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低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因 に関する研究 : 韓国福祉パネル第10次データに基 づいて

著者 李 宣英, 埋橋 孝文

雑誌名 評論・社会科学

号 122

ページ 45‑60

発行年 2017‑09‑30

権利 同志社大学社会学会

URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000016808

(2)

要約:本研究は,中位所得60% 未満の低所得高齢者において,福祉サービスの利用に影響 を及ぼす要因を個人的要因,心理的要因,経済的要因を中心に検証を行っている。福祉サ ービスに対する需要が高い低所得高齢者のニーズに応える福祉サービスを開発するための 基礎資料を提供することを目的として,韓国福祉パネルの第10次データを用いて分析を行 った。データの分析は,まず頻度分析,平均と標準偏差などの記述統計を示し,次に各変 数による利用サービス水準をt-検定と一元配置分散分析(Analysis of Variance, ANOVA)を 通じて分析を行った。さらに,低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因を明 らかにするため,多重回帰分析を行った。それらの結果に基づいて,今後,低所得高齢者 を対象とする福祉サービスが向かうべき方向を提示している。

キーワード:低所得高齢者 福祉サービス 個人的要因 心理的要因 経済的要因

目次 1.はじめに

2.研究モデルおよび研究方法 2-1.研究モデル

2-2.調査対象や資料の収集方法 2-3.変数の定義

3.データの分析 4.研究結果

4-1.対象者の一般的な特徴

4-2.個人的,心理的,経済的な水準による福祉サービスの利用 4-3.変数間の相関関係分析

4-4.低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因 5.おわりに

────────────

1)江南大学韓国社会福祉研究所研究委員 2)同志社大学社会学部教授

2017622日受付,2017721日掲載決定

論文

低所得高齢者における福祉サービス利用の 決定要因に関する研究

──韓国福祉パネル第

10

次データに基づいて──

李 宣英

1)

・埋橋孝文

2)

45

(3)

1.はじめに

韓国は死亡率の減少と出生率の低下によって急速な人口高齢化を経験している国のひ とつである。高齢化率が

2015

年の

13.2% から 2017

年には

14% に達し,高齢社会に入

ったといわれている。それにより,高齢者福祉サービスに対する需要が増加するととも に複雑・多元化する様相を帯びており,今後,さまざまな高齢者福祉サービスの供給に 対する必要性が浮かび上がると予測される。

それと同時に,韓国における高齢者の貧困率は

45.1% であり,OECD

国の中でもっ とも高い水準となっている(OECD平均

15.1%)。つまり 65

歳以上の高齢者のうち,

半分程度の高齢者は中位所得

40% 未満の生活を営んでいる。そのうえ,公的年金を受

給している高齢者の割合が高齢者全体のうち

31.8% であり,公的年金の包摂率が低い

問題もかかえており,それは高齢者の貧困問題をさらに深刻化させている。

また,企業の平均定年年齢が

57.9

歳であり,65歳以上の年齢になるまで正社員雇用 状態を維持することが難しい状況である。2014年の保健社会研究院の「高齢者実態調 査」によると,高齢者の私的年金の受給率も

0.8% にすぎず,貧困から抜け出すための

方法を探るのは非常に困難な状況におかれている。

このような状況のなかで,高齢者の貧困問題を解決するために,2008年から基礎老 齢年金を導入し,税を財源にして中位所得下位

70% 以下の高齢者に月平均 20

万ウォン の年金を支給している。しかし,基礎老齢年金は高齢者の

70% が受給している普遍的

な現金給付に近い性格をもっているが,月

20

万ウォンという金額が所得を補填するに は非常に低い水準であるため,依然として高齢者の貧困率は高くなっている。

さらに,政府は高齢者の雇用を促進ために多くの対策を打ち出しており,その結果

2017

年現在,高齢者の雇用率は

39.3% であり,2000

年以降最高値水準を記録してい る。ただし,前述の「高齢者実態調査」によると,賃金労働者として就労している高齢

者のうち

85.1% が臨時労働者または日雇い労働者として働いており,彼らの雇用の質

は決して高いとは言えないであろう。

一方,昨年の人口センサスの結果,1人暮らし世帯の割合が

27.2% であり,全体世帯

のうち,最も高い割合を占め,韓国社会の家族構成形態が過去とは大きく変わってきて いることを示唆する結果があらわれた。高齢者世帯の中でも

34.9% が 1

人暮らし世帯 であり,そのような実態を考慮すれば,高齢者福祉関連サービスにおいて心理・情緒関 連サービスに対する需要も増加すると予測される。

以上のとおり,高齢者の所得保障において,公的年金が本来の機能を果たしておら ず,同時に高齢者の雇用の質は低く,一人暮らし世帯が増加しているなか,多様な側面

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 46

(4)

