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EMC Celerra ユニファイド・ストレージの概要

EMC Celerra ユニファイド・ストレージの概要

詳細レビュー

詳細レビュー

概要 概要 このホワイト・ペーパーでは、UltraFlex™テクノロジーを実装したEMC® Celerra®ユニファイド・ ストレージ・システム(NX4、NS-120、NS-480、NS-960)のアーキテクチャと機能について詳細 に説明し、利用可能なソフトウェア機能の一覧を示すほか、新機能についても説明します。 2010 年 4 月

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Copyright © 2009 EMC Corporation. 不許複製 このドキュメントに記載されている情報は、ドキュメントの出版日現時点の情報です。この情報は予告なく 変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に 記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に 対する適応性に対する黙示の保証はいたしません。 この資料に記載される、いかなる EMC ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンス が必要です。

最新のEMC 製品名については、japan.EMC.com で EMC Corporation の商標を参照してください。 他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

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目次

エグゼクティブ・サマリー

... 4

はじめに

... 4

Celerraユニファイド・ストレージ・アーキテクチャ... 5

UltraFlexテクノロジー... 6

ユニファイド・ストレージ・モデル

NS-960 ... 7

ユニファイド・ストレージ・モデル

NS-480 およびNS-120... 12

ユニファイド・ストレージ・モデル

NX4 ... 14

FailSafe Networksインタフェースによるネットワーク・ポートのフェイルオーバー .... 16

Celerra Manager... 16

エンド・ツー・エンドの使いやすさ

... 17

結論

... 22

関連資料

... 22

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エグゼクティブ・サマリー

EMC® Celerra®ユニファイド・ストレージ・システム・テクノロジーは、画期的なアーキテクチャと広範囲 にわたるテクノロジー革新をベースとしており、競合他社が実現できない統合マルチ・プロトコル・スト レージ・ソリューションを提供します。UltraFlex™テクノロジーを実装したユニファイド・ストレージは、 業界をリードするアプリケーション・パフォーマンスに加え、新たなレベルの拡張性、信頼性、柔軟性を提 供します。また、新たなレベルの使いやすさを実現しているため、ユニファイド・ストレージのインストー ル、管理、拡張を容易に実行できます。 Celerra ユニファイド・ストレージは、新しいテクノロジーの採用時に既存のリソースと資産を最適な状態で 活用できることを確実にするという、EMC の確約を引き続き遵守しています。また、Celerra ユニファイ ド・ストレージは、最も包括的な組み込み機能セットを提供し、これに追加コストはかかりません。機能は 以下のとおりです。 • データ保護およびアプリケーション・テスト向けの読み取り専用および読み取り/書き込み論理ビューを 作成するためのスナップショットおよびスナップショット管理機能 • プロファイル・ベース・プロビジョニングを実現する自動ボリューム管理機能 • 容量の使用率を最適化する仮想(シン)プロビジョニング • ストレージの効率性を向上させるデータ重複除外 • 階層型ストレージとアーカイブを実現するファイル移動 API つまりお客様は、少ない資金で、より包括的なソリューションを購入できます。

はじめに

このホワイト・ペーパーでは、ユニファイド・ストレージ・システム・テクノロジーのアーキテクチャと機 能について説明するほか、第4 世代 CX ベースの Celerra ユニファイド・ストレージ・システム・ファミリの モデルの特徴と機能を比較します。さらに、統合 SP(ストレージ・プロセッサ)とサブコンポーネントに ついて説明するほか、主なシステム・サブアセンブリと構成を図で示します。 このホワイト・ペーパーでは、ユニファイド・ストレージ・システムのアーキテクチャと機能の概要を説明 します。接続、機能、ハードウェア・コンポーネント、統合されたファイバ・チャネル、iSCSI、および MPFS の接続オプションの機能、ユニファイド・ストレージ・ファミリのアーキテクチャなどのトピックが あります。

対象読者

このホワイト・ペーパーの対象読者は、EMC 社員、パートナー、IT プランナー、ストレージ・アーキテク ト、システム管理者など、EMC ネットワーク・ストレージ環境の評価、取得、管理、運用、設計に携わっ ている方です。

表記ルール

Control Station:システムを管理し、Celerraのすべてのコンポーネントにユーザー・インタフェースを提供

するCelerra Network Serverのハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネント。

DART(Data Access in Real Time):Celerraシステムにある、X-Bladeで動作するオペレーティング・システ

ム・ソフトウェア。これは、標準プロトコルにサービスを提供し、ファイル・アクセスのために最適化され たリアルタイムのマルチスレッド・オペレーティング・システム。

DME(Data Moverエンクロージャ):Celerra Network Serverにある、エンクロージャ、1つまたは2つの

X-Blade(Data Mover)、管理モジュール、および電源/冷却モジュールが含まれるシェルフ。

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DPE(ディスク・プロセッサ・エンクロージャ):エンクロージャ、ディスク・モジュール、ストレージ・ プロセッサ(SP)、ファイバ・チャネルLCC(リンク・コントロール・カード)、2つの電源、ファン・ パックが含まれるCLARiXストレージ・システム内のシェルフ。DPEでは、そのディスク・モジュールの他 にDAEをサポートします。 SPS(スタンバイ電源装置):電源障害が発生した場合にCLARiXストレージ・システムに電源を供給する ために使用されるバッテリ・システム。 SP(ストレージ プロセッサ):CLARiXストレージ・システムのストレージ・プロセッサ。CLARiXスト レージ・システムでは、メモリ・モジュール、ホストのファイバ・チャネル・アダプタとディスク・モ ジュールの間のストレージ・システムI/Oを管理する制御ロジックを持つ回路基板です。 SPE(ストレージ・プロセッサ・エンクロージャ):エンクロージャ、ストレージ・プロセッサ(SP)、 ファイバ・チャネルLCC(リンク・コントロール・カード)、2つの電源、ファン・パックが含まれる CLARiXストレージ・システム内のシェルフ。 X-Blade:Celerraのキャビネット・コンポーネント。ストレージ・デバイスからデータを取得し、そのファ イルをネットワーク上のクライアントが使用できるようにする独自のオペレーティング・システムを実行し ます。

