粘性は、セメントの比表面積が大きいほど、また水セメント比が小さ いほど大きくなる。 (3) コンクリートのブリーディングは、セメントの比表面積が小さいほど、また細骨材中の微 粒分が少ないほど、少なくなる。 (4) コンクリートの凝結時間は、スランプが小さいほど、また水セメント比が小さいほど、長くなる。 (5) JIS A 1128(フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法)において、圧力計 に示される空気量は、エントレインドエアおよびエントラップトエアの量を合計したもの となる。 (6) スランプを 8cm から 18cm に変更したので、単位粗骨材量を少なくした。 (7) 流動化コンクリートは通常のコンクリートに比べて、スランプの経時変化が大きい。 (8) コンクリートのブリーディングを低減するには、単位水量を減らすことが基本であるが、 コンクリート中の微粒分の量を大きくすることも一つの方法である。
第 7 章 硬化コンクリートの強度変形特性
1. コンクリートの力学的性質に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) 圧縮強度が大きくなると、ヤング係数は大きくなる。 (2) 圧縮強度が大きくなると、曲げ強度は大きくなる。 (3) 圧縮強度が大きくても、応力-ひずみ曲線の最大圧縮応力時のひずみは殆ど変わらない。 (4) 圧縮強度が大きくても、鉄筋とコンクリートの付着強度は殆ど変わらない。 2. コンクリートの力学的性質に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) 普通コンクリートのヤング係数は、同一強度の軽量コンクリートより大きい。 (2) 普通コンクリートの引張強度は、圧縮強度の 1/10~1/13 程度である。 (3) コンクリートの引張強度は、曲げ強度より大きい。 (4) 鉄筋とコンクリートの付着強度は、鉄筋の配置方向の影響を受ける。 3. コンクリートの圧縮強度試験に関する次の一般的な記述のうち、不適当な者はどれか。[H16] (1) 円柱供試体の直径に対する高さの比(高さ/直径)が同じ場合、供試体の直径が大きいほ ど、得られる試験値は小さくなる。 (2) 円柱供試体の直径が同じ場合、供試体の直径に対する高さの比が小さいほど、得られる試 験値は小さくなる。 (3) 試験時の載荷速度が速いほど、得られる試験値は大きくなる。 (4) 湿潤状態にある供試体を試験直前に乾燥させると、得られる試験値は大きくなる。 4. 圧縮強度が 20~40N/mm2のコンクリートの力学的性質に関する次の一般的な記述のうち、 誤っているものはどれか。[H15] (1) 圧縮強度時のひずみは、300~600×10-6程度である。 (2) 引張強度時のひずみは、100~200×10-6程度である。 (3) ヤング係数は、20~30kN/mm2程度である。 (4) ポアソン数は、5~7 程度である。 5. コンクリートの力学特性のうち、圧縮強度が大きくなるほど小さくなるものはどれか。[H14] (1) ヤング係数 (2) 圧縮強度に対する引張強度の比 (3) 圧縮強度時のひずみ (4) 支圧強度 6. コンクリートのクリープに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) 単位ペースト量が少ないほど、大きくなる。 (2) 水セメント比が大きいほど、大きくなる。 (3) 載荷期間中の湿度が低いほど、大きくなる。 (4) 持続荷重が大きいほど、大きくなる。7. コンクリートの収縮およびクリープに関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはど れか。[H14] (1) 高強度コンクリートの自己収縮は、通常強度のコンクリートに比べて大きくなる。 (2) コンクリートのクリープひずみは、載荷時材齢が若いほど小さくなる。 (3) コンクリートの乾燥収縮は、体積に対する表面積の割合が小さいほど小さくなる。 (4) コンクリートのクリープひずみは、単位ペースト量が多いものほど大きくなる。 8. コンクリートの体積変化に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が多いほど大きくなる。 (2) モルタルの乾燥収縮は、コンクリートの乾燥収縮よりも大きい。 (3) コンクリートの自己収縮は、セメントの水和により凝結の始発以降に生じる体積減少をいう。 (4) コンクリートの線膨張係数は、骨材の岩種によって影響されない。 9. コンクリートの乾燥収縮に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) セメントの比表面積が大きいほど、乾燥収縮ひずみは大きくなる。 (2) 水セメント比が同一であれば、単位水量が異なっても乾燥収縮ひずみはほぼ同じになる。 (3) 単位粗骨材量が小さいほど、乾燥収縮ひずみは大きくなる。 (4) 粗骨材の弾性係数が大きいほど、乾燥収縮ひずみは小さくなる。 10. コンクリートの乾燥収縮に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H15] (1) 乾燥収縮量は、単位粗骨材量が多いほど小さくなる。 (2) 乾燥収縮量は、単位水量よりも単位セメント量の影響を著しく受ける。 (3) 乾燥収縮量は、部材の断面寸法が大きいほど小さくなる。 (4) 乾燥による変形が拘束されると、ひび割れが発生する。 11. コンクリートの乾燥収縮に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 単位水量が少なくなるほど、乾燥収縮量は小さい。 (2) セメントの比表面積が大きくなるほど、乾燥収縮量は大きい。 (3) 粗骨材の弾性係数が大きくなるほど、乾燥収縮量は大きい。 (4) 単位粗骨材量が多くなるほど、乾燥収縮量は小さい。 12. 硬化コンクリートの性質に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) 湿潤養生期間が短いほど、コンクリートの水密性が低下する。 (2) 粗骨材の最大寸法が大きいほど、コンクリートの水密性が低下する。 (3) 骨材の密度が大きいほど、エックス線やガンマ線に対するコンクリートの遮へい性能が向上する。 (4) 水セメント比が小さいほど、コンクリートの耐火性が向上する。
13. コンクリートの水密性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) 水セメント比が大きいほど、水密性は向上する。 (2) 湿潤養生を十分行うことで、水密性は向上する。 (3) 良質のポゾランを用いると、水密性は向上する。 (4) 粗骨材の最大寸法が小さいほど、水密性は低下する。 14. コンクリートの水密性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H15] (1) 水セメント比が大きくなると、透水係数は増大する。 (2) 粗骨材の最大寸法を大きくすると、透水係数は増大する。 (3) 高炉スラグ微粉末を添加すると、水密性は向上する。 (4) AE コンクリートの水密性は、プレーンコンクリートよりも低い。 15. コンクリートの水密性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 粗骨材の最大寸法が小さいほど、水密性は向上する。 (2) フライアッシュなどの混和材を添加すると、水密性は向上する。 (3) 湿潤養生期間が短いほど、水密性は低下する。 (4) AE 剤または AE 減水剤を用いると、水密性は低下する。 16. 以下の各記述が正しいか誤っているかを判定せよ。 (1) X 線やγ線に対するコンクリートの遮へい性能は,単位容積質量が大きいものほど大きい。 (2) コンクリートの圧縮強度は、水セメント比が一定のとき、空気量が 1%増加するとおよそ 4~6%程度減少する。 (3) 圧縮強度の試験値は、円柱供試体の径に対する高さの比が小さいほど大きい。 (4) 3 等分点載荷による曲げ強度の試験値は、中央点載荷による曲げ強度の試験値よりも小さ い。 (5) 高強度コンクリートでは、通常強度のコンクリートに比べて、最大応力に達した後の応力 は緩やかに低下する。 (6) コンクリートの乾燥収縮量は、骨材の弾性係数が大きいほど小さくなる。
第 8 章 硬化コンクリートの長期耐久性
1. アルカリシリカ反応に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) コンクリートのアルカリ総量の抑制は、アルカリシリカ反応の抑制に有効である。 (2) 高炉セメント B 種の使用は、アルカリシリカ反応の抑制に有効である。 (3) アルカリシリカ反応による膨張は、湿潤状態にあるコンクリートの方が大きい。 (4) アルカリシリカ反応による膨張は、反応性骨材の含有量が多いほど大きくなる。 2. コンクリート中の鉄筋の腐食に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。 [H15] (1) 塩化物イオン濃度が高いコンクリート中の鉄筋には、孔食が生じやすい。 (2) 鉄筋の腐食が質量で 10%程度であれば、コンクリートにひび割れが発生する可能性は少ない。 (3) 鉄筋が亜鉛と接触していると、鉄筋の腐食は著しくなる。 (4) 鉛直方向に配置された鉄筋は、水平方向に配置された鉄筋よりも腐食しやすい。 