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2.6.6 毒性試験の概要文ラブリズマブ (ALXN1210) - PNH TABLE OF CONTENTS 略号一覧表 毒性試験の概要文 まとめ 単回投与毒性試験 反復投与毒性試験 BB5.1 mab のマウスにお

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TABLE OF CONTENTS

略号一覧表 ... 3 2.6.6 毒性試験の概要文 ... 4 1 まとめ ... 4 2 単回投与毒性試験 ... 6 3 反復投与毒性試験 ... 7 3.1 BB5.1 mAb のマウスにおける 4 週間投与用量設定試験(試験番号 6709-109) ... 7 3.2 BB5.1 mAb のマウスにおける 26 週間投与毒性試験(試験番号 6709-108) ... 7 4 遺伝毒性試験 ... 9 5 がん原性試験 ... 10 6 生殖発生毒性試験 ... 11

6.1 BB5.1 mAb のマウスにおける受胎能及び初期胚発生に関する試験(Segment I、試験 番号6709-104) ... 11

6.2 BB5.1 mAb のマウスにおける胚・胎児発生に関する試験(Segment II、試験番号 6709-105) ... 11 6.3 BB5.1 mAb のマウスにおける出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試 験(Segment III、試験番号 6709-107) ... 12 7 局所刺激性試験 ... 14 7.1 ALXN1210 皮下製剤の局所刺激性試験:ウサギにおける単回及び反復皮下投与局所 刺激性試験(試験番号1727-050) ... 14 8 その他の毒性試験 ... 16 8.1 組織交差反応性試験 ... 16 8.1.1 正常なヒト組織におけるフルオレセイン標識 ALXN1210 の組織交差反応性試験 (試験番号20039106) ... 16 8.1.2 正常な非ヒト霊長類(カニクイザル)組織におけるフルオレセイン標識ALXN1210 の組織交差反応性試験(試験番号20039107) ... 17 9 考察及び結論 ... 18 10 参考文献 ... 20

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LIST OF TABLES

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略号一覧表

略語・用語 内容(英語) 内容(日本語)

ADA anti-drug antibody 抗薬物抗体

CAHA cynomolgus anti-human antibody カニクイザル抗ヒト抗体

C5 complement component 5 補体第5 成分

C5a an active metabolite of C5 (proinflammatory anaphylatoxin)

C5 の活性生成物(炎症誘発性アナフィラト キシン)

C5b an active metabolite of C5 (initiating subunit of the terminal complement complex [C5b-9])

C5 の活性生成物[終末補体複合体(C5b-9) の開始サブユニット]

GD gestation day 妊娠日

GLP Good Laboratory Practice 医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施

の基準

IgG immunoglobulin G 免疫グロブリンG

IgM immunoglobulin M 免疫グロブリン M

IL-6 interleukin-6 インターロイキン6

IP-10 interferon-γ induced protein-10 インターフェロンγ 誘発タンパク質 10

LD lactation day 授乳日

mAb monoclonal antibody モノクローナル抗体

MCP-1 monocyte chemoattractant protein-1 単球遊走因子1 NOAEL no observed adverse-effect level 無毒性量

NOEL no observed effect level 無影響量

OECD Organisation for Economic Co-operation and Development

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2.6.6 毒性試験の概要文

1 まとめ

ALXN1210 は補体第 5 成分(C5)に結合し、補体活性化経路の転換酵素により C5 の活性化を 阻害するヒト化モノクローナル抗体(mAb)であり、その活性化阻害作用により、炎症誘発性ア ナフィラトキシンC5a の遊離及び C5b を介した終末補体複合体の形成を阻害する。C5 の結合性・ 活性化に関して、コンピューターによるシミュレーション及びin vitro 試験を実施し、ALXN1210 とヒト以外のC5 との交差反応性について検討した。ALXN1210 は in vitro でヒトの C5 活性を阻 害するが、ヒト以外のいずれの動物の C5 との間に検出可能な交差反応性を示さない(M2.6.2及 びM2.6.4参照)。ALXN1210 はヒト C5 に特異的であるため、非臨床安全性試験(安全性薬理試 験、一般毒性及び生殖発生毒性試験)ではヒトにおける標的毒性を予測できない。加えて、カニ クイザルにおける薬物動態試験(GLP 非適用)では、ALXN1210 の単回投与のみで明らかな免疫 原性(ヒトタンパク質に対するサルの抗体産生)が観察された(M2.6.4 参照)。このような免疫 原性が観察されたことから、ALXN1210 の非臨床毒性試験(標的外の影響を評価)の結果解釈は ヒトタンパク質に対する抗体反応により複雑になることが示唆された。 そこで、C5 を長期阻害した場合の影響及び C5 阻害の生殖機能への影響を評価するため、マウ ス抗マウスC5 サロゲート抗体である BB5.1 を用いてマウスの 26 週間反復投与毒性試験及びマウ スの生殖発生毒性試験(Segments I、II 及び III)を実施した。ALXN1210 と同様に、サロゲート 抗体であるBB5.1 は C5 に直接結合してその開裂を阻害し、マウスの C5a 及び C5b-9 の生成を抑 制する。エクリズマブの申請時でも使用したこれらの試験において、C5 活性を持続的に抑制する BB5.1 mAb の用量で意味のある毒性所見は認められなかった(3項及び6項)。 ニュージーランド白色ウサギを用いた局所刺激性試験では、ALXN1210 の皮下投与製剤を反復 投与した際の局所刺激性を検討した。単回投与後の局所刺激性は認められず、本製剤の局所忍容 性は良好であった。しかし、反復投与後の評価はALXN1210 のヒトの安全性に関連しないと考え られるウサギ抗ヒト薬物抗体(ADA)反応により複雑になると考えられた。 加えて、組織交差反応性試験を実施し、ALXN1210 のヒトとカニクイザルの組織パネルへの結 合性を評価した。

ALXN1210 及び BB5.1 mAb の非臨床毒性試験をTable 1にまとめる。これらのそれぞれの試験 は経済協力開発機構(OECD)の GLP 基準に従い実施したため、EU 加盟諸国の規制当局、米国FDA)、日本(厚生労働省)及び OECD 加盟国で試験データの相互受入れに署名した国の規制 当局に受け入れられた。

Table 1: 毒性試験プログラム

Study Type and Duration

(GLP or non-GLP) Route of Administration Species Drug Substance Tested and Batch Number Study Number

Single-Dose Toxicity NA

Repeated-Dose Toxicity

Four-Week Dose Range-finding

Study in Mice with BB5.1 (GLP) Intravenous Mice BB5.1 (murine surrogate), batch 6709-109 Twenty-six Week Study in Mice

with BB5.1 mAb (GLP) Intravenous Mice BB5.1 (murine surrogate), batch 6709-108 Reproductive and Developmental Toxicity

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Study Type and Duration

(GLP or non-GLP) Route of Administration Species Drug Substance Tested and Batch Number Study Number

Fertility and Early Embryonic Development in Mice (Segment I): prior to mating and until termination (males) or through early gestation GD 13 in females (GLP)

Intravenous Mice BB5.1 (murine

surrogate), batch 6709-104

Mouse Development Toxicity Study (Segment II): dosed on gestation days (GD) 6, 9, 12, and 15 or GD 6 and 12 (GLP)

Intravenous Mice BB5.1 (murine

surrogate), batch 6709-105 Mouse Pre- and Postnatal

Developmental Toxicity Study (Segment III): dosed on Gestation Day (GD) 6 through Lactation Day (LD) 18 (GLP)

Intravenous Mice BB5.1 (murine

surrogate), batch 6709-107

Local Tolerance

Local Irritation Study with Subcutaneous Formulation of ALXN1210, up to 15 days duration (GLP)

Subcutaneous Rabbit ALXN1210 SC

formulation, batch 1727-050

Other

A Tissue Cross-Reactivity Study of Fluoresceinated ALXN1210 in Normal Human Tissues (GLP)

In vitro Normal human tissue samples

FITC-ALXN1210, 20039106

A Tissue Cross-Reactivity Study of Fluoresceinated ALXN1210 in Normal Non-Human Primate (Cynomolgus Monkey) Tissues (GLP) In vitro Normal cynomolg-us monkey tissue samples FITC-ALXN1210, 20039107

