• 検索結果がありません。

JSTSS 第 11 回大会 (2012 年 6 月 9 日 -10 日 ) シンポジウム D-1 (6 月 9 日 会場 / センター棟 5 階 506 外傷性 = 解離性スペクトラム 心身症性 身体表現性の皮膚症状に焦点を当てて 虐待的生育歴が アレキシサイミア傾向

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "JSTSS 第 11 回大会 (2012 年 6 月 9 日 -10 日 ) シンポジウム D-1 (6 月 9 日 会場 / センター棟 5 階 506 外傷性 = 解離性スペクトラム 心身症性 身体表現性の皮膚症状に焦点を当てて 虐待的生育歴が アレキシサイミア傾向"

Copied!
30
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

虐待的生育歴が

虐待的生育歴が

アレキシサイミア傾向に与える

アレキシサイミア傾向に与える

影響

影響

○後藤和史(愛知みずほ大学人間科学部) ○後藤和史(愛知みずほ大学人間科学部) 田辺 田辺 肇(静岡大学人文社会科学研究科)肇(静岡大学人文社会科学研究科) 小澤幸世( 小澤幸世(東京大学大学院総合文化研究科東京大学大学院総合文化研究科)) JSTSS 第11回大会 (2012年6月9日-10日) シンポジウムD-1 (6月9日 9:30~11:00) @D会場/センター棟5階 506 外傷性 = 解離性スペクトラム ―心身症性・身体表現性の皮膚症状に焦点を当てて―

(2)

アレキシサイミア

アレキシサイミア

とは

とは

☆臨床報告

☆臨床報告 (Nemiah & Sifneos, 1970)(Nemiah & Sifneos, 1970)

1. 1. 心身症患者の多くが,心身症患者の多くが,(精神分析的文脈で言うところの(精神分析的文脈で言うところのヒスヒス テリー性の テリー性の))神経症患者と比べて,自分の神経症患者と比べて,自分の感情感情や空想や空想を話を話 すことが上手でなかった すことが上手でなかった。。 2. 2. (精神分析的な)心理療法がやりにく(精神分析的な)心理療法がやりにくく,効果が望めない。く,効果が望めない。 3. 3. この状態をこの状態を「「アレキシサイミアアレキシサイミア((alexithymiaalexithymia))」」と命名と命名 (Sifneos, 1972; Sifneos, 1973) (Sifneos, 1972; Sifneos, 1973)   その後,心身症患者を特徴づける「性質」として,定着してその後,心身症患者を特徴づける「性質」として,定着して いる。 いる。   質問紙尺度が開発され,心身症以外でもみられることが明らかに。質問紙尺度が開発され,心身症以外でもみられることが明らかに。 この文脈から言うと,古典的なヒステリー概念に起源 をもつ解離とアレキシサイミアとはまったく別概念

(3)

アレキシサイミア質問紙

アレキシサイミア質問紙

 

GALEX

GALEX

(後藤ら,(後藤ら,19991999)   後藤が作成したアレキシサイ後藤が作成したアレキシサイ ミア ミア傾向傾向を測定する質問紙。を測定する質問紙。   心理尺度としての信頼性・妥心理尺度としての信頼性・妥 当性の確認を経ている。 当性の確認を経ている。   日本語としての「わかりやす日本語としての「わかりやす さ」を重視しているため,回答 さ」を重視しているため,回答 しやすいのが長所。 しやすいのが長所。   その他にも,その他にも, 

 TASTAS (Taylor et al, 1985)(Taylor et al, 1985)



 TASTAS--2020 (Bagby et al, 1994)(Bagby et al, 1994)



 BVAQBVAQ (Vorst & Bermond, 2001)(Vorst & Bermond, 2001)

などがある

(4)

これまでの研究結果①

これまでの研究結果①

~アレキシサイミア傾向の因子構造

~アレキシサイミア傾向の因子構造

  アレキシサイミア傾向は,アレキシサイミア傾向は,22つの側面を持つつの側面を持つ (後藤ら (後藤ら, 1998; , 1998; 後藤・小玉後藤・小玉, 2000; , 2000; 後藤後藤, 2012, 2012)) 1. 1.

