アレルギーと膠原病 2009 年再現 1.正しいのはどれ? ① RAの手関節障害に対しては人工関節置換術 ② RAの人工関節置換術の際に臼蓋側の骨欠損が大きい場合、骨移植は有用 ③ RAの環軸椎脱臼の神経学的所見においては痙性麻痺があるので診断は容易 ④ 人工関節置換術をおこなう時期はなるべく骨破壊が進行して末期がよい 2.レイノーを起こしやすい疾患はどれか ① still 病 ② 関節リウマチ ③ 結節性動脈炎 ④ べーチェト病 ⑤ 強皮症 3.全身性エリテマトーデスについて正しいものは? ① 男性に多い ② 高齢者に多い ③ 患者血縁者で発症率が高い ④ 病態への女性ホルモンの関与が指摘されている ⑤ 一般に妊娠中は軽快する a.①② b.②③ c.③④ d.④⑤ e.①⑤ 4.SLE に見られないもの ① 蝶形紅斑 ② 光線過敏症 ③ サーモンピンク疹 ④ 毛のう炎 ⑤ 鞍鼻 a.①② b.②③ c.③④ d.④⑤ e.①⑤ 5.全身性エリテマトーデスの疾患活動期を示す所見として適切なものをひとつ選べ a. 白血球増多 b. CRP 高値 c. 血清補体価上昇 d. 抗 DNA 抗体高値
e. 血小板増多 6.強皮症について正しいもの ① 関節病変をきたすことはない ② 皮膚病変は体幹から末梢に広がる ③ 抗 Jo-1 抗体が陽性 ④ 肺病変としては肺線維症が問題である ⑤ 消化器病変は胃潰瘍である 7.PM/DM について ① 悪性腫瘍の合併が多い ② ? ③ Gowers 徴候は DM の関節屈側の皮膚所見 ④ Gottron 徴候は近位筋の筋力低下 ⑤ ヘリオトロープ疹は上眼瞼の皮疹 a.①② b.②③ c.③④ d.④⑤ e.①⑤ 8.溶連球菌でみられる皮膚感染症は? ① 慢性膿皮症 ② 壊死性筋膜炎 ③ SSSS ④ 丹毒 ⑤ 伝染性膿痂疹(痂皮性) a.1,2 b.1,2,5 c.2,3,4 d.2,4,5 e.5 のみ 9.関節リウマチについて正しいもの ① RF(-)なら否定できる ② 手関節のこわばりは夕方に悪化する ③ 足関節は侵されない ④ CRP は活動性を反映する a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 10.関節リウマチの病理組織像について正しいもの ① 浸潤白血球の主体はリンパ球である ② 滑膜組織は血管に乏しい ③ 骨・軟骨が破壊される
④ 滑膜組織は増殖している a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 11.成人still 病について ① 発熱は軽微である ② 結節性紅斑を認める ③ 活動期にフェリチン上昇 ④ 活動期に白血球減少 ⑤ 活動期に補体値低下 14.ベーチェット病の主症状に含まれるもの ① 環状紅斑 ② 末梢神経障害 ③ ブドウ膜炎 ④ 深部静脈血栓症 ⑤ 関節炎 16.サイクロフォスファミドの積極的投与の適応は ① RA の関節症状 ② リウマチ性多発筋痛症の筋症状 ③ SLE の胸膜炎 ④ DM の間質性肺炎 ⑤ Wegener 肉芽腫症 a.1,2 b.2,3 c.3,4 d.4,5 e1,5 17. ① PR-3ANCA―Wegener 肉芽腫 ② MPO-ANCA―特発性半月体形成性腎炎 ③ 核抗体値―結節性動脈周囲炎 ④ リウマトイド因子―ベーチェット病 a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 19.Ⅰ型アレルギーに関与しないもの ① IgD ② IgE ③ 好酸球
