• 検索結果がありません。

雑誌名 同志社大学日本語・日本文化研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "雑誌名 同志社大学日本語・日本文化研究"

Copied!
15
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

行為の非当事者による「てもらう」の用法について : 新聞における用例からの一考察

著者 米澤 昌子

雑誌名 同志社大学日本語・日本文化研究

号 12

ページ 53‑66

発行年 2014‑03

権利 同志社大学日本語・日本文化教育センター

URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000013485

(2)

要 旨

行為の授受関係を表す受給補助動詞1の一つに「てもらう」があるが、本稿では、

2013 年 10 月 1 日〜 10 月 31 日の『朝日新聞』に掲載された記事を資料対象とし、「て もらう」の基本形の用例を採取し、行為の非当事者が用いる書き言葉「てもらう」

の使用傾向を考察した。受給動詞としての「てもらう」は、恩恵授受の表明・行 為者への配慮、行為者への働きかけ・依頼などの意味機能が指摘されてきた。し かし、本調査対象においては、前者の意味機能を有する用例はほとんど見られな かった。また、後者の意味機能とも厳密には異なっていた。行為の非当事者によ る読み手を意識した場面での「てもらう」の使用は、誰の意図により計画された 行為であるかを示すと同時に、「(A)の計画によって、(B)がVすることになっ ている」という予定・事実を読み手へ伝達するためのものであることを確認できた。

その際、使役表現を避け、「てもらう」を使用する背景として、読み手の存在への 意識があると思われる。書き手は使役表現を用いることで、話題の行為の実現を 促す「A」に対し、読者が行為の強制者として横柄な印象を持つ危険性を持つと考 え、それを回避するべく、「てもらう」を使用していると思われた。読み手を意識 した文章の中で、行為の非当事者が用いる「てもらう」には新しい機能が見られた。

「てもらう」の考察に際しては、文体や使用者などを含めた一定の条件を設定する ことの必要性も併せて指摘した。

キーワード

日本語 てもらう 非当事者 行為の意図・予定の表明 書き言葉 読み手

1 はじめに

行為の授受関係を表す動詞として「(て)やる/(て)くれる/(て)もらう」の三 語がある。その中で、同じく話題となる授受行為の受け手側からの表現である「ても らう」と「てくれる」の異同については、史的なアプローチを含め、視点や人称上の 制約、ヴォイス・構文、ムード、認知、丁寧さなど様々な観点からの研究が進められ

行為の非当事者による「てもらう」の用法について

─新聞における用例からの一考察─

The Use of Benefactive auxiliary Verbs Temorau

Based on the Japanese newspaper

米澤 昌子

(3)

てきた。しかし、考察対象となる「てもらう」の用例が、会話中つまり話し言葉の中 でのものなのか、文章つまり書き言葉の中でのものなのか、また、その使用は、話題 の授受行為の当事者によるものなのか、非当事者によるものなのか、授受行為はすで に行われたのか、これから行われるものなのかなどといった使用場面を規定した一定 の条件下での考察は管見では少ないように思われる。「てもらう」に従来から指摘され る受益者による「恩恵性の表明」と「働きかけ」などの機能は、使用の条件を絞るこ とで、より明らかになるのではないだろうか。宮地(1965)では、受給動詞の構文に おける人称上の制約が述べられているが、「彼が彼女に書いてもらう」などのように、

第三者同士のやりとりにおいてこそ、受給動詞の意義の特性である「話し手の関与」

がより特徴的となることが示されている。堀口(1987)では、次のように調査対象の 条件が設定されている。

本稿では、「クレル」「モラウ」の前の主動詞が意志動詞で、話し手が授受に関係して いる表現を観察の対象とし、主動詞が無意志動詞の場合および第三者間の「クレル」「モ ラウ」については触れない。

この考察は、使用場面の条件によって、「てもらう」の意味・機能が変わるという態 度が窺え、「てもらう」の多義性を明らかにするためには、ある条件下での考察が必要 だという指摘ともとれる。そこで、本稿では、調査対象を書き言葉である新聞の地の 文とし、堀口が考察対象としなかった第三者間の授受行為における「てもらう」を考 察の対象とし、使用の意味・機能またその使用に至る背景について、実際の使用状況 から一私見を試みたいと考える。

2 先行研究

先述したように、「てもらう」と「てくれる」の異同に関しては、実に様々な考察が みられる。高見・加藤(2001b)では、次のような例文をあげたうえで、

(A)花子が私の家に来た。(客観的描写)

(B)花子が私の家に来てくれた。(話し手の利益)

(C)花子に私の家に来てもらった。(話し手の利益+花子のおかげ)

(D)花子に私の家に来られた。(話し手の迷惑+花子のせい)

