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プロフェッショナルサービスファームのグローバル競争優位性

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Academic year: 2022

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(1)プ ロ フ ェ ッ シ ョ.ナル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性. プ ロ フェッシ ョナ ル サ ー ビス フ ァー ム の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性 一 コ ン サ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム の 市 場 成 功 を 導 く事 業 要 素 研 究 一. 三木. 目. 次. 1.本. 研 究の概要. 2.議. 論の フレーム ワーク. 3,代. 表 各 社 の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 の 源 泉. 4.結. び. 1.本. 言葉. 研 究 の概 要. 本 研 究 は 、 「グ ロ ー バ ル 市 場 に お い て コ ンサ ル テ.イング フ ァー ム が 競 争 優 位 を確 立 す る 源 泉 は 何 で あ る か」 を 問 う も の で あ る。 サ ー ビ ス業 の 中 で も よ り高 い 質 、 ユ ニ ー ク さが 求 め ら れ る 「プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス」 を展 開 す る 中 で 、 如 何 に して 全 世 界 各 国 に お け る フ ァ ー ム の 優 位 性 を確 立 し、事 業 の 成 功 を導 くか 、 とい うの が リサ ー チ ク エ.スチ ョ ンで あ る 。 プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス産 業 は 国 際 事 業 展 開 の 難 易 度 が高 い と考 え られ 、 先 行 研 究 も 少 な い分 野 で あ る。 しか しな が ら先 進 諸 国 に お い て は 、 新 た な経 済 成 長 動 力 と して 注 目 され る分 野 で あ り、政 策 機 関 等 の検 討 に も取 り.r.げられ る分 野 で あ る 。 本 研 究 を 進 め る に あ た り、 グ ロ ーバ ル 化 へ の取 り組 み が よ り多 く見 られ る 「経 営 コ ンサ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム」 を取 り上 げ 、 「コ ンサ ル テ ィ ン グ フ ァー ム が グ ロ ーバ ル.市場 に お い て 競 争 優 位 を確 立 す る源 泉 は何 で あ るか 」 を 問 う。 どの よ うな フ ァー ム が なぜ 、 どの よ う に海 外 進 出 を意 思 決 定 し、 事 業 展 開 を行 い 、 成 功 へ 至 る の か 、 その プ ロセ ス と競 争 優 位 の源 泉 を追 究 す る。 研 究 へ の ア プ ロー チ と して 、 先 行 す る理 論 研 究 の 整 理 な らび に 分 析 と、 現 在 市 場 に お い て 成 功 して い る と見 られ る2社 の ケ ー ス分 析 を 実 施 し、 これ に よ り 「グ ロ ーバ ル 市 場 に お い て コ ン サル テ ィ ング フ ァ ー ム が 競 争 優 位 を確 立 す る源 泉 は何 で あ る か」 イ ンプ リケ ー シ ョ ン を 示 す もの とす る。. 一123一.

(2) プロ フェ ッシ ョナルサ ー ビス フ ァームの グ ローバル 競争優 位性. 2.議. 論 の フ レー ム ワ ー ク. 先 行 理 論 の 研 究 お よ び 実 際 の フ ァ ー ム経 営 の実 態 を踏 ま え、 議 論 の フ レー ム ワ ー ク策 定 を 行 う。. 2.1.先. 行 理 論 の 研 究. 本 稿 の テ ー マ とす る ー ム」 の. 「グ ロ ー バ ル な 活 動 を 行 な う マ ネ ジ メ ン ト ・コ ン サ ル テ ィ ン グ ・フ ァ. 「グ ロ ー バ ル 競 争 優 位 性 」 に つ い て 、 追 究 を 行 な っ た 先 行 研 究 は 少 な く 、 ま た こ の. テ ーマ に対 し、 包 括 的 に 議 論 が 行 なわ れ た研 究 は希 少 で あ る 。 これ まで 行 わ れ て きた 関 連 す る 先 行 研 究 を 概 観 す る と 、 大 き く5つ. に 分 け る こ と が 出 来 る 。 「A,マ ー ケ テ ィ ン グ 分 野 」、. 「B,国 際 ビ ジ ネ ス 」、 「C.知 識 集 約 産 業/ネ 学 的 ア ブ ロ ー チ 」 の5つ. ッ ト ワ ー ク 型 事 業 モ デ ル 」、 「D,実 業 系 」、 「E.歴 史. の ア プ ロ ー チで あ る 。. 図1コ. ン サ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム に関 す る 先 行 研 究 主な研究者. 、Aマ. ー 飯 テ ぐ ン タ 念 瓢 ㌧ 一 賑欝. ̀[甲. 内 ρ 'こ. γ. ・. 配 削凄. 石b挿. 研究概要 ・ サー ビ ス 業 の 難 しさ. ・TecLevitl. か ら概 観. ChinstopherLovelock. 題. の研 究 が 多 く、 プ ロ フ ェ ンシ. 'PhllllpKQtler. ョナル サー ビスに特化 した も. 囁. のはない. ̲P. 、 、 藤 鍾 際 蓼:撫 訊. 一薫藻. 岬,灘. hい 一 ㌧い:㌧1,挿 触 一 傑購 1㌧r,囁Pし 「 肖遭遭囁 囁 囁囁;〃̲配̲配̲了. 萎 瓢. ・鴛 ㌘. 鶴瀬 識繋麟. 了 配戸. 評 「㍗. 養 繋聯. 擁 輝 華製 鑛 ㌧象:1叢 諏1. ・実業 の 世 界 に お ける プ ロ セ ス、 難 し さが 考 慮 され て い な. 整理. 、Dunnlng. ・VauAharom. い. ・Nohrla&Hansen. ・知 識 移 転 、 共 有 の観. ・MatsAlvesson. 点 か ら議 論. ・知 識 移 転 、 共有 の 観 点 か ら議 論. ・LowendhaI. DavidMaister. ・ 実 業 面 か らの 考 察. ・先 行 理 論 と の紐 付 け が 行 わ れ てお ら ず、 実 践 面 に終 始 ・グローバル化 の難易度 に 関す る議 論 は さ れ て い な い. ̲・. 藩澱 鞠 懲 … 難叢 ・ 一 … 幽≡ 購蓑認 ・・ ㌧爆 ̲響 鄭. r囁. 論の観点 か ら. ・Bar[let&Goshal. 艦 で. 迄 響翻. ・OLI理. DanREThomas ・JohnH. 《蜘 寿爆 嚢i藁 覇鱒 鶴 ・ 難 難 齢、. ・ ,墨. 課. ・ コ ン シ ュ ー マ 向 け サ ー ヒ ス業. ManiasKipping. ・ コ ン7ル. テ ィンクサ. ービス生成の起源 か ら現 在 ま で、 歴 史 的. 苺 評:. な考 察. ・事業 モデル の変化等、 歴史 的 な観 点 に 基 づ く考 察 は 行 わ れ て い る が、 国 際 化 の 難 し さ、 クローバル競争 優位性 に っい ては、議論の対象外. ビ ジ ネ ス 研 究 の 領 域 に お い て 、 よ り 早 く か ら 「サ ー ビ ス 」 事 業 に 関 し て 取 り ヒげ て き た の は 、 「A.マ ー ケ テ ィ ン グ 分 野 」 の 研 究 で あ り 、1970年 究 の 対 象 と し て4く. 代 よ り 、Levitt、Shostackな. どが、研. か ら取 り上 げ て き た 。 しか し な が ら 、 「プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス 」. に 焦 点 を 当 て た 特 別 な 研 究 は 行 わ れ て お ら ず 、 「プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス 」 な ら で は の. 一124一. }.