3. コンクリートの中性化に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) コンクリートの中性化した部分はフェノールフタレインの 1%エタノール溶液を噴霧しても赤紫色に変化しない。 (2) コンクリートの中性化速度は、水セメント比が大きいほど早くなる。 (3) コンクリートの中性化速度は、温度が高いほど遅くなる。 (4) コンクリートの中性化深さは、経過年数の平方根に比例する。 4. コンクリートの中性化に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 大気中でコンクリートの中性化が進行する場合、中性化深さは経過時間の平方根に比例する。 (2) 仕上げのないコンクリート壁面では、室外側の方が室内側よりも中性化速度は速い。 (3) フライアッシュセメント B 種を用いたコンクリートの中性化速度は、普通ポルトランド セメントを用いたものよりも速い。 (4) 水セメント比の大きなコンクリートほど、中性化速度は速い。5. コンクリートの中性化に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H13]
(1) 中性化深さは、経過年数にほぼ比例して進行する。
(2) 中性化の進行は、コンクリートの圧縮強度が高いほど遅い。
(3) 中性化の進行は、周辺空気の二酸化炭素の濃度が高いほど速い。
(4) 中性化の進行は、コンクリートが乾燥状態にあるより湿潤状態にある方が遅い。
6. コンクリートの耐凍害性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) エントレインドエアは、耐凍害性を向上させる効果がある。 (2) 吸水率の大きな軟石は、凍結時にポップアウトを生じさせる。 (3) 空気量が同一の場合、気泡間隔係数が大きいほど、耐凍害性は向上する。 (4) 耐凍害性は、凍結融解を繰り返した供試体の動弾性係数に基づいて評価する。7. コンクリート構造物の耐久性に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) 塩化物イオンによる鉄筋の腐食は、かぶりコンクリートにひび割れが生じると急速に進行する。 (2) コンクリートの中性化深さは、経過年数の平方根にほぼ比例する。 (3) 外部から供給された硫酸塩がコンクリート中で反応を起こすと、収縮ひび割れが生じる。 (4) 吸水率の大きい粗骨材を用いたコンクリートが凍害を受けると、ポップアウトを起こしやすい。 8. コンクリートの耐久性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) コンクリート中の鋼材の腐食は、水と酸素が供給され塩化物イオンが存在する場合に、著 しく進行する。 (2) 海水の作用と凍結融解作用が複合すると、劣化が著しく促進される。 (3) アルカリ骨材反応は、外部から浸入する塩化物により、抑制される。 (4) アルカリ骨材反応抑制対策には、コンクリート中のアルカリ総量を規制する方法がある。 9. コンクリートの耐久性に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H15] (1) コンクリートの耐凍害性は、気泡間隔係数が小さいほど増大する。 (2) 軽量コンクリートの耐凍害性を確保するためには、骨材を気乾状態で使用するのがよい。 (3) コンクリートの中性化深さは、材齢に正比例して大きくなる。 (4) コンクリートの中性化速度は、温度が高いほど速くなる。 10. コンクリートの耐久性に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。[H13] (1) コンクリート中の鉄筋の腐食環境としては,海水中の方が飛沫帯よりも厳しい。 (2) 空気量が同じコンクリートでは、気泡間隔係数が小さいほど耐凍害性は低下する。 (3) アルカリ骨材反応は、水酸化カルシウムと骨材との間に生じる反応のことである。 (4) 硫酸塩は、エトリンガイトを生成させて、コンクリートの膨張破壊を生じさせる原因となる。 11. 以下の各記述が正しいか誤っているかを判定せよ。
(1) 中性化深さは、コンクリートが乾燥状態にあるよりも、湿潤状態にある場合の方
が小さくなる。
(2) AE コンクリートの耐凍害性は、空気量が同じであれば、連行された空気の径が小
さいほど、大きくなる。
(3) コンクリート構造物中の鉄筋は、常時波しぶきを受ける部分よりも、常時海水中
にある部分の方が腐食しにくい。
(4) アルカリシリカ反応によるひび割れは、雨水のあたらない箇所の方が、雨水に曝
される箇所より発生しやすい。
第 9 章 混和材料
1. 混和材の JIS 規定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。[H17]