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2 単回投与毒性試験

ALXN1210 のヒトでの臨床用法・用量は長期投与を予定していることから、単回投与毒性試験 は実施しなかった。しかしながら、サロゲート抗体であるBB5.1 mAb を投与した CD-1 雌マウス での4 週間投与用量設定試験(試験番号6709-109)では、抗体を週1 回、2 回、又は 3 回(それ ぞれ、投与量30、60 又は 90 mg/kg/週に相当)の頻度で 4 週間静脈内投与したいずれの投与群に おいても急性毒性を示唆する毒性所見を認めなかった(3.1項参照)。 本試験報告書はM4.2.3.2.2 に含まれている。

(7)

3 反復投与毒性試験

ALXN1210 を動物に投与しても動物の血清中に抗 C5 活性は認められず、毒性試験に用いる適 切な動物種は存在しないため、ALXN1210 を用いた反復投与毒性試験は実施しなかった。そのた め、ALXN1210 の代替えとして抗マウス C5 サロゲート抗体(マウス抗マウス C5 抗体;BB5.1) を用いて反復投与毒性試験を実施した。

3.1 BB5.1 mAb のマウスにおける 4 週間投与用量設定試験(試験番号

6709-109

マウスにBB5.1 mAb を週 3 回まで 4 週間静脈内投与する際の至適用量について ex vivo での溶 血試験における薬理作用及び毒性評価に基づき設定するため、4 週間投与用量設定試験(GLP 適 用)を実施した。動物は、1 群当たり 7 匹の Crl:CD-1® (ICR) BR 雌マウスを 4 群に割り付けた。 マウスに濃度3 mg/mL の抗マウス C5 抗体 BB5.1 mAb を週 1 回、2 回及び 3 回の頻度(それぞれ 投与量30、60 及び 90 mg/kg/週に相当)でそれぞれ第 2、3 及び 4 群のマウスに 4 週間、静脈内反 復投与した。第 1 群は溶媒対照群とし、20 mM トリス緩衝生理食塩液をマウスに 10 mL/kg/回の 液量で週3 回、静脈内投与した。 動物の毒性徴候を連日観察し、体重は週1 回測定した。血液(各 200 μL)は Day 8、15、22 及29 に全動物から採取し、得られた血清をドライアイスで梱包の上、採取翌日にアレクシオン社 へ運搬後、血清中の溶血性補体活性を測定した。Day 30 に全動物を放血安楽死させ、剖検は実施 しなかった。 CD-1 雌マウスに BB5.1 mAb を週 1 回、2 回及び 3 回の頻度(投与量はそれぞれ 30、60 及び 90 mg/kg/週に相当する)で、それぞれ 4 週間静脈内投与した結果、毒性徴候は認められなかった。 BB5.1 mAb の薬理作用(C5 阻害)を ex vivo 溶血試験で評価した結果、BB5.1 mAb の 60 及び 90 mg/kg/週群では、同程度の血清中補体阻害作用[Day 8、15、22 及び 29 における平均溶血パー セントは(対照群の)20%未満]を示した。60 及び 90 mg/kg/週群における溶血阻害作用は同程度 であり、これらの群の作用は30 mg/kg/週群(Day 8:34% ± 12% 溶血、Day 15:20% ± 13%、Day 22 及びDay 29:20%未満)よりも強かったことから、引き続き実施した BB5.1 mAb のマウス毒性試 験における推奨高用量は60 mg/kg/週とした。 本試験報告書はM4.2.3.2.2 に含まれている。

3.2 BB5.1 mAb のマウスにおける 26 週間投与毒性試験(試験番号

6709-108

マウスにBB5.1 mAb を週 1 回又は 2 回で 26 週間静脈内投与した際の毒性を評価し、続いて 4 週間の休薬期間において回復性を検討した(GLP 適用試験)。動物は Crl:CD-1®(ICR) BR 雌雄マウ スを3 群に割り付けた。第 2 群及び 3 群のマウスに BB5.1 mAb 溶液(濃度 3 mg/mL)を投与液量 10 mL/kg/回で週 1 回又は 2 回投与した(投与量はそれぞれ 30 及び 60 mg/kg/週に相当)。第 1 群 の動物には溶媒対照物質(20 mM トリス緩衝生理食塩液)を週 2 回投与した。 毒性評価は、動物の生死、一般状態観察、体重、摂餌量、眼科学的検査、臨床病理学的検査及 び病理学的検査に基づき行った。血液採取は、溶血活性(BB5.1 mAb の曝露指標)の評価のため に試験期間中数回行った。剖検及び組織採取は、26 週間投与終了後の Week 27 に 1 群当たり雌雄 各 14~15 匹のマウス、26 週間投与に引き続き 4 週間の回復期終了後の Week 31 に対照群及び 60 mg/kg/週群の雌雄各 8~10 匹のマウスについて実施した。 試験期間中、9 匹の途中死亡動物がみられた(対照群では雄 3 匹、雌 1 匹、30 mg/kg/週群では 死亡なし、60 mg/kg/週群では雄 3 匹、雌 2 匹)。

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被験薬の投与は、検査したいずれの毒性評価項目に影響を及ぼさなかった。BB5.1 mAb の薬理 作用(C5 阻害)は ex vivo アッセイで溶血抑制作用に基づき評価した。溶血の程度(パーセント 平均)は、30 及び 60 mg/kg/週群で投与前の 70~80%から Week 12 及び Week 25 時点では 20%未 満まで低下した。Week 12 及び Week 25 時点における血清中補体阻害の程度は、30 及び 60 mg/kg/ 週の両群で同程度であったが、溶血の程度(パーセント平均)は、ほとんどの場合60 mg/kg/週群 ではわずかに低下した。これに対し、対照群での溶血のパーセント平均は試験期間中変化がなか った。4 週間の回復期後、溶血パーセント平均は両投薬群で試験開始前の値近くまで戻っていた。 4 週間の回復期間中、高用量(60 mg/kg/週)群の平均溶血活性は、雄で約 70%、雌で約 40%まで 上昇し、このmAb は 4 週までに循環血液から全て消失しなかったものと示唆された。 したがって、BB5.1 mAb を CD-1 マウスに週 2 回で 26 週間静脈内投与した際の無毒性量(NOAEL) は60 mg/kg/週と推定された。 本試験報告書はM4.2.3.2.1 に含まれている。

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4 遺伝毒性試験

ALXN1210 の遺伝毒性試験は実施しなかった。ICH S6(R1) ガイドラインによると、遺伝毒性試 験はバイオ医薬品に対しては適切なものでなく必要とされないと示されている。概して、抗体が DNA と直接相互作用するとは考えにくいため、遺伝毒性を有する可能性は低い。

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5 がん原性試験

がん原性試験は実施しなかった。ICH S6(R1) ガイドラインでは、バイオ医薬品においては、標 準的ながん原性試験は一般的に不適当であると示されている。ALXN1210 は、がん原性試験で通 常使用される動物種(マウス及びラット)の血清中に検出可能な抗 C5 活性を示さず、本薬の薬 理学的プロファイルから増殖性活性や成長因子のような活性を示さない。今回の非臨床試験では、 C5 を阻害するサロゲート抗体(BB5.1)を用いて実施し、これらの試験では発がん性に関する特 段のリスクはなかった。加えて、C5 を長期に阻害するエクリズマブの約 10 年間の臨床使用経験 では、発がん性リスクについて報告されていない。

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6 生殖発生毒性試験

ALXN1210 はヒト以外の(動物の)血清中では抗 C5 活性を示さず、毒性試験に用いる適切な 動物種は存在しないため、生殖発生毒性試験は実施しなかった。代わりにマウス抗マウス C5 サ ロゲート抗体(BB5.1)を用いてマウスの生殖発生毒性試験を実施した。

