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飽和度の違いがカオリンの 一軸圧縮試験結果に及ぼす影響

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(1)

飽和度の違いがカオ リンの 一軸圧縮試験結果 に及 ぼす影響

常田亮*・亀井健史=

(平成79月28日受理)

I n f l u e n c e   o f   D e g r e e   o f   S a t u r a t i o n   o n  

Unconfined Compression Test Results of Kaolinite Makoto TOKIDA and Takeshi KAMEI

Inordertoinvestigatetheinfluenceofdegreeofsaturationonuncon五medcompresI siontestresultsofthecompactedkaolinite,unconfinedcompressiontestswereperfor medonthecompactedsoilwithdifferentinitialdrydensityandinitialdegreeof saturation.

Asaconsequence,theunconfinedcompressivestrength andthedeformation modulusincreasewiththedecreaseinthedegreeofsaturation.h addition,linear correlationsbetweentheuncon丘nedcompressivestrengthandthesuctionatfailureare obtained.Theapplicabilityoftheseresultsandconclusionstonaturalsoilswillrequire furtherresearch.

1. じ め に

不飽和土 の力学特性 に関す る研究 は,Bishopらの研究1ト3)を端緒 に1960年代 よ り活発 に 行われるよ うにな り,不飽和土 の体積変化挙動やせん断挙動を有効応力の概念に基づいて説 明 しよ うとす る研究が数多 く実施 されてきた4)5).その結果,不飽和土の力学的挙動 をある 程度統一的かつ合理的に表現で きるよ うな有効応力式1)が提案 され るに至 っている. しか し ながら,不飽和土は気相,液相及び固相の三相混合体であるためにその要素試験が複雑であ り,不飽和土の力学的挙動 を統一的に説明す るまでには至 っていないとの指摘 もある6).上 記の点を考慮 して,村田ら7)紘,不飽和土の力学的挙動を評価す る応力パ ラメーターとして サクシ ョンに着 目し,不飽和粘性土 に対 して間隙水圧 と間隙空気圧および外的荷重 を独立 に 制御 した圧縮試験 とせん断試験 を実施 し,不飽和粘性土の体積変化特性および応カー ひずみ 関係に及ぼすサクシ ョンの影響 を明 らかにするとともに,不飽和土の力学的挙動を評価す る ための応力パラメーターとしてのサクシ ョンの有意性 についても検討 している. また,軽部 ら8)は,不飽和試料に対 して排水及び非排水三軸圧縮 ・伸張試験 を行 い,不飽和土 の圧縮 ・ せん断挙動 に及ぼすサクシ ョソの影響を構造 レベルおよび粒子間 レベルで解明 している.

・ 環境都市工学科助教授

‑ 島根大学理学部地質学科助教授

(2)

38 常田 亮 ・亀井健史

一方,不飽和土の地盤工学上の重要な問題のひ とつであるコラプス現象の解明を目的 とし た研究例が報告 されている.その代表例 として,JemingsandBurland9)は,不飽和粘性土 に対 して圧密試験 を行 い,Bishopの有効応力原理1)の適用 に関す る限界 を示 している. し か しなが ら, コラプス現象は水浸による有効応力 の低下に伴 って地盤のせん断強 さが減少 し, その結果,大 きな圧縮変形が発生するものであ り,有効応力の原理に反す る現象ではないと の報告例10)もある. また,亀井 ・榎本仙 12)は,不飽和土の膨潤挙動 とコラプス沈下挙動 を 定量的に把捉す ることを目的 として, シル ト質土 に対 して標準圧密試験装置を応用 した膨潤 試験 およびコラプス沈下試験を実施 し,膨潤特性 およびコラプス沈下特性 に及ぼす初期飽和 度 と初期乾燥密度お よび上載圧 の影響を定量的な面か ら解明 している.

これに対 して,不飽和土の強度 ・変形特性 に関 しては,川原 ・畠山13)が沖積粘土 と洪積 粘土 に対 してサクシ ョンの測定を伴 う一軸圧縮試験を行 った結果,不飽和土の一軸圧縮強 さ と初期サクシ ョソの間には,明瞭な相関関係が認 められると報告 している.また,島田 ・西 村14)は,まさ土 に対 してサクシ ョンを制御 した排気 ・排水一面せん断試験 を行 い,サ クシ ョンが40kPa程度以上になるとせん断強度がほ とんど増加 しな くなると述べている. さら に,締固めた不飽和 シル トに対 して排気 ・排水三軸圧縮試験を実施 した結果,強度特性 に及 ぼすサクシ ョソの影響 は, シル ト質土 より、も粘性土に大 きく表われるとの報告例 もある15).

