C H A P T E R
2
Cisco NCS
コマンド
ライン
インターフェイ
スの使用
この章では、コマンドラインインターフェイス(CLI)から Cisco Prime Network Control System
(NCS)を理解し、設定する際に役立つヒントを紹介します。Cisco NCS は、小規模、中規模、および 大規模な配置の場合に配置でき、さまざまなプラットフォームで、また VMware で実行できるソフト ウェアとしても使用できます。この章の内容は、次のとおりです。 • 「Cisco NCS の CLI にアクセスする前に」(P.2-1) • 「Cisco NCS CLI へのアクセス」(P.2-3) • 「コマンドモードについて」(P.2-5) • 「CLI コマンドの使用方法」(P.2-9) • 「次の作業」(P.2-11)
Cisco NCS
の
CLI
にアクセスする前に
Cisco NCS CLI にログインする前に、『Cisco Prime Network Control System Hardware Installation Guide, Release 1.0』で指定されたインストール作業を完了してください
Cisco NCS
を設定するためのセットアップ
ユーティリティ
の実行
Cisco NCS アプライアンスに初めて電源を投入すると、Cisco NCS アプライアンスのセットアップ ユーティリティを実行するように求められます。setup コマンドを使用してユーティリティを実行する 前に、次のネットワークコンフィギュレーションプロンプトに対して値が設定されていることを確認 します。 • Hostname • IP address • Netmask • Gateway • Domain • Nameserver第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 Cisco NCS を設定するためのセットアップ ユーティリティの実行 • User ID • Password 次の例は、setup コマンドのサンプル出力を示します。 ********************************************** Please type 'setup' to configure the appliance ********************************************** localhost login: setup
Press 'Ctrl-C' to abort setup Enter hostname[]: NCS
Enter IP address[]: 172.16.90.183
Enter IP default netmask[]: 255.255.255.0 Enter IP default gateway[]: 172.16.90.1 Enter default DNS domain[]: example.com Enter primary nameserver[]: 172.16.168.183 Add/Edit another nameserver? Y/N : n Enter primary NTP server[time.nist.gov]: Add/Edit secondary NTP server? Y/N : n Enter username[admin]:
Enter password: Enter password again:
Bringing up network interface... Pinging the gateway...
Pinging the primary nameserver...
Do not use 'Ctrl-C' from this point on... Appliance is configured 必要な情報を入力すると、自動的に Cisco NCS アプライアンスがリブートされ、次のログインプロン プトが表示されます。 machine_name login: machine_name が setup コマンドを実行したときに指定したホスト名を特定します。 この例では、次のプロンプトが表示されます。 NCS login: ログインには、セットアッププロセスで作成した管理者ユーザアカウント(および対応するパスワー ド)を使用します。また NCS CLI に最初にログインするときにも、この Admin アカウントを使用する 必要があります。CLI に管理者としてアクセスした後は、コンフィギュレーションモードでusername
コマンドを実行して、CLI への SSH アクセスが可能なユーザ(Admin 権限または Operator 権限を持 つ)を追加できます。 (注) 初期セットアップウィザード中に作成されたその管理者ユーザアカウントと対応するパスワード (CLI ユーザアカウント)は、CLI を使用して NCS アプリケーションを管理するために使用できます。 CLI ユーザは、NCS アプリケーションソフトウェアの開始と停止、NCS アプリケーションデータの バックアップと復元、NCS アプリケーションソフトウェアへのソフトウェアパッチとアップグレード の適用、すべてのシステムとアプリケーションログの参照、NCS アプライアンスのリロードまたは シャットダウンを行う特権を持っています。CLI のユーザクレデンシャルを保護するには、CLI への アクセス権を持つユーザを明示的に作成します。 「Cisco NCS CLI へのアクセス」(P.2-3)を参照してください。
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用
