FIWARE –
都市を成長の原動力へ変革中
Kyoto Smart City Expo, October 5th, 2018
Ulrich Ahle
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何が、いつ、どこで、なぜ起きているかを記述したコンテキスト情報の周囲に、
Today data are very often organized in silos
多くの場合、データはサイロごとに蓄積されている
のが現状です
スマート
シティ
スマート
ロジスティクス
スマート エネルギー スマート インダストリ スマート 農業畜産 スマート ホーム スマート リテール スマート 港湾4
This is FIWARE!
• オープン API を通して多様なコンテキスト情
報にアクセスするためのオープンソース基盤
コンポーネント群のフレームワーク
• コンテキスト情報交換のための標準:
FIWARE-NGSI
(Next Generation
Service Interface)
•
FIWARE Context Broker
を主コンポーネ
ントとしてスマート サービスを提供する、ジェ
ネリック イネーブラー群およびソリューション
群
Open data publication
コンテキスト情報が収集されると、多くの有用な
FIWARE モジュールが利用可能になります
Advanced Web-based UI
(AR, 3D) Data/Apps visualization
IoT を実現する
FIWARE アーキテクチャー概要
6 Da ta/A PI Manage me nt Pub li ca tio n Mon etiza tio nCore Context Management (Context Broker)
Context
Processing, Analysis, Visualization
Interface to
IoT, Robotics and third party systems
De pl oy me nt too ls
スマート シティ向けの完全リファレンス アーキテクチャー
スマート シティ向けのハイブリッド型リファレンス アーキテクチャー
FIWARE により進むスマートシティの発展段階
1 2 3 • IoT を活用した分野別ソリュ ーションにより、各部局のサ ービスが効率化 • 過去のデータは、オープン デ ータとして公開 • 情報は依然として各サイロ内 に留まり、他サービスと連携 なし 効率的かつオープン データ エコノミー 対応 • 都市が、第三者データを含むプ ラットフォームとなり、革新的な ビジネスモデルが実現 • オープンかつ商用の各種デー タにより、多面的な市場が発達 4 • 水平プラットフォームが、各分 野別のサービスから “ライト タ イム” コンテキスト情報を収集 • 共通の各種情報モデル • 各種のスマート シティ管理運 営ソリューション 真にスマート ライト タイム オープン データの解放 • ライト タイム コンテキスト情報 を第三者に公開 • 認可とアクセス制御(API管理) • オープン イノベーション エコシステムシステム オブ システムズを形成する FIWARE
P R O D U C T P R O D U C TS M A R T + data C O N N E C T E D P R O D U C T + data PRODUCTSYSTEM SYSTEM OF SYSTEMS Cyber Physical System
www (ある種の)新規参入事業者 新たなビジネス モデル 旧来の事業者 新たなビジネスモデル 旧来の事業者/ 製品群
FIWARE Lab は、現在動作している FIWARE の実例であり、
先行試作や実験台に無料で利用可能です
14 の連合ノード: • ヨーロッパ (13) • メキシコ (1) • ブラジル (1) • セネガル (1) • インド (1, since 26.4.18) 仮想ホスト: 2592 VMs コンピューティング能力: • コア数: 4408 • メモリ容量: 19,2 Tb • ディスク容量: 1014,7 Tb12
各種のスマート サービスにおいて FIWARE のような
オープン ソース プラットフォームを用いる利点
基本的なソフトウェア(プラットフォームや一般的なイネーブラー群)が、誰でも、無 料で、無期限に利用可能であること 大規模な開発者コミュニティにより、基本的なソフトウェア コンポーネント群のメン テナンスや更なる開発が行われていること 多数のスタートアップやグローバル企業が、FIWARE に基づく各種のスマート ソ リューションやスマート サービスを提供していること エンド ユーザーにとっての所有コストを最小化できること 各種のオープン データ モデルとオープン API により、ベンダー ロックイン効果を 回避できること各種
ユース ケース
Predictive Maintenance Smart Parking Sound Analytics Drone-based Delivery14 目標: 都市向けの統合データ アナリテ
ィクス プラットフォーム上に構築される 様々な “Solutions for Society” により 、都市が、持続可能で、よりスマー トになること ターゲット顧客: スマート シティ 主な特徴: • 都市のリソースを管理&監視 • カスタマイズされた実装 • 分野横断的なスマート シティ プラットフ ォーム • 他アプリケーションとの容易な統合 • データ セキュリティ • 使いやすいユーザー インターフェース サンタンデール City Platform グリニッチ
City Insight Platform
リスボン
City Platform
ブリストル
Operations Centre
CCOC
Cloud City Operations CentreMANAGEMENT KPIs CITIZEN ENGAGEMENT STRATEGIC KPIs OPERATIONAL KPIs
目標: 車両メンテナンスを精密科学に 転換すること ターゲット顧客: 運輸分野、現場 サービス車両、 … 主な特徴: • 難しくない取り付け、導入 • リアルタイムの機械的分析を継続 • 予測に先進の人工知能技術 • 管理部門や作業場へのリアルタイ ムな通知
