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VERITAS NetBackup™ の技術概要

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W H I T E P A P E R

VERITAS NetBackup™ の技術概要

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W H I T E P A P E R

目次

製品の概要... 5 NetBackup の主な機能... 5 NetBackup 管理コンソール ... 6 NetBackup サーバーとクライアント ... 6 NetBackup 集中管理 ... 7

VERITAS NetBackup Global Data Manager™... 8

VERITAS NetBackup Desktop and Laptop Option... 10

ディスクベースのバックアップとリカバリ ... 11 合成バックアップ... 11 合成バックアップの利点 ... 11 リカバリ オペレーションの改善 ... 11 ネットワーク トラフィックの減少... 11 ドライブ使用効率の向上... 11 合成バックアップのしくみ ... 11 合成バックアップが効果のあるシナリオ例 ... 12 ディスク ステージング ... 13 ディスク ステージングの動作 ... 13 バックアップとリカバリのチェックポイント再始動 ... 14

NetBackup Advanced Client... 16

ディスクベース スナップショット機能の概要... 16

NetBackup Advanced Client とファイルシステムのオンラインバックアップ ... 16

ローカルスナップショット手法 ... 16

FlashBackup... 17

NetBackup Advanced Client とディスクアレイ サポート ... 18

Netbackup Advanced Client とインスタント リカバリ ... 20

Netbackup Advanced Client とオフホスト バックアップ... 20

代替クライアントバックアップ方法 ... 21

サードパーティ コピー デバイス方法と NetBackup メディアサーバー方法 ... 21

Netbackup Advanced Client とブロックレベルのインクリメンタルバックアップ/リカバリ... 23

中断のないデータアベイラビリティのための機能 ... 24

リレーショナル データベース管理システム(RDBMS)のオンラインバックアップ ... 24

Oracle データベースのプロテクション... 25

NetBackup Advanced Client と Oracle データベースのブロックレベル インクリメンタルバックアップ/リカバリ ... 25

RMAN スクリプト自動生成 ... 26 Oracle データのアーカイブ ... 26 オンライン SAP R/3 バックアップ/リカバリ ... 27 ハイパフォーマンス Lotus バックアップ/リカバリ... 28 IBM DB2 バックアップ/リカバリ ... 29 DB2 スクリプト自動生成... 29 ネットワーク接続ストレージ(NAS)の NDMP バックアップ ... 30 サポートされる NDMP 構成 ... 30 NDMP バックアップ... 30

Direct Access Recovery(DAR) ... 31

NetBackup ホストと NDMP ホストの間でのライブラリの共有 ... 31 NDMP 接続デバイスの自動検出 ... 31 VERITAS NetBackup におけるバックアップとリカバリの基本概念 ... 33 ストレージユニット ... 33 VERITAS NetBackup ポリシー ... 33 スケジューリング... 34 データベースのバックアップ方法 ... 38 基本的なバックアップ プロセス ... 39 多重バックアップ... 40 自動マルチストリーム クライアント ... 41 バックアップデータの圧縮 ... 41

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W H I T E P A P E R ネットワーク(CIFS/NFS)ファイルのバックアップ ... 42 リストアの基本概念 ... 43 ディスクベースのリストア ... 44 リストアのマルチプレキシング ... 44 代替クライアントへのリストア... 44 サーバーに依存しないリストア ... 45 複数サーバー環境でのリストア... 45 ディザスタ リカバリ シナリオにおけるサーバーに依存しないリストア ... 45 True Image リストア ... 46 移動したディレクトリとファイルのバックアップ/リストア ... 47

VERITAS NetBackup for Windows ... 47

リモート管理... 48

Microsoft SQL サーバーのオンライン データベース バックアップ... 48

Microsoft Exchange Server のバックアップとリカバリ ... 48

Microsoft SharePoint Portal Server のバックアップとリカバリ... 49

Microsoft Windows ボリューム シャドウ コピー サービスのサポート ... 50

Microsoft Windows Storage Server のサポート... 50

オープンファイルの管理 ... 50 セキュリティ... 51 認証... 51 認可... 51 暗号化 ... 53 デバイスとメディアの管理 ... 54 ボリューム管理の基本プロセス ... 54

SHARED STORAGE OPTION(ダイナミック ドライブ共有)... 55

テープライブラリの共有... 56 ロボット インベントリの管理 ... 57 スクラッチプール... 58 サイズの大きいイメージを複数ボリュームに分散 ... 58 メディアの使用期間およびマウント回数の追跡 ... 58 メディアの上書きを防止 ... 58 メディアの検証... 58 NDMP イメージの複製 ... 58

VERITAS NetBackup Vault ... 59

メディアのインポート... 59 管理と操作 ... 61 管理者用インタフェース... 61 ユーザー インタフェース ... 63 インストール ... 64 設定... 65 アクティビティの監視 ... 65 レポートとログ... 66 オペレーション レポート ... 66 進行状況ログ... 66 詳細アクティビティ ログ ... 66 エラー レポート ... 66 クラッシュ リカバリ... 66 内部データベース ... 66 サポートされるハードウェアとソフトウェア... 67 まとめ ... 68 付録 A : FAQ... 69 付録 B: 用語集 ... 72

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©Copyright 2004 VERITAS Software Corporation. All rights reserved. VERITAS、VERITAS SOFTWARE、VERITAS ロゴ、 およびその他の VERITAS 製品は、米国および各国の VERITAS Software Corporation の商標または登録商標です。 その他の会社名、製品名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

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製品の概要

VERITAS NetBackup™ は、デスクトップからデータセンターまでのデータを保護するための完全なソリューションです。 NetBackup は、業界のトップに位置するデータプロテクション ソリューションで、単一の管理インタフェースを介して集中管 理を実現します。VERITAS NetBackup は多層アーキテクチャを採用しており、高速で確実なデータセンター対応のバック アップ/リカバリ ソリューションをお客様にお届けします。このソリューションによって、データ サイズがテラバイトからペタバ イトまでの環境を保護することができます。NetBackup の「マスター」サーバーは、他の「メディア」サーバーを実働サー バーとして使用し、高度に集中化された方法でバックアップとリカバリを実行します。

NetBackup の新しい Desktop and Laptop Optionは、企業環境内のデスクトップとラップトップのバックアップを集中管理 するためのスケーラブルで実践的なソリューションを提供します。NetBackup の Desktop and Laptop Optionは別のホワ イトペーパーで説明しますが、追加情報については、http://www.veritas.com/ のベリタス Web サイトを参照してください。