「てもらう」表現と被害受身表現は、ある同一の現象を全く別の視点から述べていると している。また、「てもらう」と「てくれる」の違いとして、「てくれる」は、話し手 が利益を受けていることのみを示す表現であるのに対し、「てもらう」は、その利益を 授けてくれた対象に感謝を表明する表現であることを指摘している。他に「てもらう」

(4)

が持つ意味として一般的に指摘されているのが、受益者の行為遂行者への「働きかけ」

である。古くは、佐久間(1936)に、「自分(または自分に親近な者)が他人(相手ま たは第三者)に依頼して、その行為を含んだ動作の効果として働きかけを含んでいる」

という指摘がみられる2

奥津・徐(1982)は、「てもらう」文に、要求の意味が読みとれる使役表現的な用法 を認めながらも、要求の意味を持たない用法が存在することから、「てもらう」の基本 的な意味は単に利益的行為の取得とすべきであるとしている。要求の意味を持つ用法・

持たない用法ともにあるというのでは、要求を「てもらう」の意味に含めるのは無意 味であるという主張である。

益岡(2001)は、「構文間の対立のあり方が恩恵性の現れ方に深く関わることを最も 鮮やかに示すのは『てもらう』構文である」と指摘した上で、「てもらう」構文には、

相手から一方的に動作を受けることのみを表す「受動型てもらう」構文と、相手に対 する働きかけが認められる「使役型てもらう」構文の二種類があるとしている。そして、

使役文と「使役型てもらう」構文は強制性の有無において対立し、受動文と「受動型 てもらう」構文は当該の事態が好ましいか否かという点で相補的な関係にあるという 興味深い指摘をしている。以下の(E)〜(G)の例文をあげているが、(E)と(F)

のような構文では、強制の有無が異なっているというわけである。

(E)花子に(頼んで)代わりに行ってもらった。

(F)花子に代わりに行かせた。

さらに、次の(G)のような行為遂行者を眼前にした発話の例では、使役構文には変 えられず、使役構文の肩代わりをしていると見てよいとしている。

(G)今すぐ東京に出張してもらうよ。

益岡(2001)には、触れられてはいないが、これは、(E)・(F)が書き言葉として 用いられており、話題の行為は、書き手と花子の間のものであるが、「てもらう」で表 現された文章は花子に向けて発せられたものではないのに対し、(G)は、話し言葉で あり、話し手・聞き手がそれぞれ、行為の当事者となり、話し手の発話は眼前の聞き 手へ向けられているといった使用場面の違いが要因となっているように思われる。こ の例からも、使用場面の条件を限定することで、「てもらう」の使用の背景、或いは、「て もらう」の機能が明確になるように思われる。ある程度条件を設定した上で、「てもらう」

についての考察を加えている研究としては、以下のものが見られるが、その数は少ない。

石河(2004)は、会話・独話・独話とエッセイの混じった文章・エッセイなどを調査 資料とし、文体・ジャンル・男女の違いから考察を加えたとしている。しかし、調査

(5)

資料の性格から、採取された「てもらう」はいずれも話し言葉として用いられている 可能性が強いと思われる。また、山田(2004)は、働きかけ性を、「依頼的テモラウ受 益文」「許容的テモラウ受益文」、「単純受影的テモラウ受益文」の 3 種に分類し、副詞 および動詞の自己制御性を手掛かりに規定するといった興味深い分類を行っている3。 しかし、「てもらう」の働きかけの機能が多用されることになるのは、具体的にどのよ うな場面で、どのような人物の使用によるものかなどといったことについての考察は 詳しくない。堀口(1987)は、基本形「てもらう」と「てくれる」が置き換えが可能 かどうかという点に着目している。その際、考察の対象を、前述の如く、主動詞が意 志動詞で、話し手が授受に関係している表現で、なおかつ基本形「てもらう」「てくれる」

に限定している。

(H)君には今日限りでやめてもらう。

(I) モノを書いて出版したからには、責任も負わなければならない。そのケジメをつ

けてもらう。 (朝日新聞 58・9・30)

(H)のような「聞き手が仕手である場合は(略)、『モラウ』によって話し手は『私 はあなたがその行為をするように働きかける』という意志を表明するのであるが、こ れが仕手に直接向けられるので、これは意志の表明にとどまらず命令または依頼の機 能をもつこともある。」とする。さらに、この「モラウ」は「クレ」と置き換えられる という。一方(I)のような「仕手が第三者である場合は、『モラウ』によって話し手は、

『私はあの人がその行為をするように働きかけようと思っている』という意志を表明す るのであるが、これは聞き手に伝えられるだけで仕手が聞いたわけではない。したがっ て、仕手を直接動かすような機能を持っていない」とする。このような、「てもらう」

の機能は、ある条件下に絞った上で明らかになったことであり、その使用場面が「て もらう」の使用の要因・背景となっていることを示唆していると思われる。さらに、

使用場面の条件を明確にした考察に、崔(2012)がある。

「てもらう」文は、一人称主語・二人称動作主・意志動詞・基本形の言い切りの形とい う 4 つの条件下では、命令のような働きかけ性を持ち、典型的な命令文「しろ/しなさ い」に置き換えられる場合がある。

