上 田 市 塩 田 地 区 に お け る 地 域 生 活 と 住 民 意 識
― 〔 塩 田 地 区 の 現 状 と 将 来 に つ い て の 調 査 〕 の 中 間 報 告 ―
A Report on Comunity Life and Consciousness of the Habitants
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次
Koji Yasui
(目 次〉 〔1
〕は じめに一調査の経過 と課題-〔2〕調 査結果の分析 (1) 調査の概要 と分析の視点 (2)調査対象者の基本的属性 (3)就業構造 と農業経営 (4)生活環境の評価 と地域 の社会関係(
5
)
住民組織-の参加 と自治会(
6
)
地域 づ くりに関す る意識 〔3〕 ま とめ と今後の課題 〔1〕は じめに-調査の経過
と課題-この報告は,「塩 田地区の現状 と将 来 に つ いて の調査」 とい うテーマで,昭和59年7月に実施 し た調 査の中間的な まとめであ る。 ここで中間報告 とい う限定 を行 な ったのは, 吹 の よ うな理 由に よっている。す なわ ち, この調査 は,「r塩 田地区 まちづ く り』のための基礎的研究」 との テーマで,昭和59年 4月か ら取 り組 んだ共同 研究(1)の一環 として実施 されたものであ り,したが って,本来 な らば この調査報告 を含めた共同研究 の結 果の全体 についての報告 と して示 され るべ き ものであ るが, ここでは調査結果についてのみ ま とめ るに止 どまってい ることが第一 の理 由であ る (共 同研究 の内容 とその報告 の手順 については後 に触れ る)0 もうひ とつの理 由は, これ も次節 で述べ るが, この報告は,調査結果の うち地 区別集計について の分析を示 した ものにす ぎない とい うことであ る。 言 うまで もな く,地域 生活 と住民意識を分析す る ため には,性 ・年 齢 階 層 ・職 業 ・従 業 上 の地位 ・居 住歴 な どの諸指標の組み合わせに よって地域 住民 の内部にみ られ る階層構成を区別 し,それ ぞ れ の階層 に よる地域生活をめ ぐる意識 の共通点 と 相違 点 とを明 らかに してい くことが必要 であろ う。 しか し, ここでは他区間の比較 とい う単一の指標 での分析 しか行 なわれ てお らず, その意 味で中間 報告 とい う限定 を付け ざるをえないので ある。 ところで, この調査を含む共同研究を始め る こ とに な った直接的 な契 按は,塩 田地 区の 自治会連 合会 お よび公民館を中 心 と して取 り組 ま れてい る 「塩 田地 区心 のふれあ うま ちづ く り」 の活動 であ る(2)0 (表 1) は, この地域 づ く り運動 の経過 を示 した ものであ るが, 表中の 「心のふれ あ うまちづ く り推 進 事業」第1回研 究会 (昭和58年 5 月) に向けて,わ れわれに調査 ・研 究面 の協力要請が 行なわれた ことが, この研究 を始め る 直接的 な契機 とな ったのである。つ ま り, 地域 の住民 諸組織 を結集す る 形 で 「まちづ くり 協議 会」`を結成 し, 表l r塩田地区まちづ くり」 の経過 ◇57・8・21 塩田地区の 21団体代表が参加 して塩田 支所で 「塩田地域問題懇話 会」が開かれる。 ◇57・9 東前山自治会 が環境保全の憲章作 りを始 める。 ◇57・10・30連合 自治会 長会で,地域発展のための 組織作 りを行 うこ とを確 言7J JLE.to ◇58・1・15 東前山自治 会が住民総会で区民憲章を 制定。▽文化遺産の操護▽ 差別の撤廃▽風俗を乱 し公 害を発生する事業 ・行為を つつ しむ-の方針を打ち出 す。 ◇58・2・19連合 自治会 長会で,58年度中に地域発 展のための組織を誕生させ ることを確認。 ◇58・4 ・7 連合 自治会 正副会長会で,東前山に準 じた塩田憲章を作 ることを 決定。 ◇58・5・9 「心のふれ あ うまちづ くりを推進事業」 の第一回研究会が塩 田公民 館で開かれる。 ◇58・5・17 塩田住民憲 章を制定。 く資料出所〉平野勝 重 「文化 遺産を守る市民憲章運動」 F住民と自治J昭和58年8月 28ペ ー ジ。;そ こでの討議を通 して塩 田地区におけ る地域づ く りのあ り方 ・方向を明確に してい くとい う住民 自 身の活動 と並行 して,地域の実態調査や住民の意 識調査な どに よって地域の現状を把握 し,資料を 提供 してい く作業がわれわれに要請 された ことか らこの研究が始 まったのである。 そ して,その際にわれわれが設定 したこの共同 研究 の課題は,塩 田地区の地域的特性,地域問題, 住民の生活構造 と意識,住民組織の活動状況な ど を実態的に把握 してい くこと, さらに,それを踏 まえて,地域づ くりのあ り方 ・展望を,地区計画 の策定の可能性を含めて,検討 してい くこと, の 2つ であ る。 しか し,後者の地域づ く りの内容に 関わる課題は,「まちづ くり協議会」の討議や活動 との関連で検討せ ざるをえないために,当面は塩 田地区の実態把捉を中心に研究を行 な うことに し た。 同時に, この課題に基づいた具体的な作業 とし て,(1)この報告で中間的なまとめを行な う,塩 田 地区の'住民構成,地域生活問題,社会関係,住民 組織への参加状況,地域づ くりの意向な どについ ての住民意識調査の実施 とその分析
,(
2
)
地区の歴 史的な形成過程 と就業 ・産業構造 ,農業経営 の現 状な どの社会 ・経済構造に関す る統計 ・資料の分 柿,(3)塩 田地区におけ る子 どもの地域生活をめ ぐ る実態 と課題に関す る各種 の調査 とその分析,(4) 塩 田地区内の主要な住民組織の役職者層に対す る 組織運営,活動状況,地域づ くりの意向な どにつ いての ヒア リング調査,の4つを設定 し,共同研 究者のそれぞれが課題を分担 しなが ら研究を進め ることにな ったのである。 これ らの作業課題には (3)の ような これ までの研究 の継続 とい う性格を も つ ものや,(4)の よ うに これか ら着手 しなければな らない もの もあるが,