NetBackup の主な機能

VERITAS NetBackup の主な機能には、業界で最先端を行くメディア管理、ディザスタ リカバリ サポート、および直感的な Java および Windows 管理インタフェースがあります。その他の重要な機能としては、合成バックアップ、ディスク ステージ ング、バックアップとリカバリのための Advanced Client および チェックポイント再始動 機能があります。VERITAS NetBackup は、UNIX、Linux、Microsoft Windows の混合環境でのデータプロテクションに加えて、Oracle、IBM DB2、 SAP R/3、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Portal Server、Lotus Notes & Domino Server、および Sybase などすべての主要なアプリケーションを対象としたアプリケーション対応の高度な機能を 提供します。VERITAS NetBackup は、クライアント/サーバー ネットワーク内の UNIX、Linux、Windows、および PC クラ イアントシステムに対して、ハイパフォーマンスのバックアップ、アーカイブ、およびリカバリ サービスを提供します。 NetBackup は、スタンドアロン システムから企業全体のシステムまで、あらゆる規模の運用に低コストで対応します。 ストレージデバイスとしては、ディスク、テープ、または光ストレージが使用できます。VERITAS NetBackup のコンポーネ ントである VERITAS NetBackup メディア マネージャは、テープと光ストレージを管理します。また、他の ベリタス ストレー ジ製品とセカンダリストレージ デバイスを共有できるように設計されています。NetBackup は、大部分のテープライブラリ に対して自動化された広範囲のサポートを提供します。これにより、ユーザーの介入が必要な場面はほとんどなくなります。 管理者は、定期的またはカレンダベースのスケジュールを設定して、ネットワーク上のクライアントに対して、無人の自動化 バックアップ オペレーションを実行できます。対象となるオペレーションは、フルバックアップまたはインクリメンタルバック アップです。フルバックアップの処理対象はすべてのファイルですが、インクリメンタルバックアップの処理対象は最後のフ ル/インクリメンタルバックアップ以降に変更されたファイルに限定されます。管理者は、自動バックアップを慎重にスケ ジューリングすることによって、一定期間にわたる系統的で完全なバックアップを実現し、ピーク時間外のネットワーク トラ フィックを最適化することができます。 NetBackup では、ネットワークに加わる作業負荷を最小限にし、迅速なバックアップとリストアを行う合成バックアップを提 供しています。合成バックアップは、1 回のフルバックアップと任意の回数の増分バックアップから自動的に作成されます。 合成バックアップにより、1 つのバックアップイメージからの迅速なクライアント リストアが可能となります。合成バックアップ ではネットワーク帯域幅の消費が少ないため、アプリケーション ホストへの影響が軽減されます。 管理者は、定期バックアップに加えて、自動バックアップで指定した基準と同じ基準を使用して、クライアントデータの手動 バックアップを実行することができます。手動バックアップ オペレーションが役に立つのは、定期バックアップを実行できな かったクライアントをバックアップする場合や、新しいソフトウェアをインストールする前にシステム設定を保存する場合など の特殊な状況です。 NetBackup クライアント ユーザーは、オペレータや管理者の介入なしに、クライアントシステム上のデータを対象とした バックアップ、アーカイブ、およびリストアのオペレーションを実行できます。ユーザー志向のバックアップ方式により、ユー ザーは各自のファイルを即時にオンデマンドで保護できます。ファイルを破損したり、誤って削除した場合、ユーザーはこれ らのファイルをプライマリ ディスクスペースにリストアすることにより、バックアップまたはアーカイブされた任意のファイルを 迅速かつ容易にリカバリすることができます。 NetBackup マスターサーバーは、すべてのバックアップ/リストア オペレーションについての情報を記録したデータベース

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を保護するためのバックアップ手順が特別に提供されています。バックアップに大きなディスクスペースと長時間を必要と する大きなカタログをユーザーが容易に管理できるように、カタログ アーカイブ機能が提供されています。カタログ アーカ イブでは、大きなカタログファイルをセカンダリストレージに移動することにより、オンライン カタログデータのサイズを小さく します。NetBackup 管理では、定期的なカタログ バックアップが引き続き必要ですが、大量のオンライン カタログデータが ないため、バックアップが高速になります。 図 1: NetBackup 管理コンソール

NetBackup 管理コンソール

NetBackup 管理コンソールには、図 1 に示すように、直感的なエントリ ポイントが表示され、NetBackup の管理の各カテ ゴリに簡単に入れます。主な管理業務は次の 3 つの管理領域に分類されます。NetBackup 管理、 メディアとデバイスの 管理、ボールト管理です。NetBackup 管理領域では、マスターサーバー、メディアサーバー、あるいはクライアントごとに、 レポートの実行、バックアップポリシーおよびストレージユニットの作成、カタログの管理、およびホストプロパティの設定が 可能です。メディア/デバイス管理領域では、テープメディア/デバイスを管理できます。管理の範囲は、テープメディア グ ループおよびプールの作成からデバイスの監視までです。ボールト管理領域では、メディア管理を拡張し、オフサイトの テープ ボールトの全ての操作を自動化して管理します。さらに、NetBackup 管理コンソールは、多くの定型業務を簡素化 するための各種の設定ウィザードがあります。

NetBackup サーバーとクライアント

VERITAS NetBackup にはクライアント ソフトウェアとサーバー ソフトウェアの両方が組み込まれています。サーバー ソフ トウェアは、セカンダリストレージ用の物理デバイスを管理するプラットフォーム上にのみ存在します。クライアント ソフトウェ アは、バックアップ対象のデータを格納している個々のクライアントシステム上に存在します。たとえば、NetBackup 環境で は、サーバーがクライアントであることも可能です。このアーキテクチャでは、クライアント ソフトウェアがバックアップ対象の データストリームを生成し、サーバー ソフトウェアがこのデータストリームをセカンダリストレージ デバイスに送ります。

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NetBackup 集中管理

VERITAS NetBackup™ の環境では、1 つのサーバーの管理下で複数のサーバーが連携して動作します。この関係では、 管理側の NetBackup サーバーが「マスター」サーバーに指定されます。他のサーバーは「メディア」サーバーに指定され、 マスターサーバーの制御下で動作します。ただし、マスターサーバーがメディアサーバーとして機能することもできます。 NetBackup のすべての管理機能は、中央のマスターサーバーから実行されます。マスターサーバーは、各メディアサー バーのすべてのバックアップ スケジュールを制御します。各メディアサーバーは、マスターサーバーの指示の下で実際の バックアップ オペレーションを実行します。バックアップデータは、それぞれのメディアサーバーの該当するストレージデバ イス上に存在します。1 つのマスターサーバーとそれに関連付けられたメディアサーバーは、全体で NetBackup ストレー ジドメインと呼ばれます。大きなネットワークの場合、複数のドメインを持つ場合があります。クライアントシステムは、データ を NetBackup サーバーにバックアップします。 図 2 に、簡単な NetBackup マスター/メディアサーバー構成を示します。NetBackup ストレージドメイン内のマスターサー バーは、このストレージドメイン内のすべてのバックアップ オペレーションに対して単一管理ポイントとして機能します。管理 者は、バックアップポリシーの策定、すべてのメディアとメディア プールの管理、ストレージドメイン内のすべてのローカル デバイスとリモート デバイスの設定を行います。これらの設定はマスターサーバーから行うため、各メディアサーバーにロ グインしたり、直接アクセスする必要はありません。マスターサーバーは、バックアップ スケジュールなどの設定情報を保 管する他に、ストレージドメイン全体のバックアップカタログを格納しています。ユーザーはこのカタログを参照して、ファイ ルを検索してリストアすることができます。 図 2 からわかるように、ドメイン内のメディアサーバーにより設定されたデバイスは、バックアップ/リストア オペレーション用 の追加ネットワーク ストレージユニットになります。クライアントに大量のデータが存在する場合、このクライアントをメディア サーバーとしても機能するように設定することは、バックアップ時間を短縮し、ネットワーク オーバーヘッドとトラフィックを低 下させる上で有効な方法です。 NetBackup ストレージドメイン マルチベンダーの クライアント NetBackup マスターサーバー UNIX、Linux、 および Windows 単一管理ポイント ・バックアップポリシー ・すべてのメディア管理 ・リモート デバイス管理 ・統合バックアップ カタログ NetBackup メディアサーバー UNIX、Linux、 および Windows NetBackup メディアサーバー UNIX、Linux、 および Windows マルチベンダーの テープデバイスおよび 光ストレージデバイス マルチベンダーの テープデバイスおよび 光ストレージデバイス 図 2: NetBackup マスターサーバーとメディアサーバーから構成されるストレージドメイン