(3) プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナル サ ー ビ ス フ ァ ー ムの グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性. 特 性 、 事 業 展 開 の 難 易 度 な ど が 考 慮 され た 研 究 は 希 少 で あ る 。 そ し て 海 外 へ の 事:業展 開 に つ い て 、 「B.国 際 ビ ジ ネ ス 」 の 領 域 で は 、1978年 Thomasが. 、 『HarvardBusinessReview』. へ、初 めて. 、1)anR.E.. 「サ ・ 一ビス 」 を メ イ ンテ ーマ と した 論. 文 を 発 表 し 、 そ の 中 で 、 サ ー ビ.ス.業の サ ブ サ ブ カ テ ゴ リ の 位 置 づ け で 、 「プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス 」 の 定 義 付 け ま で は 行 わ れ て い た 。 そ の 後 、O .L.IF1'mを 1989年. 展 開 し たDunningは. 、"MultinationalEnterprisesandthegrowthofServices:.SomeConceptualand. Theore5callssues"の. 中 で 、 自 身 の 示 す0.Lユ. で き る こ と を 示 し た.し. 理 論 が プ ロ フ ェ ッ シ ョナル サ ー ビス に も展 開. か しな が ら そ の 内 容 は あ く ま で も 、 内 部 化 を 進 め る こ と の 優 位 性 の. 証 明 に 限 ら れ て お り 、 「ネ ッ ト ワ ー ク 」 の 存 在 す る 時 代 に お け る マ ク ロ 環 境 ま で を 踏 ま え た 分 析 と は な っ て い な い 。 ま.た、 そ の 他 、 貿 易 、 多 国 籍 企 業 論 、uビ. ジ ネ ス の領 域 に お け る. 理 論 に お け る整 理 が 当 て は ま る点 も 多 い。 し か し な が ら、 多 く の 理 論 が 、 製 造 業 を 中 心 と し た 資 本 、 も し く は 労 働 集 約 産 業 を 前 提 と し た 理 論 構 築 を 行 な っ て お り 、 ナ レ ッ ジ ・イ ン テ ン シ ブ な 知 識 集 約 型 事 業 モ デ ル を 構 築 し て い る コ ン サ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム の 特 性 を 踏 ま え 、 議 論 を 進 め る に 際 し、 カ バ ー し き れ な い 点 も 多 い 。 こ う し た 点 を 踏 ま え 、1993年 Coaliti(ms"で. 発 表 し たーOwnerships,Networks,. は 、 これ まで の 国 際 ビジ ネ ス理 論 、 マ ー ケ テ ィ ング 分 野 の 研 究 成 果 を踏 ま え、. 特 に 、 「ネ ッ トワ ー クJの し か し 、1993年. にYairAharoniの. 登 場 に よ り、 変 化 す る事 業 モ デ ル につ い て 、 研 究 を進 め て い る。. と い う 段 階 に お い て 、 や は り 「ネ ッ ト ワ ー ク 」 に よ り も た ら さ れ た 業 界 へ の. 変 革 、 フ ァ ー ム の 事 業 モ デ ル 変 化 に.つい て は 、 具 体 的 に 触 れ られ.て い な い 。 こ こで. 「C,知 識 集 約 産 業/ネ. ッ トワ ー ク 型 事 業 モ デ ル 」 の 登 場 に つ い て 、 触 れ る べ き で あ. ろ う 。 「ネ ッ トワ ー ク 」 の イ ン パ ク トが 市 場 へ 拡 大 す る と 同 時 に 、Bartlett&Gosha1の す る. 「rラ ン ス ナ シ ョナ ル 企 業 」 や. た こ う し た 通 信 ネ ッ トワ ー ク やIT環. 提 唱. 「.メタ ナ シ ョナ ル 企 業 」 の 概 念 な ど も浸 透 し.て来 た 。 ま 境 の4に. 伴 い 、 バ ー チ.ヤ ル な 組 織 形 成 .とそ れ に よ る. 事 業 の 強 み 形 成 な ど が 着 目 さ れ 、 「ナ レ ッ ジ 」 の 活 用 に 着 目 した 議 論 も 、1990年 酒 発..化し て い る 。 しか し な が ら 、 こ う し た 議 論 で は 、rネ. 代 後 半 よ り、. ッ トワー ク」 の 特 性 を 加 味 した 議. 論 が進 め られ て い る一 方 、 企 業 の優 位 性 に つ い て 、 総 合 的 な分 析 が 欠 けて い る。 し か し な が ら 特 に2000年. 以 降 、.イ ン タ ー ネ ッ ト上 の 新 た なll∫ 場 経 済 の 拡大 な ど を背 景 に、. 企 業 に 求 め ら れ る ニ ー ズ や 変 革 ス ピ ー ド も大 き く 変 化 して お り 、 マ ネ ジ メ ン ト ・コ ン サ ル テ ィ ン グ ・サ ー ビ ス に 寄 せ られ る 期 待 も 大 幅 に 変 化 し て い る,,MatthiasKippingは. 業界の生成. に 関 す る研 究 の 中 で 、 こ う.した 事 象 に つ い て 触 れ る も の の 、.事業 モ デ ル に 関 す る 言 及 に ま で は 及 ん で い な い 。 ま た 実 務 的 な 観 点 で 研 究 を 行 うDavidMaisterも. あ く ま で も自 己 の 知 見 の. 整 理 に留 ま り、汎 用 的 な モ デ ル の 構 築 まで は至 っ て い な い 、 、. ︑.﹂ .. 一125一.