〔3〕の 「まとめ と今後の課 題」で示す ように,各論的な報告 として逐次 まと めなが ら,それ らを総括す る形 で,塩 田地区の現 状 と地域づ くりの課題を明 らかに してい く予定に している。 さらに, この共同研究においてわれわれが考え ている もうひ とつの課題は,次の ような ものであ る。すなわち,上記の経過をみれば明 らかな よう に, この研究は一種の委託研究の ような形式を と って始め られた ものである。 しか し,一方では塩 田地区の住民 自身に よる地域づ く りの活動が生起 してお り,他方ではその地域に所 在す る長野大学 を職場 とす る教員 としてのわれわれがある, とい う布置状況を考えてみ ると,単な る委託研究 とい う形式を超えて,地域社会 (住民) と大学 (研究 者) との関係のあ り方を具体的に検討 してい く機 会 と してこの研究を位 置づけ るとい う課題がそれ である。換言すれば, この課題 とは,地域におけ る生活者 としての住民の,生活を通 した地域認識 とそれに基づ く主体的な地域づ く り運動の現実の 動向を基本 とし,それに学 びなが らその実態 ・内 容 ・性格についての分析を深めてい くと同時に, それ らを よ りグローバルな視点で位置づけ直す よ うな分析を も行なってい くとい う研究者 としての 役割を常に意識 しつつ研究を進め,地域づ くり運 動に関与 してい くことに よって,地域社会 と大学 との関係についての具休的なあ り方を考えてい く とい うことを意味 している(3)。そ して, これは継 続的 に追究 されねばな らない課題 で もある。 (1) この共同研究は 「昭和59年度長野大学地域社会 研究調査助成金」の交付を受けて行なわれ,野原 建一 ・桜田百合子 ・高橋溝 ・安井幸次の4名がそ のメンバーである。 (2)その内容および経過については,平野勝重 「文 化退産を守る市民憲章運動」r住民と自治j昭和58 年8月号,自治体研究社に詳 しい。 (3)地域調査における住民と研究者 との関係をめ ぐ っては 「生活者の論理」と 「研究者の論理」とし てこれを問題にしている岩崎信彦 「T生活』の論理 構造とゾチ7-ルなもの-現実分析-の社会学的 接近-」rgrしい社会学のために』第13号 昭和52 年現代社会研究会,および,地域調査と専門家参画 の論点を検討 している奥田通人 「地域調査と専門 家参画」 (r都市コミュニテ ィの理論』昭和58年 東大出版会所収)がある。これ らの論稿を蹄まえ て,さらに深められねばならない課題である。〔2
〕 調 査 結 果 の 分 析(
1
) 調 査 の概 要 と分析 の視 点 この節では,調査対象者の抽出 ・調査方法 ,調 査票の回収状況 ,調査項 目に関す る調査の概要 と 地区の設定を中心 とした分析の視点 とについて述ベ ることにす る。 まず,調査対象者の抽出は20- 75歳の塩 田地 区に居住す る住民 (12,309人)か ら32の自治会を 単位 として6.5%の抽出率で795名を住民基本台帳 に基づき,系統抽出法を用いてサ ンプ リングした。 そ して, これ らの対象者に郵送-留置法 (一部の 地域は郵送法を用いた)で配票 し, 570名の回収 票 を得た (回収率は71.7%である)。 表2 地区別回収結果 招 山 一-、」阜 中細 東塩田 富士山 西塩ヨ 別 所 計 対象者数〃 340 141 75 148 91 795 (42.8 (17.7)(9.4 (18.6)(ll.4)(99.9) 回 収 数 241 109 65 98 56 570 (42.3 (19.1)(ll.4 (17.2)(9.8 (99.8) 回 収 率 紹 (70.9 (77.3)(86.7 (66.2)(61_5 (71.7) く表
2
)は地区別の対象者数 と回収結果を示 し た ものであ るが,回収率が 「富士山」「東塩 田」で 高 く,逆に 「西塩田」「別所」で低 くな っているた めに,対象者数 と回収数 との構成比が 「中塩 田」 を除いてズ レがでて しまっている。 次に,調査項 目については,律指 の調査票にそ の内容が示 されているが,主要な柱 とな っている ものは次の6項 目である。すなわち,(1)塩田地区 における住民構成の特徴を知 るための,性 ・年齢 階層 ・居住時期 ・他出の経験の有無 ・前任地 ・家 族形 態 ・農家-非農家の構成な ど調査対象者の基 本的属性に関す る項 目,(2)職業構成 と就業地を中 心 と した就業構造 と農業経営に関する項 目,(3)居 住度や生活環境の評価お よび地域の社会関係の状 況 に関す る項 目,(4)地区内の住民組織-の参加状 況 とそこでの中心的な位置を占める自治会に関す る項 目,(5)「塩田地区 まちづ くり」の活動につい ての認知度お よび地域づ く りの地域的単位,塩 田 地区の将来像な どの地域づ くりに関す る項 目,(6) 地域 におけ る子 どもの生活に関す る項 目,がそれ である。以下の分析は, この項 目の順に行な って い くが,(6)の子 どもの地域生活をめ ぐる調査結果 の分析は別の報告に譲 りここでは割愛 した こと, また,質問項 目の うちい くつかの ものについては 分析を省略 していること,を予め断わ ってお きた い。 さらに, この報告では,既 に触れた ように,也 区別の比較を分析視点 としている。 ここでの 、、地 区" とは,地区 自治会連合会の地域的範域すなわ ち 「中塩 田」「東塩田」「富士山」「西塩 田」「別所」 の5地区である。 これ らの地区の歴史的な形成過 程は, (図 1)の塩田町の合併系図に示 されてい る。それに よれば,「中塩 田」「東塩 田」「西塩 田」 は,明治22年に施行 された市制町村制に基づいて 成立 した "旧村" といわれ る地域的単位 であ り, したが って, この3地区は成立時期を同 じくして いる。 また,「富士山」は,明治 7年に成立 し,昭 和24年 に 「東塩 田」 と合併 しているとい う経緯か ら 「東塩 田」に包括 された地域 としてみ ることも 図1 塩田町の合併系図 (⊂コ は地区自治会連合会の単位 ) 昭31.5.1 】 塩 田 町L
一
項45.4.1 上 田市 に編 入 <資料出所>長野県線番部地方課編 F長野県市町村合併誌 ・上巻 j昭和40年 635ペ ージ。あるが, 自治会連合会の レベルでは独 自の単位 と して活動 しているために,「東塩田」とは一応区別 され る地区である。 さらに,「別所」は, 自然村を 継続す る形 で現在に至 っている地区である。 以上の ように,「富士山」「別所」 と他の3地区 は成立時期を異に しているが, しか し,いずれの 地区 も塩 田地区の住民の基本的な生活圏のひ とつ をな してい ると考え られ る。換言すれば,塩田地 区住民の地域生活上 の圏域をみる場合に,隣組一 自治会一地区 (旧村)一塩 田地区 (旧塩田町)-上田市一上中地域 とい った単位が考え られ るが, 基礎的な生活圏 としての自治会の範域 と塩田地区 (旧塩 田町)の範域 との中間に存在す る5つの地 区を住民の基本的な生活圏のひ とつ として重視す る, とい うことである。 さらに言えば,塩田地区におけ る地域づ く りの 具体的な展開は, 自治会一地区一塩田地区 とい う "地域 の系" と 、、住民組織の系" との2つのルー トを通 してその具体的な内容 と方策 とがっ く りあ げ られてい くであろ うと考え られ る。