第5学年1組 国語科学習指導案
指導者 1 単 元 名 目的に応じた伝え方を考えよう ~工夫して発信しよう~ 2 単 元 目 標 国語への関心・意欲 ・態度 ○ ラジオを用いて「キッズニュース」を発信することに興味・関心を持ち、 自分たちの町のことを意欲的に取材して、相手に伝わるように工夫して原稿 を書き、伝えようとする。 表現の能力 ○ 相手・目的・伝える方法を意識して、原稿を書く。 (ア) ○ 聞き手にわかりやすく伝えるために、書く必要のある事柄を整理して書 く。 (イ) ○ 集めた材料を整理し、聞き手が関心を持つ文章にするために、文の組み 立て方や詳しく書いたり、簡単に書いたりして効果的な書き方を工夫して 書く。 (ウ・エ) ○ 自分たちが伝えたい事実とそれを通して感じたことの区別をして書き表 す。 (エ) ○ 聞き手が理解しやすくするために、お互いの原稿を聞きあったり、読み あったりして、評価し合う。 (オ) 3 単 元 展 開 計 画 (総時数 10時間) 出 会 う ・ 決 め る 第1次 築上町について調べて、「キッズニュース」を発信しようという意欲を持ち、単元を設 定する。 ・・・2時間 第1時 ゲストティチャーの話を聞いて、築上町の特産物や、米づくりなど知っていることを 話し合い、自分たちが発信する内容を決める。 第2時 「キッズニュース」を発信する目的や相手を考え、学習の計画を立てる。 【着眼1】 米飯給食が始まったことをきっかけとして、地域の特産物について調べ、それらを「スタ ーコーンFM」を通して発信するという単元設定をすることで、多くの人々にもっとくわし く知ってもらうために自分たちで情報を発信しようという意欲を持つであろう。 見 つ け る ・ つ く る 第2次 取材を行い、整理して、原稿を書く。 ・・・3時間 第1時 それぞれの調べる内容に基づいて、インタビューや本などで取材を行う。 第2時 集めた情報をもとに、構想メモをつくる。 第3時 構想メモをもとに原稿を書く。(一次作文) 【着眼2】 自分が伝えたい主題を決め、地域の人の話を聞いたり、自分たちで調べたりすることを通 して選材・構成することで、伝えたいことが明確になることに気づき、相手意識・目的意識 にてらして意欲的に原稿を書くであろう。見 直 す ・ 磨 く 第3次 原稿を見直し、吟味して、原稿を完成させる。 ・・・3時間 第1~2時 モデル文と比較し、見直す視点を明らかにして、原稿を吟味する。 (本時2/2時間) 第3時 原稿を書き直す。 【着眼3】 2つのモデル文の比較やお互いの原稿を聞き合う活動を通して、原稿を書くときに必要な 視点に気づき、取材内容が聞き手にとってわかりやすい文に推敲するであろう。 伝 え る ・ 生 か す 第4時 スターコーンFM で収録を行い、放送を聞く。 ・・・2時間 第1時 スターコーンFM で収録を行う。 第2時 放送を聞き、感想を交流する。 【着眼4】 公共の電波を通して情報を発信したり、地域の人や異学年から感想をもったりすること を通して、表現する喜びを味わい、他の内容についても文章を書いてみたいという意欲を もつであろう。 4 本 時 平成21年11月20日(金) 第5校時 於 5年生教室 (1) 主 眼 モデル文と自分の文と比較し、話し合う活動を通して、聞いてわかりやすい原稿を書く視点に 気づき、原稿を聞き手に伝わるように見直すことができるようにする。 (2) 準 備 (児童)各自の放送原稿 (教師)原稿のモデル文、ワークシート、2色の付箋 (3) 展 開 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 1 2つのモデル文を聞き、めあてをつくる。 2 モデル文を比較して、それぞれの文の特徴 を話し合う。 ○ 2つのモデル文を読んで提示することを通し て、聞き手にわかりやすいことが大切であること に気づかせ、めあてにつなぐ。 ○ 視点を内容が伝わるかどうかに絞るために、あ らかじめ声の大きさ・スピードは視点からはずす ことを伝える。 ○ 原稿を書くときに大切な視点に気づかせるため に、わかりやすい文とわかりにくい文の2つを提 示し、比較させる。 <めあて> 聞き手に伝わる「わかりやすい文」のひみつを見つけて、自分の原稿に役立てよう。
