強制対流飽和沸騰の熱伝達に関する研究 (第1報) :
従来の熱伝達の整理式に対する検討
著者
松村 博久
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
8
ページ
1-12
別言語のタイトル
Studies on the saturated-boiling heat transfer
with forced convection (Report 1) :
examination on the several correlations for
heat transfer
強制対流飽和沸騰の熱伝達に関する研究 (第1報) :
従来の熱伝達の整理式に対する検討
著者
松村 博久
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
8
ページ
1-12
別言語のタイトル
Studies on the saturated-boiling heat transfer
with forced convection (Report 1) :
examination on the several correlations for
heat transfer
強制対流飽和沸騰の熱伝達に関する研究(第1報)
従 来 の 熱 伝 達 の 整 理 式 に 対 す る 検 討
松 村 博 久 *
(受付昭和42年5月31日) STUnmgONTHESATURATED−BOILINGHEATTRANSFER WITHFORCEDCONVECTION(Reportl) ExaminationontheSeveralCorrelationsforHeatTransfer HirohisaMATSUMURA* Theseveralcorrelationsforboilingheattransferunderforcedconvectioninsamrated waterarecomparedwithotherinvestigators,data・ TheresultSareobtainedasfollows: (1)Thecoe価cientsofheattransferbysamratedboiling,inboththenucleateboiling regionandtheforcedconvectionregion,dependonthesteamqualityinheatedchannel. (2)Itisnecessarythatthecorrelationofsaturatedboilingheattransferistobein‐ vestigatedsothatitconnectsmoresu伍cientlywiththemechanismofheattransferandthe pattemoftwo-phasesteam-waterflow. 1 . 緒 = 強制対流を伴う管路内の沸騰現象は,表面沸騰と飽 和沸騰に大別することができる.表面沸騰は液体が飽 和温度以下であるために,伝熱面で発生した気ほうは 伝熱面から離脱するとただちに凝縮してしまうので, 管路内の蒸気含有量は比較的に少ない.しかし,飽和 沸騰においては液体が飽和温度であるために,伝熱面 で発生した気ほうはほとんど凝縮しないのと,管路の 下流に行くにしたがって静圧が減少するので自己蒸発 を伴うから蒸気含有量は'急激に増加する. 一般に,強制対流飽和沸騰における熱伝達は,蒸気 含有量および気液二相流の流動様式からつぎの3領域 に区分されている. (1)核沸騰領域:蒸気重量率が約20%以下の低い 場合では,伝熱面上に発生した気ほうは球形をしてお り,気ほうが伝熱面より離脱してから主流部において もそれぞれの気ほうはほとんど分離して流れる.熱伝 達率は蒸気含有量に影響されないで,おもに核沸騰の 機構に支配される. (2)強制対流領域:蒸気重量率が20∼60%の範囲 では,熱伝達率は蒸気含有量の増加に伴って大きくな * 鹿 児 島 大 学 工 学 部 機 械 工 学 第 二 教 室 ・ 助 教 授 る.すなわち管路の下流に行くに従って蒸気含有量が 多くなると気液二相流の流速は加速し,蒸気含有量の 少ない時の流速にくらべて流速は増すので,核沸騰機 構による熱伝達は抑制され,伝熱はおもに伝熱面上に 形成された薄い液膜を通して行なわれる強制対流に支 配される. (3)液膜消滅領域:蒸気重量率がかなり増して伝 熱面上の液膜の消滅開始点のような限界値に達する と,熱伝達率は蒸気含有量の増加につれて急激な減少を示し,蒸気の単相流における熱伝達率の値となって