そ して,前 者の地域 の系においては,地域づ く りの前提であ る地域生活の現状 と問題点が まず 自治会 レベルで 検討 され, さらに,それが積み上げ られてい くこ とに よって塩田地区全体の現状が明らかに され それ らに対す る必要で可能な方策を明確に してい く, とい うプロセスが地域づ くりの取 り組みのひ 蓑 3 性別 ・年齢階層別構成比 刀 女 計 男 女 言I 刀 女 計 男 女 計 罪 女 言l 男 衣 12 ( ll.5( 9.5) 2513 ( 10.4) 6.7)3 7.8)5 ( 7.38 ( 0.0)0 ( 8.8)3 ( 4.5)3 24.2) 36.1( 5.25 ( 7.42 ( 3.3)1 ( 5.3) 13 ( 7.4) 259 ( 8,0) 8 ( 7.7( 5.8) 18 ( 6.6)6 36.7) 170ー9) 1( 9.2)0 ( 0.0)0 ( 0.0)0 00.0) 48.3)10.25 ( 9,39 ( 0.00 ( 0.00 ( 0.0) 150 ( 5.9) 206_4) 9 ( 8.7) 20( 14.6) 29( 12.0) 36.7)( 75.8)( 7.3)8 (12.54 ( 14.7)5 ( 13.6)9 48.3) 36.1( 7.2)7 ( 14.8)4 ( 0.0)0 ( 74.0) 24( 9.4) 33( 10.5) 7 ( 6.7) 1(12.4) 247 - 10.0)( 13.3)6 ( 7.8) l5 ( 10.I)l 142ー5)( ll4.8) 12.81) 36.3)(162.2)( 9.3)9 (14.8)4 (13.34 ( 14.0) 248 ( 9.4) 36( ll.5) 10 ( 9.6) ll( 8.0) 21( 8.7) 8.9)4 ( 4.7)3 ( 6.4)7 168.8)( 5.9)2 ( 12.1) 18 20.8)0 36.1) 13( 13.4)( 3.7)1 ( 143.3)( 8.8) 315 ( 12.1) 237.3) 12 ( ll.5( 1163.1) 30( 12.4) 2.2)1 9.4)6 ( 6.4)7 142.5( 8.8)3 10.6)7 150.4) 4.21) 7.2)7 14.8)4 ( 1I3.3)( 14.0) 268 ( 10.2) 33( 10.5) ll ( 10.6( 8.8) 2312 ( 9.5)( 15.6)7 ( 3.1)2 ( 8.3)9 3.1)I ( 8.8)3 46.0) 36.3)14.3) 107 10.3)(ll3.1( 6.72 ( 8.8) 255 ( 9.8) 26( 8.3) 10 ( 9.6( 13.I) 2818 ( ll.6) 157.6) 1(15.6) 170 15.6)258_0)( 152.9 1510.2)(12.5)6 6.3I) 9.3)9 (22.26 ( 13.34 ( 1107.5) 37( 14.5) 37( ll.8) 13 ( 12.5) ll( 8.0) 24( 10.0) 13.3)6 (12.5) 148 12.8) 3.1)1 (207.6) 128ー1) 48_3) 186.3) 12(12.4 00.0)( 156_7)( 8.8) 245 ( 9,4( 12.4)39 5 ( 4.8)( 3,6) 105 ( 4.I)( 0.0)0 7.8)5 4.56) 39.4)( 8.8)3 69.1) 36.3)10.2)5 88,2) 27.4(20.p6 ( 184.0) 1( 53,1) 24( 7.6) ・ 7 ( 6.7)( 2.9) ll4 ( 4.6) ll5.1)12.5) 138 ll.9) 3.11 ( 52.9) 34.5) 8_3)4 48.2)( 8.28 3.71) 00.0( 11_8) 1( 7.08 ( 518.6) とつの形態 として考え られ るが,地区の レベルは その中間的 な集約の場 としての機能を もつ もの と しての位置づけが可能であると思われ るのである。 少な くとも, この報告では,塩 田地区を構成す る地域的単位の うち,、、地区" の レベ ルでの地域 生活 と住民意識の異同を地区間の比較分析に よっ て明 らかに してい きたい と思 うO (2)調 査対 象者 の基 本的属 性 この節では,性 ・年齢階層,居 住時期,他出の 経験 の有無,前任地,家族形態,農家-非農家の 構成の項 目についての調査結果を分析す ることに よって,調査対象者の基本的属性, したが ってま た,塩 田地区の住民構成の特徴を明らかに してい きた
い。
まず,〈表3
)は,地区別に性別 ・年齢階層別の 構成比を示 した ものである。煩雑 な表であるが, 最下欄の性別の回答者比率をみれば,すべての地 区で 「女性」が 「男性」のそれを上回 っているo図2 年齢階層別構成比
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49読 5読69読 79読5 図3 実際の年齢階層構成と調査結果との比較 13 12 ll1086 9977..8786ヽ一■..
一01
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B76..23 8.9 囲 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 24 29 34 39 44 9 69 ・ 二 塁慧 芸よで芸:45:三㌔ ) 「塩 田 ・計」 では 「男性」の44.9%に対 して 「女 性」は55.1%であ り,その格差は 「中塩 田」 「東 塩 田」で顕著 である。 また, この表か ら年齢階層 を10歳刻みに置 き換えて地区別の構成比をみた も のが 〈図 2〉 である。それに よれば,「塩 田 ・計」 では 「30-60歳代」の各階層がそれぞれ20%前後 を 占め,20歳代 と70歳代の両極で低率 となる構成 を示 している。そ して,40歳代が12.8%と低率に な っている 「東塩田」を除いて,他の4地区はほ ぼ同様な型 とな っている。年齢階層の両極の とこ ろをみ ると,20歳代は 「中塩 田」(17.0%)「東塩 田」 (16.5%)「西塩田」 (14.5%)で相対的 に高 く, また,「65-75歳層」は, (表 3〉か ら集計すれば 「東塩 田」(16.5%)「西塩田」(16.4%)「別所」 (15.8%)「富士山」 (13.6%)「中塩田」 (8.7%) の順 とな り,「中 塩 田」を除いて10%を超 えてい る。 さらに,(図 3)は,塩 田地区の実際の年齢階層 構成 と調査結果のそれを比較 した ものである。実 際の構成は,「20-24歳」「30-39歳」「50-59歳」 お よび 「70-75歳」の各階層で 、、山"を形成 し, 「25-29歳」「40-49歳」および「60-69歳」の各層 で 、、谷、、ができるとい う形を とっているが,調査 結果では,「45-64歳」の各階層 お よび 「70- 75 歳」の中高年齢層のところでズ レが生 じて しまっ ている。 この点を含めて,塩 田地区住民 の現実の 性別 ・年齢階層別の構成 とサ ンプ リング段階お よび調査結果のそれ との照合が必要である。 次に,居住時期別の住民構成をみてみ よう。 (図
4
)は居住時期を指標 として住民を, 「生 ま れて以来ず っと」現住所に居住 している層 -地付 層 (A層),昭和30年 以来つ ま り旧村時代に居住 を始めた層(B層),昭和31-45年の旧塩田町時代 に来任 した層(C層),昭和45-55年の上 田市への 合併以降の居住者層(D層),そ して,昭和56年以 降の来任老層 (E層)の 5つの階層に区分 しその 構成比をみた ものである。まず,「塩 田 ・計」では, A層が37.4% と最 も多いが, B ・C ・Dの各層 も 17%余でほぼ均等な構成 となってお り, E層を含 めた来任老層が60.6%を占めている。後にみ るよ うに, これ らの来任老層がすべて塩田地区以外か ら移住 して きた住民ではないが,少な くとも住民 構成の多様化が進行 していることをこの事実は示 してい よう。 また,地区別で比較 してみれば,A
