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(1)

修士論文

最適化問題の近似解について

三 重 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 教 科 教 育 専 攻

209MOll

宝 来 美 緒

2012

2

10

(2)

目次

序 論

1

目的関数・制約条件の中にあらわれる線形和の関数和への拡張・・

5 1‑1

論文

[ s ‑ y ]

での問題形式・. . . . .・・・・・・

5 1‑2 

拡張後の問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2章 問 題 の 解 法

2‑1 

問題の変換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8  2‑2 

独立変数の指数関数での置き換え・・・・・・・・・・・ 10 

2‑3 

φm(Y)

の線形化について・・・・・・・・・・・・・・

1 3

3

章具体的計算のためのアルゴ、リズム

1 9  

3‑1

分枝限定アルゴ、リズムについて・. . . . .・・

1 9

第 4章 計 算 例 22 

4‑1

1

4‑2 

2

2 2   2 4  

5

章 今 後 の 課 題

27 

5‑1

アルゴリズムの考察・. . . . .・・・・・・・・

27

5‑2 

今後の研究課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 7  

(3)

序論

修士の学生として三重大学で数学を学ばせていただいている中で、

2010

年に河南師範大

8henP e i ‑ P i n g

氏が半年間三重大学に滞在され、その半年の聞に彼女らの論文、

G l o b a l o p t i m i z a t i o n  f o r  t h e  sum o f  g e n e r a l i z e d  p o l y n o m i a l  

a c t i o n a lf u n c t i o n s  ( 2 0 0 6 )  [ 8 ‑ Y }

につ

いての話を聞く機会を得た。

その際、私は数学の応用について大きな刺激を受けた。それまで私が学んだ数学は、主 に存在と一意性を証明していくというものであったからである。問題を具体的に解くとど ういう値になるか、という方法まで含んだ数学を学んだのはその時が生まれて初めてであ った。もともと理論的背景よりも、具体的例の解法に興味のある私は、彼女らの論文に今 までにない興味を覚え、何とか理解しようと努力した。

何度も彼女の元を訪ね、個人的に分からないところを教えてもらったが、私には非常に 難解であった。彼女が帰国した後もその作業は続いた。そうして勉強する中で、分かつてき たことは、彼女らの行ったことは、目的関数・制約条件ともに多変数の一般化有理式の線 形和とする大域的最適化問題の理論と具体的方法、アルゴリズムである、ということであ った。

そこでまず考えたのが、目的関数・制約条件の中にあらわれる線形和をもっと拡張でき ないか、ということで、あった。現実社会の中で、私が学部で学んだ経済学においては、線 形な関数が出るということはほとんどなく、関数というのは一回微分が正、つまり単調増 加、二回微分が負、つまり凸性という

INADA

(稲田)条件と呼ばれる条件をつける関数が

ほとんどだからである

( c f . [ C ‑ N . l ] , [ C‑N.2 ] , [ C . N . 3 ] )

また、工学等を調べても、そのようなタイプの問題が多い。例えば工学の問題だが

問題:下図のような

2

本の鉄パイプ(トラス)で荷重

2W

支える。下記の制約条件下において、最小の 鉄パイプの総重量を求めよ。

(最適化パラメーター

: X 1 , X2 ,  X 3 '   s) 

[パイプ断面]

直径

Xl

鉄パイプの総重量

2 π p J x 4 f x d 2 S 2 + x 4 i x 4 2 x 4 ;  

p :

鉄ノ号イプの密度)

2W 

制糊約条耕イ件牛(仇

b

恥い仇

ν 1 1 l

九,品品

' b b

,九,

2 2

トラスの高さ制限

x

3

b 1

:;0 パ イ プ の 厚 さ 制 限 手

‑b 2

O

2

重みによるトラスの変形を防ぐ条件

w

. f S πxi ‑ b 3 x

X3

O

高さ

X3 

 

修中高 28 

(4)

[  : パ 一 一 W(S2  件 XD2 ‑b4XIX3(xf  +  xD

O 非負条件

X l  ~ 0 ,  X2 

~

0 ,  X3 

~

のような問題はそのタイプである。この場合の単調増加かっ凸な関数とは

J

ーである。

また

( X Z ) Z   .  ' ‑̲  { X 1

( X Z ) Z + X 3¥ ' "  

i n   ./~1

tx~r

I

咋{ー?でー)

^ 2   ^ 1 、 ^ 1

‑1¥.