Celerra ユニファイド・ストレージ・アーキテクチャ

各Celerraシステムは、1 つまたは複数のX-Bladeで構成されます。X-BladeはIPネットワークへのインタ フェースを提供し、NAS共有またはiSCSI LUNを表示します。図 1にCelerraユニファイド・ストレージ・ アーキテクチャのさまざまなコンポーネントを示します。

1. Celerra ユニファイド・ストレージ・アーキテクチャのコンポーネント

システムに2 つ以上の Data Mover がある場合、X-Blade は通常、N+1 構成に従って、プライマリ/スタンバイ として構成されます。X-Blade に障害が発生した場合、スタンバイ・ユニットがオンラインになり、引き継 ぎます。各 X-Blade には 10/100/1000 Gigabit Ethernet ポートが混在し、銅線とファイバの両方がサポートさ れます。10 Gigabit Ethernet オプションも利用できます。

X-Blade は、ストレージ・システム管理向けに特化された専用オペレーティング・システムである DART を 実行します。DART は完全なハードウェアであり、Celerra に依存しません。したがって、ストレージのニー ズが拡大し続けても、投資が常に保護されます。

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SPE(ストレージ・プロセッサ・エンクロージャ)は、ディスクI/Oのために、二重化されたアクティブ・ス トレージ・プロセッサ(SP)を使用します。これらのストレージ・プロセッサは、堅牢なRAIDインプリメ ンテーションとしてすでに実証されているFLARE®のマイクロコードを実行します。SPEは、一方のSPが停 止した場合に備え、自動フェイルオーバー機能をサポートしています。 ディスク・アレイ・エンクロージャはディスクを 15 台格納できるディスク・シェルフです(ファイバ・ チャネル、ATA、フラッシュ・ドライブ)。

Control Station

図 2に、Celerraへのユーザー インタフェースであり、SSHとGUIの両方に接続するControl Stationを示します。 このホワイト・ペーパーで説明するNS-120、NS-480、およびNX4 の各モデルでは、このControl Stationを使 用します。CLARiX Disk Libraryには、次のハードウェア機能が搭載されています。

• 1 つの 2.0 GHz Celeron (Conroe) CPU • 800 MHz FSB • 0.5 MB キャッシュ • 2 GB のメモリ接続 • ポート: ƒ バック・パネルに 2 つのシリアル・ポート ƒ コンソール・アクセス用の 1 つの RS232 シリアル・ポート ƒ モデム接続用の 1 つの RS232 シリアル・ポート ƒ 4 つの Ethernet ポート • 1 つの SATA ディスク・ドライブ(80 GB 以上) • 1 つの CD/DVD ドライブ • フロッピー・ドライブなし、リセット・ボタンなし 図2. Control Station の背面図

UltraFlex テクノロジー

UltraFlexテクノロジーは、ミッドティア・ストレージ・アレイの接続性に関する画期的なアプローチです。 UltraFlexテクノロジーは、拡大し、変化する接続のニーズを満たすI/OモジュールをI/Oスロットに割り当て ることにより容易にカスタマイズできるストレージ・システムを提供します。7ページの図 3に、ファイ バ・チャネルI/Oモジュールの追加によって拡張されたNS-960 の接続を示します。

(7)

3. Celerra ユニファイド・ストレージ UltraFlex I/O モジュールの追加 各モデルには、ファイバ・チャネル接続、Ethernet 接続、今後の接続性の拡張に使用する追加の I/O スロッ トを含んだ基本構成が存在します。この独自アーキテクチャにより、今後接続の要件が増加した場合や、接 続性テクノロジーが進化した場合でも、I/O モジュールを追加することが可能です。

ユニファイド・ストレージ・モデル

NS-960

8ページの図 4にNS-960 構成を示します。NS-960 ユニファイド・ストレージ・プラットフォームは、ブレー ド2 台から 8 台までの柔軟なX-Blade構成をサポートします。X-Bladeの構成を、N+Mのプライマリ/スタンバ イ・モード(Nはアクティブなブレード数、Mはプールされたフェイルオーバー・ブレード数)で導入する ことにより、ハードウェアによる柔軟な可用性の保護(X-Bladeによるフェイルオーバー)を実現できます。 Celerraユニファイド・ストレージは、NAS(NFSおよびCIFS)、iSCSIの同時フル・サポートによって最高 レベルの柔軟性を提供するとともに、ネイティブのファイバ・チャネル・ホスト接続またはiSCSIホスト接 続を使用して構成することも可能です。NS-960 はCelerraへの高可用性アクセスのために 2 台のControl Stationを構成できます。6ページのセクション「Control Station」に、Control Stationのコンポーネントの詳細 情報を示します。

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4U SPE 3U DAE 2U SPS 1U CS 4U DME 14U minimum configuration 4. NS-960 の最小構成