くる. 従来の報告による各種の整理式は,上述の3領域に おける各領域ごとの整理式がほとんどであり,しかも 気液二相流の流動様式の差異による伝熱現象の違いを 十分に考慮していない.また,おのおのの研究者の実 験結果より導いたそれぞれの整理式は,ほかの研究者 の実験値を同程度の精度で整理できないことがしばし ばみられる.このことより実験的研究にさきだって, 本報告では上述の区分による(1)および(2)の2領 域における従来のおもな整理式が従来の実験値をどの 程度の精度で表現しているかについて比較および検討 を行なった.研 究 者 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 8 号 Kutateladze5) (6) :蒸発の潜熱,kcal/kg :温度,。C :液体の飽和温度,℃ :液体の飽和絶対温度,。K :過熱度,。C :流速,m/h :入口流速,m/h :比体積,m3/kg :重量速度,kg/h :蒸気重量率,kg/kg 2熱伝達率,kcal/m2h℃ :沸騰により促進される熱伝達率,kcal/ m2h。C :熱伝達率の実験値,kcal/m2hoC :液体単相流の熱伝達率,kcal/m2hoC :プール沸騰時の熱伝達率,kcal/m2h℃ α
脈.T延恥“〃軸榊“〃苑αα
・ひ 2 . 記 号 本報告に使用した記号はつぎのとおりである. 4:仕事の熱当量,kcal/kgm c:比熱,kcal/kg・C D : 管 の 直 径 , m D 1 : 二 重 管 外 管 の 内 径 , m D 2 : 二 重 管 内 管 の 外 径 , m D e : 水 力 相 当 直 径 , m G:質量速度,kg/m2h* Z , : 伝 熱 管 の 長 さ , m M J : ヌ セ ル ト 数 P : 系 の 圧 力 , a t a 分 : プ ラ ン ト ル 数 9:熱負荷,kcal/m2h R e : レ イ ノ ル ズ 数 α“ αJ α鋤 表 1 従 来 の お も な 核 沸 騰 領 域 の 整 理 式 α=(α;+α:)0.5α
,
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0
0
2
3
(
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α6=4.509力/204畷? (4) 要 式 摘 整 狸α
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JViZ1=0.023R99.8PJ・9.4 Sachs-Long4) Aladiev7〉 4Z:もり3 α = α I + α 力 6 … … . . … . … … … ( 1 )α
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Csfは液体と伝熱面表面条件と の 組 合 せ に よ る 界 面 係 数 で 実 験 的 に 求 め る . 水 一 ス テ ン レ ス 鋼 の 場 合 Csf=0.014 Clark-Rohsenowl)α=0020㈹R…調(芸)‘“
α
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…
Coulson-McNelly2) 2 佐 藤 一 松 村 6 )松 村 : 強 制 対 流 飽 和 沸 雌 の 熱 伝 達 に 関 す る 研 究 ( 第 1 報 ) 3 γ : 比 重 量 》 k g / m 3 ス:熱伝導率,kcal/mhoC 座:粘性係数,kg/mh* O :表面張力,kg/In x〃:Martinelliのパラメータ (*印の単位は引用文献よりそのまま使用したもの である.) 添字;g:蒸気 I:液体 3.従来の整理式 3.1.核沸騰領域 この領域の熱伝達に関する整理式は非常に多く報告 されているが,そのうちのおもな整理式を表1に示 す.
Clajk-Rohsenow1'は強制対流飽和沸騰の熱伝達率
は液体単相流の熱伝達率とプール沸騰時の熱伝達率の 和であるとして(1)式を求めている.ただし,液体単 相の強制対流熱伝達率はColbumの式 1W!=0.023Re?・8Bf/3 における係数0.023を0.019に置きかえて用い,プー ル沸騰時の熱伝達率は半理論的に導いている.また, 佐藤-松村6)は蒸気含有量の比較的少ない範囲におい てClark-Rohsenowの考え方を採用し,(1)式中の 実験から求めなければならない界而係数および複雑な 沸騰熱伝達率の関係式を簡易化した(6)式をみいだし ている.これに対してKutateladze5)は核沸騰時の熱 伝達におよぼす流体速度の影響は非沸騰時の液体単相 流の熱伝達率と核沸騰の熱伝達率との比で評価でき, 流体内の蒸気体積率が約70%以下では蒸気含有量の 影響は無視できるとして,(5)式の全熱伝達率の平方 は液相強制対流の熱伝達率および核沸騰熱,伝達率のそ れぞれの平方の和に等しいという関係式を導いてい る. Coulson-McNelly2)は大気圧附近で熱負荷7.0× 103∼8.0×104kcal/m2hおよび質量速度4,5×104∼ 1.0×105kg/m2hの範囲において水の鉛直上向流の実 験を行なった結果から(2)式の関係を得ている. Sach8-Long4)は大気圧下で熱負荷1.4×104∼6.3× 104kcal/m2hおよび質量速度7.7×104∼3.96×105kg /m2hにて鉛直円環内をR-11(CCl3F)が上向きに 流れる実験をし,液体単相の強制対流熱伝達の関係式 とまつたく同形の実験式(4)式を出している. Stermanら3)は沸騰を伴う気液二相流の熱伝達率 と液体単相流の熱伝達率の比の形で無次元表示した関 係式を導いているが,それを書きなおしたのが(3)式 である. Aladiev7)は圧力1.0∼180ata,熱負荷1.0×104∼ 4.0×106kcal/m2hおよび流速0.5∼12m/sの広範囲 な従来の実験結果から,沸騰過程にたいする次元解析 的概念を用いて無次元量を検討し,そのなかの代表的 無次元量を考えて関係式(7)式を提案している. 