以上のように,不飽和土の強度 ・変形感性 は,全応九 間隙水圧お よび間隙空気圧 に支配 されてお り,初期飽和度および初期乾燥密度の影響を大 きく受けていることが容易に想定 さ れ る. この点を考慮 して,筆者 ら16)は,初期乾燥密度 および初期飽和度 を変化 させ て静的 に締固めたDLクレイに対 してサクシ ョンの測定 を伴 う一軸圧縮試験 を実施 し,初期飽和度 および初期乾燥密度が一軸圧縮強 さと変形係数に及ぼす影響をある程度定量的に示 している.

しか しなが ら,上記 の報告16)は, シル ト質土 に関するものであ り不飽和粘性土 の強度 ・変 形特性に及ぼす初期飽和度 と初期乾燥密度の影響 に関 しては,未解明な点が残 されている.

以上のような観点から,本研究では,初期乾燥密度 と初期飽和度を変化 させて静的に締固 めた不飽和 カオ 1)ソに対 して,サクシ ョンの測定を伴 う一軸圧縮試験 を実施 し,不飽和粘性 土の強度 ・変形特性 に及ぼす初期乾燥密度 と初期飽和度の影響について検討 した.また,読 料の粒度組成の違いが,不飽和土の強度 ・.'t変形特性に及ぼす影響 についても考察 した.

2.試料 および実験方法

2‑ 1

実験に使用 した試料は,主成分が粘 土分であるカオ リンである.試料の物 理 的特性 と粒径加 積 曲線 をTable1

Fig.1に示す.供試体 は直径5cm, 高 さ10cmの円柱形 とし,供試体密度 の均質性 を考慮 して,直径5cm,高 20cmのモー ドル内の試料 を1cm/

minのひずみ速度で静的に締固めて作 成 した.また,供試体の内的条件 は既

}LP!8‑ou!JBqL‑33JOJ

//

0.001 0.DI D.1

GTAlnSは○ (M)

Fig.1Grainsizedistributioncurveofsample

(3)

でable1Indexpropertiesofsoilsample

SoilSample βS WL. Wp Ⅰp Sand Silt Clay (g/cm3) (%) (%) (%) (%) (%)

3 9

往の研究例16)を考慮 して,初期飽和度Srlを20, 40,60,80,85,90,95%の7種類 とし,初期 乾 燥 密 度pdlを1.266g/cm3 (0.85p。maX), 1.043g/cm3(0.7pdmax)の2種類 とした. なお, 本研究 では,初期乾燥密度が1.266g/cm3の場 合 に は初 期 飽 和 度 が20%,初 期 乾 燥 密 度 が 1.043g/cm3の場合 には初期飽和度 が90,95%

の条件 に関する実験が,供試体成形が不可能で あったので実施できなかった.

2‑ 2 実験方法

実施 した実験 は,サクシ ョンの測定を伴 うひ ずみ制御方式の一軸圧縮試験であ り,データの ばらつ きを考慮 して同一条件の供試体 に対 して

2本以上行 った.また,せん断時のひずみ速度 は1.0%/minとした17).なお,一軸圧縮試験は 不飽和土用三軸室を使用 して行 い,セル圧およ び間隙空気圧は大気圧 (oTc‑ ua‑0)とした.

3.実験結果および考察

3‑ 1 初期サクシ ョンと初期飽和度および初 期乾燥密度の関係

Fig.2お よびFig.3は,初期 サ クシ ョソS。l と初期飽和度S,lお よび初期乾燥密度pdIの関 係を示 している. ここで,図中の一点は,同一 条件の供試体 よ り得 られたSulの平均値である.

50575'‑(t)7.S

DLClay

△ pdI‑1.560dcDJ

▲ pd11.482gcED,

p耶‑1.326dcdTl

JHJ二ト

8I..0̲.