2 " 

主 主

怠~

{3 X 1 ( X Z ) 2 + X 3

¥ 2  

S u b j e c t  

e X 2

e  X 1  

(~~1.. '~二:!.)壬 O

、 "1'

" 2 / 

らも、同様の問題である。この場合の関数とは

J

l o gや exp

である。それらは、彼らの 論文の対象、少なくとも見かけ上はそのタイプに入っていない。

そこで、彼女らの論文の目的関数・制約条件の中の線形和を

INADA

条件を満たす関数た ちの和にすればどうなるのであろうか、とd思ったのがこの修士論文の出発点である。また、

そのことがより彼女らの論文を理解することにつながるのではなし、かと思った。

拡張後の非線形問題形式は以下のものとなる。

h j , hk f

を定義域内において一回微分が正、または負、

exp

との合成関数の二回微分が正ま たは負な関数であるとする。そのとき、問題は以下である。

1

1/

ω 一 ∞

ba

'e

aE

LH 

4A 

P F 

V

一 一

. E

rE

ω 

s u b j e c t  t o   g k

(j 

= 1 , … , P , j=1 ,

u .

P

, k=1 , … , M )  

ここで

. a   . . . b   . . b  

aj(X)4310EHEditi

bj(X):=Z2102HLxfi 勺 kj(X):=Z2102JL

i t t

dMX):=zEipiltH

Jiti 帆

)>叫

( X )

> 川

( X ) >  0 ,  d k j ( x ) >  0 

以下の条件を付ける。

{ h j ( Y j ) } '  

00=  1 … め { h j ( Y j ) } ' o

(j = 

1 ,  . . .  

P) 

{ h k j ( Y k f ) } '  

ci 

= 1 . . . Kk)  { h k f ( Y k j ) } ' o

ci 

= 1 ,  . . . , 九 )

{ h j  

e x p ( z j ) } "  

0

または{

h j

e X P ( z j ) } " O

{ hk j  

e x p ( z k f ) } "  

0

または{

hk j

exp(zkD

J"

O

(5)

これらの問題の大域的最適解を

Shen

氏らの論文にならい、以下の順で解いていくことを目 的とする。

1. 

a j ( x )

, 

b j  ( x )

, 

C k f ( X )

, 

d k f ( X )

をそれぞれ新しい変数で置き換え、元の問題と同等な問題 となるようにある制約条件を加える。

2 .

置き換えられた変数の数だけ拡張された次元において、問題の目的関数・制約関数 ともに線形な関数に近似し、線形最適化問題に帰着させる。

3 .

線形最適化問題を解き、その最適解が元の問題の近似解となるために、分校限定ア ルゴ、リズムを用いて、近似解を求める。

結果、

Shen

氏らの論文との違いは、

Shen

氏らでは関数

e x p

の線形化だけでよかったが、

本論文では、目的関数、制約条件

l

h j

h

kiを入れたため、その関数の線形化を求める必要が 出てくる。それさえ求められれば、ほぼ同様に

Shen

氏らの手法は使用できるということが 分かった。

具体的計算のためのアルゴリズムは

Shen

氏らの論文に倣い、分枝限定アルゴ、リズムによ る。線形化された問題での最小値を元に、元の非線形問題の最小値 ε( 最適値)を求める。

その概略を以下に記す。

①目的関数を定義域内で上で記したように、下で抑える線形な関数で線形化する。

②線形化した関数の最小値を求める。

③②で求めた最小値の

E

近傍をとる。

④ 目 的 関 数 が ③ の

E

近傍に入っていなければ、近似が十分で、ないので、定義域を

2

等分し て、そのうち、最小値が含まれる領域のみで目的関数を線形化する。

⑤ ④ の 最 小 値 の ε近傍をとる。目的関数が、

E

近傍に入っていなければ、④へ。入ってい れば、近似が十分で、きたということになる。このとき、どの値に対しでも線形化した関 数は必ず元の関数より小さいことより、線形化した最小値が、目的関数の最小値の

E

似値となり、線形化した最小値をとる値が

ε

近似解となる。

ただ残念なことに現在の私には、実際にこのアルゴリズムに従いプログラムを組み、コン ピューターに実行させるだけの力がない。そのため、手計算で計算機を用いて実行できる 範囲で、この方法でどのように解が近似されていくかの例をつけた。実際のプログラムを 組んだ、多変数のあらわれる工学や経済学でのこの修士論文の適用できる具体的例での計 算は修士後の課題としたい。