感情認識言語化困難

感情認識言語化困難

  「自分の気持ちがわからない「自分の気持ちがわからない//言えない」言えない」 2. 2.

空想・内省困難

空想・内省困難

  「「想わない/考えない想わない/考えない」」 -.436 .958 .342 .410 .838 空想 空想空想 空想・・・内省困難・内省困難内省困難内省困難 感情認識言語化困難感情認識言語化困難感情認識言語化困難感情認識言語化困難 感情認識困難 感情表現困難 表層的思考 空想の欠如

(5)

これまでの研究結果②

これまでの研究結果②

~諸概念との関連(まとめ)

~諸概念との関連(まとめ)

  感情認識言語化困難感情認識言語化困難   ストレッサーをより脅威的ストレッサーをより脅威的 に認知 に認知((後藤後藤, 2006, 2006などなど))   解離性傾向解離性傾向((後藤後藤, 2004, 2004など)など)   離人体験離人体験((後藤ら後藤ら, 2010, 2010など)など) … …などなど • ストレス知覚にまつわるプ ロセスと,種々の精神症状 と関連   空想・内省困難空想・内省困難   感情価に関わらず,自己の感情価に関わらず,自己の 感情理解 感情理解をを制止制止(後藤(後藤, 2002, 2002))   夢見体験を夢見体験を言語化・物語化言語化・物語化 するのが するのが苦手苦手((後藤・小玉後藤・小玉, 2000), 2000)   自己概念記述課題で的外自己概念記述課題で的外 れな反応 れな反応 (後藤(後藤, , 20052005)) … …などなど • 内的体験の言語化制止など 心理臨床的介入に対する反 応性の悪さを示唆

(6)

虐待的生育歴が

虐待的生育歴が

アレキシサイミア傾向に与える

アレキシサイミア傾向に与える

影響

影響

(7)

アレキシサイミア傾向と虐待

アレキシサイミア傾向と虐待

 

虐待など逆境的な生育歴がアレキシサイミアを形成

虐待など逆境的な生育歴がアレキシサイミアを形成

する,という議論がある

する,という議論がある

  McDougal (1982)McDougal (1982)などなど  

アレキシサイミアと虐待に関する実証研究

アレキシサイミアと虐待に関する実証研究



 Barenbaum (1996), Joukemaa et al. (2008), Evren et al. Barenbaum (1996), Joukemaa et al. (2008), Evren et al.

(2009), (2009), 後藤後藤(2004)(2004)   虐待的生育歴を持つ者が,アレキシサイミア傾向(とくに虐待的生育歴を持つ者が,アレキシサイミア傾向(とくに 感情認識困難)が高い,という一貫した結果が得られてい 感情認識困難)が高い,という一貫した結果が得られてい る。 る。

(8)

本研究の目的

本研究の目的

 

アレキシサイミア2次元モデル(アレキシサイ

アレキシサイミア2次元モデル(アレキシサイ

ミア空間)の観点から,虐待の与える影響を

ミア空間)の観点から,虐待の与える影響を

検討する。

検討する。

(9)

方法(1/2)

方法(1/2)

  質問紙調査は他目的の研究も含められており,それぞれ質問紙調査は他目的の研究も含められており,それぞれ の研究目的および調査対象者の負担に配慮し2回に分け の研究目的および調査対象者の負担に配慮し2回に分け て行われた。 て行われた。 1. 1. 調査対象者調査対象者   大学生・専門学校生の262大学生・専門学校生の262名(第1回調査),名(第1回調査),259259名(第2回調査)。名(第2回調査)。   同意が得られ,第1回調査と第2回調査とで同意が得られ,第1回調査と第2回調査とでマッチングできたマッチングできた205205名(女性名(女性193193名,名, 男性 男性1212名名; ; 平均年齢平均年齢20.720.7±±3.83.8歳)を分析対象とした。歳)を分析対象とした。 2. 2. 質問紙構成質問紙構成 

