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図表 2:S&P500 指数のピュアグロース株およびピュアバリュー株の推移 ピュアグロース株ピュアバリュー株 図表 3: ナスダック総合指数 ラッセル 2000 指数 S&P500 指数 NY ダウの推移 95 ナスダック総合指数 S&P

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(1)

景気拡大期待でグロース株主導の相場上昇継続へ

売上高や利益の成長性が高いグロース株が堅調に推移している(図表1、P.2 図表2)。ハイテク株等のグロース株の比率が高いナスダック総合指数は6/4に 終値ベースで3/12高値を更新し、それ以降も堅調に推移している。また、5月の 雇用統計や小売売上高等、経済指標が良好だったことで、米景気を反映しや すい中小型株で構成されるラッセル2000指数も堅調だ。

貿易摩擦等の懸念材料による業績への影響が限定的とみられるグロース株 や中小型株に資金が向かいやすい状況が続いている。貿易摩擦は欧州連合

(EU)による対米報復関税や米国による対中制裁関税が発動される可能性が高 く懸念が残りやすいが、市場では発表済みの追加関税に対する株価への織り 込みが進み、緊張は緩和に向かっている。また、世界経済の成長が減速しても 技術革新や独自の事業展開によりグロース株は長期的な成長が期待できるとの 見方もあり、株価の上昇を後押しした。

一方、米中貿易摩擦等の懸念材料が重荷となり、NYダウおよびS&P500指数 は3月の高値水準まで株価を戻しているものの、1月高値の回復には至っていな い(P.2 図表3)。

貿易摩擦等、懸念材 料が残るなかで、グ ロース株が株価上昇 をけん引

 グロース株中心に株価が上昇し、ナスダック総合指数は6/4に3/12高値を更新している。米 中の貿易摩擦等の懸念材料が残るなか、堅調な米国経済指標を反映して、情報技術株やイ ンターネット関連の一般消費財株等、ハイテク株を中心に資金が集まった

 貿易摩擦懸念が継続するなかでも、今後の業績拡大期待が高いグロース株主導の株価上 昇は継続しよう

マーケット・フォーカス

株式:米国株

2018/ 6/15

投資情報部 安田 一隆 藤崎 光

図表 1:S&P500 指数の主なグロース株およびバリュー株

出所:S&P ダウ・インデックス社の資料よりみずほ証券作成

特徴 参考銘柄

グロース株 売上高や1株当たり利益(EPS)の伸びが高い銘柄 ピュアグロースはグロースの性質が強いもの

ネットフリックス(NFLX)、アドビ・システムズ(ADBE)、

エヌビディア(NVDA)

バリュー株 PER、PBR等の株価指標が割安な銘柄 ピュアバリューはバリューの性質が強いもの

メーシーズ(M)、バレロ・エナジー(VLO)、

ゼネラル・モーターズ(GM)

(2)

2014/19/18

個 別 株 で は 、 好 調 な 企 業 業 績 と 今 後 の 成 長 期 待 を 反 映 し て ア ッ プ ル

(AAPL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN、以下アマゾン)、マイクロソフト(MSFT)

等、情報技術株およびインターネット関連の一般消費財株等の大型ハイテク株 が、ナスダック総合指数の高値更新のけん引役となった(図表4)。また、動画配 信サービスのネットフリックス(NFLX)やソフトウエアサービスのアドビ・システムズ

(ADBE)等も年初来では大きく上昇し、いずれの銘柄も6月に入って上場来高 値を更新している(P.3 図表5)。

今後の成長期待を反 映して大型ハイテク株 が上昇

出所:各社資料、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

図表 4:ハイテク大手 3 社の 2018 年 1-3 月期決算実績と今後のポイント

図表 3:ナスダック総合指数、ラッセル 2000 指数、

S&P500 指数、NY ダウの推移

(日次:2018/1/2~2018/6/14)

(注)ラッセル 2000 指数は中小型株で構成される 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作 成

90 95 100 105 110 115

18/1 18/2 18/3 18/4 18/5 18/6 ナスダック総合指数 ラッセル2000指数 S&P500指数 NYダウ

(2017/12/29=100)

(年/月)

図表 2:S&P500 指数のピュアグロース株 およびピュアバリュー株の推移

(日次:2018/1/2~2018/6/14)

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

90

95 100 105 110 115 120

18/1 18/2 18/3 18/4 18/5 18/6 ピュアグロース株

ピュアバリュー株

(2017/12/29=100)

(年/月)

前年 同期比(%)

AAPL アップル 611.4 16

・iPhone売上高は前年同期比  2ケタ増収、サービス売上高  は前年同期比31%増

・1,000億ドルの自社株買い枠  を追加で設定した

・世界開発者会議で「iOS12」を  今秋に投入すると発表

・サービス売上高を20/9期まで  に16/9期の2倍にする  ことを目標としており、さらなる  拡充に期待

AMZN アマゾン 510.4 43

・北米小売事業の営業利益が  前年同期比93%増

・プライム会員数が1億人突破

・新興国向けに50億ドル投資す  る計画。新興国展開に期待

・食料品やヘルスケア等、米国  での取扱商品の拡大

MSFT マイクロソフト 268.2 16

・3部門の売上高がそれぞれ  会社ガイダンスを上回って  好調を維持

・企業向けクラウドサービスの  収入が前年同期比58%増

・ソフトウエア開発共有サイトの 運営会社を75億ドルで買収す ると発表

・18/6期おける企業向けクラウ  ドサービスの売上高として  200億ドルを見込む ティッカー 企業名 売上高

(億ドル) ポイント 今後の成長期待

(3)

