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PROCEEDINGS OF THE 12th INTERNATIONAL CONFERENCE ON JAPANESE LITERATURE IN JAPAN

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Academic year: 2021

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ISSN  0387‑7280 

国際日本文学研究集会会議録(第 1 2 回 )

PROCEEDING ~ OF THE 1 2 t INTERNATi d NAL CONFERENCE  ON  JAPA ~ESE LITERA r j URE IN JAPAN ¥ 

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( 1 9 8 8 )  

国 文 学 研 究 資 料 館

山 ONAL1 1 STITUTE OF 山 NESE Ll~ERTURE

情 報 資 料 盤

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PROCEEDINGS OF THE 1 2 t h  INTERNATIONAL CONFERENCE  ON  JAPANESE LITERATURE IN JAPAN 

1 9 8 8  

N a t i o n a l  I n s t i t u t e  o f  Japanese L i t e r a t u r e  

1 ‑ 1 6 ‑ 1 0 ,  Y u t a k a ‑ c h o ,  S h i n a g a w a ‑ k u ,  

Tokyo,142 

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ド / Z   凶

目 次

あ い さ つ 小 山 弘 志 … … … ー 3

研 究 発 表

中国古典美学と日本民族自然美観の形成 楊 明石一族にみられる血の誇り

ー一一明石尼君を中心に一一

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ワ 臼

良 姫 永 順

「舞姫」のポリブォニー 林 正子−−……… 3 9 鴎外文学における眼差し 谷 学 謙 一 … … … … 5 2 幕末に来日した人々と文学との出会い望月洋子....・

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・ . . . . . ・

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・ . . . 5 7   現代日本幻想文学のユートピアと反ユートピアの概念

一一安定へのなつか しさ一 一

Susan NAPIER ・  ・  . . . . . .  ・    ・  . . . . … 7 6   芭蕉の季節感

一一時雨と五月雨を中心に一 一 一

育 設 玉姫・……・………… 8 6

歌舞伎の中の「しユき J Emi SCHINZINGER .   ・  . . . . . . .  ・  1 0 5  

一一上方と江戸に胎ける助六劇の違い一一

黒本・青本と浄瑠璃絵尽し本 高橋則子・・……...・

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・ − … 1 2 1

一一黒本「こく性や合戦」をめぐって 一 一

公 開 講 演

阿 修 羅 の 変 容 Karen BRAZELL ・・…−…−… 1 3 0

一一須弥山の海から日本の舞台まで一一

風 流 と 見 立 て 郡 司 正 勝 … … … … ・ … … 1 5 7

記 録

日程および研究集会の経過………

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・−……… 1 7 6 参加者名簿……....・

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・−−…………−………

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・ − − − …

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・ . . . . . ・

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・ ・ 1 7 7 国際日本文学研究集会委員会名簿………...・

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・ . . . ・

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・ ・ ・ 1 8 1  

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あ い さ つ

小 山 弘 志

小山でございます。この会も十二回ということでありますが、おかげさま で順調な経過をたどっております。これは、申すまでもなく、多くの方のご 協力の結果でございます。主催者としてたいへん有難く思っております。

このプログラムでおわかりになりますように、随分色とりどりでございま す。近世文学会とか、近代文学会といった場の発表であってもいいような内 容のものも、勿論ございます。と同時に、そういった普通の学会ではちょっ と見られないような題目も、加わっております。全体として、私どもの国際 日本文学研究集会の、一種の色と申しますか、ある傾向が固まってきたよう にも思います。これを、私どもとしては大事にしていきたいと思いますし、

また、ひとつの傾向に安住することな く 、絶えず 、世話役として見守り、対応 していきたいと考えております。

今回も、前回同様、応募の数がかなりございまして、十八件ございました うちから九つをお願いすることになりました。割愛しがたいものもあったの ですが、時間の関係などから、やむを得ず半分にしぼらせていただいた次第 です。今日は、六つ研究発表をお願いし、また明日午前中に三つ、そして午 後には公開講演をお願いすることになります。大変ノ\ードなスケジュールと いってよろしいかと存じます。あるいは、日程を延ばすということも考えね ばならない時期かとも思います。かといって、日数を延ばしても、今度はま たうまくいかないことが起こるかもしれない、このくらいが丁度よいのかと も思います。今その境目に来ているように思います。これだけハードなスケ ジュールになりますと、聞に何かを入れるということができにくし」例えば、