80lin OpdI

+ pdIi‑1‑1te..2064

6

3

g / C C T T R F I I , 「 F

TBA2

20 40 60 8O Ioo S.1 (%)

Fig.2Relationshipbetweeninitialsuction andinitialdegreeofsaturation

50575'‑

(t!Jq)tnS

J.0 I.) ).2 I.3 1.4 J.5 I.6

p dt (g/cma)

Fig.3Relationshipbetweeninitialsuction andinitialdrydensity

また,両 図 にはDLクレイの試験 結果16)を併

記 した. カ 1)オンおよびDLクレイのSu.は,pdlによらずSr.の増加に伴 って減少す る傾向 を示 してお り,その減少割合は,Srlが40%85%の場合を比較す ると, カオ リソでは45%

程度であるのに対 して,DLクレイの場合には約35%となってお り, カオ リンの減少割合が DLクレイよりも大 きいことがわかる.また,同Srl条件下 におけるS。lは, カオ リソがDL

クレイよ りも大 きな値を示 してお り,両者の差 はSrIの増加 に伴 って減少 し,SHが40%の 場合には20kPa程度であったものが,Srlが80%以上 になると約10kPaとなっている. さら に,Su.は,Fig.3に示す ように,S,1によらずpdlの増加 に伴 って減少 してお り,その減少

(4)

40 常田 亮 ・亀井健史 傾向には試料の粒度組成の違 いによる相違

が認め られない.

以上 の ことよ り,SuIは試料の粒度組成 の違 いによらず Srlお よびpdlの増加 に伴 ってほぼ同様の減少傾向を示す ことがある 程度明 らかとなった.

3‑2 圧縮応力 と軸ひずみの関係 50 異なる初期乾燥密度 pdlを有す る供試体

の圧縮応力 と軸 ひずみの関係 を,Fig.4(a), (b)に示す.pdl1.266g/cm3の場合,圧縮 応力は軸 ひずみの増加 に伴 って増加 し,変 形特性は若干異 なるものノの圧縮応力一瓶 ひ ずみ曲線 には,初期飽和度 S,Jに よらず明 瞭 など‑クが認め られ る. また,圧縮応力 ー軸 ひずみ 曲線 は,Srl80%以下 の場 合 には,約2%〜 3%の軸 ひずみで破壊 に至 っているのに対 して,Srlが90%以上 にな ると破壊ひずみが8%程度に増大 している.

これに対 して, pdJが1.043g/cm3の場合, 応力‑ ひずみ曲線 は,Srlが80%以下 の条 件 では明瞭 な ど‑クを示すが,Srlが由%

になると明瞭など‑クが認め られず,圧縮

150

(Et)

a loo

50

0

0 2 46 8 10 日 I4 16

8A (%)

0 2 4 6 8 10 )2 14 16 8■ (%)

Fig.4Typicalstressaxialstrainbehaviour 応力は軸ひずみが6%程度に達す るとほぼ

‑定借 を示 している. また,Srlが60%以下の場合には,圧縮応力ー軸 ひずみ曲線は,軸 ひ ずみが約2%に達す ると破壊 に至 っているのに対 して,Srlが80%を越 えると破壊ひずみが 9%程度に急増 している. さらに,同軸 ひずみ条件下における圧縮応力は, pd.によらず S,. の増加 に伴 って減少す る傾向を示 してお り,Srlが40%85%の場合 を比較す ると,一軸圧 縮強 さの減少割合は30%〜40%程度 となっている.

3‑3 せん断時のサクシ ョンと軸ひずみの関係

Fig.5(a),(b)は,異 なる初期乾燥密度pdlを有す る供試体 のせん断時のサクシ ョンSu 軸 ひずみの関係を示 している.せん断時のサ クシ ョンは,初期飽和度 Srlが85%以下 の場合 にはpdIによらず軸 ひずみの増加 に伴って僅 かに増加す る傾向を示 してお り,同様の傾向は 既往の研究例16)18)においても報告 されている. これに対 して,Srlが90%を越 えると,せん 断時のサクシ ョンは軸 ひずみの増加に伴 って僅かに減少 し,軸ひずみが7%〜 8%程度に達 す ると徐々に増加す る傾向を示 している. これは,Srlが90%以上 の場合 には,せん断の初 期 に正の間隙水圧が発生 していることを示唆 しているものと考 えられ,同様 の傾向はDL レイ16)においても認め られている.したが って,Srlが90%以上の場合 には,試料の粒度組 成 の違いによらずせん断の初期に正の間隙水圧が発生す るものと考 えられ る. また,サクシ ョンー軸 ひずみ曲線 は,SrIが同 じ場合 には破壊 ひずみが若干異 なるもののpulによらず ほ

(5)

8. (%)

0 2 4 6 8 10 12 14 16

(t!Jq)nS

eI (%)

0 2 4 6 8 10 12 日 16

Fig.5Typicalsuction・axialstrain behaviour

は類似 した挙動を示す ことがわかる.

