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上部構造・下部構造論への一考察

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Academic year: 2021

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(1)

上 部 構 造

・ 下 部 構 造 論 へ の 一 考 河 察

野 吉 男

一︑唯物史観に於けろ上部構造と下部株造

二︑上部構造と下部精辻との相互陶併

三︑唯物史観の上構・下括諭と智識社食撃者の批評

稿

︑lノ

(1)河上肇、宮川貨繹 マルクス政治経済撃批判pp・71−72 上雄藩造︐下邦降造諭への一考察 四七

(2)

l

p~

・ そ の 一 般 的 結 論 は

︑ 簡 単 に こ れ を 弐 の 如 く 定 式 化 す る こ と が 出 来 る

︒ 人 聞 は 彼 等 の 生 活 の 枇 合 的 生 産 に 於 て

︑ 一 定 の

・ 必 然 的 の

・ 彼 等 の 意 志 よ り 溺 立 せ る

・ 諸 関 係 を

︑ す な も

の と し て 受 け と る

︒ は ち 彼 等 の 物 質 的 生 産 力 の 一 定 の 後 展 段 階 に 遁 臨 服 す る 所 の 生 産 諸 関 係 吾

︑ 奥 へ ら れ た る

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

こ れ 等 の 生 産 諸 関 係 の 総 健 は

︑ そ の 枇 舎 の 経 潰 的 構 遣 を

︑ す な は ち 法、

制、

上、

お、

よ 、

攻、

治、

J : 、

上、

居、

建、

築、

t

物、生 質、ひ

自 旬 、

生、ち

活 、 .

の、一、

生、定、

産、の、

J P i

仕、合、

方、的、

は 意 、 祉、誠、

合、諸、

白 旬 、 形、

の、態、

が 攻、そ 治、れ 遁 膝

お す

よ る び 所

続、の

利 i 、.

的 、 現

の、賓生、土

活、塁

諸、を

遇 、 形 程 、 成

一、す

般、る を O 

人 間

怠 識 が 彼 等

枇 の

合 存

の 在

物、を

賀、規 的 、 定

生、す

自 旬 、

る の で は な く

︑ む し ろ 廷 に 人 間 の 枇 合 的 存 在 が 彼 等 の 意 識 を 規 定 す る

︑ ︑ ︑

産 諸 カ は

︑ そ の 後 展 の あ る 一 定 の 段 階 に 於 て

︑ 従 来 そ れ が そ の 内 に 運 動 し て ゐ 大 所 の 現 存 の 生 産 諸 関 係 と

・ あ る ひ は た ゾ そ の 法 的 表 現 に す ぎ ぎ る 所 の 所 有 諸 関 係 と

・ 衝 突 す る

︒ こ れ ら の 諸 関 係 は

︑ 生 産 諸 力 の 護 展 形 態 か ら そ の 経 枯 に 時 化 す る

︒ :

ji

か﹄る時皮革を

︑ ︑

︑ ︑

観 察 す る に 蛍 っ て

︑ 吾 々 は 常 に

︑ 経 済 上 の 生 産 諸 傑 件 の う ち に 起 れ る 物 質 的 の

・ 自 然 科 皐 的 に 忠 賢 に 確 詮 さ れ う る

・ 時 党 草 と 人 間 も そ の う ち で か

h

る 街 突 を 意 識 せ し め ら れ

︑ 且 こ

︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑

れ を 克 服 す る に 至 る 所 の 法 律 的 の

・ 政 治 的 の

・ 宗 教 的 の

・ 菩 術 的 の

・ あ る ひ は 哲 感 的

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

・ 筒 軍 に 云 へ ば 観 念 的 の 諸 形 態 と 金 区 別 し な け れ ば な ら ぬ

O i

:

﹂ パ

以 上

傍 貼

河 野

(3)

以上の公式に於て下部構造としての﹁坐・原諸関係の総髄﹂﹁物質的生活の生産の仕方﹂ぺ物質的

の生産諸力﹂或は﹁生産諸傑件辛子の意味上の芳一呉︑或は︑上居建築としての﹁法制及び玖治﹂或は二

定の枇合的意識形態﹂︑更にまに﹁枇合的の・玖治的の・及び精神的の・生活過程﹂や﹁法律的め

︑︑

玖 治 的 の

・ 宗 教 的 の

・ 誠 一 術 的 の

‑ あ る ひ は 哲 墜 的 の

・ 筒 軍 に 云 へ ば 観 念 的 の 諸 形 態

﹂ ハ 以 上

た 三'L

白 r

﹄ 五 ﹄ ノ

斜 里

m F m h

等 の 種 々 な る 引 用 文 句 上 の 相 違 等 は

︑ 果 し て 何 れ が 唯 物 史 観 の 公 式 の 記 述 者 の 具 相 に 叶 へ る も の な る や の 問 題 も 起 り う る で あ ら う

且また上部構造として法律︑政治︑宮阜︑

宗 教 . 雲 術 等 々 の 意 識 形 態 相 互 間 の 関 係 や

︑ 或 は 上 部 構 活 と 下 部 構 造 と の 相 互 作 用 の 問 題 等 々 に つ い て も 種 々 な る 疑 問 が 提 出 せ ら れ て ゐ る の で あ る ハ 詑

0

(

‑﹄れらの疑問については︑商業と経掠第十三年第一般拙稿マグス・ア下ラーと唯物市民観ニ一二頁以下︑経済論

議第三十四谷四競米国庄太郎氏批合理念とイデすロギ1︑ウトピ

l及びミ

1スト=二瓦以下︑河合祭治郎氏枇

合政筑原理三入三瓦以下参照︒仰ドイヅチェ・イデすロギ

l

に於げる上部構詑・下部構建論への解明は︑大原一位

合問題研究所雑誌第六谷第一知森戸民男氏マルグス・エンゲレスのイデすロギ

1

論 者 は 今 以 上 の 種 々 な る 疑 問 に つ い て の 総 般 的 の 考 察 は 別 の 機 舎 に 譲 る こ と

﹄ し て

︑ 只 従 来

︑ 如 何 な る 批 評 と 如 何 な る 錦 護 と が 行 れ つ

﹄ あ つ に か に つ い て 記 症 し て 行 く こ と

﹄ し ょ う

︒ ま づ 上 部 構 治 と し て の 唯 物 史 観 の 公 式 に つ い て は 従 来 種 々 な る 取 扱 ひ 方 が な さ れ てゐるのである︒

