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「 言語研究セ ンターの現在 と未来」

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Academic year: 2021

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「 言語研究セ ンターの現在 と未来」

言語研究センターの運営に参加 して半年が過ぎま した。暑 くなってもエアコンが入 らないような問題 もあ りましたが、学生が健康を損 うような事件 もな く無事すごすことができました。 これはひとえに事 務局の係員の皆様が創意工夫で熱対策をされたおか げであ り、 LL教室で授業 された先生方の忍耐のお かげであります。厚 く御礼申し上げます。

幸い本年 もLL教室等の言語研究センターが責任 を負 っている教室は稼働率がよ く、先生方にもまた 学生の皆さんにも快適な環境を提供できてお ります。

学習環境をたえず改善するため、先生方や学生の皆 さんの御意見を事務局や運営委員の先生方にお寄せ ください。言語研究センターは学生、教員、事務職 員がユーザー、利用者、管理者の立場から協同して 運営 している組織であり、大学内の組織 として理想 的な形態を取 っています.従 って当センターを運営 する中心である運営委員会の責任は他の誰にも転嫁 できないものであ ります。

御存知のように本学にはいくつかの研究所があり、

それぞれが運営委員会を中心に自主的に活動 してお り、言語研究センターもその中のひとつとして長年 の試行錯誤を通 して現在の姿を確立 しています。言 語研究センターが他の研究所 と異なるのは学生 と教 学上直接接 していることであ ります。接点は教員 と 学生であ り、教育設備等の利用や改善を進める直接 の責任 を負 うのは教員であ ります。従 って教員の教

松 村 文 芳

育研究と設備の問題はき りはなせない関係にあ りま す。言語研究センターの未来は学生、教員、事務職 員が相互の役割をよく自覚 して、 自主的に発展 させ

るよう努力することの中にのみあります。

私は長 くLL教室を使用 してきましたが、現在は 使用 していません。現在の担当科 目がLL教室のよ うな設備を必要 としないか らです

。 1

クラスの学生

数が27名ですので、一人ずつ、徹底的に個人指導 が可能であるためです。大学に入学 してはじめて学 習する外国語は最初の一年間が決定的です。これは 一歳から四、五歳 までの幼児が親の言語を修得する のに似て、言語が確定 される時期にあた ります。 し たがってこの期間に正確な指導を受けることは新入 生にとって決定的に重要です。中国語には音の高低 変化を‑音節の中にもつ 「声調」があ ります。子音 と母音だけで音節 を構成する言語の場合はまだ矯正 ができますが、 「声調」 は一定時期 (おそ らく一年 半位)をすぎると矯正できな くな ります。

私は何度か三、四年生と大学院生の声調を矯正 し ようとこころみましたができませんでした。おそら く子音、母音 とは異なる脳のメカニズムが働 いてい るのでしょう。私の科目は高度な機器を使用す ると ころまでは必要な く、生徒が私の唇をみつめ、発声 される音をじかに聴きながら何度 も何度 も訂正 を く りかえす極めて古典的方法を採用 しています。

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