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EBウイルスが原因と思われるdry eyeとシクロスポリンの涙液分泌に及ぼす影響について

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Academic year: 2021

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85 その結果,照射後72時間までに,リンパ球はほぼ全 て消失した.2.4G2および5NT陽性細胞で形態学的に

もFDCと思われる細胞は残存した。リンパ節では

PAP捕捉は見られなかった.リンパ節内に残存するB

リンパ球の数をFACSを用いて調べたところ5%以

ドであった. リンパ節においては,Tリンパ球, Bリンパ球の崩 壊時においても抗原捕捉能を保持しうることが示唆さ れた. 3.穎粒リンパ球増多症細胞の増殖機構 (第1内科) 星野 茂・押味 和夫・溝口 秀昭 穎粒リンパ球増多症(GLPD)細胞の増殖機構を検討 した.T・GLPD(CD3+), NK−GLPD(CD3一, CD16+) ともに,細胞表面にIL2レセプター(IL−2R)β鎖のみ の発現を認め,IL−2を添加培養すると比較的高濃度で 増殖を認めた.従って,IL−2Rβ鎖の発現とIL−2による 増殖作用は,T一, NK・GLPDともに共通であると思わ れた.モノクローナル抗体(mAb)刺激では,純化

T−GLPD細胞はOKT3(抗CD3),純化NKGLPD細

胞は3G8(抗CD16)で,各々増殖の誘導が可能であっ た,また,正常T細胞を含んだ純化前のGLPD細胞で は,OKT3によって増殖がもたらされ,正常T細胞も, GLPD細胞の増殖に関与していると考えられた. mAb 刺激によりGLPD細胞はIL−2の産生が可能で,細胞表 面にIL−2Rα鎖の発現も誘導された. これらの結果より,GLPD細胞増殖には, IL−2を介 したautocrine機構が存在すると考えられ,さらに,正 常T細胞が関与したparacrine機構も存在すると考 えられた.

4.キラーT細胞とbispecmc抗体の併用による特

異的抗白血病細胞障害作用 (第1内科)押味 和夫・溝口 秀昭

キラーT細胞(CTL)を活性化する抗CD3モノク

ローナル抗体(mAb)のFabノとcommon acute

lymphoblastic leukemia ant圭gen(CALLA)を認識す

る抗CDIOmAbのFabノとを結合してbispeci丘。 Abを 作製した.このbispeci飴Abを5時間の51Cr放出試験

に加えて,CTLによる患者CD10+ALL細胞に対する 特異的細胞障害活性の誘導を試みた.CTLはIL2で

活性化したLAKとCTLクローンを用いた. LAKは

CD10+ALL, CD10 ALL, CD10−AML細胞に対しある 程度のキラー活性を示したが,bispeci且。 Abを添加す ると,CD10+ALL細胞に対してのみ強い活性が誘導さ れた.CTLクローンのほとんどぱ患者白血病細胞に対 しキラー活性を示さないが,bispeci且。 Ab添加で CD10+ALL細胞に対し強い活性が誘導された. 以上のデータからbispeci且。 Abは養子免疫療法の 1つとして臨床的に使える可能性が示唆された1

5.A群レンサ球菌発熱当外毒素によるマウスT

細胞の活性化の機序について (微生物)今西 健一・内山 竹彦 SPE AによるマウスT細胞の活性化について検討 し,次の結果を得た.①単離T細胞はMHCクラスII 遺伝子導入L細胞の存在下で,SPE A添加により,顕 著な増殖反応を示し,対照L細胞では認められなかっ た.また,IL・2産生についても同様であり,そのアクセ サリー活性は抗la抗体により,抑制された.②SPE A 誘導芽球面T細胞のVβを抗Vβ3,5,6,8および9 抗体で検索した.SPE A刺激後, Vβ8.2が特異的に 増加した.③SPE AによるT細胞の活性化はVβ8に 対する抗体により抑制された. 上記の結果より,SPE AはMHCクラスII分子に結 合し,Vβ8.2をTCRに持つT細胞を活性化すると考 えられる. 6.小児ネフローゼ症候群におけるリンパ球サブ セットの検討 (腎小児) 久保田令子・服部 元史・ 甲能 深雪・川口 洋・伊藤 克巳 近年モノクローナル抗体を用いたりンパ球の表面抗 原の解析が腎疾患にも応用されている.今回我々は小 児特発性ネフローゼ症候群におけるリンパ球サブセッ トの解析を行い,細胞性免疫の変化について検討した ので報告する. 微小変化型ネフローゼ症候宿患児9名(男5名,女 4名)を対象とし,ネフローゼ期と寛解期におけるリ ンパ球サブセットを検討した.測定はflow cytometry を用いたtwo℃olor analysisを用いて行った.