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バックアップイメージが NetBackup ドメイン内に存在する実際の場所は、NetBackup 管理者とユーザーにとって完全にト ランスペアレントです。VERITAS NetBackup のメディア マネージャは各 NetBackup サーバー上に存在し、このサーバー 上のセカンダリストレージ メディアおよび周辺デバイスを管理します。 NetBackup ドメインは、ハイアベイラビリティを実現する高度な機能を数多く提供するため、NetBackup 環境での連続した 処理が可能になります。たとえば、ドメイン内のいずれかの NetBackup サーバー上のストレージユニット(ロボティックデバ イスやテープデバイスなど)がダウンすると、NetBackup マスターサーバーは、同じドメイン内の別のストレージユニットに バックアップデータを自動的に転送することができます。あるメディアサーバーにアクセスできなくなると、別のメディアサー バーがバックアップ オペレーションを引き継ぐことができます。プライマリストレージ ユニットでスクラッチ メディアが使用で きない場合、NetBackup はバックアップデータを別のローカル ストレージユニットやドメイン内の別の NetBackup サー バーに接続されたストレージユニットに転送することができます。また、ベリタスソフトウェアでは、ハードウェア障害やシス テム障害が発生した場合に NetBackup マスターサーバーを保護するため、ハイアベイラビリティ ソフトウェア製品である VERITAS Cluster Server™ をお勧めします。ここで説明したすべての機能により、NetBackup ドメイン内のすべてのデー タは保護され、障害が発生した場合に迅速にリカバリすることができます。

VERITAS NetBackup Global Data Manager™

複数のローカル/リモート NetBackup ドメインが実装されている環境では、監視タスクとレポート タスクを大幅に簡素化す るため、VERITAS NetBackup Global Data Manager™(GDM)を使用することができます。Global Data Manager は、 オプションのソフトウェア レイヤであり、企業内や世界中に存在する複数の NetBackup ドメインに対して、集中管理、監視、 およびレポートの機能を実現します。1 つの企業内で Global Data Manager によって監視されるすべての NetBackup ド メインを、Global Data Manager ドメインと呼びます。Global Data Manager は、VERITAS Backup Exec™ 環境の管理、 監視、およびレポートも実行できます。 アント クライアント クライアント クライアント クライアント クライア マスターサーバー マスターサーバー マスターサーバー メディアサーバ メディアサーバー メディアサーバー メディアサーバー メディアサーバー メディアサーバー ニューヨークのストレージドメイン 東京のストレージドメイン ロンドンのストレージドメイン

図 3: VERITAS NetBackup Global Data Manager アーキテクチャ

Dashboard とも呼ばれる Global Data Manager 起動ウィンドウを 図 4 および 5 に示します。Global Data Manager Dashboard では、VERITAS バックアップとリカバリの環境全体を示す単一の状態ビューを提供します。

Global Data Manager は、異なる NetBackup マスターサーバーまたは Backup Exec メディアサーバーのそれぞれから 適切な情報を抽出することにより、監視と管理のための拡張機能を提供します。情報の抽出元となるサーバーを、Global Data Manager 管理対象サーバーと呼びます。次に、Global Data Manager はこの情報を Global Data Manager サー

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バー上で処理します。Global Data Manager が Global Data Manager ドメイン全体の情報を収集すると、ユーザーは自 身の環境を全体として確認することができます。また、Global Data Manager ドメイン内の個別サイトまでドリルダウンする こともできます。Global Data Manager Dashboard は、NetBackup と Backup Exec の設定情報と展開の詳細だけでは なく、直前の 24 時間以内に失敗したジョブや正常終了したジョブの詳細など、各種のリアルタイム統計を表示します。

NetBackup 管理コンソールまたは Backup Exec Remote Administrator のインコンテキスト起動は、Global Data Manager Dashboard から直接開始できます。ユーザーは、これらの標準コンソールをどちらからでも起動できます。バッ クアップ オペレータはこれまでと同じ慣れたインタフェースで作業できるため、トレーニングに投じたこれまでの投資が無駄 になりません。さらに、監視対象のバックアップサーバーと Global Data Manager によって起動された管理コンソールの間 でコンテキストが保存されます。たとえば、ユーザーが NetBackup サーバー上でドライブの問題を検出した場合、Global Data Manager は、問題のサーバーを対象とする管理コンソールを起動して、さらに「ドライブ」ウィンドウも表示します。こ れにより、ユーザーは必要なユーザー インタフェースをすぐに使用して、問題に対処できます。

図 4: Global Data Manager により問題が確認された場合、ユーザーはインジケータ アイコンをクリックして、VERITAS NetBackup または Backup Exec の管理コンソールを相互に起動するだけで、問題を解決することができます。

Global Data Manager は設定可能な重要パラメータを 2 つ提供します。これらのパラメータにより、データを管理、監視す る場合の感度が決まります。「障害しきい値」は、外来「ノイズ」あるいは不要データを除外したレポートを発行するためのレ ベルをパーセントで設定します。たとえば、テープドライブ数が 10 の NetBackup ドメイン内でダウンしたテープドライブを 管理、監視することが必要な場合に、障害しきい値を 15 % に設定すると、2 つ以上のテープドライブがダウンした場合に 管理者に警告が発行されます。「検査時間」は、Global Data Manager が過去にさかのぼって検査するジョブ アクティビ ティの時間数を表します。デフォルトの検査時間は 24 時間です。必要に応じて、このパラメータを調整して別の参照時間 フレームを指定できます。

