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電気の単位

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Academic year: 2021

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(1)

電気

電気はわれわれの生活を支えている。

光源 (電球、蛍光管など)

熱源 (ストーブなど)

動力源 (モーターなど)

電子機器(電話、テレビ、コンピュータなど)

放電(落雷)、静電気などの自然現象

(2)

電気の単位

電気の量(電気量) 単位:クーロン[C]) 物体が担っている電気=電荷

大きさが無視できる電荷=点電荷

電気素量(電子や陽子の電荷):1.6x10-19 [C]

→電気量の最小単位

電位: 電気を流す力(ポテンシャル)

(単位: ボルト[V])

電場(電界)=電位/距離 [V/m]

電流: 電気の流れ 単位アンペア[A]=[C/s]

1[A] の定義: 1メートルの間隔で平行に置か れた2本の導線の間にはたらく力が2×10−7 Nと なる場合にそれぞれの導線に流れる電流

雲(帯電によ り電位発生)

大地(電位ゼロ)

問: 1[C]の電気量は電子何個からできているか?

(3)

静電気

静電気=物体上に静止して流れない電気

2種類の電気→正の電気と負の電気

同種の電気→反発しあう。異種の電気→引き合う。

静電気の間にはたらく力を静電気力という。

静電気の例:

毛皮でこすったエボナイト棒→負の電気 絹の布でこすったガラス棒→正の電気

++++++++ --------

引き合う

帯電体(電気を帯びた物体)

(4)

静電誘導と誘電分極

帯電体を導体に近づけたとき、導体内の自由電子の移動の 結果、帯電体に近い導体の端に異符号の電気が現れ、遠い 端に同符号の電気が現れる。この現象を静電誘導という。

このとき、導体の両端に現れる反対符号の電気量は、その 絶対値が等しい。→電気量保存の法則

絶縁体の場合、自由電子の移動はないが、原子や分子の内 部で電気の分布が偏る結果、導体の場合と同様、帯電体に 近い側に異符号、遠い側に同符号の電気が現れる。この現 象を、誘電分極という。

++++++++

++++++++

--------

導体 帯電体

(5)

電気量保存の法則

電気の出入りがない(絶縁された)領域において、

電気量の総和が、ある変化の前後で不変→電気量保 存の法則

問:2つの導体AおよびBを接触させ、2.0x10-10Cの電荷を与えた。別 の帯電体を近づけ、AとBを引き離すとAは3.0x10-10Cの電荷を持って いた。Bの持つ電荷はいくらか?

導体

帯電体

++++++++

++++++++

--------

Q1 + Q2 = 0 ( |Q1| = |Q2| ) Q1

Q2 電気量0

電気の出入りがない

→電気量保存の法則が成立

(6)

電場とは

2つの電荷(または帯電体)AおよびBの間にはたらく静電気力

(クーロン力)を考える。

Aの存在によって、その周囲の空間が、他の電荷に力を及ぼすよう な電気的性質を帯びる。そのような空間を電場(電界)という

電場は空間の各点によって定義され、向きと大きさをもつ量(ベク トル)である。

電荷Bはその電場に応じた力を受ける。

A B

A B

AとBが異符号→引力

AとBが同符号→斥力

(7)

電気力線

電気力線=電場を表す線

電気力線の密度が電場の強さを、電気力線の接線方向が電場の向きを表す。

正の電荷(または無限遠点)から出て、負の電荷(または無限遠点)に終 わる。

途中で途切れたり、枝分かれしない。

電場中に置かれた電荷は、電気力線の方向に力(電気力)を受ける。

異種等量の2個の点電荷がつくる電場 同種等量の2個の点電荷がつくる電場

(8)

点電荷の周りの電場

電気量Qの点電荷の周りの電場を考えよう。

Qの周りの半径rの球の表面を貫く電気力線の本数は、|Q|に比例する。

電場の強さ(大きさ)は電気力線の密度に比例するので、Qが一定の とき、球の表面積4𝜋𝑟2に反比例する。

従って、|𝐸| ∝ |𝑄|

4𝜋𝑟2

比例定数を1

𝜀0(𝜀0: 真空の誘電率)とする

電気力線が正電荷から出ていくときE>0, 負電荷に入っていくとき E<0と定義すると、𝑬 = 𝑄

4𝜋𝜀0𝑟2 𝒓( 𝒓は動径方向の単位ベクトル)