Cisco NCS CLI へのアクセス
(注) Cisco NCS Web インターフェイスから作成するユーザは Cisco NCS CLI に自動的にログインできませ
ん。CLI へのアクセス権を明示的に付与してユーザを作成する必要があります。このようなユーザを作
成するには、セットアップ時に作成した Admin アカウントを使用して CLI にログインした後、コン
フィギュレーションモードを開始し、username コマンドを実行する必要があります。
Cisco NCS CLI
へのアクセス
Cisco NCS CLI にログインする前に、「Cisco NCS の CLI にアクセスする前に」(P.2-1)のハードウェ アのインストールとコンフィギュレーションのプロセスを完了していることを確認します。 Cisco NCS サーバにログインし、CLI にアクセスするには、SSH セキュアシェルクライアントまたは コンソールポートを使用します。ログインは、次のマシンから実行できます。 • Windows XP または Vista の PC。 • Linux の PC。 • Mac OS X 10.4 以降のアップルコンピュータ。 • VT100 または ANSI 互換の端末デバイス。VT100 タイプのデバイスおよび ANSI デバイスでは、 カーソル制御キーとカーソル移動キーを使用できます。キーには、左矢印、上矢印、下矢印、右矢 印、Delete、および Backspace が含まれます。CLI は、カーソル制御キーの使用を検出し、自動的
に最適なデバイスプロパティを使用します(「サポートされるハードウェアおよびソフトウェアの
プラットフォーム」(P.2-3)を参照)。
CLI を終了するには、EXEC モードで exit コマンドを使用します。現在、いずれかのコンフィギュ
レーションモードになっている場合に、CLI を終了するには、end または exit コマンドを入力するか
Ctrl+z キーを押して EXEC モードに戻ってから、exit コマンドを入力します(「EXEC モード」 (P.2-5)を参照)。
サポートされるハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォーム
Cisco NCS には、次の有効な端末タイプからアクセスできます。 • 1178 • 2621 • 5051 • 6053 • 8510 • altos5 • amiga • ansi • apollo • Apple_Terminal • att5425 • ibm327x • kaypro第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 Cisco NCS CLI へのアクセス • vt100 有効な全タイプの一覧については、terminfo データベースを参照してください。 Cisco NCS には、SSH クライアントまたはコンソールポートからアクセスすることもできます。
セキュア
シェルを使用して
CLI
を開く
(注) Cisco NCS CLI 環境にアクセスするには、SSH v2 をサポートする SSH クライアントを使用します。 次の例では、Windows XP を使用して、PC からセキュアシェル(SSH)クライアント(有線 WAN に 接続)でログインする方法を示します。この例では、あらかじめセットアップユーティリティを使用し、Admin(管理者)ユーザを受け入れて Cisco NCS を設定し、Admin としてログインしていると想 定します。
ステップ 1 任意の SSH クライアントを使用して SSH セッションを開始します。
SSH ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Enter キーまたはスペースバーを押して接続します。
[Connect to Remote Host] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ホスト名、ユーザ名、ポート番号、および認証方式を入力します。 この例では、ホスト名に ncs、ユーザ名に admin、ポート番号に 22 を入力し、認証方式として、ド ロップダウンリストから [Password] を選択します。 ステップ 4 [Connect] をクリックするか、Enter キーを押します。 [Enter Password] ウィンドウが表示されます。 ステップ 5 割り当てられた管理者パスワードを入力します。
[SSH with the Add Profile] ウィンドウが表示されます。
ステップ 6 (オプション)テキストボックスにプロファイル名を入力し、[Add to Profile] をクリックします。
ステップ 7 [Add Profile] ウィンドウで [Close] をクリックします。
Cisco NCS プロンプトの ncs/admin# が表示されます。これで、Cisco NCS CLI コマンドを入力できま す。
ローカル
PC
を使用した
CLI
の開始