前 惑 の 公 式 に 於 て 下 部 構 造 と し て の 主 産 諸 関 係 の 総 鰹 に 封 し

︑ 法 制 上

︑ 政

上部構遁・下部構造論への一考終

(4)

O  治

上 の 上 居 建 築 は 一 定 の 壮 合 的 意 識 形 態 と 濁 立 し て

︑ 別 個 の 立 場 に 立 ち つ

﹄ こ れ に 関 係 し て ゐ る 様 に 記 述 さ れ て 居 り な が ら

︑ つ ぎ に 至 つ て は

﹁ 枇 合 的 の 攻 治 的 の お よ び 精 神 的 の 生 活 過 程 一 般

﹂ と な っ て ゐ て ベ 祉 合 的 及 び 攻 治 的 の

﹂ は 精 神 的 の 生 活 過 程 の 内 に 包 含 さ れ て 居 る や う に も 解 せ ら れ る

︒ 勿 論 こ の 際

﹁ 枇 合 的 の

﹂ が 何 を 意 味 す る か は 従 来 問 題 と さ れ て ゐ 大 所 で あ る が

︑ こ の 際 は 鯖 れ な い こ と ゐ す る

Q

克 に 前 記 引 用 の 公 式 の 最 後 に 至 る と 矢 張 同 様 に 法 律

︑ 政 治 等 の も の は 凡 て 観 念 形 態 の 内 に 包 含 せ ら れ

﹁ 法 律 的 の

・ 攻 治 的 . の

・ 宗 教 的 の

・ 婆 術 的 の

・ あ る ひ は 哲 墜 的 の

・ 筒 躍 に 云 へ ば 観 念 的 の 諸 形 態

﹂ と . し て

︑ 法 律

︑ 攻 治 は 観 念 形 態 と し 前 漣 の 公 式 の 最 初 に 於 て は

︑ 法 制 上 て 他 の 凡 て の も の と 同 列 に 配 置 さ れ て 居 る の で あ る

︒ の

・ 攻 治 上 の 上 居 建 築 は 一 定 の 枇 合 的 意 識 形 態 と 区 別 さ る

﹄ が 如 く 解 せ ら る 込 に も 拘 ら 宇

︑ 後 に 至 つ て は

︑ こ れ が 凡 て 同 一 の 観 念 形 態 の 内 に 匂 合 せ ら る

﹄ こ と が

︑ 問 題 と な り う る 誇

である︒ か λ

る 使 用 法 は マ ル ク ス

・ エ ン グ ル ス の 著 書 の 至 る 所 に 於 て 使 用 さ れ て ゐ る の で あ る が 試 み に そ の 最 も 代 表 的 な る も の を 摘 記 し て み よ う

チ ェ

・ イ

J

アオロギ

例へば︑ドイツ

一般︑特にドイツ的イデオロギーの辛に於て︑﹁形而上態的︑攻治的︑法

ー に 於 て は

︑ イ デ オ ロ ギ ー

律的︑道徳的﹂なる文句を始め︑﹁ひとつの民族の攻泊︑法律︑道徳︑宗教︑形而上墜等々の言葉の内に

見 ら れ る 所 の 精 神 的 所 産 ぜ ザ の こ と が 記 述 さ れ て 居 る

u

或 は ま た 一 八 九 四 年 の シ ュ

ドイヅチ

4・f

デコ

t

ロ ヨ F

ー〈岩波文庫663)

マ y レグス・エシグ y ν ス

三木清認

p.43. 

前掲書

p.49.

(1) 

(2) 

(5)

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

ンプルグ宛のエングルスの手紙に於ける﹁玖治的︑法律的︑宗教的︑文皐的︑美術的等々の護展は

八 八 三 年 マ ル ク ス 迭 葬 に 於 け る エ ン グ ル ス の 鮮 の

﹁ 人 類 は 玖 治

︑ 科 阜

︑ 義 術

︑ 宗 教 等 の 生 活 を 営 み う る 前 に 何 よ り も ま づ 食 べ

︑ 飲 み

︑ 住 み

︑ 若 な け れ ば な ら ぬ

c ﹂ 等 の 加 き

云々一の如き記述や︑一

﹄ る 諸 観 念 形 態 へ の 考 察 方 法 と 共 に

︑ 他 方 に 於 て は

︑ 前 越 の 唯 物 史 観 の 公 式 の 最 初 に 於 け る が 如 く

︑ 政 治 的 法 律 的 土 居 建 築 が 他 の 諸 観 念

言 葉 は そ の 一 例 と 稲 し で も よ い で あ ら う

︒ 形

態 と 厳 絡 に 区 別 せ ら れ て 使 用 さ れ つ

h

ある後表方法も︑ま・にマルクス・エングルスの著書 の 至 る 所 に 於 て 見 出 し 符 ら る

﹄ の で あ る

︒ す な は ち こ の 場 合 に 於 て は 諸 観 念 形 態 中 に 於 け る 諸 々 の も の の

︑ 下 部 橋 建 へ の 関 係 の 程 度 が

︑ 各 々 に 於 て 多 大 な る 相 蓮 を 有 す る も の と せ ハ論に於ては︑攻治的︑法律的のものと具って︑哲墜 ら れ る の で あ る

︒ 例 へ ば

︑ フ ォ イ エ ル パ ッ

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ り

及び宗教は︑一居上級の観念形鰭︿傍鮎河野﹀となされ哲皐及び宗教は︑法律︑攻治に比較して︑﹁そ れ と 物 質 的 存 在 傑 件 の 関 聯 が

︑ ま す

/¥ h

錯 綜 し に も の と な り

︑ ま す

/ 1

2

介 在 物 に よ っ て 不 明 記 が こ の 関 聯 は 存 在 す る も の

﹂ と な さ れ て ゐ る の で あ る

︒ 瞭となる︒

か h る例設は︑例へば︑

一八九

O

年 一

ミ ッ ト の 手 紙 に 於 て も 攻 治 と 法 律 と が

︑ 経 瀦 的

O

月 二 七 日 の コ ン ラ

l

ド ・ シ ュ

獄 館 山 に 針 し て 直 接 相 関 聯 せ る 表 現 な る こ と を 認 め つ つ

︑ 哲 閤

? と 宗 教 と を

︑ 前 者 と は 別 種 の も の と し て 取 扱 っ て ゐ る の で あ る

﹁玖治的紘カが経済的後展に釣して大なる損傷を血行へ︑且

上部構造・下部構造論への一考察

マ ル グ ス ・ エ シ グ 1

レス全集第二十一谷〈改造jjil/反)

p .   sW. 