3‑ 4 有効応力径路

N(CL)1b)N(tbtb)

00

50 100 150 (q'IqlT) / 2

50 100 150 (q'I+q'))/ 2

Fig.6Typicaleffectivestresspaths 異 なった初期乾燥密度 pdl条件下 における

有効 応 力径 路 を, Fig.6(a), (b)k示 す. なお, ここで は, (o1‑ 0T3)/2を平 均 軸 差 応 力, (o1'+or3')/2を平均有効応力 と定義 してい る.初期飽和度S,.が90%以上 の場合 には,有効 応力径路はpdlによらず平均有効応力の増加に伴 って平均軸差応力が増加 し,等方圧密非排 水三軸圧縮試験 より得 られた飽和土破壊線 (FailureEnvelope)に漸近 していき破壊に至 っ ている. これに対 して, SrIが85%以下の場合,有効応力径路 は,平均有効応力の増加 に伴 って平均軸差応力がほぼ直線的に増加 し破壊に至 ってお り, この挙動にはpd.による相違が 認め られない.また,破壊時の平均軸差応力は,Srlの低下 に伴 って増加す る傾向を示 して お り, この傾向は既往の研究例16)19)においても認 め られている. さらに, この ときの破壊 点は,pdlの違いによらずS,1の低下に伴 って飽和土破壊線か ら離れる傾向を示 している.

3‑ 5 強度特性

Fig・7お よびFig・8は,一軸圧縮強 さquと初期飽和度Srおよび初期乾燥密度 pdIの関係 を示 している.なお,図中の一点は,同一条件の供試体 よ り得 られたquの平均値 であ り, 両図にはDLクt/イの試験結果16)を併記 した.qupd.によらずSr.の増加 に伴 って減少す

(6)

42 常田 亮 ・亀井健史 K80linite

Op が‑1.266dcdl8

p が1.043dcn'

一、.

Ah

予言

● 2

ロ\ よ.\′

DLC18

p dI

p 朗

D p;Iyz‑1‑1E=1...453682026ggg/cccJnnnJI)

20 40 60 80 JOO S.i(%)

Fig.7Relationshipbetween仇ecompressive strengthandinitialdegreeofsatura‑

tion

る傾 向が認 め られ,Srlが80%以上 に なる と 減少割合が増大 してお り,その値 はSrlが40

% と85%の場合 を比較す ると, カオ リンで は 30%〜40%程度,DLクレイの場合 には約40

%であ る. この主要因 としては,Srlの増 加 に伴 って初期サ クシ ョンが低下 し,その結果, 見掛 けの粘着力が減少 しているためで あると 考 え られ る. また,Srlが80%以上 になる と q。の減少割合 が増大 す る現象 は,既往 の研 究例11)において報告 され てい る よ うに,Srl が80%程度 に達す ると膨潤変形量が急増す る ことと密接 な関係 にあるもの と考 えられ る.

さらに,同S,1条件下 にお け るq。は,pd.の 増加 に伴 って増加す る傾向を示 してお り, カ

0

≠ :b A,:

‥O.去 孝 :o :ク

千 了

K&oliTtite /

一 一一DLCl8y O Sr1‑ヰox

● S'1‑βOX

△ S.1‑80%

1.0 1.I I.2 1.3 1.4 J.5 1.6 pdi (g/cqS)

Fig.8Relationshipbetweenthecompressive strengthandinitialdrydensity

/

O p山Z80 nlee1.266dcn,

● p朗‑1/I .043g/czn‑

Af/I/ o′,.L{

+ ,8 / :i,7DO,J プ

020 40 60 80 川O

SuL(kPa)

Fig.9Relationshipbetweenthecompressive streng仇 and血esuctionatfailure オ リン の場 合 に は200/.〜30%程 度 (pd.‑

1.043g/cm3,1.266g/cm3を比較),DLク レイでは約70%〜850/.(pal‑1.326g/cm3,1.482 g/cm3を比較) の増加割合 となってい る. これは,DLクレイの主成分 がシル ト分であるた めに,pdlの増加 に伴 って正 のダイレイタンシーの影響 を大 き く受 けてお り,その結果,qu の増加割合が大 きくなった もの と考 えられ る.