(有線 LAN に接続せずに)NCS をローカルに設定する必要がある場合は、ヌルモデムケーブルを使用 して、PC を Cisco NCS アプライアンスのコンソールポートに接続できます。 シリアルコンソールコネクタ(ポート)は、コンソールポートに端末を接続することで、CLI にロー カルアクセス可能にします。端末は、ターミナルエミュレーションソフトウェアまたは ASCII 端末を 実行する PC です。コンソールポート(EIA/TIA-232 非同期)で必要なのは、ヌルモデムケーブルの みです。 ターミナルエミュレーションソフトウェアを実行する PC をコンソールポートに接続するには、DB-9 メス型 - DB-9 メス型のヌルモデムケーブルを使用します。第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 コマンド モードについて ASCII 端末をコンソールポートに接続するには、片方が DB-9 メスでもう一方が DB-25 オスのスト レートケーブルと、DB-25 メスから DB-25 メスへの変換アダプタを使用します。 コンソールポートのデフォルトパラメータは、9600 ボー、8 データビット、パリティなし、1 ストッ プビット、およびハードウェアフロー制御なしです。
(注) 接続の相手側がシスコスイッチの場合、スイッチポートを duplex auto、speed auto(デフォルト)に 設定します。
コンソールポートに接続し、CLI を開くには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco ISE-3315 のコンソールポートと PC の COM ポートをヌルモデムケーブルで接続します。
ステップ 2 Cisco NCS と通信するようにターミナルエミュレータを設定します。ターミナルエミュレータの接続 では、9600 ボー、データビット 8、パリティなし、ストップビット 1 の設定を使用します。フロー制 御はなしです。 ステップ 3 ターミナルエミュレータが起動したら、Enter キーを押します。 ステップ 4 ウィンドウでユーザ名を入力して、Enter キーを押します。 ステップ 5 パスワードを入力して Enter キーを押します。
CLI が起動したら、Cisco NCS を設定する CLI コマンドを入力できます。
コマンド
モードについて
ここでは、Cisco NCS のコマンドモードについて詳しく説明します。ここでは、次の内容について説 明します。 • 「EXEC モード」(P.2-5) • 「コンフィギュレーションモード」(P.2-6) • 「コンフィギュレーションサブモード」(P.2-7)EXEC
モード
Cisco NCS でセッションを開始する場合、admin または EXEC モードで開始します。この EXEC モー
ドから、コンフィギュレーションモードを開始できます。show コマンドなどの EXEC コマンド(ワ
ンタイムコマンド)のほとんどは、現在のコンフィギュレーションステータスを表示します。admin
または EXEC モードのプロンプトは、デバイス名またはホスト名で構成され、その後にシャープ記号
(#)が付きます。たとえば、次のとおりです。
ncs/admin# (Admin or EXEC mode)
(注) このマニュアルでは、Cisco NCS サーバは、ユーザアカウントに Cisco NCS サーバのホスト名と
admin の代わりに名前の ncs を使用します。
プロンプトを調べて、EXEC モードまたはコンフィギュレーションモードになっていることを常に確
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 コマンド モードについて • EXEC モードでは、NCS サーバのホスト名とユーザ名の後に、シャープ記号(#)が付きます。 例: ncs/admin# • コンフィギュレーションモードでは、「config」というキーワードとシャープ記号(#)は Cisco NCS サーバのホスト名とユーザ名の後に表示されます。 例: ncs/admin# configure
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. ncs/admin(config)# (configuration mode)
UNIX を使い慣れている場合は、EXEC モードを root アクセスのように考えることができます。また、
Windows NT の管理者レベルや、NetWare のスーパーバイザと同等と考えることもできます。この
モードでは、コンフィギュレーションコマンドの実行を含め、Cisco NCS サーバ内のすべてに対する
アクセスが許可されます。ただし、コンフィギュレーションコマンドは直接入力できません。Cisco
NCS サーバの実際のコンフィギュレーションを変更する前に、configure または configure terminal
(conf t) コマンドを入力して、コンフィギュレーションモードに入る必要があります。このコマンド
は、EXEC モードだけで入力してください。
例:
ncs/admin#
conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL-Z. ncs(config)# (configuration mode)
コンフィギュレーションモードには数種類のサブモードがあり、それぞれに固有のプロンプトがあり ます。これらのサブモードに入るには、まず configure terminal コマンドを入力して、コンフィギュ レーションモードに入る必要があります。 コンフィギュレーションモードを終了するには、end コマンド、exit コマンド、または Ctrl+z コマン ドを入力します。EXEC モードを終了するには、exit コマンドを入力します。コンフィギュレーション モードと EXEC モードの両方を終了するには、次の一連のコマンドを入力します。 ncs/admin(config)# exit ncs/admin# exit EXEC モードのコマンドの一覧を表示するには、疑問符(?)を入力します。 ncs/admin# ?
