岡山市立岡輝中学校 平成26年3月策定 平成30年2月改訂
学校いじめ防止基本方針
1.いじめの定義
「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人 間関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われる ものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。 【 いじめ防止対策推進法 第2条 】2.いじめ防止のための基本的態度
(1)「いじめは人間として絶対に許されない」という雰囲気を学校全体に醸成する。 (2)生徒同士がお互いに認め合い、他人の気持ちを共感的に理解できる豊かな情操を培う。 (3)自分の存在と他人の存在を大切にし、一人一人が活躍できる集団づくりに努める。 (4)他者の役に立っていると感じることのできる機会を設け、自己有用感や自己肯定感を高める。 (5)生徒自身が主体的に考え、いじめの防止を訴えるような取組を推進する。3.未然防止 ~いじめを生まない土壌づくり~
いじめは、どの学校にも起こりうる、どの生徒も加害者にも被害者にもなりうるという基本認識に立 ち、全教職員が全生徒を対象に未然防止に取り組む。そのために、生徒が周囲の友人や教職員と信頼で きる関係の中、安心・安全に学校生活を送ることができ、主体的に授業や行事に参加できるような集団 づくり、学校づくりを行う。 (1)協同学習の推進 つながりを大切にした授業実践を行い、困ったときに人に依存できる態度や、困っている人に手 を差し伸べることのできる態度を育てる。 (2)人権教育の充実 命を大切にする心や互いを思いやる心を育み、人権意識の高揚を図る。その取組の一つとして「み どりの林檎」を10月に実施する。 (3)道徳教育の充実 未発達な考え方や道徳的判断力の低さから起こる「いじめ」に対し、自分自身の生活や行動を省 み、いじめを抑止する。そのために、道徳教育が各学年で適切に推進されるよう担当者を中心に計 画し、必要に応じて修正や追加を行う。(4)学級活動の充実 「一人一役」や学校行事を通じて、学級内で生徒一人一人が活躍できる場を設け、他者の役に立 っていると実感できるような学級経営に努める。 (5)生徒会活動の活性化 生徒会策定の「いじめ防止五ヶ条」や「いじめについて考える週間(岡山県)」、「自殺予防週間、 自殺対策強化月間(内閣府)」、「人権週間(法務省)」などの期間を利用して、生徒集会などの場で啓 発活動を行う。
4.早期発見 ~小さな変化に対する敏感な気づき~
いじめは、大人が気づきにくく判断しにくい形で行われることを認識する。たとえ、ささいな兆候で あっても、いじめではないかとの疑いを持って、早い段階から複数の教職員で的確に関わり、いじめを 隠したり軽視したりすることなく、いじめを積極的に認知するよう努める。 (1)生徒観察の充実と情報の共有化・記録化 人間関係などのささいな変化に気づくことができるように、休憩時間の教室や廊下など、生徒 と過ごす機会を積極的に設け、「生徒がいるところには教職員がいる」ことを心がける。また、 生活ノート等を活用し生徒との関係づくりの手助けとするとともに、生徒同士の人間関係や悩み を把握することでいじめの早期発見につなげる。 ささいなことでも気になる兆候が見られた場合は、人権担当をはじめ教職員間で情報を共有し、 生徒のようすについて日頃から気軽に話せるよう、教職員同士のコミュニケーションを大切にす る。また、集まった情報は担任および人権担当者(人権教育部長・生活指導部長)が記録(5W1 H)に残すよう努める。 (2)教育相談・いじめ実態把握アンケートの実施 学期に 1 回の教育相談を実施し、教職員と生徒の信頼関係を形成する。その際に、担任以外の教 職員とも相談できるよう窓口を広げる。また、教職員から積極的に声かけやあいさつをするなど、 生徒が日頃から気軽に相談できる環境になるよう心掛ける。 学期に1回のいじめアンケート調査を実施し、いじめ発見の手立てとする。生徒が安心していじ めを訴えられるよう無記名にするなど、生徒の実情に応じた方法に配慮する。 (3)相談室・保健室との連携 スクールカウンセラーだよりの発行、オープン相談室デイの設定など、相談窓口があることを周 知し、相談しやすい環境づくりを目指す。また、カウンセリングの役割も果たしている保健室と職 員室の情報交換を密に行う。 (4)家庭・地域との連携 家庭訪問や学校から発行する各種たより等を通じて家庭との緊密な連携協力を図り、生徒を支援 していく。また、日頃から家庭・地域とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くよう努 める。(5)五校園での連携 独自の取り組みだけではなく、こ保小中を通じて「0歳から15歳までの責任ある保育・教育」 の実践を継続的に行い、生徒を見守っていく体制を構築する。
5.早期対応 ~問題を軽視せず迅速かつ組織的に~