層 と準均付層 とみな しうるB層 の合計が, 「中塩 田」で39.8%と低率であるのを例外 として,他地 区では 「別所」(61.5%),「東塩 田」(62.4%), 「富士山」(65.1%)「西塩 田」(71.1%)となって お り, いずれ も60%を超えている。特に「西塩 田」 はA層のみで50%を占めていることが注 目され る。 逆 に,上 田市-の合併以降に釆住 したD ・E層の 合計では,「中塩 田」が38.2% と高率であるのに対 して,他の地区では,「東塩 田」で22.9%を占めて いるものの,「富士山」(16.6%),「西塩田」(14・4 %),「別所」(10.6%), と10%台に止 どまってい る。来任老層が 「中塩田」に集中 していることは, この地区での近年の世帯数の急増を反映 してお り, D層 ・E層 の構成比が他のすべての地区を上回 っ てい る点に もそれが示 されてい る。 ところで,(図5
)は,地付層 としてのA
層につ いて,塩 田地区以外の地域 での生活経験の有無を 示 した ものである。それに よれば, 「他出の経験 な し」言い換えれば生 まれて以来ず っとこの地域 で生活 している住民は,「塩田 ・計」でみ ると53・1 % とな ってお り過半数を占めている。地区別では, 「西塩 田」「富士山」「東塩 田」で50%を超え,「別 所」「中塩 田」が40%台 となっている。「中塩田」 の41.2% と比較 してみれば,「西塩 田」の65.3%は 非常な高率であるとみな しうる。他方,他地域で の生活経験がある住民は, さらにその理 由別に, 中塩 田 柴塩 田 富士山 西 塩 田 別 所 塩 田計 図5 他出の経験の有無 「就学のため」「就職 のため」「就学 ・就職両方の ため」の3つの タイプに分け られ るが, これ らは 、、リター ン住民、、とみ ることができるであろ う。 この他出の理 由別に地区間の特徴をみ ると, 「東 塩田」を除 く各地区で 「就職」を理 由とした他出 が 「就学」お よび 「就学 と就職」 のそれを上回 っ ている。特に,「中塩 田」 と 「別所」では 「就職」 が30%を超 え てい る。 また,「就 学」が 「就学 と 就職」を上回 っている地区は 「東塩 田」と 「別所」 であ り,「中塩田」は両者が同率 とな っている。 こ れ らの他地域 での生活経験を もつ住民の構成比が 現実のUター ン率 とどの ように対応 しているのか どうかは,別の資料 との照合が必要であるが,少 な くともこの図 のみ でみ るか ぎ り, 「中塩田」 「別所」ではUターン住民がそれぞれ56.0% ・52・1 % と半数を超えているのに対 して,「西塩 田」では 32.6% と3分の 1を占めるにす ぎず,地区間の差 が大 きくなっている。 以上の諸点 と前述 の居住時期別の住民構成を関 連づけてみ るならば,A
層 と 「他出の経験 な し」 の住民の構成比が低率であ った 「中塩 田」 と 「別 所」は,来任者 とUター ン住民 との流入が多 くみ られ るとい う意味で流動性の高い地区 とみな しう るのに対 して,両者が高率であ った 「西塩 田」は 定住性の高い地区 とみ ることがで きるであろ う。 さらに, A層を除 く塩 田地区-の来任者層につ いてその前任地をみた ものが (図6
〉である。 こ れ も 「塩 田 ・計」に よって全体的な特徴をみてみ ると,「上 田市内」「小県郡内の町村」がそれぞれ 21.1%,「塩 田地区内」が18.8%,「長野県外」の図6 前任地 LPも Ell 束 塩 田 富 士山 L:Ai IL) 別 所 塩 田計 13.6%,「北信地方」の 8.7%, とい う順にな って いる。 これを下欄の 「上中地域」「長野県内」「長 野 県外」の3つ の地域 区分 でみ る と,上 中地域 の範域か らの来住着は61.0%,上中地域を除 く長 野県内か らの来住着が18.8%,そ して,県外か ら の釆住着が13.6%とな ってお り,塩田地区-の人 口流入は上中地域を基本的な範域 として行なわれ ていることを示 している。 この来往の動機につい ての設問は行なわなか ったが,結婚 ・分店 ・住宅 の取得 ・転勤 ・大学進学 な どの多様な動機が推測 できるであろ う。 また, この3つの地域区分を視点 として地区別 の比較 をすれ ば,上 中地域か らの釆住着は,「中 塩 田」(66.0%),「富士山」(62.1%),「別所」(60 .6%),「東塩 田」(57.1%),「西塩田」(46・7%) の順 とな ってお り,「西塩 田」のみが50%以下 であ る。 さらに,その内訳をみ ると,「中塩 田」「西塩 田」「別所」では,「塩田地区内」「上 田市 内」「小 県郡内の町村」の3つの地域を前任地 とす る住民 がほぼ均等な構成を示 しているのに対 して, 「東 塩 田」「富士山」では 「塩 田地区内」か らの来住着 が低率である。 また,上′J、地域を除 く長野県内を 前任地 とす る住民は,「富士山」(29.7%)と 「西 塩 田」(24.4%)が20%を超え,「中塩田」(15・5%) 「別所」(15.1%)ではほぼ15%であ るのに対 して, 「東塩 田」では9.0%と他地区に比べ て低率 となっ ている。特に,「北信地方」か らの来 任者が,「富士 山」と 「別所」でそれぞれ18.9% ・12.1%と高 くな っている点は特散的である。 さらに,県外か らの 来住着は,「富士山」で2.7%と著 しく低率 である ことを例外 として,「西塩 田」の11.1%か ら 「別所」 の18.2%の幅で10%台の構成 とな っている。 これ までに述べて きた居住時期 ・他出の経験 の 有無 ・前任地の3項 目は,塩 田地区の住民構成を 区分す る上 での基礎的な指標 とな りうるものであ る。一般的 に言えは,「地 付 でかつ他 出の経験 の ない住民層」「他出の経験 のある住民層」「塩 田地 区への来住着層」の3つの基本的な階層区分 とそ れぞれのサ ブ階層の区分が可能であ り,各階層 の 地域生活上 の経験 に基づ く意識の違 いを実証的に 明 らかに してい くことが必要な作業であ る と考 え られ る。 しか し, この報告では, こ うい った視点 での分析は断念せ ざるをえず別の機会に譲 り,塩 田地区全体で上記の住民各層がそれぞれ20・3%・ 17.4%・62.2% (N.A.を除 く構成比)であ るこ とを指摘す るのに止 どめ,次の項 目の分析 に進み た
い。
〈図7
〉は,家族形態を,下宿 ・アパ ー ト1
