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経済学部新入学生のスポーツ実施度の調査 : 幼稚 園期から高校期まで

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Academic year: 2021

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経済学部新入学生のスポーツ実施度の調査 : 幼稚 園期から高校期まで

著者 渡部 近志

出版者 法政大学体育・スポーツ研究センター

雑誌名 法政大学体育・スポーツ研究センター紀要 = The

Research of Physical Education and Sports, Hosei University

巻 28

ページ 37‑39

発行年 2010‑03‑31

URL http://doi.org/10.15002/00007563

(2)

法政大学体育・スポーツ研究センター紀要28,37-39(2010)

経済学部新入学生のスポーツ実施度の調査 一幼稚園期から高校期まで-

Asurveyofpastsportsactivitiesrateof200gRlcultyofEconolnicsfreshmen:

Fmmkindergartenthroughseniorhighschool

渡部近志

ChikashiWatabe

3、調査方法及びサンプル数 1,はじめに

調査方法は、新年度第1回目のスポーツ総合(体育実技)

の時限別クラス合同ガイダンス時に、アンケート用紙を配布 しその場で記入させたものを回収した。

回収数は853件であったが、不明瞭に記入された調査紙は集 計には採用しなかった。よって集計に用いられた件数は846件 となった。

わが国の青少年の運動・スポーツ実施レベルは、「青少年 のスポーツライフデーター2002-10代大のスポーツライフに

関する調査報告書:SSF笹川スポーツ財団」2)によれば二極

化現象を見せているという。「青少年の8人に1人が過去1 年間にまったく運動やスポーツを行っていないこと、週1回 に満たない水準にある者も2割弱いることが明らかになり、

合わせて3割強の青少年が定期的な運動やスポーツを実施し ていないことがわかった。つまり、週5回以上行う者は4割 に達する」ことを明らかにし、また「週に5回以上行う4割 と週1回に満たない3割という二極化現象」を明らかにして いる。そこで本報告は、「そうした青少年らのスポーツライ フの二極化という社会的現象に着目し、2009年4月の本大学 経済学部に入学した新入学生を対象として、幼児期から高校 期までの「スポーツ実施度」を明らかにすることを目的とし て調査を行った。

4,結果

4-1幼稚園期のスポーツ実施度

表1は就学前の幼稚園期のスポーツ参加レベルを全体、男 子学生、女子学生別にまとめたものである。図1は、その表 を図にまとめたものである。

表1幼稚期のスポーツ実施度

全体(人)%男子学生%女子学生96

2,調査の内容 レベルO

レベル1 レペル2 レペル3 レペル4

333342812 2053612 144229772 91631512

132 39

25111

経済学部入学生に対して幼児期、小学校期、中学校期、高 校期のそれぞれの期に於けるスポーツの実施(参加)レベル を、「青少年のスポーツライフデーター2002/青少年の運動.

スポーツの実施レベル表」を用いて調査を行った。

846101663100183100

青少年の運動・スポーツ実施レベル

図1幼児期のスポーツ実施度

全体的にはスポーツの参加率は、「レベル0」が最も多く

全体では62%、また性差別では女子のスポーツ非実施度が高

37

実施レベル 基準

レベル0 非実施

レベル1 年1回以上週1回未満 レベル2 週1回以上週5回未満 レベル3 週5回以上

レベル4 週5回以上1回120分以上ややきつい

(3)

法政大学体育・スポーツ研究センター紀要

4-3中学校期のスポーツ実施度

表3は就学前の幼稚園期のスポーツ参加レベルを全体、男 子学生、女子学生別にまとめたものである。図3は、その表

を図にまとめたものである。

い傾向を示していた。しかし「レベル2」(週1回以上週5 回未満)のスポーツ実施度は、全体で25%、性差間において も男子26%、女子21%と言ったように低位な値ではあるがス

ポーツ実施度がみられた。また、実施スポーツ種目でも性差 間に特徴が見られていた。女子では「水泳」、男子では「体 操」「サッカー」「野球」などのスポーツ種目に実施傾向がみ

られた。

表3中学校期のスポーツ実施度

全体(人)%男子学生%女子学生96

06267212

4109951424

67 26 161 183 226

04484223

レペルO レベル1 レベル2 レベル3 レベル4

44453

223

121 37 201 212 275

4-2小学校期のスポーツ実施度

表2は就学前の幼稚園期のスポーツ実施レベルを全体、男 子学生、女子学生別にまとめたものである。図2は、その表

を図にまとめたものである。 846100663100183101

表2小学校期のスポーツ実施度

全体(人)96男子学生%女子学生%

レベルO レペル1 レベル2 レベル3 レペル4

29“50

106 55 347 102 53

68258

51 87198518

99138

51

164 72 428 111 71

84610066399183100

図3中学校期のスポーツ実施度

レペル4 レペル3

レペル2

レペル1

レベル0

塵 この期の大きな特徴的傾向はレベル0が大幅に低下傾向を 示し、スポーツへの積極的な実施傾向は高く、「レベル4」

(週5回以上1回120分以上、ややきつい)の積極的なスポー ツ実施姿勢と、その実施度に大きな特徴が見られた。「青少 年のスポーツライフデーター」2)においても、この期のス ポーツへの実施は「レベル2」から「レベル4」のそれぞれ レベル度合204%、22.9%、35.8%の高位にその傾向を示し