発見・通報を受けた場合には、特定の教職員で抱え込まず、速やかに組織的に対応するよう努める。 被害生徒を守り通すとともに、教育的配慮の下、毅然とした態度で加害生徒を指導する。指導において は、謝罪や責任を形式的に問うのではなく、社会性の向上や生徒の人格の成長に主眼を置いた指導を目 指す。 (1)正確な実態把握 当事者双方、周りの生徒から、個々に聞き取り記録する。 (2)指導体制・方針決定 教職員全員で共通理解を図るとともに指導体制を整え、関係機関との連絡も含めた指導の役割分 担を明確にする。 (3)生徒への指導・支援 いじめられた生徒に対し、徹底して守り通すことや秘密を守ることを伝え、心の不安を取り除く ことに最大限に努力する。また、いじめられた生徒にとって信頼できる人と連携し、寄り添い支え る体制をつくる。いじめた生徒に対しては、「いじめは決して許されることではない」という人権 意識を持たせるような指導を目指す。さらに、母集団の生徒にも、自分の問題として捉えさせるよ うな指導を行い、たとえ、いじめを止めることはできなくても誰かに知らせる勇気を持つよう伝え ていく。 (4)家庭との連携 いじめられた生徒の不安を解消し安全を確保するための具体的な対策について説明する。また、 いじめた生徒の家庭に対しても、事実に対する理解と納得を得た上、学校と保護者が連携して以後 の対応を適切に行えるよう家庭の協力を求めるとともに、継続的な助言を行うよう努める。インタ ーネットによるいじめについても家庭の理解と協力を求める。 (5)関係機関との連携 生徒の生命、身体または財産に重大な損害が生じるおそれがあるときは、所轄警察署に通報し適 切に援助を求める。6.組織
(1)生活指導委員会 ≪役割≫ 月1回、生徒の現状や指導についての情報を交換し、指導方針について検討する。必要 な情報については職員会議で全体に報告し、共通理解を図る。 いじめが重大事態に発展する疑いに係る情報があった場合には、いじめ対策委員会を招集し、迅速な情報共有、関係生徒への指導および支援方針の決定を行い、保護者との連 携を図る。 ≪構成メンバー≫ 校長、教頭、生活指導部長、人権教育部長、各学年生活指導担当、養護教諭 (2)人権教育委員会 ≪役割≫ 月1回、生徒や家庭のようすについて現状や支援についての情報交換、今後の支援の方 針について検討する。必要な情報については職員会議で全体に報告し、共通理解を図る。 いじめの重大事態に発展する疑いに係る情報があった場合には、いじめ対策委員会を招 集し、迅速な情報共有、関係生徒への指導および支援方針の決定を行い、保護者との連 携を図る。 ≪構成メンバー≫ 校長、教頭、人権教育部長、生活指導部長、各学年人権教育担当、養護教諭、 事務職員、スクールカウンセラー、子ども相談主事 (3)いじめ対策委員会 ≪役割≫ いじめの重大事態に発展する疑いに係る情報があった場合には、いじめ対策委員会を招 集し、迅速な情報共有、関係生徒への指導および支援方針の決定を行い、保護者との連 携を図る。必要な情報については職員朝礼で全体に報告し、詳細な説明は学年の生活指 導担当または人権教育担当が行い、全職員での迅速な共通理解を図る。 ≪構成メンバー≫ 校長、教頭、教務主任、生活指導部長、人権教育部長、各学年生活指導担当、 各学年人権教育担当、養護教諭、スクールカウンセラー、不登校児童生徒支援 員、PTA会長、岡輝中学校区学校運営協議会委員(会長、スーパーバイザー、 NPO代表、地域部代表)、子ども相談主事
「学校いじめ防止基本方針」の策定について
1.経緯
平成24年7月 滋賀県大津市の自殺事案について報道 平成25年2月 教育再生実行会議第一次提言 「社会総がかりでいじめに対峙していくための体制を整備する法律の制定が必要」 平成25年6月 「いじめ防止対策推進法」の成立・公布 平成25年9月 同法の施行 平成25年10月 「いじめ防止基本方針」の策定(文部科学大臣決定)2.学校が実施すべき施策
(1) 学校いじめ防止基本方針の策定 ※策定期限はないが、できるだけ早く。 ※「具体的な行動場面を想定した決めごとが必要」とあるが、それではキリがない。 ※学校のホームページなどで公開する。 (2)いじめ防止等の対策のための組織づくり ※通常は既存の生活指導委員会、人権教育委員会を活用。 ※外部の人材を組織の構成員に入れる。 第22条「…心理、福祉等に関する専門的な知識を有する者その他の関係者により構成…」 → 他にも弁護士、医師、教員・警察経験者などが考えられる。 (3)いじめ防止に関する措置( ①未然防止 ②早期発見 ③いじめ事案に対する措置 ) ※未然防止のための取り組みとしてあてはまる本校の取り組みはどれ? →年間計画的なものの作成が必要かな? →となると、各分掌にお願いすることになります。 →でも、どこまで載せるのか? (4)その他 ※重大事態への対処 ○「生命、心身または財産に重大な被害が生じた疑い」 ○「相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑い」→年間30日を目安。
→これまでの長欠・不登校の報告で、原因がいじめであると判断した場合は、調査に 着手する必要あり。