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ニワ文化のデザイン論-生活における人の動きと空間構成の関係から-

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Academic year: 2021

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- 5 - 氏 名 堤 涼子(ツツミ リョウコ) 学 位 の 種 類 博士(芸術) 学 位 記 番 号 甲第 61 号 学 位 授 与 日 平成 27 年 3 月 23 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 論 文 題 目 ニワ文化のデザイン論 -生活における人の動きと空間構成の関係から- 審 査 委 員 主 査 教 授 須永 剛司 副 査 准教授 濱田 芳治 副 査 京都造形芸術大学環境デザイン学科教授 尼﨑 博正 指導教員 教 授 岸本 章

内容の要旨

日本の村落を訪れると、住まいと田畑や海、山が合わさり美しい景観を織り成している。こ れらの生活における屋外空間(ニワ)を、気候や地形などを巧みに読んだ「生活者によってデザ インされた環境」として捉えてみたい。デザイン(design)という語は、日本において曖昧に使 用されている語であり、装飾や意匠とみなされる傾向にあるが、本来はその実践をも含めた計 画である。本研究では、生活者が実用や目的をもって形づくった環境もまたデザインであるこ とを明らかにし、そのデザイン論を組み立てることがねらいである。その枠組みとしてニワに おける「人の動き(action)」と「空間構成 (space composition)」の関係性を実例により捉え、 それを分析し考察する。 古代におけるニワは平坦な場所を指し、儀式を行う場、人々が共同で作業を行う場であった。 しかし、近代において「庭園」の語の登場で、ニワ(庭)とソノ(園)が混同されていく。一方で、 民俗語彙のなどから見られるように、生活のなかの日常的側面(ケ:褻・毛・気)と非日常的側 面(ハレ:晴)のいずれにおいても、ニワの語は脈々と息づいていたのである。 このことから、日常と非日常の両側面からニワの事例をとりあげ、そのあり方を検証した。 まず、日常的側面の事例に設定した指標がエリア区分である。エリア区分については生活者を

対象にした聞き取り調査から、「作業場(yard)」、「庭園(garden)」、「前栽畑(vegetables plot)」、

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参照

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