前掲全集第十二巻

p . u 6 9 .  

佐野丈夫諒 フォイヱ

y

レパッハ論〈岩波文庫)

p .   9 2 .  

前掲書

p .9 2 .  

(3) 

(4) 

(5) 

(6) 

(6)

巨 大 な る 力 と 物 質 の 浪 費 と を も た ら し う る も の な る こ と は 明 ら か で あ る

︒ :

・ : : : 法 律 に つ い て も 同 様 で あ る

0 ・:・:・:その領域は︑生・成及び商業に封する一般的依存関係があるにも拘

ら 守

︑ 向 こ れ ら の 領 域 に 針 し て 特 殊 の 反 動 能 力 を 有 す る

︒ : :

・ : : 命 一 居 高 く 空 中 じ 浮 べ る 観

念 形 態 的 の 領 域 の 宗 教

︑ 哲 翠 等 々 に 関 し て 云 へ ば

︑ 之 等 の 成 立 は 歴 史 以 前 で

︑ 且 歴 史 的 時 代 に よって見出され受つがれるo::::日傍野河鮎﹀等の如き記述に於ては︑法律的︑政治的上居建築 が明白に︑他の哲壊︑宗教︑道徳.塾術等々の諸観念形態と匝別して使用されつ﹄ある市?を澄明 し て 居 る の で あ る

)

フすイエルパッハ論の他の個所に於て口︑﹁人間に封すろ最初の観念的努力が岡山本に去呪されろ﹂等の記越によ

リてまづ政治的上居建築が︑他の観念形態に先立って︑決定的要去としての経済問係に依存寸ろ旨恥明らかに して居ろo

上 越 の 如 き 諸 観 念 形 鐙 の 二 様 の 使 用 法 は

︑ 上 部 構 造 と し て の イ デ オ ロ ギ ー の 使 用 法 の 軍 一 な ら ざ る こ と を 示 す も の で あ り

︑ 今 日 に 於 て

︑ こ れ が 解 樗 に 封 し て 種 々 な る 見 解 を 醸 生 せ し む る に 至 っ た 原 因 を な し て 居 る の で あ る

︒ すなはちある場合には︑成義に︑ある場合には 狭 義 に 使 用 せ ら る る 二 様 の 使 用 法 な り と な す 論 者 の 加 丸 或 は 成 義 の 場 合 を 理 論 的

︑ 狭 義 の 場 合 を 資 践 的 イ デ オ ロ ギ ー と な す 如 き

︑ 夏 に ま た 政 治 的

︑ 法 律 的 上 底 建 築 を 第 一 の 上 居 建 築

マルグス・ヱシグルス全

t f i

ぐ改造祉!反〉第二十二容

p .‑

11

4 .  

佐 野 文 夫 認 前 拐 書

p p . 88‑t : l 9 .  

米 国 庄 太 郎 経 抗 論 議

1 1 3

三 十 回 答 四 競 祉 合 理 念 と イ デ す ロ キ ー 、 ウ ト ピ

ーとミートス

p.33.

‑ ( 1 0 )   森 戸 辰 男

y

レグス・ヱシゲ

y

レスのイデすロキWl(大原枇合問題師究所

雑誌第六番第一説)p

.   1 6 G .  

︑ ︐ ノ ︑

﹄ ノ

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7 8 9  

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(7)

と な し

︑ 他 の 諸 観 念 形 態 は 凡 て

︑ 第 二 の 上 居 建 築 と し て

︑ 第 一 の そ れ に よ り て 制 約 せ ら る る も の と せ ら る る が 加 き で あ る

ι

そ の 何 れ が 安 蛍 な る に せ よ

︑ 上 部 構 造 と し て の 諸 観 念 形 態 が

︿

)

二 種 の 使 用 法 を 有 し つ

﹄ あ る こ と は 注 目 せ ら る べ き 事 笠 と 云 は な け れ ば な ら な い

米同正太郎氏口︑経済論説第三十凶在四銃の論文にが︑て︑イデすロギI概念たニ和の意味に用ひ︑}た純理論

J佐賀際的︑政治論的とされろニ和の使用法わる︑︑とた指摘され︑真に︑純聞論的イデすロギ

l

に於て民

狭ニ誌ああものとし︑院議に於ては法律︑政治︑宗敬哲阜等の全上格志意味し︑狭義に於てはけハ宗致︑誠司術

府一すの枇合志議形態或は純意識形態のみた併するのが正営とし︑資際的︑或は政治論的イデすロキ

1

概念とはそ

の本質的な連絡た有寸ちものとされる

u

森戸長男氏は﹁法制上﹂及び政治上の生活部面と所謂枇

AN

H的意識形態によって指示されておろ生活部面との区別

た重要視すべきものとなし二の匹別の原因口前者が﹁貸践的﹂であろに封して︑後者が﹁現論的﹂であろ貼に存す

ろものとされるoかくして普通一般に用川げられておろイデすロギIと云ふ場合には.この所詞理論的イデすロ ギーのみが意味ぜらあ﹄ものとぜられておろoハ大原枇令問題研究所雑誌六巻一技二ハムハ瓦事照﹀

