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強気材料 : 選挙後の政策加速期待 海外勢中心に5 年 年の再現イメージ 安倍首相は今回の与党圧勝を受け 朝鮮半島情勢をめぐる安全保障や憲法改正問題に加え 金看板の経済政策についてもより強力に推進を図ることが可能となり 海外投資家を中心に政策期待が高まっているもようだ 具体的な政策としては 財政政策

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Academic year: 2022

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(1)

与党圧勝で円安・株高、日経平均株価は目先23000円も視野

10/23の日本株は衆議院選挙での予想を上回る与党圧勝を好感。日経平均株

価は前週末比200円超高い21700円台で始まった後、利益確定売りをこなしつつ同 日高値圏で推移。終値で同239円高の21696円と過去最長の15連騰を記録した。

先行きも、衆議院選挙での与党圧勝を受け、市場では安倍政権継続による経済 政策加速への期待が改めて台頭、業績面で今週に本格化する9月中間決算発表 での上方修正期待もあり、海外投資家を中心に日本株再評価の流れが続く見込み だ。追加の材料として10/19の米上院での予算決議案可決による米減税実現期待 の高まりや米12月利上げを含めた今後の米欧金融政策の正常化による対ドル、対 ユーロでの円安進行期待も株価の押し上げ要因となろう。さらに季節性の面でも、

過去10年で海外投資家は10~12月に買い越し、日経平均株価は11~12月に月間 で上昇するといった傾向があり、年末に向けた市場の強気ムードを後押ししよう。

日経平均株価は目先、21000円台半ばを下値に上値をうかがう展開が継続し、年 末から来春にかけては1996年6月につけたバブル崩壊後の戻り高値22666円の奪 回を視野に入れた動きとなろう。業種別では、決算発表での業績上方修正期待か ら電機、機械、輸送用機器等の外需系・景気敏感業種への資金流入が強まろう。

日経平均株価は 過 去最長の15連騰、選 挙後のアベノミクス 継続、業績期待支え

 日本株は衆議院選挙での与党圧勝を好感。選挙後のアベノミクス継続や9月中間決算期待 が支え。日経平均株価は21000円台を値固め後、22000円~23000円を視野に入れた動きに

 為替市場にとってアベノミクスは円安政策。今後も日銀の緩和継続や米国の利上げなどを含 め、年末にかけて一層のドル高円安の展開を想定

マーケット・フォーカス

日本株・ドル円:衆議院選挙を受け(更新)

投資情報部 三野 博且 鈴木 健吾

95 100 105 110 115 120 125 130

10000 12000 14000 16000 18000 20000 22000 24000

14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7

(1ドル=円)

(円)

(年/月)

日経平均株価、同200日移動平均線、ドル円

(日次:2014/1/6~2017/10/20)

日経平均株価(左 目盛)

200日移動平均線

(左目盛)

200日移動平均線 +20%(左目盛)

200日移動平均線

▲20%(左目盛)

ドル円(右目盛)

出所:ブルームバーグの データよりみずほ証券 作成

(2)

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

安倍首相は今回の与党圧勝を受け、朝鮮半島情勢をめぐる安全保障や憲法改 正問題に加え、金看板の経済政策についてもより強力に推進を図ることが可能とな り、海外投資家を中心に政策期待が高まっているもようだ。

具体的な政策としては、①財政政策面で2019年10月の消費増税による幼児教育 の無償化等に向けた2兆円規模の対策案策定、②金融政策面で18年4月に任期満 了を迎える黒田日銀総裁の再任を含む大規模金融緩和政策の継続、③規制改革 面で残業時間の上限規制や非正規雇用の処遇改善を促す「同一労働同一賃金」、

時間ではなく成果で評価する「脱時間制度」の導入といった労働市場の改革、等が 挙げられる。いずれも政権の取り組み次第だが、当面は政策期待が先行しそうだ。

前回まで過去4回の投票日直前から20営業日後(約1ヵ月)の日経平均株価の騰 落は2勝2敗。自民党が議席増で勝利し政策期待が高まった05年、12年に株価は 各6.1%、10.4%上昇。対して民主党政権誕生後に政策見極めが強まった09年、自民 党が議席微減で主な政策も消費増税先送りにとどまった14年にそれぞれ株価は軟 調となった。選挙前の見立てでは、今回は政策も小粒で一定の与党議席減が見込 まれていたため、選挙後は14年のケースに似たものになると想定していたが、予想 を上回る与党勝利で05年、12年のケースに沿った動きとなる可能性もでてきた。

18/3上期(4-9月)決算発表では、上期業績の上振れと通期予想の引き上げが相

次ぐ見込み。内外景気の堅調や会社想定(平均1ドル=109円、1ユーロ117円前後)

比円安、電機、機械を中心とした成長分野での需要拡大が背景。金融を除く東証1 部企業の上期業績は1ケタ台後半の経常増益予想に対し2ケタ増益に、通期予想も 期末にかけ市場コンセンサス並みの10%超の経常増益に向け上方修正が進もう。

日経平均株価の予想株価収益率(PER)は10/20に14.8倍と2013年以降の平均 レンジ14倍~16倍の範囲内。中心の15倍で21000円台半ば、上限の16倍で23000 円超が試算される。今決算発表を受け、日本株の割安修正の動きが継続しよう。