④ ロイコトリエン ⑤ IL-4 20. Ⅱ型アレルギーは? ① 花粉症 ② 過敏性肺臓炎 ③ 自己免疫性溶血性貧血 ④ 急性糸球体腎炎 ⑤ アレルギー性鼻炎 21.アナフィラキシーの原因は ① ペニシリン ② γ-グロブリン ③ ハチ毒 ④ 造影剤 a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 22.アレルギーの検査に関して正しいもの ① プリックテスト陽性の薬剤は再投与すべきでない ② 患者赤血球に抗体が結合していれば、直接クームズ試験陽性 ③ DLST 陰性ならば薬剤アレルギーは否定的 ④ RIST は抗原特異的 IgE 抗体を検出する検査 a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 24.ボツリヌス菌中毒に見られるもの ① 発熱 ② 意識混濁 ③ 呼吸困難 ④ 眼瞼下垂 a.1,2,3 b.1,2,5 c.1,4,5 d.2,3,4 e.3,4,5 25. ① ブドウ球菌食中毒は魚介類の生食による ② カキ食中毒はアフラトトキシンによる ③ フグ毒はテトロドトキシンである ④ フグ毒は肝臓と卵巣に多い
⑤アルコール依存症は予防可能である a.1,2,3 b.1,2,5 c.1,4,5 d.2,3,4 e.3,4,5 26.低補体値血症をきたさない疾患 ① SLE ② 悪性 RA ③ クリオグロブリン血症 ④ DM a.1 b.2 c.3 d.4 e.すべて 27.次の疾患と症状の組み合わせで間違っているものは ① 混合性結合組織病―レイノー症状 ② SLE-抗リン脂質抗体症候群 ③ 関節リウマチ―シェーグレン ④ 皮膚筋炎―血管炎 ⑤ ベーチェット病―結節性紅斑 28.慢性炎症性疾患の検査所見で間違っているものは ① 赤沈の亢進 ② 貧血 ③ CRP の高値 ④ 血清補体値低下 ⑤ フィブリノーゲン上昇 29.正しい組み合わせは?(複数可) ① 蝶形紅斑―顔面 ② 痛風結節―殿部 ③ 乾鮮性関節炎―DIP ④ ゴットロン徴候―MP ⑤ ヘリオトロープ疹―眼瞼上部 30.血管拡張の原因疾患として正しくないもの ① 全身性強皮症 ② オスラー病 ③ 肝硬変 ④ 酒さ
a.1 b.2 c.3 d.4 e.すべて 31. ① どの熱傷患者にもBaxter の公式で輸液量を計算できる ② Baxter の公式は面積(%)×体重(kg)×4を適用 ③ Schriner には面積(㎡)が必要 ④ Baxter の公式は成人に使う ⑤ Schriner の公式は小人のみに使う 32.頭部、顔面、両上肢、体幹前面にⅡ度以上の熱傷 ① 成人で45% ② 小児 65% ③ 成人 36% ④ 小児 40% ⑤ 幼児 60% 33.重症筋無力症の自己抗体は ① 抗ミトコンドリア抗体 ② 抗ミオシン抗体 ③ 抗 Jo-1 抗体 ④ 抗アセチルコリン抗体 ⑤ 抗マイクロゾーム抗体 34.抗リン脂質抗体症候群について正しいものをひとつ選べ ① 関節リウマチ合併 ② 梅毒 TPHA 陽性 ③ 習慣性流産 ④ 抗カルジオリピン抗体陽性 ⑤ ワーファリン治療 36.Wegener で間違っているものは ① 鞍鼻はみられる ② PR3-ANCA が陽性 ③ 肺は空洞を伴った結節影あり ④ しばしば ST 合剤を使う ⑤ シクロフォスファミドは基本的に使わない