ていた。

本調査においても「レベル2」(週1回以上週5回未満)

24%、「レベル3」(週5回以上)25%、「レベル4」33%の 高位な実施度を示していた。「中学校では74%が何らかの運 動部に入る」1)と言われるすように、中学校期におけるス ポーツ活動への実施度は高位に高い意向を示していた。

スポーツ種目は男子では、卓球、野球、バドミントン、バ スケットボール、バレーボールサッカー、陸上競技、テニ スなど多種目に渡っている。また女子においても、そのス ポーツのニーズは男子同様に幅広いスポーツ種目に実施する 傾向が見られた。

09610%20%30%40%50%60%

図2小学校期のスポーツ実施度

小学校期でのスポーツの実施は、男女とも「レベル0」

(非実施)が幼稚園期と比較して低位な傾向を示し、「レベル 2」(週一回以上5回未満)のスポーツ実施度に高位な増加 率を示していた。小学校期におけるスポーツ実施度について は、「青少年のスポーツライフデーター」2)の調査結果に おいても本調査結果と同傾向、「レベル2」45.2%、「レベル

3」(週5回以上)28%といった実施度を報告している。

小学校期のこうしたスポーツの実施度の高位な変化は,ス ポーツに対する姿勢や欲求が小学校期に高まることを明らか に示しているものと考えられる。そうした視点から本学部大 学生の小学校期のスポーツ実施度も、全国平均値レベル内で のスポーツ参加傾向が見受けられた。また実施スポーツ種目 は女子では、水泳、ミニバスケットボール、バレーボール、

男子では野球、サッカー、ミニバスケット水泳などのス ポーツ種目実施傾向がみられた。

4-4高校期のスポーツ実施度

表4は就学前の幼稚園期のスポーツ参加レベルを全体、男 子学生、女子学生別にまとめたものである。図4は、その表 を図にまとめたものである。

38

(4)

第28号

表4高校期のスポーツ実施度 ポイント上昇し26%、女子は19ポイントの上昇の49%のス ポーツ非実施度が見られた。女子のスポーツ非実施の傾向に ついては、各学校期とも顕著な傾向として現れていた。

全体(人)%男子学生%女子学生%

レペルO レペル1 レベル2 レベル3 レベル4

224 69 197 118 238

68348212

135 61 158 99 210

09452213 98998312 94105211

6,参考文献

スポーツと健康98;第一法規出版社

青少年のスボーツライフデーター2002-10代のスポーツ ライフに関する調査報告書一;SSF笹川スポーツ財団。

1)

2)

8469966310018399

レペル4

レペル3

レペル2

レペル1

レペル0

0%10%20%30%40%50%60%

図4高校期のスポーツ実施度

全体として高校期のスポーツ実施の傾向は、「レベル0」

から「レベル4」までに分散化傾向が見られた。高校期にお けるスポーツ実施度は「青少年のスポーツライフデーター」

2)においても、「レベル0」(非実施)16%、「レベル1」

(年1回以上週1回未満)22.7%、「レベル2」(週1回以上週 5回未満)、「レベル3」(週5回以上)17.5%、そして「レ ベル4」(週5回以上1回120分以上、ややきつい)23.2%と いったように本結果と同様な傾向を報告をしていた。

性差間の傾向では、顕著に女子学生の方がスポーツから離 れる傾向が高位に高い傾向が見られた。実施スポーツ種目は、

男子は野球、サッカー、卓球、陸上競技、バレーボールラ グビー、テニス、バドミントン、剣道、そしてバスケット ボールなど多種目にわたる。また女子では、ダンス、バレー ボール、バスケットボール、バドミントン陸上競技などの種 目がみられた。

5,まとめ

本調査は2009年度の経済学部に入学した学生を対象として、

各学校期(幼稚園、小学校期、中学期、高校期)に於ける、

スポーツ実施度を明らかにすることを目的として行った。そ の結果、本学部に入学した学生の各学校期に於けるスポーツ の実施傾向は、幼稚園期から中学校期にかけての実施度が増 加傾向を示していた。特に中学校期においては「レベル2」

(週1回以上週5回未満)、「レベル3」(週5回以上)、「レベ ル4」週5回以上.ややきつい)の実施傾向が性差間に関係 なく高い傾向が見られた。高校期のスポーツ実施の特徴的な

傾向としては、中学校期と同様に総体的にはスポーツの実施

傾向がある一方で、「レベルO」(非実施)のスポーツ非実施 の顕著な傾向としてみられた。男子は、中学校期14%から12

39

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参照

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