崔(2012)は、次の(J)・(K)・(L)の例をあげ、「てもらう(基本形)」は、<即 時的命令>(J)のみならず、<予告的命令>(K)や<警告的命令>(L)のような 行為要求の性質を持っていると指摘した上で、「てもらう(基本形)」文の基本的な性 質は(K)のような<予告的命令>であるとしている。

(6)

(J)(試験に際して、先生が学生たちに)

   「これは試験だから、テスト用紙以外は全部{しまってもらいます/しまいなさ い}。」

(K)(先生が学生たちに)

   「今学期からは期末試験の代わりにレポートを{出してもらいます/出しなさい}。」

(L)(先生が本を読んで来なかった学生たちに)

   「次の授業から、本を読んで来なかった人は、{出て行ってもらいます/出て行き なさい}。」

堀口(1987)、崔(2012)は、ともに、会話時・行為遂行者は聞き手であるという条 件下における「てもらう」の使用を考察対象としている。拙稿(2001a)(2001b)(2012)

でも、考察資料はシナリオとしたため、主に話し言葉における「てもらう」の使用の 意味を考察することになった。当然、話し手或いは聞き手は、「てもらう」で示される 話題の行為の当事者であることが多かった。文章中での「てもらう」の性格付け、行 為の非当事者による使用といった面からの考察を試みたことはなかった。

以上の先行研究からの示唆により、書かれた文章を資料とし、話題の行為の非当事 者による書き言葉としての「てもらう」の使用状況から、「てもらう」の機能について、

以下、考察を進めていく。

3 調査対象

本稿では、『朝日新聞』のオンライン記事のデータベース「聞蔵Ⅱ」の 2013 年 10 月 01 日から 2013 年 10 月 31 日に収録されたオンライン記事全てを調査資料とし、「ても らう」の使用状況を見た。「てもらう」がどのような機能を持つかその傾向を探ること を目的とするが、一応、参考までに数量的な把握も行っておく。「てもらう」の用例数 の概算を語形とともにあげると、【表 1】のようになる。

【表 1】朝日新聞 聞蔵Ⅱ(2013.10.01 〜 2013.10.31)に見られた用例数

語       形 用例数

てもらう(てもらいます) 698

てもらって 151

てもらった(てもらいました) 280

てもらおう 338

てもらいたい 383

てもらわない(てもらいません・てもらわなかった・

       てもらいませんでした…など)

38

てもらえる(てもらえて・てもらった・てもらえば・

      てもらえない…など)

578

合 計 2,466

(7)

【表 1】に示した総用例数において、地の文中の「てもらう」の使用は約 70%を占め、

会話文中の使用は 30%弱程度にとどまり、地の文中の用例数が、会話中の用例数の 2 倍以上にものぼった。客観的な表現が求められる新聞記事において主観性の強さが指 摘される受給動詞の使用は、会話文ならともかく地の文では少ないであろうという予 想に反し、多くの用例数が認められたことは意外であった。これにより、新聞の地の 文における「てもらう」は、高見・加藤(2001b)が指摘する利益を授けてくれた対象 に感謝の表明表現である「てもらう」とは異なる機能を持つことが指摘できるのでは ないだろうか。【表 1】から分かるように、語形によって用例数にかなり異なりが見ら れるが、基本形「てもらう」が最も多かったということは、「てもらう」は基本形が新 聞に掲載される文章において、一番使用しやすい機能を持っていることを示している と思われる。

そこで、堀口(1967)・崔(2012)も考察の対象を「てもらう」の基本形に限定して いることも鑑みて、調査資料から採取した用例のうち、考察の対象を「てもらう」の 基本形に限定することにする。

4 「てもらう」の使用状況

新聞記事の地の文中の「てもらう」の使用は、書き手、つまり、新聞記者によるも のであり、言うまでもなくそのほとんどが、話題の行為の非当事者による使用となる。

以下、考察を進めるにあたり、用例とともに、用例を採取した日時・紙面を書き添え ていくが、朝刊の地方面においての使用が圧倒的に多い事が明らかになったことをま ず指摘しておく。

(1) 中継記者 1 年半の正能裕也さん(27)もサラリーマンからの転職組。棋力は級位 者で、難しい指し手の意味は控室の棋士たちに解説してもらう。

(10 月 08 日夕刊囲碁将棋)4

(2) シャープは、9 月に決めた新株発行で得られる金額が最大で 1365 億円と、当初見 込みより 300 億円ほど少なくなると 7 日、発表した。(略)ただ、7 日の終値は 291 円に下落。実際の発行価格は、より多くの投資家に買ってもらうため、そこか ら 4%割引して 279 円に決めた。(略)一方、電動工具大手のマキタなど 3 社に割 り当てる増資では、買ってもらう約 1250 万株増やし、当初の計画通り約 175 億円