Global Data Manager により各種のレポートが発行されます。「問題と状況」レポートは、Global Data Manager ドメイン 内の監視対象および管理対象のサーバー上に存在するすべての問題のリストを表示します。関連するステータス レポート には、「重大」、「警告」、「通知」のステータス情報が表示されます。「ドライブ ステータス サマリー」レポートは、システム内 のすべてのテープドライブの現在の状態を示します。関連するステータス レポートには、「警告」(ダウンしたテープドライブ の比率が大きいなど)、「通知」(複数のテープドライブがダウンしているが、その比率は、あらかじめ設定されたしきい値よ りも小さいなど)、「未知」(NetBackup マスターサーバーまたは Backup Exec メディアサーバーに接続できないなど)、お よび「正常」(ダウンしているテープドライブは存在しないなど)が表示されます。「一般ステータス」レポートは、Global Data Manager ドメイン内の各管理対象サーバーの一般ステータスのリストを表示します。追跡結果として表示されるステータス 情報には、「カタログサイズ」(格納されているカタログの合計サイズのメガバイト数など)、「失敗ジョブ」(過去 24 時間以内 に失敗したジョブの数など)、「危険なクライアント」(あらかじめ設定された時間内にバックアップされなかったクライアントの 合計数など)などがあります。

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図 5: Global Data Manager Dashboard には、監視機能とレポート機能に関連する複数のビューがあります。

VERITAS NetBackup Desktop and Laptop Option

デスクトップとラップトップ両方でクリティカルデータを扱う企業のニーズに応えるのが、VERITAS NetBackup Desktop and Laptop Option です。VERITAS NetBackup Desktop and Laptop Option は、ユーザーが社内にいても移動中でも、 中断のないディスクベースのデータプロテクションを実現します。この新規オプションによってユーザーはファイルをリストア し、複数のデスクトップとラップトップ間で同期を取ることができます。NetBackup の Desktop and Laptop Option は、ユー ザー データを既存のネットワーク ストレージまたはローカル マシンに自動的にコピーすることにより、既存の IT インフラお よびポリシーに容易に統合されるため、総所有コストが削減されます。

NetBackup Desktop and Laptop Option はネットワーク共有を利用した低負荷なディスクベースのデータプロテクションソ リューションであると同時に、ファイル同期も実現します。ユーザーは自分の作成するデータが常に安全な環境にあるとい う安心のもと、オフィス業務や出張業務を存分に果たせるようになります。NetBackup Desktop and Laptop Option では、 ユーザーの必要に応じて継続バックアップ、定期バックアップ、もしくは手動によるバックアップを柔軟に選択できます。 複数のデスクトップ コンピュータを利用する環境では、NetBackup Desktop and Laptop Option を利用することにより、 ネットワーク上の PC 間のデータを自動的に同期させることができます。この結果、場所を選ばず、常に最新のファイルを 利用することができるようになります。社内にいるか移動中かを問わず、どのコンピュータでも利用できるようになります。 ユーザーは、NetBackup Desktop and Laptop Option を使用することにより、社内にいるときでも移動中であっても、直感 的なユーザー インタフェースを介して自分のデータやファイルを容易に取り込むことができるため、作業の効率が向上しま す。

NetBackup Desktop and Laptop Option はシンプルに設計されているため、専用のアプリケーション サーバーを用意す る必要はありません。既存のインフラをそのまま利用できますし、既存の運用ポリシーにも簡単に適合できます。さらに、 NetBackup Desktop and Laptop Option は、ユーザー個人のデータを格納する先として既存のデータストレージを利用し ます。わざわざハードウェアを増設したり、人材の補充や大きな投資をすることなくデスクトップとラップトップを保護できま す。

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ディスクベースのバックアップとリカバリ

合成バックアップ

ユーザーは、NetBackup を使用することにより、合成バックアップを作成できます。合成バックアップは、1 回の従来型(統 合でない)フルバックアップと任意の回数のインクリメンタルバックアップまたは累積インクリメンタルバックアップから自動 的に作成されます。NetBackup は、必要に応じて、1 回の累積インクリメンタルバックアップと任意の回数の差分インクリメ ンタルバックアップから統合累積インクリメンタルバックアップを作成することもできます。NetBackup クライアントは合成 バックアップを使用することにより、従来型のバックアップからデータをリストアしたときと同じ方法で、ファイルとディレクトリ をリストアすることができます。 合成バックアップの利点 NetBackup ユーザーは合成バックアップを実行することにより、いくつかの効果を期待できます。次にそれぞれを説明し ます。 バックアップ処理がクライアントではなくマスターサーバーまたはメディアサーバー上で実行されます。 合成フルバックアップの 1 つのメリットは、バックアップの処理が NetBackup クライアントではなく、NetBackup マスター/メ ディアサーバー上で実行されることです。従来型のフルバックアップでは、最後のインクリメンタルバックアップ以降変更の なかったファイルが存在しても、すべてのファイルが NetBackup クライアントから NetBackup マスター/メディアサーバー にコピーされます。 NetBackup ユーザーが合成バックアップを作成すると、最後のインクリメンタルバックアップ時に新規のファイルまたは変 更されたファイルがすでにメディアサーバーにコピーされているという事実を、NetBackup は最大限利用します。インクリメ ンタル データをメディアサーバー上でつなぎ合わせて、新しい正確なフルバックアップを作成するために、クライアントが稼 動していることさえも NetBackup では必須要件ではありません。 リカバリ オペレーションの改善 NetBackup ユーザーは合成バックアップを使用することにより、クライアントシステムまたはデータをリストアする場合に、 一連のバックアップイメージからリストアするのではなく、単一のバックアップイメージからリストアすることができます。これ により、リカバリのスピードとパフォーマンスが著しく改善します。 ネットワーク トラフィックの減少 合成バックアップのもう 1 つの効果は、ファイルがネットワーク上を転送される回数が 1 回のみであるため、ネットワーク ト ラフィックが減少し、データの格納に必要なテープの数が減少することです。 ドライブ使用効率の向上 バックアップの統合は、ドライブが通常使用状態でない場合に実行できます。たとえば、バックアップが主として夜間に行わ れる場合、ドライブを昼間に利用して、フルバックアップを統合することができます。 合成バックアップのしくみ 次の図で、既存のフルバックアップ(A)とフルバックアップ間のインクリメンタルバックアップから、どのように合成バックアッ プ(B と C)が作成されるかを示します。

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A B ディスクへのインクリメンタル バックアップ (9 月 29 日(月) から 10 月 4 日(土)) B C 従来型のテープへのフルバックアップ (2003 年 9 月 28 日(日)) 新規合成フルバックアップ (2003 年 10 月 12 日(日)) 合成フルバックアップ (2003 年 10 月 5 日(日)) テープへの合成フルバックアップ (2003 年 10 月 5 日(日)) ディスクへのインクリメンタルバックアップ(10 月 6 日(月)から 10 月 11 日(土)) 図 6: NetBackup 合成バックアップの例 上の例からわかるように、従来型のフルバックアップ(A)とインクリメンタルバックアップは、データをクライアントのファイル システムからディスク ステージング領域にコピーし、次にテープに移動するという従来型のバックアップ方法を使用すること によって、合成バックアップイメージ(合成フルバックアップ B と C)を作成しています。合成バックアップはクライアントシス テムとの対話なしに実行され、バックアップは NetBackup メディアサーバー上で統合されます。 合成バックアップが効果のあるシナリオ例 合成バックアップが効果のある環境の例として、バックアップ対象の NetBackup クライアントが運用しているファイルシス テムの毎日の変更が中ないし小のレベルの場合が考えられます。たとえば、毎日すべてのファイルの約 5 % が変更され る環境が 1 つの例でしょう。 毎日の変更が大きいクライアントの場合、インクリメンタル データが大きくなるため、合成バックアップは従来型のフルバッ クアップを作成するのと比べて必ずしも効果的とはいえません。たとえば、NetBackup クライアントが患者レコードを格納 する可能性のある医療機関の場合が当てはまるでしょう。この場合、医療レコードのファイルに加わる変更は大部分が追 加であり、NetBackup の新規クライアントが追加されるのはまれです。 合成バックアップについて詳しくは、ホワイトペーパー「NetBackup 5.0 – バックアップとリストアの問題をディスクを使って 解決 (http://eval.veritas.com/ja/JP/downloads/pro/nbu5_disk_wp.pdf)」を参照してください。