(4) プ ロ フ ェ ッ シ ョ.ナル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グP一. 2.2,プ. バ ル 競 争f位. ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス に 関 す るYairAharoniの. YairAharoniは. 性. 研 究. 、 グ ロ ー バ ル サ ー ビ ス 産 業 、 特 に プ ロ フ ェ ッシ ョナル サ ー ビ ス に着 目 し た. 研 究 を 展 開 して い る 。Aharoniは. 、 これ まで の 主 要 な 多国 籍 企 業 の 経 営 理 論 及 び 、 知 識 集 約. .産業 の 視 点 で 整 理 され た 事 項 に 加 え 、 サ ー ビ ス 産 業 の 特 性 、 特 に 「プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス 」 に 焦 点 を あ て 、 幾 つ か の 研 究 活 動 を 行 っ て い る 。 こ れ ま で..一 ・ 般 に 展 開 され て き た 貿 易 論 の ア プ ロ ー チ 、 製 造 業 を中 心 と した 各 種 の 多国 籍 企 業 理 論 研 究 の ア プ ロ ーチ 等 、 関 連 す る 理 論 を 活 用 し た 研 究 は 存 在 し て い た が 、 よ り事 業 経 営 全 体 の 視 点 か ら 、 「フ ァ ー ム が ど の よ うな選 択 を行 な うの か」 仮 説 検 証 を行 な って い る点 が特 徴 的 で あ る。 従 っ て 、 「コ ン サ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム が グ ロ ー バ ル.市場 に お い て 競 争 優 位 を 確 立 す る 源 泉 は 何 で あ る か 」、 と い う本 論 文 の リサ ー チ ク エ ス チ ョ ン か ら 、 最 も 近 い ク エ ス チ ョ ン を 持 っ た先 行 研 究 と して 位 置 づ け る。 Aharoniの. プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス に 関 す る 研 究 は 、1993年. に出 版 され た. andCompetition‑TheglobalizationofProfessionalBusinessServices一'(1993)お 2000年. にiii版 され た̀GlobalizationofServices'に. 済 の 視 点 に よ る/}析. に も触 れ た 上 で 、̀ネ. よび 、. ま と め られ て い る 。Aharoniは. の 折 衷 理 論 を は じ め 、 こ こ に お け る 先 行 す る 研 究 と し て のNni.、 ッ トワ ー グ. ℃oalitions. 、Dunning. 多 国 籍 企 業 理 論 、 マ ク ロ経. の 発 達 、 浸 透 に よ る基 盤 に よ る 発 展. が 大 き く影 響 して い る プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス分 野 の研 究 に お い て 、 こ れ ら先 行 研 究 の 不 十 分 さ を 指 摘 し て い る 。 例 え ば 、 ネ ッ ト.ワー ク は 、 オ ー ナ シ ッ プ の 議 論 に は 直 接 的 結 び つ か ず 、 オ ー ナ ー シ ッ プ を 持 つ 優 位 性 に よ っ て ネ ッ ト ワ ー ク の 強 み は 説 明 さ れ な い 。(Aharoni, 1993)ま. た 、 同 じ 業 界 の 中 で 、 グ ロ ー バ ル の ス ケ ー ル メ リ ッ トを 活 か し た 経 営 を 行 な う幾 つ. か の グ ロ ー バ ル フ ァ ー ム が あ る 中 で 、.よ り小 さ な 規 模 で ド メ ス テ ィ ッ ク な 展 開 を 中 心 に 行 な っ て い る フ ァー ム な ど、 複 数 の タイ プ の 組 織 が 存 在 して い る プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビス 分 野 に つ い て 、 説 明 を 施 す に は 、 不 十 分 で あ る(Aharoni,2000)と. 指 摘 して い る。. ℃oalitionsandCompetison‑TheglobalizationofProfessionalBusinessServices一"の 中 で は 、「既 存 のMNEの. 理 論 は 、取 引 コ ス ト の 労 析 、進 出.市 場 の 選 択 や ヒ エ ラ ル キ ー の 説. 明 が 主 と な っ て お り 、 ネ ッ トワ ー ク に 関 す る 説 明 に 欠 け て い る」(Aharoni,1993)、. と指 摘 し. て い る。 こ の 議 論 に お い てAharoniは. 、 ま ず プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル フ ァ ー ム に 関 し て 、3つ. 説 を 定 義 し て い る 。 ①KFS(KeyFac[orofSuccess)は. の前提仮. 、 明確 な競 争優 位 性 を 発 揮 しな くて. は な ら な い 、 ② マ ネ ジ メ ン ト層 は 、 明 確 な 競 争 優 位 性 を 打 ち 出 す 必 要 が あ る 、 ③ 国 際 的 な オ ペ レ ー シ ョ ン を 行 な う 」二で 果 た さ れ る 法 制 度 や そ の 他 、 環 境 上 の 制 約 リ ス ク 、 マ ネ ジ メ ン ト時 間 た 対 す る 需 要 を 超 え て 、KFSを こ う し た 点 を 踏 ま え 、Aharoniは. 形 成 す る必 要 が あ る、 とい っ た 点 で あ る 。 、 プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム が 市 場 に お い て. 競 争 優 位 性 を 創 造 す る ポ イ ン トと し て 、Network、Coalition、Ownershipの. 一126一. 観 点 よ り、 多様.

(5) プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァー ム の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性. な コ ラ ボ レ ー シ ョ ン の 形 態 、 プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス の 主 要 な 経 営 要 素 並 び に 特 徴 、 グ ロ ーバ ル 化 の 障 壁 、 海 外 進 出 の形 態 な ど を取 り上 げ 、 言 及 を行 な っ て い る 。 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス が 海 外 で 事 業 展 開 を 行 な う際 、 課 題 と な る 点 に つ い て 、 Aharoniは. 、 現 地 で の オ ー ナ ー シ ップ 、 権 利 確 立 に 関 す る制 限 、 費 用 支 払 い の 国 際 転 送 制 限 、. 人 材 の 移 動 に 関 す る 制 限 、技 術 伝 達 に 関 す る 制 限 、 国 境 を 越 え た デ ー タ フ ロ ー に 関 す る 制 限 、 調 達 方 針 に 関 す る 制 隈 、 フ ァ ー ム の 事 業 範 囲 に 関 す る 現 地 の 制 限 、 フ ァ ー ム の.名称 利 用 に 関 す る制 限 を挙 げて い る。 ま た 、 ネ ッ ト ワ ー ク を 用 い た 場 合 の 優 位 性 と し て 、Aharoniは 織 に よ る 先 行 事 例(ケ. ー ス)を. 、 ネ ッ トワ ー ク 内 の 他 の 組. 参 照 、 ネ ッ トワー ク内 の 他 の 国 の 関連 組 織 の 活 動 を参 照 し た. 活 動 、 プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル ワ ー ク の 最 低 限 の ス タ ン ダ ー ド を 維 持 、 ク オ リ テ ィ を 保 つ た め の 定 期 的 な レ ビ ュ ー を 実 施 、 パ ー トナ ー や プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル な 従 業 員 を あ る 一 定 の メ ソ ッ ド. に基づき渓 施すること唖 要性を挙げて峰 噛 この よ うな点 を踏 まえ・紬 …niは 自社 轡 展 開 を行 うこ との 特 靴. して ・ ℃w・e・shiP無. 認 鱒. 髄. 郁1嘩. し100%子 会社 として ・渤. 点 で・全世界規模 で舗. システ ム. の 標 準 化 、 業 務 プ ロセ ス を汎 用 化 が 可 能 と な り、 サ.一.ビス クオ リテ ィの 維 持 や 規 模 の 経 済 性. ・・?たメ…. を取・鍼. 完蝉1オ ブ ガど嘩:縫. 瞳 るrとの優位性を主張し. て い る 。 実 際 に 、 多 く の グ ロ ー バ ル ゴ シ サ ルTン. グ フ ァ 曽 ム が 中央 集権 型 の マ ネ ジ メ ン ト. ス5一(ILを 取 り入 れ て い る・ も ち ろ ん 海. 騨. 外脚. と して そ の初 期 に お い て は ・ ス キ ル. の あ る個 .人を複 数 の 国 へ 出 張 ベ ー ス で 派 遣 す る とい つ た こ と が 見 られ るが 、 現 地 か らの ニ ー. ズがあ る膿 Aharoniは. 肚. 見込 まれる雛. 鹸. 的如. 鮮. 挿 子 会社謙. を行な うケースカ§ 多い・. 、 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル ・ビ ジ ネ ス ・サ ー ビ.スの キ ー と な る 戦 略 的 事 業 リ ソ ー ス. と して 、 ス キル を有 す る従 業 員 た る個 々 人 か ら、 高 い クオ リテ ィや 、 ロ イヤ リテ ィ を獲 得 す る 能 力 が あ る か 、 と い う 点 も 指 摘 し て お り、 そ の 一 方 で 、 フ ァ ー ム の 主 な 戦 略 的 ア セ ッ ト と して 、 彼 ら の有 す るプ ロ フ ェ ッシ ョナ ル の ア ベ イ ラ ビ リテ ィに基 づ き、 そ の 企 業 が形 成 す る 「レ ピ ュ テ ー シ ョ ン 」 の 発 揮 す る 役 割 に つ い て 重 要 性 を 言 及 して い る 。 こ う し た 点 か ら 、 グ ロ ー バ ル ブ ラ ン ドの 強 み を 前 面 に 押 しil',した 展 開 が 見 ら れ る 反 面 、 現 地 で 評 判 が 高 く 実 績 を 有 す る 企 業 を 買 収 し、 実 質 的 な レ ビ ュ テ ー シ ョ ン 形 成 に 繋 げ る ケ ー ス な ど も.見ら れ る 。 し か し な が ら 、 こ れ らAharoniの 1990年. 代 前 半 が 中 心 で あ り、2000年. プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム に 関 す る 研 究 は 、 前 後 のITバ. の 市 場 環 境 変 化 は 、 考 慮 さ れ て い な い 。2000年 ワ ー ク の 普 及 浸 透 と 低 価 格 化 、 通 信/IT産. ブル の 波 と そ の 後 の コ ンサ ル テ ィ ン グ業 界 以 降 の 市 場 に お い て 、 ブ ロ ー ドバ ン ドネ ッ ト. 業 の バ ブ ル 発 生 と 崩 壊 な ど 、 マ ク ロ 環 境 の 変 化.. が 、 コ ン サル テ ィ ング フ ァ ー ム の経 営 に大 きな 影 響 を及 ぼ した こ と を考 え る と、 こ う した 点 が考 慮 され て い な い点 は、 大 きな 課 題 で あ る。. 一127一.