3.2.強制対流領域 強制対流領域にたいする従来のおもな整理式を表Z に示す.この領域においてMumm8)以外の各研究者 の整理式にはMartinelliのパラメータXtZが含まれ ている.X〃はLockhart-Martinelli14>が気液二相流 の圧力損失の研究において気体含有率の概念を無次元 量で表わしたものである. Mumms)は水平円管を用いて圧力3.2∼l4ata,熱 負荷1.4×105∼6.8×105kcal/m2h,流速0.45∼1.8 m/s(質量速度1.2×106∼5.0×106kg/m2h)および 蒸気重量率0.5∼56%の実験範囲から実験式(8)式を 求めている. DenglerAddoms9)は圧力1.0∼2.8ata,熱負荷8 ×104∼5×105kcal/m2h,流速0.6∼15m/sおよび蒸 気重量率0∼70%の範囲で,鉛直円管内を水が上向き に流れている場合の実験により(9)式を得ている. Bennettら10)は鉛直二重管の環状流路内を上向き に流れている水を用いて,圧力1.8ata,熱負荷1.7× 105∼3.4×105kcal/m2h,質量速度4.9×105∼1.1× 106kg/m2hおよび蒸気重量率2.4∼55%の範囲の実 験により関係式(10)式を出している. Schrock-Grossman'1)は圧力8.6∼25ata,熱負荷 4.4×105∼2.1×106kcal/m2h,質量速度3.6×106∼ 1.2×107kg/m2hおよび蒸気重量率1.0∼35%の範囲 で鉛直円管を用いて実験をし,その結果を整理してみ て(9)式が整理式の形として不十分であるというこ とから(11)式を導いている.一方,Wrightl3)は (11)式をさらに修正した(13)式を提案している. COllierら12)は液体単相流の熱伝達率を算出するの に,物性値を与える特性温度として T!=延十0.334rsaZ なる温度を採用することにより,(10)式の熱負荷の影 響がなくなる('2)式を出している。またWrightl3) は(12)式を修正した(14)式を提案している…α
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鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 8 号 4 表 2 従 来 の お も な 強 制 対 流 領 域 の 整 理 式 強Q︸ エ ー ●2.0×105 0 042
P二討昌、[句。望ざ ,熱負荷,kcal/m211 − o 3 . 1 × 1 0 s 一 研 究 者 整 理 式 摘 要c
o
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Mumm8) 4.実験値との比較および検討 4.1.核沸騰領域 核沸騰領域の熱伝達は蒸気含有量にほとんど影響さ れないことは,表,に示されている(1)式から(7) 式のどの整理式をみても蒸気含有量の影響が含まれて いないことから明らかである.熱伝達の領域区分では 蒸気重量率が15∼20%以下がこの領域に属するとい われているが,佐藤_松村ら15)の鉛直長方形管路内を 水が上向きに流れる場合の実験結果からは,かならず しも蒸気重量率が約20%以下の範囲においても,蒸気 重 量 率 の 影 響 は 小 さ い と は い い な が ら も 無 視 で き な い ようである.佐藤 松村らの実験結果の一部と表’の 整理式との比較を図1に示す.なお’この実験の条件 は水力相当直径1.0×10-2mを有するステンレス鋼製 伝熱面を用い,系の圧力L4ata,質量速度4.0×106kg /m2hおよび熱負荷3.1×105ならびに2.0×'05kCa'/ m2hである。 図1にみられるように蒸気重量率がかなり小さい範 囲でも蒸気重量率の影響は無視できないことが明白で ある.また(1),(2),(6)および(7)式は蒸気重量 Dengler-Addoms9)α
=
3
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(
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α
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………・‘……・…・・・…………(9) ×103志=(合ソW曇(痔)“