 アレキシサイミア傾向アレキシサイミア傾向:: Gotow Alexithymia QuestionnaireGotow Alexithymia Questionnaire



 精神表現性解離:精神表現性解離: Dissociative Experiences Scale日本語版Dissociative Experiences Scale日本語版



 身体表現性解離:身体表現性解離: Somatoform Dissociation Questionnaire -Somatoform Dissociation Questionnaire - 20日本語版20日本語版



 離人傾向:離人傾向: Cambridge Depersonalisation ScaleCambridge Depersonalisation Scale



(10)

方法(2/2)

方法(2/2)

3. 3. 調査手続き調査手続き   講義時間を用いた教室による集団実施で,講義講義時間を用いた教室による集団実施で,講義 担当者が調査冊子の配布,封筒に入れた状態 担当者が調査冊子の配布,封筒に入れた状態 で回収を行った。調査は3週程度の間を空けて で回収を行った。調査は3週程度の間を空けて 2回行い,第1回調査では 2回行い,第1回調査ではDESDES,SDQ,SDQ-20-20,,CDSCDS および

およびCATSCATSを,第2回調査ではを,第2回調査ではGALEXGALEX,,SDQSDQ- -20 20,,CDSCDSおよびおよびCATSを実施した。CATSを実施した。 4. 4. 倫理的倫理的なな配慮配慮   調査の目的,プライバシーへの配慮および調査調査の目的,プライバシーへの配慮および調査 参加の任意性を口頭および文面にて説明し,回 参加の任意性を口頭および文面にて説明し,回 答日と説明内容の理解,調査への参加の同意 答日と説明内容の理解,調査への参加の同意 についての表明を求めた。そして,回答日の記 についての表明を求めた。そして,回答日の記 入および説明の理解と同意の表明が得られたも 入および説明の理解と同意の表明が得られたも のを分析データとした。 のを分析データとした。 GALEXGALEXGALEXGALEX SDQ-SDQ-SDQ-SDQ-20202020 CDSCDSCDSCDS CATSCATSCATSCATS DESDESDESDES SDQ-SDQ-SDQ-SDQ-20202020 CDSCDSCDSCDS CATSCATSCATSCATS 第 第 第 第2222回調査回調査回調査回調査 第 第 第 第1111回調査回調査回調査回調査

(11)

結果

結果

  指標の処理指標の処理 1. 1. 分析データについては,EM法による欠損値補完を行った。分析データについては,EM法による欠損値補完を行った。 2. 2. 各指標については,オリジナルに基づいて合計点ないしは平均点各指標については,オリジナルに基づいて合計点ないしは平均点 を算出した。 を算出した。 – – そして,各尺度の分布の歪みを補正するためにそして,各尺度の分布の歪みを補正するためにTukeyの手法を利用しTukeyの手法を利用し て正規スコアを算出した。 て正規スコアを算出した。 3. 3. CATS(第2回)CATS(第2回) **の4つの下位尺度(正規スコア)をターゲットにの4つの下位尺度(正規スコア)をターゲットに Two

Two--stepstepクラスタ分析を行い,適合度指標(BIC)の遷移・解釈可クラスタ分析を行い,適合度指標(BIC)の遷移・解釈可 能性・再現可能性 能性・再現可能性****の観点から3クラスタが適切と判断され,クラスの観点から3クラスタが適切と判断され,クラス タを抽出した。 タを抽出した。 * *: : 事後の分析で用いる事後の分析で用いるGalexGalexと調査時期が一致と調査時期が一致 ** **: : 第1回調査のデータに対しても同様の分析を実施して,クラスター数を検討第1回調査のデータに対しても同様の分析を実施して,クラスター数を検討