X-Blade

エンクロージャ

各X-Bladeエンクロージャには、2 つのX-Bladeが搭載されています。フルNS-960 には、4 つのX-Bladeエンク ロージャが搭載されています。X-BladeはX-Blade 8 台構成まで無停止で追加可能です。X-Bladeエンクロー ジャ 0 には、NS-960 のシリアル番号付きのタグがあります。X-Bladeエンクロージャにはファイバ・チャネ ル接続およびEthernet接続が可能なI/Oモジュールが搭載されています。図 5にNS-960 X-Bladeエンクロー ジャを示します。

(9)

NS-960 X-Blade のコンポーネントは次のとおりです。 • クワッド・コア 2.3 GHz Intel Xeon CPU×2

• 1.33 GHz FSB での 4 GB データ・レート RAM(333 MHz) • バックエンド・ストレージ接続用 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート×2 • 最大 2 個のテープ接続用 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート • 10/100/1000 BaseT 管理用ポート×1 システム内のすべてのX-Bladeは同じ構成にする必要があります。X-Bladeエンクロージャは、次のエンクロー ジャにX-Bladeを追加する前に、すべて埋める必要があります。16NS-960 ブレードのバリエーションを表 1に示 します。 表1. NS-960 ブレードのバリエーション Options 概要 1 ギガビットEthernet(銅線)ポート×8、ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 2 ギガビットEthernet(銅線)ポート×16、ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 3 ギガビットEthernet(銅線)ポート×4、ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×4、 ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 4 ギガビットEthernet(銅線)ポート×8、ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×8、 ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 5 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 6 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×4、ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 7 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ギガビット Ethernet(銅線)ポート×4、 ギガビットEthernet(光ファイバ)ポート×4、ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 8 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ギガビット Ethernet(銅線)ポート×8、 ファイバ・チャネル・ポート(4 Gb/秒)×4 9 ギガビットEthernet(銅線)ポート×8、ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 10 ギガビットEthernet(銅線)ポート×16、ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 11 ギガビットEthernet(銅線)ポート×4、ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×4、 ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 12 ギガビットEthernet(銅線)ポート×8、ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×8、 ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 13 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 14 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×4、ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 15 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ギガビット Ethernet(銅線)ポート×4、 ギガビットEthernet(光ファイバ)ポート×4、ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4 16 10 ギガビット Ethernet(光ファイバ)ポート×2、ギガビット Ethernet(銅線)ポート×8、 ファイバ・チャネル・ポート(8 Gb/秒)×4

ストレージ・プロセッサ・エンクロージャ

SPEは、エンクロージャ、SP、ファイバ・チャネルLCC、2 つの電源、ファン・パックが含まれるCLARiXス トレージ・システム内のシェルフです。NS-960 には、完全に機能するCLARiX CX4-960 が搭載されます。 CX4-960 の各SPには、2 基の 2.33 GHzクワッド・コアIntel® Xeon®プロセッサが搭載されています。このデュ アル・ストレージ・プロセッサ・アーキテクチャにより、CX4-960 ストレージ・システムのパフォーマンス、 安定性、信頼性が向上します。CX4-960 のSPにはそれぞれ、ECCによって保護された 16 GBのシステム・メ モリが搭載されています。ストレージ・プロセッサ間にはPCI Express-x8 CMIチャネルが設定され、スト レージ・プロセッサ間の通信やメッセージのやりとりに使用されるほか、ストレージ・システム上にあるラ イト・キャッシュ用に指定されたメモリ部分に書き込まれるデータのミラーリングにも使用されます。

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6. CX4-960 ストレージ・プロセッサと NS-960 の I/O 付属品 図 6に、CX4-960 のストレージ・プロセッサ・エンクロージャを示しています。LEDにより、SPの電源が入っ ているかどうか、起動の進行状況、障害のステータスを確認できます。個別のリンク・ポートLEDは、フロン ト・エンド・ポートおよびバックエンド・ポートの実行速度を示します。緑色は2 Gb/秒、青色は 4 Gb/秒であ ることを示します。ユニファイド・ストレージ・モデル 960 の各SPには、X-Blade接続用の最大 8 つのファ イバ・チャネル・フロントエンド・ポート、その他のホスト接続用の最大 6 つのファイバ・チャネル・ホス ト・ポートが搭載されます。 CX4-960 の各 SP は、2 つのファイバ・チャネル・フロント・エンド(FE)ポートの最小構成で Blade エンク ロージャに接続します。各 SP の最大構成は、8 つの 4 Gb/秒のファイバ・チャネル FE ポート用です。こう したポートは SFP(小型フォーム・ファクタ・プラグ対応)光トランシーバであり、お客様が交換可能です。 さらに4 Gb/秒が初期設定になっています。 こうしたファイバ・ホスト・ポートは、スイッチ上の 4 Gb/秒トランシーバに接続したり、サーバ/ホスト上 の1、2、または 4 Gb/秒 HBA に直接接続したりすることができます。 また各 SP は、2 個、4 個、または 8 個の 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・バックエンド・ポートに接続します。 この結果、ディスクの接続性および容量の拡張のために、ピア SP を加えて、4 つ(または 8 つ)の冗長性 のあるFC バックエンド・ループが構成されます。

バックエンド・アレイ

I/O

接続

各SPは、デフォルトでは 4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒の 2 つのファイバ・チャネルI/Oモジュールで構成 されます(これはベースNASオプションです)。光ファイバ・チャネル構成およびiSCSI構成は、表 2に示す オプションのいずれかを追加して構成されます。 表2. 光ファイバ・チャネル構成および iSCSI 構成 Options 概要 1 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1 2 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×2

