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福祉サービス第三者評価の結果

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静岡県福祉サービス第三者評価の結果

◎評価機関 名 称 セリオコーポレーション有限会社 所 在 地 静岡県静岡市清水区迎山町4―1 評価実施期間 平成 28 年8月30日~ 平成 29 年 2 月 23 日 評価調査者番号 ① H16-a006 ② H21-a001(H26-C 追認) ③ H28-c005 1 福祉サービス事業者情報 (1)事業者概要 事業所名称:静岡市立蒲原東部こども園 (施設名) 種別: 幼保連携型認定こども園 代表者氏名:川瀬初音 (管理者) 開設年月日 昭和 41年8月 設置主体:静岡市 経営主体:静岡市 定員 90人 (利用人数)(83 人) 所在地:〒421-3203 静岡県静岡市清水区蒲原5092-3 連絡先電話番号: 054-385-3411 FAX番号: 054-385-0981 ホームページアドレス http://www.city.shizuoka.jp/000_003901.html (2)基本情報 サービス内容(事業内容) 施設の主な行事 ・障害児保育 ・子育て支援事業 ・一時預かり保育 ・入園式、保育説明会 ・親子遠足、親子交通教室 ・父母の会総会、祖父母お招き会 ・歯科、内科検診 ・七夕の集い、サマーフェスティバル ・運動会、クリスマス会、子ども新年会 ・保育参加会、懇談会 ・わくわくお楽しみ会 ・卒園式 居 室 概 要 居室以外の施設設備の概要 ・年齢別保育室 ・ホール兼食堂(幼児ランチルーム) ・屋上広場(異年齢交流スペース) ・プレイルーム ・絵本の部屋 ・調理室・調乳室 ・トイレ・沐浴室 ・洗濯室 ・花壇、畑 ・幼児園庭、乳児園庭

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職員の配置 職 種 人 数 職 種 人 数 園長 1 栄養士 1 副園長 1 調理員 4 保育教諭 17 嘱託医 2 事務職員 1 薬剤師 1 2 評価結果総評 ◆ 特に評価の高い点 □静岡市の基本理念に基づき、本園独自の教育、保育目標「心もからだも元気 な子」を掲げて、前年度から取り組んでいる子どもが主体的に遊びを選んで 自然に「集まる保育」の流れに、「思いを出し合って遊ぶ子」という本年度の 重点目標を加え、子ども自らが遊びを広げ夢中になることで「子どもの心が 動く体験」のできる環境を積極的に作っていく意図を表明している。 □近隣の小・中学校等との連携で、0歳~15歳までを地域で支え次世代の育 成を担う、「蒲原スタンダード」という教育体制がある。各校の職員や子ども との交流をはじめとし、地域全体で子どもの成長を見守り支えていく環境の 中で、地域に根差した子ども園として運営している。 □遊びの中で「できた」「やりたい」が実現できる環境を作りだすことに重点を 置き、「わくわくのへや」や「絵本の部屋」など子どもが自然に集まる場所や、 「とっとき棚」という、子どもの遊びを中断した時のままにしておき、次の 機会に続きを楽しめるような工夫をしている。さらに子どもの自由な発想か ら遊びにつながるよう、自然物や可動遊具を環境に取り入れるなど、広い園 庭や空き部屋、二階テラスやエントランス等、園内のあらゆるスペースを活 用して実現している。 ◆ 特に改善を求められる点 □中・長期計画の策定に関し、事業計画を踏まえた予算書の策定がなされてい ない。公立のこども園であることを考慮した上でなお、園において対応可能 な範囲内で、事業計画の進捗や実績に基づいて状況を数値化し、計画に反映 することが求められている。現状の計画策定の過程を再検討することが望ま れる。 □子どもの安全を確保するために、リスクを把握して対策を講じることが求め られており、本園では過去の事故等の事例やヒヤリハット記録等から、安全 を脅かすケースや園内の危険個所を確認し、職員会議等で情報共有している。 一方で、課題を抽出しPDCAサイクルに沿って見直しを行い改善につなげ る過程に、検討の余地が残されている。