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ディスク ステージング

ディスク ステージングは、NetBackup 管理者が、バックアップイメージを最初にディスク上に作成し、後の時点でこのイメー ジを別のタイプのメディアに移動するバックアップ方式です。NetBackup のディスク ステージングのプロセスは 3 つのス テージから構成されます。最初のステージで NetBackup バックアップイメージをディスク上に作成し、次のステージで別の タイプのメディアにこのバックアップイメージを移動します。後のステージの時点は設定が可能です。さらに、ディスク ステー ジングではバックアップとリストアが高速になります。また NetBackup ユーザーはディスク ステージングを使用することに より、イメージのマルチプレキシングに伴う問題点に悩まされることなく、データをテープデバイスに容易にストリーミングす ることができます。 NetBackup 環境で、ディスク ステージングが有効になるのは、次のような場合です。 テープドライブが少なかったり、使用できない場合にバックアップを可能にする。 ディスクからの高速リストアを可能にする。 イメージのマルチプレキシングなしにデータのテープへのストリーミングを容易にする ディスク ステージングの動作 ディスク ステージングの動作例を次に示します。 NetBackup を使用しているお客様が次の量のバックアップデータを生成するものとします。 月曜日:200 MB 火曜日:300 MB 水曜日:300 MB 木曜日:200 MB 金曜日:500 MB このお客様が、ディスク ステージング ストレージユニットへのバックアップを毎日実行することを決定し、ディスク ステージ ング ストレージユニットから最終ストレージユニットへの移動が毎日実行されるものとします。 1 日に生成される可能性のある最大量のデータを保存するため、ディスク ステージング ストレージユニットには 500 MB 以上の容量が必要です。NetBackup 管理者がディスク ステージング ストレージユニットに 1 日分のデータを保管する場 合は、ディスク ステージング ストレージユニット は 500 MB で十分です。ただし、移動スケジュールが正常に実行され、毎 日テープに移動されることが前提です。管理者が 1 日分を超えるデータを保管したいと考える場合には、状況によっては スペースの必要量の調整が必要なります。 ディスク ステージングは 3 つの段階で実行されます。 ステージ 1:バックアップイメージがディスク ステージング ストレージユニットに作成されます。 ステージ 2:ディスク ステージング ストレージユニットから保管先ストレージユニットにイメージが移動する時期が移動スケ ジュールにより決定します。 ステージ 3: ディスク ステージング ストレージユニットのディスク容量が足りなくなった場合、バックアップイメージが保管先 ストレージユニットにコピーされているバックアップイメージをディスクから自動的に削除します。 NetBackup のディスク ステージング手順を次の図で示します。

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ポリシー ステージ 1 スケジュール 保管先 ストレージユニット ステージ 1 NetBackup ポリシーにより、 ステージ 1 のポリシー スケジュールに 従って、クライアントデータをディスク ステージング用ストレージユニットに バックアップ。 ディスク ステージング用 ストレージユニット クライアント ステージ 2 ディスク ステージング ストレージユニット(DSSU)に設定した 移動スケジュールに従って、データを 保管先ストレージユニットにコピー。 ポリシー ステージ 2 リロケーション スケジュール ステージ 2 ステージ 1 ステージ 3 ディスク容量がフルになった場合、すでにバックアップイメージが保管先スト レージユニットにコピーされているバックアップイメージの内、もっとも古いものが自動的に 削除される。NetBackup ソフトウェアは保管先ストレージユニットにあるバックアップイ メージをプライマリ コピーとする。 図 7: NetBackup ディスク ステージング手順例 バックアップの第 1 ステージでは、ディスク ステージング ストレージユニットを保管先ストレージユニットとして指定するポリ シーにより、クライアントがバックアップされます。このストレージユニットは、ディスク ステージング ストレージユニットごとに 割り当てられた専用ディスク パーティション/ファイルシステム 1 つにつき、1 つを割り当てます。ステージ 1 向けスケジュー ルは、他のバックアップの場合と同様に設定されます。 ディスク ステージングの第 2 ステージでは、ディスク ステージング ストレージユニットから保管先ストレージユニットにイ メージがコピーされます。 イメージの移動は、ディスク ステージング ストレージユニットの設定時に設定した移動スケジュールに基づいて実行されま す。スケジュールは、「ディスク ステージング スケジュール」ボタンをクリックすることにより設定されます。このボタンは、 ディスク ステージング ストレージユニットがストレージユニット タイプとして選択されているときにのみ有効です。 第 3 ステージでは、ディスク ステージング ストレージユニットに割り当てられたディスクの容量がフルになった場合、すでに バックアップイメージが保管先ストレージユニットにコピーされているバックアップイメージの内、もっとも古いものから自動 的に削除される。削除後、保管先ストレージユニット上のイメージがデータのプライマリ コピーとなります。

バックアップとリカバリのチェックポイント再始動

チェックポイント再始動機能により、失敗したバックアップまたはリカバリのジョブを最後のチェックポイントから再開できます。 チェックポイントは、バックアップまたはリカバリの間、一定の間隔で設定されます。したがって、バックアップジョブまたはリ カバリ ジョブが失敗した場合、失敗の原因となった問題を解決した後、ジョブの最初からやり直すのではなく、最後のチェッ クポイントからジョブを再開することができます。この結果、時間とリソースが大幅に節約されます。さらに、アクティブなバッ クアップジョブまたはリカバリ ジョブを一時中断した場合でも、後で最後のチェックポイントから再開することができます。こ のため、管理者は、バックアップ/リカバリを一度始めてから、重要度が高いバックアップとリカバリの存在がわかった場合 でも、必要に応じて重要と判明したバックアップ/リカバリに優先権を与えて、最初のバックアップ/リカバリを中断することが できます。 バックアップとリカバリのチェックポイント再始動は、下記に対してサポートされています。

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バックアップジョブとリカバリ ジョブ

ファイル境界での再開。すなわち、バックアップまたはリカバリは、最後のチェックポイントが設定されたファイルの次のファ イルから再開します。ファイルの途中から再開することはできません。

