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IRUCAA@TDC : №13:歯科大学生の成績とパーソナリティとの関係

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№13:歯科大学生の成績とパーソナリティとの関係

Author(s)

鈴木, 昌; 小鹿, 恭太郎; 吉田, 佳史; 伊藤, 泰隆; 野

村, 武史

Journal

歯科学報, 118(5): 479-479

URL

http://hdl.handle.net/10130/4717

Right

Description

(2)

479 歯科学報 Vol.118,No.5(2018)

№13:歯科大学生の成績とパーソナリティとの関係

鈴木 昌1),小鹿恭太郎2),吉田佳史3),伊藤泰隆3),野村武史3)(東歯大・市病・救急)1) 2) 3) (東歯大・市病・麻酔科)(東歯大・市病・歯科口外) 目的:パーソナリティは授業,実習,自己学習の態 度に影響する可能性がある。本研究の目的は歯科大 学生のパーソナリティが試験成績に影響するか否か を明らかにすることである。 方法:対象は平成29年度第5学年のうち,シミュ レーション実習に参加し,かつビックファイブ理論 に基づくパーソナリティ分析(NEO-FFI)に参加 した114(男性54)名である。シミュレーション実 習(偶発症への対応:TDC-LS)では到達度評価の ためプレ・ポストテストを筆記試験(国家試験問題 に類似13問)で実施した。プレ・ポストテストの 正答率,性別,年齢,および NEO-FFI の各項目値 (N:適応性,E:社交性,O:知的好奇心,A:利 他性,C:誠実性)を用い,中心化後に一般化線形 モデルに投入して P<0.05となる項目を抽出した。 結果:プレテストの平均正答率は39.3%(標準偏差 11.7),ポストテストでは88.1%(10.6)だった。 プレ・ポストテストともに識別指数はすべての問題 で>0であった。NEO-FFI の結果は N(その傾向 が非常に弱い:10名,弱い:24名,普通:55名,強 い:19名,非常に強い:6名),E(各8,24,53, 23,6名),O(各16,26,54,14,4名),A(各 13,33,43,21,4 名 ), C ( 各 8,14,47,43, 11名)であった。一般化線形モデルでプレテストの 正答率に対して有意な項目は切片(P<.001),年 齢(P<0.001),E(P<0.01),A(P<0.01),C (P<0.05)であった。これらを回帰式にすると, 正答率(%)=39.64-1.12×年齢-0.56×E+0.63 ×A+0.32×C であった。一方,ポストテストの正 答率に対して有意な項目は切片とプレテスト正答率 以外に抽出されず(P<0.001,P=0.001),正答率 (%)=77.33+0.30×プレテスト正答率であった。 考察:プレテストは高年齢の学生と社交性の強い学 生で正答率が下がり,利他性と誠実性の強い学生で 上昇した。性別の影響はみられなかった。一方,ポ ストテストの正答率にパーソナリティは影響しな かった。プレテストは実習前の偶発症に対する知識 を反映するので,その学生のその時点の成績を示唆 すると考えられ,成績は高年齢の学生と社交性の強 い学生で低く,利他性と誠実性の強い学生で高いと 考えられた。また,今回行った実習は学生のパーソ ナリティや年齢に関わらず成績を向上させる効果が あると考えられた。

№14:口唇閉鎖困難と構音障害の訴えを契機に重症筋無力症と診断された1例

大久保真衣1),三浦慶奈1),西岡さやか2),大井麻子3),仁科牧子4),北村妃香莉5),齋藤 淳3) 古澤成博6),石田 瞭1),福田謙一2)(東歯大・口健・摂食嚥下)1)(東歯大・口健・障害者歯)2) , 3) 4) 5) 6) (東歯大・歯周)(東歯大・市病・内科)(東歯大・水病)(東歯大・歯内) 目的:重症筋無力症(myasthenia gravis;MG)は 神経筋接合部の後シナプス膜のアセチルコリン受容 体に対する自己抗体による自己免疫疾患である。 Carpenter ら(1979)の報告では,患者の初発症状 は眼症状が57%,嚥下障害や構音障害が30%,顔面 筋や咀嚼筋の筋力低下が13%となっている。しかし 口唇閉鎖困難などを初発症状として MG と診断さ れた報告は少ない。今回我々は,口唇閉鎖困難と構 音障害を主訴に来院し,後に MG と診断しえた1 例を経験したのでその概要について報告する。 症例(事例):23歳女性。2017年秋頃から夕飯時の 口唇閉鎖困難と長時間発話時の構音障害を訴え,近 医歯科3件,耳鼻科,脳神経外科受診したが特に異 常がないといわれた。2018年5月東京歯科大水道橋 病院予診での診察の結果,開咬を認めたものの,口 唇閉鎖困難と構音障害から摂食嚥下リハ科診療へ依 頼となった。既往歴は動脈硬化があると言われた が,経過観察となっていた。また頭痛を認め,脳神 経外科からアミトリプチリンを処方されていた。意 識清明であり,両側眼瞼下垂は認めなかった。全身 の易疲労感の訴えはなかったが,体重は2か月で3 ㎏の体重減少を認めた。受診時は午前であっため, 構音障害はほぼなく,閉口可能であった。また嚥下 機能も RSST3回,MWST5点で正常範囲であっ た。しかし夕食時は1時間かかり,さらに食事中に 疲労感のため固いものは食べず,スープ類は手で口 唇をおさえて摂取していたとの事であった。口腔機 能検査として舌圧測定をおこなったところ,16.0 kPa で平均から大幅に低下していた。また聖隷式嚥 下機能質問紙では3項目該当で「摂食嚥下障害あ り」となった。このため嚥下内視鏡検査をおこなっ たところ,鼻咽腔閉鎖不全および嚥下後咽頭残留が 顕著であった。そこで,水道橋病院内科に診療依頼 をしたところ,MG との診断を得た。 成績および考察:本症例は MG の特徴である日内 変動の影響があり,午前の受診で,臨床所見の構音 障害などの明らかな球麻痺症状は認めなかった。し かし初診時の口腔機能不全の訴えから摂食嚥下リハ 科へ依頼がなされたことから摂食嚥下障害が確認さ れ,内科での MG の診断につながった。このよう に初診時の慎重な対応と院内の連携が有用であった と思われた。また,診断が判明したことにより適切 なリハ計画ができ,日常生活の注意点の内容を具体 的に提示することができた。 ― 111 ―

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