• 検索結果がありません。

3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果についての研究 第1報:1個の矩形噴口を持つ場合: University of the Ryukyus Repository

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果についての研究 第1報:1個の矩形噴口を持つ場合: University of the Ryukyus Repository"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果についての研

究 第1報:1個の矩形噴口を持つ場合

Author(s)

長田, 孝志; 親川, 兼勇

Citation

琉球大学理工学部紀要. 工学篇 = Bulletin of Science &

Engineering Division, University of the Ryukyus.

Engineering(5): 9-16

Issue Date

1972-03

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/24031

(2)

9

3

次元壁面噴流 による断熱壁面上 の

温度効果 についての研究

第 1

報 :

1

個 の矩形噴 口を持つ場合 十

孝 志 *

J

H

勇*

AnExpe

ri

me

nt

alI

nve

s

t

i

gat

i

onofTempe

r

at

ur

eEf

f

e

c

t

i

vene

s

s

ofanAdi

a

bat

i

cFl

a

tPl

at

eCo

ve

r

ed bya Thr

e

e・

Di

mens

i

onal

Wal

lJ

e

tFl

o

w

I

S

tRepo

r

t

:Wal

lJ

etFl

ow I

s

s

ui

ngf

r

om Si

ngl

eRe

c

t

angul

ar

No

z

zl

e

TakashiNAGATA andKenyuOYAKAW A

Stm &ry:

An investigation ofthejetdevelopmentontheflatplateandthe temperature effectivenessontheadiabaticsurfaceinthreedimensional,incompressible,turbulent wallietsissuingfrom rectangularnozzleswasundertaken.Experimentalresultsof pertinentmean flow propertiessuch asmaximum velocity decay,growthofhalf・ velocitywidth,growthofequi・Velocitylinesandtemperatureeffectivenesarereport・ edby changing thenozzle configuration,orthe As pectratioofthe rectangular slot,theinitialvelocity,andthetemperatureoftheinitialflow.

Theflow fieldsofsuch jetsarefound to becharacterized by threedistinct reglOnSinthemaximum velocitydecay.Theflow patternsinthe region f ardown-stream agree wellwith otherreports,velocity defectsi】ltheneighborhood ofthe potentialcorereglOn.however,arepointedout・Distributionofthetemperatureeffe・ ctivenessin theregionfardownstream isfoundtobearrangedbyasimplepowerlaw.

1・ 繊 首 B.Glau霊'tによる2次元壁 面噴流の理論解 (1956) (ミ) 噴流の工学的な用途 は境界層流れ の コン トロールや を契機 として P,Bakkeによる軸索称壁面噴流, G. 純流体素子 の面,熱伝達現象 の面 ,粉体 の微粒化 ,混 (31 合 の面 に開発 され,その流れ の様子 ,熱伝達 の様子 は E・Myers等 による二次元乱流壁 面噴流 の 熱伝達 の研(4) (5) (61 興味 あるものである0本研究は噴流 の-形配 して, 究(T J・PIHartne(t8t,I R・A・Seban・ 西 脇,平 田, ノズルか ら噴出 した 気 流 が平板 に 衝突す るImpingT 局 瓢 RIJ・Goldstein,等 によって高温 ガス流 か らの ingJetの問題 を扱 ってい る。同種 の研 究 と して M・ 壁面保護 の問題 に関 して二次元壁面噴流 の応用 と して ト 受付'.1971年 9月30日 中 琉球大学理工学部機械工学科

(3)

