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言語資料としての『氷川清話』の研究(二〇〇四年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 言語資料としての『氷川清話』の研究(二〇〇四年度卒業論文要旨集). Author(s). 真木, 育子. Citation. 札幌国語研究, 10: 97-97. Issue Date. 2005. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2707. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) 言語資料としての. ﹃氷川清話﹄. の研究. 国語学研究室一一二三. 真木. 育子. 本研究は、江戸生まれの武士であった勝海舟の回顧録﹃氷川 清話﹄と海舟の父、勝小善が書いた自叙伝﹃夢酔独言﹄を言語 資料として使用した。父である勝小吉の話しことばと、子であ る勝海舟の話しことばを比較して、位相と世代の差異から武士 ことばの口頭表現の実態を明らかにしたいと考え研究を進め た。 父、小吉は天保期の下級武士であったが、子である海舟は江 戸最後の将軍・徳川慶喜の重臣になり、新政府の高官も勤めた。 親子の武士ことばを、中村通夫の﹁夢酔独言の語学的価値﹂の 研究を考慮して、文章語的な表現・られ敬語・否定推理の助動 詞・音靴・合拗音・否定過去・終助詞・待遇表現などから調査 を進めた。上方語と江戸語の対立、語嚢の衰退や継続などの実 態から、幕末期・明治期の話しことばの特徴や共通語の基盤で ある東京語の山の手ことばへの継続の有無を捉えて考察した。 江戸の士農工商の身分制度は、武士においても上磯・下級の区 分があったが、親子であるため資料に共通する部分を武士こと ばと考え、相違する部分を位相や時代による差異と考えた。 江戸語が独自性を確立して、東京語に継続してゆく間に、武 士ことばも時代の経過とともに変化している。その根源は、互 いの関係を尊重し、聞き手や話題の人物などに、話し手の敬意 を表わし伝える待遇表現の形で引き継がれていると考える。.

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