3 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

4 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×2

5 10 Gb/秒 iSCSI のモジュールが 2 つ以下の場合、1 Gb/秒 iSCSI および 10 Gb/秒 iSCSI を組み合わ

せ可能な追加2 ポート iSCSI×3

6 10 Gb/秒 iSCSI のモジュールが 2 つ以下の場合、1 Gb/秒 iSCSI および 10 Gb/秒 iSCSI を組み合わ

せ可能な追加2 ポート iSCSI×4

7 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1、追加 2 ポート

(11)

Options 概要

9 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1、10 Gb/秒 iSCSI の

モジュールが2 つ以下の場合、1 Gb/秒 iSCSI および 10 Gb/秒 iSCSI を組み合わせ可能な追加

2 ポート iSCSI×3

10 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×2、追加 2 ポート

1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

11 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×2、追加 2 ポート

1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×2

注:表2のオプション 1~11 は、X-Blade4 台およびドライブ 480 台構成用です。X-Blade8 台およびドライブ 960 台 構成の場合は、オプション1、2、3、4、5、7、8、および 10 がサポートされます。最初の空きスロット(スロット 番号2)で、バックエンド・ディスク接続用に 1 つの 4 Gb/秒I/Oモジュールおよび 4 つのファイバ・チャネル・ポー トが予約されています。

管理モジュール

図 7に、ストレージ・アレイとControl Stationの間の接続のための管理モジュールを示します。CPUモジュー ルには、2 基のクワッド・コアIntel Xeonプロセッサが配置されているほか、各ストレージ・プロセッサに対 しDIMMメモリが設定されています。各モジュールは個別のFRU(フィールド交換可能ユニット)であり、 必要に応じて個別に交換できます。 図7. CX4-960 管理モジュール

NS-960

スタンバイ電源装置

図8に示すように、ユニファイド・ストレージ・モデル・システムCX4-960 SPEは 2 台の 2.4 キロワットSPS (スタンバイ電源装置)を使用して、停電時でもストレージ・システムへの電源供給を確保します。これに より、常に同じディスク上のリザーブ領域へのライト・キャッシュのフル・ダンプを実行できます。 CX4-960 SPEおよびSPSの電力出力コネクタは、SPEへの電力供給に加え、ヴォールト・ドライブを含む最初 のDAEへの電力供給にも使用されます。 図8. CX4-960 スタンバイ電源装置

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ユニファイド・ストレージ・モデル

NS-480 および NS-120

NS-120 およびNS-480 ユニファイド・ストレージ・モデル・プラットフォームでは、それぞれ、最大X-Blade 2 台構成、4 台構成がサポートされます。X-Bladeの構成を、N+1 またはN+M、NS-480 のプライマリ/スタン バイ・モード(Nはアクティブなブレード数、Mはプールされたフェイルオーバー・ブレード数)で導入す ることにより、ハードウェアによる柔軟な可用性の保護(X-Bladeによるフェイルオーバー)を実現できま す。これらのユニファイド・ストレージ・プラットフォームは、NAS(NFSおよびCIFS)、iSCSIの同時フ ル・サポートによって最高レベルの柔軟性を提供するとともに、ネイティブのファイバ・チャネル・ホスト 接続を使用して構成することも可能です。図 9に、最小NS-480 構成を示します。6ページのセクション 「Control Station」に、Control Stationのコンポーネントの詳細情報を示します。

2U SPE 3U DAE 1U CS 1U SPS 1U DME 1U DME 9U minimum configuration Reserved for additional blades 9. NS-480 の最小構成

X-Blade

エンクロージャ

NS-120 および NS-480 マルチ・プロトコル・システムは、1 台および 2 台の X-Blade 構成をサポートします。 2 台の X-Blade 構成では、プライマリ/プライマリ・モード(高いパフォーマンス)またはプライマリ/スタン バイ・モード(ハードウェアによる可用性向上、X-Blade によるフェイルオーバーなど)を選択できます。 図10. NS-120 または NS-480 X-Blade エンクロージャ

NS-120 または NS-480 X-Blade のコンポーネント

NS-120 または NS-480 X-Blade のコンポーネントは次のとおりです。 • 2.8 GHz LV Xeon プロセッサ×2

• 800 MHz FSB での 4 GB DDR(Double Data Rate)RAM(266 MHz) • バックエンド・ストレージ接続用 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート×2 • 最大 2 個のテープ接続用 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート

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• 10/100/1000 BaseT ポート×4、光ファイバ・ギガビット Ethernet ポート×2 および 10/100/1000 BaseT ポート×2、または 10 ギガビット Ethernet 光ファイバ・ポート×2 および 10/100/1000 BaseT ポート×2 • 10/100/1000 BaseT 管理用ポート×1

ストレージ・プロセッサ・エンクロージャ

CX4-120 SP の SPE は次のとおりです。 • 1.6 GHz デュアル・コア Intel Xeon プロセッサ • ECC によって保護された 4 GB のシステム・メモリ CX4-480 SP の SPE は次のとおりです。 • 2.2 GHz デュアル・コア Intel Xeon プロセッサ • ECC によって保護された 8 GB のシステム・メモリ

