上越教育大学障害児教育実践センター紀要,第
7
巻,5 7 ‑ 5 8
,平成1 3
年3
月都道府県教育委員会 による臨床実習授業の参観 につ いて
大 庭 重 治*・我 妻 敏 博**
平成
1 3
年1
月1 6
日か ら1 9
日にかけて;
上越教育大学 において 「平成1 2
年度都道府県教育委員会 との情報交 換会」が開催 された。 この情報交換会の一環 として, 参加 した教育委員会 に よる授業参観が行われた。 その 際,上越教育大学障害児教育実践 セ ンターにおける教 育臨床 に関連す る授業 もご参観頂 いた。そ こで,その 実施経過 について報告す る。1 6
日の午後 に「障害児教育臨床実習Ⅰ IB
」,1 8
日の午 後に 「障害児教育臨床実習Ⅰ IA」の参観 を受 けた。 当
日の授業 内容 は以下の通 りである。
【陣書児教育臨床実習
Ⅰ IB
】授業担 当者 は我妻敏博 この授業 には,埼玉県教育委員会 2名,東京都教育 委員会 2名,増井副学長 を含む本学 の教官 5名の計 9 名が参観 を行 った。この実習 は
,
「聴覚障害児,言語障害児を対象 に問題 点の把握,指導 プ ログラムの作成を行 ない,実際 に障 害児を指導す る。 ここでは臨床指導 の基礎的 な実習を 行な うため,指導教官の指示 に従 って実際の指導 に当 たる。
」 (平成1 2
年度 シラバス よ り)授業である。普段 の実習 は次の流れにそ って実施 されている。
1.指導教官 のア ドバ イスを受 けて院生が指導計画 案を作成す る。
2.
実際 に指導案に沿 って院生が指導 を実施す る。指導教官 は指導 に参加 した り,観察室で指導 の様 子をモニターす る。
3.
指導実施直後 に反省会を持つ。4.
週1
回, ケース会議 を開 く。1 6
日の授業 は この4)
にあた るものであ り,その前 の週 に実施 された臨床実習の報告 お よび反省会 が人文 棟8
階の障害児教育演習室2
において行われた。す な わち, この 日は臨床実習 におけるカソファレソスの様 子を参観 して頂 いた。*
障害児教育講座= 障害児教育講座,障害児教育実践センター長
【障書児教育臨床実習
Ⅰ IA
】授業担 当者 は大庭重治 この授業 には,新潟県教育委員会 2名,静岡県教育 委員会2
名,増井副学長 を含む本学教官2
名,事務官2
名の計8
名が参観 を行 った。この実習 は,「視覚障害 のある子 どもや視覚障害 と他 の障害を合わせ持つ子 どもを主 な対象 として,発達特 性 に応 じた指導 を継続的 に行 う。 この実習を通 して, 視覚障害児の指導 に必要 とされ る基礎的 な知識や技能 を習得す る
。
」 (平成1 2
年度 シラバスよ り)授業 である。1 8
日の授業 は後期1 2
回 目の授業であ り,障害児教育 実践セ ンターにおいて実際 に行 っている実習の様子を 参観 して頂 いた。参観時間内には2
名の子 どもが来所し,当 日は次 の内容の実習が行われた。
(来所児
A :
保育園年長児)◇臨床指導実施者 :愛知県教育委員会 よ り派遣 された 障害児教育専攻 の修士課程 2年 の院生。
◇来所児
A
の全体指導 目標 1.眼の効果的な活用 を促す。2.
学習に関連す る認知機能や運動機能 の発達 を促 す。◇ 当 日の指導 内容
1.平仮名の習得状況について把握す る。
2.3
次元空間における視覚定位 を促す。3.
表 現活動 に よ り2
次元空 間での眼 の活 用 を促 す。 また,学習用具 の効果的 な使用方法 を探 る。(来所児
B:
小学1
年生)◇臨床指導実施者 :新潟県教育委員会 よ り派遣 された 障害児教育専攻 の修士課程 1年 の院生。
◇来所児
B
の全体指導 目標1.視力検査 に導入す るための基礎的学習を促す。
2.
視覚を中心 とした認知機能 の発達 を促す。◇ 当 日の指導 内容
1.視力検査 の実施 に向けた基礎課題 を導入す る。
2.
表現活動 に よ り2
次元空間での眼の活用を促す。参観 は短時間ではあったが,学校教育現場 における
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大 庭 重 治 ・我 妻 敏 博 実践 と大学 における研究の接点 を探 る機会を与 えて頂
き,大変有意義であった と思われ る。障害児教育実践 セ ンターにおける臨床活動 は,地域の子 どもたちの尭 達支援 とともに,障害児教育 に携わ る教員の養成 ・研 修,発達支援研究への貢献 などを 目標 としている。 こ れ らの 目標 を実現す るためには,今回の情報交換会 の よ うな機会 を利用 して,学校教育現場 と積極的にかか わ りを持 ちなが ら臨床活動 を進めてい くことが必要で ある。今後 も,大学院 における臨床研究に興味をお持 ち頂 け る皆様 の ご訪問を期待 している。 さらに,その
よ うな機会 に,大学 における臨床活動の在 り方 に関す る率直 な意見交換 を行 うことので きる場 の設定 も合わ せて期待 している。
なお,今回の授業参観 に際 して,保護者の皆様 か ら ご理解 とご協力を頂 いた。 ここに記 して感謝 申 し上げ ます。
付 育己
大学庶務課企画調整室 よ り資料 の提供 を受 けた。
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