2 4 6 8 1 0 2 0 4 0 △Tsnt慨℃ 図 1 核 沸 騰 領 域 の 整 理 式 と 実 験 値 の 比 較 率が非常に小さい範囲で成立すること,(3)式は蒸気 重量率のある範囲の実験値に対する平均的な関係を表 わしていることが確かめられる.ここでは円環流路に 対する(4)式および熱伝達率と過熱度の関係を簡単に 表わせない(5)式は除外してある. ………・・・…・……・…・…(10)こ
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Schrock-Grossman'1) 10 8 Wrightl3) (11)式の修正式 (12)式の修正式 4α
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α=塾72(士)。"α/………('4)
− 佐 藤 − 松 村 ら の 実 験 値二驚壬
(3)フ (7)式,ナト
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ク
水平円管,ステン 内径11.8mm 長さ2100mm 松村:強制対流飽和沸騰の熱伝達に関する研究(第1報) レ ス 鋼 1.811.7×105∼3.4×10514.9×105∼1.1×10612.4∼55 鉛 直 二 重 管 内管外径9.5と15.8mm ス テ ン レ ス 鋼 , 外 管 内 径 14.0と22.0mmガラス 長 さ 8 8 0 m m Bennettら10) ことには厳密性がなく,またそれぞれの関係式を用い ての実験値の整理にあたっても大きな偏差がみられ る.なお,従来の整理式を使用するとすれば蒸気重量 率の非常に小さいところのせまい範囲でのみ成りたつ ものであり,もし広範囲に利用するには整理式につい ての蒸気含有量の影響の概念を十分に考慮する必要が あろう. 4.2.強制対流領域 この領域における従来の実験値としてはMumm8), Adomiら'6),Bennettら'0)およびSchrock-Gros‐ sman11)などのものがあり,それらと表2の整理式と 比較する.それぞれの研究者の実験範囲については表 3に示す.整理式と実験値の比較は,整理式から算出 される熱伝達率と実験で得られた熱伝達率の比に対・し て蒸気重量率の関係で行なう. (8)式とこの式の作成に用いられたMummの実 験値の比較を行なった場合,(8)式は実験値を±15 %の偏差でまとめている.ただし,質量速度がもつと も小さい1.24×106kg/m2hで蒸気重量率が約20%よ り大きくなると偏差は急激に大きくなっている.(8) 式にたいしてAdomiら,BennettらおよびSchrock -Grossmanの実験値と比較したのがそれぞれ図3, 図4および図5である.図3に示すような圧力の高い 場合と図4の蒸気重量率が約50%以上の場合は(8) 式での整理が困難であることを示している. 各研究者の実験値と(9)式の比較を図6∼図10お よび(10)式との比較を図11∼図14に示す.なお, Bennettら自身の(10)式と実験値の比較は偏差±15 実験結果によると蒸気重量率が小さい範囲でも蒸気
重量率の増加にともなって,熱伝達率は次第に大きく
なっている.このことは蒸気重量率がふえると液体の 流速は大となり,伝熱が促進されるために伝熱面表面温度を減ずるからである.この概念を模形的に表わし
たのが図2である.佐藤-松村6)の強制対流沸騰熱伝 達の実験により,圧力一定の時の熱負荷と過熱度の関 係は,流速に応じて図中の実線のように表わされるこ とが知られているので,圧力,熱負荷および質量速度などを一定と考えた場合,蒸気重量率が0の時の流速
はzJOおよび過熱度はJTSα/であるとすると,蒸気
重量率がx,に増加すれば流速は〃,に増すために過
熱度は4rsa2〃に減ずる.さらに蒸気重量率がx2ま でふえると流速は〃2まで加速されるので過熱度は 4Tsaォ"′に下がる.以上のことから,一般に蒸気重量率が約20%以下
では蒸気含有量の影響は無視できると述べられている 鉛 直 円 管 , ス テ ン レ ス 鋼 内径11.0mm 長 さ 9 0 0 m m q 二画昌一−8二 u=u2 ロ JJO d p J P 〃 ' sat△Tsat△Tsat △Tsat△lSat△ △Tsat,。C 熱 伝 達 率 増 加 の 概 念 図2 表 3 各 研 究 者 の 実 験 範 囲質‘忌患)塵│震驚
70 1.3×105∼1.6×10613,6×106∼1.3×10717.4∼76 鉛 直 二 重 管 内 管 外 径 5 . 0 m m 外管内径10.0mm 長 さ 1 1 0 0 m m Schrock-Grossmanl1〉 M u m m 8 3.2∼1411.4×105∼6.8×105 1.2×106∼5.0×106 Adorniら16) 熱 負 荷 (kcal/m2h)状|嬬
実 験 装 置 の 形 研 究 者 0.5∼56 5 8.6∼2514.4×105∼2.1×10613.6×106∼1.2×10711.0∼330 . 0 1 0 . 1 碑,kg/kg 図3(8)式とAdomiらの実験値の比較 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 8 号
:軸│趣叫
|’’6..