ストレージ・プロセッサ間には PCI Express-x4 CLARiX CIM(CLARiX メッセージング・インタフェース) チャネルが設定され、ストレージ・プロセッサ間の通信やメッセージのやりとりに使用されるほか、スト レージ・システム上にあるライト・キャッシュ用に指定されたメモリ部分に書き込まれるデータのミラーリ ングにも使用されます。 図11. NS-120 用 CX4-120 ストレージ・プロセッサ 12. NS-480 用 CX4-480 ストレージ・プロセッサ 図 11および図 12に、CX4-120 とCX4-480 のSPを示します。これらは外からは同じに見えます。この 2 つの モデルの違いはプロセッサの速度、メモリ、各SPに搭載できるI/Oモジュールの数です。各SPには、 • LAN の接続性、SP の電源が入っているかどうか、起動の進行状況、障害のステータスのほか、電源と ファンのステータスを示す LED があります。LED は、フロント・エンド・ポートおよびバックエン ド・ポートの実行速度も示します。緑色は2 Gb/秒、青色は 4 Gb/秒であることを示します。 • 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・フロントエンド Blade エンクロージャ・ポートに接続します。こうした ポートは SFP(小型フォーム・ファクタ・プラグ対応)光トランシーバであり、お客様が交換可能です。 • 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・バックエンド・ポートに接続します。この結果、ディスクの接続性および 容量の拡張のために、ピアSP を加えて、冗長性のある FC バックエンド・ループが構成されます。 • 2 つの 10/100/1000 BaseT LAN ポートが搭載されており、1 つは管理用、もう 1 つはサービス用に使用さ れます。さらに2 つのマイクロ DB9 通信ポートも搭載されており、1 つはシリアル通信用、もう 1 つは SPS 検出用に使用されます。 管理ポートは、Navisphere®でストレージ・プロセッサにアクセスして管理するのに使用しますが、サービ ス・ポートは、必要に応じて、EMCカスタマー・サービス担当者がオンサイトでストレージ・プロセッサに アクセスする際に使用できる専用ポートです。

(14)

NS-480

バックエンド・アレイの

I/O

接続

各SPは、デフォルトで 2 台の 4 ポート 4 Gb/秒ファイバ・チャネルI/Oモジュールで構成されます(これは ベースNASオプションです)。オプションのファイバ・チャネルおよびiSCSI構成は、表 3に示すいずれかの オプションを追加して構成されます。 表3. NS-480 のオプションのファイバ・チャネルおよび iSCSI 構成 オプション 概要 1 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1

2 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

3 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×2

4 10 Gb/秒 iSCSI のモジュールが 2 つ以下の場合、1 Gb/秒 iSCSI および 10 Gb/秒 iSCSI と組

み合わせて構成可能な追加2 ポート iSCSI×3

5 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1、追加 2 ポート

1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

6 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1、追加 2 ポート

1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

NS-120

バックエンド・アレイの

I/O

接続

各SPは、デフォルトで 1 台の 4 ポート 4 Gb/秒ファイバ・チャネルI/Oモジュールで構成されます。オプショ ンのファイバ・チャネルまたはiSCSI構成は、表 4に示すいずれかのオプションを追加して構成されます。 表4. NS-120 のオプションのファイバ・チャネルおよび iSCSI 構成 オプション 概要 1 追加4 ポート 4 Gb/秒または 8 Gb/秒ファイバ・チャネル I/O モジュール×1

2 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×1

3 追加2 ポート 1 Gb/秒 iSCSI または 10 Gb/秒 iSCSI の I/O モジュール×2

4 追加ファイバ・チャネルI/O モジュールおよび追加 iSCSI モジュール×1

NS-120

および

NS-480

スタンバイ電源装置

NS-120 およびNS-480 用のCX4-120 およびCX4-480 SPEでは、2 台の 1 キロワットSPS(スタンバイ電源装 置)を使用して、停電時でもストレージ・システムへの電源供給を確保します。これにより、常に同じディ スク上のリザーブ領域へのライト・キャッシュのフル・ダンプを実行できます。CX4-480 の場合は、図 13 に示すように、SPSの電力出力コネクタは、SPEへの電力供給に加え、最初のバックエンド・ループの最初 のDAEへの電力供給にも使用されます。CX4-120 には、ベース・モデルで 1 台のSPSが付属しています。 図13. CX4-480 スタンバイ電源装置

ユニファイド・ストレージ・モデル

NX4

Celerra NX4 ユニファイド・ストレージ・プラットフォームは、Celerraファミリをより低価格で低い価格帯 の市場に拡大します。CLARiX AX4 をバックエンドに使用するCelerra NX4 は、業界トップ・レベルの価格 とパフォーマンス、導入の容易さ、妥協のない可用性が特徴です。このエントリー・レベルのプラット フォームは、階層型のサポート・オプションを備えており、コストが低く導入が容易で、高性能なユニファ

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2U DPE 1U CS 1U SPS 1U DME 5U minimum configuration 14. NX4 の最小構成

X-Blade

エンクロージャ

NX4 マルチ・プロトコル・システムは、1 台および 2 台の X-Blade 構成をサポートします。2 台の X-Blade 構 成では、プライマリ/プライマリ・モード(最適なパフォーマンス)またはプライマリ/スタンバイ・モード (ハードウェアによる可用性向上、X-Blade によるフェイルオーバーなど)を選択できます。 図15. NX4 X-Blade エンクロージャ

NX4 X-Blade のコンポーネント

NX4 X-Blade のコンポーネントは次のとおりです。 • 2.8 GHz LV Xeon プロセッサ×2

• 800 MHz FSB での 4 GB DDR(Double Data Rate)RAM(266 MHz) • バックエンド・ストレージ接続用 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート×2 • 最大 2 個のテープ接続用 4 Gb/秒ファイバ・チャネル・ポート

• 10/100/1000 BaseT ポート×4、光ファイバ・ギガビット Ethernet ポート×2 および 10/100/1000 BaseT ポート×2、または 10 ギガビット Ethernet 光ファイバ・ポート×2 および 10/100/1000 BaseT ポート×2 • 10/100/1000 BaseT 管理ポート×1