(6)

最後に、歴史的に目的関数、r 制約関数がともに非凸な関数による非線形最適化問題に対 する解法については、現在、いくつかの解法が提案されている。比較的汎用なものとして

「遺伝的アルゴPリズムjがある。しかし、この方法は、条件によっては局所的最適解しか 求められない、ということが指摘されている。今のところ提案されている解法は、関数の 形、条件等によって解けたり、解けなかったりする、というのが現状であることを付け加

えておく。

本修士論文を作成するに当たり、専門性に欠け、また出来の悪い私を親身にご指導下さ った数学教室の教官方、事務の方には、言葉で言い尽くせないほどのお世話をおかけした。

例の構成につきご指摘を下さった露峰教授、アルゴリズムの理解につき、私のとんちん かんな質問にも丁寧なご指導を下さった谷口教授には感謝しでもしきれないものである。

また、数学全般にわたり、厳しくご指導下さった蟹江教授、数学教育につき、暖かくご 指導下さった中西、田中両教授に深く感謝したい

最後に、このような私をいつも支え続けてくれた家族と友人に心より感謝する。

(7)

1章目的関数・制約条件の中にあらわれる線形和の 関数和への拡張

1‑1  論 文

[ S ‑ y ]

での問題形式

Shen

氏の論文で考察されている問題は以下の非線形な最適化問題である。そのことをま ず復習しておこう。

IR1.

N

の中の有界区間 Xを考える。

X:={Xε Jm.

0

Xi壬均三;x.く∞ i=1

2

N}

本修士論文では、指数が負も含む実数の多項式の和を簡単のために一般化有理式と呼ぶ。

aj(x)

, 

bj(x) 

gk(X)という X上の多変数一般化有理式を与える。

ai(X):=Z2102HLX72ibj(X):=Z21休日立14i

gk(X):=231Fit141(j=1p

p k=L 

M) 

こ こ で

γ

b

TfεN ßÎt, ß~, ß~ を実数定数(:;t:

0 )  

Vlt

R

itiを実数定数の指数件

0 )

とし aj(x) 

>  0

, bj(x) 

>  0 

とする。

さらに

X

上では 目的関数を

ω(X):=Lf=l Cjお い 数 定 数 j= 1, ... 

p )  

と与え gk(X) 

$  0

を制約条件とし、その制約領域を

Xg:={XεX I gk(X)壬

o

(k=l

M)} 

そのとき、問題は以下のものである。

問題(p) X

g

の中の

ω ( X )

の大域的な最適値を求めよ。

とする。

ここで大域的とは、局所的に最小値になるというのではなく、 X

g

の中の真の最小値という ことである。従って各変数において、偏微分が

O

のところを求め、さらに

2

回微分を行い 極大、極小の判定をするという局所的最適化問題とはその問題の質は根本的に異なる。そ れを具体的に解くことは非常に難しい。

[ S . y ]

では

E

近似解を探すという問題に置き換えて 解かれている。さらに [S'Y]の優れているところは、データとして、実数定数及び指数さえ

あたえれば、すべてのタイプの問題にアルゴ、リズムを適応できるところである。

(8)

拡張後の問題

1‑2 

上の問題の非線形大域的最適化問題の目的関数・制約関数は一般化有利関数の線形和で あるが、それらを一般化有利関数とある条件を満たす合成したものの線形和に拡張する。

そこで、以下で考える問題は次である。

X

を 1‑1と同様にIRl.

N

の有界な区間とする。

x={Xε IRl.NIO<Xi

Xi

S; 

X ;

く∞ i=1

2

,……,

N}

aj (x), bj(x), Ckj(X), dkj(x)も同様に一般化有理関数とする。

. . . . . a   ̲ . a  

...b  ̲.b  ... 

ai(x):=Z21F1X7iti,bj(x):22LoanLditi,cki(X):2221FEjtH1xpiti

Auba 

y‑

A

N P  HH

+  

 

d

h

n p  

' z '