(6) プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー一ム の グ ロ ー バ ル 競 争 優 位 性. 2.3.コ. ン サル テ ィ ン グサ ー ビ ス事 業 の特 性. 先 行 研 究 に お け る視 点 、 課 題 点 を踏 ま え、 コ ンサ ル テ ィ ング フ ァー ム の 競 争 優 位 性 の 議 論 を 展 開 す る に あ た り 、 コ ンサ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム の 事 業 経 営 全 体 の 視 点 よ り、 内 包 さ れ る 事 業 要 素 を 整 理 す る 。 「マ ネ ジ メ ン ト ・コ ン サ ル テ ィ ン グ ・サ ー ビ ス 」 の 提 供 す る は、 事 業 会 社 に お け る. 「サ ー ビ ス 」. 「経 営 」 に 関 す る 相 談 を 受 け 、 意 思 決 定 、 課 題 事 項 に 対 す る 助 言 や 事. 業 の 実 行 支 援 を 行 な う サ ー ビ ス で あ る と 定 め る 。 そ して 、 コ ン サ ル テ ィ ン グ ・フ ァ ー ム の 事 業 活 動 に は 、具 体 的 に ど の よ う な 活 動 が 内 包 され る の か 。 各 要 素 の 含 ま れ る レ イ ヤ ー と し て 、 組 織 そ の も の を4つ. の 層 に 分 け る。. 図2コ. ンサル テ ィングファーム経営に含 まれる事業要 素. *調 査 結 果 を べ 一 ス に筆 者 作 成. ク ラ イ ア ン ト向 け の ア ウ トプ ッ ト活 動 、 つ ま り 契 約 プ ロ ジ ェ ク トを 主 軸 と し た 対 顧 客 向 け 活 動 を 行 う 「A.エ ン ゲ ー ジ メ ン ト活 動 」、 こ う し た エ ン ゲ ー ジ メ ン ト活 動 が よ り効 率 的 に 行 わ れ る こ と を 目 的 と し た 支 援 活 動 を 行 う 「B.エ ン ゲ ー ジ メ ン ト支 援 活 動 」、 「C.フ ァ ー ム 経 営 支 援 活 動 」 で あ り 、 「D.フ ァ ー ム 事 業 全 体 の マ ネ ジ メ ン ト活 動 」 で あ る 。 コ ン サル テ ィ ン グ フ ァー ム を概 観 す る場 合 、 事 業 収 入 を得 る と い う組 織 体 の 事 業 経 営 に あ た り 、IA.エ. ン ゲ ー ジ メ ン ト活 動 」 の 部 分 、 フ ァ ー ム が 売 り 物 に し て い る 部 分 で あ り 、 ク ラ. イ ア ン トに 対 し 、 経 営 活 動 の 助 言 や 、 事 業 の 実 行 支 援 を 行 な う な ど 、 サ ー ビ ス が 含 ま れ る 部 分 で あ る。 し か し な が ら 、 そ の コ ン サ ル テ ィ ン グ 活 動 に お け る 「強 み 」 の 創 造 に あ た り 、 「B.エ ン ゲ ー ジ メ ン ト支 援 活 動 」 に 値 す る 部 分 が 、 大 き く貢 献 し て い る 場 合 も 多 く、 双 方 の 要 素 、 強 み を 総合 的 に捉 え る 必要 が あ る。. 一128一.