37.血管性肺高血圧症を最もきたすのはどれか ① SLE ② SSc ③ PM ④ RA ⑤ 重症筋無力症 38.リウマチ性多発筋痛症で正しいものの組み合わせ ① 高齢者に多い ② 高安病に合併する ③ 組織において巨核細胞がみられる ④ 一般に治療は少量のステロイドを用いる a.1,3,4 b.1,2 c.2,3 d.4 のみ e.1~4 全て 39.関節リウマチの関節症状の活動性と関連するものは ① 血沈 ② CRP ③ MMP-3 ④ KL-6 ⑤ BNP a.1,2,3 b.1,2,5 c.2,3,4 d.1.4.5 e.3,4,5 40.薬剤過敏性について正しいもの ① 薬物不耐性とは遺伝的に規定された酵素異常による過敏症である ② 特異体質反応とは遺伝的代謝異常による薬理作用の増強をさす ③ 造影剤による肥満細胞の活性化は IgE 依存性である ④ 薬剤アレルギーが確定している薬剤は原則再投与してはいけない ⑤ 薬剤アレルギーのある薬剤でも少量の服用は可能である
アレルギーと膠原病 2009 年度 解答 1.② RA に対する外科的治療のおはなしです。 ① × 手関節では固定術です。膝とかだと人工関節置換術をやります。 ② ○?教科書には書いてなかったけど、ネットで調べたら症例があったので。 ③ ×?画像メインに診断するらしいです。 ④ × 2.⑤ レイノー現象とは、寒冷刺激により四肢末端の皮膚の色が白→紫→赤となる現象で、末梢 循環障害に起因します。強皮症では皮膚硬化と共に血管もやられるのでこういった現象が 見られます。 強皮症の他には、SLE や混合結合組織病、バージャー病(閉塞性動脈硬化症)で起こりま す。 3.c SLE とは原因不明に全身の臓器に炎症をきたす疾患で、寛解・増悪を繰り返します。 ①② × 30 歳前後の若年、女性に圧倒的に多いらしいです。 ③ ○ 家族内発生率 2~3%、一卵性双生児のもう一方の発症率は 25%です。 ④ ○ 出産時期の女性に好発するので、エストロゲンなどの女性ホルモンの発症への関与 が疑われています。 ⑤ × 妊娠を契機に発症・増悪するケースも多いです。 SLE についておおざっぱに。 ・30 歳前後、男女比=1:10 ・抗dsDNA 抗体、抗 Sm 抗体は特異的 ・診断基準 蝶形紅斑 ディスコイド斑(円板状紅斑) 日光過敏 無痛性口腔潰瘍 関節炎、漿膜炎、腎障害、神経障害、…etc ・あとは脱毛とか網膜病変(綿花様白斑)とか ・治療:薬…ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤(リツキシマブ) 4.d 3より①②は○。
③ ○ サーモンピンク疹は成人型 Still 病に特徴的ですが、SLE でも出ることがあります。 ④ × 毛のう炎はベーチェット病です。 ⑤ × 鞍鼻は外傷・梅毒でなります。 5.d a × 汎血球減少を示すので白血球は低下するはずです。 b × SLE では Th2(液性免疫)優位の状態になっています。Th1 の出す IL-6 によって肝 でのCRP 産生が促されますが、これがあまり出ていないため、炎症が起きているの にCRP は変化しません。 c × 補体は消耗性に減少します。 d ○ 抗 dsDNA 抗体や抗 Sm 抗体は活動期に増えます。 e × 血小板も消耗性に減少します。 6.④ ① × ないとは言い切れません。ただ、強皮症の関節症状は皮膚硬化のためであって関節 自体が破壊されているわけではないので、関節病変をきたすことはあまりないです。 ② × 四肢末端から体幹へと広がっていきます。 ③ × 強皮症では、抗 Scl-70 抗体や抗セントロメア抗体です。