(12)

-1.00 -0.50 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 性的 罰 ネグレクト 情緒的 CATS下位尺度(正規化) 正 規 化 得 点 性的虐待群(n=15) 虐待的養育群(n=81) 非虐待群(n=109)

(13)

アレキシサイミア傾向と虐待との関連

アレキシサイミア傾向と虐待との関連

  アレキシサイミア傾向と虐待との関連を検討するために,虐アレキシサイミア傾向と虐待との関連を検討するために,虐 待クラスタを独立変数,アレキシサイミアの2下位尺度を従 待クラスタを独立変数,アレキシサイミアの2下位尺度を従 属変数とした多変量分散分析を行った結果,2下位尺度共 属変数とした多変量分散分析を行った結果,2下位尺度共 に虐待クラスタの主効果が有意であった。 に虐待クラスタの主効果が有意であった。   WSD法による多重比較の結果,WSD法による多重比較の結果,   感情認識言語化困難:感情認識言語化困難: 非虐待群<虐待的養育群・性的虐待群非虐待群<虐待的養育群・性的虐待群   空想内省困難:空想内省困難: 非虐待群・虐待的養育群<性的虐待群非虐待群・虐待的養育群<性的虐待群 … …が見出された。が見出された。   アレキシサイミア2下位尺度を次元軸として,各クラスタの平アレキシサイミア2下位尺度を次元軸として,各クラスタの平 均値および標準偏差を空間プロットしたものを次図に示した。 均値および標準偏差を空間プロットしたものを次図に示した。

(14)

-1.00 .00 1.00 -1.00 .00 1.00 空想内省困難(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 ( 正 規 化 ) 性的虐待群(n=15) 虐待的養育群(n=81) 非虐待群(n=109)

(15)

-1.00 .00 1.00 -1.00 .00 1.00 空想内省困難(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 ( 正 規 化 ) 性的虐待群(n=15) 虐待的養育群(n=81) 非虐待群(n=109)

(16)

考察①

考察①

アレキシサイミア空間からみた虐待

アレキシサイミア空間からみた虐待

 

厳密に言えば,「虐待によってアレキシサイミ

厳密に言えば,「虐待によってアレキシサイミ

ア的になる」とは言えない。

ア的になる」とは言えない。

 

感情認識言語化困難の強さは,アレキシサイミ

感情認識言語化困難の強さは,アレキシサイミ

アの理論的定義に沿う。

アの理論的定義に沿う。

  先行研究の再現的結果。先行研究の再現的結果。  

が,空想内省機能の亢進

が,空想内省機能の亢進

(=空想内省困難の弱さ)(=空想内省困難の弱さ)

はア

はア

レキシサイミアの理論的定義と逆。

レキシサイミアの理論的定義と逆。

  もともと,アレキシサイミアは,古典的なヒステリー性もともと,アレキシサイミアは,古典的なヒステリー性 の身体症状と心身症性の身体症状とを弁別しようとし の身体症状と心身症性の身体症状とを弁別しようとし て出てきた概念。 て出てきた概念。

(17)

-1.00 .00 1.00 -1.00 .00 1.00 空想内省困難(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 ( 正 規 化 ) 性的虐待群(n=15) 虐待的養育群(n=81) 非虐待群(n=109) アレキシサイミア アレキシサイミア アレキシサイミア アレキシサイミア ヒステリー ヒステリーヒステリー ヒステリー 神経症 神経症神経症 神経症

(18)

考察②

考察②

虐待によって起きるのは

虐待によって起きるのは

①過度なストレス知覚

①過度なストレス知覚

(虐待的養育群の結果)

(虐待的養育群の結果)

 