ファイルシステムのバックアップとリカバリ(NetBackup の Standard ポリシータイプまたは NetBackup MS-Windows-NT ポリシータイプを使用しているバックアップとリカバリのみ) ファイルシステムのローカル クライアントおよび代替クライアント スナップショット バックアップ/リカバリ ⃝ バックアップ: ファイルシステムのローカル クライアントおよび代替クライアント スナップショット バックアップがサ ポートされます。ただし、他のオフホスト バックアップ方法(メディアサーバー コピーやサードパーティ コピーな ど)はサポートされません。 ⃝ リカバリ: 標準ポリシータイプを使用しているサードパーティ コピー イメージおよびメディアサーバー コピー イ メージはリカバリに対してサポートされますが、バックアップイメージに変更ブロックが存在する場合、中断/再開 機能は使用できません。FlashBackupはサポートされていません。 NetBackup ソフトウェアのチェックポイント再始動機能の使用例を図 8 に示します。 管理者による取消し またはジョブの消去 中断 不完全

終了

新規ジョブ

アクティブ

自動再開または 管理者による再開 管理者による 再開 ジョブの失敗 管理者による 中断 管理者による取消しまたは スケジューラによるクライアントの 新規バックアップの開始 最大残存時間

キューに登録

ジョブの再起動 管理者による 再開 同じ ジョブ ID 同じ ジョブ ID 同じ ジョブ ID 新規 ジョブ ID 図 8: NetBackup ソフトウェアのチェックポイント再始動機能の使用例

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NetBackup Advanced Client

NetBackup Advanced Client は、これまでに蓄積された多くの高度なバックアップ/リカバリ方法を組み入れています。ここ では、NetBackup Advanced Client について詳しく説明します。

NetBackup Advanced Client は、高度で多様なバックアップ/リカバリ方法を 1 つのパッケージにまとめたライセンス製品 です。バックアップとリカバリをサポートするため、スナップショット取得用の包括的な方法を提供します。お客様は、製品に 組み込まれたバックアップ方法を使用することにより、バックアップとリストアのパフォーマンスを調整し、次のような効果を 生み出すことができます。 リストアの迅速化 バックアップの迅速化 バックアップによる影響の低減

NetBackup Advanced Client は、この製品に組み込まれた高度なバックアップ/リカバリ方法を、NetBackup ユーザーが 容易に設定、使用できるように設計されています。新しい NetBackup Advanced Client に組み込まれたバックアップ/リカ バリ方法は次のとおりです。

FlashBackup

Array Integration Option(ディスクアレイ サポート) Instant Recovery Option

ブロックレベル 増分(BLI)バックアップとリカバリ オフオスト(サーバーフリー)バックアップ Æ コア フローズンイメージ サービス Æ 拡張フローズンイメージ Æ オフホスト/SAN データ移動サービス ディスクベース スナップショット機能の概要 スナップショットとは、ほとんど瞬間的に作成されたクライアントデータのディスク イメージです。NetBackup は、クライアン トのプライマリ ディスクから直接ではなく、スナップショット イメージからデータをバックアップします。スナップショット方式に より、バックアップ プロセス時に、クライアント オペレーションとユーザーアクセスを中断なく継続することができます。 スナップショット イメージは、Advanced Client のすべての機能に必要です。スナップショットを作成するための複数の方法 が提供されています。NetBackup ユーザーは、NetBackup 管理コンソールの「ポリシー」ダイアログからスナップショット方 法を手動で選択できる他、NetBackup に適切なスナップショット方法を選択することもできます。

NetBackup Advanced Client とファイルシステムのオンラインバックアップ

ローカルスナップショット手法

ローカルスナップショット手法は、基本的なスナップショット手法で、NetBackup メディアサーバーによってバックアップ可能 です。次の図は、ローカルスナップショット手法のネットワークダイアグラムを示しています。ネットワーク構成は一般的な NetBackup 構成と同様です。唯一の違いは、従来のファイルからファイルへのデータ転送ではなく、ポイントインタイムの スナップショットを作成した後、データをメディアサーバーに転送することです。

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ミラー プライマリ

テープライブラリ NetBackup

Advanced Client NetBackup

メディアサーバー

ディスク アレイ

図 9: NetBackup Advanced Client ローカルスナップショットバックアップの実施

FlashBackup 重要なエンタープライズサーバーが起動してその主要な機能を実行している場合、ユーザーは NetBackup Advanced Client を使用することにより、FlashBackup で、通常のバックアップ方法で必要な時間の何分の 1 という短い時間でバック アップを作成することができます。この場合、データの整合性が損なわれることはなく、各ファイルはリストア可能状態を保 持します。 FlashBackupは、スナップショット テクノロジを使用して、マウントされたファイルシステム1のハイパフォーマンスのオンライ ン「ファイル イメージ」バックアップを実現します。このとき、個々のファイルとディレクトリのリストアは引き続き可能です。 FlashBackupは、バックアップ対象のファイルサーバー、Web サーバー、およびインターネット メール サーバーに多数の 小さなファイルを格納しているファイルシステムが付属している場合、バックアップのパフォーマンスを著しく高めます。ハイ パフォーマンス バックアップは、バックアップ対象のホストシステムのオーバーヘッドを最小にすることにより達成されます。 FlashBackは、raw ディスクのバックアップのパフォーマンスを高め、しかも個々のファイルおよびディレクトリ レベルでリス トア可能な柔軟性が失われることはありません。 FlashBackup では、フルバックアップとインクリメンタルバックアップの両方がサポートされ、ソース ディスクを 1 回移動す るだけで両方のバックアップが実行されます。したがって、ヘッドの不必要な移動がありません。すべてのリストアは、メディ アを 1 回動かすだけで実行されるため、リストア時間が最適化されます。

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キャッシュ 高速テープ デバイス 高速テープ デバイス 高速イメージ バックアップ 個々のファイル/ ディレクトリまたは raw パーティション のリストア ファイル システム ファイル システム

図 10: NetBackup Advanced Client の FlashBackup

図 10 に、FlashBackup によるバックアップとリカバリのプロセスを示します。FlashBackup では、ファイルシステムの I/O でバッファに格納された部分は対象から外すため、raw パーティションのバックアップがハイパフォーマンスとなり、バック アップ プロセス時の CPU 使用率を大幅に低減します。ディスク「スナップショット」機能により、バックアップ時のディスク状 態が常に表示されます。これにより、ユーザーがバックアップ オペレーションの間にディスクの内容を変更することがあって も、ディスクのポイントインタイム バックアップが可能です。また、NetBackup は FlashBackup により、個々のファイル、 ディレクトリ、または raw パーティションをリカバリすることができるため、お客様は、パフォーマンスを優先してきめ細かい バックアップを犠牲にする必要がありません。 FlashBackup は、特に小さなファイルが多数存在する環境で、バックアップ パフォーマンスを著しく高めます。NFS ファイ ルサーバー、Web サーバー、および POP(Post Office Protocol)メール サーバー環境では、バックアップ パフォーマンス が 6 倍から 10 倍に増加することも珍しくありません。たとえば、図 11 に示した例では、多数のファイルを格納したファイル システムを持つユーザーが、従来のバックアップ方法では 72 時間だったバックアップ ウィンドウを、FlashBackup を使用 することにより 11 時間に短縮しました。 Base NetBackup FlashBackup 89 GB のファイルシステム 5,400,000 個のファイル カリフォルニア州の大企業ユーザーの例 時間 11.5 時間 72 時間