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2.5 2.5 6 2.5 ⑤ 2.0 2.0 ×山評︺へ評︺ 苗.。︷竜 ① 戸呈戸呈 1.5 1.5 1.0 1.0 ● 一 e l① 随 0.5 0.5 、 H 1.0鉢
0 . 0 0 6 0 . 0 1 0 . 1 0 . 6 pc,kg/kg 図5(8)式とSchrockらの実験値の比較 2.5 1.0 1.0 1.5 一 』 −ご蕊
2.0 2.0 茸●己︵己 稗①諜辿、評︺ rII rII 1.5 0 . 0 0 6 0 . 0 1 0 . 1 0 . 6 諺砿kg/kg 図6(9)式とMummの実験値の比較(その1) 0 . 0 1 0 . 1 1 . 0 m,kg/Kg 図4(8)式とBennettらの実験値の比較 ⑪①の①① 半謝町I蕊 霧
○ 0.5 0.5Ⅱ
10 0 P,‐f0nm G,k宵/ⅢEII ..①3.6×:0ダ ⑮5.3×105 ●8.4×106 sl:×]06 . O M x m 6|
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1.0 (11)式およびこれを修正した(13)式と実験値の 比較,また(12)式およびこれを,修正した(14)式と実験値の比較の結果は,修正した(13)および(14)
式の方が良好な整理を与えるので,ここでは(11)お よび(12)式は除外する.図15∼図18は(13)式と 実験値の比較および同19∼図23は(14)式と実験値 の比較である.(13)式にてSchrockらの実験値を 整理した場合偏差±40%を示している.(14)式は (13)式とくらべて整理式から算出される熱伝達率が いくらか小さくなっている. ’ ’ l l l P=11ata G,kg/m211 o2.49×10‘6. − ● 1 , 8 6 × 1 0 6 ‐』
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1.0 00①● 8 0.5 ■ : 0 Ⅱ 0 . 0 1 0 . 1 1 . 0 コc,kg/kg 図12(10)式とMummの実験値の比較 (その2) 0 . 0 0 6 0 . 0 1 0 . . 1 0 . 6 垂,kg/kg 図14(10)式とSchrockらの実験値の比較 %と良好な整理結果を与えている:(9)式および(10) 式と実験値の比較において一般的にいえることは両方 ともほぼ同じ傾向を表わし,蒸気重量率が約5%より 小さいと整理式から算出される熱伝達率が実験の熱伝 達率より小さく,蒸気重量率が約20%より大きくな ると反対に計算値が実験値より大きくなる.とくに図 13にみられるように計算からの熱・伝達率はいくぶん 小さくなっているが,(10)式は圧力の高い場合の実 験値を蒸気重量率のかなり大きい範囲までよくまとめ ている. ,! P‐宮70ata G卜kg/m2]’ ..−④3.6×log の5.3×105 ●8.4x10n ellx10富 .−.D13x106− 1 − … 雫
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1)J,A・Clark&WMRohsenow:Local
BoilingHeatTranSfertoWateratLowRey‐ noldsNumbersandHighPressures,Trans, ASME,76,4(1954-5),554.2)J,M・Coulson&M、J、McNelly:HeatTrans‐
ferinaClimbingFilmEvaporator,Trans, Inst、Chem、Engrs.,34(1956),247. 3)L、S・Sterman&others:Inzh-Fiz・Zhur.,2, 10(1959),40.4)P・Sachs&R、A、K・Long:ACorrelation
forHeatTransferinStratifiedTwo-Phase FlowwithVaporization,1,t.J・HeatMass Transfer,2,3(1961),222.5)S、S・Kutateladze:BoilingHeatTransfer,
Int.J,HeatMassTransfer,4(1961),31. 6)佐藤。松村:強制対流表面沸騰の熱伝達について,日本機械学会論文集,28,195(1962-11),
1542. 7)1.T・A1adiev:TeplootdachakZhidkostyam;KipyashchimvTrubakhiBolishomObieme,
Teploenergetika,4(1963),57.8)J・F、Mumm:HeatTransfertoBoiling
WaterForcedthroughaUniformlyHeated Tube,ANL-5276(1954-11).9)CoEDengler&J・NAddoms:Heat
TransferMechanismforVaporizationof WaterinaVerticalTUbe,ChemEngng・Progr、SymposiumSeries,52,18(1956),95.