生き残り

生き残り

のため,警戒レベルを高める。

のため,警戒レベルを高める。



 Negative AffectivityNegative Affectivity(情緒不安定性)を発達(情緒不安定性)を発達 

 Negative AffectNegative Affectは,個体保存は,個体保存(「生き残り」)(「生き残り」)のための行動のための行動

(闘争・逃走反応)を促す生態信号

(闘争・逃走反応)を促す生態信号





その結果,

その結果,

Sensory overload

Sensory overload

しやすくなる。

しやすくなる。



 結果,結果,「自分の気持ちが「自分の気持ちがわからないわからない/いえない」とい/いえない」とい

う主観的体験

(19)

②体験変容過程の亢進

②体験変容過程の亢進

(性的虐待群の結果)

(性的虐待群の結果)

 

逃れられない苦痛を緩和するために,主観的

逃れられない苦痛を緩和するために,主観的

体験を

体験を

変容させる

変容させる

必要性。

必要性。

  その結果,空想内省機能を発達させる。その結果,空想内省機能を発達させる。   あるいは,あるいは,(素因レベルで)(素因レベルで)もともと空想内省機能が発達しもともと空想内省機能が発達し ており,虐待的養育情況下で, ており,虐待的養育情況下で,pseudopseudo--性的虐待記憶を生性的虐待記憶を生 成しやすい傾向を反映しているのか

成しやすい傾向を反映しているのか ((GeraertsGeraerts et al., 2005et al., 2005 など)。 など)。   どちらか,はどちらか,は保留。保留。   自己報告に基づいた研究では見極められない。自己報告に基づいた研究では見極められない。

考察②

考察②

虐待によって起きるのは

虐待によって起きるのは

(20)

-1.00 .00 1.00 -1.00 .00 1.00 空想内省困難(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 ( 正 規 化 ) 性的虐待群(n=15) 虐待的養育群(n=81) 非虐待群(n=109)

過度 過度 過度

過度ななななストレスストレスストレスストレス知覚知覚知覚/知覚///Sensory OverloadSensory OverloadSensory OverloadSensory Overload

体 験 変 容 体 験 変 容 体 験 変 容 体 験 変 容 過 程 過 程 過 程 過 程

(21)

補足

補足

アレキシサイミア傾向と解離

アレキシサイミア傾向と解離

(JPA, 2010)

(JPA, 2010)

GALEXGALEXGALEXGALEX SDQ-SDQ-SDQ-SDQ-20202020 CDSCDSCDSCDS CATSCATSCATSCATS DESDESDESDES SDQ-SDQ-SDQ-SDQ-20202020 CDSCDSCDSCDS CATSCATSCATSCATS 第 第 第 第2222回調査回調査回調査回調査 第 第 第 第1111回調査回調査回調査回調査

(22)

アレキシサイミアと解離

アレキシサイミアと解離

  アレキシサイミアと解離とのアレキシサイミアと解離との理論上の理論上の関連関連   感情などの内的体験の意識化ないしはモニタリングの障害という観感情などの内的体験の意識化ないしはモニタリングの障害という観 点で概念上の共通点が見られる。 点で概念上の共通点が見られる。   しかしながら,もともとアレキシサイミアはヒステリー神経症と心身症しかしながら,もともとアレキシサイミアはヒステリー神経症と心身症 とを弁別するために導出された概念であり,理論上は弁別されなけ とを弁別するために導出された概念であり,理論上は弁別されなけ ればならない。 ればならない。   実証研究実証研究における関連における関連   アレキシサイミア傾向と解離性傾向アレキシサイミア傾向と解離性傾向との間にとの間に正の関連が示唆されて正の関連が示唆されて いる

いる(Zlotnick, et al., 1996(Zlotnick, et al., 1996などなど))。。

  アレキシサイミア傾向のうち感情認識言語化困難と解離性傾向とのアレキシサイミア傾向のうち感情認識言語化困難と解離性傾向との 間には中程度の正の関連が認められている 間には中程度の正の関連が認められている((後藤後藤, 2004; , 2004; 後藤ら後藤ら, , 2010 2010)。)。 理論面と実証研究による結果との間に齟齬がある

