塗膜のクリープが高力ボルトの軸力低下に及ぼす影響
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(2) I‑131. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月) 10. が,試験体-B,D に関しては,締め付け開始より 136 日 経過後(約4ヶ月後)に一度ボルトを外して再度ボルト. 2×75. 2×75. 40 =150. を締め直し計測を続行した.. =150. 90. 200. 4.実験結果と考察. 100. 50 50. ある.測定期間は全ての試験体において 246 日である. 40. 470. 200. 870. No.1 のボルト軸力低下率を,表-1 に各試験体の平均軸. 1. 2. 3. 4. 5. 25 35 25. 測定結果の一例として,図-4 に試験体-D のボルト 6. 力低下率を示す.同図表より試験体-C,D において,4 ヶ月経過後にボルト軸力が約 12〜13%低下する.試験 図-3. 体-D において,締め直し後もボルト軸力が約 5%低下. 試験体の詳細(単位:mm) 経過時間(時間). しており,試験体-B のブラストのみの場合と比しても. 0. 1000. 2000. 3000. 4000. 5000. 6000. 7000. 0. 2倍以上のボルト軸力低下が確認できる.以上の結果 5. に及ぼす影響はかなり高いといえる. 確認実験の結果をふまえて,実橋におけるボルト軸 力低下率の補正を行った.継手部測定開始から 136 日. 軸力減少率(%). より無機ジンクリッチペイントのクリープが軸力低下. 10. 15. 20. 前(約4ヶ月前)に計測を開始した場合の軸力低下曲線. 25. を推定する.結果の一例として図-5 に継手-④の推定軸. 30. ボルトNo.1 ボルトNo.1(136日後) 136日. 力低下曲線,表-2 に各継手の補正後の5カ年経過後に. 図-4. おける軸力低下率を示す.補正後の平均軸力低下率は. 表-1. 各試験体の平均軸力低下率. 14.1%で,補正前の平均値 6.5%と比較しても2倍以上. 平均軸力低下率(%) 136 日経過 246 日経過 1.7 1.9 2.4 1.6 12.7 13.0 11.9 5.8. の軸力低下となり,塗膜のクリープがボルト軸力低下 試験体-A 試験体-B 試験体-C 試験体-D. に大きく起因することが確認できた. 今回の計測では,斜張橋・主塔基部の高力ボルト摩 擦接合部の計測であったが,上部工の摩擦接合部との. 試験結果(試験体-D). 比較検討も必要である.. 経過年月(時間). 5.あとがき. -5000. 0. 5. にかなりの影響を及ぼすことが判明した.仮に橋梁の. 10. しても,定期的な維持補修を行う必要があるといえる.. 軸力低下率(%). イントのクリープの進行は,継手部のボルト軸力低下. け時の 20%程度低下することが予想され,継手部に関. 10000. 15000. 20000. 25000. 30000. 35000. 40000. 45000. 50000. 0. 本実験で得られた結論として,無機ジンクリッチペ. 耐用年数を 100 年と考えると,ボルト軸力は,締め付. 5000. 15. 20. 25. 継手-4(平均) 実際のボルト軸力減少(推定). なお,本研究は関西道路研究会道路橋調査研究委員会. 近似曲線. 30. 耐久性小委員会(委員長:谷平勉)で行ったものであり, 著者らが代表してとりまとめたものである.御協力頂. 表-2. いた委員各位に感謝の意を表する次第である. 《参考文献》 1)亀井,谷平,石原,畑中,亀井:高力ボルト軸力の 経年変化に関する一考察,土木学会第 49 回年次学術講 演会概要集,I‑102,1994. 2) 関西道路研究会道路橋 調査研究委員会:耐久性小委員会報告書,1998.. ‑262‑. 継手-3 継手-4 継手-7 継手-8 平 均. 図-5 推定軸力減少曲線 補正後の軸力低下率(5年経過後) 補正前(%) 5.5 7.8 6.9 5.8 6.5. 補正後(%) 12.5 17.0 14.2 12.6 14.1.
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