Jo-1 抗体は PM/DM(多発 筋炎/皮膚筋炎)です。 ④ ○ 中下肺野主体の間質性肺炎、肺線維症をきたします。 ⑤ × 消化器病変は食道中心です。食道の平滑筋線維化→蠕動運動↓→逆流症→胸やけや、 つかえ感を感じます。 7.e ① ○ 悪性腫瘍の合併は予後規定因子の一つです。あとは急速進行性間質性肺炎も。悪性 腫瘍とPM/DM を合併することが多いので、膠原病では珍しく男性の方が多くなっ ています。 ③④ × 逆です。Gowers 徴候は筋力低下による登はん歩行、Gottron 徴候は四肢関節伸 側に対称性にできる落屑を伴う紅斑のことです。 ⑤ ○ ヘリオトロープ斑は両上眼瞼にできる赤紫の浮腫性紅斑のことです。 8.d 何故か感染症の範囲…。 溶連球菌では伝染性膿卦痂疹(痂皮性) 、壊死性筋膜炎、トキシックショック様症候群 TSLS、 尋常性膿瘡、リンパ管炎、丹毒、蜂窩織炎があります。
あと黄色ブドウ球菌では、癤・癕、慢性膿皮症、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群SSSS、ト キシックショック症候群、伝染性膿痂疹(水疱性)などがあります。感染症の授業ですが 覚えろって言ってました。 9.d ① × リウマトイド因子 RF(-)なことも多々あります。 ② × 有名な『朝のこわばり』ですね。 ③ × 手も足もやられます。胸・腰の背骨はおかされないけど、頚椎はやられやすいので 亜脱臼して脊髄症状をきたすこともあります。 ④ ○ CRP と血沈は活動性に比例します。 10.a ① ○ リンパ球とマクロファージです。慢性だしね。 ② × 滑膜では血管新生がどんどんおこっています。 ③④ ○ 11.③ シケプリになかったので成人型Still 病について。JRA(若年性関節リウマチ)は 16 歳以 下の発症とのことですが、これはJRA の成人発症型という訳の分からん疾患です。あんま りよく分かってないらしいです。発熱、サーモンピンク様紅斑→関節炎、血清フェリチン 値↑となります。RF(-)が殆どらしいです。 ④⑤ × 活動期には WBC↑、補体↑ 14.③ ① × 結節性紅斑様皮疹です。 ② × 副症状に中枢神経症状ならあります。 ③ ○ ④ × 皮下の静脈血栓ですね。 ⑤ × 関節炎は副症状です。紛らわしい…。 16.d サイクロフォスファミドは免疫抑制剤ですね。膠原病は基本ステロイドですが、最初から 免疫抑制剤を併用すべき疾患と、効果不十分だったり副作用etc の理由であとから免疫抑制 剤をプラスする方法をとる疾患があります。積極的投与ってのは前者のことですね。 ① × RA に対しては DMARDs の中でもメトトレキセートが大事です。最近は抗 TNF 抗 体インフリキシマブ(レミケード)なんかも出ていますが、これもメトトレキセー
トとの併用が基本です。メトトレキセートの副作用として間質性肺炎が重要です。 ② × リウマチ性多発筋痛症 PMR は少量ステロイドで軽快します。側頭動脈炎 TA との 合併が多いってやつですね。 ③ × SLE の治療はステロイドを基本として、ステロイド抵抗性の症例や重篤な副作用出 現時には免疫抑制剤が考慮されますが、サイクロフォスファミドは保険適用外らし いです。また、CNS ループス、ループス腎炎などの急激な増悪時にもサイクロホス ファミド投与が行われるそうです。胸膜炎は特に書いてありませんでした。 ④ ○ DM での間質性肺炎合併はやばいです。疑ったら即治療!ステロイド+免疫抑制剤 を投与します。 ⑤ ○ Wegener 肉芽腫はステロイド+免疫抑制剤を併用します。 17.b ①② ○ ③ × 核抗体値は関係ないです。 ④ × ベーチェット病では RF(-)、抗核抗体(-)なことが多いです。 19.① I 型アレルギーとは 15~30 分の即時型過敏反応で、抗原特異的 Th2 細胞、肥満細胞、ヒス タミンやPG、LT、好酸球が関与します。気管支喘息、花粉症、プリックテストの機序がこ れです。 ④のIL-4 ってのは CD4+が出すサイトカインで、Th2 を活性化させます。Th2 からも IL-4 が放出され、IgE 産生に関与します。 20.③ Ⅱ型は細胞・組織に対する抗体により、抗原抗体反応がおこり、補体依存性またはADCC により傷害が生じる反応です。IgG や好中球が関与。自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症、 Goodpasture 症候群(腎・肺などの基底膜に対する自己抗体を産生)など。 ① × 花粉症はⅠ型 ② × 過敏性肺臓炎はⅠ型と間違えやすいですが、Ⅲ型です。 ③ ○ ④ × 糸球体腎炎はⅢ型です。 ⑤ × アレルギー性鼻炎はⅠ型です。この季節性が花粉症です。 ついでに、Ⅲ型も。可溶性免疫複合体が組織に沈着し、これが処理される過程で傷害が生 じます。3~8 時間くらい。糸球体腎炎、過敏性肺臓炎の他に血管炎なども該当します。 Ⅳ型は遅発型過敏反応(24~48 時間)で、細胞性免疫が関与しています。抗体は関与して いません。ツ反や接触性皮膚炎、金属・薬剤アレルギーなどがあります。
21.e アナフィラキシーとは、ある物質の暴露により短時間で粘膜浮腫や気管支攣縮、血圧低下 などをきたすこと。時に致命的。 原因物質は以下のようなものがあります。 抗生物質:ペニシリン系など NSAIDs:アスピリンなど 酵素製剤:トリプシン、キモトリプシン 麻酔薬 生物学的製剤:血清、γグロブリン製剤、ワクチン 食品 動物毒液:ハチ、ヘビ あとはヨード造影剤ってのもプリントに書いてあったので④も○です。 22.b ① ○ 今度はアナフィラキシーショックになっちゃうかも。 ② ○ 直接クームス:自己抗体が結合した赤血球浮遊液に抗ヒトIgG を加え、凝集反応を 見る方法。赤血球表面に結合している抗赤血球抗体を検出する。 間接クームス:健常者血液に患者血清、抗ヒトIgG を加え、凝集反応を見る方法。 血清中に抗赤血球抗体が存在するかどうかを調べる。 ③ × DLST とは薬物によるリンパ球刺激試験。主にⅣ型アレルギーの反応を見ます。薬 剤アレルギーはⅣ型以外にもあるし、DLST も発症後 2 カ月くらいは陽性になりに くいらしいので、DLST 陰性だから薬剤アレルギーを否定することはできません。 ④ × RIST は抗原非特異的 IgE 抗体を検出する検査。特異的 IgE 検出は RAST です。紛
らわしい。 24.e ボツリヌスについて。 ・潜伏期12-36 時間 ・からしれんこん。加熱有効。 ・神経症状(主に頭部の運動神経) ・放置すると呼吸筋麻痺で死亡 ①② × 発熱・意識障害はほとんどありません。 ③ ○ 意識を保ったまま息が出来なくなるので、相当苦しいらしいです。 ④ ○ 頭部の運動神経がやられるので、複視・構音障害・嚥下障害をきたします。 ⑤がないですね…。