みずほ証券投資情報部では堅調な設備投資および歳出拡大を背景に米国 経済の成長は続くとみている。通商面では中国、欧州連合(EU)、カナダ、メキ シコに対する貿易摩擦等、懸念材料が残るなかで、グロース株に資金が向かい やすい環境は続くとみられる。また、懸念材料の消化が市場で進むにともない、

株価が再び景気、企業業績、金利等を反映して、S&P500指数やNYダウも7~9 月に過去最高値を更新するとの予想を維持する(図表7)。

グロース株に資金が 向か い や す い 環境 は継続、NYダウも7

~9月に最高値更新 へ

(注)予想はみずほ証券投資情報部

6/14 2018年 2019年

時点 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月

期末 2800 2900 3000 3100 上限 2950 3000 3050 3150 下限 2500 2700 2800 2900 期末 26000 27000 28500 29000 上限 28000 28500 29000 29500 下限 23000 25000 26000 26500

株価

指数 S&P500

指数

(ポイント)

2782

NYダウ

(ドル)

25175

図表 7:S&P500 指数および NY ダウの予想レンジ

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

14.6 13.5 4.9

4.1 3.2

▲ 0.6

▲ 0.7

▲ 1.6

▲ 4.2

▲ 6.7

▲ 10.9

▲ 12.4

▲ 20 ▲ 10 0 10 20

情報技術 一般消費財 エネルギー S&P500指数 ヘルスケア 素材 資本財 金融 不動産 公益 生活必需品 通信

(17/12/29→18/6/14)

(%)

図表 6:S&P 500 業種別株価指数の騰落率

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

図表 5:大型ハイテク株の株価推移

(日次:2018/1/2~2018/6/14)

80 100 120 140 160 180 200 220

18/1 18/2 18/3 18/4 18/5 18/6

(2017/12/29=100)

(年/月)

アップル

ネットフリックス アドビ・システムズ

マイクロソフト

アマゾン

(4)

2014/19/18

出所:各社資料等よりみずほ証券作成

図表 8:グロース株の参考銘柄とポイント 銘柄名

(ティッカー) セクター ポイント

・ 人工知能(AI)搭載のスピーカー型端末「エコー」や無人レジのコンビニ等、最先端の サービスに注力。高級スーパー、ホールフーズ・マーケットの買収等による食品事業の 業績への寄与も期待

・ 有料のプライム会員に対するサービスを強化。2018年4月、同社は世界のプライム会員 数が1億人を超えたほか、17年の新規プライム会員数が国内外で過去最高となったと 発表。プライム会員の増加を背景にさらなる市場シェアの拡大が期待される

・ 18/12期Q1(1-3月)は売上高、EPSとも市場予想を上回る好決算。Q2(4-6月)の見通 しも同社予想レンジの中央値が市場予想を上回った。同社はプライム会員の年会費値 上げも発表

・ 買収戦略を中軸に置き、競争力のある高採算事業に注力し、業界最高水準の営業利 益率を誇る

・ スマートフォンやタブレット等の無線通信に用いられる半導体部品を扱う同社は、IoT化 にともなうデータ通信量増加の恩恵が期待される

・ 5G化に向けスマートフォン1台当たりの周波数フィルタ搭載数が増加。5G通信技術へ の投資が本格化すれば追い風となろう

・ 「フェイスブック」と「インスタグラム」向けのモバイル広告が好調

・ セキュリティ対策やプライバシー保護に重点的に投資する方針。このほか、自主規制等 も導入する予定

・ 18/12期Q1(1-3月)は、ユーザ情報の不正流出問題が18年3月に発覚した影響が懸 念されるなか、広告収入が前年同期比50%増と高い伸びを維持した

・ 場所、時間等を選ばず動画コンテンツを見ることのできる視聴スタイルへの変化がスト リーミング配信サービスの追い風となり急成長

・ オリジナルコンテンツへの注力が、契約者数増加の継続に寄与

・ ストリーミング契約者数は全世界で約1.2億人(17/12末時点)。米国外ストリーミング 事業は、契約者数の増加で持続的な利益率の改善が期待される

・ モバイル対応とセキュリティ強化に注力。ペイパルとの提携でカード利用拡大を目指す

・ オンライン決済アプリや高速課金処理ICカード等、時流に合った新サービスを提供

・ 18/9期Q2(1-3月)は市場予想を上回る好決算。18/9通期見通しについて、営業収益 とEPSの伸び予想を上方修正

ビザ

(V)

ネットフリックス

(NFLX)

フェイスブック

(FB)

ブロードコム

(AVGO)

アマゾン・ドット・コム

(AMZN) 一般消費財

情報技術

情報技術

一般消費財

情報技術

(5)

商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号

加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、

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