(7) プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ・ 一ム の グ ロ ー バ ル 競 争 優 位 性. 実 際 に 競 争 優 位 の 形 成 に あ た り 、 コ ン サ ル タ ン ト個 々 人 の マ ネ ジ メ ン ト層 と の コ ネ ク シ ョ ン形 成(マ よ る 知 の 共 有/グ. ロ ー バ ル 展 開(ア. 「 個 」 の 力 を最 大 化 し、 トッ プ. ッ キ ン ゼ ー)、 ナ レ ッ ジ マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム に. ク セ ン チ ュ ァ)な. ど 、 多 様 な モ デ ル が 想 定 さ れ 、 「強 み 」. の 形 成 に あ た り、 こ う し た フ レ ー ム ワ ー ク の う ち に 、 「A,エ. ン.ゲ ー ジ メ ン ト活 動 」 と 、. 「B.エ ン ゲ ー ジ メ ン ト支 援 活 動 」 つ ま り、 「会 社 と.して の 仕 組 み 」 部 分 の 位 置 づ け な ど を 意 識 し た活 動 が求 め られ る 。 その コ ア と な る. 「A.エ ン ゲ ー ジ.メ ン ト活 動 」 は 、 ど の よ う な も の で あ り 、 ど の よ う に 生 産. さ れ 、 ど の よ う に 顧 客 へ 提 供 され る の か 。 そ の 事 業 の バ リニ ■一 チ ェ ー ン に つ い て 触 れ る と 、Kubr(2002>は. 、 コ ンサ ル テ ィ ン グサ ー. ビ ス の 一 連 の 流 れ と し て 、 「1.開 始 」、 「2.診 断 」、.「3..実施 計 画 立 案 」、 「4.実 施 」、 「5.終 了 」 の4フ. ェ ーズ を挙 げ て い る。 この 点 につ い て 、 独 自の イ ン タ ビ ュ ー調 査 結 果 に基 づ きよ り端. 的 に 整 理 を行 う と 、3つ. の 段 階 に 整 理 す る こ1.≒ ヵ!で き る。 「契 約 前 営 業 段 階 」 つ ま り提 案 活 動. の期 間・ 「 実 プ ロ ジ ・ ク ト参 副. つ ま り契 柳. 騨. 宇ρ 櫛. ・1ア フ ター フ ォ ロ 循. 動 」つ ま. り次 期 契 約 へ 向 け た提 案 、 新 た な契 約 へ 向 け た 活 動.とい うサ イ.クル で あ る。 「契 約 前営 業 段 階 」 と は 、 顧 客 との 出会 い、 問 題 の 明 示 化 、 顧 客 と の 課 題 意 識 共 有 、 こ こ まで の ア ク シ ョンが 契 約 以 前 、 提 案 段 階 の 活 動 で あ る。 「実 プ ロ ジ ェ ク ト参 画 」 と は.、そ の 後 、 契 約0)是 非 を顧 客 が 判 断 し、 契 約 とな っ た 場 合 、 契 約 の 内容 、 期 間 、 体 制 等 、 条 件 に 則 り、 案 件 が遂 行 され る。 しか しそ の 一 方 で 、 こ の段 階 は 、 次 に や っ て く る契 約 完 了後 の 、.リピ ー ト契 約 を取 る為 に重 要 な 、 次 につ な げ る為 の 満 足 度 獲 得 、信 頼 の構 築 、 新 た な契 約 の 為 の ア イデ ィ ア売 り込 み な ど が 求 め られ る段 階 で あ る 。 従 って 、 契 約 中 の段 階 に お いて は 、 前段 の 活 動 は 、顧 客 との 焦 点 を合 わ せ る活 動 、 信 頼 獲 得 に 足 る、 確 実 な案 件 遂 行 が 求 め られ るが 、 発 展 的 な 事 業 創 造 を 行 な う、 とい う観 点 か ら、 後 段 に は 、 よ り 「提 案 」 を意 識 した 、 次 期 契 約 を 自標 と した 活 動 が 求 め られ る こ と に な る. 「ア フ タ ー フ ォ ロ ー 活 動 」 と は、 契 約 期 間 の 活 動 を受 け て 、 如 何 に 、 次 な る契 約 に つ な げ る 為 の 、 提 案 期 間 で あ る と言 え る。 しか し、 こ こ に お け る活 動 は 、 新 規 提 案 の 際 と そ の活 動 が 異 な り、 これ ま で 実 施 して き た案 件 の 内 容 、 顧 客 の 課 題 認 識 、 また も し く は、 人 間 的 な 信 頼 関 係 、 コ ミュニ ケ ー シ ョ ンチ ャ ネル を効 率 的 に活 絹 しな が ら、 新 た な提 案 を行 な う必 要 が あ る。 しか しなが ら、 も ち ろん 、 フ ァ.一ム に 対 す る評 価 が 高 く、 顧 客 の 再 契 約 希望 が 高 い 場 合 で あ って も、 顧 客 側 に そ の 時 点 で 予 算 枠 が な く、 即 時 の 契 約 が 難 しい場 合 な ど も あ る 。 こ う した 場 合 に お い て も、 今 後 の サ ー ビ ス提 供 機 会 、 契 約 可 能 性 を鑑 み て 、 顧 客 の 信 頼 獲 得 を 推 進 して い くこ と が求 め られ る。 以 降 は 、 「契 約 前 営 業 段 階 」、 「実 プ ロ ジ ェ ク ト参 画 」 か ら、 大 枠 、 同様 の繰 り返 しで あ る。. 一129一.

(8) プ ロ フェ ッシ ョナルサ ー ビス フ ァームの グ ローバル 競争 優位性. 2.4.議. 論 の フ レー ム ワ ー ク. 実 際 の リア ル ケ ー ス を 踏 ま え 、 考 慮 す べ き 最 大 の ポ イ ン トは 、xン. ゲ ー ジ メ ン ト活 動 の 結. 果 、 顧 客 へ 提 供 す る ア ウ トプ ッ トに ど の 程 度 、 「カ ス タ マ イ ゼ ー シ ョ ン 」 が 求 め られ る か 、 と い う点 と捉 え る 。 こ れ に 対 し 、 グ ロ ー バ ルll陽. で 強 み を形 成 す る際 、 各 フ ァー ム の取 る 打. ち 手 と して 、 「 個 」 の 力 を最 大 限 に活 か す も の か 、 「 組 織 」 フ レー ム ワ ー クの 力 を活 か す もの か 、 と い う視 点 で 議 論 を 進 め る 。 「個Jの. 力、 つ ま り ロ ー カ ラ イ ゼ ー シ ョ ン を よ り強 化 す る. も の 、 「組 織 」 フ レ ー ム ワ ー ク の 力 、 つ ま り グ ロ ー バ ル で の ス タ ン ダ ラ イ ゼ ー シ ョ ン を よ り 強 化 す る もの 、 とい う考 え で あ る 。. 図3議. 論 の フ レー ム ワ ー ク. 高. ﹁ 個 ﹂ のカ. 低 高. 低 「組 織 」 フ レ ー ム ワ ー ク の 力. 3.代. 表2社. の グ ローバ ル 競争 優位 の源 泉. 市 場 に お け る代 表 的 な成 功 事 例 と して 、 マ ッキ ン ゼ ー ア ン ドア ン ドカ ンパ ニ ー及 び ア ク セ ンチ ュ ア に 関 し、 本 研 究 の ポ イ ン トとな る 点 の 総 括 を示 す 。 「グ ロ ーバ ル な競 争 優 位 性 」 を 明 らか に す る こ と に対 し、 「議 論 の フ レ ー ム ワ ー ク」 で 示 した ポ イ ン トお よ び 「事 業 体 と し て の 強 み 形 成 」、 「 海 外 へ の 事業 展 開」、 「国 際 競 争 優 位 を作 る要 素 」 の 別 に、 整 理 を行 う。. 一130一.