10)J,A、R・Bennett&others:HeatTransfer
toTWo-PhaseGaS-LiquidSystems,Part1. steam再WaterMixturesintheLiquid-DisPer-sedRegioninanAnnulus,Trans,Inst・Shem・ Engrs.,39(1961),113.11)V,ESchrock&L、M、Grossman:Forced
ConvectionBoilingStudies,NucLSci・Engng., 12(1962),474.12)J、GCollier&othersgTheEffectofCer‐
tainGeometricalFactorsonDryoutforHigh QualitySteam-WaterMixturesFlowingina VerticallntemallyHeatedAnnulusatlOOOp
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13)R,M・Wright:DownwardForcedConvec‐ tionBoilingofWaterinUniformlyHeated Tubes,UCRL-9744(1961). 14)R、WoLockhart&R、C・Martinelli:Propo‐ sedCorrelationofDataforlsothermalTwo− PhaseTwo−ComPohentF1owinPipes,Chem EngngProgr.,45,1(1949-1),39. 15)佐藤・松村・他二名:強制対流飽和沸騰の熱伝 達について(第1報)乾き度の小さい場合,日本 機械学会関西支部第37期定時総会講演会,前刷 (1962-3),57. 2.0 0 . 0 0 6 0 . 0 1 0 . 1 j c , k g / k 9 0 . 6 図23(14)式とSchrockらの実験値の比較 以上の整理式と実験値の比較結果によると,各整理 式ともに全部の実験値を精度よくまとめることはでき ていない.このことは実験条件の差異によるものか, 実験における測定値の誤差によるものか,それとも整 理式に影響因子の項が十分に考慮されていないのかど うかは不確定であるが,いずれにせよそれぞれの整理 式の間には一様性がなく,全体的に偏差の大きい範囲 でしか実験値の整理ができない.この領域は流動様式 も同一でなく,流動様式による熱伝達の機椛もかなり 複雑なので,これらの概念と結びつけて検討すること が良好な整理式を作成するのにもつとも有効な手段で あろう. 5 . 結 論 強制対流飽和沸騰の熱伝達に関する従来のおもな整 理式を用いて従来の実験値を整理し,その比較および 検討を行なった結果からつぎのような結論を得た. (1)蒸気重量率が15∼20%以下であっても,熱伝 達におよぼす蒸気含有量の影響は無視できない.とく に,管路内の蒸気含有量が液体の流れを加速する因子 として作用する場合,蒸気含有量の影響は熱伝達にた いして非常に顕著であると考える.(2)管路内における飽和沸騰熱伝達の整理式の作
成には,蒸気含有量の影響だけでなく流動様式の変化 による熱伝達機構の違いを十分に考慮する必要があ る. 0 終りに,資料の計算および整理に協力された池田拓 男,中原義毅の両君に謝意を表わします. 2.5 献 11 1.0 詫口己へ一己 1.5 0.51
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12 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 8 号 16)N・Adorni&others:ResultsofWetSteam CoolingExperiments;PresSureDrop,Heat TransferandBumoutMeasurementsinAn− nularTubeswithlntemalandBilateralHeat‐ ing,CISEReportR31(1961-1).