(1) フライアッシュは 4 種類に区分され、強熱減量、粉末度、活性度指数およびフロ
ー値比の規定値が異なる。
(2) 高炉スラグ微粉末は 3 種類に区分され、比表面積、活性度指数およびフロー値比
の規定値が異なる。
(3) 膨張材は膨張性により 3 種類に区分され、化学成分と物理的性質の規定値が異な
る。
(4) シリカフュームは製品形態により 3 種類に区分され、湿分を除く化学成分と物理
的性質の規定値は同じである。
2. 混和材に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H16]
(1) 膨張材は、ケミカルプレストレスを導入することに適している。
(2) 高炉スラグ微粉末は、コンクリートの中性化速度を低減することに適している。
(3) フライアッシュは、コンクリートの水和熱を低減することに適している。
(4) シリカフュームは、コンクリートを高強度化することに適している。
3. 各種の混和材を用いたコンクリートの一般的性質に関する次の記述のうち、
不適当
なものはどれか。[H15]
(1) セメントの 30%を高炉スラグ微粉末で置換すると、
コンクリート強度が長期に渡って増進する。
(2) セメントの 40%を高炉スラグ微粉末で置換すると、コンクリートの耐硫酸塩性が改善される。
(3) セメントの 20%をフライアッシュで置換すると、コンクリートの中性化抵抗性が改善される。
(4) セメントの 30%をフライアッシュで置換すると、コンクリートの断熱温度上昇量が小さくなる。
4. フライアッシュを用いたコンクリートの性質に関する次の記述のうち、
不適当なも
のはどれか。[H14]
(1) 未炭素含有率が小さいほど、所要の空気量を連行するのに必要な AE 剤の量が多
くなる。
(2) セメント質量の 20%程度をフライアッシュで置換すると、
アルカリ骨材反応が抑制される。
(3) 湿潤養生が十分でないと、初期強度の低下や凍害による表面劣化を招きやすい。
(4) 水和が十分に進むと緻密な組織ができるため、海水に対する抵抗性が大きくなる。
5. 普通ポルトランドセメントの 50%を JIS A 6206(コンクリート用高炉スラグ微粉末)に規定
されている高炉スラグ微粉末 4000 で置換したコンクリートの特性に関して、元のコ
ンクリートと比較して述べた次の一般的な記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 中性化速度は、速くなる。
(2) 耐海水性は、向上する。
(3) 低温時の強度発現性は、向上する。
(4) 材齢 91 日の圧縮強度は、大きくなる。
6. 混和剤に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16]
(1) 減水剤は、セメント粒子に対する分散作用により、コンクリートの単位水量を減少させる。
(2) AE 剤は、エントラップトエアにより、コンクリートのワーカビリティーと耐凍害性を向上させる。
(3) 流動化剤は、ベースコンクリートの練混ぜ後に添加することにより、スランプを増大させる。
(4) 高性能 AE 減水剤は、AE 減水剤より高い減水性能をもち、高いスランプ保持性能を
有する。
7. 化学混和剤に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14]
(1) AE 剤は、多くの独立した空気泡を連行する混和剤であり、コンクリートのワーカ
ビリティーおよび耐凍害性を向上させるために用いられる。
(2) AE 減水剤は、セメントの分散作用と空気連行作用を併有する混和剤であり、一般
的なコンクリートに用いられる。
(3) 高性能減水剤は、空気連行性がなく、凝結の遅延もわずかであるため、高強度コ
ンクリートに用いられる。
(4) 流動化剤は、スランプ保持性能が大きく、長期に渡る強度の増進作用を有するた
め、高流動コンクリートに用いられる。
8. コンクリート用化学混和剤の作用と効果に関する次の記述のうち、
不適当なものは
どれか。[H13]
(1) AE 剤は、微細な気泡を多数連行するので、コンクリートのワーカビリティーを改善する効果が
ある。
(2) 減水剤は、セメント粒子を静電気的な反発作用で分散させるので、コンクリート
の単位水量を減少させる効果がある。
(3) AE 減水剤は、セメント分散作用のほか空気連行作用を併有するので、コンクリー
トの凍結融解抵抗性を高める効果がある。
(4) 高性能 AE 減水剤は、セメントの分散作用が著しいので、コンクリートの凝結を
速める効果がある。
第 12 章 コンクリートの配合設計