10 長田 ・親川 :3次元壁面噴流 による断熱壁面上の温度効果 についての研究 Film Coolingの基 礎研究が進 め られ てきた。 これ らは二次元噴流単独の場合や,壁面上の一様速度場に 対 して接線方向,または法線方向に吹き出 された二次 気流の形成す る新熱気嘆層 の性格 を,吹 き出 し方法, 吹き出 し形状,角度および主流 と二次気流の質量流速 比 を変化させることにより詳 しく調べ壁面の冷却効果 の分布 を報告 しているものである。一方円形噴 口か ら 噴出す る層流および乱流 自由噴流は古 くか ら理論的に も,実験的にも明 らかにされてい るが吏形およびその 他の複雑な噴口の場 合の 自由噴流∴な らび に壁面噴流 は基礎方程式 の線形化 に難点があるため充分なデータ (9)(10) がそろってない現状であるが, P・M・Sforzta等は嚢 形噴口を持っ,層流,乱流非圧縮性三次元 自由噴流を 基礎方程式の差分方程式化 を試み,電子計算機か ら得 られた結果 と実験結果 とに対 して,最大速度の減衰,. および噴流半値幅の成長についての一致 を報告 し, と くに噴流の発達領域 における両者の変化は簡単 な指数 3mⅨ 法則で表示できることを示 してい る。また岡本等は円 形,および正方形噴 口を持つ乱流 自由噴流および平滑 平板 を噴流 に平行 に近づけた場合の流れの挙動 をコア ンダ効果 の立場か ら調べ,噴流 が平板 に付着 して広が る様子 を報告 してい る。 一方,E・R・G・Eckert等は不 連続吹出 し に よる (12) Film Cooling効果 について点熱源モデル を作 り,一 様流れの主流 と断熱壁面の間に形成 され る 3次元的な 気膜層内の温度分布や断熱壁面上 の冷却効果甲の分布 に対 して理論的考察 を行∨こ吹出 し比 をパ ラメ-タに採 用 して,両者 に対 して指数関数表示 を与えてい る。 現実の問題 として,.この様 な噴流の形態は, 自動車 の排気,地上テス ト中のジェットエンジンの燃焼 ガス 排気,平面上 のごみ,水滴な どの付着物 を吹 き払 う場 令 ,加熱平面 に冷たい空気 を噴出 して冷却す る場合等 に見 られ る。 本研究は定形 ノズルか ら隣接 した平行平板に噴出す る非圧縮性乱流壁面噴蹄が断熱平板上の温度効果にお よぼす影響 を噴 口縦横比,噴 口速度 を変化 させ,実験 的に調べた結果であるが,この様 な流れ を主流 と壁面 の間に挿入 した場合の冷却効果 (または加熱効果) を 推定す る基礎資料 にす ることを目的 にしてい る。 記 号 A :噴 口厚み (mm) B :噴 口幅 (mm) Aミ :噴 口縦横比 -(B/A) Rej.'噴 口レイノルズ数- (uj

A

/i,) Tj:噴 口における気流温度 (oC) u :局所的な速度 (m/S) u m :噴流中心線 (x軸)上における速度 (最大速 度)

x

:噴 口部 よ り流れ方向-の距離 (mm) g :壁面か ら垂直上方向-の距離 (mm) Z :流れ方向に対 して横垂直方向-の距離(mm) /ワ :温度効果 - (TwITと沿/Tj-TJ〇) 添 字 :日.: -i :噴 口部 における状態 を示す. m :最大速度 の点の状態 を示す。 W :壁面上 における値 を示す。 ・… :周囲大気状態における値 を示す。 0.5:噴流速度の点の半値幅 を示す。

2.

実額装置 および突破方法 実験装 置 概 要は 写 真 (1)に 示す。 遠 心 送 風機 (1700r.p.m)か ら出 た 気 流は 内径330mm, 長 さ 3つOmm の 3個の円胴部 において 整流 され, 絞 り部分 (120×240mm,絞 り比0.34)を経て,写真に示す よ うな平板ノズルか ら平行 平 板 (1070×1500mm)に対 して接線方向-流れ る,平板 ノズルは絞 り部出 口に随

pictureI ExperimentalApparatus

時取 り換 えできるように設置 され るが,本実験におい ては鋼材で製作 され た 小 型 ノズル (A-3.40mm, B/A-1,2,3)と強化合成樹脂 (FRP)を硬化 させて作 ったFRPノズル (A-30.9mm,39.2mm B/A-1・0)の 両 者 を使用 し, その噴 口断面形状 は Fig.1に示す。一方気流の 加熱は 送風機 か ら出た直

(4)

琉球大学哩工学部紀要 (工学篇) 「 33で ■ 一 1

i

S

8

l

L

FRPNozzle B/A -1.0, A-30.and39.2mTll Fig.1DetaileddrawlngSOfnozzles 後に,240つWのニクロム 線 が格子状に 配置 され二段 スイ ッチにより噴 口部におい て, 周囲温 度 との差約 30oCを保持 して噴出す るよう設計 されている。 断熱 平板上における表面温 度は, あ らか じめ検定 された Cu-Con熱電対 (0.32mm¢)がTablelに示す位置 に合計33個 埋め込まれ, 切替 スイ ッチ を-て高感度 Microvolt一meterにより測定できる。 ll J 1240-- --- → L 一

l舶- -SmallNozzle B/A-1

.