図 11: Advanced Client の FlashBackup を使用することによるパフォーマンスの改善

Advanced Client の FlashBackup は、HP-UX、Sun Solaris、および Windows で使用できます。

NetBackup Advanced Client とディスクアレイ サポート

ディスクアレイを使用している今日の大企業の多くは、当然のことながら従来型のバックアップ方法に満足していません。 データのアベイラビリティを最大限に高める必要がある一方、バックアップによる実稼動システムへの影響を最小限に抑え る必要もあります。主要なストレージ製造元は、革新的なデータ スナップショット方法を開発し、バックアップ/リカバリ アプリ

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ケーションを結合することにより、この課題の解決に努めています。NetBackup Advanced Client が提供するスナップ ショット方法は、これらの普及しているハードウェアによるデータ スナップショット方法を NetBackup で活用可能とするディ スクアレイが対象となるように設計されています。 ほとんどの場合、データの第 3 ミラーは、ディスクアレイの内部に作成され、バックアップ オブジェクトとしての機能を果たし ます。Advanced Client は第 3 ミラーをプライマリ ミラーおよびセカンダリ ミラーから切り離し、バックアップ用のデータとし て準備します。次に、NetBackup はバックアップを実行し、データトラフィックを NetBackup サーバーに送ります。このサー バーはデータを処理して、テープデバイスに格納します。Advanced Client は、オフホスト バックアップ方法を使用して、 バックアップデータを直接ディスクからテープに移動することもできます。バックアップが終了すると、NetBackup はデータ の整合性を確保するため、第 3 ミラーとプライマリ ミラーの間の同期を取ります。この同期化は、すぐに実行することも、次 のバックアップ時に実行させることもできます。 テープライブラリ NetBackup メディアサーバー NetBackup Advanced Client セカンダリ プライマリ 3 番目の ミラー ディスク アレイ

図 12: NetBackup Advanced Client によるミラー バックアップの分割

図 12 では、Advanced Client は代替クライアントバックアップ機能を使用しています。この機能については後で詳しく説明 します。3 番目のミラーは、このシナリオで NetBackup メディアサーバーの役割を果たしている別のホスト上にマウントさ れます。黒い点線はこの機能を示しています。次に、データはテープにバックアップされます。赤い点線はテープまでの データ移動を示します。バックアップ対象の NetBackup Advanced Client は、このオフホスト バックアップ オペレーション の間、影響を受けないようになりました。Advanced Client は、データをディスクアレイから LAN 経由でテープに移動する ように設定することもできます。このシナリオでは、3 番目のミラーは Advanced Client 上にマウントされ、NetBackup のメ ディアサーバーを介してバックアップされます。

Advanced Client は、下記のサードパーティ製ディスクアレイのスナップショット手法をサポートします。 • HP StorageWorks の Business Copy

• EMC の TimeFinder • 日立の ShadowImage

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Netbackup Advanced Client とインスタント リカバリ

NetBackup はディスクからポイントインタイム コピーを取り出し、最速のリカバリを実現できるようになりました。バックアッ プ管理者は、Advanced Client を使用することにより、エンドユーザーのエラーやアプリケーションの破損に対して、以前よ り迅速に対応できるようになりました。 ユーザーは、Advanced Client のポイントインタイム コピー機能を使用することにより、各自の環境に最も適した方法を選 択することができます。たとえば、利用中の環境のバックアップ/リカバリ要件を満足するスナップショット方法が、VERITAS Volume Manager のボリューム スナップショット機能の場合、ユーザーはこの機能を選択することができます。Advanced Client で使用できるスナップショット方法をすべて活用すれば、データをネットワーク内で移動したり、テープに移動すること なく、クライアントのデータを取り込むことができます。NetBackup を使用して作成または識別されたポイントインタイム コ ピーを正確に追跡するため、カタログデータのみが NetBackup マスターサーバーに送られます。 NetBackup マスターサーバー NetBackup Advanced Client 正午

VERITAS Volume Manager

午後 1 時 午後 2 時

カタログ メタデータのみ

A

B C

LAN

図 13: VERITAS Advanced Client とインスタント バックアップ/リカバリ方法

NetBackup Advanced Client のインスタント リカバリ方法は、VERITAS Storage Foundation Suite 製品(VERITAS File System または VERITAS Volume Manager)および、NetWork Appliance の Snapshot™と SnapRestore™をサポート します。また、Oracle データベースと共に利用することも可能です。

NETBACKUP ADVANCED CLIENT とオフホスト バックアップ

NetBackup Advanced Client を使用したオフホスト バックアップの主な目的は、I/O 処理を NetBackup クライアントすな わち、アプリケーション ホストから他に移すことです。NetBackup Advanced Client は、次の 3 つの方法でオフホスト バッ クアップを実行します。

代替クライアントバックアップ: このバックアップは、分割ミラーやデータ複製を利用し、他の NetBackup クライアントにより 実行されます。

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サードパーティ コピー デバイス: このバックアップは、Extended SCSI Copy コマンドを使用する独立したハードウェア に より実行されます。 代替クライアントバックアップ方法 代替クライアントバックアップ方法では、バックアップ処理の負荷を別のクライアント マシンに移します。作業負荷を別の代 替クライアント マシンに移すことにより、元のクライアント マシン上のコンピューティング リソースが節約できます。スナップ ショットは代替クライアント上に作成されるため、元のクライアントはバックアップの影響を受けません。 代替クライアントバックアップ方法では、2 つのクライアントと 1 つの NetBackup メディアサーバーが使用されます。プライ マリ、すなわち元の NetBackup クライアントは、バックアップ対象のデータを格納し、代替 NetBackup クライアントはその コピーを格納しています。NetBackup メディアサーバーは代替クライアントからアクセスすることができます。その結果、 NetBackup メディアサーバーは、代替クライアントをローカル ホストとしてバックアップすることができます。

図 14 は、NetBackup ポリシーを設定して、Advanced Client によるオフホスト代替クライアントバックアップを実行する方 法を示しています。

NetBackup Advanced Client の 代替バックアップ方法は、Oracle データベースをサポートします。

図 14: Advanced Client によるオフホスト代替クライアントバックアップ実行のための NetBackup ポリシーの設定

サードパーティ コピー デバイス方法と NetBackup メディアサーバー方法

NetBackup Advanced Client は、スナップショットを使用したオフホスト バックアップ機能、マッピング機能、およびサード パーティ コピーデータ移動機能を提供します。これらの機能により、バックアップの作業負荷は NetBackup クライアントか ら別のバックアップ エージェント(代替クライアント、NetBackup メディアサーバー、サードパーティ コピー デバイスなど)に

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移動します。バックアップ プロセス時にクライアント マシンからオーバーヘッドが除かれるため、バックアップ中にクライアン ト マシンを使用するユーザーにとって、パフォーマンスが大幅に向上します。