を集める。 (10 月 8 日朝刊経済)

「てもらう」の意味的な機能を考察する前に、構文上の特徴について触れておきたい。

(3)(4)のように、主格とニ格が共に省略された用例が多く見られ、全用例数の約半 数を占める。

(8)

(3) 市内の工場見学や、野菜づくりの名人を訪れる「三鷹『通』養成講座」を開き、

地域の理解を深めてもらう。 (10 月 29 日朝刊地方)

(4) 茶畑ツアーのほか、お茶のいれ方教室やスイーツ作りなどで和束を体験してもら

う内容だ。 (10 月 10 日朝刊地方)

また、(5)のような主格のみの省略も多く、全総数の約 4 割を占めるが、(6)のよ うなニ格のみの省略は、稀である。水谷(2011)は、受給動詞の構文上の機能の一つ として、主格とニ格の省略を補っていることを指摘しているが5、本調査からも納得い くものである。逆に(7)のような主格・ニ格ともが明記されている例は、1 割にも満 たなかった。

(5)周辺の住民には小旗を 5 千本配って出迎えてもらう。 (10 月 03 日朝刊地方)

(6)県内の大学では、学食で使うお盆に投票を呼びかけるシールを貼ってもらう。

(10 月 09 日朝刊地方)

(7) ドッグセラピーは稲美町在住の日本アニマルセラピー普及協議会のメンバーらに

協力してもらう。 (10 月 10 日朝刊地方)

「てもらう」の意味機能であるが、先述の益岡(2001)による「受動型てもらう」構 文と、相手に対する働きかけが認められる「使役型てもらう」構文に大別するとする ならば、用例のほとんどが、「使役型てもらう」であり、地の文での「てもらう」の使 用総数の約 9 割以上を占める。その使用状況について、意味・機能からの考察を試み るが、まずは、「てもらう」の構文において、話題の行為者になりやすい存在について 触れておく。最も多かったのは、(8)(9)のような不特定多数と思われる人々である。

次いで、(10)のように、ある程度特定されるグループ・集団が行為遂行者になる用例 が多く見られた。

(8) 国民みんなに参加してもらうために、「あなたも必ず支給を受けるから」と説明を 重ねたら、「積立預金のように利子付きで戻ってくる」と誤解されて広がった。

(10 月 06 日朝刊総合)

(9) 催しでの朗読などで活用しているが、めざすのは絵本化して、多くの人の手にとっ

てもらうことだ。 (10 月 19 日朝刊地方)

(10) 来年の霊場開創 1200 年に合わせ、若者や女性にも遍路を楽しんでもらうのが狙

いだ。 (10 月 03 日朝刊地方)

さらに、用例数でいえば、(11)のような役割や立場、職業などで関わる相手、公的 機関などに行為遂行を求める用例が続き、(12)のような家族などが行為者となる用例

(9)

は極めて少なかった。

(11) 家電エコポイントでは政府が 7 千億円の予算を組んでポイントを発行したが、九 州版ではポイント発行にかかるお金を企業に出してもらう。(10 月 10 日朝刊経済)

(12)日曜夜に原稿を書き上げ、まず妻に読んでもらうと話していた。

(10 月 23 日朝刊オピニオン)

堀口(1987)は、「行為の仕手が無生物の場合、「クレル」は広く使えるが、「モラウ」

が使えるのは、仕手が機械や団体や組織などの場合に限られる」と指摘するが、今回 の調査においても、(13)のように機械を行為者としての使用が見られた6

(13) 樹齢 150 年はあろうかという古木に森の歴史を語ってもらう「装置」であり、狭 いトンネルから続く急な階段は異空間=会場への入り口にもなっている。

(10 月 01 日朝刊 2 道)7

話題の行為者の存在についての考察を踏まえた上で、「てもらう」の働きかけについ て考えていくことにする。まず、従来指摘されるところの「てもらう」における受益 者の行為遂行者への働きかけを有する用例を見出すことができた。

(14) 甲子園以外で選手権大会を開くことは考えられないとすれば、そろそろ甲子園を ドーム球場にして、球児に好条件で試合をしてもらうよう考える時期にきている のではないか。 (10 月 09 日朝刊オピニオン)

(15)焼酎王国・鹿児島で造る以上、焼酎好きに飲んでもらう清酒が前提だ。

(10 月 20 日朝刊地方)

(16) 日本ライフセービング協会は、子どもたちに水辺で安全に遊ぶ方法や命の大切さ を学んでもらう活動もしている。 (10 月 20 日朝刊東特集)8

(17) 同図書館によると、いずれも業者に設定を変更してもらう必要があり、費用もか かる可能性があるという。担当者は「使いにくい側面があり、改善を検討したい」

としている。 (10 月 2 日朝刊地方)