コンフィギュレーション
モード
既存のコンフィギュレーションに変更を加えるには、コンフィギュレーションモードを使用します。 コンフィギュレーションを保存すると、これらのコマンドは、次のいずれかのコマンドを実行した場合 に限り、Cisco NCS サーバのリブート後もそのまま有効です。• copy running-config startup-config • write memory
コンフィギュレーションモードを開始するには、EXEC モードで configure または configure
terminal (conf t) コマンドを実行します。コンフィギュレーションモードの状態にある場合、Cisco
NCS は、コマンドをコンフィギュレーションコマンドとして処理します。
例:
ncs/admin# configure
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL-Z. ncs/admin(config)# (configuration mode)
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 コマンド モードについて このレベルから、Cisco NCS コンフィギュレーションに直接コマンドを入力できます。このモードの コマンドの一覧を表示するには、疑問符(?)を入力します。 ncs/admin(config)# ? コンフィギュレーションモードには数種類のコンフィギュレーションサブモードがあります。各サブ モードに入ると、プロンプト階層のさらに深いレベルで操作できます。exit と入力すると、Cisco NCS はユーザのレベルを 1 段階戻し、前のレベルに戻します。もう一度 exit と入力すると、Cisco NCS は ユーザを EXEC レベルに戻します。 (注) コンフィギュレーションモードでは、end または exit コマンドの代わりに、Ctrl+Z キーを使用できま す。
コンフィギュレーション
サブモード
コンフィギュレーションサブモードでは、特定のコンフィギュレーションについてのコマンドを入力 できます。例: ncs/admin# config tncs/admin(config)# interface GigabitEthernet 0 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# このモードのコマンドの一覧を表示するには、疑問符(?)を入力します。 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ? このプロンプトを終了してコンフィギュレーションプロンプトに戻るには、exit コマンドまたは end コマンドを使用します。 表 2-1に、インターフェイス GigabitEthernet 0 コンフィギュレーションサブモードのコマンドをリス トします。この他に、kron、repository、および password policy の各コマンドに固有のサブモードな
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 コマンド モードについて 表 2-1 インターフェイス GigabitEthernet 0 コンフィギュレーションサブモードのコマンドオプショ ン コマンド 備考 ncs/admin(config)# interface GigabitEthernet 0 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ? Configure ethernet interface: do EXEC command
end Exit from configure mode exit Exit from this submode ip Configure IP features ipv6 Configure IPv6 features no Negate a command or set its defaults
shutdown Shutdown the interface ncs/admin(config-GigabitEthernet)# インターフェイスの設定のためのコマンドを入力 します。この例では、interface GigabitEthernet コマンドを使用します。 次にコマンドラインに入力する必要があるコマン ドを表示するには、? と入力します。この例で は、使用可能な interface GigabitEthernet コン フィギュレーションサブモードコマンドを示し ています。 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip ? address Configure IP address
ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip インターフェイスの設定のためのコマンドを入力 します。この例では、ip コマンドを使用します。 次にコマンドラインに入力する必要があるコマン ドを表示するには、? と入力します。この例で は、使用可能な ip コンフィギュレーションサブ モードコマンドを示しています。 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip address ?
<A.B.C.D> IPv4 address
ncs/admin(config-GigabitEthernet) ip address インターフェイスの設定のためのコマンドを入力 します。この例では、ip addresss コマンドを使 用します。 次にコマンドラインに入力する必要があるコマン ドを表示するには、? と入力します。この例で は、IPv4 アドレスを入力する必要があります。 復帰 <cr> は表示されないため、追加の引数を入 力してコマンドを完成させる必要があります。 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip address 172.16.0.1 ?