杉山栄氏はその者社合科阜概論に於て︑﹁祉合椛成の静的原却と把握﹂・い於げる分析表第一去に於て︑土査とし

ての経済的構泣の上に︑上好建築り一Eとして法制及び政治岳︑更に︑上居建築の一の上に上居建築の二として

立識形態岳抑みられておる

O T W

グスの唯物史観の公式の最初に於ては︑﹁これらの生産諸問係の総般はその枇

合の経部的構詑岳︑すなはち法律上および政治上の上居建築がその上におひ立ち一定の枇合的意識形態もそ

れに誼臆すろ所の呪・貨の土益奇形成すあο﹂となって肘り︑その上に

( 3

22 2

一定︒口共に︑呪r

貨の基礎ハ岳

02 p= ο

切臼回目凶﹀た受くろものである以上は︑法律上︑政治上の上居建築と.一定の社合的意識形

態とは︑共に良質の土謹としての生産諮問係の総慨にか

h

あ︐へきものであち︒試みに︐官該揚所在摘記してみ

上部構註・下部構造論への一考察

百止令科卒概論

p p .105‑10 ! J  

(11) 

杉山梨

(8)

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o 口 一 ︒

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・只法制上の︑政治上の上居建築と︑一定の志議形態との︑下部構造への悶係

g

に於ては︑その現疏の差はめろとしても︑共に呪究の土需に生ひ立ち又は週熔Lて白ろのであって︑これ為論

者の如く︑一定の意識形態私上居建築のことして︑在接に︑上厨廷築の一としての法制上の︑・政治上り上底建

築の上に置吾︑上層建築の一によリて直接に制約ぜらる︑もりとなすは原文の窓に照熔ぜざろものと解ぜられ

以 上 の 如 き 種 々 な る 解 緯 を 有 す る 上 部 構 造 と し て の 諸 観 念 形 態 は

︑ プ ハ

l

リンによれば︑

﹁ 経 済 的 基 礎 の 上 に 起 立 す る 枇 合 現 象 の あ ら ゆ る 任 意 の 形 態 を 意 味 し

﹁ 枇 合 的 イ デ オ ロ ギ ー と は 思 想 感 情 又 は 行 鍔 準 則 の 健 系 を 稀 す る も の

﹂ と せ ら れ

︑ イ デ オ ロ ギ ー の 最 も 一 般 的 な 形 態 は

︑ 一 言 語 と 思 惟 と に 表 現 さ る る も の と 解 せ ら れ て ゐ る の で あ る

J

更にこれを別ム一一目すれば

イ デ オ ロ ギ ー と は 枇 合 的 心 理 の 結 合 位 で あ っ て ( 註 一

︑ そ の 社 合 的

︑ 政 治 的 な も の か ら

︑ 哲 皐 的 な も の に 至 る 迄

︑ 枇 合 現 象 の 連 鎖 の 中 の 必 要 な る 一 環 と し て 蛍 該 枇 舎 の 経 潰 的 基 礎 並 び に 技 術 的 健 系 と 結 合 し て ゐ る も の と な さ れ て ゐ る の で あ ム

o

し か ら ば 蛍 該 枇 舎 の 経 済 的 基 礎 並 び に 技 術 的 鰹 系 と し て の 下 部 構 造 は 如 何 な る も の で あ ら う か

︒ こ れ に つ い て も 程

々の解懇が行はれ︑前惑の公式中の﹁生岸一諸関係の総位﹂﹁物質的生活の生産の仕方﹂﹁物質的生・産

諸 力

﹂ 或 は

﹁ 生 産 諸 傑 件

﹂ 等 々 の 意 味 が

︑ 各 論 者 に よ っ て 必 し も 一 致 し て 居 ら な い 事 は 注 目 す べ

成品定古語

プ ハ ー リ シ 唯 物 史 観 p .372 

前掲ー書

p p .   374‑375. 

i j i j

掲書

p .405  (12) 

(13) 

ぐ 14)

(9)

き 鈷 で あ る と 云 は な け れ ば な ら な い

町︑︑︑

厳 重 に 区 別 し

︑ 生 産 力 と は 一 定 の 枇 合 的 持 働 行 程 に 使 用 せ ら る る 自 然 力

︑ 般 労 働 力

︑ 並 び に 機 械

︑︑︑︑

力 を な 味 し

︑ 生 産 傑 件 と は

︑ こ の 行 程 の 継 績 に 必 要 な る 自 然 的

︑ 技 術 的 及 び 枇 合 的 前 提 諸 傑 件

︑ 明 で あ り 生 産 関 係 は こ の 行 程 か ら 自 ら 後 生 す る 枇 合 関 係 を 意 味 し

︑ こ れ に 反 し て

︑ マ サ リ ー か

クノ!の如きは︑主・産力と生産傑件と︑生・産関係とを は

︑ 三 者 冶 全 然 同 一 概 念 な り と す る 立 場 よ り 出 愛 せ ん と し て 居 る の で あ る

︒ 問 題 は 宜 に 以 上 の 如 き 貼 に 於 て 設 坐 す る の み で は な く

︑ 生 産 力 に 於 て

︑ 技 術 を 如 何 に 評 債 す る か に つ い て の ク ノ

! と プ ハ

l

リ ン と の 娘 本 的 の 見 解 の 相 建 も 存 在 す る の で あ る

︿ 詰 二

% 況や︑前惑の会 式 に 於 て

︑ 生 産 が 分 配 又 は 消 費 を 包 含 す る や 否 や の 問 題 ハ 註 三

︑ 或 は

︑ 生 産 が 直 接 的 生 命 の 再 生 産 を も 匂 合 す る も の な る や 否 や の 問 題

︿ 詰 問 ) 等 々 数 多 く の も の が

︑ 根 本 的 の 一 致 を 見 宇 し て そ の ま

h

と な っ て ゐ る の で あ る

︒ 論 者 は 今 こ れ ら の 見 解 の 一 々 に つ い て の 批 判 は 鰯 れ な い こ と と し て

︑ 只 下 部 構 造 に 於 て も 向 種 々 な る 見 解 の 相 違 の 存 在 す る こ と 金 指 摘 す る に 止

めよう︒

ハ 詰

一 ﹀

プ ハ

1

ン は . イ デ す ロ ギ

l と 批 合 的 心 理 と の 相 注 は ︑ 系 統 化 の 程 度 如 何 に よ り て 区 別 ぜ ら ろ ﹄ も の と な し

ハ 前 拐 者 三 七 四 瓦

l

三 七 五 瓦

﹀ . 祉 令 的 心 理 は イ デ す ロ ギ ー の あ る 程 度 の 貯 水 誌 の 役 目 た な す も の と 解 し て 居 る

ハ 前

掲 書

三 入

五 瓦

︑ ︒

ハ 詰

二 )

グ ノ

l

プ ハ

I リ ン と の 生 産 力 の 相 泣 に つ い て は

︑ グ ノ ー が 技 術 た 極 め て 低 ぐ 評 偵 ゼ ん と 寸 ろ に 封 し て プ ハ

l

上部構造・下部構造論への一考察

五 五

グノ

' " ' ( / ν

グスり歴史、批合並に図家理論〈改造文庫刊諮)

p .   3 1 3 .  