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3 第三者評価結果に対する事業者のコメント ・第三者評価を受けるにあたり、チーム東部で園の課題を出し、理念や事業の 意味、価値等について認識を深め、保育で大切にしたい事等、共有できた事 は園全体の意思統一を図ることにつながり園の力となった。 ・事業・施設改善・人材育成・保育プロジェクトの4種類の中長期計画を策定 し運営しているが、収支計画・予算書の策定が不充分であった。事業の実績 に基づいて状況を数値化し計画に反映させていきたい。 ・課題改善につなげる過程の弱さに気づいた。課題をPDCAサイクルに沿っ て見直し、何をどう改善するのか、次の目標設定をきちんとおさえて検証し、 解決につなげていこうと思う。 ・今後、さらなるマネジメントに努め、今ある形をさらにより良く、子どもの 最善の利益のために工夫をし、職員が創意工夫し合い、課題・改善を常に意 識し、掘り下げていく体制を作っていく。 ・保護者とのコミュニケーションを大切にし、保護者や地域・関係機関との連 携のもと、保護者の満足度がさらに上がるように園運営をしていきたい。 4 評価分類別評価内容 評価対象Ⅰ 1 理念・基本方針 ① 理念基本方針が確立 されている ② 理念基本方針が周知 されている □園の保育理念や基本方針を文書化し、事務室や玄関、 各保育室に掲示している。保護者向け文書や園の要覧 にも記載している。 □保育理念や基本方針を職員会議で読み合わせを行い、 会議等に出席が困難な職員の勤務状況にも配慮した上 で、全職員に周知することに取り組んでいる。 □保護者に対しても保育説明会等の機会に文書で説明し ている。また地域の小・中学校等の教育機関や保健福 祉センター等の福祉関係機関、自治会役員や民生委員、 子育て支援センター等、できる限りの関係者や社会資 源に対し、園の目指す方向や考え方を伝えることに努 めている。 2 計画の策定 ① 中・長期的なビジョ ンと計画が明確にさ れている ② 計画が適切に策定さ れている □3年間の中期計画を策定しており、本年度は2年目に あたる。昨年度の計画の反省点を保護者からのアンケ ートや行事などの評価、分析とあわせ課題を明確にし、 それをもとに職員会議で検討し、次年度の計画策定に つなげている。長期計画については、蒲原スタンダー ドという教育体制に沿った施設改善計画を策定してい る。 □中・長期計画に基づく収支計画が策定されておらず、 事業計画の進捗や実績に基づいて状況を数値化し、計 画に反映することが十分ではない。何らかの工夫が求