6.1 BB5.1 mAb のマウスにおける受胎能及び初期胚発生に関する試験(Segment I、

試験番号

6709-104

BB5.1 mAb の受胎能及び初期胚発生に関する試験(Segment I、GLP 適用)では、BB5.1 mAb を雄マウスには交配前から交配期間(剖検)時まで投与し、雌マウスには交配前から交配期間中、 及び妊娠初期まで静脈内投与した。1 群当たり雌雄各 25 匹の Crl:CD-1® (ICR) BR マウスを 3 群に 割り付けた。対照群には20 mM トリス緩衝生理食塩液を週 2 回投与し、高用量群(第 3 群)には BB5.1 mAb の 30 mg/kg/回を週 2 回投与し(投与量:60 mg/kg/週)、低用量群(第 2 群)には BB5.1 mAb を週 1 回投与した(投与量:30 mg/kg/週)。 親動物の毒性評価項目は毒性徴候、体重及び摂餌量とした。交配期間中、処置群の雌雄動物を 同居させた。Gestation Day (GD) 13 に生存していた雌を剖検し、非妊娠動物も剖検した。各妊娠 動物の子宮を観察し、生存及び死亡胎児数、吸収胚数を数え、卵巣を観察して黄体数も確認した。 全ての雄動物を剖検し、各群最初の10 匹は生殖能の評価を行った。 被験薬の投与に関連した死亡及び一般状態の変化はみられなかった。体重、体重増加量及び摂 餌量はBB5.1 mAb 投与による影響を受けなかった。剖検所見についても投与に関連した変化は観 察されなかった。60 mg/kg/週群の雄で前立腺の絶対及び相対重量の軽度な低下がみられたが、 BB5.1 mAb は生殖能に影響を及ぼさなかった。精子数及び精子運動性に影響が認められなかった。 帝王切開パラメータに顕著な変化がみられず、BB5.1 mAb は着床又は胚・胎児の生死に影響を及 ぼさないことが示唆された。 溶血活性について、雌はGD 12 に採取された血液サンプル、雄は Week 4 及び Week 10 に採取 された血液サンプルで評価した。低及び高用量群の雄から Week 4 に採取した血液サンプルの溶 血活性(直前投与日から6 日及び 3 日)の平均は低用量群では 24.6%、高用量群では 7%であった。 Week 10 における平均溶血活性は低用量群では 27.2%、高用量群では 16.2%であった。これらの結 果より、十分かつ用量相関的な抗体の曝露が確認された。GD 12 に採取した雌では、平均溶血活 性は低及び高用量群ともに50.6%であったが、明らかな群内のばらつきが認められた。 以上の試験結果より、雄動物の毒性に関するNOAEL は 60 mg/kg/週と推定され、雌動物の毒性、 雌雄の受胎能、胚・胎児の生存性に関する無影響量(NOEL)は 60 mg/kg/週以上と推定された。 本試験報告書はM4.2.3.5.1.1 に含まれている。

6.2 BB5.1 mAb のマウスにおける胚・胎児発生に関する試験(Segment II、試験番

6709-105

BB5.1 mAb の胚・胎児発生に関する試験(Segment II、GLP 適用)では、BB5.1 mAb を妊娠マ ウスに器官形成期に静脈内投与した際、母動物及び胚・胎児の毒性、並びに催奇形性を評価した。 交配前のCrl:CD-1® (ICR) BR 雌マウスを 3 群に割り付けた(1 群当たり 25 匹)。対照群及び高用 量群には、それぞれトリス緩衝生理食塩液(0 mg/kg/回)及び BB5.1 mAb の 30 mg/kg/回を GD 6、 9、12 及び 15 に静脈内投与した(第 1 群及び 3 群の投与量:それぞれ 0 及び 60 mg/kg/週)。低用 量群には、BB5.1 mAb の 30 mg/kg/回を GD 6 及び GD 12 に投与した(第 2 群の投与量:30 mg/kg/

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週)。 母動物の評価項目は、毒性徴候、体重及び摂餌量とした。動物はGD 18 に剖検した。子宮につ いては生存及び死亡胎児、並びに吸収胚を確認し、卵巣については黄体数を数えた。胎児につい ては、体重測定及び性別判定を行い、外表、内臓及び骨格検査を行った。 その結果、母動物の生存率、一般状態観察、体重、体重増加量、摂餌量にBB5.1 mAb 投与の影 響はみられなかった。剖検所見に特筆すべき変化はみられなかった。子宮重量、帝王切開パラメ ータ及び胎児重量は群間で同程度であり、BB5.1 mAb 投与は胚・胎児の生存及び発達に影響を及 ぼさなかったことが示された。 BB5.1 mAb の 60 mg/kg/週群の胎児 1 例に臍帯ヘルニア、胎児 2 例(2 リッターの各 1 例)に網 膜形成異常が観察された。30 mg/kg/週群の胎児に奇形はみられなかった。 本試験における曝露評価は、GD 18 の帝王切開前に採血した血清サンプル中の溶血活性により 行った。処置群における溶血パーセントの平均は 62.4%以下であり全身曝露が示されたが、処置 群内のばらつきは大きかった。 60 mg/kg/週(検討した最高用量)で母動物及び胚・胎児に毒性が認められなかったことから、 母動物及び胚・胎児の毒性に関する NOEL は 60 mg/kg/週以上と考えられた。60 mg/kg/週で内臓 異常(奇形)が観察されたことから、発生毒性に関するNOEL は 30 mg/kg/週と考えられた。 60 mg/kg/週群における形態異常所見については、毒性コンサルタントに委託して評価した (6709-105 試験レポートに添付した RTI Project No. 08412.007)。報告書データ及び催奇形性に関 する文献を精査した結果、臍帯ヘルニアは背景データでも認められること、網膜形成異常は剖検 又は標本作製工程でのアーチファクトとして発現した形態異常である可能性があることから、こ れらの胎児異常は被験薬の投与に関連する可能性が低いと判断された。したがって、母動物及び 胚・胎児の毒性に関するNOAEL は 60 mg/kg/週以上と考えられた。 本試験報告書はM4.2.3.5.2.1 に含まれる。

6.3 BB5.1 mAb のマウスにおける出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関

する試験(

Segment III、試験番号

6709-107

BB5.1 mAb の出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験(Segment III、GLP 適用) では、BB5.1 mAb をマウスに静脈内投与した際、母体の機能及び出生児の発生への影響を評価し た。Crl:CD-1® (ICR) BR 雌マウスを 3 群に割り付けた(1 群当たり 37 匹)。対照群には 20 mM ト リス緩衝生理食塩液を投与し、低及び高用量群にはBB5.1 mAb の 30 mg/kg/回を投与し、それぞ30 mg/kg/ 週及び 60 mg/kg/週の用量とした。対照群及び高用量群(それぞれ第 1 及び 3 群)にGD 6、9、12、15 及び 18、並びに Lactation Day (LD) 2、6、9、12、15 及び 18 に投与した。低 用量群(第2 群)には GD 6、12 及び 18、並びに LD 6、12 及び 18 に投与した。LD 14 に各群の F0母動物から採血し、溶血試験によるBB5.1 mAb 活性を測定した。 試験期間中、毒性徴候、体重変化及び摂餌状況、及び一般的な健康状態を観察した。F0及びF1 の母動物の生殖能を評価した。授乳及び離乳期間中、F1同腹児の成長及び発達を評価した。F0及 びF1の親動物、F2出生児の剖検は、必要に応じて実施した。 LD 14 に採血し、溶血活性を測定した。処置群の平均活性はわずかに低値を示した。 死亡及び毒性徴候に、被験薬に関連した変化はみられなかった。妊娠中及び授乳中の体重、妊 娠中の摂餌量、並びに剖検所見にBB5.1 mAb 投与の影響が認められなかった。 自然分娩及びF1出生児のリッターデータに変化はみられなかった。生存率及び成熟度を示す全

(13)

ての平均値は群間で同程度であった。F1出生児の探索活動、学習及び記憶にBB5.1 mAb 投与の影 響はみられなかった。成熟期の死亡及び毒性所見に、被験薬に関連した変化はみられなかった。 BB5.1 mAb は、F1の雄(成熟期)及び雌(成熟期及び妊娠期)の体重及び体重増加量、並びにF1 の全ての生殖能に影響を及ぼさなかった。 以上より、母動物の毒性、並びにF1児の発生及びF2出産までの生殖能への影響に関するNOEL は60 mg/kg/週以上と推定された。 本試験報告書はM4.2.3.5.3.1 に含まれている。

(14)

7 局所刺激性試験

ALXN1210 の静脈内投与用製剤による局所刺激性試験は実施しなかった。しかし、ALXN1210 のカニクイザルを用いた単回投与薬物動態試験では、投与部位への有害反応は認められなかった (M2.6.4)。加えて、マウスのサロゲート抗体である BB5.1 のマウスにおける反復投与毒性試験の 中でも局所刺激性は評価され(M2.6.6.3)、肉眼的病理検査及び病理組織学的検査のいずれにおい ても投与部位への有害反応は認められなかった。 ALXN1210 の皮下製剤を用いたウサギの局所刺激性試験を実施した。