以前には、コンビュータを{吏ってオンライン検:索のデモンストレーションを いたしましたり、また、当館の仕事をいろいろご紹介するといったこともあ

‑ 3 ‑

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ったのですが、そういうことをする余地が、今のところなくなってしまって います。残念なようでもあり、あるいはそれが当然の姿かもしれないとも思 っております。

九つの発表をお願いすることに関しましては、館内の者と、館外からも何 人かの方にお加わりいただいている、委員会で決めたものでございます口館 外の委員の方をご紹介いたしますと、青山学院大学の池田重教授が委員長で ございます。以下五十音順に、清泉女子大学のアラン ・ ターニー先生、東京 大学の芳賀徹先生、国学院大学の講師をなさっています長谷川泉先生、それ から、この三月まで当館にいて四月から国際基督教大学に移られました福田 秀一先生。そういう外部の方をお願いし、館内の委員とともに、九つ選ぶこ

とにしたのでございます。

今回は、女性のご発表が過半数をかなり上まわるくらいに多くなりました。

これは全く、たまたまそのようになったのでして、来年もそうなるかどうか は、予知できないことでございます。今の時代ですから、女性の数が多いと か少ないとかいうことは、問題にする必要のないことですが、私のような男 性の立場で申しますと、今年は色どりのある会になったなと思います。

明日、午前中の研究発表のあと、午後に公開講演をカレン ・ プラゼ、ル先生 にお願いしております。プラゼ、ル先生は、アメリカのコーネル大学の教授で ありますが、この十一月から当館に客員教授としてお見えになり、明年の三 月までご一緒に研究することになっております。これも特に申し上げるまで もないことかもしれませんが、私どもの客員教授として女性の方をお迎えし たのは初めてでございます。プラゼ、ル先生からは、「阿修羅の変容 J というま ことに魅力的な題のお話を伺うことになっております。先生の研究テーマは、

日本の中世文学で、主として能についての研究をなさっておられます。今日

のお話しはその能に関連があるのですが、最近は「高砂」とか「隅田!||」と

かの個々の曲に限らない、広く、能というものが中世においてどのようであ

ったかということをお考えになっておられますので、表題のようなお話しを

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していただくことになりました。

プラゼ、ル先生から「阿修羅の変容」という題を伺ってから、もうお一人、

講演をお願いする方を考えました。そして、早稲田大学名誉教授の郡司正勝 先生に決め、お願いいたしましたところ、ご快諾を得ました。いただきまし た題名が「風流と見立て」。かくして、連歌で申しますと、見事にホついた即 題のご講演を伺うことができるようになった次第でございます。郡司先生は、

あらためて申し上げるまでもないと思いますが、歌舞伎の方面の大変な学者 でいらっしゃいます。「風流と見立て」というのは、勿論歌舞伎にお触れにな るとは存じますが、歌舞伎のみにとどまらない、もっと広い視点からのお話 しになるのではなし功=と思っております。

公開講演も、このように色どりのあるものをお願し

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することができました。

さらに九つの研究発表、それぞれにいろいろと魅力的な題が並んでトおります。

この二日間、大いに満足していただけるのではないかと存じます。

なお、当館の仕事の近況について、ちょっと申し上げます。資料その他の オンライン検索を可能にするという仕事が、着々と進んでおります。「着々 J

というのを正確に申しますと、「着」の次に、ちょっと時間をおいて「着」に なるというぐらいの速度ではありますが、着実に進んでおります。最後に一 言、ただいま二階の展示室で、「名所と文学」というテーマのもとに、当館の f 寺っております本の展示をいたしております

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名所図絵の類が中心です。

それでは、今日の午後そして明日と、この会が実りの多いものになります ことを期待して、ご挨拶を終ることにいたします。

‑ 5 ‑

(8)

発 行 平成元年 3 月 編集兼発行者

国 文 学 研 究 資 料 館

干 1 4 2 東京都品川区豊町 1 1 6 ‑ 1 0 

電話( 0 3 ) 7 8 5 ‑ 7 1 3 1  ( f t )  

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