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められる。 □年次事業計画は職員の参画で策定、見直しが行われて いる。年初の職員会議で年次計画の説明をするほか、 月例会議で事業の進捗状況に関し協議し、職員への周 知を図っている。また、保護者に対しても年度を通じ て機会あるごとに資料配布と説明を繰り返し行ってい る。 3 管理者の責任と リーダーシップ ① 管理者の責任が明確 にされている ② 管理者のリーダーシ ップが発揮されてい る □園長は自らの役割と責任を職員会議等で表明し、園の 目指す方向性や考え方などを伝え、園の求める職員像 を明確にしている。 □有事等の園長の役割や責任は、任務分担表(職務分掌) で明確にし、マニュアル等に具体的な対応を明記して いる。 □園長は自ら法令遵守の観点で研修等に参加している。 職員が順守すべき関係法令等を事務室に分かりやすく 配置し、職員がいつでも利用できる仕組みを作り、法 令遵守の重要性を示している。 □園長は、経営理念・基本方針等に基づく具体的な保育 方針や本年度の重点目標等を文書化し、園を取り巻く 状況の変化等から課題を把握し、職員が業務に取り組 む方向性を明確にしている。 評価対象Ⅱ 1 経営状況の把握 経営環境の変化等に適切 に対応している □「蒲原スタンダード」の教育体制により、関係する教 育等の機関が密接に連携して地域の子どもを育成して おり、状況の変化等に関する情報の把握・分析が迅速 に行われる環境にあることで、適切な対応ができてい る。 □こども園評価と利用者アンケートを実施し、行事等の 振り返りをあわせて分析し、課題の改善につなげてい る。家庭状況や地域ニーズを保育プロジェクト中・長 期計画の内容に沿って把握し、課題を発見する取り組 みを行っている。 □市への外部監査は実施されているが、園単独での外部 監査の実施はない。 2 人材の確保・養成 ① 人事管理の体制が整 備されている ② 職員の就業状況に配 慮がなされている □定められた人事評価制度により手順に従って人事考課 を実施している。それに必要な個人面談を都合年3回 実施している。現在、人事考課に関連して定期的に実 施されている自己評価や園評価の結果から、課題を掘 り起こし改善につなげる取り組みを行っている。 □複数の男性職員が勤務しており、それぞれの特技や男 性としての特徴を活かした保育実践ができるように配 慮しており、従来にも増して活発な活動が行われてい

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③ 職員の質の向上に向 けた体制が確立され ている ④ 実習生の受け入れが 適切に行われている る。 □年間研修計画に基づき、職種、経験等を考慮し個々に 必要な研修に参加できるよう配慮している。現在、園 の要となるべき中間管理職の育成に力を入れている。 □研修に参加した職員により作成された研修レポート は、職員会議で報告の上回覧して職員間で共有する取 り組みを行っている。 □実習生の受け入れはマニュアルに基づき積極的に行っ ている。担当者を定め養成校と連携して実習生に適し た実習計画を策定し、終了後には反省会を行い実習内 容の振り返りを行っている。 3 安全管理 ① 利用者の安全を確保 するための取組が行 われている □事故発生時の緊急連絡表を事務室に設置し連絡体制を 明確にしている。感染症発生時の保護者への連絡は玄 関の掲示ボードで伝えている。 □災害時の安全確保について、地域の中学校や民間企業 の協力の基、避難訓練と不審者訓練を毎月定期的に実 施している。近隣の中学校の屋上は避難場所の一つで あり、同じく近隣高台の民間企業には、こども園エリ アを設けて備蓄品を整備している。また、子どもの安 否確認の方法に関し、オリエンテーションや保育説明 会で保護者に説明し、引き渡し訓練も実施している。 □衛生管理マニュアルに基づき、調理場や水回りの衛生 管理を実施している。あわせて給食室においては毎月 マニュアルの再確認を行っている。 □子どもの安全確保に関し、過去の事故等の事例やヒヤ リハット記録、さらに他園における事例等も参考に、 安全を脅かすケースや、園内の危険個所を園舎の平面 図で確認し、職員会議等で情報共有している。一方で、 把握した情報を分析し、課題を抽出して現状の対策を 見直し PDCA のサイクルに沿って改善につなげる仕 組みが十分には機能していない。改善が求められる。 4 地域との交流と 連携 ① 地域との関係が適切 に確保されている ② 関係機関との連携が □地域で子どもを育てる交流の場として、地域ミニデイ サービス(S型デイサービス)を年6回訪問しており、 園の行事にも招待している。 □中学生の職場体験や保育実習の受け入れをしている。 □親子向けの「おしゃべりサロン」を年11回運営し、 地域の保護者同士の交流や親子が安心して遊べる場と して提供している。また子育て相談にも対応し、栄養 士や歯科衛生士の相談事業や講演会、園児との交流、