(23)

 

方法

方法

は先の報告と同じ。

は先の報告と同じ。

 

今回の報告以外の分析の詳細は,日本心理学

今回の報告以外の分析の詳細は,日本心理学

会大会発表

会大会発表

(

(

後藤ら

後藤ら

, 2010)

, 2010)

をご参照ください。

をご参照ください。

  ご入用の方は後ほどご連絡ください。ご入用の方は後ほどご連絡ください。

(24)

アレキシサイミア傾向と解離

アレキシサイミア傾向と解離

** **: p<.01, : p<.01, **: p<.05 (n=205): p<.05 (n=205)

-.272

**

-.233

**

-.111

++

-.133

++

-.273

** 空想 内省困難

+

.615

**

+

.533

**

+

.408

**

+

.351

**

+

.538

** 感情認識 言語化 困難 調査2 調査1 調査2 調査1 調査1 離人傾向 身体表現性解離 精神 表現性 解離 アレキシ サイミア 傾向 表 表 表 表1111 表 表 表 表1111 アレキシサイミア傾向アレキシサイミアアレキシサイミアアレキシサイミアアレキシサイミアアレキシサイミアアレキシサイミアアレキシサイミア傾向傾向傾向傾向と傾向と傾向傾向とと解離系諸概念とと解離系諸概念とと解離系諸概念との解離系諸概念解離系諸概念解離系諸概念との解離系諸概念解離系諸概念とのとの関連とのとの関連とのとの関連関連関連関連関連関連(後藤(((((((後藤後藤後藤後藤ら後藤ら後藤後藤らららららら, 2010, 2010, 2010, 2010, 2010, 2010, 2010, 2010))))))))

(25)

-.70 -.50 -.30 -.10 .10 .30 .50 .70 -.70 -.50 -.30 -.10 .10 .30 .50 .70 空想内省困難との相関(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 と の 相 関 ( 正 規 化 ) 精神表現性解離(DES) 身体表現性解離(SDQ-20) 離人体験(CDS)

(26)

アレキシサイミアからみた解離

アレキシサイミアからみた解離

 

厳密に言えば,「アレキシサイミアと解離は関連が

厳密に言えば,「アレキシサイミアと解離は関連が

ある」とは言えない。

ある」とは言えない。

  感情認識言語化困難の強さは,アレキシサイミアの理論感情認識言語化困難の強さは,アレキシサイミアの理論 的定義に沿うが,空想内省機能の亢進 的定義に沿うが,空想内省機能の亢進(=空想内省困難の弱(=空想内省困難の弱 さ) さ)はアレキシサイミアの理論的定義と逆。はアレキシサイミアの理論的定義と逆。   もともと,アレキシサイミアは,古典的なヒステリー性の身体症状もともと,アレキシサイミアは,古典的なヒステリー性の身体症状 と心身症性の身体症状とを弁別しようとして出てきた概念。 と心身症性の身体症状とを弁別しようとして出てきた概念。   解離の精神症状は「空想内省困難」の軸で弁別可能。解離の精神症状は「空想内省困難」の軸で弁別可能。   「解離ヒステリー」という枠組に沿う結果。「解離ヒステリー」という枠組に沿う結果。  

解離は,性的虐待群の結果と同様の方向性

解離は,性的虐待群の結果と同様の方向性

  解離が外傷性症候群のうちのひとつであることを示唆解離が外傷性症候群のうちのひとつであることを示唆

(27)

-.70 -.50 -.30 -.10 .10 .30 .50 .70 -.70 -.50 -.30 -.10 .10 .30 .50 .70 空想内省困難との相関(正規化) 感 情 認 識 言 語 化 困 難 と の 相 関 ( 正 規 化 ) 精神表現性解離(DES) 身体表現性解離(SDQ-20) 離人体験(CDS)