人 暮 し,寮生活な どの 「単独世帯」,夫婦のみ,夫婦 と未婚 の子 どものみ, 母子 ・父子世帯 な どの 「核 家族」,夫婦 と親 との同居 世帯 または夫婦 と1組 の子 ども (あ とと り)夫婦 との同居世帯 の 「直系 家族」,お よび,「その他」の4類型に区別 し,「上 田市」全体のそれを加えて示 した ものであ る。 図 7 家族形態 LL)rJu) 東 塩 田 富 士山 西 塩 田 別 所 塩田 計 上 田 巾 汰 上LB市の構成比は昭和55年国勢調査か ら集計 まず,「塩 田 ・計」では,「直系家族」が54.2%と半 数を超え,次いで 「核家族」 (39.3%),「単独世帯」(3.9%),「その他」(0.7%)の傾 となってい る。 これを 「上 田市」 と比較すれば,相違点は明 瞭であ ろ う。す なわ ち,「上田市」では,「核家族」 が61.5%を占め,逆 に 「直系家族」は21.6%にす ぎず,「単独世帯」も15.4%で塩 田地区 よ りも多い。 したが って,調査結果 をみるか ぎ り,塩 田地区で は,「直系家族」つ ま り3世代家族の構成比が著 し く高 い ことが特 徴 とな っているといえる。そ して この点は地区別 において も同様であ り,「中塩 田」 で 「核家族」 と 「直系家族」 とがほは同率であ る ことを除いて-も 他 のすべての地区で「直系家族」 が60%前後を占めてい る。 この ことか ら,塩 田地 区では 「直系家族」 が基本的な家族形態 とな って お り, したが って 、、家"の後継者が存 している家 族 が 多 い とい うことができようし,また,「中塩 田」で 「核家族」の構成比が相対的に高率である のは,この地区で多 くみ られた来往者層の もつ家 族形態 が 「核家族」 を主なもの としている, と考 え られ るのであ る。 さらに,「単独世帯」は,「中 塩 田」 (6.2%),「東塩 田」(2.8%),「別所」(2.8 %)な どにみ られ るが 、その大半は,下宿 ・アパ ー トで生活 している学 生であ り, したが って、学 生 アパ ー トの地域的分布を もそれは示 している。 この節の最後の項 目として,農家 一非農家の構 成について の 〈図
8
) をみてお こう。 これは,換 言すれば,農家 と非農家 との混住化が どの地区で 進行 しているか,を示 しているもので もある。 ま 図8 農家一非農家の構成 ㈲ 中 塩 田 東 塩 出 富士山 西塩 田 別 所 塩 田 計 ず ,「塩 田 ・計」 では,「農家」が62.5%に対 して 「非 農家 」 は36.5%であ り,後者が 3分の 1を超 えるよ うにな ってい る。地区別でみ ると,混住化 が最 も進んでいるのは 「別所」 であ り, ここでは 「非農家」が57.9%を占め ,「農家」を上回 ってい る。ただ し,「別所」 の この特徴 をみ る場合には, この地区が温泉を基盤 とした旅館 ・観光業を従来 か ら集積 してお り,もともと農家率が相対的に低 い,とい う特殊 な条件を考慮 しなければな らない であろ う。 これ に対 して,「中塩 田」 では,「農 家」(51.0%) と 「非農家」(46.9%) とが均衡 し てお り,昭和45年以降の この地区での住宅急増を 考えれば,混住化の進行 している典型地域 として 位置づけ ることがで きよう。他の3つの地区では, 「東塩 田」で 「非農家」 の増 加傾 向がみ られ るも のの,「農家」 は70-80% を 占めてお り,混住化 は端緒的な段階にあるといえるだろ う。 (3) 就業構造 と農業経営 この節では,就業構造 と農業経営についての特 徴を,職業構成,就業地,農家形態,営農希望の 各項 目についてみてい くことにす る。(1) まず,職業構成を示 した く図9
)の 「塩 田・計」 について,1
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以上の構成比を もつ職業を高い順 に列挙すれば,「農林業」(18.2%),「専門的,技 術的,事務的職業」(以下,専門的職業 と略す) (16.7%),「技能的職業」(12.6%),「パー ト・内 職」(ll.0%),「自営業」(10.3%)とな ってお り, 職業構成の多様化がみ られ る。 これを地区別に特 徴的な点を中心 にみてい くと, まず, 「中塩田」 図9 職業構成 中 塩田 東 塩 田 富士山 西 塩田
別 所 塩 田 計では,「専門的職業」(17.8%),「技能的職業」(14 .9%) とともに 「バー ト・内職」が14.1% とすべ ての地区のなかで最 も高 くな っている点が特徴 と してあげ られ る。 また,「農林 業」 と 「自営業」 の自営業主層がそれぞれ11.2%・5.8% と低率であ り, したが って,雇用者を主体 とした職業構成が この地区の特 色 とな って いる。 次 に, 「東塩田」 では,「農林業」が26.6% で最 も高 く,後にみ る 専業お よび第 Ⅰ種兼業農家の比率が この地区で高 くな ってい る ことと対応 している。 同時に,「専 門的職業」(19.2%) と 「管理的職業」(5.5%)の 2つは他地区に比 して最 も高率であ り,いわゆる サラリーマン層の増加傾向もみ られ る。 また,「富 士山」では,「農林業」が36.4% と3分の 1以上 を占めてお り, この地区での専業農家率の高 さと も関連 して,「農林業」 が依然 として基盤を もっ ていることを示 してお り, また,「パー ト・内職」 が12.1% と 「中塩田」に次いで多い ことも特徴 し てあげ られ る。 さらに,「西塩 田」 では,「農林業」 (19.6%),「自営業」(18.6%),「技能的職業」 (1 7.5%),「専門的職業」(15.5% )の 4つの職業が ほほ均 等な構成比を示 している。 特 に, 「技能的 職業」 と 「自営業」が高率 とな っている点が、 こ の地区の特徴である。最後に,「別所」 では, 観 光業 と関連 していると考えられ る 「自営業」(24. 6%) と 「販売 ・サ ー ビス的職業」(8.8%)が,他 の地 区 と比 して高率 とな ってお り,逆 に,「農林 業」 と 「専門的織業」はそれぞれ8.8%・10.5%で 最 も低 くな っている。 以上 の特 徴 を, さらに 「農林業」「自営業」の 自営業主層 に着 目してその構成比をみてみ ると, 「富士山」(42.5%),「西塩 田」(38.2%),「東 塩 田」(34.9%),「別所」(33.4%)の 4地区では30 %を超えてい るのに対 して,「中塩 田」 では17.0 %に止 どまっている。一般的に言えば,農林業を 中心 とす る自営業主層の比率が低下 し,雇用者比 率が増大 してい くことが 「都市化」の職業構成上 の特徴 とな っているが, この視点でみ ると,観光 業 とい う地場的産業を もつ 「別所」で 「自営業」 が 多い こ とを 例外 とすれば,「中塩 田」を除 く「富 士山」「西塩 田」「東塩 田」の各地区は,職業構成上 .の都市化が端緒的な段階にある地域であるとい う よ う。また,「パー ト・内職」は,「東塩 田」 「西塩 田」以外の地区で10%を超えているが, これを塩 田地区の主婦全体に対す るこの職業-の就業者の 比率でみてみ ると,63.5%を占め ることにな って お り, 、、主 婦 の パ ー ト化、、といわれ る現 象が塩 田 地区で も進行 していることを示 している。 さらに,有職者の うち,「農林業」「自営業」を 除 く雇 用者について,その勤務地 を示 したく図10) をみてみ よう。 これ も 「塩 田 ・計」 に よって全体 的な特 徴をみ る と,「塩 田地 区」を勤務地 とす る 雇用者が40.3% と最 も高 く, 「上 田市 右岸 地区」 の29.0%,「上 田市右岸地区」 の8.7%が これに次 いでい る。 また,・「小県郡の町村」「長野市周辺」 を勤務地 とす る住民 もそれぞれ4.6% I3.6% と少 数 であ るが存 している。しか し,「塩 田地 区」 を勤 務地 とす る雇用者を職業別にみ ると,図示 してい 図 10 勤務地 (雇用者のみ ) 中 塩 田 東 塩 m 富 士山 西塩 田 別 所 塩 田計 塩出地区 上左田岸両L区上側L 区儲