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確保されている ③ 地域の福祉向上のた めの取組を行ってい る 行事への参加等保護者からの要望を取り入れ、地域に 開かれたこども園として運営している。 □ボランティアの受け入れはマニュアルに沿って、担当 者を定め適切に実施している。 □関係機関の連絡先を一覧表にして、事務室に掲示して おり、必要に応じ何時でも職員が活用できるよう整備 されている。 評価対象Ⅲ 1 利用者本位の 福祉サービス ① 利用者を尊重する姿 勢が明示されている ② 利用者満足の向上に 努めている ③ 利用者が意見等を述 べやすい体制が確保 されている □子ども一人ひとりの家庭環境や発達の状況等を把握 し、職員は子どもや保護者を尊重して理解を深める、 共通意識に基づく保育の姿勢で援助を実践している。 □子どもや保護者等のプライバシー保護について、規定 に従い職員は共通の意識を持って対応している。とり わけ個人情報の保護に関して、書類、電子データ等の 保管方法や取り扱いの手順を厳格に定め、職員に対し て、他事業所の事例なども参考に園内研修を実施して いる。保護者に対しても園の考え方を伝えて情報の適 切な取り扱いに努めている。 □職員の、子どもに対する不適切な関わりを防止するた めの取り組みは、新人職員に対する新任研修や公開保 育をはじめ、園の内外における多くの研修の機会をも って職員に徹底している。さらに業務の中(OJT)で 毎月指導を行い、振り返りをして理解を深めている。 □食育に関し、年間計画に基づいて活動している。子ど もの食生活を充実させるために家庭との連携は欠かせ ず、写真入りの新聞で詳細な情報を伝え、試食会やア ンケートを実施して保護者の意見を聴き取ることに努 めている。また地産品を使用した食育の取り組みや、 アレルギー対応食に対する細やかな配慮なども含め、 課題があれば一つひとつ改善し、全職員でさらに充実 した支援を目指している。 □子どもや保護者は、相談や意見等をいつでも誰にでも 伝えることができることを説明している。苦情等は、 苦情解決マニュアルに定められた手順により、検討の 内容や対応策等を「園だより」で保護者に知らせてい る。こども園には苦情に関する情報の開示に関し、そ の受付から検討の過程、具体的な対応策までを(申し 出た保護者に配慮した上で)公表し、関係者が共有し て運営に反映させることが求められている。現在の取 り組みに工夫の余地はないか、組織的に検討すること が期待される。

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□家庭の問題や発達支援など、相談援助の困難な場合の 対応等、定められた手順に従い、関係各機関との連携 により継続した支援を実施している。また保護者との 日常的な話し合いや懇談会、保育参加会、個別面談等 で意見交換を行い、家庭との信頼関係を構築すること に取り組んでいる。 2 サービスの質の 確保 ① 質の向上に向けた取 組が組織的に行われ ている ② 個々のサービスの標 準的な実施方法が確 立している ③ 生活環境が適切に整 備されている ④ 保育内容が様々な子 どもの発達の特性を 考慮して展開されて いる ⑤ 子どもが自発的に活 動できるように遊び の環境が配慮されて いる □現在行っている、人事評価に関連して定期的に実施さ れている自己評価や園評価の結果から、課題を掘り起 こし改善につなげる取り組みを評価できる一方で、人 事評価とは異なる側面から、提供する教育・保育サー ビス等について保育士が自らの保育実践と子どもの育 ちを振り返り、改善につなげて保育の質を向上させる こと。それを組織的に行い、こども園として課題等を 把握して保育の計画に反映させることなどを幼保連携 型認定こども園指針で求めている。今般の第三者評価 における自己評価や評価結果を、保育サービスのさら なる質の向上につなげるツールとして活用することが 期待される。 □提供する保育について標準的な実施方法を定め、一定 水準以上のサービスを担保したうえで、それぞれの子 どもの個別性に着眼した対応で保育実践を行うことが 必要とされている。保育理念に基づき、職員は共通理 解のもとで保育実践をしており、職員や保護者等の意 見・要望を反映させるよう取り組んでいる。 □子どもの生活環境を適切に保つため、マニュアル等の 手順に従い、保育室はもとより食事や睡眠の場、手洗 いやトイレなどのサニタリー等、採光や換気、衛生管 理を適切に行っている。さらに職員の勤務体制等を考 慮して役割分担を明確にし、子どもが安心して活動で きるよう支援する人的環境にも配慮している。 □子どもの健康管理や健康診断、歯科検診、さらにアレ ルギー疾患等を持つ子どもに対する対応等、一人ひと りの子どもの保健計画に基づき、職員間で情報を共有 して適切に対応している。 □乳児期における一人ひとりの発育、発達や健康状態の 判断に基づく保健的な対応、感染症への警戒など、担 当制による信頼関係によって不安を軽減し、安定的な 環境で乳児保育が行われている。年齢ごとのマニュア ルに基づき、職員はもとより保護者とも情報を共有し、 子どもの発達の状況に応じて安全・衛生・健康等に配 慮した適切な保育が実践されている。 □人的・物的な環境の整備とともに、昨年から子どもが

