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平成 23 年度 学内研究助成金 研究報告書

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Academic year: 2021

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平成 23 年度 学内研究助成金 研究報告書

研 究 種 目

□奨 励 研 究 助 成 金 □研究成果刊行助成金

■21世紀研究開発奨励金 (共同研究助成金)

□21世紀教育開発奨励金 (教育推進研究助成金)

研 究 課 題 名 金融ビッグバンの保険業界に与えた影響の実証分析

研究者所属・氏名 研究代表者:経営学部 商学科 教授 稲葉浩幸 共同研究者:経営学部 経営学科 准教授 浦上拓也

1.研究目的・内容

金融ビッグバンによる規制緩和がわが国の保険業界に与えた影響について、統計データを用い た実証分析を行って検証することが、本研究の目的である。

2.研究経過及び成果

本研究は、平成22年度・23年度の2年間の研究期間で実施されたものである。

2年間の研究経過及び成果として、主な活動は①先行研究のレビュー ②損害保険業の実証 分析である。

まず、①の先行研究のレビューであるが、生命保険業および損害保険業において定量分析に取 り組んだ31件の先行研究をレビューした。主な結論として、規模の経済性が存在すること、特に 生命保険業において相互会社・株式会社間に有意な差が認められること、生損保の相互参入およ び保険業法改正に伴い、生産性・効率性の改善が図られたことなどを明らかにしている。一方、

範囲の経済性および買収合併の効果については、一致した見解が得られていない点を指摘してい る。

なお、この先行研究のレビューに関する研究成果として損害保険事業総合研究所が発行してい る『損害保険研究』へ投稿し、審査の結果、第74巻第2号(2012年8月発行予定)に掲載され る予定である。

次に、②損害保険業の実証分析であるが、保険業法改正・金融ビッグバン後の企業合併や新規 参入が損害保険業界の費用構造に与えた影響について、主として規模の経済性と範囲の経済性の 観点から分析を行い、現在分析結果の検証作業を行っている段階である。

以上、2年間の研究経過及び成果として報告する。

近畿大学

課題番号:KD07

(2)

3.本研究と関連した今後の研究計画

本研究は、初年度にデータセットの作成および保険業界に関する情報の収集と先行研究のレビ ューを重点的に行い、2年目にデータセットを用いた分析および分析結果の検証をしている。

先行研究のレビューに関する研究成果については 2012 年8月に公表される予定であり、今後 はこの2年間の研究成果を踏まえた上で、損害保険業の実証分析の結果について検討し、国内外 の査読誌に投稿するための論文を作成したいと考えている。

4.成果の発表等

発 表 機 関 名 種類(著書・雑誌・口頭) 発表年月日(予定を含む)

『損害保険研究』第74巻第2号 雑誌 2012年8月(予定)

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