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筋萎縮性側索硬化症におけるproximal axonの変化について

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Academic year: 2021

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陰性から陽性,NF及びNSEでは腫瘍細胞は陰性で

あった.電子顕微鏡的には腫瘍細胞は主として比較的 円形の核とさまざまな形態の細胞質を有し,細胞質内 小器官が発達して,dense bodyが多く見られる細胞か ら構成されていた.また細胞質や細胞突起にglial

丘1amentがみられた. synapseやdense core vesicle などのneuronal elmentは明らかでなかった.本腫瘍 の起源はastrocyte由来と思われる. 17.筋萎縮性側索硬化症におけるproximal axon の変化について (神経内科) 佐々木彰一・竹宮 敏子・丸山 勝一 従来,筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病理学的所見 として,運動ニューロンの変性および脱落,リポフス チンの増加などが指摘されてきた.しかしながら,脊 髄前角細胞の突起とくに近位部軸索の変化に関する報 告はほとんどない.今回われわれはALSにおける近 位部軸索の変化について検討した.方法は対照10例, ALS 8例の脊髄とくに腰髄のパラフィン包埋横断切 片(約7μm)Bielschowsky変法染色を施して観察し た.軸索は胞体を出るとすぐにaxon hillockとなり, ついでinitial segmentでその径を減じ,髄鞘が始まる と思われる部分で再び太くなるという形態学的特徴が ある.便宜上axon hillockの基部から髄鞘が始まる部 分までの長さ(axon hillock+initial segment, AH+ IS)は対照75.8±10.2(n=82), ALS 67.6±11.7(n= 133)でALSのAH+ISの長さは対照に比較して有意

に短かかった.(p〈0.01)これはALSでは初期から近 位部軸索にも変化が生じていることを示唆している.

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