25.e ① × ブドウ球菌はおにぎりについているやつです。加熱無効なので焼きおにぎりも危な いらしいです。魚介類の生食といえば腸炎ビブリオです。こっちは加熱有効です。 ② × ノロウイルスは小型球形ウイルス(SRSV)で、毒素を分泌せず小腸上皮細胞を脱 落させて症状を起こします。潜伏期は12-48 時間。 ③④ ○ テトロドトキシンは神経毒で、これも意識鮮明のまま麻痺で死亡します。 ⑤ ○ 26.④ ①② × 消耗性に補体下がります。悪性RA とは RA に壊死性血管炎を伴ったもので予後 は非常に悪いです。 ③ × クリオグロブリンは形質細胞でつくられる異常な抗体で、普段は血液中に溶けてい ます。クリオグロブリンは正常な体温よりも低い温度になると、大きな集積物を形 成して固形の粒子(沈殿)を生じます。正常体温に戻すと、再び溶解します。原因 基礎疾患としてSLE などの自己免疫疾患、C 型肝炎などがあります。補体を活性化 し、消耗性に低補体となります。 ④ ○ 特に低補体との記述は見られませんでした。 27.④ ① ○ 混合性結合組織病MCTD とは SLE+SSc+PM/DM 様の臨床症状を呈す疾患です。 なので当然レイノー症状はあります。MCTD では必ず抗 U1-RNP 抗体陽性になり ます。肺高血圧を合併すると重篤になりますが、基本的に予後良好です。 ② ○ 抗リン脂質抗体症候群は SLE 患者に出現します。血栓形成、習慣性流産などを引 き起こします。 ③ ○ シェーグレンには他の膠原病を合併しない 1 次性、合併する 2 次性があります。2 次性ではRA が最多です。 ④ × ⑤ ○ 問 14 参照 28.③? ③ × CRP は組織障害や感染が起きると、2~3日以内に肝細胞で生成されます。急性期 蛋白の1 つです。 29. ① ○
② × 痛風結節は手足・肘・膝・などに出やすいです。 ③ × ④ ○ Gottron 徴候は MP 関節に多いです。 ⑤ ○ ヘリオトロープ斑は両上眼瞼にできる赤紫の浮腫性紅斑です。PM/DM でみられま す。 30 a ① 強皮症では繊維化が進み硬化するため、むしろ血行障害がおこる。 ② オスラー病 全身の血管に異常が起こり、出血傾向の出る常染色体優勢の遺伝性の疾患 きちんとした診断基準がある 1.繰り返す「鼻血」. 2.皮膚や粘膜の「毛細血管拡張」. 3.肺、脳、肝臓、脊髄、消化管の「動静脈瘻(動静脈奇形)」 4.一親等以内にこの病気の患者さんがいる. ③肝硬変がおこると門脈側副路の血管が拡張する ④酒さ? 31 ②③④ 成人では Baxter の公式 体重(Kg)×熱傷面積(%)×4(ml) 小児では Shriner Hospital の式 2,000(ml)×体表面積(m²)+5,000(ml)×熱傷面積(%)+5% Gl 700~2,400(ml) 32 ①⑤ 9の法則:成人に適応 頭部・左上肢・右上肢をそれぞれ 9%、体幹前面・後面・左下肢・右下肢をそれぞれ 18%、 陰部を 1%で計算する。 5の法則:乳小児に適応 幼児の場合、頭部・体幹前面・後面をそれぞれ 20%、四肢をそれぞれ 10%で計算する。 小児の場合、頭部を 15%、左上肢・右上肢をそれぞれ 10%、体幹前面を 20%、体幹後面・ 左下肢・右下肢をそれぞれ 15%で計算する。 33 ④ ①抗ミトコンドリア抗体は,原発性胆汁性肝硬変の診断に用いられる疾患特異性の高い自 己抗体である。