0,2.Oand3,0 A-3.40mm に設置 し行 った。 測定は噴口速 度Uj-27-55m/Sで, I/A-0-130 までの範囲で行 った。 実験を通 じて矩形ノズルか ら噴出す る気流温度は周 囲静止気流の温度より常に高 く,その意味においては 壁面の加熱効果 を表示することになるが,音速に対 し てかなり低い速度を持つ流れの場では,周囲条件が同 ーである限 り両者の温 度が逆の場合で も全 く 同等な熱移動形態を持

っことにな。,壁面の

1

4巨

5 冷却効果そのものをも

1

表わしていることに留 Table 1 Locationofthethermocouplesmountedontheadiabatic

flatsurface(unit:mm)

B

-

3

7

n

m

C

-

50mm

D

-

1

0

7

n

m

E

=

1

5

0

m

7

r

.

F

-

2

0

0

m

T

n

G

-

2

5

0

m

m

H

-

3

0

0

m

m

I

-

4

0

0

m

T

n

6

5

0

0

:

:

j

l

l

_

_

l

C

C

C

4

4

6

0

(

J

n

U

2

3

(

U

0

0

0

0

)

J

O

(

J

6

6

6

9

9

9

∩)

「〇1

rしっムユ

コ0…

1

5

0

:

1

8

01210

1

2 5 3 0:35 50 意 したい。

3

流れに.検定 平板上を流れる噴流の速度測定には実験室で製作 さ れた全圧管(開口部〕.39×0.6:mm)をゲッチンゲン型 微圧計に接続 し,全 圧管の移 動は最小読 み取 り目盛 1/10〇mmの移動装置 を写真に示す 鋼 材で作 られた枠 流れの検定 として噴 口出口速度の矩形分布 確認,および題形噴口 か ら噴出する三次元 自 由噴流の最大速度の減 衰状態 (床面より噴口 中心位 置 ま で の距離 g/A-3S) を調 べた ものがFig.二, 3であ る。出口部においては 絞 り部までの内左が影 響 して大気圧 より幾分 高い静圧 を示すが,出 口速度は出口断面において測定 された全圧分布で表示 してある。出 口における速度分布はFig.二か ら明 ら かなように噴口の上,下面で幾分境界層が発達は して いるが噴口中心軸に対 して,対称形 を示 しているo

(5)

12 長田 ・親川 :3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果 についての研究

J

{nt、 I O Bo

B

-

j.I.

L

.

B

7

Z

J

lL

J

I .. ㌔ ぎi - 苛…一一.ロ-tPq.l.HIぴt-.J+▲JfJr●

1

/0 0.∼ C.+ 46 ca Fig.2 Velocityprofileatthenozzle exit(A-B-30.9) 最大速度の減衰状況については, 0≦ ェ/A≦ 4まで はポテンジャル コア領域が保持 され, 4≦ x/A≦15, の領域が遷移 領 域で, I/A≦≦15では相似領域 とな り 最大速度の減衰は (∫/A)ll・0に比例 す る。 この結果 (ll) (9) は岡本等およびP.MISforza等の 結 果 とほぼ一致 し

Eig.3 Maximum velocitydecayforthe fre6jetflows てい るが,P.M.Sforza事 に よって 指摘 されている ポテンシャル コア領域 におよぼす噴 口縦横比の影響は 本実験では調べてい ない。 またこの減 衰 の様子は, (1珍 W.Forstall等 によって行な:われた正方形ノズルか ら の乱泳 自由噴流の減衰とも一致 している。

4

矩形ノズルから出る壁面qt流

4

- 1,速度分布 Fig.4はUj-55.7m/S(Rej-i.31×105)の場合 の噴 口中心線上における,各 エ/Aの位置 に おける9 方向速度分布の変化の様子 を示す ものである。速度分 布の変化の様子か ら解 るように,ポテンシャル コア領 域の存在 と静止空気 との混合作用の結果, U方向-の 噴流拡が りの激 しい領域が見 られ る。 自由噴流や二次 元噴流においては湛形波速度分布で噴出 した噴流は噴 流 自身の慣性 により噴 口速度がそのまま保存 され るポ Fig.4 velocityprofilesalongthecenterline