(18) 手術を執刀した東邦大大森病院リプロダクションセンターの泌尿器科教授、永尾 光一さん(53)を訪ね、精液を採って検査してもらう。 (10 月 19 日朝刊生活)

(19) 金山町の農家から買ったコメを長井市の製粉会社まで運び、米粉にしてもらうの は邦夫さんの役割だ。 (10 月 29 日朝刊地方)

これらの文は、行為の非当事者である書き手が、話題の行為は、受益者Aが行為者 Bに働きかけた結果、遂行されたとことを示す用法である。さらに、用法を詳しく見

(10)

ると、(14)・(15)・(16)では、受益者から働きかけられて行う行為が、行為遂行者にとっ ても望ましいため、それぞれ、「てもらえる」への置き換えが可能であるが、(17)・(18)・

(19)は不可能であるといった違いが見られた。(20)の文には、両者の性格を有する「て もらう」が使用されている。

(20) 県は消費者に安心して買ってもらうため、生産マニュアルによる栽培を証明する シールを作り、農家に配布し、商品パックに貼ってもらう。

(10 月 24 日朝刊地方)

今回の調査資料において、従来、指摘されることのなかった新聞を調査対象にした からこその特徴的であると思われた「てもらう」の用法・用例を、以下にあげていく。

①〜④に、多く見られた文のパターンを示す。特に、④の構文における「てもらう」

が有していると思われるその特徴的な意味・機能について考えたい。

① 「狙い」「試み」「目的」などといった語と共に用いられ、話題の行為がなされる(な された)意図を伝えていると考えられる用例。

(21) 5 回目の開催となる今回は約 50 軒が参加し、「時間散歩」がテーマ。街歩きしな がら、現代に続く時の移ろいを感じてもらう試みだ。 (10 月 31 日朝刊地方)

(22) 小平市が国内での栽培発祥の地とされるブルーベリーを使ったソースなどを売り 出した。地元産の農作物に注目をしてもらうのが狙いだ。 (10 月 31 日朝刊地方)

② 「〜てもらうため(に)、…」といった構文の中で、用いられ、どのような意図で、

どのような行為を行う(行った)かを伝えていると考えられる用例。

(23) 参加者に目的をはっきり持ってもらうため、あえて百円を徴収することにしたと

いう。 (10 月 2 日朝刊地方)

(24) 地域を歩いてもらうため、商店街や大型店ごとに補助券の色を 10 色に分け、3 色 分集めると 1 回抽選できる方式にした。 (10 月 24 日朝刊地方)

③ 「〜てもらうNが開かれる・始まる・行われる」などの構文の中で、話題のイベン トなどが誰によってどのような意図で開催されるかを伝えていると考えられるもの。

(25) 物づくりの作業場などを観光客に見てもらう「小さなまちかど博物館」の認定式 が 28 日、市役所であった。 (10 月 29 日朝刊地方)

(26) 菜の花の種まきから収穫、搾油や廃油利用まで体験して資源循環について学ん

(11)

でもらう「菜の花プロジェクト」が 10 日、下関市清末千房 1 丁目で始まった。

(10 月 11 日朝刊地方)

行為の非当事者である書き手が、「てもらう」に、ある行為を描写する際、その行為 が誰のどのような意図によって、行われるかを示す機能を認めていることによるもの であると考えられる。これらの用例に、「てもらう」の意味機能の代表的な恩恵の表明・

感謝といったような意味合いは極めて弱いように思われる。

④「(A)が(B)にVてもらう」といった文末に「てもらう」がくる構文。

(27) プロのバンドを招いてシネマのスタッフをねぎらうと共に、未来に向けた応援歌

を歌ってもらう。 (10 月 10 日朝刊地方)

(28) 高松空港でソウル、上海、台北線が就航していることにちなんで、3 カ国・地域 の映画を上映し、監督らに制作秘話などを披露してもらう。 (10 月 2 日朝刊地方)

(29) 若手製作者がつくった 15 〜 60 分のショートムービーに特化し、昼食やおやつが てら映画を見てもらう。 (10 月 31 日朝刊地方)

(30) 物干しざおにブルーシートを取り付けて高さ 5 メートルの津波を再現し、参加者 に津波のおそろしさを実感してもらう。 (10 月 23 日朝刊地方)

(31) 壁面全体がスクリーンになった直径約 13 メートルの球体内部に歩道を渡し、歩 きながら楽しんでもらう。 (10 月 23 日朝刊地方)

(32) 庭園が江戸時代に讃岐高松藩の藩主により築かれたことにちなみ、着物や作務衣

(さむえ)を着た人は終日無料にし、江戸の雰囲気を味わってもらう。

(10 月 11 日朝刊地方)

用例の機能は、恩恵・感謝の表明や働きかけでもない。行為の非当事者が、「(A)の 計画によって、(B)がVすることになっている」という事実を伝えるということである。