において社会福祉サービスの必要性は高まっているといえる。

そこで,高齢者のニーズに合った福祉サービスを開発する必要があるが,そのため,

高齢者福祉サービスを利用する際に影響を及ぼす要因は何であるかを明確にする必要が ある。既存の先行研究の結果を検討すると,一般の高齢者を対象に福祉サービス利用の 影響要因を分析している論文,あるいは一つの側面において福祉サービス利用に影響を 及ぼす要因を分析した論文は多数存在するが,個人的な側面,経済的な側面,心理的な 側面など「様々な要因」を考慮して「低所得高齢者」の福祉サービス利用の要因を分析 した論文は少ない。

したがって,本稿においては福祉サービスに対する需要が高い低所得高齢者のニーズ に応える福祉サービスを開発するための基礎資料を提供することを目的として,低所得 高齢者たちの福祉サービスの利用実態について検討を行い,彼らが福祉サービスを利用 するさいに影響を及ぼす要因を個人的要因,心理的要因,経済的要因に分けて検証を行 う。

2.研究モデルおよび研究方法

2-1.研究モデル

本研究の目的は,低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因を明らかにす ることである。福祉サービスの利用に影響を及ぼす変数の構成は,多様な側面から構成 することができる。本研究では,先行研究の結果を踏まえ,個人的要因,心理的要因,

経済的要因で構成した。個人的要因に関しては,性別,年齢,居住地域,経済活動,世 帯形態,健康状態と福祉サービスの利用との関係を,また心理的要因に関しては健康満 足度,家族関係の満足度,余暇生活の満足度,配偶者への満足度,子どもへの満足度と 福祉サービスの利用との関係を解明した。そして経済的要因に関しては可処分所得,公 的年金,個人年金,基礎老齢年金と福祉サービスの利用との関係を解明した。本研究の モデルは〈図

1〉のとおりである。

2-2.調査対象や資料の収集方法

本研究は,韓国福祉パネルデータを活用して分析を行った。韓国福祉パネルは,2006 年に調査された第

1

次資料をはじめとして,毎年全国において満

15

歳以上の世帯員を 対象に実施されている,代表性が確保されたパネル調査である。本研究に活用したデー タは,2015年に実施された第

10

次データである。分析対象は,65歳以上の高齢者が世 帯主である世帯で中位所得

60% 未満の世帯を分析対象にした。また,世帯の形は子ど

もや孫などほかの世帯員の影響を排除するために,一人暮らしの高齢者あるいは高齢者

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 47

(5)

<個人的要因>

性別,年齢,居住地域,経済活動,

世帯形態,健康状態

<心理的要因>

健康満足度,家族関係の満足度,

余暇生活の満足度,配偶者への 満足度,子どもへの満足度

<経済的要因>

可処分所得,公的年金,個人年金,

基礎老齢年金

利用している福祉サービス数

夫婦世帯の世帯主のみを分析対象として,最終的に

2174

人のデータが分析に用いられ た。

2-3.変数の定義

2-3-

(a)利用している福祉サービスの数

本研究の従属変数である低所得高齢者の福祉サービス利用の水準を測定するために,

福祉パネルデータ上の高齢者関連福祉サービス

10

件を分析対象として活用した。つま り①医療費支援,②高齢者無料給食サービス,③物品支援サービス,④家庭ボランティ アサービス,⑤食事配達サービス,⑥訪問家庭看護・介護・入浴サービス,⑦移動補助 サービス,⑧デイサービス,⑨高齢者の就労支援事業,⑩社会教育サービス,が高齢者 関連福祉サービスに該当する。各サービスを利用する場合には「1」,利用しない場合に は「0」をコーディングして合計点数を活用した。したがって最小値「0」,最大値「10」

の範囲のうち,点数が高いほどサービス利用数が多いことを意味する。

2-3-

(b)個人的要因

本研究では,個人的要因として,性別,年齢,居住地域,経済活動,世帯形態,健康 状態について分析した。性別は,男・女に区別し,年齢は調査当時の満年齢で,経済活 動は労働市場に参加しているかどうかで測定しており,世帯形態は,独居や夫婦世帯に 分けて測定している。そして,健康状態は

5

段階のリッカート尺度であり,点数が低い ほど健康状態が悪いことを,高いほど健康であることを意味する。

2-3-

(c)心理的要因

心理的要因と関しては,本パネルで扱っている変数のうち,健康満足度,家族関係の 満足度,余暇生活の満足度,配偶者への満足度,子どもへの満足度など各種の満足度に 関する尺度を活用した。それぞれの尺度は,5段階のリッカート尺度であり,点数が高 ければ高いほど満足していることを意味する。

1 本研究のモデル

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 48

(6)

