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免疫療法施行時における所属リンパ節の抗腫瘍性に関する実験的研究

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Academic year: 2021

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ヒロ カズ 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目

論 文 審 査 委 員

カワ タ

川 田

一 ( 医 学 博 士 乙第

7

9

6

号 昭和59 年 12

41 日 学 位 規 則 第

5

条 第

2

項該当(博士の学位論文提出者〉 免 疫 療 法 施 行 時 に お け る 所 属 リ ン パ 節 の 抗 腫 蕩 性 に 関 す る 実 験 的 研 究 ( 主 査 〉 教 授 遠 藤 光 夫 ( 副 査 〉 教 授 野 本 照 子 , 教 授 肥 田 野 信

論 文 内 容 の 要 旨

目的 悪性腫蕩に対する免療療法は担癌宿主のもつ腫湯を 排除しようとする免疫学的現象を増強させようという ものである.一方,所属りンパ節には腫蕩に対する種々 の免疫反応のみられることがしられている.担癌宿主 に対してこのような免疫療法がなされるとき,抗腫蕩 性免疫反応の場である所属リンパ節が抗腫療効果発現 に何らかの役割を持つことが考えられる.ところが, 免疫療法施行時の所属リンパ節に関する研究は少な く,これらの問題はいまだ解明されていない.そこで, 担癌マウスに免疫賦活剤を投与して免疫療法のモデ、ル を作成し,免疫療法施行時における所属リンパ節の存 在意義,そこにみられる免疫反応や抵腫蕩性の変化な どについて検討を試みた. 方法 実験動物はC3H/He マウスである.右胤径および膝 嵩リンパ節を所属リンパ節,対側の胤径および藤高リ ンパ節を非所属リンパ節とし,所属リンパ節を温存, 非所属リンパ節を摘出したマウスと,所属リンパ節を 摘出,非所属リンパ節を温存したマウスを作成した. 実 験 腫 蕩 はC3H/He マ ウ ス 由 来 の 腹 水 肝 癌MH134 で,マウスの右足腕皮下に移植した.免疫賦活剤は溶 連菌製剤OK-432 を用い,右大腿皮下に投与した.検索 項目は腫蕩径, リンパ節リンパ球のThy1

2抗原陽性 細胞比, PHA 幼若化反応, YAC-1 を標的細胞とした

NK

細胞活性, M H 134 を標的細胞とした抗腫疹活性 などである. 成績

1

.

OK 田243 の腫毒事増殖抑制効果は所属リンパ節を摘 出した担癌マウスに比べて所属リンパ節を温存した担 癌マウスにより大きかった. 2 . 所属リンパ節リンパ球のThy 1 ・2抗原陽性細胞 比のOK-432 投与による上昇は非所属リンパ節に比べ て大きかった. 3 . 所 属 リ ン パ 節 リ ン パ 球 のPHA 幼 若 化 反 応 の OK-432 投与による上昇は非所属リンパ節に比べて大 きかった. 4 . 腫蕩移植後比較的早期に,所属および非所属リン パ節リンパ球はN K 細胞活性を有していた. 5 . 所 属 リ ン パ 節 リ ン パ 球 のNK 細 胞 活 性 の OK-4 3 2 投 与 に よ る 上 昇 は 非 所 属 リ ン パ 節 に 比 べ て 大 き かった.

6

.

同系腫蕩細胞を標的細胞として細胞障害活性を みると,腫蕩移植後比較的早期に,所属および非所属 リンパ節リンパ球は抗腫蕩活性を示した. 7 . 所属リンパ節リンパ球の抗腫蕩活性のOK-432 投与による上昇は非所属リンパ節に比べて大きかっ た 考察 このような実験結果からすると癌治療法のーっとし て免疫療法を行なおうとする場合には, リンパ節の機 能面をも考慮することが必要と思われた. 結 論 担 癌 マ ウ ス に 対 す るOK-432 の 抗 腫 蕩 効 果 発 現 に は,所属りンパ節の存在が重要である.このことは, リンパ節リンパ球のThy 1 ・2抗原陽性細胞比, PHA

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-796-1 7 7 幼若化反応,非特異的細胞障害活性と考えられるNK 節よりもOK-432 の影響を強くうけていたとし、う事実 細胞活性,腫蕩細胞に特異的と考えられる抗腫蕩活性 から裏付けられた. などを測定したところ,所属リンパ節は非所属リンパ

論 文 審 査 の 要 旨

本 論 文 は 免 疫 療 法 施 行 時 に お け る 所 属 リ ン パ 節 の 抗 腫 蕩 性 に つ い て 検 索 し た も の で , 学 術 上 価 値 あ るものと認める. 主論文公表誌 免疫療法施行時における所属リンパ節の抗腫蕩性に 関する実験的研究 日 本 外 科 学 会 雑 誌 第58 回 第11号 1479-1489 頁(昭和95 年11 月1日発行〕 副論文公表誌 1)人工区門設置後の愁訴改善法ー」持に涜腸療法 について一一 外科診療 81 )9( 1041-1045 )6791( 2 ) 良性胆道疾患術後愁訴について 東女医大誌 48 )8( 651-656 )8791( 3 ) 門脈圧克進に伴う腹腔内出血の1治験例←一騎 穿静脈破裂による 外科治療 43 )3( 350-355 )0891( 4 ) 再発・再燃胃癌に対する手術症例 県 立 ガ ン セ ン タ 一 新 潟 病 院 医 誌 91 )2( 1 5 7 -169 1()089 7 9 7 5 ) 当院における胃癌術後化学療法・免疫療法・放 射線療法の現況 県 立 ガ ン セ ン タ 一 新 潟 病 院 医 誌 02 )1( 21-34 )0819( 6 ) 再発胃癌の治療一一外科的立場より一 臨床と研究 95 )2( 539-543 )829(1 7 ) 早期胃癌はどこまで郭清すべきか 手術 63 )3( 289-294 )2819(

8

)

TPA

CEA

の大腸癌診断における意義 薬理と治療 21 (Suppl )3 555-560 1()498 9 ) 組織型別にみた浸潤癌通常型乳癌の検討 日 本 臨 床 外 科 医 学 会 雑 誌 45 )6( 706 -710 )4891( 1 0 ) 硬化剤注入療法による食道静脈癌の治療成績 日 本 消 化 器 外 科 学 会 雑 誌 71 )3( 557 -563 )4891(

参照

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