7.1 ALXN1210 皮下製剤の局所刺激性試験:ウサギにおける単回及び反復皮下投与

局所刺激性試験(試験番号

1727-050

ALXN1210 の今後の臨床試験に適する皮下投与新規製剤を用いて、単回及び反復皮下投与後の 局所刺激性(GLP 適用)を検討した。被験物質は、臨床試験で用いた現在の静脈内投与用製剤 (10 mg/mL)よりも高濃度(100 mg/mL)で製剤化したものを使用した。ニュージーランド白色 ウサギに皮下投与用製剤を0、30、60 又は 100 mg/kg の用量で皮下投与した。試験は 2 相(A 相 及びB 相)から構成された。単回投与相(A 相)ではウサギに Day 1 に単回投与した後に Day 2 又はDay 15 に剖検した。反復投与相(B 相)ではウサギに Day 1 及び Day 8 に投与した後に生存 動物をDay 24 又は Day 25 に剖検した。B 相では、ウサギに週 1 回で 4 週間投与の予定であった が、毒性徴候が発現したため、Day 8 以降に投与を中止した。雄 48 匹及び雌 48 匹の全例に投与 した(各相で1 群当たり雌雄各 6 匹)。 A 相では、ウサギに ALXN1210 を 30、60 及び 100 mg/kg の用量で単回皮下投与した結果、忍 容性は良好であった。100 mg/kg 群の一部動物に投与後 4~6 時間以内にみられた毒性徴候の軽度 な変化として、投与部位における皮膚の変色が観察された。皮膚の変色は60 又は 100 mg/kg 群の 動物で体の他の部位(陰嚢)にDay 8 より認められた。フィブリノーゲン、好中球、血小板、ア ルブミン、グロブリン、A/G 比、活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)及び/又はサイト カイン[腫瘍壊死因子α、インターロイキン 6 (IL-6)、インターフェロン γ、単球遊走因子 1 (MCP-1) 及びインターフェロンγ 誘発タンパク質 10 (IP-10)]への影響により示されたとおり、全用量段階 で炎症性変化/免疫反応のエビデンスが認められた。膜障害を特徴とした赤血球形態の変化に関 連した循環赤血球量及び網状赤血球の減少が観察された。所見の収集により、炎症反応の二次的 な赤血球減少、免疫/補体介在性の赤血球障害に関連した多因性の可能性が高かった。A 相にお けるDay 2 及び Day 8 のいずれかの剖検時点でも被験物質投与に関連した病理組織学的所見は観 察されなかった。これらの動物はALXN1210 を単回投与されたのみであったが、反復投与した動 物の免疫組織化学的検査では、免疫系に異物反応を示すタンパク質を投与した実験動物の免疫応 答に関する所見と一致し、そのため、これらの所見は被験物質の間接的な影響の可能性が認めら れた。 B 相では、ALXN1210 を 30、60 又は 100 mg/kg の用量を 1 週間間隔で 2 回投与した際、2 回目 投与後約3 日目に数例の動物に、皮膚の変色/陰嚢部位、鼻/鼻口部及び/又は耳の黒色化のよ うな重度の毒性徴候が観察された。最も重度な影響がみられた動物7 匹は毒性徴候の急速な進展 と重篤化により死亡間際に安楽死させた。これらの動物は30 mg/kg/週群の 1 匹、60 mg/kg/週群の 2 匹、100 mg/kg/週群の 4 匹であった。30 mg/kg/週群の別の 1 匹は、比較的程度の弱いものの同様 な毒性徴候が認められたため、試験終了前(Day 23)に安楽死させた。残りの動物は Day 24 又は Day 25 に剖検した。

(15)

B 相で ALXN1210 を 2 回投与後に死亡間際に安楽死させた動物の主要な所見は、尿素窒素、ク レアチニン、リン、フィブリノーゲン、IL-6、MCP-1、IP10 及び/又は好中球の増加で示される ような中等度から顕著な腎障害及び炎症性変化であった。それ以外の所見は赤血球再生と球状赤 血球障害の同時発現のエビデンスを伴う軽度から中等度の循環赤血球量の減少であった。これら の所見はおそらく多因性であるが、被験物質投与に大きく関連しており、免疫複合体/補体介在 性溶血性成分の存在と一致していた。病理所見は複数組織に小型ないし中型サイズの血管又はそ の周辺に集中して認められた。肉眼病理所見では、多数組織(耳、皮膚、皮下組織、精巣上体、 及び肺と気管支)の様々な変色が観察された。時に壊死及び/又は出血を伴う血管/血管周囲の 炎症、血栓は末梢の皮膚に際立っていたが、内臓器官(耳、陰嚢、投与部位、精巣、精巣上体、 腎臓、肺及び心臓)にも観察された。 免疫組織化学検査により、ヒトの免疫グロブリンG (IgG)(ALXN1210 を示唆)、ウサギの IgG、 ウサギの免疫グロブリンM (IgM)及び/又は補体分画 C3 を含む顆粒状堆積物が認められた。顆粒 状の免疫複合体が存在した部位と病理所見の部位が近接していることは、免疫複合体の形成及び /又は血管/血管周囲の所見に関連する場合のある堆積物の存在を示唆している。所見の分布か ら、これらの変化は免疫複合体を介した全身性障害とほぼ一致している。 ALXN1210 を 30、60 又は 100 mg/kg の用量で単回皮下投与した結果、忍容性は良好であった。 ALXN1210 を同一用量で 2 回投与すると、重篤な毒性徴候、腎障害、炎症性変化、時に壊死及び /又は出血を伴う血管/血管周囲の炎症、血栓のような変化が観察された。被験物質はmAb であ るため、これらの所見は免疫系に異物と認識されるタンパク質を投与した実験動物に発現する免 疫応答と一致している。その上、ALXN1210 はウサギ血清に対して検出可能な抗 C5 活性を示さ ないことから、これらの所見が被験物質の薬理作用に関連する可能性は低い。そのため、これら の所見は毒性変化の結果ではなく、本来の免疫学的影響と考えられた。したがって、ALXN1210 をウサギに反復投与すると、投与した全用量で毒性を発現したと考えられた。 結論として、ALXN1210 をウサギに単回皮下投与した結果、局所反応を示すエビデンスはなく、 良好な忍容性が認められた。ALXN1210 をウサギに反復皮下投与すると、免疫複合体が関与する 全身性の III 型過敏反応を示唆する重度な免疫学的反応が誘発された。このようなヒトタンパク 質の投与に伴う免疫反応は動物では一般的に認められている。ヒトタンパク質の投与に起因する ウサギ及びその他の動物種における全身性免疫反応は、通常、ヒトで問題となるような免疫原性 のリスクにならないと考えられる(Leach 2014)。これらのことから、本試験で認められた毒性所 見はALXN1210 のヒトの安全性に関連するとは考えられない。 本試験報告書はM4.2.3.6.1 に含まれている。

(16)

8 その他の毒性試験

8.1 組織交差反応性試験

正常なヒト組織(試験番号20039106)及びカニクイザル組織(試験番号20039107)におけるフ ルオレセイン標識ALXN1210 の組織交差反応性試験を実施した。

8.1.1

正常なヒト組織におけるフルオレセイン標識

ALXN1210 の組織交差反応性

試験(試験番号

20039106)

ヒト組織の凍結切片を用いたGLP 適用試験を実施し、ヒト C5 に対する mAb である ALXN1210 のフルオレセイン標識体の交差反応性について検討した。組織結合性を検出するため、フルオレ セイン標識ALXN1210(ALXN1210-FITC)は 20 及び 2 μg/mL の 2 濃度で正常ヒト組織(各組織 当たり3 例のドナー)の凍結切片に添加された。加えて、被験物質と異なる抗原特異性を有する mAb(対照物質、OX-90G2G4-FITC)を被験物質の代わりに用いた。また、アッセイから被験物 質及び対照物質を除いた別のコントロールを設けた(アッセイコントロール)。 ALXN1210-FITC は両染色濃度で陽性対照成分(精製ヒト補体 C5 UV-レジンのスポットスラ イド、hC5)の中等度から非常に強い染色を示したが、陰性対照成分(ヒト高カルシウム血症の アミノ酸残基1-34、UV-レジンのスポットスライド、PTHrP 1-34)とはいずれの染色濃度でも明 確な反応を示さなかった。対照物質OX-90G2G4-FITC は陰性及び陽性対照成分のいずれとも特定 の反応を示さなかった。アッセイコントロールのスライドに何ら染色はみられなかった。 ALXN1210-FITC は陽性対照成分と極めて良好な反応を示したこと、陰性対照成分と特定の反応 を示さなかったこと、及び対照物質の反応がなかったことは、本アッセイの感度、特異性及び再 現性が良好であることを示している。 ヒト組織パネルでみられたALXN1210-FITC 染色パターンを以下のとおりまとめる。