ディスク・プロセッサ・エンクロージャ

DPE(ディスク・プロセッサ・エンクロージャ)は、CLARiX ストレージ・システム内のシェルフであり、 エンクロージャ、SP、ファイバ・チャネル LCC、2 台の電源装置、およびファン・パックが含まれます。 DPE では、そのディスク・モジュールの他に DAE をサポートします。

• NX4 では、AX4-5F8 バック・エンドを使用します。AX4-5F8 は、CLARiX AX4 ストレージ・システムの 特別なクラスであり、SP あたり 4 つの FC ポートを備えています。特別な I/O モジュールには、SP あた り2 つの標準 FC ポートとは別に、AUX ポートと呼ばれる 2 つの追加 FC ポートを備えています。 • ポート 0 および 1 のファイバ・チャネルは、Celerra 以外のホスト専用で使用されます。

• ポート 2 および 3 の AUX は、Celerra ホスト専用で使用されます。 • NX4 は、4~60 台の SAS/SATA ドライブをサポートします。

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• CX クラスでは 15 台のディスクが使用できますが、各 DPE には 12 台のディスクがあります。

• DPE では、1 台のエンクロージャ内で SAS ドライブと SATA ドライブを混在させることができますが、 RAID グループ内では混在させることはできません。

• これらの追加DAEでは、CLARiXによる検出時にIDが付与されます。AX4-5 アレイではFLARE® R23 を

使用しますが、FLARE R23 ではNaviseccliのみを使用します。

• NaviExpress がデフォルトのアレイ管理ソフトウェアです。これは NaviManager(NaviSphere Manager) の軽量バージョンです。 • この構成では、シングル SP のサポートはありません。 図16. NX4 用の AX4 ストレージ・プロセッサ

NX4

バックエンド・アレイ

NX4 バックエンド・アレイの構成は次のとおりです。 • 最大 4 台の拡張エンクロージャで 4~60 台の SAS ディスクまたは SATA ディスクを使用でき、同じエン クロージャ内で両方のディスク・タイプを混在させることができます。 • ホスト接続用ファイバ・チャネル・ポート×4(オプション)

NX4

スタンバイ電源装置

AX4-5F DPE では、2 台の 1 キロワット SPS(スタンバイ電源装置)を使用して、停電時でもストレージ・ システムへの電源供給を確保します。これにより、常に同じディスク上のリザーブ領域へのライト・キャッ シュのフル・ダンプを実行できます。NX4 の場合、SPS の電力出力コネクタは、DPE への電力供給に加え、 最初のX-Blade への電力供給にも使用されます。NX4 には、ベース・モデルで 1 台の SPS が付属しています。

FailSafe Networks インタフェースによるネットワーク・ポートの

フェイルオーバー

Celerra ユニファイド・ストレージ・プラットフォームは、スイッチやルータの障害など、内外の障害に対応 するように構成できます。FailSafe Networks では、ネットワーク・ポートに別のネットワーク・カードを差 して専用バックアップ・ポートとし、プライマリ・アダプタまたは外部スイッチ/ルータの障害時にオペ レーションを引き継がせることができます。アプリケーションが、1 個のネットワーク・ポートでは実現で きないより高い可用性を必要とする場合、業界標準の Link Aggregation(IEEE802.3ad)または Ethernet Port Trunking を使用できます。1 つの論理アドレスを使用して複数のネットワーク・ポートを統合できるため、 リンクの可用性が向上し潜在的なネットワーク帯域幅が拡張します。

Celerra Manager

EMC Celerra Manager は、ユニファイド・ストレージ・システムのシンプルな Web ベースの管理を提供する ため、Celerra システムの検出、監視、プロビジョニングを容易に実行できます。ビジネス要件に合わせて、 2 つのエディションから選択できます。Basic Edition では最も一般的な管理タスクをサポートし、Advanced Edition では拡張された管理/監視機能を備えています。使いやすい Web ブラウザ・ベースの GUI および CLI (コマンド・ライン・インタフェース)によるセキュアな管理がCelerra Manager の機能です。さらに Celerra

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エンド・ツー・エンドの使いやすさ

Celerra ユニファイド・ストレージ・マネージャはストレージ管理プロセス全体で使いやすさを実現して、イ ンストールからサポートに至るまで、さらにそれ以降も日常的なストレージ管理を合理化します。エンド・ ツー・エンドの使いやすさを実現する主な機能を次のセクションに示します。

Celerra Startup Assistant

Celerra Provisioning Wizard

CSA(Celerra Startup Assistant)は、Celerra ユニファイド・ストレージ・システムのインストールを容易にす るホスト・ベースのツールです。CPW(Celerra Provisioning Wizard)は CSA 内で動作し、ホスト・ベースの iSCSI イニシエータ構成および MPFS エンド・ツー・エンド導入も含め、本番環境の導入向けに同じホス ト・ベースの機能を提供します。

17. Celerra Provisioning Wizard

ネイティブな

Microsoft

管理

次の要素により、Celerra ユニファイド・ストレージ・ファミリのいずれのモデルにおいても、Windows と同 じ操作性で管理できます。 • Active Directory のフル・サポート • ネイティブの共有/クォータ管理ツール • GPO サポート • Access-based Enumeration • UNIX 向け ID 管理 • カスタマイズされた Celerra MMC スナップイン

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VMware

製品との連携についてのフル認定

Celerra ユニファイド・ストレージ・ファミリでは、SRM(Site Recovery Manager)フェイルオーバーおよび Replication Manager による自動化されたフェイルバック/データ保護を含む、VMware に関するマルチ・プロ トコル(NFS、iSCSI、FC)をサポートしているため、サポートに関する最も広範囲な要件に対応できる最 大レベルの柔軟性がもたらされます。