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⑥ 特別な保育への対応 や配慮が行われてい る ⑦ サービス実施の記録 が適切に行われてい る 自然に集まる「集まる保育」を目標として取り組んで いる。子どもが自ら遊びを選び自発的に活動できる環 境の中で、さらに本年度は子どもの心が動く体験ので きる保育を目指している。地域住民との交流や、身近 な場所での草花等の植物の観察やふれあいなど、五感 をフルに使った体験のできる環境を意図的に作りだす 工夫に力を注いでいる。「わくわくのへや」や「絵本の 部屋」を作り、子どもが自然に集まる場所を創設し、 さらに「とっとき棚」という、子どもの遊びをそのま まの状態でとっておき、続きを楽しめるような配慮を、 スペースの有効活用で作り上げている。 □子どもの発達に応じて様々な保育が実践されており、 小学校との連携も積極的に進めている。それぞれの職 員が授業(保育)参観を行い、理解を深め合う取り組 みを実践している。 □一時預かりに際しては、丁寧にアセスメントを実施し、 子どもや保護者の状況に配慮して受け入れており、保 護者に対し、子どもの状況等の情報を具体的に提供し ている。現在、専任の保育教諭の配置や一時預かりの 保育室が未整備であるが、希望に対しては随時受け入 れの対応をしている。 □障害のある子どもが安心して生活できるよう、個別の 指導計画を策定し、他の子どもとの関わりに配慮して 支援を行っている。 □一人ひとりの子どもに関する情報は定められた書式と 方法で記録し、職員間で共有している。これらの個人 情報はマニュアルに従って適切に管理され、手順に従 って情報開示の要求に対応している。 3 サービスの開始、 継続 ① サービス提供の開始 が適切に行われてい る ② サービスの継続性に 配慮した対応が行わ れている □こども園には、利用希望者(入園希望者、子育て支援 事業利用者等)に対し、園の選択に必要な情報を積極 的に提供することが求められている。地域資源の各関 係機関等に資料を配布し、おしゃべりサロン等におけ る育児相談などでも分かりやすく情報の提供をしてい る。 □サービスの開始にあたり、必要とされる情報は分かり やすく丁寧に説明して対応している。施設の変更やサ ービスの終了等に際し、サービスの継続性に配慮した 情報等の提供を、定めた手順に従って保護者への支援 を実践している。

