塩分浸透深さ比
2
0
0
全文
(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅴ‑456. 3.実験結果 図 2 に電気抵抗の経時変化を示す.これによれば, シラン系を塗布したケースで,ブランクと比較して, 電気抵抗は高いことが認められる.したがって,撥水 性により電気抵抗は向上したと考えられる.なお,ブ ランクも含めて,1 週目では電気抵抗が高い.これは, 暴露条件が乾燥であるためと考える. 図 3 に塩分浸透深さ比を示す.これによれば,シラ ン系を塗布したケースで,ブランクと比較して,塩分. 図2. 電気抵抗の経時変化. 浸透深さ比は低減することが認められる.. 4.電気抵抗比と遮塩性の関係 図 2,3 を踏まえて,電気抵抗と遮塩性を比較した.特 にここでは,図 3 に示す S8~S10 のように,100%の遮 塩性を有する場合も定式化できるよう,既往の研究. 1). に一策を加え,式 3 により塩分浸透深さ比と電気抵抗 比の関係式を算出した. y = α × 𝑥 −𝛽 − 0.1. ・・式 3. 図3. 塩分浸透深さ比. 一例として図 4 に,4 週目における電気抵抗比と塩分 浸透深さ比の関係を示す.式 4 によれば,相関係数 R は 0.84 となり,高い相関を示している.. 塩分浸透深さ比 = 0.97 × 4 週目の電気抵抗比. −0.75. − 0.1. ・・式 4 図 5 に電気抵抗比と塩分浸透深さ比における相関係 数の経時変化を示す.2~3 週目では相関係数が特に高. 図4. 4 週目における電気抵抗比と塩分浸透深さ比. く,かつ安定することから,遮塩性は塗布後 2~3 週目. の関係. の電気抵抗による評価が最適であると考えられる.. 5.まとめ 表面含浸工法の遮塩効果は,実験式 3 を用いて,対 極とコンクリート内部の鉄筋間の電気抵抗を測定する ことにより評価できる.また,実験式 3 は室内におけ る短期間の材料検定手法として活用できる.. 参考文献. 1). 阿川清隆ほか:表面含浸材の遮塩性・遮水性評 価に対する電気抵抗試験法の開発,コンクリート工学 年次論文集,Vol.33,No.1,pp.1649-1654,2011. ‑912‑. 図5. 電気抵抗比と塩分浸透深さ比における 相関係数の経時変化.
(3)
関連したドキュメント
本研究では,普通ポルトラントセメント,天然砂と 石灰岩砕砂の混合砂,石灰岩砕石および,混和剤とし て AE 剤と AE 減水剤を用いた.
要旨:本研究は,コンクリート表層部の塩化物イオン量や,外部環境からコンクリート中に
新潟県を含む日本海側の地域では約 30 年前から季節 風による多量の飛来塩分 1) や,寒冷地域で使用される凍
塩化物イオン浸透試験の測定上限である 100mm 位置以 降まで NaCl 水溶液が移動し,塩化物イオン濃度曲線の 変曲点が測定できなかったため
下層コンクリートのセメントペースト成分が上層コン クリートに混合されて上下層が連続的となっている様
Influence of Water and Cement Ratio on Salt Permeability of Concrete Hidenori TAKAHASHI, Noboru YUASA and Isamu
100mm×400mm の角柱供試体を材齢 28 日まで 20 ℃ 水中養生した後、100mm×400mm の 1 面のみを除いた 残り 5 面をエポキシ樹脂でコーティングし、1 面曝露 とした状態で 20 ℃
浸漬開始直後から発 骨材を全量使用した配合 No.3 におい に対して浸漬開始直 塩化物イオンの浸透を半分程度まで抑えているこ