1. コンクリートの性質および配合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 水セメント比が大きくなると、コンクリートは強度が大きくなるばかりでなく耐久性も向上する。 (2) コンクリートの配合強度は、現場におけるコンクリートの品質のばらつきを考えて、設計 基準強度を割増しして定める。 (3) コンクリートのスランプは、作業に適する範囲であればできるだけ小さく定める。 (4) 示方配合を現場配合に直しても、でき上がったコンクリートの品質は示方配合と同一となる。 2. 使用する骨材の変化に対応したコンクリートの配合の補正方法に関する次の記述のうち、 不適当なものはどれか。[H17] (1) 粗骨材の最大寸法を大きくしたので、単位水量を小さくした。 (2) 粗骨材の実積率が小さくなったので、細骨材率を大きくした。 (3) 細骨材の粗粒率が大きくなったので、細骨材率を小さくした。 (4) 川砂を砕砂に変更したので、単位水量を大きくした。 3. コンクリートの配合に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H17] (1) 単位水量は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内で、できるだけ少なくする。 (2) 細骨材率は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内で、できるだけ大きくする。 (3) AE 剤を用いて空気量を大きくすることにより、単位水量を減少させることができる。 (4) フライアッシュをセメントの一部と置換することにより、単位水量を減少させることができる。 4. コンクリートの配合に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H16] (1) 単位セメント量は、所要の品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくする。 (2) 細骨材率は、所要の施工性が得られる範囲内で、できるだけ大きくする。 (3) スランプは、所要の施工性が得られる範囲内で、できるだけ小さくする。 (4) 単位水量は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内で、できるだけ小さくする。 5. 同一のスランプのコンクリートを得るための配合設計に関する次の記述のうち、不適当な ものはどれか。[H16] (1) 粗骨材の最大寸法を小さくすると、細骨材率は大きくなる。 (2) 粗骨材の最大寸法を小さくすると,単位水量は大きくなる。 (3) 空気量を小さくすると、単位水量は大きくなる。 (4) 空気量を小さくすると、細骨材率は小さくなる。 6. 骨材の種類または品質が変化したとき、同じスランプのコンクリートを得るために必要な 配合の補正に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。[H15] (1) 粗骨材の最大寸法を小さくしたので、単位水量を多くした。 (2) 粗骨材の実積率が大きくなったので、細骨材率を大きくした。 (3) 細骨材を砕砂から川砂に変更したので、単位水量を多くした。 (4) 細骨材の粗粒率が小さくなったので、細骨材率を大きくした。7. 同一のスランプを得るために必要なコンクリートの配合の補正に関する次の一般的な記 述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 粗骨材の最大寸法を大きくした場合、単位水量を小さくする。 (2) 粗骨材の実積率が小さくなった場合、単位水量を小さくする。 (3) 粗骨材を砕石から川砂利に変える場合、細骨材率を小さくする。 (4) 細骨材の粗粒率が小さくなった場合、細骨材率を小さくする。 8. コンクリートの配合に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。[H14] (1) 空気量は、耐凍害性と所要のワーカビリティーが得られる範囲で、できるだけ小さくする。 (2) 粗骨材の最大寸法は、打込み等に支障のない範囲で、できるだけ大きくする。 (3) 単位水量は、所要のスランプが得られる範囲で、できるだけ小さくする。 (4) 細骨材率は、所要のワーカビリティーが得られる範囲で、できるだけ大きくする。 9. コンクリートの配合に関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。[H13] (1) 細骨材率を大きくすると、所要の空気量を確保するための AE 剤の使用量は大きくなる。 (2) 川砂利と砕石を混合した粗骨材中の砕石の混合率を大きくすると、所要のスランプを得る ための単位水量は小さくなる。 (3) 粗骨材を実積率の小さなものに変えると、同等のワーカビリティーを確保するための細骨 材率は小さくなる。 (4) 細骨材を粗粒率の大きなものに変えると、同等のワーカビリティーを確保するための細骨 材率は大きくなる。 10. コンクリートの配合設計の原則に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。[H13] (1) 粗骨材の最大寸法は、構造物の種類、部材の断面寸法を考慮するほか、鉄筋のあき、かぶ り(厚さ)も考慮して決める。 (2) 試験練りにおける単位水量は、練り上がり時のコンクリートのスランプが、荷卸し時に要 求されるスランプに運搬によるスランプの低下見込み量を加えた値となるように定める。 (3) 水セメント比は、設計基準強度に強度のばらつきに応じた割増しを加えて算定した配合強 度が得られるように定める。 (4) 細骨材率は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内で、単位水量ができるだけ小さく なるように定める。 11. 以下の各記述が正しいか誤っているかを判定せよ。 (1) 細骨材率は、コンクリート中の全骨材量に対する細骨材量の質量比を、百分率で表した値である。 (2) 示方配合を現場配合に直す場合には、骨材の含水状態、5mm ふるいにとどまる細骨材の 量、5mm ふるいを通過する粗骨材の量および混和剤の希釈水量を考慮する。 (3) コンクリートの配合の補正において、粗骨材の実積率が小さくなると、同等のワーカビリ ティーを確保するための細骨材率は大きくなる。 12. 以下に示す配合条件のコンクリートの示方配合に関する次の記述のうち、正しいものは どれか。ただし、セメントの密度は 3.16 kg/l、細骨材の表乾密度は 2.55 kg/l、粗骨材の表乾
密度は 2.65 kg/l とする。[H17 改] 水セメント比:52.0%、空気量:4.5%、細骨材率:44.0%、単位セメント量:329 kg/m3 (1) 単位水量は、161 kg/m3である。 (2) 単位細骨材量は、813 kg/m3である。 (3) 単位粗骨材量は、1009 kg/m3である。 (4) 単位容積質量は、2234 kg/m3である。 13. 以下の条件で配合を行ったコンクリートの 1m3 当たりの計量値に関する次の記述のうち、 誤っているものはどれか。ただし、セメントの密度 3.15 kg/l,細骨材の表乾密度 2.59kg/l, 表面水率 5.0%,粗骨材の表乾密度 2.64kg/l,表面水率 0.5%,空気量 4.5%,水セメント比 55.0%,細骨材率 48.0%,単位水量 180 kg/m3 とする。[H15 改] (1) 細骨材の計量値は、862 kg である。 (2) 粗骨材の計量値は、926 kg である。 (3) 水の計量値は、134 kg である。 (4) セメントの計量値は、327 kg である。 14. 以下の条件におけるコンクリートの示方配合の計算結果に関する次の記述のうち、誤っ ているものはどれか。ただし、セメントの密度は 3.15 kg/l、細骨材の表乾密度は 2.57 kg/l、 粗骨材の表乾密度は 2.67 kg/l とする。[H14 改] 水セメント比:50.0%、細骨材率:43.0%、空気量:5.0%、単位水量:170 kg/m3 (1) 単位セメント量は、340 kg/m3である。 (2) 単位細骨材量は、798 kg/m3である。 (3) 単位粗骨材量は、1023 kg/m3である。 (4) 単位容積質量は、2276 kg/m3である。 15. 水セメント比 50%,スランプ 12cm,空気量 5%を条件として普通コンクリートの配合設 計を行ったところ,単位量は以下の表のようになった。 水セメント比 (%) 単位量(kg/m3) 水 セメント 細骨材 粗骨材 50 157 314 721 1081 この配合で試し練りをした結果,スランプ以外の条件は満足したが、スランプが 7cm であ ったため、12cm となるように配合を修正した。修正後の配合を求めよ。ただし、セメントの 密度は 3.14g/cm3とし、細骨材と粗骨材の表乾密度は等しいものとする。配合修正に際しては スランプ 1cm の増減に対して単位水量を 1.2%増減し、細骨材率は変化させないものとする。 16. コンクリートの設計基準強度を f ’ck = 30 N/mm 2とする。このとき、下表の空欄に該当する 数値を求めよ。ただし、セメントの密度:3.15kg/l、細骨材の表乾密度:2.60kg/l、粗骨材の 表乾密度:2.65kg/l とし、圧縮強度の変動係数を 8.5%、圧縮強度と水セメント比の関係式 を f’c =-13.0 + 24.2×C/W とする。 空気量 (%) 細骨材率 (%) 単位量(kg/m3 ) 水 セメント 細骨材 粗骨材 4.5 158 730