これらの用法は、益岡(2001)が指摘する「(A)により(B)にVさせる」の使役構 文と対立しているのであろうが、しかし、ここで、使役表現を使用することは、話題 の行為の表現者の書き手の意図に反してしまうと思われる。話題の行為の非当事者で ある書き手は、使役表現を持って話題の行為を表すことで、AとBの間に強弱関係が 出来ることになり、Aにかなりの強制力があることを示すことになる。それでは、B の行為をAが上から促している表現となり、Aを高圧的な存在としてしまう危険があ る。Aとしても、そのような印象を読者に持たれるのは不本意であることは明らかで あろうから、書き手としてもそれは避けなければならない。そこで、「(A)の計画によっ て、(B)がVすることになっている」という表現が妥当となると思われるが、これでは、

文としてすっきりせず、字数も多くなるため、新聞記事としては、好ましくないであ

(12)

ろう。また、計画者のAがなぜBが行為することを予定しているのかも伝わらない。

そこで、Bの行為を促すといった強制性が強く、Aの印象が悪くなることを避け、字 数も少なくて済み、BがVすることはAが望んでいること、お願いしたいことである といった必要な情報を示せるという点で、上記のような「てもらう」文が新聞紙面で は多用されるのではないだろうか。

(33) アルコール問題を抱える女性への支援 26 日午後 1 時半〜 3 時半、大阪市此花区 西九条 6 のクレオ大阪西(JR・阪神西九条)。女性のアルコール依存症の背景に は子育てや介護などがある場合があるといい、家族や友人、部下など身近な女性 のアルコール問題に悩む人にこうした背景や対応を学んでもらう。無料。クレオ 大阪西= 06・6460・7800 (10 月 25 日朝刊生活)

(33)のように、当該の行為について「てもらう」を用いた説明の後、問い合わせ先 が明記されている場合も少なくなかった。これは、新聞は記者が読み手を前提として おり、Aの計画を知ることにより、読者が行為遂行者であるBになる場合を想定して いるためであると思われる。逆に言えば、そのような読者の行動を想定し、行為の非 当事者である書き手は「てもらう」を使用し、話題の行為を描写しているとも捉えら れるであろう。また、崔(2012)には、「『てもらう(基本形)』文は、『しろ/しなさい』

とは異なり、相手のために行われる<恩恵的指示>には用いられない」との指摘があ るが、本資料対象においては、(29)〜(33)のように、受益者の望む遂行は、行為遂 行者にとっても望ましいことであり、行為遂行者のためにもなる場面においての使用 が多く認められた。

さらに、何かをするときの手順・指示などにも「てもらう」が使われている9。「〜

なさい」「てください」といった表現を使用すると、命令・指示の意味合いが強くなり、

使役表現同様、強制性が強くなり、立場として、行為遂行者より上に立った形になる。

この手順・指示により、行為を追行する人物としても、読者が想定される。そこで、

行為遂行者となる読者を意識した表現として、「てもらう」を使用していると思われる。

(34)乙女の杯(ドイツ、18 世紀)

    宴席の余興にカップルで楽しむために作られた。スカート形の大カップは男性用、

乙女の持つ小カップは女性用でスイングする。男性は杯の天地を逆に持ち、両方 のカップに酒をついでもらう。 (10 月 09 日夕刊be水曜)

(35) 一般公開が終わった午後 5 時半から同 9 時まで貸し切りにして、キャンドル点灯 会やミニゲームを楽しみ、まずは打ち解けてもらう。その後フリータイムにする。

(10 月 10 日朝刊地方)

(36) 赤ちゃんの名前は、飼育係があらかじめ選んだ 5 組(2 頭で 1 組)の中から、そ

(13)

れぞれ 2 組を選んでもらう方式で、11 月 3 日〜 17 日にレッサーパンダ舎前に応

募箱が置かれる。 (10 月 05 日朝刊地方)

5 まとめ

以上、本稿では、『朝日新聞』に掲載された記事を資料対象とし、特に、話題の行為 の非当事者が用いる書き言葉「てもらう(基本形)」の使用傾向を考察した。

「てもらう」は、恩恵授受の表明・行為者への感謝・配慮などを示す機能と、受益者 からの行為者への行為実現に向けた働きかけの機能が指摘されてきたが、本調査の条 件下においては、前者の用法はごく限られており、働きかけに近い機能を持つ用例が 圧倒的に多かった。しかし、本稿で規定した条件下での「てもらう」は、働きかけを 意味するというよりは、行為者に対してなぜ行為が遂行されるかといった意図を説明 するためのもの、或いは、「(A)の計画によって、(B)がVすることになっている」