ほとんどのヒト組織のタンパク様成分

以下の組織の細胞質及び/又は細胞質顆粒 − 大腸、食道、リンパ節、副甲状腺、脾臓及び扁桃腺の単核球 − 血液スメアの血小板及び骨髄 − 骨髄中の巨核球 − ファローピウス管(卵管)、肝臓(肝細胞)、膵管及び頸部の上皮 − 肺中皮 C5 は循環血液中の血清タンパク質であり、タンパク様成分は予想どおり染色された。単球やマ クロファージのような単核球及び樹状細胞並びに血小板は C5 を分泌すると報告されていること から、ALXN1210-FITC で染色されたこれらの細胞型も予想どおりと判断された。加えて、中皮 細 胞 株 は C5 を産生することが示されている。しかし、当該試験において認められた、 ALXN1210-FITC で染色された上皮細胞型や巨核球で C5 の表出を報告している文献はない。ただ し、血小板は巨核球由来であり、C5 を産生することが示されている。そのため、本試験における 上皮細胞型の染色は、C5 表出がいまだに確認されていない部分か、組織切片にある C5 と同様で あるが関連のないタンパク質由来のタンパク質配列あるいは構造、又は他の構成要素との組織交 差反応性を示した可能性がある。しかし、タンパク様成分の染色を除く本試験で認められた染色 は全て本来細胞質であり、in vivo では細胞質及び細胞質構造は被験物質に容易に利用できる可能 性は低い。

(17)

本試験報告書はM4.2.3.7.3.1 に含まれている。

8.1.2

正常な非ヒト霊長類(カニクイザル)組織におけるフルオレセイン標識

ALXN1210 の組織交差反応性試験(試験番号

20039107

非ヒト霊長類(カニクイザル)組織の凍結切片を用いたGLP 適用試験を実施し、ヒト C5 に対 するmAb である ALXN1210 のフルオレセイン標識体の交差反応性について検討した。組織結合 性を検出するため、フルオレセイン標識 ALXN1210(ALXN1210-FITC)は 20 及び 2 μg/mL の 2 濃度で正常カニクイザル組織(各組織当たり2 匹のドナー)の凍結切片に添加された。加えて、 被験物質と異なる抗原特異性を有するmAb(対照物質、OX-90G2G4-FITC)を被験物質の代わり に用いた。また、アッセイから被験物質及び対照物質を除いた別のコントロールを設けた(アッ セイコントロール)。 ALXN1210-FITC は両染色濃度で陽性対照成分(精製ヒト補体 C5 UV-レジンのスポットスラ イド、hC5)の中等度から非常に強い染色を示したが、陰性対照成分(ヒト高カルシウム血症の アミノ酸残基1-34、UV-レジンのスポットスライド、PTHrP 1-34)とはいずれの染色濃度でも明 確な反応を示さなかった。対照物質OX-90G2G4-FITC は陰性及び陽性対照成分のいずれとも特定 の反応を示さなかった。アッセイコントロールのスライドに何ら染色はみられなかった。 ALXN1210-FITC は陽性対照成分と極めて良好な反応を示したこと、陰性対照成分と特定の反応 を示さなかったこと、及び対照物質の反応がなかったことは、本アッセイの感度、特異性及び再 現性が良好であることを示している。 カニクイザル組織パネルでみられたALXN1210-FITC 染色パターンを以下のとおりまとめる。

ほとんどのカニクイザル組織のタンパク様成分

以下の組織の細胞質及び/又は細胞質顆粒 − リンパ節、脾臓及び扁桃腺の単核球 − ファローピウス管(卵管)の上皮 タンパク様成分の染色を除く本試験で認められた染色は全て本来細胞質であり、in vivo では細 胞質及び細胞質構造は被験物質に容易に利用できる可能性は低い。 ALXN1210-FITC はヒト C5 に特異的であり、サルの C5 を認識しない。カニクイザル組織パネ ルでみられた ALXN1210-FITC 染色パターンは、ヒト組織交差反応性試験(試験番号 20039106) においてヒト組織パネルでみられた染色パターンと比較して、全体に強度及び出現頻度は低かっ た。さらに、ヒト組織パネルでは、血小板、巨核球、膵管上皮、頸部上皮、肝細胞及び中皮の染 色が認められたが、カニクイザル組織パネルではこれらの組織成分は染色されなかった。 ALXN1210-FITC はカニクイザルの C5 に結合することは予測されなかったので、今回の組織交差 反応性試験で観察された染色は、乾燥、固定剤の曝露又は他の要因によるアーチファクトとして のC5 の変化である可能性、あるいはヒト及びサル組織で認められた全ての染色は C5 によるもの ではなく、タンパク様成分、単核球及び少数の上皮細胞との交差反応/FcR 介在性結合を含む可 能性を示していると考えられる。 本試験報告書はM4.2.3.7.3.2 に含まれている。

(18)

9 考察及び結論

M2.6.6 の8項及びM2.6.2に記載したとおり、ALXN1210 は検討したいずれの非ヒト動物種(カ ニクイザルを含む)において薬理学的活性及び交差反応性を示さなかった。ALXN1210 はヒト C5 に特異的であるため、ALXN1210 の非臨床安全性試験(安全性薬理試験、一般毒性及び生殖発生 毒性試験)はヒトにおける標的毒性を予測できない。加えて、カニクイザルでの薬物動態試験で カニクイザル抗ヒト抗体(CAHA)の産生による ALXN1210 のクリアランスの増加が認められ、 ALXN1210 の非臨床毒性試験の結果解釈(標的外の影響のみ評価)は ALXN1210 の抗体反応及び クリアランスの影響により更に複雑になることが示唆された。 長期C5 阻害による毒性の有無を検討するとともに、生殖機能に対する C5 阻害の影響を評価す る目的で、マウス抗マウスC5 サロゲート抗体(BB5.1)を用いて、マウス 26 週間反復投与毒性 試験、並びにマウス生殖発生毒性試験(Segments I、II 及び III)を実施した。ALXN1210 と同様 に、サロゲート抗体であるBB5.1 は、C5 に直接結合してその開裂を阻害することにより、マウス でのC5a 及び C5b-9 の生成を抑制する。実施したいずれの非臨床毒性試験でも、サロゲート抗体 であるマウス抗マウスC5 mAb(BB5.1、mAb)の長期抗 C5 投与による毒性所見は認められなか った。 BB5.1 mAb のマウス 26 週間反復投与毒性試験の目的は、C5 の長期阻害による毒性を評価する ことであった。この主要な試験では被験薬の投与に関連した毒性は認められず、結果としてNOEL は60 mg/kg/週(30 mg/kg の週 2 回投与)と推定された。この用量における補体 C5 の阻害作用は、 試験期間中の平均溶血活性が雌で5%未満、雄で 22.5%未満とのデータにより確認された。したが って、マウスにおける本毒性試験により、通常な試験条件下で C5 の大規模な阻害が持続的及び 長期に及んでも、明らかな毒性及びリスクと関係がないというエビデンスが得られた。 マウスの抗体であるBB5.1 mAb は、CD-1 マウスにおける受胎能及び着床までの初期胚発生、 胚・胎児発生、並びに出生前・出生後の発生に対する C5 阻害の影響を評価するためにも使用し た(M2.4.4.2)。これらの3 試験では、最高用量として 30 mg/kg を週 1 回又は 2 回投与した。前述 のとおり、最高用量の投与レジメンは補体活性の変動しやすい阻害と関連していた。得られたデ ータより、補体活性の阻害は、妊娠動物又は授乳中の雌よりも雄の方が本質的に高かった。さら に、雌のデータを4 週間用量設定試験及び 26 週間投与毒性試験の雌で得られたデータと比較する と、妊娠動物及び泌乳動物の溶血活性(60%超)は、非妊娠動物/非泌乳動物よりも(5%未満) かなり高かった。このことから、妊娠及びおそらく授乳状態は、存在する補体の量又は抗体の阻 害能に影響を与えることが示唆された。別の可能性として妊娠及び授乳中の抗体の体内動態に劇 的な変化があると考えられる。 BB5.1 mAb の生殖発生毒性試験 3 試験で懸念される唯一の所見は、胚・胎児発生に関する試験 における高用量群の3 例の形態異常(片側性の網膜形成異常 2 例及び臍帯ヘルニア 1 例)であっ た。試験責任者は、これらの形態異常を投薬に関連した影響と判断したが、その関連に議論の余 地があった。60 mg/kg/週群における形態異常所見については、毒性コンサルタントに委託して評 価した(6709-105 試験レポートに添付した RTI Project No. 08412.007)。報告書データ及び催奇形 性に関する文献を精査した結果、臍帯ヘルニアは背景データでも認められること、網膜形成異常 は剖検又は標本作製時にアーチファクトとして発現した形態異常である可能性があることから、 これらの胎児異常は被験薬の投与に関連する可能性が低いと判断された。CD-1 マウスは臍帯ヘル ニア(Rogers 1986; Yusa 1981; Thumkeo 2005)及びひだのある網膜形成異常(Weiner 2004; Omri 1998) を発症しやすいが、これらの形態異常は対照群動物ではまれと認識されている。臍帯ヘルニアは