2-3-

(d)経済的要因

経済的要因としては可処分所得,公的年金,個人年金,基礎老齢年金の加入および受 給の有無を活用した。可処分所得については年平均可処分所得の金額を,公的年金と個 人年金,基礎老齢年金は受給の有無を基準にダミー変数処理を行った。

各変数ごとの具体的な内容は〈表

1〉のとおりである。

3.データの分析

本研究に用いられたデータは研究目的に従って次のように分析を行った。まず,調査 尺度の信頼度は

Cronbach

α

係数で求めた。次に,分析対象者の個人的要因,心理的 要因,経済的要因に対する一般的な把握のために,頻度分析と平均・標準偏差などの記 述統計分析を実施した。

さらに,分析対象者の個人的要因,心理的要因,経済的要因の水準の違いによる福祉 サービス利用の水準を把握するため,中位数基準で二つのグループに分けて,t-testお

よび

ANOVA

を実施し,それによる事後検定方法としては

Scheffe’s test

をもちいた。

1 各変数の内容

変数 要因 測定尺度 説明

従属変数 利用している 福祉サービス数

高齢者福祉関連

福祉サービス10種類 利用している数

独立変数

個人的要因

性別 0=女性/1=男性

年齢 調査当時の年齢

居住地域 0=農村地域/1=都市地域

経済活動 0=未参加/1=参加

世帯形態 0=一人暮らし世帯/1=夫婦世帯

健康状態 5段階の リッカート尺度

(1=全く健全ではない,5=とても健康である)

心理的要因

健康満足度 5段階の リッカート尺度

(1=全く満足しない,5=とても満足する)

家族関係の満足度 5段階の リッカート尺度

(1=全く満足しない,5=とても満足する)

余暇生活の満足度 5段階の リッカート尺度

(1=全く満足しない,5=とても満足する)

配偶者への満足度 5段階の リッカート尺度

(1=全く満足しない,5=とても満足する)

子どもへの満足度 5段階の リッカート尺度

(1=全く満足しない,5=とても満足する)

経済的要因

可処分所得 年平均可処分所得

公的年金 0=未加入/1=加入

個人年金 0=未加入/1=加入

基礎老齢年金 0=未受給/1=受給

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 49

(7)

また,個人的要因,心理的要因,経済的要因,利用している福祉サービスの数の相関 関係分析を行い,各変数同士の相関関係と多重共線性の程度を把握した。

最後に,低所得高齢者の個人的要因,心理的要因,経済的要因が福祉サービスの利用 に及ぼす影響を明らかにするため,多重回帰分析を行った。

4.研究結果

4-1.対象者の一般的な特徴

本研究は,対象者である貧困高齢者の個人的要因,心理的要因,経済的要因および現 在利用している高齢者福祉サービスの数に対する特徴を把握するため,頻度分析を実施 した。分析結果は以下の通りである。

4-1-

(a)対象者の個人的な特徴

調査対象者の個人的な特性については,性別,居住地域,経済活動,世帯形態,健康 状態についてを把握を行った。その結果は,〈表

2〉のとおりである。

まず,対象者の性別においては,女性が

56.6%,男性が 43.4% であり,女性がやや

高い割合を占めている。次に,年齢分布においては,70代が

46.4% で最も多く,80

41.4%,60

代が

8.0%,90

代以上が

4.3% の順に多い。対象者の平均年齢は 78.8

であった。居住地域の分布は,農村地域の居住者が

32.2%,都市地域の居住者が 67.8%

となっており,半分以上の低所得高齢者が都市地域に居住していることがわかった。経 済活動に対する割合は,経済活動を継続している割合が

27.6%,していない割合が 72.4

%であり,大部分の高齢者が経済活動を継続していないことがわかった。世帯形態とし ては,一人暮らしの高齢者が

59.5%,夫婦世帯の居住割合が 40.5% となっている。健

康状態については,「健康ではない」と答えた割合が

44.8% で最も多く,「普通」が

33.5%,「健康である」が 17.8%,「全く健康ではない」が 3.4%,「とても健康である」

0.5% であり,約半分の高齢者が「健康ではない」と認識していることがわかった。

4-1-

(b)対象者の心理的な特徴

調査対象者の心理的要因に関連した特徴としては,健康満足度,家族関係の満足度,

余暇生活の満足度,配偶者への満足度,子どもへの満足度の尺度を活用した。その結果

は,〈表

3〉のとおりである。

まず,健康満足度をみると,「不満足」という回答が

43.3% で最も多く,「普通」が

28.4%,「満足」が 19.6%,「非常に不満足」が 8.1%,「とても満足」が 0.6% で健康に

ついては前述の健康状態と同じく,満足度の側面から見ても不満足であることを示す割 合が半分以上となっている。また,他の心理的要因に関する尺度に比べて「不満足」と 答えた割合が相対的に高くなっており,多くの高齢者が健康に対して満足していないこ