Fig.9は, カオ リンとDLク t/イのquと破壊 時サ クシ ョンSu,の関係 を示 してい る.qu pdlに よらずSufの増加 に伴 ってほぼ直 線 的 に増加 す る傾 向を示 してお り,既往 の研究 例10)において も同様 の傾 向が認 め られている. この ことは,不飽和土 の一軸圧縮試験結果 を有効応力で整理す ることによって,内部摩擦角 と粘着力を算出す ることが可能であること

(7)

KO p朋‑1801p 刑ini‑1te..206463gg/ccrTnn',

ー▲

I,二I‑ここ二三lI S A ー● 0寸‑ ゴ 阜

● S f.I;‑::

D△ pdLCIaly‑1.560gcm,

0一ヽ一052

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′●

′ ‑O‑‑S.S.SrIlJI(DK8L0468C1000il%X%naiyte 0 1.] I.2 J.3 J.4 1.5 1.6 20 40 60 80 JOO PdI (g/cnS)

Srl (%) FigllRelationshipbetweenthemodulus Fig.10Relationshipbetweenthemodulus

ofdefom ationandinitialdegreeof saturation

を示唆 しているもの と考 えられる.

3‑ 6 変形特性

変形係数 ES。と初期飽和度 Srlお よび初期 乾 燥 密度 pdIの関係 を,Fig.10Fig.11に示 す. ここで,E5。は圧縮応力ー軸 ひずみ 曲線 上 において,一軸圧縮強 さquの1/2となる点 と原点 とを結ぶ割線係数で定義 した.なお, 図中の一点は,各供試体条件 におけるE5。の 平均値を示 してお り,両図にはDLクレイの 試験結果16)を併記 した.E5。は,全pd.条 件 下 において SrIの増加 に伴 って減少 してお り, その減少傾向は粒度組成 の違 いによらず ほぼ 類似 した挙動 を示 してい る. これ は, q。が SrIの増加 に伴 って減少 して いることが,そ の主要因で あ るもの と考 え られ る. また,

30 25

冨 20.5<

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買 151l bS 1] 0

5

ofdeformationandinitialdryden‑

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/DLCp d1p 朋p 仙18y‑1‑1‑1...543682026ggdcccnEJhn''

A /

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/.o Kaolinite

20 40 60 80 10 0

SvL(kPa)

Fig.12Relationshipbetweenthemodulus ofdefom ation andthesuction at failure

Srlの増加 に伴 うE5。の減少割合 は,Sr.が40

% と85%の場合 を比較す ると, カオ リンでは約70%〜80%,DLク レイの場合 には30%〜35

%程度である. さらに,両試料のE5。は,SrlによらずpdIの増加 に伴 って増加す る傾 向を示 してお り,その増加割合 は, カオ リソの場合 には約20% (Sr‑40,60%)〜50% (SrI‑80

%)(pdl=1.043g/cm3,1.266g/cm3を比 較),DLク レイで は15%〜20%程 度 (pdl〒1.326 g/cm3,1.482g/cm3を比較)である.

Fig.12は, カオ リソとDLクレイ16)E5。と破壊時サ クシ ョソ S。‑の関係 を示 してい る.

(8)

44 常田 亮 ・亀井健史

Table2Summaryofuncon丘nedcompressiontestresults PdI Srl W Sol SuE qu E50 ef ¢′

(g/d) (%) (%) (kPa) (kPa) (kPa) (kPa) (%) (

1.266 20 8.3

60 24.9 45 49 138.5 13800 1.7 28.8 80 33.2 37 39 116.8 7900 2.8 29.5 85 35.3 36 37 112.4 5100 3.0 30.2 90 37.4 30 31 102.0 3100 7.6 30.5 95 39.4 29 29 93.5 2600 8.1 l30.8

100 41.5 31.3

1.043 20 ll.7 62 65 125.4 15600 1.6 26.5 40 23.4 56 58 120.3 13300 1.8 27.1 60 35.1 47 50 113.8 11300 2.2 27.7 80 46.8 38 40 86.5 3800 8.6 28.0 85 49.8 36 37 73.3 2600 8.8 28.5 90 52.7

95 55.6

注)初期飽和度100%の条件における内部摩擦角は,等方圧密非排水三軸圧縮試験 結果 より算出した.

20 40 60 80 IOO S.1 (%)

Fig.13Variationin′withinitial degreeofsaturation

1.0 1.] I.2 I.3 l.4 1.5 I.6

p dI (g/cm8)

Fig.14Variationin¢′withinitialdry density

図 よ り, カオ リンお よびDLクレイのE5。は,Sufの増加 に伴 ってはば直線的 に増加 す る傾 向を示 してお り,試料 の粒度組成 の違 いに よる相違が認 め られ ない ことがわかる.