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1
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) と, 今後の営農希望に関す る (図12)に よって,塩 田 地区の中心的産業 としての位置を依然 として保持 していると考え られ る農業経営 の現状の一端をみ てお こ う。 図11 農家形態 中塩 田 凍塩 田 富 士山 西塩 田 別 所 塩 田計 上 田 市 災 「上田市」は昭和55年B まず,農家形態について 「塩 田 ・計」 と 「上田 市」 とを比較 してみ ると,「専業農家」(「専業」と 略す) も 「第 Ⅰ種兼業農家」 (「 兼」 と略す) も 共に,わずかではあるが 「上 山市」を上回 ってお り,調査結果をみるか ぎ り,農業を主体 としてい る農家が塩 田地区では相対的に高い構成比を維持 しているといえるであろ う。 これ を地区別にみれ ば,「第 ⅠⅠ種兼業農家」は,「別所」の79・2%を頂 一如 こ,「中塩 田」「西塩田」で70%を超えているの に対 して,「富士山」「東塩田」では50%台 とな っ ている。逆に,後者の2つの地 区 では,「専業」 「Ⅰ兼」を合計 した構成比が,「東塩田」(41・1%), 「富士山」(37.0%)と高 くな っているが, 他の 3 地区では20%台に止どまっている。 したが って, 農業を主体 とす る農家は 「東塩 田」「富士山」に集 中 してお り,そ して,それは,前述の職業構成に おいて,農林業従事者が この両地 区で高率を示 し ていた こととも対応す るものであ る。 さらに, こ の2つの地区の 「専業」 と「Ⅰ兼」の比率をみ る と,「専業」が 「富士山」で25.9%,「Ⅰ兼」が「兎 塩 田」で24.4% と,それ ぞれ最 も高 くなってお り, 専業主体の 「富士山」, I兼主体 の 東塩田」 とい った特徴づけが可能であろ う。 また,く図12)の営農希望に よれば,「塩 凹・計」 では,今後の農業経営について, 「現状維持」 が 66.9% と大半を占め,「規模縮小」 (16.3%)と「や めたい」(4.2%)の消極的な意向を もつ農家が合 図 12 営農希望 中塩 田 火塩 田 富 士山 西塩 田 別 所 塩 凹計 計で20.5%,逆に,「規模拡 大」 の希 望を もつ農 家は3.1% に止 どまって い る, とい う状況にな っ ている。地区別で も,「現状維 持 」が 「富 士山」の75.9%を最高に,すべての地区で60%を超えて い るのに対 して,「規模縮 小」 と 「やめたい」の 合計は, これ も 「富士 山」で13.0% と低 くなって いるものの,他の地区では20%を超えている。 し たが って,塩 田地区の今後の農業経営は,経営規 模の縮′J、とい う要素を李みつつ, 当面は現状を維 持 してい く, とい う形態での動向が農家の意向に 示 されているといえ よ う。同時に,4.2-2.4%の 幅ですべての地区に存在 している 「規模拡大」を 志向す る農家 の動向も,塩田地区の農業に とって 重要な位置を 占めていると考えられ る。 (1)各職業のr^)容は,く醗料)として後掲の調た票のTJf 問 (llJを参照されたい。 (4) 生活環境の評価 と地域の社会関係 この節では,居住度,生活環境に対す る不満度 お よびそれ と対応す る行政施策の重点評価,地域 問題の解決方法,の項 目の分析に よって,生活環 境の評価をめ ぐる住民意識の特徴を明 らかに し, また,隣近所のつ き合いの程度,新旧住民間の異 和感,の項 目に よって,地域における住民の社会 関係の状況を示 してい くことに したい。 まず,(図13) は地域 の居 住度つま り住み良 さ の程度についての全般的な印象に関す る調査結果 を示 した ものである。み られ るように, 「塩 田 ・ 図13 居住 度 中塩 田 束 塩 田 富 士 山 西 塩 tll 別 所 塩 田 計 計」 でも地区別でも,「別所」 の40.4% を例外 と して,「住み 良 い」 とす る住民が50%を超えてい る。逆に,「住みに くい」は 「塩 田 ・計」 で5.4% であ り,地区別で も 「中塩田」(8.2%),「別所」 (5.3%)でやや高 くなっているが,それ以外の地 区は3%前後にす ぎない。 したが って,塩 田地区 を住み良い地域であると感 じている住民が多数を 占めている, とい うことになるが, しか し,個 々 の生活環境について不満がないわけではない。 (図14)は生活環境を構成す る諸条件について の評価に関す る質問の うち,不満度の構成比のみ を示 した ものであ り,(表 4)はそれを さらに不 満度が30%を超える条件を,構成比の高い順に整 理 して まとめた ものである。 この2つの図表に よ って, どの ような生活環境の条件に不満度が集中 しているのか, をみ てみれば, まず,〈表
4)
の 「塩 田 ・計」では,「道路の幅が狭い」(54.4%), 「下水道の整備が不十分」 (51.2%),「子 どもの遊 び場が少ない」(49.8%),「バス・鉄道の健が悪い」 (43.0%),「通勤の陵が悪 い」(32.8%), 「河川 ・ 池 の汚染が進 ん でいる」(32.3%),「道路 の舗装 が悪 い」 (31.9%),「地 区 内の働 き 口が 少 ない」 (30.7%),「スポーツ施設が少ない」 (30.4%), の9つが30%以上の不満度を示す項 目とな ってい る。 さらに,(図14) に よって, これ も30%以上の 不満度を示 している項 目について,地区の数を基 準にみれば,次の ようにな っているO まず,すべ ての地区で不満度が30%を超 しているものは,「子 どもの遊び場」「道路の幅」「下水道の整備」の3 つである。特に,「道路 の幅」はすべての地区で 不満度が50%を超えてお り,狭陰でカーブの多い 塩 田地区の道路状況が反映されている。 また,「下 水道の整備」では 「西塩 田」(46.4%) と 「中塩 田」(49.8%)でやや低 く,「子 どもの遊 び場」で は 「東塩 田」が33.9% と例外的に低 くな っている が,それ以外の地区ではいずれ も50%以上の不満 度が示 されている。次に, 4つの地区で30%以上 の不満度を もつ項 目は,「バス・電車の便」 であ り, ここでは,バス ・電車の起 ・終点 となっている「別 所」 で28.1% と低率であるのに対 して,「富士山」 では71.2% とい う非常に高率の不満度 とな ってお り,公共交通機関網の地域的偏在の問題を示 して いる。 さらに, 3つの地区での項 目を列挙すれば, 「河川 ・池の汚れ」(「中塩 田」「東塩 田」「別所」),図14.生 活 環 矧 こ対 す る不 満 度 70 60 5040 30 201017.強訴 ,23)5.