(19)

CD-1 マウスにおける古いデータベースのみに記載されていた(Palmer 1972)。ひだのある網膜は、 網膜の異常形成を表す用語であり、網膜内層のひだよりなる。原因論より、このような形態異常 は先天的、又は後天的な網膜の異常形成による、あるいは標本作製時のアーチファクトである可 能性がある。安全性試験における実験動物の発達中眼の検査は、かみそりの刃を用いて垂直最高 点のアイカップの中を通って固定した頭部の横断切片により実施した。解剖用顕微鏡では、ひだ のある網膜は硝子体腔に入り込んだ網膜の小さなマウンドとして見えており、このような変化は 網膜のいずれの部位でも生じる。病理組織学的検査では、眼球内の異常がなく網膜細胞は正常で あった。 以前は胎児を70%エチルアルコールに入れて数日間置き、その後、固定用のブアン液に移して いたが、その時には網膜のひだは普通にみられた所見であった。ひだのある網膜の出現率は新鮮 な胎児を直接ブアン液に漬けることにより大幅に減少した(Szczech 1976)。しかし、対照群のマ ウス、ラット及びウサギでは、背景データ中に明確な出現率としてなお観察される。チャールズ・ リバーラボラトリー前臨床サービスのペンシルバニア施設(Argus Laboratory)より、2002 年 1 月 から2004 年 1 月までの間で妊娠 21 日に収集された対照群のラット(Crl:CD(SD)IGS BR)胎児の 背景データでは、ひだのある網膜の胎児を有するリッターの出現率は3.11%であり(901 例中 28 例)、ひだのある網膜を示す胎児の出現率は0.48%であった(6210 例中 30 例)。 20 を超える企業、大学、コンサルタント及び政府機関により集積された中部大西洋・生殖及び 奇形学協会(MARTA)の用語集では、網膜のひだは標本作製中のアーチファクトである可能性の ある網膜層の凹凸として定義されている(Wise 1997)。網膜、視神経及び硝子体は発生学上で密 接に関係しており、1 組織の異常は他の組織の異常と関連がある。そのため、網膜形成異常は小 眼症、無眼症、出血等のような眼の他の異常を伴わない片側性であることから、BB5.1 mAb の当 該試験で観察されたひだのある網膜2 例は、標本作製工程でのアーチファクトであると考えられ た。 ALXN1210 の単回静脈内投与によるカニクイザル薬物動態試験(試験番号 1727-009、M2.6.4) では、良好な忍容性を示した。当該試験では投与部位に局所変化は認められなかった。加えて、 ALXN1210 の皮下投与製剤についてはウサギ局所刺激性試験で評価された。ALXN1210 を単回皮 下投与した結果、忍容性は良好であり、投与部位に局所的な肉眼的及び組織学的変化は認められ なかった。しかし、ALXN1210 を反復投与した際の評価は、ウサギ抗ヒト薬物抗体(ADA)反応 の結果、ALXN1210 のヒトにおける安全性に関連するとは考えられない変化により複雑になった。 ICH S6(R1) ガイドラインに従い、遺伝毒性試験は実施しなかった。同種同効薬であるエクリズ マブは、がん原性試験で通常使用される動物種(マウス及びラット)の C5 と交差反応しないた め、がん原性試験を実施していない。加えて、マウス抗マウスC5 抗体(BB5.1 mAb)の 26 週間 反復投与毒性試験では、C5 活性を明らかに阻害する 60 mg/kg/週の用量まで発がん性リスクを示 唆する細胞毒性や増殖活性は示さなかった(M2.4.4.1)。 結論として、ALXN1210 の薬理作用を示す動物種が存在しないこと、及び動物における ADA 産生によりALXN1210 の毒性評価は限定された。しかし、ALXN1210 の単回投与では良好な忍容 性が認められ、投与部位に変化がみられず、交差反応性試験では予想されない如何なる結合性も 示さなかった。さらに、サロゲート抗体であるマウス抗マウス C5 抗体を用いたマウスの長期投 与毒性試験及び生殖発生毒性試験では、C5 の長期阻害による毒性変化は認められなかった。

(20)

10 参考文献

Leach MW, Rottman JB, Hock MB, Finco D, Rojko JL, Beyer JC. Immunogenicity/hypersensitivity of biologics. Toxicol Pathol. 2014 Jan;42(1):293-300.

Omri B, Blancher C, Neron B, Marty MC, Rutin J, Molina TJ, et al. Retinal dysplasia in mice lacking p56lck. Oncogene 1998 May 7;16(18):2351-6.

Palmer AK. Sporadic malformations in laboratory animals and their influence on drug testing. Adv Exp

Med Biol 1972;27:45-60.

Rogers JM, Carver B, Gray LE, Jr., Gray JA, Kavlock RJ. Teratogenic effects of the fungicide dinocap in the mouse. Teratog Carcinog Mutagen 1986;6(5):375-81.

Szczech GM, Purmalis BP, Carlson RG. Folded retinas in rat fetuses: artifacts produced by fixation in alcohol. Toxicol Appl Pharmacol 1976 Feb;35(2):347-54.

Thumkeo D, Shimizu Y, Sakamoto S, Yamada S, Narumiya S. ROCK-I and ROCK-II cooperatively regulate closure of eyelid and ventral body wall in mouse embryo. Genes Cells 2005 Aug;10(8):825-34. Weiner JA, Koo SJ, Nicolas S, Fraboulet S, Pfaff SL, Pourquie O, et al. Axon fasciculation defects and retinal dysplasias in mice lacking the immunoglobulin superfamily adhesion molecule BEN/ALCAM/SC1.

Mol Cell Neurosci 2004 Sep;27(1):59-69.

Wise LD, Beck SL, Beltrame D, Beyer BK, Chahoud I, Clark RL, et al. Terminology of developmental abnormalities in common laboratory mammals (version 1). Teratology 1997 Apr;55(4):249-92.

Yusa T. Chromosomal and teratogenic effects of oxygen in the mouse. Br J Anaesth 1981 May;53(5):505-10.

(21)

TABLE OF CONTENTS

2.6.7 毒性試験概要表 ... 2 2.6.7.1 毒性試験:一覧表 ... 2 2.6.7.2 トキシコキネティクス:トキシコキネティクス試験の一覧表 ... 4 2.6.7.3 トキシコキネティクス:トキシコキネティクス試験成績の一覧 ... 4 2.6.7.4 毒性試験:使用ロット ... 5 2.6.7.5 単回投与毒性試験 ... 6 2.6.7.6 反復投与毒性試験:重要な試験以外の試験 ... 7 2.6.7.7 反復投与毒性試験:重要な試験 ... 8 2.6.7.8 In Vitro 遺伝毒性試験 ... 10 2.6.7.9 In Vivo 遺伝毒性試験 ... 10 2.6.7.10 がん原性試験 ... 10 2.6.7.11 生殖発生毒性試験:重要な試験以外の試験 ... 10 2.6.7.12 生殖発生毒性試験:受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験 ... 11 2.6.7.13 生殖発生毒性試験:胚・胎児発生に関する試験 ... 13 2.6.7.14 生殖発生毒性試験:出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験 ... 15 2.6.7.15 新生児を用いた試験 ... 18 2.6.7.16 局所刺激性試験 ... 19 2.6.7.17 その他の毒性試験 ... 20

(22)

2.6.7 毒性試験概要表

2.6.7.1

毒性試験:一覧表

Overview Test Article: ALXN1210 or BB5.1a Type of Study Species and

Strain Method of Administration Duration of Dosing Test Article and Doses (mg/kg)a GLP Compliance Testing Facility Study Number Location (Module 4)

Single-Dose

Toxicity No single dose studies performed. - Repeat-Dose Toxicity Four-Week Intravenous Injection Range-Finding Study in Mice with BB5.1