A

d k z  

nabt 

v ム

一 一

J

rz

M E

J U

  ( j  

= 1, P j = 1手 k= 1,… M)  ここで

γ,寸, T~j' T~εN , sjt, ß~, ß~jt, ß~jt :実数定数(#O),yEiyREitiytiti:実数定数の指数

( = t = 0 )  

aj (X) 0, bj (X) 0, Ckj(X) 0, dkj(x)>Oとする。

、 aj(x)bj (X), Ckj(X), dkj(x)は閉領域

X

で連続であるので

とする。

最小値、最大値が存在する。その最小値、最大値を aj', bj, bj, Ckj, Ckj' dkj, dkf  これらは条件より正となる。

となる。

を与えその上で aj壬aj(X) S; aj' bjbj(X) 

s ;  

bj

, 

Ckf 

s ;  

C(x)

三高,

dkf

s ;  

d(x)dkj

( i i ) e a

において

hj (Y  hJ) kj(Ykj): lRl.lRl. 

( j

=1,

j=1,...

k=1,..

M)

{hj(Yj)}' 

( j  

= 1

K) {hj(Yj)}'

o

= K 

1

...P) 

{hkj(YkJ)}' 

= 1.., Kk){hkj(Yki)}' < 0 

= 1, ...)

であり、かっ

( h g E

吋(時

l o g Z )

において

{hj exp()}"0または{hjexp()}"< 0  {hkj exp(zkj)}" 

0または{hkjexp(zkJ)}"く O

とする。

目的関数を

州):宅

r=lhj( お い し 、

(9)

条件関数を

(dkj(X

¥

g k ( X )   : =  

I:j

, ; ¥  

h

k f  

t主ぉ)(j 

1

,  , . "  

1

,  . . "  

M)  とする。

そこで

g k ( X )

~

0

を制約条件とし、

X

の中の領域

X h

g k ( X )

を使って次のように定義する。

X

h  : =   { X l g k ( X )

O(k

1

, … ,

M)} 

問題(PO) i  XεXh において

minω(X)

を求めるO

再び言うと、

S h e n

氏らの論文

l S ' Y ]

は「目的関数も条件関数も一般化有理式の線形和

J

う形の問題である。拡張した問題

( P ω

では、「目的関数も条件関数も一般化有理式とある種 の関数の線形和」という形の問題である。

このように拡張することで

S h e n

氏の論文では取り扱うことのできない

X1

皇叫~必i主2

e l ¥ 守 千 子

2

'/

3

h

叶 引

X1

叶川山

1‑

x

(

Xz  X1  .  ¥  X1  +4X2  /  ¥  X1  ‑X2  / 

といった関数による最適化問題

S h e n

氏とほぼ同じ解法で取り扱うことが可能となる。

(10)

2

問題の解法

以下ではε近似解の解法を記述する。 ε近似解とは値を εで近似する解である。最適値 をとる独立変数を

ε

で近似するものではないことに注意する。

2‑1 

問題の変換

ここでは後に行う関数の線形化への前段階として、問題(PO)の同等な問題(Pl)への変換に ついて記す。

前段階としてIR

N

上の問題(Pωを同等なIR

N

1R2P+2L~=1 恥上の問題(Pl)へ変換する。

次元が拡張されることに注意する。

ここで、

(PO)はIR

N

上の問題である。 (PO)のaj(x), bj (x), Ckj(X), dkj(x)を jkjについてそれぞれ変数 で置き換え、 (PO)と同等な問題となるように制約条件を条件加える。ここで、変換した問題 (Pl)はIR

N

1R2P+2L~=1 向上の問題となる。

仰 )(1hj(32)) の aj(X), bj (x)の代わりに変数Ijmjと置き換える。それをψ(n,DDlI) 書く。

V 山 : =

1:f=1hj (=l...,P)とし、次にgk(X)ベ北h財 閥 ) ) の 句(x)dkj(x) 代わりに変数句, tkjと置き換える。簡単のため、同じ記号gkで、書く。

酬 の:=Z21hi()(j  = 1, .. 

k=l...,M)  とする

1R2P+2L~=1 的内の区間 H をaj(x),bj(x), Ckj(X), dkj(x)の最小値・最大値を用いて次で定義する。

H:={(n, DDlI  $ tt)ε 1R2P+2L~=1 的 laj 三 lig 可,bjmj

豆 町

Ckj S;旬壬Ckjdkjt同壬dkj

( j

=l...,P j = 1, ."  k=l,…川}

以下ではこれがnDDlI$, ttの定義域となる。次に

XxH

内の領域ZHを次で、定義する。

ZH := {(x, n, DDlI  $  tt)εXxHI  gk(S, tt) S; 0 (k=l,M)  I

j

  ‑aj(x)Obj(x)mj

o ( j

=l,K) 