(9) プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ー.バル 競 争 優 位 性. 図4ケ. 一一 一. ー ス分 析 結 果 概 略 ア ク セ ン チ ュア. マ ッ キ ン ゼ ー. 事業体 としての 概要/強 み. 広 く全 世 界 の 経 営 者 層 へ の カ ス タ マ イ ズ ア ドバ イ ザ リー. 財務 的な成功 事業 規模 の拡大. 事 業モデル. 一 品手 創 り型. プ ロ トタ イ プ 型. 主 な顧客契約部門. ・ 経営企画部 門. ・ 情 報 シス テム 部 門. ・ 社長室. ・ 購買部門. 成功の指標 〔*各 社 定 義 に よ る). ・ その他、戦略 担当部門. 海 外への 事 業展開. 国際競争優位 を 作 る要素. カ ス タ マ イゼ ー シ ョ ン度 合. 高. 中〜低. 請 求 ブ イー. 高. 中. 利益 率. 非公開. 10%超. 国際 化. 1959年. 1955年. 初の 進出市場. ロ ン ドン. メキシコ. グ ロ ー バ ル主 力 サ ー ビス. ア ドバ イ ザ リー サ ー ビ ス. IT関 連 実行 支 援 サ ー ビ ス. 〔マ ネ ジ メ ン ト層 へ の手 創 り. 〔プ ロ トタ イ ブ 型 シス テ ム 展. カ ス タ ム提 言). 開 を中 心 〉. 国際化の モデル. マ ル チ ドメ ス テ ィ ッ ク型. 規模の経済追求型. 国際市場 における最大 の強み. 「個 」 の 「人 材 」 力. 「 標 準化 」 「知 識 共 有 」. (ト ップ マ ネ ジ メ ン ト). 「 市 場 最 適 モ デ ル」 (金太 郎 飴 モ デ ル). 競争優位の源泉. ・ コ ン サ ル タ ン ト 「個 」 力. ・ 「組 織 」 力. ・ プ ロ フ ェ シ ョ ナ リ ズ ム精 神. ・強烈 なア クセンチュア信仰. の浸透. 先行理論 的なポ イン ト L ★ 旧=ア. ー サ ー ア ン ダ ー セ ン ア ン ドカ ン パ ニ ー. カル チ ャ ー の 浸透. Bartlett&Goshal. Nohria,Hansen. 「個 」 を 活 か す 組 織. コデ ィ フ ィケ ー シ ョ ン. 、 旧:ア. ン ダ ー セ ン コ ンサ ル テ ィン グ を 含. こ れ ら2社 の フ ァ ク トを 踏 ま え 、 「海 外 へ の 事 業 展 開. 一 事業 モデル」及 び 「 国際競 争優. 位 を作 る 要 素 」 に基 づ き、2社 の ポ ジ シ ョニ ン グ を示 す 。. 図5総. 括. 一海外 への事業展 開. 一事 業 モ デ ル ー一. 海外 への事業展開 一 モデルー. 国際競争優位 を作る要素の分類 高. 5. 臓罵 調綴糠 鱗 灘 陥醗謹. .........謹 . i. 専業型 B,エ. ﹁個 扁 の力. プ ロトタイプ型. カ スタ マイ ゼ ⁝ シ ョン 度 合 い. 手創型. 一. ⊥ ン ゲ ー ジ メン ト支 援. A,顧. 客 エ ン ゲ ー ジメ ン ト. ファーム 経 営 上の 最 強 化 部分. 低 高. 低 「組 織 」 フレーム ワー クのカ. 一131一.

(10) .ブ ロ フ ェ ッシ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ー バ ル 競.争優 位 性. マ ッ キ ン ゼ ー は 、 そ の 社 名 に 業 界 で も トッ プ ク ラ ス の 評・1、. ブ ラ ン ド価 値 を 有 し、 経 営 者. 層 へ の カ ス タ マ.イ.ズア ドバ イ ザ リ ー サ ー ビ ス こ そ を 自 社 独 自 の ビ ジ ネ ス と し て い る 。 こ の サ ー ビ ス の 展 開 に あ た り 、 コ ン サ ル タ ン ト 「倒 」 の 力 の 最 大 化 を 日 指 し 、 「 組織 」 フレー ムワ ー ク は全 て. 「個 」 を 高 め る た め の 存 在 で し か な い 。 従 っ て. 『「個 」 を 隼 か す 組 織 の 形 成 』 の. 箇 所 に ポ ジ シ ョニ ン グ す る 。 また ア ク セ ンチ ュ ア は 、 コ ンサ ル テ ィング 業 界 トップ の売 上 を誇 り、株 式 公 開 も行 な っ て い る 。 そ の サ ー ビ ス と し て は 、 プ ロ ト タ イ プ 型 シ.ステ ム コ ン サ ル テ ィ ン グ サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と を主 力 と して い る。 こ う し た サ ー ビ ス を世 界 巾 の どの 国 に お い て も、 どの 社 よ り もス ピ ー デ ィに か つ 高 品 質 に提 供 す る こ と を 目 的 と し、 「 組 織 」 フ レー ム ワ ー ク 強 化 を ベ ー ス と し 「 個 」 の 力 ま で も を 強 化 す る こ と を 目 指 して い る 。 従 っ て 、 「1標準 化(ス. タ ンダライゼー. シ ョ ン 〉」 と 「 規 模 の 経 済 性 」 を 追 求 』 す る 箇 所 に ポ ジ シ ョニ ン グ す る 。 一 見 す る と 、 「個 」 の 力 と 、 「組 織 」 フ レ ー ム ワ ー ク の 力 と 、 こ の2軸. に よ り策 定 さ れ る モ. デ ル だ け で は 、 そ の 違 い が 明 示 化 さ れ な い か も しれ な い 。 し か し 、 こ の モ デ ル を ベ ー ス と し な が ら、 各 社 が 結 果 と して 提 供 して い る サ ー ビ.ス、 成 功 と 考 え る 目 標 の 達 成 点 、 ま た そ れ ら をべ 一 ス に形 成 され て い る組 織 文 化 に 関 す る学 び は大 きい 。 マ ッ キ ン ゼ ー ア ン ドカ ン パ ニ ー の 場 合 、.人、 組 織 と比 較 し た 場 合 、1固 々 の. 「人 」 に よ っ た. 強 み が 、 や は り 、 市 場 で の 強 み を 形 成 して い る と:考え られ る 。 こ れ は 、 各 国 現 地 で 育 ち 、 国 の 言 葉 を 話 し 、 文 化 的 な コ ン テ ク ス トを も理 解 す る が 、 マ ッ キ ン ゼ ー の 目 指 す ワ ー ル ドク ラ. スの コ ンサ ル テ ィ ン グ ヌ キ ル 基 礎 を持 つ と認 め られ た 「人」 を組 織 に取 り入 ぢ. 効果 的な ロ. ー カ ラ イ ゼ ー シ ョ ン を 実 現 し た 実 例 と 見 られ る 。 一 方 、 ア ク セ ン チ ュ ア で は 、 極 力 、 頭 脳 、 知 識 に 頼 る 測 面 を 削 減 し、 そ れ に よ り、 労 働 集 約 産 業 型 の成 功 モ デ ル を形 成 して い る と言 え るの が 現 状 で あ る。 これ は 、 マ ッ キ ンゼ ー と逆 に. 「 組 織 ・フ レ ー ム ワ ー クJの. 標 準 化 を は か る こ と に よ り 、 世.界基 準 の サ ー ビ ス 提 供 、 グ ロ. ーバ ル レベ ル の サ ー ビ ス拡 大 を成 功 へ と導 い た実 例 と見 る こ とが 出来 る。 つ ま る と こ ろ 、Dan.RE.Thomasが. 定 義 した サ ー ビ ス産 業 の 全 体 に お け る プ ロ フ ェ ッ シ ョ. ナ ル サ ー ビ ス の 位 置 づ け に お い て 、 「ヒ ュ ー マ ン ベxド ロ フ ェ ッ シ ョナILサ. や. の サ ー ビ ス」 に お け る伝 統 的 な プ. ー ビ ス の 位 置 づ け を 守 る こ と に よ. .りロ ー カ ル の 強 み を 形 成 す る の が マ ツ. ζ「・ 南蝿.判. 騨. ㌻. 耳・産業」 へ とシ7ト.し.ry,.ロ皿バル群. の事業モ デル. を 切 り開 い て い るの が ア ク セ ン チ ュ ァで あ る。 ま た マ ッキ ン ゼ ー の モ デ ル とは 、 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス と し て こ れ ま で の 先 行 研 究 に お け る.考察 に よ り 近 い モ デ ル で も あ る.。 し か し 一 方 で 、 こ の2社. に共 通 す る点 も あ る と見 られ る。 いず れ の サ ー ビス を どの よ うに. 提 供 す る 場 合 に お い て も 、 「人 」 を 介 在 し た サ ー ビ ス 業 で あ り続 け る コ ン サ ル テ ィ ン グ サ ー ビ ス は 、 「グ ロ ー バ ル 産 業 」 で あ る 側 面 、 「マ ル チ ド.メス テ ィ ッ ク 」 で あ ら ざ る を 得 な い 特 性 が 混 在 して い る。 ア ク セ ンチ ュ ァ が オ フ シ ョア サ ー ビ ス を 開拓 す る場 合 に お い て も 、必 ず 文. 一132一.