CD-1 mice Intravenous 4 weeks BB5.1 (mg/kg/week) 0, 30, 60, 90 Yes 6709-109 4.2.3.2.2 Twenty-six Week Intravenous Injection Toxicity Study of BB5.1 in Mice with a 4-Week Recovery

CD-1 mice Intravenous 26 weeks BB5.1 (mg/kg/week) 0, 30, 60 Yes 6709-108 4.2.3.2.1 Genotoxicity No studies performed. - Carcinogenicity No studies performed. - Reproductive and Developmental Toxicity

Study of Fertility and Early Embryonic Development to Implantation in Mice with BB5.1

CD-1 mice Intravenous Weeklyb BB5.1

(mg/kg/week) 0, 30, 60d

Yes 6709-104 4.2.3.5.1.1

Mouse Developmental

Toxicity Study with BB5.1 CD-1 mice Intravenous F: GD6-15

c BB5.1

(mg/kg/week) 0, 30, 60e

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Overview Test Article: ALXN1210 or BB5.1a Type of Study Species and

Strain Method of Administration Duration of Dosing Test Article and Doses (mg/kg)a GLP Compliance Testing Facility Study Number Location (Module 4)

Study for Effects on Pre- and Postnatal Development, Including Maternal

Function, in the Mice with BB5.1 CD-1 mice Intravenous F: GD6-LD18c BB5.1 (mg/kg/week) 0, 30, 60 Yes 6709-107 4.2.3.5.3.1 Local Tolerance

ALXN1210: A Single Dose and Repeat Dose

Subcutaneous Local Tolerance Study in Rabbits

NZW rabbit Subcutaneous 2 weeks ALXN1210 subcutaneous formulation (100 mg/mL) (mg/kg/dose) 30, 60, 100 Yes 1727-050 4.2.3.6.1 Other Toxicity Studies A Tissue Cross-Reactivity Study of Fluoresceinated ALXN1210 in Normal Human Tissues

Human NA: in vitro NA FITC-ALXN1210

NA Yes 20039106 4.2.3.7.3.1 A Tissue Cross-Reactivity Study of Fluoresceinated ALXN1210 in Normal Non-Human Primate (Cynomolgus Monkey) Tissues Cynomolgus

monkey NA: in vitro NA FITC-ALXN1210 NA Yes 20039107 4.2.3.7.3.2

a- The no observed adverse-effect level (NOAEL) or no observed-effect level (NOEL) is underlined. BB5.1 is a mouse antimouse C5 surrogate antibody. b- Males - 4 weeks prior to mating until termination; females - 2 weeks prior to mating through Gestation Day 7.

c- GD = gestation day; LD = lactation day.

d- The NOAEL for male toxicity was 60 mg/kg/week; the NOEL for female toxicity, male/female fertility, and embryo-fetal viability was ≥ 60 mg/kg/week.

e- The NOAEL for maternal toxicity and embryo-fetal toxicity was ≥ 60 mg/kg/week; the NOEL for developmental toxicity was determined to be 30 mg/kg/week based on observations of apparent treatment-related malformations at 60 mg/kg/week. An independent toxicology consultant concluded that these malformations were unlikely to be related to treatment.

(24)

2.6.7.2

トキシコキネティクス:トキシコキネティクス試験の一覧表

トキシコキネティクス試験は実施しなかった。

2.6.7.3

トキシコキネティクス:トキシコキネティクス試験成績の一覧

(25)

2.6.7.4

毒性試験:使用ロット

Drug Substance ALXN1210 Test Article: ALXN1210

Batch No. Purity (%) Specified Impurities (%) Study Number Type of Study

(ALXN1210G1201A) (FITC-ALXN1210)

99.3% monomer 0.7% aggregate NA NA 20039106, 20039107 Tissue cross-reactivity in normal human and normal cynomolgus monkey tissues

(FITC-ALXN1210) (subcutaneous formulation at

100 mg/mL)

98.9% monomer 1.1% aggregate NA NA 1727-050 Local tolerance in NZW rabbits, 1210 subcutaneous formulation (ALXN1210)

(26)

2.6.7.5

単回投与毒性試験

(27)

2.6.7.6

反復投与毒性試験:重要な試験以外の試験

Nonpivotal Studies Test Article: BB5.1 Species/

Strain Method of Administration (Vehicle/ Formulation)

Duration of

Dosing Doses (mg/kg/week) Gender, Number per Group

NOAEL

(mg/kg/week) Noteworthy Findings Study Number

CD-1

mice IV (20 mM tris- buffered saline 4 weeks 0, 30, 60, 90 Female, 7 90 There were no indications of toxicity at any dose level. PD analysis of serum-mediated RBC hemolysis indicated that the extent of hemolytic inhibition was lower at

30 mg/kg/week (34 ± 12% hemolysis day 8, 20 ± 13% day 15, <20% Days 22 and 29) than at the higher doses (<20% hemolysis Days 8, 15, 22, and 29).

As the levels of inhibition at 60 and 90 mg/kg/week were similar, the

recommended high dose of BB5.1 mAb in future toxicology studies was

60 mg/kg/week.

(28)

2.6.7.7

反復投与毒性試験:重要な試験

Report Title: 26-Week Intravenous Injection Toxicity Study of BB5.1 in Mice With a 4-Week Recovery Test Article: BB5.1 mAb Species/Strain: CD-1 Mice Duration of Dosing: 26 weeks Study No. 6709-108

Initial Age: 6 Weeks Duration of Postdose: 4 weeks Location in CTD: 4.2.3.2.1 Date of First Dose: 20 Aug 2001 Method of Administration: IV

Vehicle/Formulation: Tris-buffered Saline GLP Compliance: Yes Special Features: None

No Observed Adverse Effect Level: 60 mg/kg/week

Weekly Dose (mg/kg) 0 (Control) 30 60

Number of Animalsb M: 25 F: 25 M: 15 F: 15 M: 25 F: 25 Toxicokinetics: % Hemolysis

Week 1 Week 12 Week 25

After 4 weeks recovery: Week 30

72.5 81.4 85.6 86.6 68.3 74.2 85.3 85.1 79.2 15.7 18.8 No sample 70.8 13.3 14.5 No sample 69.1 11.0 21.0 67.5 50.9 3.9 4.6 41.7 Noteworthy Findings:

Died or Sacrificed Moribundc 3 1 0 0 3 2 Mean Body Weight (%a) 9.5 g 5.5 g -10.5 5.2 5.0 17.9 Total Food Consumption (%a) 1036 g 961 g 3.5 2.7 4.0 1.7

Clinical Observations - - - - Ophthalmoscopy - - - - Hematologyd - - - - - - Serum Chemistryd - - - - - - Organ Weightse (%) - - - - - - Gross Pathologyf - - - - - - Histopathologyf - - - - - - Postdose Evaluation: Number Evaluated 8 10 0 0 8 9

Total Food Consumption (%g) 162.4 g 153.1 g 3.9 1.2 Mean Body Weight (%g) 0.8 g 0.5 g -50.0 70.5

Hematologyd - - - -

Serum Chemistryd

(29)

Report Title: 26-Week Intravenous Injection Toxicity Study of BB5.1 in Mice With a 4-Week Recovery Test Article: BB5.1 mAb Organ Weighte,f (%)

Liver/Gallbladder 2.12 g 1.55 g 7 14* Key: - Dunnett’s t test * p<0.05, ** p<0.01.

a- At end of dosing period. For controls, group means are shown. For treated groups, percent differences from controls are shown. Statistical significance was based on actual data (not on percent differences). Statistically significant changes were occasionally noted but did not occur consistently, and overall mean body weight and food consumption changes were not affected by treatment.

b- The first 15 mice/sex/group were designated for terminal sacrifice following at least 26 weeks of treatment. The last 10 mice/sex in Groups 1 and 3 were designated to undergo at least 4 weeks of recovery following at least 26 weeks of treatment.

c- None of the deaths were related to test article due to a lack of dose relationship and treatment-related histomorphologic findings. d- There were no treatment-related clinical pathology findings.

e- Both absolute and relative weights differed from controls in the direction indicated. Number indicates percent difference for the absolute organ weights. No statistically significant differences were observed in other organs examined.

f- There were no macroscopic or histomorphologic findings indicative of a treatment-related effect.