結果:(1)Tce11, CD4+cell, CD8+cell, CD4+/

CD8+比には有意差はなかった.(2)ヘルパーTcellに は差はなかったが,ネフローゼ期においてサプレッ サーTce11の減少がみられ,寛解期には有意の増加が 認められた.その結果TH/Ts比はネフローーゼ期に高値 を示し寛解期には低下が認められた. 7.EBウイルスが原因と思われるdry eyeとシク ロスポリンの涙液分泌に及ぼす影響について (第二病院眼科) 亀井 裕子・ 出海 陽子・高野 真綾・宮永 嘉隆 一1073一

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86 Stevens−Johnson様症状を呈し,乾性角結膜炎 (KCS)を発症した40歳男性において, EBウイルス抗 体価中VCAが2,560倍と高値を示した症例を経験し た.この症例について,末梢血,涙液をサンプルとし たPCR法を行ったが,いずれも結果は陰性であった。 一方KCSの治療の一つとして,涙液分泌を促進する と思われるシクロスポリン(CYA)について,その水 性点眼液(0.025%)を使用して正常家兎の涙液分泌能 について実験を行った.実験は8匹の家兎を2群に分 け,1群にはプラセポとCYAの点眼を,他の1群には 1%ピロカルピγとプラセポの点眼を1日3回,1週 間点眼し,1週後の涙液分泌能について検討した.実 験はクロスオーバーさせ二重盲検法で行ったが,CYA 点眼を行った群ではすべて統計学的に有意差をもって 涙液分泌が促進していることが確認された,そのメカ ニズムはCYAのsupressor T細胞に対する刺激効果 とも考えられる. 8.担癌患者におけるNK活性抑制の機序 (第2外科) 冨松 裕明・堀江 良彰・ 三橋

牧・大地哲郎・浜野恭一

(消化器内科)山内 克巳・小幡 裕 一般に担癌患者では免疫能が低下していると言われ ている.細胞性免疫能の低下は,癌の発生,増殖に意 味を持つと思われる.そこで我々は画一患者のNK活 性についての研究を開始した.今回,現在までに得ら れたデータを報告する. まず始めに胃癌,大腸癌,乳癌患者のNK活性を検 討,良性疾患患者および健常人と比較した.有意差検 定等はしていないが,癌患者において明らかにNK活 性が低下している傾向が伺われた. NK活性が抑制される機序を検討するため,ヒト癌 細胞培養株の培養上清がNK活性を抑制するか否か を調べる実験を行なった.結果,リンパ球を培養上清 で培養するとNK活性が明らかに抑制された.また培 養上清を熱処理すると,NK活性の抑制が生じなく なった. 9.網膜神経回路網形成に参与するセロトニン様免 疫反応型アマクリン細胞 (第1生理)日高 聡・橋本 葉子 アメリカナマズ(耐ぬγπ∫勿η6孟伽s)網膜では,抗 serotonin抗体に反応する細胞群は内網状層のdista1 側で樹状突起を広げ,形態学的にhomogenousであ り,網膜上である規則性で分布している.背側網膜で の細胞密度は27cells/mm2で,平均細胞間距離は!46 μmであった,細胞上で入力,出力しているシナプス結 合様式の解析の結果,細胞群では種類と分布は同質で あった.Conventiona1シナプスが一様に分布して入力 し,ribbonシナプスを通してのoff一中円型双極細胞か らの入力が100μmの距離あたり4∼5細胞であり,そ れらの入力シナプスの割合は概ね3:!であった.出 力シナプスはribbonシナプスに連結した様式と,独立 な型との二つの形態を呈し,postsynaptic突起は他の アマクリン細胞のものであった.抗体反応産物が小胞 融合活性を示したシナプス小胞膜の表面にも検出され た.Serotonergicシナプスは他のアマクリン細胞を介 して神経節細胞に作用していると考えられた. 10.HTLV−I associated arthropathy(HAAP)の 成因に関する分子生物学的アプローチ (リウマチ痛風センター) 北島 勲・ 佐藤 和人・中嶋ゆう子・西岡久寿樹

我々はHTLV−1キャリアーに発症する関節炎を

HAAPと呼び新しい疾患概念を提唱している,今回, HAAP 6症例より末梢血,関節液リンパ球のDNAを 抽出し,poiymerase chain reaction(PCR)法を用い てプロウイルスDNAの検出を行った. HTLV−l gag, env領域のプライマーでシグナルが 得られた.さらに,T細胞を除去した培養滑膜細胞か らも強いシグナルが認められた.この塩基配列は HTLV−1と97∼99%の相同性があり, HAAPの原因 ウイルスはHTLV−1であり変異株の可能性は少ない と推定された. 本研究は,in vivoにおいてnon T細胞の滑膜細胞 にHTLV−1が感染しうることを明らかにし, HAAP の病巣形成にHTLV−1が直接関与していることを示 唆する意味があると思われる. 11.TSST・1応答性ハイブリドーマの樹立とその性 状の解析 (微生物・ホ都心研 微生物) 厳. 小烏・今西 健一・ 五十嵐英夫*・内山 竹彦

Toxic shock shydrome toxin・1(TSST−!)は強力 なT細胞マイトジェンであり,イソターロイキンー 2(IL・2)など多種のリンフォカインの産生を誘導する. 我々はT細胞活性化の機序を検討する目的で,TSST・ 1によって活性化されたT細胞のハイブリドーマの確 立を試みた. ①確立したハイブリドーマはすべてにCD4抗原陽 性T細胞ハイブリドーマである.②Tハイブリドー 一1074一

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