S同ーCkj(X)S; Odkj(x)tkjS 0 (j=l,Kk ' = 1, ...  M)  aj(x)ーlj0mj ‑bj(x)壬

o ( j

=K+l,P) 

Ckj(X)ーSkjS; 0, tkj ‑dkj(x)

o

(j=K1, k= 1,, M)} 

(11)

そこで、 ZH上の次の問題(Pl)を考える。

︑ ︐

︐ て m ︑ uvft お ψ

n

h m  

l

Il

唱・&

pi  

S: 

1

そのとき

( P O )

と伊

1 )

の同等性が以下で証明される。

定理

1 X上の問題( P ω

XxH

上の問題(

P l )

は同等の問題となる。

(証明) (P

O )

の最適解をどとし、

l j   : =  a j (

)

mj: =  bj (

ピ)S

k f  : =  C k j (

)

t I q   : =  dk f(

ピ) とすると

︑ ︑ ︐ ︐ ︐ ノ

J町 一

q

J '

i

︑ ︑

h H

4A 

 

P F 

V ︐  

一 一

︑ ︑

E﹄︐/

依 一 ' w

b a 

/ z e a

hH 

4i 

p F 

で ん

Lf!¥ 

hk k i f   (割判明

~帆つ)=Zi=1 川記)壬 O

Pkf ・ )

(Pl)の最適解を (X#, n#, mm#, s#,~#)とすると、制約条件より

j=l

,Kにおいて

b j ( x # )  

~

mf  O

μaj(x#)

O

b j ( x # ) : $mf

よってOくお吋

f = l

..,Kk

k=

1..., M において

0

S k f #: $   C k f ( X # ) ' O

f ( X # ): $  t k f #  

よってOく鰐=手

j=K+l

,Pにおいて

0<  a j ( 山 . l r O く れ b j ( x # )

よって0 4 g

j=K k 

1..

k= 

1, M において

0 く C k j ( X # ): $  S k f #

O く t k f #: $  d k f ( X # )  

よってO

く 1 S k 4 i #  ‑

〈出平

c k i ( 克 )

{ h j ( Y j ) } '  

(j 

1

… め { h j ( Y j ) } ' く OU = 

1P) 

{ h k f ( Y k D } '   > 

(j 

=  1

託k

){ h k j ( Y k j ) } ' く o

(j 

=  1

,川九)より

( b j ( x # ) ¥  ̲ ̲ .  

{m

、 宇 目

( b j ( x # ) ¥̲ ̲ .  

~P

{mf¥ 

j

司,…,Pにおいて

h j

畑 作

h j ザ)ゆえ l

ZL1hj(Z37)41hjm ( d k i ( X # )

( t k i # ¥

j  = 

1, ...  I¥

( k  = 

1...  M)においてhk

f

ほお)

: $  hk f  

~;:#)

比 zhM25;)gZ21h

)

O

よってが以PO)の制約条件をみたす。

(12)

( P O )

の最適解はぜで、あるので

lhj()lhj()

1州 = 立lhj()lhj(鴇)~界lhj()

① w

''

'a

E

hu 

p F 

︿ 一

?  

l

lf

LH 

A

P P 

V ム

ゆえに

( P O )

の最適解どについて

Ij  := aj(xm;:= bj(x*)  Ski := Cki() tki  := dki(X

とすると

lj  ‑aj(xgobj(x*) m;goG=IK) sh‑ckj(

ピ)

~

O

dki(Xつ‑tki ~

(j=lKk)  aj(ぜ)一月三Om;‑bj(x*)壬 o(j=K+lP)  Ckj(Xつ‑Ski 

~ 0

, tkf  ‑dkj(x)o (j=K

1

, ...)}

k=l

..