16 目標: インテリジェントな駐車スペ ース検知システムの提供 ターゲット顧客: 都市および駐車ス ペース運営事業者 主な特徴: • 人工知能による、リアルタイム画 像処理アルゴリズム • 画像のエッジ コンピューティング • We ベースのソリューション、モバ イル アプリ、ナビゲーション シス テムとの統合 • 路上にセンサー群を設置するの に比べて、インフラにかかる費用 を大幅に低減
目標: 騒音のモニタリングおよび 音が発生した事象の検知と同定 ターゲット顧客: スマートシティ、ス マート空間、セキュリティ関連企業 主な特徴: • 3D 音響キャプチャーを用いた先 進的かつ革新的な解析 • 月ごと、日ごとの読み取りと統計
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アイントホーフェンにおけ
る市長の挑戦:
- アイントホーフェンは安全な都 市 ですが ... - ストラトムスアイントでは、あ まりに多くのインシデントが報 告されています - テクノロジーが、インシデント の数を減らすのに役立つでし ょうか?City Pulse
ストラトムスアイント
データ アナリティクス
…
- 歩行パターンの検知 - ソーシャル メディアの分析 - 音響解析 - … これらは、警察への予測サCity Pulse
20 市を訪れる人や市民にとって、より安 全で、なごやかな環境を提供 警察のリソースは、本当に必要な場 所に集中して配備 事業主の修繕費や清掃費用を低減 アルコールに関するインシデントの数 が減り、必要な病院・医療リソースを 低減 ネガティブな広報が減ることで、ビジ ネスや観光客を呼び込み
City Pulse
目標: 配送サービス用ドローンの 自動化 ターゲット顧客: 物流事業者、医 薬品卸・販売代理店 主な特徴: • 飛行計画の自動立案 • コンテキスト アウェアな航空交 通管制 • 航空路の制御
22 CONNECT ROBOTICS – システム アーキテクチャー FIWARE GEs CONNECT ROBOTIC SPECIFIC SOFTWARE THIRD PARTY SW
目標: オーケストレートされたロボット管 理プラットフォームの提供 ターゲット顧客: スマート シティ、ロボッ ト開発者、ビル管理運営業者 主な特徴: • 状態監視 • 様々な種類のロボットや IoT デバイス の、遠隔配備と管理・運用 • FIWARE と ROS との橋渡しをするコ ンポーネント
Robotics platform :
RoboticBase
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FIWARE: 世界的規模での標準化
ETSI ISG CIM は、コンテキスト情報管理 API の名 前を "NGSI-LD" とすることを決めました。
当該仕様が FIWARE NGSI v2 に Linked Data の 最新の進歩を取り込んで活用しているという事実を 、明確にする狙いがあります。
FIWARE NGSI および Context Broker
テクノロジーは、2018 年 2 月 5 日、CEF
(Connecting Europe Facility) の構成要素とし て発表されました。 現行の CEF 構成要素: • eDelivery • eInvoicing • eID • eSignature • eTranslation. FIWARE 標準化:
FIWARE: 世界的規模での採用
• 共通 API: まずは FIWARE NGSI から • 各種の標準データモデル • オープンデータのプラットフォーム • 実装アプローチによる推進 117 都市 24ヶ国境 26
日本における FIWARE : 高松市
水位・潮位 避難所 レンタサイクル 本番環境 職員が観光及び防災分野で実際にデータを 利活用したサービスにより業務を遂行 実証環境 産学民官の多様な主体者が自由にデータを 利活用できる環境を構築 多様なデータ 企業 大学・高専 行政 FIWARE • データ利活用を継続的に推進する仕組みの整備「スマートシティたか まつ推進協議会」の設立(平成29年10月)・運営 • 「スマートシティたかまつシンポジウム2018 」の開催(平成30年2月 24日) sandbox FIWARE 協議会 実証に活用 可能なデータ日本における FIWARE : 加古川市
見守りカメラ システム 見守りサービス システム 走行データ 収集システム 加古川市 オープンデータ FIWARE BI ツール API 公開サイト 統合ダッシュボード バスロケサービス 市の安全・安心に関わる既設システムのデータ統合・利活用28
FIWARE では、官民パートナーシップ(PPP)という手法が
成功への道に!
• FIWARE の歴史は 6 年前、Horizon 2020 下で欧州委員会が始動した
将来インターネット官民パートナーシップに端を発します
• 官民合わせて 5 億ユーロのファンドが投資され、オープンソース IoT プラ
ットフォームやデータ標準、アプリケーションの数々が作成されました
• 1,000 近いスタートアップを含む大きなエコシステムが形成されています
FIWARE Foundation
FIWARE Foundation
• Atos, Engineering, Orange および Telefonica 社により 2016 年末設立 • 本部ベルリン • 世界中から実に 150 を越える会員
主要業務
• FIWARE エコシステムのマネジメント、お よび一層の振興 • FIWARE テクノロジーの産業化 • 元々の注力分野であるスマート シティか ら、農業食品や、インダストリー 4.0 を含 むスマート インダストリー分野 – 20118 年 5 月からはスマート エネルギー分野 へも – 注力領域を拡大強化30
FIWARE Foundation は、18 ヶ月で
約 190 の会員を擁するまでに成長
PLATINUM GOLD GOD SEU ASSOCIATE
This is FIWARE
The open source platform
for our smart digital future!
Thank you!
www.fiware.org
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Ulrich Ahle FIWARE CEO