という予定事項或いは事実を読み手へ伝達するといった意味機能を有していると思わ れた。新聞は書き手である新聞記者によって、読者に出来事を伝えることを目的とし ているが、その際、行為の非当事者である書き手が「てもらう」を、話題の行為を恩 恵面から捉えるのではなく、誰のどのような意図によって行為がなされる(なされた)

のかを示す機能を持つ語として捉えていることがわかった。このような「てもらう」

の使用の代わりに、使役表現を用いることもできるであろうが、使役表現を避け、「て もらう」を使用した背景には、読者の存在が強く関わっていると思われる。使役表現 を用いた場合、話題の行為の実現を意図し、促す存在は、話題の行為者より、上の立場、

強い立場であるという印象を読者に与えかねない。新聞は不特定多数の人々が読者に なり得るために、話題の行為の当事者本人や関係者がその記事を読む場合もある。そ ういった場合、使役表現による強制性を感じ、不快感を抱く危険性もある。また、当 事者ではなくとも、行為を強いる態度・存在に嫌悪感を抱く読者もいるであろう。そ こで、そのような危険性を回避するためにも、「てもらう」が使用されているとも考え られる。

本稿では、以上の「てもらう」の新しい機能を考察できたと思われる。紙面の関係上、

今回は紹介できなかったが、同じ資料対象において、「てもらった」の用例は、会話中 の約 3 割以上、地の文中の約 2 割弱が、恩恵性の意味を強く持つ受動文と対立する用 法であった。このことからも、「てもらった」の使用の意味・背景は、基本形「てもらう」

とは異なる性格を持つと推察できる。「てもらう」の考察の際、文体、使用者、語形な どを含めた使用時の条件別のアプローチの必要性があることも併せて示せたと思われ る。

今回、考察対象を「てもらう(基本形)」のみとしたが、他の語形を考察することで、

さらに、新しい機能が見いだせるかもしれない。また、会話資料における使用状況と の比較、新聞における「てくれる」の使用状況との比較などにより、「てもらう」の機能・

(14)

性格付けをより明確にすることが可能になると思われる。併せて今後の課題としたい。

1 授受動詞と呼ぶこともあるが、拙稿ではこのテーマに取り組み始めた 1996 年より、宮地(1965)

による受給動詞と呼んでいる。

2 米澤(1996)では、各受給動詞の発生過程、意味の変遷を概観したが、「もらう」の本動詞 を初めて文献で確認できたのは、『平家物語』であった。「磯に出て網人、釣り人に、手をすり、

ひざをかがめて、魚をもらひ…(『平家物語』三)」の例である。この例には、受益者の働き かけが見いだせる。また、「てもらう」の例は、調査では『大蔵虎明本』に初めて見られたが、

働きかけが強く感じられる用例が多かった。「仏師と談合いたし、よささうなお仏をつくつ てもらはふと存ずる。(『大蔵虎明本』仏師)」

3 山田(2011)では、日本語の「やりもらい」の対立が汎言語的に見ても特異であることを示 した上で、補助動詞用法を「ベネファクティブ」の諸形式と呼び、その機能として、恩恵表 示機能、非恩恵表示機能、談話における方向性明示機能をあげている。

4 『朝日新聞』の『聞蔵Ⅱ』には、それぞれ朝日新聞紙面に準拠した面名が記されている。以下、

用例の後の(  )内は、その記載されている面名を示す。

5 水谷(2011)は、英文を日本語に訳した場合、本稿でいう受給補助動詞が付加される率が高 いことをあげた上で、例えば、「The way you taught me in New Hampshere?」の日本語訳 が「教えたように」では、だれがだれに教えたか明確にはならないが「教えてくれたように?」

と訳すことで行為の方向性が明確化するとしている。水谷(2011)が指摘する構文上の機能 とは、授受動詞が主格とニ格の省略を補っていることを指していることが分かる。

6 本調査の新聞記事において、会話部分ではあるが、木を行為遂行者とする場面での「てもらう」

使用が認められた。「木にいい仕事をしてもらうためには剪定が大事」という。(10 月 09 日 朝刊地方)

7 「2 道」は、北海道支社発行紙面を中心に掲載された記事であることを指す。

8 「東特集」は、東京本社発行紙面を中心に掲載されたテーマについての特集紙面を指す。

9 この「てもらう」の用法に近いものとして、話者が指示者、聞き手が行為遂行者となるバス ツアーなどでは、「ていただく」が頻用されているように感じる。ツアーガイドが「そちらで、

まず、バスから降りて 30 分ほど観光していただきます。次に、昼食ですが、松茸尽くしを 召しあがっていただきます。」などのように、「〜ていただく」により、参加者に行動を予告 する形で指示する場面に遭遇することが多いが、この用法の広がりは、近年の傾向だと思わ れる。「てもらう」と合わせて、この「ていただく」の用法も興味深いものである。

参考文献

石河真由美(2004)「授受補助動詞『〜てくる』『〜てもらう』の考察」『言語文化研究』第 3 号,

聖徳大学大学院言語文化学会,pp.101-112.