(6)

琉球大学理工学部紀要 (工学篇) テンシャル コア額域 と,静止空気や,固体壁面 との摩 擦作用により速度が減衰 し始める遷移領域,さらに十 a 分発達 した相似領域が存在する。その基本的な性格は 3 ′ 一 一 首 一 ● ▲

C

U

ー 0一■./,Ll 。p△pJL,J∫t..I.i

一一. '一■JL■〟 'J叶1Ll,'■-,〝一′I′J'f t /I十 .t●心

l

FZh沖■'' Fig.5 Maxjmum velocitydecayforthe

walljetflows 3次元壁面噴流において も保持 され る。最大速度の減 衰の様子はFig.5に示 され るように,相似領域におけ る減衰は自由噴流同様に (∫/Aニー1・0に比 例 している がその存在する領域は幾分遅れ,また噴 口縦横比によ っても異なるが

(

I

/

A

うR-0・4≧20の領 域であるO 自 由噴流に比べて壁面噴流は固定壁面によって静止空気 の誘引作用が阻止 され,したがってポテンシャル コア 領域.遷移領域が幾分長引 く様子 を示す と思われ る。 しかしなが ら噴口縦横比の相違によるポテンシャル領 域,遷移領域の様子の違いは明 らかでない。 (ll) 円形噴口を持つ場合の最大速度の減衰は(I/A)-0・78 に比例することを報告 して い るが, その 測 定区間は I/A幸.I)8であり,直接の比較は行えないOしか し矩形 ノズルをもつ壁面噴流の発達状態が十分後方では円形 ノズルの場合のそれ とほぼ一致 して くることを考慮す れば, (I/A)-1・0に漸近 しくてることが予想 され るO また誘引作用のとくに激 しいポテンシャル コア領域内 において

,

Zの各位置におけるg方向速度分布の一例 として,∫/A-2.91における速度分布をFig.6に示 す。 Z-10mmの場合は,壁近傍では,通常の乱流境 界層の速度分布の形態を呈 しているが.Z-15,20, 25mmになるにしたがい,壁面近傍における速度欠陥 が顕著に表われている。これは噴流の中心軸近傍 (ポ テンシャル領域内)では流れは軸に平行に壁面に沿 っ て流れる。ポテンシャル コア領域に隣接する外側の流 れは,主に噴口より噴出 し軸に平行に壁面に沿 って流 れ るが,壁面近傍での速度勾配が大きく,さらにコア *相似領域におけるxの各位置に対する,U方向速 度分布の無次元表示は文献0心を参照

,Z

方向速度 分布 も同様である。 13 ンダ効果 により周 りの静止流体か ら複雑な誘引を行 う ために,全圧の大きさが幾分減少し,図に示すよ うな 速度欠陥を生 じている。 ′` 〟 L2 LO A.e ㌔ Bp初∩;A〇e-P4j5=L=).0ヱタ...勺叫.lo2l一

=

oS〇S′l㌔ l l \ ▲▲ d一 0○.2

ち ㌔ C /O 20 30 JQ lO JQ u.メ

Fig・6 Y directionalvelocityprofilesat variouspointsofz

4-2

噴流緒の成長 最大速度のy2の大きさを示す g方向距離 を噴流幅 U0.5として,エ方向-の発達 を無 次元表示で Fig.7 に示す。ポテンシャル コア領域か ら遷移 領域にかけ て幾分減少 して再び成長 し. 相 似領 域において, ほ ぼ (I/A)〇・6に比例する。文献 任那こよれば

,Z

方向 -の半値幅の成長は 縦 横比 による相 違 は あ るが, xl・2-1・5程度に比例 していることを示 し,また文献

O

D

■ ヽl

O

I LJ -●l LJ..I

-1

叶 △ 1 ひhJ JoL l

SL

L

J

,

h

1.

d

I

'

i ,A 0 p汁■J

Fig.7 Growthofthejetwith intheY direction

(7)

14 長田 ・親

川:

3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果についての研究 においては

Z

方向への

U/

Um-0.