この黙 lt~ サリーグの原本た手元'こ有ぜざあ箆硯討することえp えず。グノ ー 前掲書中のマサリーグに封する批判よリの張、引きなあ旨た明らかに

して置く。

(15) 

(16) 

(10)

︿

リシは技術与も生産力の重要なろ要素となさんとして屑ろのであろ︒プハ1リンの﹁分業及び人聞の相互関係

は︑凡て技術及び機械の開制やその組合ぜによって決すろ﹂つ労働器具の組合ぜ︑祉AVu的技術日人間の結合主諸

関係とあ︑即ち枇AMU的経許と

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決すろ﹂(以上プハ

1

リシ前掲書二四O瓦│二四五頁﹀なあ見解に封し︑グノー

の﹁生産力に︑技術的な諸力︑即ち生産に使用ぜらろ主あらゆろ種々の機械従って原知的な町丘一品合めれもの

となずは誤謬﹂ハグノ1前掲書三O七頁いなりとする見解は明らかに野立的のものでわろο伺河上肇博士︑杉上

栄氏の見解口︑大陸にが︑てプ

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リン班越の如く解ぜらあ﹄

O

生産が分間又民泊資在も色合すろものなろや否円﹁の問題も粍々なろ立場舟見出し︑ヮぁ︒生直に交換又は分配ら

色合ぜしむろ・・とは設認なりとすろ見解に封して︑グノーは然らざろものとなし︑マルグスに於ては生成関係

と分間関係とは本質的に同一なろものら窓味L︑物質的生活の生皮といふマ

W

グスの概念は生法物在ば個人的

消費並びに生産的消費の震に供給マあことたも色合すろ︑従って分間関係殊に交換閲係は生法閥係の内に仇合

されろものとなして与ろのであろo

1

前拐舎三Oニ頁) 生産が直接的生命の再生産たも色合すろものなリや否苧oこれに封してヱシゲ

W

スは︑一八八四年の﹁家族な

有財法及び同家の起涼﹂・い於て︑唯物史観の下部椛遣について︑次の如︑今︑記油島なして府ろ︒﹁唯物論的見解に︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑よれ

M H

れ一口生活資料すなはち衣.︿品︑住の諸封象の生法並びにそれに必要なろ諸道具の生産︑他は人間それ白身の ︑︑︑︑︑︑︑ 之はしかそれ白身二和に分究極にが︑て歴史た決定する要素口庶接的生命の生産及び再生産でああL

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.

生産すなはち種族の繁殖であろ﹂ハマルグス・エシゲルス全集十三谷五六四瓦﹀︒彼口前他の例所︑ずなはち一八O年九月二一日プロッホ宛の手祇に於工も.﹁唯物・足翻によれぽ限史に於げろ究極の決定専来日呪質的生命︑︑︑︑︑︑︑︑

ν

︒何れにぜよ彼

に於ては︑生命の再生産も生産の概念に釘合されておろのであろが︑これに封しては反封論者も存在寸ろのでわ

(11)

ぁ︒河上肇氏の如︑きは資本論第三谷第二立中に於げろマ山

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グスの用託島例詮として止命の再生産品色合ぜざろ ものとぜられておろoしかしながら︑この場合口ヱシゲWスの如く民義に解梓し︑繁殖の呪象たも生産の内に 色合すあた泊営とぜんか︒前油の資本論中に於げる仏

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の生産に非ずして︑エンゲルスの如く人間生命の再生産すなはち︑生殖の事究たも色合ぜるものと解するのが

無理のない採に考へられあ︒

以 上 の 如 く 唯 物 史 観 に 於 け る 上 部 構 造 と 下 部 構 遣 と に

︑ そ れ ぞ れ 多 義 な る 解 緯 が 行 は れ つ

﹄ あ る の で あ る が

J 史

︑ 上 部 構 諮

・ 下 部 構 造 の 相 互 作 用 の 問 題 に 於 て は ど う で あ ら う か

︒ エ ン グ ル ス に よ れ ば

︑ 下 部 構 遣 は 上 部 構 造 の 土 塁 を 構 成 し こ れ に 作 用 し つ

L も︑上部構造が

か へ っ て 下 部 総 遣 に 反 作 用 を 及 依 す 可 能 性 を も 容 認 し て 居 る の で あ る

︒ 彼 は 一 八 九 三 年 フ ラ ン ツ

・ メ ー リ ン グ へ の 手 紙 に 於 て つ ぎ の 如 く に 記 述 し て 居 る

﹁ 我 々 は 歴 史 に 於 て 役 割 を 演 じ て 居 る 種 々 な る 観 念 の 領 域 に 溺 立 の 歴 史 的 後 展 の あ る こ と を 否 定 し て ゐ る か ら 我 々 は ま た そ れ ら の 領 域 に

︑ 歴 史 的 資 在 牲 の あ る こ と を 否 定 し て し ま ふ 記 ら う と 云 ふ 皐 者 逮 の 馬 鹿 け た 考 へ 方 も 亦 こ の 貼 に 関 聯 し て ゐ る の で あ る

︒ この根底には︑原因︑結果を互に固 定 し た 互 に 針 立 し た 極 と す る 普 活 の 非 蹄 詮 法 的 な 観 念 が 僚 は っ て ゐ る

︒ 交 互 作 用 は 全 然

上部構詑・下部構遊論への一考察

(12)