井上 優(2001)「日本語・韓国語・中国語の『動詞+授受動詞』」『言語』30 巻 5 号,大修館書店,

pp.38-48.

奥津敬一郎・徐昌華(1982)「『〜てもらう』とそれに対応する中国語表現」『日本語教育』第 46 号,

日本語教育学会,pp.92-104.

加藤 薫(2012)「日本語の構文的特徴から見えてくるもの―『主体・客体』と『自分・相手』―」

『文化学園大学紀要 人文・社会科学研究』第 20 号,文化学園大学,pp.1-112.

北原保雄(1991)「表現主体の主観と動作主の主観」『国語学』165 集,日本語学会,pp.15-25.

(15)

佐久間鼎(1966)『現代日本語の表現と語法≪増補版≫』恒星社厚生閣

高見健一・加藤鉱三(2003a)「『〜くれる/もらう』表現の基本的意味」『言語』第 31 巻 5 号,

大修館書店,pp.96-101.

―(2003b)「『〜くれる/もらう』表現の基本的意味」『言語』第 31 巻 6 号,

大修館書店,pp.96-101.

崔善喜(2012)「命令を表す『てもらう』文についての一考察―『しろ/しなさい』との比較を 通して―」『日本語文法』12 巻 1 号,くろしお出版,pp.71-87.

西川真理子(1995)「『てくれる』についての一考察―『てやる/てもらう』との比較から」『言 語文化研究』第 21 号,大阪大学大学院言語文化研究科,pp.241-254.

橋元良明(2001)「授受表現の語用論」『言語』30 巻 5 号,大修館書店,pp.46-51.

堀口純子(1987)「『〜テクレル』『〜テモラウ』の互換性とムード的意味」『日本語学』第 6 号,

明治書院,pp.59-72.

益岡隆志(2001)「日本語における授受動詞と恩恵性」『言語』30 巻 5 号 大修館書店,pp.26-32.

水谷信子(2009)「日英語の談話の展開の分析―受け身表現を中心として―」『明海大学大学院応 用言語学研究』11 号,明海大学大学院応用言語学研究科,pp.121-131.

―(2011)「日英語の談話の展開の分析―立場志向性を中心として―」『明海大学大学院応 用言語学研究』13 号,明海大学大学院応用言語学研究科,pp.105-117.

宮地 裕(1965)「『やる・くれる・もらう』を述語にする文の構造について」『国語学』63 集,

日本語学会,pp.21-33.

森田良行(1977)『基礎日本語』角川書店

村木新次郎(2000)「授受表現の語用論」『別冊国文学 現代日本語必携』53 号,学燈社,pp.132- 137.

渡辺 実(1991)「『わがこと・ひとごと』の観点と文法論」『国語学』165 集,日本語学会,

pp.1-14.

山田敏弘(2002)「『もらう』と『くれる』はどうちがう?」『日本語学』21 巻 14 号,明治書院,p.49.

―(2011)「類型論的に見た日本語の『やりもらい』表現」『言語』30 巻 5 号,大修館書店,

pp.4-14.

―(2004)『日本語のベネファクティブ―「てやる」「てくれる」「てもらう」の文法―』

明治書院

米澤昌子(1996)「受給動詞の史的変遷」『同志社国文学』第 45 号,同志社大学国文学会,pp.73- 87.

―(2000)「待遇表現としての受給動詞―中世末期の受給表現の体系からのアプローチ」『同 大語彙研究』Ⅱ,同志社大学大学院日本語研究会,pp.1-12.

―(2001a)「待遇表現としての受給動詞―受給動詞の使用状況と話し手の心的態度の考察

―」『同志社国文学』54 号,同志社大学国文学会,pp.20-29.

―(2001b)「待遇表現としての使役形を伴う受給動詞―『〜(さ)せていただく』の用法 の考察を中心に―」『同志社大学留学生別科紀要』創刊号,同志社大学留学生別科,pp.105-117.

―(2012)「受給動詞の用法の一考察―シナリオにおける用例の分析―」『同志社日本語・

日本文化研究』第 10 号,同志社大学日本語・日本文化教育センター,pp.1-20.

調査資料

朝日新聞オンライン記事データベース 『朝日新聞 聞蔵Ⅱ』(2013 年 10 月 01 日〜 2013 年 10 月 31 日)

参照

関連したドキュメント

られる終助詞の使用状況は互いに大きく異なるであろうが,格助詞の使用状況の調査であれば少

     中日戯曲における異類婚姻謂

     源氏物語禁忌侵犯の回避とその表現

      ﹃雪女五枚羽子板﹄の成立について

まわりくどい論理の筋道

ものと考えられる︒

たとえば,「縁の下の力持ち」や「ネジを作る」,「社長との距離が近い」,「経営が厳し

72.3%の少年が、謝罪を行うことができたと答