強気材料①:選挙後 の政策加速期待、海 外勢中心に2005年、

12年の再現イメージ

強気材料②: 9 月中 間決算で業績上方修 正が進む公算、株価 は割安修正継続へ

92.7

110.4

92.8

106.1

97.1

91.6

99.9

96.2 94.9

90 92 94 96 98 100 102 104 106 108 110 112 114

3025201510 5 0 5 10 15 20

(投票日直前=100)

(経過日数)

過去4回と今回の衆議院選挙前後の日経平均株価

(日次)

2012年のケース 2005年のケース 2014年のケース 2009年のケース 2017年のケース

(注)経過日数は営業日(投 票日直前=0)。グラフは 各解散日から投票日直 前20営業日後まで表示。

17年は投票日直前まで 出所:ブルームバーグのデー

タよりみずほ証券作成

(3)

海外投資家や株価の季節性も年末に向けた市場の強気ムードを後押しする公 算。過去10年で海外投資家は10~12月に買い越し、日経平均株価は11~12月に 月間で上昇する傾向がある。

海外投資家は9月第3週まで9週連続で計1.6兆円売り越し、月間では8月、9月に 売り越しとなったが、直近の弱気材料となっていた北朝鮮リスクがひとまず一服し、

入れ替わるように衆議院選挙をにらんだ強気ムードが台頭、海外投資家は10月第2 週に3週連続で計1.3兆円買い越し、月間でも10月に1.1兆円の買い越しに転じた。

選挙戦をにらんでは10月第3週も海外投資家は買い越しとなった可能性が高く、

9月末以降の反動買いには一巡感が広がりやすい。ただ、今後の安倍政権による

政策期待に加え、米減税実現や米欧金融政策正常化による円安期待も根強く、海 外勢の積極姿勢は維持されよう。季節性では10~12月に海外投資家の買い越し傾 向があり、現状、海外勢主導の年末株高への期待が膨らみやすい状況といえる。

強気材料③:年末株 高の季節性、10~12 月は 海外投資家が 買い越し傾向

70 80 90 100 110 120 130

0 500 1,000 1,500

10 11 12 13 14 15 16 17

予想EPS(左目盛)

ドル円(右目盛)

出所:各種資料よりみずほ

(年) 証券作成

(円) (1ドル=円)

予想EPSは17/4以降に200円超上昇 先行きドル円反発等で一段の上昇余地

23186 20288 17389

5000 10000 15000 20000 25000

10 11 12 13 14 15 16 17

PER18倍 PER16倍 PER14倍 PER12倍

(年)

17/10/20

日経平均株価21457円 予想PER14.8倍 予想PERはアベノミクス

相場のもと、おおむね 14倍~16倍で推移

~18倍)は予想EPS に各PERを乗じたも の。予想EPSは日経 平均株価を予想PER で除して算出。予想 は東洋経済新報社。

データは10/20時点

4

3

2

1 0 1 2 3 4 5 6

2

1 0 1 2 3

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

(兆円) (%)

(月)

月別海外投資家売買と日経平均株価騰落率

(月次:2007/1~2017/10)

海外投資家売買(過去10年平均)(左目盛)

海外投資家売買(2017年)(左目盛)

日経平均株価騰落率(過去10年平均)(右目盛)

日経平均株価騰落率(2017年)(右目盛)

(注)海外投資家売買は2市場(プラスは買い越し、マイナスは売り越し)。17/10の売買 は10/13時点、株価騰落率は10/20時点

出所:QUICKのデータよりみずほ証券作成

(4)

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

衆議院選挙の結果を受け、為替市場では10/23早朝より円売りの反応がみられて いる。そもそも、アベノミクスはデフレ脱却を強く掲げた政策だ。デフレ脱却のために は為替市場にとって、「通貨安→輸入物価上昇→デフレ脱却」との経路が連想され ることから通貨安圧力になりやすい。今回も与党の圧勝により「アベノミクスをさらに 強力に進めていく」との姿勢が示されれば、為替市場にとって「円安政策をさらに強 力に進めていく」とほぼ同義になることから市場の反応が円安反応となっている。こ の動きによりドル円は23日朝方、1ドル=114円台前半と7月以来のドル高円安水準を 記録している。目先、テクニカル的なめどは7/11の高値114.49円となろう。

みずほ証券投資情報部では、今年年末にかけて①米国議会での税制改革案の 進展、②米国経済の緩やかな回復継続と、それを背景とした米連邦準備理事会

(FRB)の利上げ姿勢継続、③日銀の緩和政策継続、④衆議院選挙後もアベノミクス

継続などからドル円はドル高円安を想定。1ドル=115円を上抜け、120円方向をトラ イする展開を予想し、リスクとしては北朝鮮情勢を挙げてきた。10/20には米上院が 予算決議案を可決し、税制改革に向けて前進したこと、上記の通り衆議院選挙で安 倍政権継続が決まったことなど、おおむねシナリオに沿った形。10月末にかけては 日銀の緩和姿勢継続なども示されるとみており、引き続き、ドル円は年末にかけてド ル高円安方向の動きをメインシナリオとしている。

アベノミクス継続=円 安の動き

引き続き年末にかけ て1ドル=115円超えを 予想

107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117

107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117

2017/11 2017/09

2017/08 2017/06

2017/04 2017/02

(1ドル=円) ドル円 一目均衡表

(日次:2017/1/16~2017/10/23)

(1ドル=円)

(年/月)

(注)10/23分は東京時間10:30頃まで 出所:各種資料よりみずほ証券作成

(5)

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94

加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、

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MG5690-171023-20

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