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 50

(8)

とがわかる。

次に,家族関係の満足度においては,「満足している」という回答が

67.7% であり,

圧倒的に高い割合を占めている。また「普通」との回答の割合が

19.9%,「不満足」が

7.1%,「とても満足」が 4.2%,「非常に不満足」が 1.2% であり約 70% の高齢者が全般

的に家族関係に満足している。

余暇生活の満足度については「普通」が

45.1% で最も多く,「満足」が 34.5%,「不

満足」が

16.3%,「非常に不満足」が 1.2%,「非常に満足」が 0.6% の順となっており,

満足している割合が半分未満であることが確認され,高齢者の余暇満足度が相対的に高 くないことがわかる。

配偶者への満足度については「満足」が

62.4%,「普通」が 26.2%,「不満足」が 6.6

%,「とても満足」が

3.0%,「非常に不満足」が 1.8% で満足する割合が高くなってい

る。

最後に,子どもへの満足度については「満足」が

70.9% で圧倒的に多くの割合を占

2 対象者の個人的な属性

項目 カテゴリー N

性別 女性 1230 56.6 男性 944 43.4

年齢

60 174 8.0

70 1008 46.4

80 899 41.4

90代以上 93 4.3

居住地域 農村地域 701 32.2 都市地域 1473 67.8 経済活動 未参加 1574 72.4 参加 600 27.6 世帯形態 一人暮らし世帯 1294 59.5 夫婦世帯 880 40.5

健康状態

とても健康 10 0.5 健康 388 17.8 普通 729 33.5 健康ではない 973 44.8 全く健康ではない 74 3.4

3 対象者の心理的な特徴 項目 カテゴリー N

健康満足度

非常に不満足 172 8.1 不満足 921 43.3 普通 603 28.4 満足 416 19.6 とても満足 13 0.6

家族関係の 満足度

非常に不満足 25 1.2 不満足 150 7.1 普通 423 19.9 満足 1438 67.7 とても満足 89 4.2

余暇生活の 満足度

非常に不満足 26 1.2 不満足 354 16.3 普通 980 45.1 満足 751 34.5 とても満足 14 0.6

配偶者への 満足度

非常に不満足 14 1.8 不満足 51 6.6 普通 202 26.2 満足 481 62.4 とても満足 23 3.0

子どもへの 満足度

非常に不満足 36 1.8 不満足 148 7.4 普通 325 16.2 満足 1426 70.9 とても満足 76 3.8 低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 51

(9)

めて,他の心理的要因に関する尺度に比べて満足する割合が極めて高いことがわかる。

次に「普通」が

16.2%,「不満足」が 7.4%,「非常に満足」が 3.8%,「非常に不満足」

1.8% の順であった。

4-1-

(c)対象者の経済的な特徴

調査対象者の経済的要因については,可処分所得,公的年金加入の有無,個人年金加 入の有無,基礎老齢年金受給の有無について測定した。その結果は,〈表

4〉のとおり

である。

まず,年平均可処分所得については,平均

987.9

万ウォンとなっているが,それを月 平均で計算すれば約

82.3

万ウォンであり,対象者が月平均

82.3

万ウォンで生活を維持 しているということは,韓国の高齢者貧困率が

50% に達するという現実をよく反映し

ている数値である。区間別に見ると,年間

500〜1000

万ウォン未満が

48.0% で最も多

く,1000〜2000万ウォン未満が

30.7% で約 80% の高齢者が年平均 500

万ウォンから

1500

万ウォン以下の所得となっている。そのほか,1500〜2000万ウォン未満が

13.1

%,2000万ウォン以上が

0.4% を示し,年平均 500

万ウォン未満の可処分所得をもって いる高齢者の割合も

7.8% に達している。

次に,公的年金加入に関しては,加入している高齢者が

30.8%,加入していない高齢

者が

69.2% であり,現在韓国における高齢者の公的年金の受給率が約 30% という政府

統計値とほぼ一致しているといえる。それは,高齢者の公的所得保障システムにおい て,国民年金が果たしている役割が脆弱なことを端的に示している。

さらに,個人年金加入割合の場合においても,加入している高齢者は

0.7% に過ぎ

ず,加入していない高齢者の割合が

99.3% となり,高齢者に対する公的所得保障体系

が脆弱な韓国社会において,個人年金も所得保障に及ぼす影響がほとんどないことが読 み取れる。

4 対象者の経済的な特徴

項目 カテゴリー N

可処分所得

500万ウォン未満 170 7.8

500〜1000万ウォン未満 1043 48.0

1000〜1500万ウォン未満 668 30.7

1500〜2000万ウォン未満 284 13.1

2000万ウォン以上 9 0.4

公的年金 未加入 1504 69.2

加入 670 30.8

個人年金 未加入 2158 99.3

加入 16 0.7

基礎老齢年金 ない 195 9.3

ある 1891 90.7

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 52

(10)