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4 サービス実施 計画の策定 ① 利用者のアセスメン トが行われている ② 利用者に対するサー ビス実施計画が策定 されている。 □適切なサービス実施計画を策定するため、定められた 様式や手順に従い、計画的にアセスメントを行ってお り、子どもや保護者の身体状況・生活状況等を把握し ている。 □全体的な計画は園の理念に沿って実施した、アセスメ ントの結果を基に子ども一人ひとりの発達状況や生活 状況に即して適切に編成されている。 □子どもや保護者が、心理面で援助を必要としている状 況においては個別の対応が必要なことから、保護者の 個人面談による状況把握で具体的な支援に努めてい る。 □全体的な計画の策定に関しては、定められた手順に従 い保護者等に丁寧に説明して同意を得ている。 5 評価細目の第三者評価結果 注:評価結果については、判断基準に基づいて評価した結果を3段階(A、B、 C)で評価細目ごとに表す。 なお、表には評価項目の番号や評価細目の基準内容を明記し、評価分類ごと に区分する。

評価細目の第三者評価結果〔保育所〕

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 Ⅰ-1 理念・基本方針 第三者評価結果 Ⅰ-1-(1) 理念、基本方針が確立されている。 1 2 ① 理念が明文化されている。 A ② 理念に基づく基本方針が明文化されている。 A Ⅰ-1-(2) 理念や基本方針が周知されている。 3 4 ① 理念や基本方針が職員に周知されている。 A ② 理念や基本方針が利用者等に周知されている。 A Ⅰ-2 計画の策定 第三者評価結果 Ⅰ-2-(1) 中・長期的なビジョンと計画が明確にされている。 5 6 ① 中・長期計画が策定されている。 B ② 中・長期計画を踏まえた事業計画が策定されている。 B

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Ⅰ-2-(2) 計画が適切に策定されている。 7 8 9 ① 事業計画の策定が組織的に行われている。 A ② 事業計画が職員に周知されている。 A ③ 事業計画が利用者等に周知されている。 A Ⅰ-3 管理者の責任とリーダーシップ 第三者評価結果 Ⅰ-3-(1) 管理者の責任が明確にされている。 10 11 ① 管理者自らの役割と責任を職員に対して表明している。 A ② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行ってい る。 A Ⅰ-3-(2) 管理者のリーダーシップが発揮されている。 12 13 ① 質の向上に意欲を持ちその取組に指導力を発揮している。 A ② 経営や業務の効率化と改善に向けた取組に指導力を発揮 している。 A 評価対象Ⅱ 組織の運営管理 Ⅱ-1 経営状況の把握 第三者評価結果 Ⅱ-1-(1) 経営環境の変化等に適切に対応している。 14 15 16 ① 事業経営をとりまく環境が的確に把握されている。 A ② 経営状況を分析して改善すべき課題を発見する取組を行って いる。 A ③ 外部監査が実施されている。 B Ⅱ-2 人材の確保・養成 第三者評価結果 Ⅱ-2-(1) 人事管理の体制が整備されている。 17 18 19 ① 保育所内の組織について職制・職務分掌を明確にしている。 A ② 必要な人材に関する具体的なプランが確立している。 A ③ 人事考課が客観的な基準に基づいて行われている。 A Ⅱ-2-(2) 職員の就業状況に配慮がなされている。 20 21 ① 職員の就業状況や意向を把握し必要があれば改善する仕組み が構築されている。 A ② 職員の福利厚生や健康の維持に積極的に取り組んでいる。 A Ⅱ-2-(3) 職員の質の向上に向けた体制が確立されている。 22 23 24 25 ① 職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。 A ② 個別の職員に対して組織としての教育・研修計画が策定され計 画に基づいて具体的な取組が行われている。 A ② 定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行っている。 A ④ 保育士等が主体的に自己評価に取り組み、保育の改善が図られ ている。 A Ⅱ-2-(4) 実習生の受け入れが適切に行われている。