(9)

3‑7 内部摩擦角 と初期飽和度および初期乾燥密度の関係

Fig.13は,初期乾燥密度 pd,を変化 させた場合の内部摩擦角′と初期飽和度S,.の関係 を 示 している.′はpdIによらずSrIの増加 に伴 って増加す る傾 向を示 してお り,Srlが400/0

85%の場合を比較す ると,その増加割合 は, カオ リソでは10‑20程度,DLクレイの場合 には約10‑30である.また,同Sr.条件下における′は,DLクレイがカオ リソよ りも大 き な値を示 している. これは,SrIが同 じ場合には,DLクt/イの初期サクシ ョソSulの値が カ オ リソよ りも小 さい ことに起因 しているもの と考 えられ る. さらに,¢′は,Fig.14に示す よ うに,S,1によらずpdlの増加 に伴 って増大す る傾 向を示 してお り,その増加割合 は, カ オ 1)ソの場合には約5% (Fhl‑1.043g/cm3,1.266g/cm3の場合を比較)であるのに対 して, DLクレイでは40%〜50%程度 (pal1.326g/cm3,1.482g/cm3の場合を比較) となってい

る. これは,DLクレイの主成分がシル ト分であ るために,pdlの増加に伴 って正 のダイt/ イタンシーの影響を大 きく受 けてお り,その結果,¢′の増加割合が大 きくなった もの と考 えられる.

Table2は,今回実施 したサクシ ョンの測定を伴 う一軸圧縮試験結果をとりまとめている.

4.

本研究では,初期飽和度および初期乾燥密度の違 いが不飽和土の一軸圧縮試験結果 に及ぼ す影響を解明す るために,静的締固めによ り作成 した供試体に対 してサクシ ョソの測定を伴 う一軸圧縮試験を実施 した.また,粒度組成の違いが締固めた不飽和土の強度 ・変形特性 に 及ぼす影響 についても検討を行 った.

以下に,本研究 よ り得 られた主要な結論 を列記す る.

1) 同初期飽和度条件下 における初期サクションは, カオ リソがDLクレイよ りも大 きな値 を示 した. したがって,初期サクシ ョソは,試料の主成分が粘土分である場合には主成分 がシル ト分である場合 よりも大 きくなるもの と考 えられる.

2) 一軸圧縮強 さおよび変形係数は,試料の粒度組成の違 いによらず初期飽和度の増加お よ び初期乾燥密度の低下 に伴 ってほぼ類似 した減少傾向を示す ことが明らか となった.また, 初期飽和度の増加 に伴 う一軸圧縮強 さの減少割合 は,初期飽和度が40%85%の場合を比 較す ると, カオ リソでは30%〜40%程度,DLクレイでは約40%であった. これに対 して, 変形係数 の減少割合 (初期飽和度が40%85%の場合 を比較)は,カオ リ.ソで は約70%

〜80%であるのに対 して,DLクレイの場合には30%〜40%程度であった.

3) 初期乾燥密度 の増加 に伴 う内部摩擦 角の増加割合 は,DLクレイでは40%〜50%程度 (pal‑1.326g/cm3,1.482g/cm3の場合を比較)であるのに対 して,カオ リンの場合 には 5% (pal‑1.043g/cm3,1.266g/cm3の場合を比較)であった. このことよ り,講料 の 主成分がシル ト分である場合には,内部摩擦角は初期乾燥密度の影響を大 き く受 けるもの

と考 えられる.

参 考 文 献

1) Bishop,A.W.:Themeasurementofporepressureinthetriaxialtest,Porepressureand SuctioninSoils,pp.38‑46,1960.

Tabl e2Summar yofunc on丘nedcompr e s s i ont e s tr e s ul t s Pd I Sr l W So l Su E qu E5 0 ef ¢′

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によって作成 された供試体 よりも,最大応力比 (ヮmaⅩ) お よび終局強度 ともに大 きくなって いる.またこの憤向は,相対密度に依存

-10 より,既往の研究どおりコンクリートの乾燥収縮ひ ずみと粗骨材の乾燥収縮ひずみには高い相関が確認され

構造物に発生するひび割れを正確に予測する検討が進 められている。最近では,コンクリート部材の収縮が外