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対話の相手の「本音」を知ろう―投資家フォーラムでの議論などから読み取る試み―

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Academic year: 2021

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(1)アナリストの新たな分析視点─非財務情報の活用法─. 対話の相手の「本音」を知ろう. ―投資家フォーラムでの議論などから読み取る試み― 大 堀 龍 介 CMA 目 1.はじめに 2.投資家フォーラムでの討議・意見交換から 3.対話の相手の「本音」を知るために. 次 4.継続的な対話の意義についての私論 5.終わりに. 投資家と企業の間の対話を良質で効率的なものにし、相互理解を促進するためには、双方が対話の相手の「本 音」をよく知ることが望ましい。投資家フォーラムにおける議論の様子に接することで、様々な論点に関する投 資家・企業それぞれの「本音」を読み取ることができる。また、一部の刊行物や書籍・資料にも、対話の当事者 の「本音」を知る手がかりを見いだすことができる。. べく発信することに努めるとともに、企業の率直. 1.はじめに. な意見を受け止めることにも力を注いできた。先. 2015年に活動を開始した投資家フォーラムで. 般、いつもとは少しスタイルを変え、投資家だけ. は、個人として参加する会員が自由に発言し他の. の会合、IR担当者を中心とした企業側の人々だけ. 会員と討議する場である 「投資家フォーラム会合」. の会合、更に投資家の代表と企業側の人々が意見. (以下、会合)に加え、機関投資家と企業との意. 交換するOSを組み合わせた、 「IR活動~ここが変. 見交換を目的とした 「オープンセッション」 (以下、. だよIR、ここが変だよ投資家~」というテーマを. OS)を開催している(注1)。同団体は、会員であ. 掲げた企画を実施したところ、対話の相手が何を. る投資家の、 所属機関の公式見解とは別の「肉声」. 考えているのかについて、依然として双方に認識. を、なるべくそのまま(無理に意見集約もせずに). ギャップが残っていることがあぶり出されてき. 記録し他の投資家や企業側の人々の参考に資する. た。. 大堀 龍介(おおほり りゅうすけ) 投資家フォーラム運営委員、一般社団法人機関投資家協働対話フォーラム理事。1987年 東京大学経済学部卒業。同年野村證券㈱入社。以後、㈱野村総合研究所への出向を含めセ ルサイド・アナリスト業務に従事。96年JPモルガンの資産運用部門にバイサイド・アナ リストとして入社。調査部長を経て2009年JPM運用本部(のちRDP運用本部)本部長兼 CIOに就任。17年JPモルガンを退社。経済産業省『持続的成長への競争力とインセンティ ブ~企業と投資家の望ましい関係構築~(伊藤レポート) 』委員。. 22. 証券アナリストジャーナル 2018.11.

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