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26 ① 実習生の受入れと育成について基本的な姿勢を明確にした体 制を整備し、積極的な取組をしている。 A Ⅱ-3 安全管理 第三者評価結果 Ⅱ-3-(1) 利用者の安全を確保するための取組が行われている。 27 28 29 30 31 32 33 ① 緊急時(事故、感染症の発生時など)における利用者の安全確 保のための体制が整備されている。 A ② 災害時に対する利用者の安全確保のための取組を行っている。 A ③ 調理場、水周りなどの衛生管理が適切に実施され、食中毒等の 発生時に対応できるような体制が整備されている。 A ④ 発生した事故を把握している。 A ④ 利用者の安全確保のためにリスクを把握し対策を実行してい る。 B ⑥ 安全確保の取組は、マニュアルに基づいて適切に実施されてい る。 A ⑦ 事故補償(賠償)を行うための方策を講じている。 A Ⅱ-4 地域との交流と連携 第三者評価結果 Ⅱ-4-(1) 地域との関係が適切に確保されている。 34 35 36 ① 利用者と地域とのかかわりを広げる働きかけを大切にしている。 A ③ 施設が有する機能を地域に還元している。 A ③ ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明確にし、体制を 確立している。 A Ⅱ-4-(2) 関係機関との連携が確保されている。 37 38 39 ① 必要な社会資源を明確にしている。 A ② 関係機関等との連携が適切に行われている。 A ③ 虐待に対応できる保育所内の体制の下、不適切な養育や虐待を 受けていると疑われる子どもの早期発見及び虐待の予防に努 めている。 A Ⅱ-4-(3) 地域の福祉向上のための取組を行っている。 40 41 ① 地域の福祉ニーズを把握している。 A ② 地域の福祉ニーズに基づく事業・活動が行われている。 A 評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施 Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス 第三者評価結果 Ⅲ-1-(1) 利用者を尊重する姿勢が明示されている。 42 43 44 45 46 ① 子ども一人ひとりを受容し、理解を深めて働きかけや援助が行 われている。 A ② 子どもが基本的な生活習慣を身につけ、積極的に身体的な活動 ができるような環境が整備されている。 A ③ 子どもや保護者等を尊重したサービス提供について共通の理 解をもつための取組を行っている。 A

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④ 子どもや保護者等のプライバシー保護に関する規程・マニュア ル等を整備している。 A ⑤ 職員が子どもに対する不適切な関わりを行わないようその防 止と早期発見に取り組んでいる。 A Ⅲ-1-(2) 利用者満足の向上に努めている。 47 48 49 50 51 52 ① 利用者満足の向上を意図した仕組みを整備し、取組を行って いる。 A ② 子どもの食生活を充実させるために、家庭と連携している。 A ③ 子どもの嗜好に応じたメニューの提供や、子どもが食事を楽し むことができるような工夫をしている。 A ④ 乳幼児にふさわしい食生活が展開されるよう、食事について見 直しや改善をしている。 A ⑤ 沐浴・清拭時の快適性に配慮し、安全に沐浴できる工夫がなさ れている。 A ⑥ 排泄時の快適性に配慮した設備上の工夫がなされている。 A Ⅲ-1-(3) 利用者が意見等を述べやすい体制が確保されている。 53 54 55 56 57 58 59 ① 施設等の運営に関して保護者等の意見を聞くための取組を行 っている。 A ② 苦情解決の仕組みが確立され十分に周知・機能している。 B ③ 利用者からの意見等に対して迅速に対応している。 A ④ 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備している。 A ⑤ 相談援助の困難な場合についての対応方法がルール化されて いる。 A ⑥ 家庭と子どもの保育が密接に関連した保護者支援を行ってい る。 A ⑦ 子どもの発達や育児などについて、懇談会などの話し合いの場 に加えて、保護者と共通理解を得るための機会を設けている。 A Ⅲ-2 サービスの質の確保 第三者評価結果 Ⅲ-2-(1) 質の向上に向けた取組が組織的に行われている。 60 61 ① 保育サービス等について定期的に評価を行う体制を整備して いる。 B ② 評価の結果に基づき組織として取り組むべき課題を明確にし、 改善策・改善実施計画を立て実施している。 A Ⅲ-2-(2) 個々のサービスの標準的な実施方法が確立している。 62 63 ① 提供するサービスについて標準的な実施方法が文書化されサ ービスが提供されている。 A ② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立してい る。 A Ⅲ-2-(3) 生活環境が適切に整備されている。 64 ① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことので きるような人的・物的環境が整備されている。 A Ⅲ-2-(4) 保育内容が様々な子どもの発達の特性を考慮して展開されてい る。 65 66 67 68 ① 子どもの健康管理は、子ども一人ひとりの健康状態に応じて実 施している。 A ② 健康診断・歯科健診の結果について、保護者や職員に伝達し、 それを保育に反映させている。 A