M

において

gk(X*) = 

Lf~l

hkj (鵠)=北川(言)=的宇,tt*)

ゆえに(X*H*, mm*, s*, tt*)(Pl)の条件をみたす。

(X#, n#, mm#, s#,が)は(Pl)の最適解で、あるので

L f = l

①,②より

︑ ︐ ︐ ︐ /

J町 一

qf

'E

E

hH 

4i 

p' F 

T 

一 一

︑ ︑

EE

m Ja

J I ‑ 一 ザ

LH 

A

P

v l H   ・ 戸

ゆえに

( P O )

と(P

l )

は同等な問題である。

(証明終)

独立変数の指数関数での置き換え

2‑2 

次に一般化有理式の各項を線形な関数にするために、変数を指数関数で書き直す。

(Pl)の目的関数、制約条件の変数、 xntj, ski' tkiO = 1Pf = 1  1M)は正で あることより、

Xj

Ij, mj, ski' tkiexp(Yn)(n= 12H N+2P+22tL1PK)で書き表すことがで きる。そこで、

(13)

Yi := In Xj , YN+j := ln lj  , YN+P+j := ln mj , 

YN+2P+r~二1Pn+i:zlnskj , YN+2P+ZEL1 的+r~二ÌPn+í

:= In tki  .(1

:= {y 

IRN+2P+2r~=1 許可 1nxi:$Yi:$ln 王i ,

ln aj壬YN+j:$ln

有 ,

lnbj壬YN+P+j:$  ln bj  ln Cki :$ 

YN+2P+r~二IPdiglnEE ,

ln 恒三 YN+2叫L 恥+r~二ip刊 :$lndkf

}  とする。

IRH上の一般化有理式の各項はIRNX IRZP+

z

l:r=lI'k上の線形関数となる。従って (Pl) の 目 的 関 数ψ(nm)、 (Pl)の 条 件 関 数 gk(S

t t )

、lj‑aj(x)、aj(x)

lj、bj(x)一mj、, mj‑

bj(x)、S対一 Ckf(X)C(X)一旬、 dki(X)一旬、 tki‑d(X)は、以下のように関数と exp(y)の合 成関数の和で表すことができる。

Lf=l

Z21hd)=221 いxp 仇+2叫lPk+r~二ÌPn+í‑ YN+ZP+出 Pn+i)

l j

  ‑aj(x) = e N+j)‑22101 (Lf!

(aj(x)

lj= 

L~!1

sit exp(L1YE

片付)ーmi=Z21PRexp(ZE1YRω 

T~ 一一

(町一 bj(x)= exp(YN+P+j) ‑Lexp(L1Y~iYi)

Skj ‑Ckj(X) = 叫(YN+Z ElM)‑22102

p(1YJtiYi) 

(Ckj(X)‑hj=Z21FLteLf1Y

dki(X)

tkjzZ2wiltexp(ZE1YLYi)

一叫(恥叫巴

lP

/、 T~,一

(tkf ‑dki(X) = exp (YN+2P+r~1 叫r~二ip刊)-Lよ ß~Jtexp(Lf!,1 Y~iYi)

ここで、 hj (Yj)

, 

hkj(Ykf)の仮定より

ψmt(x): IR

IR  (x> 0

, 

m = 012, ..., M 

2P 

2L~lPk) を

(14)

< P m t ' ( x )   >  0

または

< P らt ( x )

{ψmt 

e x p ( y ) } "  

または

{ψmt 

e x p ( y ) } " く

O と定義すると、

ψ(n, mm)

g k ( $

, 

t t )

, 

  ‑a j I j ( x )

a j

(x) ー Ij 、 bj(~)

‑mj

m j  ‑bj  ( x )

S

尚 一

C k i ( X )

C k i ( X )  ‑S k i 、 d

( X )

t k f、 t k j‑d

( X )

zhhto

(zrMZL 許 k λ m t i Y i )( λ m t i :

実数定数) の形で表わせる。

< P m t  

e x p ( y )

f m t ( y )

とおいて

φm 匂 ):=274fmt(zrMZL9kλmtiYi)

とする。すると結局

φ 。 ( y )

ψ(nmm)

φm(y)(m = 1

2

M)

g k ( $

t t )

φm(y)(m =  M  +  1

M +P)

I j‑a j  ( x )

,または

a j ( x )‑

~を

φm(y)(m = M  +  P+  1

, ...

M +  2 P )

bj ( x ) ー mj

,または

m j‑b j ( x )

φm(y)(m=M+2P+1

M+2P+ZLPK)

S k j‑c k f ( x )

,または

C k i ( X )‑S k j

φm(y)(m=M+2P+L

lPk+1

M+2P+2ZE19k)

d k j ( x ) ー t k f

,または

t k f  ‑dk f(

坊を表す。すると、

( P

l)の目的関数ψ(nmm)

φ 。 ( y )

で、あり、

条件関数は

φm(y)(m = 1

M+2P+2ztL1PK) 

と表せる。

そこで

n~:= { y  

nOIφm(y)  ~ 0  (m = 1

2

, ... 