<A.B.C.D> Network mask
ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip address 172.16.0.1 使用するキーワードまたは引数を入力します。こ の例では、IP アドレスとして 172.16.0.1 を使用 しています。 次にコマンドラインに入力する必要があるコマン ドを表示するには、? と入力します。この例で は、ネットワークマスクを入力する必要がありま す。 復帰 <cr> は表示されないため、追加の引数を入 力してコマンドを完成させる必要があります。 ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip address 172.16.0.1 255.255.255.224 ? <cr> Carriage Return ncs/admin(config-GigabitEthernet)# ip address 172.16.0.1 255.255.255.224 ネットワークマスクを入力します。この例では、 IP アドレスとして 255.255.255.224 を使用してい ます。 次にコマンドラインに入力する必要があるコマン ドを表示するには、? と入力します。この例で は、Enter キーを押します。 復帰 <cr> が表示されるため、Enter キーを押して コマンドを完成させます。
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 CLI コマンドの使用方法
CLI
コマンドの使用方法
ここでは、Cisco NCS のコマンドとモードの使用方法について説明します。次の項目を取り上げます。 • 「ヘルプの利用方法」(P.2-9) • 「コマンドの no 形式と default 形式の使用」(P.2-9) • 「コマンドラインの表記法」(P.2-10)ヘルプの利用方法
疑問符(?)と矢印キーを使用して、コマンド入力のヘルプを利用します。 • 使用可能なコマンドの一覧を表示するには、次のように疑問符(?)を入力します。 ncs/admin# ? • コマンドを完成させるには、既知の文字をいくつか入力し、続けて疑問符(?)を入力します(ス ペースなし)。 ncs/admin# s? • コマンドのキーワードおよび引数を表示するには、プロンプトが表示されたときに、またはコマン ドの一部とそれに続けてスペースを入力した後に、疑問符(?)を入力します。 ncs/admin# show ? Cisco NCS には、使用可能なキーワードおよび引数のリストと簡単な説明が表示されます。 (注) コマンドのヘルプの <cr> 記号は「復帰」を表しています。これは、Return または Enter キーを押すことを意味します。コマンドヘルプの最後の <cr> は、Enter キーを押してコマ ンドを完成させるオプションがあること、および <cr> 記号に先行するリスト内の引数およ びキーワードはオプションであることを示します。<cr> 記号だけの場合は、使用可能な引 数またはキーワードが他に存在せず、Enter キーを押してコマンドを完成させる必要がある ことを示します。 • 以前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーを押します。さらに多くのコマンドを表示 するには、続けて上矢印キーを押します。コマンドの
no
形式と
default
形式の使用
一部の EXEC コマンドまたはコンフィギュレーションコマンドには no 形式があります。一般には、 no 形式を使用して機能をディセーブルにします。ディセーブルにされた機能を再度イネーブルにした り、デフォルトでディセーブルになっている機能をイネーブルにしたりするには、no キーワードを付 けずにコマンドを使用します。IP アドレスをディセーブルにするには no ip address コマンドを使用 し、その IP アドレスを再びイネーブルにするには ip address コマンドを使用します。 コンフィギュレーションコマンドには、コマンド設定をデフォルト値に戻すための default 形式もあり ます。ほとんどのコマンドはデフォルトがディセーブルであるため、そのような場合に default 形式を 使用すると、コマンドの no 形式を使用した場合と同じ結果になります。ただし、デフォルトでイネー ブルに設定されていて、なおかつ変数が特定のデフォルト値に設定されているコマンドもあります。そ のような場合に default 形式のコマンドを使用すると、コマンドがイネーブルになり、変数がデフォル ト値に設定されます。第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 CLI コマンドの使用方法 コンフィギュレーションコマンドの完全な構文と、no および default 形式のコマンドについては、付 録 A「Cisco NCS コマンドリファレンス」を参照してください。
コマンド
ラインの表記法
ここには、このマニュアルの使用に必要な基本的なコマンドラインの表記法および動作情報が含まれ ます。ここでは、次の内容について説明します。 • 「コマンドライン編集キーの表記法」(P.2-10) • 「コマンドラインの完了」(P.2-10) • 「--More-- プロンプトでの出力の続行」(P.2-11)コマンド
ライン編集キーの表記法
Cisco NCS には、入力した行を編集するためのキーボードショートカットが数多く用意されています。Tab
現在のコマンドを終了するには、Tab キーを押します。 Tab キーを押した場合: • 行の先頭に、オプションの短縮形すべてが一覧表示されます。 • コマンドの一部を入力すると、それらの文字で始まるオプションの短縮形すべてが一覧表示されま す。 • 使用可能なオプションの候補が 1 つだけの場合は、そのオプションが自動的に取り込まれます。Ctrl+c
シーケンスを中断するには、Ctrl+c を押します。このキーシーケンスを押して、実行コマンドを中止 し、前のモードに戻ります。Ctrl+z
コンフィギュレーションモードを終了し、前のコンフィギュレーションモードに戻るには、Ctrl+z を 押します。?