18. Site Recovery Manager のフェイルバック・ウィザード

Celerra Manager Basic Edition

Basic Edition では、1 台のデバイスの構成および管理を行うための一般的な機能をほぼすべてサポートして います。ウィザード、「一目で把握できる」統計データ、オートコール機能などを備えています。

Celerra Manager Advanced Edition

Advanced Edition は、Basic Edition の拡張版です。複数の Celerra 環境の構成、再構成、継続的オペレーショ ン、データ移行、監視などのタスクを容易に実行できます。

Celerra SnapSure

EMC SnapSure™ ソフトウェアを使用すると、削除されたファイルまたはファイル・システムのバックアッ プと迅速なリカバリ用に、ファイル・システムと iSCSI LUN の読み取り専用コピーまたは読み取り/書き込 み可能コピーを作成できます。SnapSure ではポインタ・ベースのコピー・テクノロジーを使用するため、 ディスク容量と時間を節約できます。

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Celerra Replicator

EMC Celerra Replicator™は、ローカルまたはリモートの Celerra システムにある本番ファイル・システムや iSCSI LUN の読み取り専用および読み取り/書き込み可能ポイント・イン・タイム・コピーを作成します。 Celerra Replicator はマルチサイト保護を実現し、RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)などを含む 容易に定義可能なビジネス・ポリシーを使用して管理を効率化します。また、標準的な IP ベースのネット ワークを利用して、サイト間で整合性の取れたレプリカを保持します。

Celerra Replicator では、週を通じて特定の時間帯に帯域幅スロットルが可能です。この機能は、Celerra Replicator がネットワークおよび帯域幅を他のアプリケーションと共有する必要がある環境で最も有用です。たとえば Celerra Replicator がユーザーとネットワークを共有していて、同じネットワークで Celerra がホーム・ディレ クトリを提供している場合、日中、ユーザーが各自のシステムにログインするときや各自のホーム・ディレ クトリにファイルを保存するときに、ネットワーク使用率にスパイクが生じることがあります。ピーク時に、 取り得る最大の帯域幅を消費しないようにするため、管理者は、使用する帯域幅をCelerra Replicator が一時 的に制限するように設定できます。 帯域幅の使用スケジュールは、詳細にカスタマイズできます。Celerra管理者は図 19に示すように、曜日や時 間帯、およびその時間体に割り当てる帯域幅を指定します。 図19. Celerra Replicator でカスタムの帯域幅スケジュールの作成

Celerra MirrorView/Synchronous

Celerra の EMC MirrorView™/S サポートでは、リモート災害復旧のために CLARiX MirrorView/S レプリケー ションを使用できます。このソリューションは、Celerra キャビネット・レベルで機能し、Celerra ゲート ウェイ対応とブロック対応の両方のユニファイド・ストレージ・プラットフォームをサポートします。お客 様は、MirrorView/S のライセンスが必要です。Celerra 側では、追加のレプリケーション・ライセンスは必要 ありません。

Celerra

データ重複除外機能

Celerra のデータ重複除外は、ファイル・レベルの重複除外とデータ圧縮テクノロジとを組み合わせることで、 最大のストレージ効率を実現しながら、ミッション・クリティカルなファイルに対するクライアントへの影 響を最小限に留めています。

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Celerra のデータ重複除外には柔軟なポリシー・エンジンがあり、処理から除外するデータを指定したり、特 定のファイルについて作成日時を基に重複を除外するかどうかを決定したりします。Celerra のデータ重複除 外が有効にされているファイル・システムでは、ポリシーの条件に合致するファイルを調べるため、ファイ ル・システムを定期的にスキャンし、圧縮および重複除外を実行します。 Celerra では、すべての重複除外処理は、ファイル・システムに書き込まれた後のファイル・データに対して バックグラウンドの非同期処理として実行されます。ファイル・システムに書き込み中のファイル・データ は処理の対象になりません。本番データへのアクセスはレイテンシー重視であるため、これによりクライア ント・データ・パスでのレイテンシーが回避されます。

Celerra Multi-Path File System

Celerra MPFS(Multi-Path File System)では、並外れた高いパフォーマンスを備え、堅牢で機能豊富、かつ経 済的な共有ファイル・システムをLinux と Windows の両方のオペレーティング・システムに対して提供しま す。レガシーのNAS(NFS や CIFS)プロトコルとは異なり、MPFS はデータの転送に Celerra Data Mover を 使用しません。これにより、Celerra Data Mover では次のようにして多くのクライアントをサポートできる ようになります。

• ストレージ・アレイへのアクセスを並列化して Celerra Data Mover の作業負荷を削減することで、デー タ処理の負荷を軽減する

• 先端のクライアント側キャッシュおよびプリフェッチ・アルゴリズムを利用する

MPFS は、NX4 を除くすべてのユニファイド・ストレージ・プラットフォームでサポートされます。

Celerra File Level Retention

Celerra FLR(File Level Retention)は、Celerra Network Server ソフトウェアのオプション機能です。指定され た保存期日までファイルを変更や削除から保護することを目的としています。FLR を使用すると、NFS また は CIFS オペレーションによって、標準の書き換え可能な磁気ディスク上のファイル・レベル保存期間設定 ストレージにデータをアーカイブできます。永続的かつ不変な一連のファイルおよびディレクトリを作成し、 データの完全性を確保することが可能です。