3 自分の文を見直す時の視点について話し 合う。 4 モデル文で出た視点をもとに、自分の原稿 を見直す。 5 友達の原稿と交換して、お互いの修正点を 確認しあう。 6 まとめをする。 ○ わかりやすさのひみつを明確にするために、モ デル文の原稿を掲示し、視覚的に違いをとらえさ せる。 ○ 2つの文の比較からでてきた視点を自分たちの 文を見直す視点として具現化させるために、「聞き 手に絵やイメージが浮かぶように伝えるために は、どんな点に気をつけるとよいだろうか。」と問 う。 ○ なかなか見直せない児童には、視点の一つを提 示し、その部分を見直すように助言する。 ○ 自分では気付かなかった部分に気づき、さらに よい原稿にするために、友達の原稿を客観的に聞 きあったり見せ合ったりして、お互いに確認させ る。 ① 友達の修正点を確認し、良い部分・アドバイ スする部分を付箋に書き、貼る。 ② 友達に返す。 ③ アドバイスした点について話しあう。 ④ 再度、自分の原稿を見直す。 ○ 確認作業が行き詰っているグループには、友達 の原稿のよくなった部分を見つけたり、わからな かった所を見つけたりするなど、見つけ方を助言 する。 ○ 自分たちで修正したことに良さを感じさせるた めに、友達のアドバイスから感じたことや自分が わかったことなどを発表させる。 ○ 次時への意欲をつなげるために、修正をしてい る姿を賞賛し、次時で原稿を書き直すことを伝える。 わかりにくい文 ・一文が長い。 ・何が言いたいのかわ からない。 ・言葉の意味が難しい。 わかりやすい文 ・一文が短い。 ・今から何について話 すのかわかる。 ・やさしい言葉で書く。 <視点> ・ 一文を短くする。(主語と述語の間をあまり 空けない。) ・ 何の話かわかるようにするために、結論を初 めに書き、後に理由を書く。 ・ わかりやすい言葉で書く。 文 章 が 短 く な っ て 何 が 書 い て あ る か わ か り や すくなったね。 事実しかないから、 理 由 を 付 け 加 え た ら も っ と よ く な る と 思 うよ。「なぜなら」っ て 付 け 加 え た ら ど う かな。」 言葉が専門的すぎて難しいと ころがあるから、わかりやすく書 くといいと思うよ。 自分の文 が よ く な っ て よ か っ 友達と確認しあったの で、自分の気づかなかった 部分にも気付くことがで きてよかった。
<板書イメージ> 教 師 児 童
1 めあてにつなぐ。
「では、今から先生が2つの情報を発信します。み んなは、どちらがわかりやすか考えながら聞いて ください。」 「1つだけ注意があります。今日は、内容が伝わる かどうかなので、先生の声の大きさやスピードは 考えないでください。」 ☆ モデル文を2つ読む。 「どちらがわかりやすかったですか?」 「では、今日のめあてを考えましょう。どんな文が よい文ですか。」 「後のほう。」「最初の文は難しかった。」 「聞く人がわかりやすい文です。」 工 夫 し て 発 信 し よ う ○め 聞 き 手 に 伝 わ る 文 の ひ み つ を 見 つ け て 、 自 分 の 原 稿 に 役 立 て よ う 。 ・ 一 文 が 長 い 。 ・ 一 文 が 短 い 。 ・ 言 葉 の 意 味 が 難 し い 。 ・ 言 葉 が わ か り や す い 。 ・ 名 前 だ け だ と 、 だ れ ・ ど ・ 説 明 が あ る の で 、 ど ん な ん な 人 な の か わ か ら な い 。 人 か わ か る 。 ・ 何 の 話 か わ か り に く い 。 ・ 話 の 内 容 が す ぐ に わ か る 。 【 ひ み つ 】 ( 1 ) 一 文 は 短 く 書 く 。 ( 主 語 と 述 語 の 間 を あ け な い ) ( 2 ) わ か り や す い 言 葉 で 書 く 。 ( 3 ) 人 の 名 前 や 場 所 の 名 前 は 説 明 を 付 け 加 え る 。 ( 4 ) 初 め に 結 論 、 後 に 理 由 を 書 く 。 <めあて> 聞き手に伝わるわかりやすい文のひみつを見つけて、自分の原稿に役立てよう。「では、今聞いた2つの文を比べて見ましょう。わ かりにくい文の特ちょうは何ですか。どこからわ かりますか。」 「聞き手に伝わるためにどんな点に気をつけると よいでしょう。」 「では、この4つの視点で、自分の文を見直しまし ょう。」 「今度は、友達と交換してアドバイスをしあってみ ましょう。修正したところの良いところ、もっと こうしたらいいよというアドバイスを付箋に書 きましょう。」 「原稿を友達に戻しましょう。それでは、アドバイ スを書いた所について話し合いましょう。」 「修正できましたか。今日の授業をして、わかった ことや友達からアドバイスをもらって感じたこ とを発表してください。」 「みんなしっかり見直せましたね。では、明日は、 清書しましょう。おわります。」 「一文が長い。」「何が言いたいかわからない。」 「難しい。」 <視点> ・ 一文を短くする。(主語と述語の間をあまり空 けない。) ・ 何の話かわかるようにするために、結論を初 めに書き、後に理由を書く。 ・ わかりやすい言葉で書く。 「どうして給食米飯給食になったのか理由の所 で、言葉が専門的すぎて難しいところがあるか ら、わかりやすく書くといいと思うよ。」 「一文が短くなってわかりやすくなったね。」 「だから、一文と一文をつなぐ言葉を入れると いいんじゃないかな。 「自分の文がよくなってよかった。」 「友達と確認しあったので、自分の気づかなか った部分にも気付くことができてよかった。」