(11) プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ー バ ル.競 争 優 位 性. 化 、.̲Tiuim、仕 事 を 進 め る 上 で の ロ ー カ ル コ ン テ ク ス トな ど と 対 峙 し な くて は な ら な い 。 つ ま り、 グ ロ ー バ ル プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を.含む ビ ジ ネ ス モ デ ル.構 築 を 行 っ て い る フ ァ ー ム で あ っ て も 、 少 な か らず 、 各 国 の 特 性 、 人 材 、.カル チ ャ ー 、 制 度 、 コ.ミュ ニ ケ ー シ ョ ン ス タ イ ル な ど 、 現 地 の 特 殊 性 を 加 味 し、 グ ロ ー バ ル モ デ ル を創 造 して い る こ と に は 違 い な い 。 ロ ー カ ラ イ ゼ ー シ ョン とス タ ンダ ラ イ ゼ 「 シ ョンの ジ レ ンマ の 中 、 こ う した 環 境 上 の 障 壁 を 打 破 す る に さ し あ た り 、2社 る各 社 独 特 の. が持 っ て い る もの 、 それ が サ ー ビ ス フ ァー ム な らで は と言 え. 「カ ル チ ャ ー 」 で は な い か 。 マ ッ キ ン ゼ ー に お け る そ .れが. 「プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ. リズ ム 」 で あ り、 ア ク セ ン チ ュ ア に お け る と に か く 「ア ク セ ン チ ュ ア の 方 法 論 を 信 ず る 信 仰 心 」 の よ う な も の で あ る 。 こ の 何 か ひ と つ に 繋 が れ た も の に よ り 、.全世.界各 地 に 拡 が る メ ン バ ー と 、 目 標 を ひ と つ に 理 解 し、 求 心 力 を も っ た サ ー ビ ス 事 業 が 展 開 出 来 て い る と 見 ら れ る 。 そ して ま た 更 に 、 こ め. 「カ ル チ ャ ー と は 何 か 」。 つ ま る と こ ろ 、 現 在 の グa一. バ ル フ ァー. ム 形 成 に い た る 実 質 的 な 創 業 者 、 マ ッ キ ン ゼ ー で あ れ ば 、 ジ ェ ー ム ズ ・マ ッ キ ン ゼ ー の 後 に 代 表 を務 め た. 「マ ー ビ ン ・バ ウ ワ ー 」 が 挙 げ ら れ る 」 ア ク セ ン チ ュ ア で あ れ ば 、 ア ー サ ー ・. ア ン ダ ー セ ンの 後 に代 表 とな っ た. 「レ オ ナ ル ド ・ス パ チ ェ ク 」 の ス ピ リ ッ トで は な い か 。. 両 社 が な ぜ.今 の 事 業 を 選 択 し 、 今 に 至 る の か 。 両 社 の い ず れ を 見 て も 単 な る 「 個 」 の力 に よ る ロ ー カ ラ イ ゼ ー シ ョ ン 、 「組 織 」 フ レ ー ム ワ ー ク の 力 に よ.るス タ ン ダ ラ イ ゼ ー シ ョ ン と い っ た 強 み の み な ら ず 、 強 く 彼 ら の ス ピ リ ッ トが 貫 か れ る こ と に よ り 、 現 在 の 優 位 性 が 形 成 され て い るの で は な い か 、 と見 られ る。. 4.結. び. 本 研 究 に お け る リサ ー チ ク エ ス チ ョ ン は 、 「グ ロ ー・ 一バ ル 市 場 に お い て コ ン サ ル テ.イ ン グ フ ァ ー ム が 競 争 優 位 を 形 成 す る源 泉 と は 何 か 」 で あ っ た 。 こ れ に 対 し て 、 本 稿 の 解 は 大 き く2点 織 の形 劇. で あ る 。 ひ と つ に マ ッ キ ン ぜ 一 「「 個Jを. 、 そ して ふ た つ に 、 ア ク セ ン チ ュ ア.『「標 準 化 」 と. 「 規 模 の 経 済 性Jを. 生 かす組 追 求 」 を代. 表 的 な成 功 モ デル と して 見出 され た 。 各 々 が 内 包 す る源 泉 につ い て は 、 これ まで の 先 行 研 究 に.含ま れ る 要 素 、 含 ま れ な い 要 素 、 ば ら つ き が 見 ら れ た 。 し か し大 題 目 で あ る. 「プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス 」.と い う点 に も 立 ち 返 り 、2社. のエ ッ. セ ン.スを 振 り返 る と 、 サ ー ビ ス 業 な ら.では の 特 性 、 サ ー ビ ス フ ァ ー ム で あ る か ら こ そ の 特 性 が 見 ら れ た 。 例 え ば 各 社 が 経 営 上 の 仕 組 み を 超 え て 形 成 す る 「カ ル チ ャ ーJや. 、実 質 的 な. 「 創 業 者 」 の ス ピ リ ッ ト影 響 度 合 い な ど で あ る 。 こ れ まで の 先 行 研 究 に お い て は 、 サ ー ビス を提 供 す る局 面 に お い て 、 そ の 課 題 や特 微 は 多 く 追 究 き た が 、 「フ ァ ー ム 経 営 全 体 」 の 視 点 に 欠 け た も の が 大 半 で あ っ た.本. 一133一. 稿. 「フ ァ ー ム.