②抗ミオシン抗体は心筋抗体で、心筋障害で ③抗 Jo-1 抗体は成人 Still 病 ⑤抗マイクロゾーム抗体はバセドウ病や橋本病で高率に陽性となる甲状腺抗体 34 ②、たぶん正しいものでなく間違ってるもの一つ ①SLE や関節リウマチなどの膠原病に合併してよくおこる ②梅毒検査が陽性となる(生物学的偽陽性)が、より梅毒に特異的な TPHA 検査では陰性で ある ③抗リン脂質抗体陽性の妊婦は、抗リン脂質抗体が胎盤のリン脂質と反応して胎盤の発育 を抑制するため、しばしば習慣性流産を起こす ④抗カルジオリピン抗体とは抗リン脂質抗体のこと ⑤血栓傾向がみられる場合はワーファリンやへパリンを用いた抗凝固療法が行われる 36 ⑤ ①上気道病変では肉芽種はしばしば鼻中隔軟骨を破壊するので、鼻中隔穿孔や鞍鼻を来す ②PR3-ANCA(c-ANCA)は陽性 ③肺には壊死性肉芽種がいくつも形成されしばしば融合し、X 線や CT で直径数cmの結節 状陰影となって写る。また壊死性肉芽種は文字通り内部から壊死していくため、しばし ば空洞を形成する。 ④この病気は上気道、肺に二次感染を起こしやすいので、必要により ST 合剤(バクタ)の 内服、鼻腔、咽頭ネブライザーなどにより細菌感染症に対する対策を十分に行うことも 大切 ⑤治療は原則として副腎皮質ステロイドとシクロホスファミドを中心とする免疫抑制薬の 併用療法を行う 37 ②、おそらく 膠原病に合併する肺高血圧症の割合
38 a リウマチ性多発筋痛症は体幹および四肢近位部の筋痛を主訴とする原因不明の疾患。 ①60 歳以上の高齢者に好発し、やや女性に多い。 ②側頭動脈炎を高率に合併する ③組織では、側頭動脈炎でみられる、巨核細胞の浸潤を伴った肉芽種性の炎症と内弾性版 の破壊を認める。 ④予後良好の疾患で、ほとんどが少量の副腎皮質ステロイドで劇的に改善する 39 a ①②慢性の炎症性疾患である本症では、血沈の亢進と CRP 値の上昇が認められ、活動性に 比例して変化する。 ③MMP-3 は滑膜細胞から分泌される蛋白分解酵素。関節内の血中 MMP-3 は血清中の MMP-3 に 比例して変動するので、血清 MMP-3 値を測定することによって、関節破壊の程度を知る ことができる ④間質性肺炎での血清中 KL -6 値は,健常者および他の呼吸器疾患に比較して有意に高値を 示す ⑤BNP は心不全診断において正確性の高い検査項目 40 たぶん③④ 薬物過敏症 体内に吸収された薬物が通常示す作用ではない有害な症状・所見を示す場合をいい,次 の 3 つに分類される。 薬剤不耐症 常用量の薬物を用いたにもかかわらず,薬理作用が増強し,生体に有害な作用がでる場 合である。例として,キシロカインによるショックや心停止などがある。 薬物アレルギー反応 薬剤が抗原抗体反応を引きおこし,ショックや炎症,臓器障害をおこす有害反応である。 薬物過敏症のほとんどを占める(アナフィラキシーショック)。 特異体質反応 先天的素因に基づく薬物代謝異常による有害反応である。薬物過敏症を発症した場合は ただちに投与薬物を中止し,必要なら気道確保,静脈路確保を行い呼吸・循環の保持に 努める。アナフィラキシーショックにはアドレナリンの投与が第一選択である。過剰な 薬物反応を抑えるために副腎皮質ステロイドの投与もおこなわれる。
①②説明が逆 ③ アレルゲンとなるX線造影剤が生体に侵入すると、生体はこれを異物とみなし免疫応 答が起こり、抗原特異的IgEが産生される。 →次に、そのIgEが、組織の肥満細胞や血中の好塩基球に抗体のFc部で結合する。 →X線造影剤がアレルゲンとなり、肥満細胞や好塩基球の細胞表面に結合している抗原 特異的IgEに結合、これらの細胞の脱顆粒が起こり、種々の化学伝達因子が細胞外 に放出される。 →化学伝達因子が標的臓器にはたらきI型アレルギ-の諸症状が誘発される。 ④その通り ⑤危険です 訂正・疑問は高橋・勅使川原まで☆