(30)

2.6.7.8

In Vitro 遺伝毒性試験

In vitro 遺伝毒性試験は実施しなかった。

2.6.7.9

In Vivo 遺伝毒性試験

In vivo 遺伝毒性試験は実施しなかった。

2.6.7.10 がん原性試験

がん原性試験は実施しなかった。

2.6.7.11

生殖発生毒性試験:重要な試験以外の試験

重要な試験以外の生殖発生毒性試験は実施しなかった。

(31)

2.6.7.12 生殖発生毒性試験:受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験

Report Title: Study of Fertility and Early Embryonic Development to Implantation in Mice With BB5.1 Test Article: BB5.1 mAb Design similar to ICH 4.1.1? Yes Duration of Dosing: Male: 4 weeks prior to mating until

termination

Female: 2 weeks prior to mating through day 7 of gestation

Study No. 6709-104

Species/Strain: CD-1 Mice Day of Mating: Day 0 Location in CTD: 4.2.3.5.1.1 Initial Age: 9 Weeks Day of C-section: Day 13 of Gestation

Date of First Dose: Week of 13 Aug 2001 Method of Administration: IV GLP Compliance: Yes Special Features: None Vehicle/Formulation: Tris-buffered saline

No Observed Adverse Effect Level:

Males: Toxicity: 60 mg/kg/week. Fertility: ≥ 60 mg/kg/week

Females: Toxicity, fertility, and embryo-fetal viability: ≥ 60 mg/kg/week

Weekly Dose (mg/kg) 0 (Control) 30 60 Males

Toxicokinetics: % Hemolysis Week 4

Week 10 90.2 100 24.6 27.2 7.0 16.2

No. Evaluated 25 25 25

No. Died or Sacrificed Moribund 0 0 2b

Clinical Observations - - - Necropsy Observations - - - Body Weight (%a) Day 72 42.7 g -2.7 -6.6 Organ Weight Prostatec 0.265 g -5.6 -7.8 Food Consumption (%a) Day 0-28 6.6 g/day -1.5 -3.0

Mean No. of Days Prior to Mating 2.4 2.6 2.4

No. of Males that Mated 24 25 25

No. of Fertile Males (Successfully Mated) 24 24 22

Motilityd % 85 91 87

Epididymal Countd (million sperms/gram) 1549.7 1542.3 1450.4

Females

Toxicokinetics: % Hemolysis Gestation Day 12 98.4 50.6 50.6

No. Evaluated 25 25 25

(32)

Report Title: Study of Fertility and Early Embryonic Development to Implantation in Mice With BB5.1 Test Article: BB5.1 mAb

Clinical Observations - - -

Necropsy Observations - - -

Premating Body Weight (%e) 27.04 g 0.6 1.3

Gestation Body Weight (%e) 42.14 g -0.8 0.05

Premating Food Consumption (%e) 5.4 g/day 0 0

Gestation Food Consumption (%e) 6.6 g/day 4.3 0

Mean No. of Estrous Cycles/14 days 1 1 1

Mean No. of Days Prior to Mating 2.4 2.6 2.5

No. of Females Sperm-Positive 22 25 24

No. of Pregnant Females at C-section 22 24 21

No. Aborted or with Total Resorption of Litter 0 0 0

Mean No. of Corpora Lutea 13.8 14.1 14.1

Mean No. of Implantations 13.1 13.0 13.1

Mean % Preimplantation Loss 4.7 7.5 6.2

Mean No. of Live Conceptuses 12.2 11.6 11.9

Mean No. of Resorptions 1.0 1.4 1.2

No. of Dead Conceptuses 0 0 0

Mean % Postimplantation Loss 7.3 11.1 10.7

Key: - Dunnett’s t test * p<0.05, ** p<0.01.

a- For controls, group means are shown. For treated groups, percent differences from controls are shown. b- Not attributed to test material.

c- Relative organ weight. For controls, group means are shown. For treated groups, percent differences from controls are shown. Statistical significance was based on actual data (not percent differences). No statistically significant differences were observed in other organs examined.

d- Evaluated in the first 10 surviving males/group.

e- At end of premating or gestation period. For controls, group means are shown. For treated groups, percent differences from controls are shown. Statistical significance was based on actual data (not percent differences).

(33)

2.6.7.13 生殖発生毒性試験:胚・胎児発生に関する試験

Report Title: Mouse Developmental Toxicity Study with BB5.1 mAb Test Article: BB5.1 mAb Design similar to ICH 4.1.3? Yes Duration of Dosing: GD6-GD15 Study No. 6709-105

Day of Mating: Day 0

Species/Strain: CD-1 Mice Day of C-Section: GD18 Location in CTD:4.2.3.5.2.1 Initial Age: Approximately 12 weeks Method of Administration: IV

Date of First Dose: 23 Aug 2001 Vehicle/Formulation: Tris-buffered saline GLP Compliance: Yes Special Features: None

No Observed Adverse Effect Level: F0 Females: ≥ 60 mg/kg/week F1 Litters: ≥ 60 mg/kg/weekb

Weekly Dose (mg/kg) 0 (Control) 30 60 Dams/Does: Toxicokinetics: % Hemolysis GD 18 78 52.6 62.4

No. Pregnant 20 20 20

No. Died or Sacrificed Moribund 0 0 0

No. Aborted or with Total Resorption of Litter 0 0 0

Clinical Observations - - -

Necropsy Observations - - -

Body Weight (%a) 50.85 g 0.45 4.11

Food Consumption (%a) 7.2 g 4.2 0

Mean No. of Corpora Lutea 12.6 13.2 13.7

Mean No. of Implantations 12.0 12.2 12.6

Mean % Preimplantation Loss 6.4 7.0 8.3

Litters:

No. of Litters Evaluated 17 16 19

Mean No. of Live Fetuses 11.9 12.2 12.1

Mean No. of Resorptionsc 1.2 0.8 0.7

No. of Litters with Dead Fetuses 0 0 0

Mean % Postimplantation Lossc 9.3 5.7 5.5

Mean Fetal Body Weight (g) 1.37 1.38 1.33

Fetal Sex Ratios 50:50 52:48 53:47

Fetal Anomaliesd:

Gross External Anomalies: Malformations

(34)

Report Title: Mouse Developmental Toxicity Study with BB5.1 mAb Test Article: BB5.1 mAb Malrotated Hindlimbs 0 (0) 1 (1) 0 (0) Umbilical Hernia 0 (0) 0 (0) 1 (1) Exencephaly 1 (1) 0 (0) 0 (0) Variations 0 (0) 0 (0) 0 (0) Visceral Anomalies: Malformations Cleft Palate 0 (0) 1 (1) 0 (0)

High Arched Palate 1 (1) 0 (0) 0 (0)

Retinal Dysplasia 0 (0) 0 (0) 2 (2)

Acrania 1 (1) 0 (0) 0 (0)

Variations

Urinary Bladder Distended 2 (1) 1 (1) 3 (2)

Skeletal Anomalies Malformations

Sternebra(e) malformed 1 (1) 1 (1) 0 (0)

Major fusion of sternebra(e) 0(0) 1 (1) 0 (0)

Forked/fused rib(s) 1 (1) 0 (0) 0 (0)

Variations

Accessory bone(s) in skull 8 (5) 15 (8) 13 (8)

Incomplete ossification of skull 0 (0) 1 (1) 1 (1)

Less than 4 caudal verterbrae ossified 1 (1) 0 (0) 0 (0)

Sternebra(e) asymmetrically ossified 7 (5) 6 (5) 6 (5)

Sternebra(e) extra ossification sites 6 (3) 12 (7) 5 (3)

5th/6th sternebra(e) incomplete ossification 1 (1) 0 (0) 0 (0)

Minor fusion of sternebrae 1 (1) 0 (0) 0 (0)

5th/6th sternebra(e) bipartite 1 (1) 1 (1) 1 (1)

Other sternebra(e) incomplete ossification 1 (1) 0 (0) 0 (0)

14th full rib(s) 9 (6) 15 (11) 18 (10)

14th rudimentary rib(s) 17 (10) 17 (9) 26 (13)

14th unilateral full rib 3 (2) 1 (1) 4 (3)

Key: Dunnett’s t test * p<0.05, ** p<0.01.

a- At end of dosing period. For controls, group means are shown. For treated groups, percent differences from controls are shown. Statistical significance was based on actual data (not percent differences).

b- Based on 1 incidence of umbilical hernia and 2 incidences of unilateral retinal dysplasia observed at 60 mg/kg/week, which are unlikely to be treatment related. c- Numbers used were calculated from litters with viable fetuses.

Table 1:  毒性試験プログラム

参照

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