最後に,基礎老齢年金受給の割合であるが,他の尺度とは異なり,受給している高齢

者が

90.7%,未受給の高齢者が 9.3% であり,大多数の高齢者が受給している。前述し

たとおり,基礎老齢年金は公的年金の所得保障機能が弱いという問題の代案として,政 府は税を財源に最大

20

万ウォンの現金を中位所得下位

70% の高齢者に支給する,公的

扶助のような性格をもちながらも,高齢者の大部分が受給している現金給付である。他 の所得保障制度に比べては受給率が高いが,その支給水準は決して高くはないため,低 所得高齢者の貧困の解消に及ぼす影響は小さいと評価されている。

4-1-

(d)対象者が利用している福祉サービスの数

高齢者と関連のある

10

個の福祉サービスのうち平均

2.7

のサービスを利用している ことが明らかになった。具体的な結果は,〈表

5〉全く利用していない割合は 1.5% とき

わめて低く,99% の高齢者は,少なくとも

1

つ以上から

8

つ以下の福祉サービスを利 用しているとされた。そのうち

2

つを利用している割合が

35.4% で最も多く,次に 3

つを利用している比率が

27.5% と多く,半分以上の高齢者が 2

つから

3

つのサービス を利用していることがわかった。その他,4つを利用している割合は

13.8%,5

つ以上 を利用している割合は

9.0% となった。

4-2.個人的,心理的,経済的な水準による福祉サービスの利用

低所得高齢者の個人的要因,心理的要因,経済的要因の水準による福祉サービスの利 用数の差を把握するため,個々の独立変数を

2

つのグループまたは

3

つのグループに分 けて,t-検定および一元配置分散分析(Analysis of Variance, ANOVA)を行った。連続 変数で測定された値の場合には,中央値を基準に二分化して,両グループにおける福祉 サービスの利用数を比較した。

4-2-

(a)個人的な要因による福祉サービスの利用実態

個人的な要因の中では,経済活動の有無を除いたすべての変数,つまり性別,年齢,

5 対象者が利用している福祉サービスの数

項目 カテゴリー N

利用している 福祉サービスの数

利用しない 31 1.5

1 268 12.8

2 739 35.4

3 574 27.5

4 288 13.8

5 114 5.5

6 62 3.0

7 9 0.4

8 1 0.1

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 53

(11)

居住地域,世帯形態,健康状態に応じたサービス利用の差において,統計学的に有意な 差がみられた。すなわち,男性より女性が(t=5.494, p<.001),年齢が高いグループで

(t=4.637, p<.001),都市より農村に居住する高齢者が(t=3.330, p<.01),夫婦世帯よ り一人暮らしの高齢者の方(t=5.549, p<.001)において,福祉サービスの利用数が多 い。また,健康状態によっては普通,または健康な高齢者より健康でない高齢者グルー プにおいて(f=12.763, p<.001)福祉サービスの利用数が多いとされた。分析結果は

〈表

6〉のとおりである。

4-2-

(b)心理的な要因による福祉サービスの利用実態

次に,心理的な要因の中では,健康満足度,家族関係の満足度,余暇生活の満足度水 準による福祉サービスの利用数に有意な差がみられた。一方,配偶者への満足度や子ど もへの満足度水準による福祉サービスの利用数には有意な差がみられなかった。分析結

果は〈表

7〉のとおりである。

つまり,健康満足度が高いグループより低いグループにおいて(f=3.263, p<.05),

家族関係の満足度は高いグループよりは普通,または低いグループにおいて(f=6.801,

p<.01),余暇生活の満足度が低いまたは普通のグループより,高いグループにおいて

(f=7.632, p<.001),福祉サービスの利用数が多いことがわかった。健康満足度および 家族関係の満足度は低いほど,サービス利用数が多いのに対して,余暇生活満足度は高 いグループにおいてサービスの利用数が多い特徴をもつ。

4-2-

(c)経済的な要因による福祉サービスの利用実態

経済的な要因の中では,個人年金を除いたすべての変数,つまり可処分所得,公的年

6 個人的な要因による福祉サービスの利用実態

項目 カテゴリー M±SD t/F−value/

Scheffe’s test

性別 女性 2.83±1.30

5.494***

男性 2.53±1.22

年齢

(中央値:79歳)

