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(離職蜘響歯磨鋤
上皮形成をなぜる痔痩の一例
:東京女子医科大学外科学教室 (主任 襯原仔教授) 岸 キシ 本 モト 頼 司り 子 コ(受付昭和28年8月19日置
一般に,痔痩ぱ急性肛門周囲炎,又は結核性膿瘍 が破れて発生し,慢性の形に移行して容易に完全 治癒をしない。又,痩管の内壁ば肉芽組織でおほ われ,ており,上皮形成をみないのが普通である が,本教室に於て上皮形成をなせる完全痔痩の一 例を経験したので,こごに報告する。 症 倒 患者:20才の女。 家族歴:特記すべき事項なし。 既往歴:8才の時小児結該に罹患し,まSc15才の時 肋膜炎に罹った。 現病歴:生後10日目に会陰部に発赤腫脹を生じたので 医師の診察を受けたが,診断不明,2!日目にその腫脹 が自然に破れ,排膿し,あとに痩孔をのこした。との 後は発赤,腫脹などの炎症の再発はみられなかった。 煙孔よりは,ガスや糞便がもれていたが,痙痛が全く ないままに放置していた。最近結婚するに及び,ガ■ や糞便がもらないようにしてほしい≧て来院した。・ 現症 体格,栄養中等度。胸部にぱ特別の所見 なし。血液,尿,糞便ともに異常なし。 局所所見:肛門輪よ12時の:方向に約4cm隔 った会陰部に,小豆大の屡孔があり,この即興よ リゾンデを挿入すると直腸の内壁に通する。痩孔 の外ロに近き部分は,膣壁にまで膨大して接近 し,外部よリゾンデの先端を触知しうる程度であ った。自然痛,圧痛ともになし。 手術所見;完全三三の診断のもとに根治手術を :施行した。まつ,外口の周囲に環状の皮膚切開を なし,外口を縫合閉鎖する。痩孔の周囲にはつよ い疲痕性硬結ぱなV・。痩孔の周囲に滑って,直腸 粘膜まで撰孔を分離し,結紮切断する。切断側よ り埋没縫合をする。ストレプFyイシン0.5gを 入れ,一次的に閉鎖縫合した。術後の経過は良好 にして,10日目に全治退院した。 切除標潔 肉眼的にぱ,痩管の壁は上皮でおほ われており,茶褐色で細かV・搬壁が走ってみるQ びらん,潰瘍などによる欠損部はないQ 組織学的lcみると,痩孔の内壁は大部分,重層 扁平上皮でおほわれ,この扁平上皮は著明な乳頭 層をもち,.乳頭下層の毛細血管は正常の表皮に比 ぶれば少いが,かなりよく発達してみる。基底細 胞にはメラニン色素を含んでをり,各細胞と細胞 の間には細胞間橋を認める。また,2A・3の皮脂 腺がみられる。撮管の周囲には墨痕組織をみとめ す,細胞浸潤もみられない。樹,痩管の内面,即 ち,常時,便やガスの排出による刺戟を受けてみ たであらうと思われる部分の細胞にはケラトピア リン野卑がみられ,角化脱落している像にも遭遇 する。したがって,舌の上皮の角化ほど甚だしく はないが,此の場合の津軽には角化現象がともな っていると思われる。 考 察 1900年に“(eiselが2例,1902年にはBart− holdyが1例,上皮形成せる完全痔痩の報告をし ているが,氏等の意見では,直腸末端に存するモ ルガニー疑洞は通常浅く,重層扁平上皮でおほわ れているが,時にぱ一種の騎形となって深くなっ てbることがある。その部に炎症が起ると,二次 的に皮膚に破れて痩孔を形成することがある。そ の場合,一管の上皮は重層扁平上皮でto IJ,その 周囲に疲痕組織は少V、。叉,氏等の例では,痩管 の中に果実の種や糞石を証明し,それが炎症の原 因をなしていると思われると述べている。本四に ついてみるに,痩管の大部分が重層扁平上皮でお 一 117 一32 おわれており,炎症性変化はみとめられなく, ¶ 叉,異物の嵌入もみられなかった。然も,生後間 もなく発生したものである。以上の諸点より,本 例ぱ先天的に一種の崎形として深かったモルガニ ー氏洞が,何等かの原因により,生後間もなく炎 症を起し,皮膚に破れ出て,然る後,完全痔痩の まま上皮形成治癒をなしたものと考えられる。 結 語 ガスや糞便のもれるのを主訴とした上皮形成治 癒せる完全痔痩の根治手術施行の一例をのべた。 かうした症例は文献上には極めて少く,私のしら べ得たものではわっかに3例をみるにすぎなかっ た。これは手術時にみのがす傾向もあるのではな いかと考えられるが稀らしいと思われるので,こ こに報告する次第である。 稿を終るに臨み御指導賜わりし榊原教授に深謝する。 文 献
@ Paul Meisel: Ueber Analfisteln mit epitheli− aler Auskleidung. (Beitrtige zu Klin. Chir. 1900)
@ Kurt−Bartholdy: Fistula ani congenita,
(Archiv, ftir Klinische Chirurgie 1902) . :’:・ k, ll.;.”1
第一騒図工==デ∵τ驚霊艦 N”’A. .gSt ≦ン/