者 渇 さ れ て ゐ る

ο

︑ ︑

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︑ ︑

あ る 歴 史 的 要 因 は そ れ が 一 度

︑ 他 の 結 局 は 経 湾 的 な 事 官 に よ っ て こ の 世

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去、に、

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1 、今、

士、度、

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君、そ、

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故、し、

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河へ、ぜ反、

克 作 、

に 用 、 翌 を 、 年 及 、

八九四年に於ける︑シュ

タルクンペ

ル グ 宛 の 手 紙 に 於 て は

︑ 以 上 の 考 へ 方

︑ か よ り 明 白 に 表 明 さ れ て ゐ る

︒ 彼 は つ ぎ の 加 く に も 云 っ て ゐ る の で あ る

﹁ 攻 治 的

︑ 法 律 的

︑ 宗 致 的

︑ 文 化 的

︑ 美 術 的 等 々 の 観 念 は

︑ 経 済 的 資 展 の 上 に よ っ て ゐ る

ο

にも︑叉経潰的土塁の上にも反作用を及一ほ引﹂二の見解はプハ

l

リ ン に 於 て も 等 し く 祖 述 さ

し か し こ れ ら の も の 凡 て の 相 互 の 間 れ

て ゐ る 様 で あ る

︒ 彼 は

﹁ 上 部 橋 治 は 上 部 構 造 で 経 済 関 係 に 影 響 を 及 仮 す か

︑ 或 は 以 上 述 べ に 所 で

︑ そ れ が 影 響 を 及 除 ず に 相 違 な い こ と は 明 ら か で あ る

︒ 上 部 構 造 は 後 展 力 と も な れ 一定の事情の下では︑

ll

設 展 の 妨 害 物 と も な る

︒ し か し 上 部 構 造 は 廷 に 叉 経 涜 的 土 塁 並 び に 生 産 力 の 朕 態 の 上 に 不 断 に 作 用 し て ゐ る

一一一口ひ換へれば一枇合諸現象の種々な

る 系 列 の 間 に は 交 互 作 用 の 不 断 の 過 程 が 行 は れ て ゐ る

o ﹁ も の と 解 蒋 し て ゐ る

︒ し か る に ク ノ

l

に於ては︑注目さるべきことはその芽﹁マルクスの歴史︑祉合︑図家理論一に於

︑ 上 部 構 造 と し て の 諸 観 念 形 態 相 互 間 の 程 々 な る 制 約 に つ い て の 記 述 は あ り な が ら も

︑ こ

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

れ ら の も の の 下 部 構 造 へ の 反 作 用 に つ い て の 論 惑 の な き こ と で あ る

彼は只法律︑攻治︑哲

マ ν J グス・ヱシグ 1 レス全集第二十二をく刊語) p .   2 6 6 .  

マ 1 ν グス・ヱシゲ 1 レス全集刊諮第二十一巻 p . 350. 

プハーリシ前掲書

p p .410‑411. 

(17) 

(18) 

(HJ) 

(13)

︑ 宗 教

︑ 道 徳

︑ 婆 術 等 の 相 互 作 用 に つ い て 論 述 し

︑ こ れ ら の も の が 窮 極 に 於 て は 経 済 よ り 出 愛 せ る も の な る こ と を 述 べ つ

﹄ も

︑ こ れ ら の も の の 経 済 へ の 反 作 用 に つ い て は 何 等 考 察 が 施 さ れ て ゐ な い の で あ る

︒ 例 へ ば 彼 の 前 掲 書 の 第 六 章 マ ル ク ス の . 歴 史 理 論 に 於 て 彼 は つ ぎ の 如 く に 記 述 し て 居 る

﹁ 枇 曾 的

︑ 経 済 的 機 構 に 於 て

¥ そ の 機 構 の 個 々 の 部 分 間 に 相 互 依 存 性 が あ り

︑ 相 互 的 蹄 一 及 び 交 互 的 影 響 が 存 在 す る や う に

︑ 精 神 的 生 活 渇 程 の 程 々 な る イ デ オ ロ ギ ー の 聞 に も こ れ ら の も の が 存 す る の で あ る

ある特定部分の政治的︑法律的︑道徳的︑宗教

︑ 誠 司 術 的 観 念 は 各 々 自 己 の あ ら ゆ る 観 念 が

︑ 経 済 過 程 か ら 直 接 引 出 さ れ る や う な そ れ 白 健

︑ ︑

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︑ ︑

︑ ︑

切 り 離 さ れ た 観 念 範 囲 を 構 成 す る の で は な く

︑ 我 々 が 政 治 的

︑ 道 徳 的

︑ 法 律 的 等 々 と 云 っ て 匝

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

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︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

別 し て ゐ る 個 々 の イ デ オ ロ ギ ー 的 概 念 は

︑ 相 互 に 制 約 し 合 ひ

︑ 決 定 し 合 っ て ゐ る の で あ る ( 傍

b白﹃唱存﹄

FO

嗣 応

‑ u m C

4

に と へ ば 一 般 的 な 枇 合 的 道 徳 は

︑ 宗 設 的 道 徳 と 関 聯 し

︑ 宗 教 的 道 徳 も 亦 克 に 枇 舎 的 道 徳 と 密 接 に 関 聯 す る も の で あ っ て

︑ 法 律 観 念 と 同 時 代 に 於 け る 倫 理 的 並 び に 政 治 的 観 念

についてみても︑正しく同様である︒;:::・故に我々が政治的︑法律的︑哲墜的︑宗教的︑美術的︑義

術 的

︑ 文 接 的 等 と 云 っ て 区 別 す る あ ら ゆ る 個 々 の 問 念 複 合 位 は

︑ 互 に 一

て居りそして互に反感し合って居る︒:・::いに

つ の 全 健 に 結 び つ い こ れ に よ っ て み れ ば 観 念 形 態 の 種 々 な る も の が 相 互 に 制 約 し 合 ひ

︑ 反 応 し 合 っ て ゐ る 事 買 は 以 上 の 記 述 で 明 ら か で あ る が

︑ こ れ ら の 互

上部品遣・下部講遺論ヘ

D

一 考

‑ M M

p .  

