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中国におけるホテル業に関する研究

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Academic year: 2021

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神奈川大学大学院経営学研究科『研究年報』第21号 2017年3月  9

研究目的:

 本論文は、中国ホテル業のサービス向上を目指 すことを目標としている。中国ホテル業のサービ スレベルは良くないとの評判を受け続けてきた。

その原因は、経営管理の制度の不完全であって、

国家の政策の不完全であったという社会背景など の要因に辿り着ける。本論文はどうやってサービ スの向上をより素早く改善になることについて、

解決策を練り上げる。

論文構成:

 本論文の構成は四章構成になっている。

 第一章は、日本と中国の宿泊産業の歴史と企業 文化について論じる。

 主に観光客に宿泊サービスを提供しているほ か、生活上のサービス及び施設(いわゆる寝る前 のサービス)、飲食、ゲーム、娯楽、ショッピン グ、ビジネス活動、宴会及び会議などのサービス 内容も提供している場所となった。ホテルが中国 に現れたのは非常に早かった。最初の形としては、

「亭驛」、「客舍」と「客桟」などがある。アヘン 戦争後、西洋文明の普及に伴い、中国のホテルも 少しずつ古代の形から脱却しつつ、次第に現代に おけるホテルの様子を見せるようになった。日本

にはホテルと旅館という、かなり性格の異なる宿 泊施設が存在する。日本における宿泊施設の類型 として、基礎的なものは、法律上の分類である。

20世紀の初め、民宿が日本で誕生した。1970年 に大阪で万博が開催された時に、都市部で家庭が 経営する旅館も誕生した。20世紀70年代末から、

中国は中華人民共和国が建国した後、最も歴史的 意義のある変革時代に入った。対内改革及び対外 開放という決定は中国の運命を変え、中国に生き 生きとする新しい光景を呈した。対外開放政策の 実施により、古代文明、美しい景色、文化多様性、

民族の多元化、独特な社会制度及び長年に渡った 鎖国による「神秘感」で、全世界の目を引いてい た。これによって、中国の観光業の台頭も促進さ れた。

 第二章は、顧客価値の観点から、ホテルのサー ビス・マーケティング戦略を系統的に分析である。

 サービスは、程度の差はあるものの、基本的に は無形の活動、または一連の活動である。そして、

必ずしもすべてではないが、通常、顧客と提供者 とのあいだ、または顧客と提供者が有する物質的 資源やシステムなどとのあいだの相互作用により 生起するということである。顧客価値に基づいた

■ 修士論文要旨

中国におけるホテル業に関する研究

―中国ホテルと日本ホテルのサービス戦略の比較を中心として―

Study on China's hotel industry

― Focusing on the differences of service strategies between China and Japan hotels ―

神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

王   暁 辰

WANG, Xiaochen

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10  神奈川大学大学院経営学研究科『研究年報』第21号 2017年3月

ホテルのサービス・マーケティング理論的枠組み は、ホテルのサービス・マーケティングの内容、

機能と目標を含めるべきである。マーケティング の要素は伝統的な4Pを含めているだけではなく、

さらにサービスの特殊性によって、マーケティン グ過程と有形商品の展示なども加えなければなら ない。

 第三章は、大連ワンダグループとシャングリ・

ラ・ホテルについての事例研究分析である。

第四章は、帝国ホテルについての事例分析である。

今後課題:

 中国と日本のホテルのサービス・マーケティン グ戦略を比較分析して、中国のホテル業における サービス向上への改善である。

 日本のホテルの経営理念は、伝統的な思想と文 化が絶えず進んでいる中で、次第に形成された物 である。それが日本ホテルのビジネスモデルが形 成された重要な要素である。日本のホテルは、現 代競争が設計競争だと考えている。環境の優劣は 基本的に設計レベルに関わっている。設計に関 わっている人たちから品質を取り組み、ホテルの 環境が図面から既に高いレベルであることを確保 する。そして、激しい競争の中で、最も重要なの はどうやって柔軟的に顧客の需要の変化に適応 し、「顧客至上」をホテル経営における最高の指 導原則とし、更にサービスの質を高めることに全 力を尽くすことである。

 サービス提供者と利用者との関係に対する日 中の意識の違いがサービスの質に関わる日中の ギャップをもたらした。ホスピタリティあるいは

「誠善待客」に示されるサービス提供者と利用者 にかかわる相互性の欠如がサービスの質化影響す る要因と考えられる。サービスの品質を最重要視 し、積極的に取り組む企業文化の創造が、企業内 部から結果的にサーピスの質に影響し、サービス ヘの評価を左右する。顧客満足ヘの追求が形式的 にとどまっている状況を脱し、サービス理念・企 業哲学・価値観を有効的な科学的な管理法によっ て確実に実現し、從業員ヘの教育を繰り返し行い、

従業員漓足を通してー貫性や厳密性のある企業文

化を作ることが必要であり、また重要な課題とな る。中国国有ホテルあるいは本土ホテルにとって、

制度作りや管理手法以上に、日系企業にある「和」

の精神とチームワークヘの強調、それに欧米企業 にあるスタッフの間のパートナー的な関係作りと 積極的なコミュニケーションが学ぶべきところで ある。

 このように、サービスの質的向上を絶えず追求 する企業文化の創造と貫徹がサービスの水準を維 持し、改善する有効な手段となる。

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