1の拡が クはxl・1に 比例することを報告 している。 したがってγ方向への 拡がクの遅れは Z方向への拡が りで補われていること を考えることが妥当であろ う。

4-3

等逮定点の分布 流れ方向 (U方向)の各位置における9

-Z

面内 における速度分布か ら得 られた等速度線図をFig・8, 9,10,ll,に示す。流れの場は

x一

g面に対 して左 右対称であるか ら片側の等速度線図 の み を示 してあ

X

R

/

e

nき2.

d

o

7

.:

4

.

9

L

′∫

e

o

恥B-

-

7

0.

.

.

Q

.

e

▲ :

Q

.

p

e :

Q

.

+

4 :

0

.

2

I oSlA

+

● 0 .0.

1

、/:

a

:

S

Fig.8 Equi・velocitylinesintheY-Zplane

-2

,∫

i

● ■

■ ●● AfB●-3P.1 .一′■ l

L 2 3

Fig.9 Equi・velocity linesintheY・Zplane

I.■■■Lt

i● ●′ ∼、\

i.:'流 ≡

Fig.10Equi・velocitylinesintheY・Zplane

Fig.llEqui・velocity linesinthY・Zplane る。ポテンシャル コア領域においては

,Z

軸方向より む しろg軸方向-の拡が りが著 しいが,遷移領域か ら 相似領域にかけて,壁面に沿 って Z軸方向-の拡が り が急速に発達する。このことは前項における噴流半値 幅の成長についての妥当性 を基づけるものであり,コ アンダ効果による流れの壁面付着傾向を示す ものであ る。Fig.12は

u/uケ

ル-0.

2の等速度線図のx方向-の 変化を示す.文献qt)において指 摘 された

x/A

- 3近 傍における正方形の上の隅の周辺附近の拡が りは特に 見あた らない。

(8)

琉球大学理工学部紀要 (工学纂) 5.断然平板上a:温度効果の分布 温度効果Yは (Tw-Tco)/ (Tj- T-) で定 義 され,完全に断熱された壁面上における甲の分布そ のものは熱伝達計算の基礎となるものである。噴口中 心線上における温壁効果の減衰はFig・13に示 され る ように縦軸にワm,横軸r/Aで プロット してある. ここでワrnはⅩ軸上のUであり,加熱 (また冷却)気 流による断熱壁面の局所的な加熱 (また冷却)が噴流 温度 (噴口出口における) に対 して相対的に如何程行 われ るかを示す。 図示 した 実線は(∫/A)-0・6の直線 l メ:S.O恥ぴ -⊥ A:Uj,27.7./3 ,JF.1 E1: 3&+ i 04\ ○r ZA12 22 ● TL .

4

J

J,

:

., +13928._.1一 一〇.ち33 ど 一-一--1

:

3yA)

'

)-I.○し.L".I.." † o to zQ ∫O eD/OQ Zoo タカ

Fig.13Decayofeffectiveness onthecenterline を示すが,その成 り立つ範囲は,噴口速度,噴口縦横 比によって異なる様 子を呈 している. 噴口縦横比At -1・0の時に見 られ るようにェ/A≧50の範囲で破線 に よって示 され るように(I/A)1・0に比例する形で減 衰 している。このことは相似領域における最大速度の 減衰と一致す るものであり,流れの場 と熱伝達の場の 相似性の存在 を暗示す るものと予測 され る。 Fig.14 はZ軸方向-の加熟(冷却)影響部の成長を示す。加熱 l 】 I I 二 . ′+ / _ク ′ X ∴ ∴ A:

4I■○)Li

J

i

4

2(Z3r

Z

39.

1

AJ

T

p

.

_

7

7

+

2

さ さ

yL,JRJI

.