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69 70 71 72 73 ③ アレルギ-疾患、慢性疾患等をもつ子どもに対し、主治医から の指示を得て、適切な対応を行っている。 A ④ 子どもが主体的に身近な自然や社会とかかわれるような人 的・物的環境が整備されている。 A ⑤ 子どもが言葉豊かな言語環境に触れたり、様々な表現活動が自 由に体験できるような人的・物的環境が整備されている。 A ⑥ 乳児保育のための適切な環境が整備され、保育の内容や方法に 配慮されている。 A ⑦ 1・2歳児の保育において養護と教育の一体的展開がされるよ うな適切な環境が整備され、保育の内容や方法に配慮されてい る。 A ⑧ 3歳以上児の保育において養護と教育の一体的展開がされる ような適切な環境が整備され、保育の内容や方法に配慮されて いる。 A ⑨ 小学校との連携や就学を見通した計画に基づいて、保育の内容 や方法、保護者とのかかわりに配慮されている。 A Ⅲ-2-(5) 子どもが自発的に活動できるように遊びの環境が配慮されてい る。 74 ① 子どもが主体的に活動し、様々な人間関係や友だちとの協同的 な体験ができるような人的・物的環境が整備されている。 A Ⅲ-2-(6) 特別な保育への対応や配慮が行われている。 75 76 77 ① 長時間にわたる保育のための環境が整備され、保育の内容や方 法に配慮がみられる。 A ② 障害のある子どもが安心して生活できる保育環境が整備され、 保育の内容や方法に配慮がみられる。 A ③ 一時預かりは、一人ひとりの子どもの心身の状態を考慮し、通 常保育との関連を配慮しながら行っている。 B Ⅲ-2-(7) サービス実施の記録が適切に行われている。 78 79 80 ① 利用者に関するサービス実施状況の記録が適切に行われてい る。 A ② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 A ③ 利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している。 A Ⅲ-3 サービスの開始・継続 第三者評価結果 Ⅲ-3-(1) サービス提供の開始が適切に行われている。 81 82 ① 利用希望者に対してサービス選択に必要な情報を提供してい る。 A ② サービスの開始にあたり利用者等に説明し同意を得ている。 A Ⅲ-3-(2) サービスの継続性に配慮した対応が行われている。 83 ① 施設の変更や家庭への移行などにあたりサービスの継続性に 配慮した対応を行っている。 A Ⅲ-4 サービス実施計画の策定 第三者評価結果 Ⅲ-4-(1) 利用者のアセスメントが行われている。 84 ① 定められた様式・手順に従ってアセスメントを行っている。 A

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Ⅲ-4-(2) 利用者に対するサービス実施計画が策定されている。 85 86 87 88 89 ① 保育所の保育の方針や目標に基づき、発達過程を踏まえ、子ど もの心身の発達や家庭及び地域の実態に即した保育課程を編 成している。 A ② 子どもや保護者等の心理面に着目した支援を行っている。 A ③ 必要に応じ保護者等への「説明」と「理解」または「同意」に 努めている。 A ④ サービス実施計画を適切に策定している。 A ⑤ 定期的にサービス実施計画の評価・見直しを行っている。 A

参照

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