使用できるコマンドをリストするには、プロンプトで疑問符(?)を入力します(「ヘルプの利用方法」 (P.2-9)を参照)。コマンド
ラインの完了
コマンドラインコンプリート機能を使用すると、Cisco NCS CLI の操作性が向上します。余分なキー 入力を行う必要がなくなり、コマンドの構文を思い出せなくてもコマンドが入力できます。 たとえば、show running-config コマンドの場合:ncs/admin# show running-config 次の作業を実行できます。 ncs/admin# sh run
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用
次の作業
もう 1 つのショートカットは sh の入力後に Tab キーを押します。Cisco NCS CLI が、残りのコマンド
(この場合は show)を入力します。
Cisco NCS CLI は、コマンドを認識できない場合、コマンドライン全体を繰り返して表示し、コマン
ドを解析できなかった位置にカレット記号(^)を挿入します。
例:
ncs/admin# show unning-configuration ^
% Invalid input detected at ‘^’ marker.
カレット記号(^)は、Cisco NCS が認識できなかったコマンドラインの最初の文字を指します。通 常、これはコマンドを完成させるために引数を追加する必要があるか、またはコマンドのスペルに誤り があることを意味します。この場合、「running」コマンドから「r」が欠落しています。エラーを修正 するには、コマンドを再入力します。 別の形式のコマンドラインコンプリート機能では、コマンドの先頭の数文字を入力し、それから Tab キーを押します。1 つのコマンドと合致すると、Cisco NCS CLI はそのコマンドを完成させます。たと
えば、sh と入力して Tab キーを押すと、Cisco NCS は、sh に続けて show を完成させます。NCS がコ
マンドを完成できない場合は、さらに数文字を追加して再度 Tab キーを押します。詳細については、 「Tab」(P.2-10)を参照してください。
--More--
プロンプトでの出力の続行
Cisco NCS CLI を使用する場合に、出力が画面の表示可能域を超えることがよくあります。多くの ? や show コマンドの出力などで画面の下端を超えて出力が続く場合は、出力が中断し、画面の最後の行に --More-- プロンプトが表示されます。出力を再開するには、Return キーを押して 1 行スクロールダウ ンするか、スペースバーを押して次の 1 画面分の出力を表示します。ヒント 画面上の出力が中断されても --More-- プロンプトが表示されない場合は、EXEC コマンド terminal
length を使用して画面長の値を小さくしてみてください。長さの値をゼロ(0)に設定すると、コマン ドの出力は中断しません。
次の作業
これで Cisco NCS CLI の基本的な使用方法についての説明は終わりです。CLI を使用して Cisco NCS
を実際に設定してください。 次の事項を確認してください。 • コマンドの入力支援として、疑問符(?)と矢印キーを使用できます。 • 各コマンドモードは、一定のコマンドセットに制限されています。コマンドの入力に問題がある 場合は、プロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用可能なコマンドのリストを表示します。 • 機能をディセーブルにするには、コマンドの前に no キーワードを挿入します。たとえば、no ip address のように入力します。 • コンフィギュレーションの変更内容を保存して、システムのリロードや停電時に変更内容が失われ ないようにする必要があります。 コマンドの一覧、説明、構文、使用上のガイドライン、および出力例については、付録 A「Cisco NCS コマンドリファレンス」を参照してください。
第 2 章 Cisco NCS コマンド ライン インターフェイスの使用 次の作業