VERITAS NetBackup Advanced Client を使用したオフホスト バックアップ方法は、次に説明する 3 つの手順から構成さ れています。また、これらの手順を図 15 に示します。

手順 1 データ スナップショット − VERITAS NetBackup は、データのポイントインタイム スナップショットを作成して、アプ リケーションやデータベースサーバーを使用しないでバックアップを効率的に実行する必要があります。フローズンイメージ やスナップショットの作成プロセスの最初の手順は、クライアント マシンをバックアップモードにして、アプリケーションや データベースを短時間停止させます。このプロセスでは、すべてのバッファをフラッシュして、データがある特定の時点で整 合性があることが確認されます。この時点が確定すると、NetBackup Advanced Client 機能を使用して、スナップショット バックアップを実行できます。多数のスナップショット方法により、ユーザーに比類のない柔軟性がもたらされます。 手順 2 論理ディスク オブジェクト マッピング − スナップショットとサーバーフリー データ移動の基礎となるテクノロジは論 理ディスク オブジェクト マッピングです。ベリタスソフトウェアがこのテクノロジを開発したのは、データの物理的な位置がわ かるようにデータを確実にマッピングすることが非常に重要であるからです。スナップショットが取られたら、Advanced Client は I/O スタックを介してドリルダウンし、論理ファイル名を実際の物理データ ブロックにリンクしてデータをマッピング します。バックアップ中にファイルシステムの再編成、セクターのずれ、または RAID 5 のパフォーマンス低下が発生した場 合には、データを再マッピングして、データの保全性が維持されているか確認することができます。このテクノロジ レイヤは オフホスト/サーバーフリー データ移動にとって不可欠です。これがないと、データをサーバーにリストアする必要があるとき にデータ破壊の可能性が高くなります。マッピング(ブロック リスト)が完了したら、それをサードパーティ コピー エンジンに 送信することができます。

手順 3 真のサーバーフリー データ移動 − スナップショットとマッピングの処理が完了すると、Extended SCSI Copy コマ ンド2を使用してデータをいつでも移動できます。このコマンドは、ストレージエリア ネットワーク(SAN)ハードウェアデバイス

または NetBackup メディアサーバーのいずれかで実行されます。いずれのアーキテクチャでも、アプリケーションやデータ ベース サーバーによってデータが移動させられることはなくなり、SAN ハードウェア デバイスまたは NetBackup メディア サーバーのいずれかによって他の装置にオフロードされます。Extended SCSI Copy エンジンは、SAN でのディスクから テープへのバックアップ データの実際の移動を処理します。 NetBackup サーバー NetBackup Advanced Client 2. 論理ディスクオブジェクト マッピング データのマッピング データの書込み 1. データ スナップショット 3. 真のオフホスト データ移動

図 15: NetBackup Advanced Client と 3 つの手順によるオフホスト バックアップ プロセス

2

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サードパーティ コピー デバイス バックアップ方法と NetBackup メディアサーバーのバックアップ方法は、HP-UX と Sun Solaris でサポートされます。

Netbackup Advanced Client とブロックレベルのインクリメンタルバックアップ/リカバリ

NetBackup Advanced Client を使用したブロックレベルのインクリメンタルバックアップ/リカバリ方法は、25 ページの 「Oracle データベースのプロテクション」の項で説明します。

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中断のないデータアベイラビリティのための機能

クリティカルデータにタイムリーにアクセスできるかどうかが、ビジネスの成否を決することも珍しくありません。データは、 ユーザーが必要なときに入手できることが必要です。グローバル経済の現在では、多くの場合に、クリティカルなファイル およびデータベースが 24 時間利用できることが必要です。何らかの理由でクリティカル システムへのアクセスが中断した 場合、代替システムにより自動的かつトランスペアレントに業務を引き継ぐ機能が必要です。ディザスタ リカバリ機能は、 最悪の事態が発生してサイトが完全に機能不全になっても、クリティカルデータが 2 ∼ 3 分(最悪のシナリオの場合でも 2 ∼ 3 時間)でリストアされ、利用できるように提供されることが必要です。 VERITAS NeBackup によって、ミッションクリティカルなデータに対して、コスト効果の高いディザスタ リカバリ プロテクショ ンを効率的に実現できます。NetBackup は、データベース、ファイルシステム、およびアプリケーション固有データのオンラ インでのハイパフォーマンス バックアップを可能にし、しかもユーザーやアプリケーションへのバックアップ処理の影響を最 小限にとどめます。NetBackup には、迅速なバックアップ機能だけでなく、データを迅速にリカバリするための多くの機能 があります。VERITAS NetBackup は、バックアップ オペレーション時にすべてのタイプのミッションクリティカルなデータの 連続的アベイラビリティを実現する機能において、業界のトップに位置しています。

リレーショナル データベース管理システム(RDBMS)のオンラインバックアップ

VERITAS NetBackup は、複数ベンダーの関わるデータベースやアプリケーション固有のデータのハイパフォーマンス オ ンラインバックアップをサポートする他、旧バージョンのデータベースも精緻な方法でサポートします(下記の「データベース のバックアップ方法」の項を参照してください)。

NetBackup は、 Oracle( RMAN, RMAN Proxy Copy および EBU )、 IBM DB2 Universal Database 、SAP R/3 、 Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Portal Server、Lotus Notes & Domino Server、Sybase、Informix など、すべての主要なデータベースを対象として、信頼性が高く完全なオンラインのバックアッ プ ソリューションを提供します。これらのデータベース ソリューションにより、PeopleSoft、Baan、SAS など他の主要なアプ リケーションを対象としたオンラインバックアップも可能です。セキュリティ強化のため、Oracle、DB2、SQL、Exchange、 Lotus Notes、SAP R3、Sybase、および Informix データベースのバックアップは暗号化することができます。どのようなア プリケーションでも環境でも、NetBackup は中断のないデータアベイラビリティと完全なデータプロテクションを保証します。

Microsoft SQL Server Microsoft Exchange Server Microsoft SharePoint Portal Server

Lotus Notes & Domino Server R5

SAP R/3

図 3: VERITAS NetBackup Global Data Manager アーキテクチャ
図 4: Global Data Manager により問題が確認された場合、ユーザーはインジケータ アイコンをクリックして、VERITAS NetBackup または Backup  Exec の管理コンソールを相互に起動するだけで、問題を解決することができます。
図 5: Global Data Manager Dashboard には、監視機能とレポート機能に関連する複数のビューがあります。
図 10 に、FlashBackup によるバックアップとリカバリのプロセスを示します。FlashBackup では、ファイルシステムの I/O  でバッファに格納された部分は対象から外すため、raw  パーティションのバックアップがハイパフォーマンスとなり、バック アップ  プロセス時の CPU 使用率を大幅に低減します。ディスク「スナップショット」機能により、バックアップ時のディスク状 態が常に表示されます。これにより、ユーザーがバックアップ オペレーションの間にディスクの内容を変更することがあって も
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