M  +  2P +  2  L~=l 許吟}

とすると

( P l )

は以下の

( P 2 )

の問題と焼き直すことができる。

?﹂

ιl

tw

pu

Uφε

m y m  

i ll lL

h

σ 

31J 

日付什

次に

( P 2 )

の目的関数・条件関数

φm(y)

を線形化近似することで、

S h e n

氏らの論文では

e x p

であったのがここでは、

e x p

と関数の合成関数になることに注意する。

証明のあらすじはほぼ

S h e n

氏らと同様である。

(15)

2‑3  各

φm(Y)

の線形化について

問題(

P 2 )

の目的関数、制約条件φm(y)(m= 0

M+2P+2ztL19k)

は非線形な関数であ る。 n~ において、 φm(y)(m

= 0

M+2P+22LP

めを下で抑えるような線形な関数で近 似することで、(P

2 )

を線形最適問題に帰着させ、伊2

)

の最適値の下限を求めることで、最適 値の

z

近似値を求める。そのために

fmorMZLPKMiYi)

を以下の様に線形化する。

j= 1, N j = 1

1, ..., M について

Y i  := 1 n x i   , Y i   : =  l n

;

Y N + j  := l n  a j   ,苅苫:= l n a j  

YN+2P+L~二iPn+j:=lnfE'YN+2P+法二~ P

n+

l  : =  l n  C k i  

YN+糾Lrt=l 恥L~二1Pn+í

:= l n  dk i  

YN+2P+L巴1 肱+L~二1Pn+j:=lndkj とする。

q

n

n

q {yεIR N+2 P +2

L1r

= l  P k  I Y I

壬Y(

Y i

壬Y;壬五

( i   = 1ι..N+2P+22tL19k)} 

n q  ̲ 

C'f

N+2P+2L

t;"

= 1  P k   Et :=Zi=1KZ1λmtiYi 

q.̲ 

~N+2P+2Lr1=1

P k

EL‑‑Zi=1minpmtifAmtif}

言守 Ç'f N+2P+2L~

k̲ ̲  ̲ ̲ ̲   r ' ¥  

̲̲Q 

:=Zi=1Mmax{λmtiY7

mtiyn

(m = 0

1

2

, ..

M +  2P +  2L~=1Pk , t  = 1

, ... 

Tm 

)とする。

( f m t ' ( y )  

0

またはf

m t ' ( y )

0 )かっ ( f m t " ( y )  

0またはf m t " ( y )

)より

ら t (

叫)は[盟,司で単調な凸関数である。

よ っ て [ 盟 , 司 に お し 叫

t (

市)を平行に上と下で抑える

一次関数F出 (y~~), Hg~(y~~) が存在する。

(16)

F~~ ~

mt 

H . . mq  . . . i  

lbm

E

'u u'

T i t i l ‑

6

02

: i

l i

‑ ‑

t v

a

f

mt  i 

:・

::

Y

()‑f

mt 

()

FS(市):= 否ーな? (叫‑盟)

f m t (

盟)

とする。

らt(Y~~)は国,否~で連続、(盟,否)で微分可能であるので

ω:)=fm電ずとなるc~i

(岱翠)が存在する。

( f m t " ( y )  

0

または

f m t " ( y ) <  0 

)より

川 市 ) は [ 盟 問 で 単 調 増 加 ま た は 単 調 減 少 で あ る の で

とする。

逆関数、 fmf1(Y 出)が存在する。よって、

~nq ̲  ' 1  ( f m t (

) f m t

也九

' ‑ m t

一 知

t ¥ 

Y21

) f m t

嘘 )

(Y2?):=

Y

( Y 2 ?

c

出)

f m t ( c

出)

( f m t " ( y )  

0 )  

( f m t " ( y ) く 0 )

(出 (Y~n (Y~~):=

lF出 (Y~~)

とすると

fmt(Y~~) L22(YS:)

V ' 1

εn

φ m( ' 1 )  =  r i : ' l   f m t   ( ' 1 )  ; ; : : :  

Li:'l L~~(y)

そこで次の線形化された大域的最適化問題を考える。

L~q(y)

: =  

Li:'l L~~('1)とする。

参照

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