79歳未満 2.56±1.24

4.637***

79歳以上 2.82±1.29

居住地域 農村地域 2.83±1.30

3.330**

都市地域 2.64±1.25

経済活動 未参加 2.70±1.25

参加 2.69±1.34 .222

世帯形態 一人暮らし世帯 2.83±1.27

5.549***

夫婦世帯 2.51±1.25

健康状態

健康 2.58±1.30

12.763***

普通,健康<不健康

普通 2.56±1.19

不健康 2.84±1.30

*p<.05, **p<.01, ***p<.001

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 54

(12)

金の加入状況,基礎老齢年金の受給状況によって,福祉サービスの利用数に有意義な差 がみられた。分析結果は〈表

8〉のとおりである。

つまり可処分所得の水準が高いグループより低いグループにおいて(t=−7.216, p

<.001),公的年金に加入している高齢者より加入していない高齢者グループにおいて

(t=6.930, p<.001),基礎老齢年金を受給しない高齢者より受給している高齢者グルー プにおいて(t=−19.389)福祉サービスの利用数が多いことが明らかになった。

4-3.変数間の相関関係分析

各独立変数間の多重共線性問題および独立変数と従属変数との相関性を確認するた

7 心理的な要因による福祉サービスの利用実態

項目 カテゴリー M±SD t/F-value/

Scheffe’s test

健康満足度

不満足 2.76±1.26

3.263*

満足<不満足

普通 2.64±1.30

満足 2.60±1.26

家族関係の満足度

不満足 2.93±1.27

6.801**

満足<普通,不満足

普通 2.84±1.33

満足 2.63±1.25

余暇生活の満足度

不満足 2.68±1.20

7.632***

不満足,普通<満足

普通 2.59±1.23

満足 2.84±1.35

配偶者への満足度

不満足 2.37±1.27

普通 2.52±1.21 .472

満足 2.43±1.22

子どもへの満足度

不満足 2.79±1.23

1.658

普通 2.68±1.28

満足 2.61±1.24

*p<.05, **p<.01, ***p<.001

8 経済的な要因による福祉サービスの利用実態

項目 カテゴリー M±SD t/F-value/

Scheffe’s test 可処分所得

(中央値:932万ウォン)

932万ウォン未満 2.90±1.27

−7.216***

932万ウォン以上 2.50±1.25

公的年金 未加入 2.83±1.29

6.930***

加入 2.41±1.18

個人年金 未加入 2.70±1.27

1.832

加入 2.00±1.18

基礎老齢年金 ない 1.34±1.01

−19.389***

ある 2.84±1.21

*p<.05, **p<.01, ***p<.001

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 55

(13)

め,相関分析を行った。

独立変数間の相関関係においては,健康状態と健康満足度が

.686

で最も高い相関関 係を示し,家族関係の満足度と配偶者への満足度が

.641,性別と可処分所得が .436

で 相対的にやや高い相関関係がある。ただし,分散膨張係数(VIF : Variation Inflation

Factor)が 10

未満であることから独立変数間の多重共線性問題は少ないと判断した。

また,独立変数と従属変数との相関関係は,経済活動の有無,配偶者への満足度,子ど もへの満足度,公的年金の加入有無の以外のすべての変数と統計学的に有意な水準の相 関関係がある。

4-4.低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因

本研究の目的である低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因を探るため に,多重回帰分析を行った。分析結果は〈表

9〉のとおりである。

最初の回帰モデルは,低所得高齢者の個人的な要因が福祉サービス利用にどの程度影 響を与えるかを提示しているが,その説明力は

4.2% にとどまる。福祉サービス利用に

影響を及ぼす個人的要因としては,性別,年齢,経済活動,世帯形態,健康状態が有意 であった。具体的には,女性が男性より,年齢が高いほど,経済活動に従事しているほ ど,夫婦世帯より一人暮らしの高齢者が,健康状態が悪いほど高齢者福祉関連サービス の利用数が多い。一方で,居住地域は影響を及ぼさない。

9 低所得高齢者の福祉サービス利用に影響を及ぼす要因

1 2 3 4

B (SE) Beta B (SE) Beta B (SE) Beta B (SE) Beta

個人的要因 性別 年齢 居住地域 経済活動 世帯形態 健康状態

−.174 .028

−.116 .156

−.167

−.127 .079 .005 .061 .068 .081 .037

−.068*

.127***

−.043 .054*

−.064*

−.075**

−.087 .027

−.201 .269

−.055

−.043 .171 .008 .092 .091 .227 .069

−.020 .123**

−.079*

.110**

−.009

−.028 心理的要因

健康満足度 家族関係の満足度 余暇生活の満足度 配偶者への満足度 子どもへの満足度

−.034

−.025 .081

−.023 .003

.058 .105 .070 .080 .095

−.023

−.011 .046

−.012 .001

.013 .170 .137

−.010

−.097 .058 .080 .061 .068 .077

.010 .083 .081*

−.006*

−.050 経済的要因

可処分所得 公的年金 個人年金 基礎老齢年金

.000

−.186

−.273 1.353

.000 .059 .359 .092

−.098***

−.067**

−.016 .310***

.000

−.177

−.353 1.285

.000 .091 .490 .114

−.061

−.072

−.024 .382***

F R-square

2.179*

16.073***

.0.042

8.426***

.304 .002

15.473***

80.678***

.134

−1.237 14.293***

.230

*p<.05, **p<.01, ***p<.001

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 56

(14)