,2

Z

2J

1

J

*

-. 〇 1 J

I

l J,

Z

∼ Flr=⊂

Fig・14Growthoftheheated(orcooled) widthinzdirection 15 (または冷却)影響部の定義は対称軸(x軸上)におけ るUの値の

1

/

2

の大きさを持つ

Z

方向距離 で表わし. Z0,5として図示 してあるoこれは加熱 (または冷却) の影響 を受 けた領 域 と受けていない領域 との境界が 明確にできないため便宜上定義 したものであり,流れ の場における最大速度の半値 幅に 相 当す る。 実線は エ1・0に比例する直線であり,その成立する節t軌ま噴口 速度噴口縦横比によって異なる.ワmの減衰,および 加熱 (または冷却)影響部の発達は両者共に法則性 を 持 って変化 しているが,噴口縦横比,噴口速度 をパラ メ-タ-に採用 して統一的に記述できると推測 され る が断熱平板 を延長 しより広い測定値 を得 ることによっ て再検討 を予定 している。 6.結 論 一個の矩形 ノズルか ら出 る乱 流壁 面噴流の挙動 と,その流れの場における断熱平板上の表面温度効果 の分布について実験を行い,つぎの結果を得た。 1. 矩形噴口か ら噴出す る自 由噴流は ポテンシャ ル コ ア 領 域 は0≦ エ/A≦ 4, 遷 移 領 域は 4≦エ/A≦15を経 て 発 達 し, 相 似 領 域は

x/

A

≧15となるO この 領域における速度減衰は um/UJ-6.5(I/A)110

で表示できる0

2.矩形ノズルか ら噴出す る壁 面 噴流の相似領域 は噴口縦横比に よ って 影響 を受けるが, (I/A)JR10・4≧20の領域で

um/Uj=9.4こx/A)-1・ORO・4,

で表示できる。 3. 噴口中心線上における3(方向半値幅は噴口縦横 比の影響 を受けて相似領域の境界は異なるが相似 領域内では (I/A)0・6に比例 して成撮す る, 4.噴口中心線上における温度効果の減衰は相似領 域の境界に関 して 噴口縦横 比, 噴 口速 度,噴 出気流温度の影 響 を受け るが 相 似領域 内では (I/

A)

-0

6

に比例 して減衰する. 最後に,本研究を進めるに当

,装置製作の面で本 学部機披工学科実習室の真書志清氏,当間進一氏に, 測定およびデータ整理の面で学生安里勝男君,知念正 妃君に協力 していただいたことに対 して厚 く謝意 を表 す る。

(9)

16 長田 ・東川 :3次元壁面噴流による断熱壁面上の温度効果についての研究

● 考 文 献

i) M.a.Glauert,J.of Fluid Mechani

c

s

,

Vol.1, (ユ956) pp625-643

2) P.Bakke, J.ofFluidMechanics,Vo

l

.

2

, (1957)pp467-472

3) G.E.Myers, etal,Trans・ASME, Ser. C, (践 3) pp209-214

4) J.P.Hartnett,etal,TransIASME,Ser・c Vol.83(1961) pp293-306

5) R.A.Seban,etal, Trans・ASME,Ser・c Vol.84(1962)pp45-54

6) 西脇 仁一.他 日本観械学会論文集VoL27. No.180(1961) pp1287-1290

7) 馬淵幾夫 日本機械学会論文集 Vol・30, No.219 (1964) pp1369-1377

8) R.∫.Goldstein etal, Trams ASME. Ser.C (1965)pp353-361

9) P.M.Sforzaetal, AIAA Journal, vol.4, No.5 (1966) pp800-806 10) P.M.sforzaetal,AIAA Journal

Vol.5,No.5, (1937) pp8851891 ll) 岡本哲史,他 日本機械学会講演論文集

No.

-15(1970) pp133-136

12) E.R.二G.Eckert,機械の研究,γol.23,No.4 (1971) pp671-674

13) W.Forstall,etal,∫.Appl.Mech.γol.23 (1956)

14) 長田孝志,琉球技術協会誌 技術 第 5号 (1970)

参照

関連したドキュメント

ズル管外流 の各 噴流 断面 の空 気流 量 はそ.. 用 いて メイ

 検査に用いた標本は手術直:後に病巣の反対側で噴門

ピッチは60mm~80mmで設計され ているが,本研究では取り付けピッ チを100mmに設定し,補助ノズル噴

1.4.2 流れの条件を変えるもの

 第1報Dでは,環境汚染の場合に食品中にみられる

以上,本研究で対象とする比較的空気を多く 含む湿り蒸気の熱・物質移動の促進において,こ

振動流中および一様 流中に没水 した小口径の直立 円柱周辺の3次 元流体場 に関する数値解析 を行った.円 柱高 さの違いに よる流況および底面せん断力

口腔の持つ,種々の働き ( 機能)が障害された場 合,これらの働きがより健全に機能するよう手当