𝐸

(9)

クーロンの法則

電場𝐸によって電荷 𝑄1 の受ける力の大 きさ𝐹 = 𝑄1𝐸

距離r離れた場所にあ る電荷Q2のつくる電 場の大きさ𝐸 = 𝑄2

4𝜋𝜀0𝑟2

距離r離れた電荷Q1とQ2の間に は力𝐹 = 𝑄1𝑄2

4𝜋𝜀0𝑟2がはたらく。

Q1とQ2が同符号の場合、斥力を、

異符号の場合、引力を表す。

r

Q1

Q2

2 0

2 1

4 r

Q F Q

 

E Q F 

1

r r

E Q ˆ

4 0 2

2

 

トル)

は動径方向の単位ベク rˆ

(

E

(10)

クーロンの法則

r

Q2 Q1

Q1=Q2: 斥力 Q1≠Q2: 引力

Q1とQ2は原点と無限遠点の関係

2つの球体は2つの反転した三次元空間をあらわす

(11)

Maxwell 方程式

𝜵 ∙ 𝑬 = 𝜌

𝜀

0

⋯ (1)

𝜵 ∙ 𝑩 = 0 ⋯ (2)

𝜵 × 𝑬 = − 𝜕𝑩

𝜕𝑡 ⋯ (3)

𝜵 × 𝑩 = 𝜇

0

𝒋 + 1 𝑐

2

𝜕𝑬

𝜕𝑡 ⋯ (4)

𝜌: 電荷密度

𝒋: 電流密度

𝜀0: 真空の誘電率 𝜇0: 真空の透磁率 𝑐: 光速 = 1

𝜀0𝜇0 𝑬: 電場

𝑩: 磁束密度(磁場)

𝜵 ∙ 𝑬: 𝑬の発散

𝜵 × 𝑬: 𝑬の回転

ベクトルは太字にするか、

または文字の上に矢印をつ けて表す

(12)

ベクトル

電場や磁場はベクトルである→3つの成分を持ち、三次元座標 の各点で定義される(それぞれx, y, zの関数)

ベクトルに対し、1成分しか持たない量をスカラーという。電 荷、質量、温度など。

) ,

, (

) ,

, (

z y

x

z y

x

B B

B B

E E

E E

EE

y

x z

y

E

z

E

x

O

(13)

y Ey

x

Ex

z Ez

E

発散(divergence) div𝑬とも書く

3→1

(ベクトル→スカラー)

z E y

E x

E E

z y x

E E E E

y z x

z y x





, ,

) , , (

xの偏微分

(14)









z f y f x f f

z y x f

, ,

, ,

: スカラー関数

x f

z f

f

y f

1→3

(スカラー→ベクトル)

grad 𝑓とも書く

gradient(勾配)

f

(15)

z E y

E

x

E

z y

 

 

 ) (

y E x

E

z

E

y x

 

 

 ) (

x E z

E

y

E

x z

 

 

 ) (

E

回転(rotation) rot 𝑬とも書く

3→3

(ベクトル→ベクトル)

三角形の頂点の数

=辺の数

E)z

(

x Ey

x y

z軸(直交)

y Ex

xy平面における微分→z成分 yz平面における微分→x成分 zx平面における微分→y成分

(16)

ガウスの法則

3(空間)+1(時間=定常)

電荷密度

真空の誘電率

ρ

𝐸

電荷の周りには電場が発生する

0

S Q d E dV

E

S

V

     

積分形は、

総電荷量

𝑟 動径方向の単位ベクトル

0

 

E

r r

E Q ˆ

4



0 2

 

導体の内部の電場は0

→空間認識はモノの外部に つくられる

(17)

ガウスの法則

0

 

E

球面⇔平面

0

空間=Ψ4

モノの内部=Ψ3

Ψ1

Ψ2

ρ

𝐸

3次元空間 の原点

モノの表面

観測者=

無限遠点

(18)

電場の回転

定常状態(時間微分がゼロ)において、 rot 𝑬 = 𝟎

→ 電場の回転(閉回路)がない。

𝛻 × 𝑬

  0

S

E d S

C

E d l

C

S

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