Celerra File-Level Retention には 2 種類あります。

• FLR-C(ファイル・レベル保存期間設定コンプライアンス):ユーザーが NAS プロトコル(CIFS、NFS、 FTP など)経由で行う変更と、管理者による操作からデータが保護されます。また、SEC Rule 17a-4(f) 要件に適合しています。ロック状態のファイルが含まれているFLR-C ファイル・システムを削除するこ とはできません。 • FLR-E(ファイル・レベル保存期間設定エンタープライズ):ユーザーがNASプロトコル(CIFS、NFS、 FTPなど)経由で行う変更からデータが保護されますが、管理者による操作からは保護されません。 つまり、適切に認定されたCelerra管理者のみが、保護されているファイルが含まれている場合でも、 FLR-Eファイル・システムを削除できます。

Celerra Event Publishing Agent

CEPA(Celerra Event Publishing Agent)では、Northern Parklife、NTP Software、Veronis など、業界トップの クォータ管理ベンダーのソリューションと緊密に統合し、イベント・ベースの機能をオン・デマンドで提供 します。

EMC Replication Manager

Replication Manager は、アレイ・ベースのデータ・コピーをホスト・ベースで管理します。Replication Manager は、Oracle と Microsoft の統合を活用して、NFS/iSCSI/FC ストレージに格納されている Microsoft Exchange お よびSQL Server/Oracle データベース・データに関して、アプリケーションと整合性のとれたコピーを提供し ます。

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Celerra FAST

Celerra FAST(Fully Automated Storage Tiering)を使用すると、Celerraプラットフォームおよび他のサポート されるプラットフォーム(EMC Centera®EMC Atmos™など)のさまざまなストレージ・オプション(エン

タープライズ・フラッシュ・ドライブ、ファイバ・チャネル、SATAなど)でファイル情報を効率的に格納 できます。Celerra FASTは、堅牢なポリシー・エンジン(アプライアンス・ベースまたは仮想マシン)を活 用することにより、ポリシー・ベースのファイル管理を自動化し、プライマリCelerraストレージから同一 ファイル・システムまたは異なるファイル・システムの低い階層にファイル単位でデータをシームレスに移 動することができます。 Celerra の組み込みデータ重複除外機能は、任意のストレージ階層にあるファイルを重複除外および圧縮する ことで効率をさらに高めます。インテリジェントなデータ選択プロセスを通じて、候補データは圧縮され、 冗長ファイルはすべて削除されます。結果、ストレージ効率を向上できます。処理はバックグラウンドで完 結するため、既存のファイル・アクセスのサービス・レベルを維持できます。 Celerra FAST を使用すると、組織は階層型ストレージ環境を迅速に実装できます。 1. GUI ウィザードまたはコマンド・ライン・インタフェースを使用してポリシーを作成します。 2. データを移動する前にポリシーの潜在的な影響を確認します。 3. 即時または定期的に実行するようにポリシーをスケジュール設定します。 4. データを圧縮および重複除外します。 図20. FAST のワークフロー 階層化のプロセス全体は、エンド・ユーザーに対して完全に透過的に行われます。クライアントやアプリ ケーションからは、移行されたファイルは移動していないように見えます。クライアントやアプリケーショ ンが、移行されたファイルへのアクセスを試みると、Celerra が自動的にそれらのファイルをセカンダリ・ス トレージから取得します。

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結論

Celerra ユニファイド・ストレージ・プラットフォームの先進的な機能によって、ファイル・サーバや直接接 続型のアプリケーション・ストレージ、さらにはミッション・クリティカルなブロック・ストレージの要件 の統合が可能になり、サーバやストレージといった資産のTCO(総所有コスト)を削減できます。 Celerra ユニファイド・ストレージ・プラットフォームでは、IP ストレージ・エンクロージャとクラス最高 レベルのネイティブCLARiX ストレージを組み合わせることで、1 つのパッケージ・ソリューションで NAS、 iSCSI、ファイバ・チャネルの接続性を実現します。このアプローチにより、取得コストが削減され、導入 と管理がシンプルになるとともに、次のような構成オプションが利用可能となります。 • マルチ・プロトコル(NAS、iSCSI、ファイバ・チャネル、MPFS)の接続性 • CLARiX ファイバ・チャネル/iSCSI 接続性向けのネイティブのブロック・オプション • 1~8 台の X-Blade による X-Blade 構成 • ファイバ・チャネルおよび ATA ドライブをサポート • NS-120、NS-480、NS-960 ではフラッシュ・ドライブをサポート • ブロック単位およびファイル単位の I/O を Celerra MPFS と組み合わせて高パフォーマンスなデータ共有 アプリケーションに対応 • パフォーマンス/可用性モード

関連資料

ドキュメント名 : UltraFlexテクノロジーを実装したEMC CLARiX CX4 シリーズの概要 タイプ : 技術文書/ホワイト・ペーパー URL : http://powerlink.emc.com 対象読者 : お客様、従業員、パートナー 技術の難易度 : 高

図 3.  Celerra ユニファイド・ストレージ UltraFlex I/O モジュールの追加  各モデルには、ファイバ・チャネル接続、Ethernet 接続、今後の接続性の拡張に使用する追加の I/O スロッ トを含んだ基本構成が存在します。この独自アーキテクチャにより、今後接続の要件が増加した場合や、接 続性テクノロジーが進化した場合でも、I/O モジュールを追加することが可能です。  ユニファイド・ストレージ・モデル NS-960  8ページの図 4にNS-960 構成を示します。NS-960 ユ
図 17.  Celerra Provisioning Wizard

参照

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