(12) プ ロ フiッ. シ ョナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性. 経 営 の全 体 像 」 を踏 ま え見 通 した 場 合 、 今 回 の 調 査/分 析 ケ ー ス か ら も、 フ レ ー ム ワ ー クの 上 に根 ぎす イ ン タ ン ジ ェ ブル な 経 営 資 源 の存 在 が 、 そ の 可視 化 され る仕 組 み と同 等 に 「市 場 に お け る競 争 優 位 を形 成 す る源 泉 」 と して機 能 して い るの で は な い か 、 と見 られ た。 今 後 の 継 続 的 な 調 査/継 続 的 な 調 査 課 題 へ 示 唆 を得 る た め 、 「実 質 的 な 創 業.者の ス ピ リ ッ ト」 とそ の 後 の 事 業 成 長 と の 関 係 分 析 を含 め て 、 国 際競 争 優 位 性 構 築 の 要 につ いて 追 究 を行 う もの とす る。. 【参 考 文 酬 Aharoni,Yair(1966)7&eForeignlnvestmentDecisionPsocess,DivisionofResearchHarvardBusinessSchool Aharoni,Yair(1993)"Globalizationofprofessionalbueinesaservices","Netwark,Coalitlon,Ownership"inYair Aharoni(edJCoalitionandcompetition,London:Roudedge. Aharoni,Yair(2000)'TheInterna50nalizationprocessinprofessionalservices","Theroleofreputationinglobal professionalbusinessservices"inYairAharoniandLilachNachum(edJGIobaFizattionofServicesSame implicationsjortheory「ndpr「ctace,London:Roatledge. Alvesson,Mats(2004)"KnowledgeWorkandKnowledge‑lntensiveWork"Journ「dofM「nagemendRevdew Armbruster,'1'homasandKipping,Matthias(2003)"StrategyCunsulflngattheCrossroads",lttterxiation「!. Studies「fMaroagemerot&Org「niz「tian,vol32,no.4,Winter2002‑3,pp.19…92 Bart玉ett,C.andGhosal(1989)ManagingAcrossβoπ PreseBoson,MA(占. 原 英 樹 監 訳. ∫6鷹 撒 θTr「nsxataon「E50」 「地 球 市 場 時 代 の 企 業 戦 略J日. 班 ∫oη,HarvardBusinessSchool. 本 経 済 新 聞 祉>. ChristopherD.Mckenna(2006)ToneWorld'sNewestProfession,CAMRIUDGEUNIVERSITYPRESS Daoiels,P.W.andThrifr,N.J.andLeyshone,A(1989)̀TnternationalizaGonofProfessionalProducerServices AccountancyConglomerates"inP.Enderwick(ed.),Multin「ionalServeceFerms,London:Routledge Dunning,JohnH.(1979)"ExplainingChangingPatternsoflnternationalProducfion:InDefenseoftheEclecfic Theorg"Oxford/3uddeiinofEconomics「ndStatistics,voi.41,pp269‑95. Dunning,JohnH.(1989)"MultinationalEnterprisesandthegrowthofServices:SomeConceptualand TheorepcalIssues"77neSeruireIndustriesJourn「! エ リ ザ ベ ス. ・パ ー ス. ・ イ ー ダ ス ハ イ ム 著 、 村 井 章 子 訳(2〔}0のrマ. ッ キ ン ゼ ー を 作 っ た 男. マ ー ビ ン ・バ ウ. ワ ー 』、 ダ イ ヤ モ ン ド社 波 頭 亮(2006>『. プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル 言 論 』 筑 摩 書 房. Hansen,M.T,N.NohriaandT.Tiereny{1999)"WhaYsyourS[arategyforMnoagingKnowledge7"Harvard AusinessReviewMarch‑Apri71099pp.107‑‑‑fi 岩 淵 明 男(1991)『. ア ン ダ ー セ ン コ ンサ ル テ ィ ン グ. ビ ジ ネ ス イ ン テ グ レ ー タ ー へ の 変 身. 紀 戦 略 』、 ダ イ ヤ モ ン ド.社 Kipping,Mattltias(1997)"Consultancies,Insfltutiousandthediffusionoftaylorismin[3ritain,Germanyand France,1920sto1950s",BusiressHastoryReview,37,4:66‑82 Levitt,Theodore(1979)"The(ndustrializaNonofServiceー,Haro「>dBaesdvaessRaview. Izvitt,Theodore(1953)̀ーPheglobalizaflonofmarkets",Hao'vardBusinessReview,May/June,pp.92‑102 Lowendahl,Bente.R(1993)'"Theglobalizationofprofessionalservicefirm"inYnirAharoni(ed.)Coal「taonand competition,London:Roudedge,. 一134一. 地 球 企 業 のzi世.

(13) プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル サ ー ビ ス フ ァ ー ム の グ ロ ーバ ル 競 争 優 位 性. Maister,David(1993)ManagingProfessionalServiceFirm,SimonandShuster ThomasDanRE.(1978)"Strategyiedifferentinservicebusinesses",H「raardBusixessReuvew,Juiy‑August, pp158‑165 マ ッキ ンゼ ー編. 高 宮 晋 監 訳(1973)hッ. ミ ラ ン ・ク ー パ ー(2004)『 森 田 松 太 郎(1998)Pア 中 島 洋(2002)「. プ マ ネ ジ メ ン トの 経 営 戦 略 』、 ダ イ ヤ モ ン ド社. マ ネ ジ.メ ン ト ・コ ン サ ル テ ィ ン グ 」 生 産 性 出 版. ンダ ー セ ン発展 の秘 密 』東 洋 経 済 新報 祉. 価 値 の創 造ヘ. 西 井 進 剛(2000>「. ア ク セ ンチ ュ ア7万5000人. cornpanyに. お け る 知 の マ ネ ジ.メ ン トー.」 『星 陵 台 論 集 』 第33巻. 西 井 進 剛(2000)「. 第2号(pp.149‑168;神. 戸て商 科 大 学. マ ネ ジ メ ン ト ・ コ ン サ ル テ ィ ン グ ・フ ァ ー一ム の グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン ー 「評 判 」 の 役 割. と形 成 の 観 点 か ら一一1『 星 陵 台 論 集 』 第35巻 西 井 進 剛(2001a)「. 第i号(up.99‑119>神. 戸 商科 大 学. 知 識 移 転 と マ ネ ジ メ ン ト ・コ ン サ ル テ ィ ン グ ・フ ァ ー ム 」 『星 陵 台 論 集 』 第33巻. (pp.389‑406)神 西井進剛. の ビ ジ ネ.スエ ン ジ ン 』 日経BP社. マ ネ ジ メ ン ト ・ コ ン サ ル テ ィ ン グ フ ァ ー ム σ)知 識 創 造 メ カ ニ ズ ム.......Mckinseyand. 第3号. 戸 商科 大 学. F. 〔2003)「 外 資 系 経 営 コ ン サ ル テ ィ ン グ ・フ ァ ー ム の 経 営 実 態 一 ア ン ケ ー ト調 査 の 集 計 結 果 を 中 心. に 一 」 「星 陵 台 論 集 』 第36巻. 第3号(pp,429‑468)神. 戸 商科 大 学. Nohria.,Nitin,andGoshalSumatras(1997)TheDiJrerencexetwork;Organiz6ng物. 臨声 露α加 彫認Corporationsfor. ValueCre「dions,Jossey‑BassPublishers ジ ェ フ リー ・ジ ョ ー ン ズ 著 、 桑 原 哲 也 、 安 察 憲 一 、 川 辺 信 雄 、 榎 本 悟 、 梅 野 巨 利 訳(1998>『. 国 際 ビジ ネス. の進 化』 有 斐 閣 大 前 研 一(2005;1'ザ. ・プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル 』 ダ イ ヤ モ ン ド社. 太 田 正 孝(2006)"MetanationalChallenges.(nrJapaneseMNCsinGlobalI{nowledgeEconomy",W「seda Business&EconomicStudies,GraduoleSchoolげ('ammerce,WasedaUnivevsity,No.41,pp、1‑17. 太 田 正 孝(2002)「. ナ レ ッ ジ ・マ ネ ジ メ ン トと 組 織 プ ロ セ ス」 早 稲 出 商 学393号. 高 井 透 著(2007)『. グ ロ ー バ ル 事 業 の 創 造 』 干 倉 書n. .スマ ト ラ ・ゴ シ ャ ー ル 、 ク リ ス ト フ ァ ー ・A・ バ ー トレ ッ ト著 、 グ ロ ー ビ ス ・マ ネ ジ.メ ン ト ・イ ン ス テ ィ チ ュ ー ト訳(1999)r個. を 活 か す 企 業 』 ダ イ ヤ モ ン ド社. 一135一.

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参照

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