2

つ目の回帰モデルは,低所得高齢者の心理的要因が福祉サービスの利用にどのよう な影響を及ぼすかを示しているが,2.0% の説明力にとどまっている,有意義な影響を 及ぼす変数はないことがわかった。つまり健康満足度,家族関係の満足度,余暇生活の 満足度,配偶者への満足度,子どもへの満足度ともに福祉サービスの利用にいかなる影 響も及ぼさない。

3

つ目の回帰モデルは,低所得高齢者の経済的要因が福祉サービスの利用にどのよう な影響を及ぼすかを示しているが,本モデルは

13.4% の説明力をもっている。個人年

金を除いた可処分所得,公的年金,基礎老齢年金の受給の有無が福祉サービスの利用に 影響を与えている。つまり可処分所得の水準が低いほど,公的年金に加入していないほ ど,基礎老齢年金を受給しているほど福祉サービスの利用数が多くなる。

4

つ目の回帰モデルは,低所得高齢者の個人的な要因,心理的要因,経済的要因を総 合して福祉サービスの利用数に影響を及ぼす要因を把握した。本モデルは,低所得高齢 者の福祉サービス利用の要因を

23.0% 説明する。分析の結果,個人的な要因において

は,年齢,居住地域,経済活動が影響を与えるとされた。つまり年齢が高いほど,農村 に居住している高齢者ほど,経済活動に参加している高齢者ほど,福祉サービスの利用 数が多いことがわかった。また,心理的要因については,家族関係の満足度と余暇生活 の満足度が有意義な影響を及ぼすとされたが,2人とも満足度が高いほど福祉サービス の利用数が多いことがわかった。最後に,経済的要因については基礎老齢年金のみ有意 に影響を与えていることとなったが,基礎老齢年金を受給しているほど,他の福祉サー ビスの利用も多いことがわかった。そのほか,可処分所得,公的年金,個人年金は有意 な影響を及ぼさないことがわかった。

5.おわりに

本研究から明らかになった結果とそれを踏まえて,今後,低所得高齢者を対象とする 福祉サービスが向かうべき方向について述べたい。第

1

に,ほとんどの高齢者たちが

1

つ以上の福祉サービスを利用している点である。十数年前に実施された類似した研究の 結果によると,居宅サービス利用において,サービスのことを知っていることにも関わ らず利用しない高齢者が多くの割合を占める(カンユジン・カンヒョジン,2006 : 287)

という従来の研究結果とは非常に異なった結果が現われた。最近,福祉サービスの利用 に対する積極的な広報と高齢者の福祉サービスに対する意識の変化が高い利用率に帰結 したと判断される。そこで,今後は高齢者の多様なニードに応じた個別的なサービスを 提供する形態に発展しなければならないであろう。

2

に,年齢によって福祉サービスの利用形態が異なる点である。一般的に,高齢者

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 57

(15)

福祉サービスといえば,65歳以上という一括的基準をもってサービスを提供している。

今後はサービスの提供対象を,65歳以上

74

歳以下の前期高齢者と

75

歳以上の後期高 齢者,または

10

歳基準にわける等,年齢による分節的なサービスを提供する必要があ ることを示唆する。

3

に,農村地域および都市地域など,居住地域によってサービスの利用が異なる点 である。各地域の特性に応じたニードに積極的に対応するためのサービスの開発がさら に必要であることが読み取れる。この点はイガオク・イミジン(2001)研究では,居住 地域による差がないことが明らかになった点と相反する結果である。彼らの研究におい ては,居宅サービスのみを分析の対象としており,本研究は高齢者関連の福祉サービス 全体を対象に分析したため,相違した結果となったといえる。

4

に,経済活動参加と関連して,経済活動に参加しているほど,より多くの福祉サ ービスを利用する点である。本研究では,労働市場で働いている高齢者が具体的にどの ような福祉サービスをより多く利用するかを把握できなかったが,高齢者の雇用関係の 福祉サービスを利用している可能性が高いと推測できる。老齢期に,とくに高齢者貧困 率が高い韓国社会において,経済活動を維持しているというのは,経済的に稼がなけれ ば生活を営むことができないことを示すであろう。したがって,他の問題に対するニー ズを抱えているかどうかに対する実態を把握して関連したサービスを提供する必要があ る。