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1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 lo柾 11位 中塩田 子どもの 道路の幅(52_3) 下水道の 河川 .池 街灯の配 道路の話 バス.秩-
- - -遊 び場 整備 の汚れ 置 装 道の便 (52.7) (49.8) (38.2) (36.9) (35.7) (32.8) 東塩田 下水道の 道路の幅 バス_.秩 買物の便 通勤の便 子ど_もの 自動車の 河川 .池 地区内の 整備(55.0) (55.0) 道の便(51.4) (38.5) (37.6) 遊 び場(33.9) 混雑(31.2)の汚れ(30.3)働き口(30.3) 富 士 山 バス.秩 道路の暗く60.6) 通勤の便(57.6)子どもの 下水道の 只物の便(50.0) 地区内の スポーツ 道路の舗 交通安全 医療機関(30.3) 道の便 遊 び場 整備 働き口 施設 装 施設 (71.2) (56.1) (54.5) (48.5) (36.4) (34.8) (34.8) 西塩田 子どもの遊 び場(52.6)道路の幅(50.5) 道の便バス.秩(48.5)整備下水道の(46.4) 施設スポーツ(36.1) 通勤の便(35.1) 道路の舗慕(32.0)地区内の飽き口(30.9) - - -別 所 道路の幅(61.4)遊 び場子どもの(56.1) 下水道の整備(54.4)施 設スポーツ(52.6) 河川.池の汚れ(33.3) 集会所.職紅穀備(31.6)公 --
-塩田討 道路の幅(54.4)下水道の 子どもの バス.秩 通勤の便(32_8) 河川 .池 道路の舗 地区円の スポニッ-
-整備 遊 び場 道の便 の汚れ 装 働き口 施設 「道路 の舗装」(「中塩 田」「富士 山」 「西塩 田」), 「スポーツ施設」 (「富士 山」「西塩 田」 「別所」), 「地区内の働 き口」 お よび 「通勤の便」 (「東塩 田」 「富士山」「西塩 田」)の5つ で あ る。 これ らの中 で,「スポー ツ施設」 での 「別所」 の52.6%,「地 区 内の働 き口」 と 「通勤の便」 におけ る「富士山」 の48.5% と57.6%は,他地区がいずれ も30%台で あ るのに比べれば,高 い不満度 といえるだろ う。 また,「買 い物 の便 」 は 「東塩 田」 と 「富士山」 の2地区で不満度が高 く,特に後者 では50.9% と な ってお り,「中塩 田」の 「街灯 の配 置」, 「東塩 田」 の 「自動車の混雑」,「富士山」の 「交通安全 施設」 と 「医療機関」,「別所」 の 「集会所 ・公民 館 の設備」が,それぞれ1地区のみで30%以上の 不満度を もつ項 目であ る。 以上の よ うに,生活環執 こ対す る不満は,例え ば 「富士 山」 で30%以上の不満度 を もつ ものが11 項 目に も及んでいることな どに もみ られ る ような 地 区間での違 いを含みなが ら, 多様で広範囲な現 われ方を しているOそ して,共通項 としては,追 路 の拡幅や舗装な どの道路整備, バ ス ・電 車の俵 や通勤 ・買物 の陵な どの交通機関 の整備,下水道 整備 とそれ に関連す る河川 ・池の汚染防止,子 ど もの遊び場や スポーツ施設の建設,地区内での就 労 の場 の確保,な どの項 目が,改善すべ き生活環 境の条件 とな っているといえ よ う。少な くとも, これ らの不満度の高い項 目の現実の状況を,地区 ごとに, または,塩 田地区全体で点検 してい く作 業が,今後の地域づ く りの具体化のなかで不可欠 な もの とな って くるであろ うが,その際 に, ここ での データはその辞 掛 りにはなるだろ う。 次 に,行政 施策の重点評価,つ ま り, 自治体の 行政 施策のなかで重点的 な取 り組みを期待す る施 策に関す る調査結果 と前述の生活環境 に対す る不 満度 とを関連 させなが ら分析 してい くことにす る。 (図15) は重 視す る行政施策についての 3項 目の 選択 を集計 した もの であ り, また,(表5)は15 %を基準に,重点評価の高い施策を順に整理 した ものである。 まず,〈表5) の 「塩 田 ・計」 に よって全体的 な特 徴をみてみ ると,「道路網 の整備」(28.1%), 「下水道 の整備」(22.8%),「老人福祉対策」と 「緊 急医療,休 日・夜間診療」が共に21.2%, 「農業 の 振興」(18・1%),「交通網 の整備」(17.0%),「文 化 ・スポーツ施設の建設」(16.5%)の 7項 目が15 %を超 えてい るo さらに, これ を地区別 での特徴 も考慮 してみ ていけは,「道 路 網 整 備」 がすべて の地 区で1位 とな ってお り,道路の幅 ・舗装に関 す る不満度の高 さと対応 してい る。 同時 に, これ と関連 した 「交通網整備」 も 「別所」 を除 く4地図 15 行 政施策の重点評価 (3項 目選択) 40 30 20
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掛 堅
1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 7 位 8 位 9 位 中 塩 田 道路網整備 下水道整備(31_5) (25.3) 緊急医療(22.0) 文化 .スポー ツ施設(21.2) 老 人福祉(19.1) 交通網整備(17.0) 農 業振 興(16.2) - -東 塩 田 道路網整備老 人福祉 下水道整備農 業振 興 交通網整備緊急医療 工 業振 興 - -(35.8) (23.9) (22.9) (21.1) (21.1) り9ー3) (17.4) 富 士 山 道路網整備(45.5) 農 業振 興(30.3) 老人福祉(22.7) 緊急 医療(22.7) 下水道整備(21.2) 工 業振興(18.2) 公害防除(16.7) 交通網整備 交通安全対(15.2) 栄(15.2) 西 塩 田 道路網整備老 人福祉 農 業振 興 緊急 医療 交通網整備公害防除 - - -(34.0) (21.6) (19.6) (18.6) (16.5) (15.5) 別 所 道路網整備 下水道整備(28.1) (28.1) 緊急医療(24.6) 老 人福祉(22.8) 文化 .スポーツ施設(21.1) 観光 開発(19.3) 学校教育(15.8) - -塩田 計 道路網整備 下水道整備老人福祉 緊急 医療 農 業振 興 交通網整備 文化 .スポーツ施 設(16.5) - -区で15%を超 してお り, バス ・電車,通勤 ・買物 の優をめ く中る不満度が反映 されているQ また,「下 水道 整備」 については, 不満度 で も相対的 に低率 であ った 「西塩 田」 で1
4
.4
% と低 くな ってい るが, その他の地区 では20%台の重点評価 とな っている。 以上が,前述 の生活環境 に対す る不満度 と対応す る施策項 目であ るが, ここで も道路 ・交通機関 ・ 下水道 の整備 に関す る要求の強 さが確認で きるで あろ う。 それ ら以 外 で重点 評 価 の高い施策は,「老 人福 祉」 と 「緊急 医療」の社会福祉に関す るものであ り, この2つはすべての地区で20%前後の比率を 占めている。特 に,後者 についていえば,生活環 境 の不満度では,医療 機関の状況についての一般 的 な設問であ ったために,不満度が 「富士 山」 で3
0%
を超えるだけであ ったが, ここでの緊急医療 の限定 に対 して高い重点評値がすべての地区 で与 え られ てい る ことは,緊急医療体制の整備への要 求 の高 さを意味 してい よ う。 また,産業政策では, 「農 業振 興」 が 「別所」 を除 く4地区で15%を超 えてい るが, 専業 ・Ⅰ兼の比率の高か った 「富士 山」「東塩 田」 では20%以上 とな っている。 さら に,「工業 振 興」 が, 後 に触れ る 、、東塩 田林間工 業団地〟の造 成 との関連 もあ って,「東塩 田」 と 「富士 山」 で重点評価が高 く,「観光開発」では「別 所」 の1
9.