367  前掲書

(20)  グノー

(14)

調

ム ハ

O

つ の 全 践 に 結 び つ い て 居 る も の が

︑ 逆 に 下 部 構 遣 と し て の 窮 極 的 決 定 要 素 に 反 作 用 を な す も の な り や 否 ゃ に つ い て は

︑ プ ハ

l

リンと兵なり︑その言及はないのである︒

上 述 の 如 き 相 違 と 共 に

︑ 諸 観 念 形 態 相 互 間 の 制 約 の 程 度 或 は 影 響 の 限 度 と か

︑ こ れ ら の も の の 下 部 構 造 と し て の 経 済 へ の 関 係 の 程 度 上 の 差 異 等 向 探 究 せ ら る べ き 問 題 も 存 在 す る のであるが︑しかしエングルスを始め︑プハ

l

リ ン

︑ ク ノ

l

等 の 諸 見 解 の 根 本 に 於 て 一 致 す る

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

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︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

所 は

︑ こ れ ら の 諸 観 念 形 態 が 究 極 に 於 て は 経 湾 的 な る も の に よ っ て 制 約 せ ら る る 事 賞 で あ る ︒ こ の 勅 は 唯 物 史 観 の 所 謂 正 統 的 解 稼 論 者 に 於 て 大 腿 一 致 せ る 見 解 と 見 な さ れ え よ う

︒ エ シ グ ル ス の 見 解 は そ の 最 も 典 型 的 な も の で あ る

︒ 宛 へ の 手 紙 に 於 て は つ ぎ の 如 く に

# 古 か れ て ゐ 弘

o

一八九四年彼がシュ

タ ル ク ン ペ

ノ レ

ク'

百九治的︑法律的︑宗教的︑文墜的︑美術的等々

の後展は︑経済的後展の上によって居る︒

し か し こ れ ら の も の 凡 て の 相 互 の 聞 に も 叉 経 波 的 土 塁 の 上 に も 反 作 用 を 及 依 す

︒ し か し て 経 済 的 朕 態 が 原 因 で 唯 ひ と り 能 動 的 で あ り

︑ 他

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

の 凡 て の 欣 態 は 唯 受 動 的 の 作 用 で あ る と い ふ の で は な く し て

︑ そ の 交 互 作 用 は 窮 極 に 於 て

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

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︑ ︑

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︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

常に自己を港行する所の経済的必然の基礎の上に於て行はるるといふのである︒﹂ハ傍貼河野﹀

﹁ 経 済 的 関 係 は 他 の 政 治 的

︑ 観 念 的 関 係 に よ り て 影 響 せ ら れ る と は 云 へ ど も

︑ 究 極 に 於 て 決 定 的 の も の で あ り

︑ 旦 こ れ を た ど っ て の み 理 解 に 導 か れ る 一 貫 せ る 糸 を な す

c ﹂

一 八 九

O

年 九 月

マルグス・ヱシグ J レ ス 全 集 刊 認 1 1 1 二十一容 p . s 5 0 .   前 掲 p . 3 5 0 .  

(20) 

( 2 1 )  

(15)

世 一 日 付 の プ ロ ッ ホ 宛 の 手 紙 に 於 て も 同 様 の 見 解 が 披 涯 せ ら れ て ゐ る

五 2 2 )

人 は

豆五

し か し な が ら ま づ 竪 く 規 定 せ ら れ に る 前 提 及 び 傑 件 の 下 に 於 て

︑ 就 中

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

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︑ ︑

︑ ︑

経 済 的 前 提 及 び 傑 件 が 終 局 的 に 決 定 的 の も の で あ る

﹂ 八 傍 鮎 河 野

﹀ 同 様 の 解 穫 の 仕 方 は

︑ 一 八 八

史 そ の も の を 作 る

︒ 年 に 出 版 せ ら れ た る 彼 の 著 書

﹁ 空 想 的 枇 合 同 主 義 と 科 墜 的 枇 合 主 義

﹂ に 於 て 既 に 明 白 に 断 定 せ ら れ て ゐ る の で あ っ て

﹁ こ の 故 に あ ら ゆ る 枇 合 滋 化 及 び 政 治 的 革 命 の 究 極 原 因 は

︑ 人 間 の 頭 脳 の 中 に 求 む べ き で は な く

︑ す な は ち 永 劫 の 英 理 及 び 正 義 に 針 す る 人 間 の 知 識 の 培 唯 一 に

︑ ︑ ︑

す な は ち こ れ を 求 む べ き で は な く 資 に 生 産 方 法 及 び 交 換 方 法 の 縫 化 に 求 む べ き で あ る

︑ ︑

︑ ︑

︑ ︑

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︑ ︑

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︑ ︑

2

そ の 蛍 時 の 哲 墜 に 求 む べ き で は な く 買 に 経 済 に 求 む べ き で あ る

f 只傍貼河野﹀といふ論惑は大

極 に 於 て そ の 後 の 唯 物 史 観 信 奉 者 に 於 て 組 越 せ ら れ て ゐ る の で あ る

︒ こ の 貼 は 例 へ ば プ

l

リ ン や ク ノ

l

に 於 て も 何 等 の 修 正 な く 受 容 せ ら れ て ゐ る 貼 で あ る

︒ ク ノ ー が 経 済 と イ デ オ ロ ギ ー と の 関 係 を 論 じ つ

h

終 局 に 於 て

﹁ に が こ の 相 互 的 結 合 を

︑ 究 極 的 建 繋 迄 遡 っ て 見 る な ら ば

︑ あ ら ゆ る 時 代 の 精 神 的 全 椛 遣 を 支 へ て ゐ る 基 礎 と し て 枇 合 的 経 済 的 構 遣 が 現 れ て く る

﹂ と な し プ ハ

l

リ ン の 如 き も ベ 凡 て の 交 互 作 用 . 凡 て の 相 互 に 錯 綜 す る 影 響 の 中 に あ っ て つ の 事 柄 は い つ 迄 も 不 愛 で あ る

︒ す な は ち 各 所 定 の 瞬 間 に 於 て

︑ 枇 舎 の 内 部 構 活 は . こ の 枇 舎 と 外 的 自 然 と の 交 互 関 係

︑ 云 ひ 扱 へ れ ば 枇 合 の 物 質 的 生 産 力 に よ っ て 規 定 さ れ

上部僻泣・下部構法論への一考察

ー主a

ノ、

マルグス・エシグ

ν1

ス全集刊語第二十二巻 p . 3 5 6 .   マ ν y グス・エシゲ y ν ス全集第十二巻 p p .4

.