5

に,経済的な要因と関連して,基礎老齢年金を受給する高齢者ほど福祉サービス を多く利用する点である。この点については,受給額は先述したように低額であり,そ れが影響したとは考えにくく,基礎老齢年金の受給が申請制であることと関連があると みられる。つまり基礎老齢年金を受給するというのは,その制度に申請を行ったという 意味で,他の福祉サービスに対するアクセシビリティも高いと考えられる。同じ観点か ら,基礎老齢年金を認知できず必要であるにも関わらず申請をしない高齢者の場合に は,他の福祉関連情報に対するアクセシビリティも脆弱である可能性が高い。したがっ て,基礎老齢年金や他の福祉関連情報に対するアクセシビリティを高めるための広報活 動を継続していかなければならないであろう。

最後に,本研究の限界は,多様な福祉サービスを個別にわけて影響要因を分析してい ない点である。イガオク・イミジン(2001)の研究においては,居宅サービスの種類に よって利用に影響を及ぼす要因がそれぞれ異なることが明らかにしている。したがっ て,本研究の場合にも

10

種類の福祉サービスをそれぞれ分離して分析すると,利用に 影響を及ぼす要因がより明確に見えてくると考えられ,今後の研究課題としたい。

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 58

(16)

参考文献

イガオク・イミジン(2001)「高齢者の居宅福祉サービス利用意向の決定要因に関する研究」『韓国老年学』

21(2):113-124頁。

イゼモ・イシンヨン(2006)「高齢者の居宅福祉サービスの利用意向に影響を及ぼす要因に関する研究:大 邱広域市の居住高齢者を中心に」『老人福祉研究』32 : 203-222頁。

イヘウォン(1995)「ソウル市居宅保護高齢者の家庭ボランティアサービス利用に影響を及ぼす要因」『韓 国老年学』15(2):140-156頁。

イムヨンオク・ユンヒョンスク(2009)「高齢者の高齢者福祉サービスの利用経験に影響を及ぼす要因に関 する縦断研究:ソウルと春川に居住している高齢者を中心に」『韓国老年学』29(3):1063-1085頁。

イユンギョン(2009)「老人長期療養サービスの利用決定要因分析」『保健社会研究』29(1):213-235頁。

カンユジン・カンヒョジン(2005)「高齢者福祉サービスの認知度および利用意思に影響をおよぼす要因」

『老人福祉研究』28 : 255-294頁。

ジョンボヨン・クォンスンマン・イヘゼ・キムフンス(2011)「障害高齢者の医療利用に影響を及ぼす要 因」『韓国老年学』31(1):171-188頁。

パクキョンスク(2003)「高齢者の社会福祉サービスの利用実態と利用に影響を及ぼす要因:京畿道,国民 基礎生活保障の老人を中心に」『韓国社会福祉学』55 : 283-307頁。

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 59

(17)

This study analyzes factors affecting the welfare services’ utilization by low-income elderly.

The related factors are examined by focusing on individual factors, psychological factors, and economic factors. Low-income elderly people have higher demands for welfare services than general elderly people. Therefore, we conducted the analysis using the 10th data of the Korea Welfare Panel with the aim of providing basic information necessary for developing welfare services that meet these needs. Data analysis includes frequency analysis, averages and standard deviations. Next, welfare service levels are analyzed by t-test and Analysis of Variance

(ANOVA). In addition, multiple regression analysis are conducted to clarify factors influencing the utilization of welfare services by low-income elderly. Based on the above results, the future direction of welfare services for the elderly with low incomes is suggested.

Key words:Low - income elderly, Welfare services’ utilization, Analysis of Variance

(ANOVA), Individual factors, Psychological factors, Economic factors

Factors Affecting the Welfare Services’ Utilization by Low-Income Elderly :

An Analysis Based on the 10th Data of the Korea Welfare Panel Sun-young Lee and Takafumi Uzuhashi

低所得高齢者における福祉サービス利用の決定要因に関する研究 60

表 1 各変数の内容 変数 要因 測定尺度 説明 従属変数 利用している 福祉サービス数 高齢者福祉関連福祉サービス 10 種類 利用している数 独立変数 個人的要因 性別 0=女性/1=男性年齢調査当時の年齢居住地域 0=農村地域/1=都市地域経済活動0=未参加/1=参加世帯形態 0=一人暮らし世帯/1=夫婦世帯健康状態5段階の リッカート尺度 (1=全く健全ではない,5=とても健康である) 心理的要因 健康満足度 5 段階の リッカート尺度 (1=全く満足しない,5=とても満足する)家族関係の満足度5段

参照

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