序
その他のタイトル Vorwort
著者 内藤 好文
雑誌名 独逸文学
巻 10
ページ I‑I
発行年 1964‑12‑10
URL http://hdl.handle.net/10112/00017650
序
本誌もここに第10号を迎えました。かねてから第10号は特別号にしたい と考えていたのですが,たまたま,昨年古稀を迎えられ,本年3月をもっ て本学を退職されました高尾教授をお送りする時に当りましたので,高尾 先生古稀祝賀記念論文集に本誌第10号をあてることにいたしました。
高尾国男先生は,ヘルダーリン研究や, ドイツローマン派の研究などで すぐれた業績を示しておられる,わが国のゲルマニスト中の大先輩の一人 です◎
先生は栃木県の産,二高,東大独文科卒業後,慶応義塾大学予科教授と なられ, ドイツへ留学,続いて慶応義塾,高知高校,浪速高校,六高,大 阪大学などを経て, 1957年に関西大学の教授となられました。その間教壇 に立つこと四十有五年,幾百千の子弟を育成して来られました。
先生は明朗快活,常に温顔をもって人に接せられ,談論風発。先生を得 れば一座はたちまち明るくなり,笑声が絶えぬといった工合です。
先生は極めてご健康で,本学ご退職後は帝塚山女子大学教授として活躍 しておられます。本学へもなお講師として毎週来られますので,われわれ は先生にお目にかかれるのを非常な楽しみにしている次第です。ますます お元気で,われわれのために絶えざるご指導を賜わるよう,願ってやみま
せん。
ここに謹んで先生の弥栄とご長寿を祈念する次第であります。
1964年7月
関西大学独逸文学会々長
内藤 好文
I