過度 過度 過度

過度ななななストレスストレスストレスストレス知覚知覚知覚/知覚///Sensory OverloadSensory OverloadSensory OverloadSensory Overload

体 験 変 容 体 験 変 容 体 験 変 容 体 験 変 容 過 程 過 程 過 程 過 程 アレキシサイミア アレキシサイミアアレキシサイミア アレキシサイミア ヒステリー ヒステリーヒステリー ヒステリー神経症神経症神経症神経症

(28)

総合的考察:

総合的考察:

アレキシサイミア空間から見た

アレキシサイミア空間から見た

虐待・解離理解の提案

虐待・解離理解の提案

「ツイン・ブースト・システム」

「ツイン・ブースト・システム」

1. 1. まずは,長期的ストレスの結果として,「まずは,長期的ストレスの結果として,「プライマリ・ブープライマリ・ブー スト・システム スト・システム:: ストレス過敏性/ネガティブ感情性のストレス過敏性/ネガティブ感情性の 高まり」がおきる。 高まり」がおきる。 2. 2. ストレス負荷が一定以上になる(ストレス負荷が一定以上になる(or or 質の異なったストレ質の異なったストレ ス負荷がかかる)と,「 ス負荷がかかる)と,「セカンダリ・ブースト・システムセカンダリ・ブースト・システム:: 体験変容過程」が発動する。 体験変容過程」が発動する。  

2つがあわさった

2つがあわさった

結果

結果

が,精神表現性解離や離人

が,精神表現性解離や離人

体験。

体験。

(29)

総合的考察:

総合的考察:

アレキシサイミア空間から見た

アレキシサイミア空間から見た

虐待・解離理解の提案

虐待・解離理解の提案

「ツイン・ブースト・システム」

「ツイン・ブースト・システム」

1. 1. まずは,長期的ストレスの結果として,「まずは,長期的ストレスの結果として,「プライマリ・ブープライマリ・ブー スト・システム スト・システム:: ストレス過敏性/ネガティブ感情性のストレス過敏性/ネガティブ感情性の 高まり」がおきる。 高まり」がおきる。 2. 2. ストレス負荷が一定以上になる(ストレス負荷が一定以上になる(or or 質の異なったストレ質の異なったストレ ス負荷がかかる)と,「 ス負荷がかかる)と,「セカンダリ・ブースト・システムセカンダリ・ブースト・システム:: 体験変容過程」が発動する。 体験変容過程」が発動する。  

2つがあわさった

2つがあわさった

結果

結果

が,精神表現性解離や離人

が,精神表現性解離や離人

体験。

体験。

さらなる ストレス 長期的 ストレス ストレス過敏性 の亢進 解離性体験離人体験 体験変容過程 の発動 プライマリ・ブースト・システム セカンダリ・ブースト・システム

(30)

以上で発表は終了です

以上で発表は終了です

ご清聴ありがとうございました

参照

関連したドキュメント

ヒュームがこのような表現をとるのは当然の ことながら、「人間は理性によって感情を支配

と言っても、事例ごとに意味がかなり異なるのは、子どもの性格が異なることと同じである。その

熱が異品である場合(?)それの働きがあるから展体性にとっては遅充の破壊があることに基づいて妥当とさ  

・5月上旬より、1~4号機周辺道路やタービン建屋東側の一部エリアについて 、当該エリア で働く作業員の身体的負荷軽減や作業性の向上を目的に、Yellow zone

救急現場の環境や動作は日常とは大きく異なる

 2016年 6 月11日午後 4 時頃、千葉県市川市東浜で溺れていた男性を救

二月八日に運営委員会と人権小委員会の会合にかけられたが︑両者の間に基本的な見解の対立がある

妥当性・信頼性のある実強度を設定するにあたって,①