3
%
が他地区に比 して高率 とな ってお り, 各地区の特質が示 されてい る といえる。 ところで,(図1
6
) は 地 域 問 題 を解決 してい く ための方法を示 した ものであ る。 それ に よれば, 「塩 田 ・計」 では,「自治会の役員に頼む」 が4
9.
0
% とほほ半数を 占め, 次いで, 「関・連機 関 に個 人 で働 きかけ る」 と 「地 元議員に頼む」が 共 に10.7 %, 「所属団体に頼む」が4.
9
%
, の順にな ってお り, また,「具体 的 に何 も しない」 も15.1%を占 め ている。地区別で も,「別所」 で 「地 元 議 員 に 図16 地域間題の解決方法 中 塩 田 束 塩 田 富士山 西塩田 別所 塩田計頼む」が29.8% と他地区に比 して高率であ り,過 に,「自治 会 の役員 に頼む」が35.1% と最 も低 く なっていること以外は,46.1- 57.6%の幅で自 治会の役員を通 して問題を解決す るとい う方法を とる住民が各地区で多数を占めている。そ して, その ことは,地域問題の解決におけ る自治会の役 割が重要な もの とな っていることを意味 している。 また,地区別にみ られ るその他の特徴 としては, 「個 人 で働 きかけ る」が 「中塩 田」 と 「東塩 田」 で,「議員に頼む」が 「中塩 田」「富士山」で,そ れぞれ
1
0
%
を紛えていること, 「西塩 田」 での「所 属団体に頼む」が9.3% と他地 区 よ り高い こ と, 「何 もしない」が9.2-17.5%の幅ですべての地区 に存在 していること, な どをあげ ることがで きよ う。 いずれにせ よ,塩 田地区においては,地域問題 の解決方法の主要な形態は, 自治会役員 ・議員の ルー トに よるものであ り,個人型や 「組織をつ く り運動をす る」 とい う住民運動型の問題解決を志 向す る住民は,少数であることが特徴 となってい る。 次に,視点を変えて,地域の社会関係の状況に ついてみてい こう。 まず,(図17) は, 隣近 所 のつ き合いの程度を 示 した ものであるが,図の左か ら右-の順で親密 度の深 さを表わす項 目を配列 してある。 これを, 「あい さつす る程度」 - 、、形式的な関係、、, 「留守 中の ことを互いに頼み合 う関係」
- 、、中間的な関 係",「親 しく訪ね合 う間柄」 と 「趣味 ・行事をい 図17 隣近所のつき合いの程度 っしょに行な う間柄 」- 、、親密な関係"の3つの 頬型に区別 してみ ると,あい さつを交わすだけの 、、形式的な関係、、は,「中塩 田」 で36.1% と最 も多 く,「西塩 田」 で も31.0% とな っている。他方, 親 しく訪ね合い,趣味 ・行事を共にす る 、、親密な 関鼠 、は,「富士山」(54.6%),「東塩 田」 (51・5 %)で50%を超えてい るのに対 して, 「中 塩 田」 (37.3%),「西塩 田」(39.1%)で低 くな っている。 また,留守中の ことを頼み合 う 、、中間的な関係、、 は,「東塩 田」 と 「富士 山」 で1
0
%
台 であるのに 対 して,その他の地区では25%前後で 4分の 1を 占めている。 さらに,「顔 もよ く知 らない」 とい う近隣での社会関係を もっていな い住民は,「中 塩 田」「富士山」「別所」でみ られ るが, ごく少数 である。 以上の諸点か ら,「富士山」「東塩田」および「親 しく訪ね合 う間柄」が36.8% と最 も高率である「別 所」 の3地区では,比較的親密な住民相互の社会 関係がみ られ るのに対 して,来往者層の多い 「中 塩 田」,お よび,「西塩 田」では,、、形式的な関係、、 にある住民が高い比率を占めてい る。 ただ し,「西 塩 田」の場合には,近年の来任者層が少ないに も かかわ らず,、、親密 な関 係、、が 少な くな ってお り, 別の要因を考慮 しなければならないだろ う。 次に,新旧住民間の異和感をめ ぐる意識状況を 示 した く図18)に よって,別の角度か ら地域の社 会関係の状 況 をみ てみ よ う. これ も,「非常に強 図18 新旧住民間の異和感 くある」「ある程度はある」 と 「と くに感 じた こ とはない」「全 くない」 との2つ の グル ープでみ図19 最 も関係の深い住民租 税 30 201024.52Ll33.323.7 24.2乙1瓦5 L5
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%) 塩 束中 塩 富 西 別 塩田 中塩 東塩 富士 西 別 堤田 中塩 栄塩 富士 西近 別 塩田 中塩 東 富士 西 別 塩田 中塩 東 冒士 西 別 .塩田 区 集 疏 田 田 土同 業 者 組 合山 塩田 釈 計 田 田 山 塩婦 人 会田 釈 計 田 田 山 田 釈 計 田 塩老 人 ク ラ ブ 田 山 近消 防 団田 所 討 田 塩交 通 安 全 協 会田 山 塩田 釈 計 30 2010 0.47
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「老人 クラブ」
「消防団」はそれぞれ 「女性」 ・ r60- 75歳層」 ・「男性」 に対す る構 成 比てみ る と,前者す なわち異和感があ ると考 えてい る住民が,後者す なわ ち異和感が ない とす る住民 を上回 っている地区は, 「中塩 田」(60.6%)と「別 所」(49.1%)の 2地区であ り,「東塩 田」 は両者 が43.1%で同率 とな ってい る。逆 に,後者が前者 よ りも多いのは, 「西塩 田」(54.7%) と「富士 山」 (45.5%)であ る。 また,「塩 田 ・計」 で も,異和 感があ る とす る住民が48.6%を 占め, 異和感を感 じていない住民 の38.8%を上回 っている。 この よ うな地 区間の差異は, 旧村時代以降の来 任老層 (前述