35‑

.4

3 G .   グノー

前掲書

p.367.

(22) 

(23) 

24)

(16)

‑'‑

/ 、

叉 枇 舎 形 態 の 幾 化 は 生 産 力 の 運 動 に よ っ て 規 定 さ れ る

﹁ 交 瓦 作 用

﹂ の 理 論 は

︑ か 与 る 交 互 作 用 を 認 め る と い ふ 貼 以 上 に は 一 歩 も 進 ま な い

︒ ︒

上 惑 の 如 き 諸 引 例 は

︑ 結 局 の 所

︑ 諸 観 念 形 態 の 相 互 の 交 互 作 用 冶 認 め つ

λ も.これらのもの

︑ 窮 極 に 於 て は 経 済 な る に 結 合 せ ら れ

︑ こ れ よ り 垂 直 的 に 制 約 せ ら れ て ゐ る も の な る こ と を そ の 立 場 の 根 祇 と し て 居 る の で あ る

︒ す な は ち 我 々 の あ ら ゆ る 精 神 文 化 の 諸 部 門 は

︑ 法 伴︑攻治︑道徳︑宗教︑文阜︑翠術等々その他百般のものに至るまで︑経済への窮極的の基礎づけに よ り て 始 め て そ の 存 在 理 由 を 輿 へ ら れ て ゐ る の で あ る

故に例ひ︑法律︑攻治︑宗教等々の諸

部 門 聞 の 相 互 作 用 が 行 は れ

︑ そ の 後 動 が 人 間 の 頭 脳 を 通 し て 行 は る

L

ものにせよ︑人間の凶 腕 の 活 動 そ れ 自 問 胞 が ま た 窮 極 に 於 て

︑ 経 溌 な る も の に よ り て 制 約 せ ら る

﹄ 以 上 は

︑ 上 述 の 如 き 諸 観 念 形 態 が

︑ 下 部 構 遣 と し て の 経 演 と は 獄 立 に

︑ そ の 自 立 的 な 活 動 領 域 を 有 す る も の と は な さ れ え な い こ と

﹄ な っ て く る

︒ こ れ ら の 貼 は

︑ そ の 歴 史 観 に 於 て 最 も 明 白 に 現 れ て ゐ る

︒ 一 歴 史 と は 各 人 が 自 己 の 意 識 的 に 意 欲 し た 目 的 を 治 求 す る こ と に よ っ て . 人 類 は よ か れ そ し て 程 々 の 方 面 に 働 く こ の 多 数 の 意 志 と

︑ 並 び に 外 界 に 針 す る こ れ ら の 怠 志 の 多 額 多 様 の 作 用 の 結 果 が

︑ 取 り も 直 さ 宇 歴 史 な の で あ る

﹂ 故 に 問 題 は

あ し か れ 自 己 の 歴 史 を 作 る

︒ か

﹄ る 多 種 多 様 の 作 用 を 護 現 せ し む る 起 動 力 は 何 か に 移 っ て く る

︒ すなはち﹁如何なる歴

プ ハ ー リ シ 前 f

月書

p .4 1 1 .   (25) 

( 2 6 )  

(17)

史 的 原 因 が 行 動 す る 人 間 の 頭 脳 の 中 で こ う い ふ 動 因 に 後 形 す る か

である︒

し か し て か か る 根 本 原 因 を 物 質 に 探 求 せ ん と す る の が 賓 に 唯 物 史 観 の 根 本 的 前 提 で あ り

︑ そ の 特 色 と な さ れ て ゐ る の で あ る

︒ こ の 貼 は フ ォ イ エ ル バ ッ ハ 論 に 於 け る 苔 唯 物 論 と へ

l

グル哲鼠?

と に 針 す る そ の 批 判 に 於 て 一 居 明 確 に な っ て く あ

o

﹁歴史の領域に於ては︑富唯物論はあて に な も な く な っ た と い ふ こ と に な る

︒ な ぜ な ら 富 唯 物 論 は

︑ 歴 史 上 に 動 い て ゐ る 観 念 的 街 動 力 を 究 極 的 原 因 と き め て か

﹄ っ て 一 般 そ の 背 後 に 何 が 存 在 す る か

︑ こ の 街 動 力 の 街 動 力 を な す も の は 何 で あ る か を 研 究 し な い か ら で あ る

︒ 概 念 的 街 動 力 を 認 め て ゐ る こ と が 不 徹 底 な の で は な く 更 に 突 込 ん で こ の 街 動 力 を 極 め な い 貼 が 不 徹 底 な の で あ る

︒ こ れ に 反 し て 歴 史 哲 墜 は

︑ 殊 に へ

l

グ ル が 代 表 し て ゐ る も の は

︑ 歴 史 上 に 行 動 す る 人 間 の 表 面 的 な

︑ 乃 至 は 現 官 に 活 動 し て ゐ る 動 因 が

︑ 歴 史 的 出 来 事 の 究 極 の 原 因 で は な く

︑ そ う い ふ 動 因 の 背 後 に

︑ 別 個 の 起 動 的 勢 力 が 存 在 し て ゐ る の で あ っ て

︑ そ れ を 探 求 す る こ と が 必 要 で あ る こ と を 認 め て ゐ る

︒ と こ ろ が 歴 史 哲 阜 は

︑ そ う い ふ 起 動 力 勢 力 を 歴 史 そ の も の 斗 中 に 求 め な い で

︑ む し ろ こ の 勢 力 を 外 部 か ら

︑ 印 ち 哲 撃 的 イ デ オ ロ ギ ー か ら 歴 史 の 内 に も ち こ ん で ゐ る の で あ る

﹂ と な し て 醤 唯 物 論 及 び へ

! グ ル 哲 撃 の 根 本 的 立 場 を 排 撃 し て こ れ を 唯 物 的 な 立 場 よ り 制 約 せ ん と し つ

﹄ あ る の で あ る つ 故 に た と ひ .

上部構詑・下部構諮論への一考終

. . . . . .  ・ ノ 、

佐野丈夫語 フォイヱ

ν J パツノ、論 p.86.

前掲書

p.85. 

27)

(28) 

参照

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